JPH0612579Y2 - リミツトスイツチ - Google Patents

リミツトスイツチ

Info

Publication number
JPH0612579Y2
JPH0612579Y2 JP1986109289U JP10928986U JPH0612579Y2 JP H0612579 Y2 JPH0612579 Y2 JP H0612579Y2 JP 1986109289 U JP1986109289 U JP 1986109289U JP 10928986 U JP10928986 U JP 10928986U JP H0612579 Y2 JPH0612579 Y2 JP H0612579Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
built
fixed
plunger
piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986109289U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6319717U (ja
Inventor
繁信 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp filed Critical Omron Corp
Priority to JP1986109289U priority Critical patent/JPH0612579Y2/ja
Publication of JPS6319717U publication Critical patent/JPS6319717U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0612579Y2 publication Critical patent/JPH0612579Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、物体検知等に利用されるリミットスイッチ
に関する。
《従来の技術》 リミットスイッチは、内蔵スイッチを収納したスイッチ
ボックスと、内蔵スイッチを作動させるためのアクチュ
エータとを備えている。このリミットスイッチは、ベル
トコンベアライン等に取付けられ、コンベア上の被検体
がぶつかるとアクチュエータを介して内蔵スイッチを作
動させ、そのスイッチのオン・オフ信号をリード線を通
じて外部へ取り出すようにしている。
そして、そのリード線は複数結束された状態で絶縁パイ
プとともにスイッチボックスに形成された挿入口から挿
入されて内蔵スイッチの端子に接続される。
《考案が解決しようとする問題点》 このように外部リード線をスイッチボックス内に挿入さ
せて内蔵スイッチに接続させるリミットスイッチにあっ
ては、外部リード線が挿入されてくる突き当り面におい
て直角に内蔵スイッチの接続端子面が設けられている。
しかも、この突き当り面と挿入口との距離は僅かである
ために、挿入された複数の外部リード線の先端部がその
突き当り面でぶつかって、接続作業で必要とされるだけ
の挿入量が容易に得られなかったり、複雑に入り乱れて
屈曲挿入され次工程の接続作業に手間取るというような
不都合があった。
従って、この考案の目的は、外部リード線の整然とした
挿入が簡単に行え、かつ、次工程の接続作業がスムーズ
に行い得るようにしたリミットスイッチを提供すること
にある。
《問題点を解決するための手段》 この考案によるリミットスイッチは、外部リード線を挿
入する筒状部を有したスイッチボックスと、前記スイッ
チボックス内に収納され且つケース本体によってユニッ
ト化された内蔵スイッチと、前記スイッチボックスに設
けられて前記内蔵スイッチを作動させるアクチュエータ
とを備え、前記筒状部から挿入される外部リード線を前
記ケース本体に設けた突状隔壁の間に形成され水平面を
有する凹部に取付けてなるリミットスイッチであって、
前記凹部の水平面の先端に連続しこの凹部から前記筒状
部に向かって下がるように形成されて前記外部リード線
を前記筒状部より前記凹部側へ導く傾斜面を、前記ケー
ス本体に設けたことを特徴とする。
《実施例》 第1図乃至第5図は本考案に係るリミットスイッチの一
実施例を示すもので、第1図はその平面図、第2図は第
1図のII−II線矢視側面図、第3図は第1図のIII−III
線断面矢視図、第4図は第1図のカバーを外した状態
で、且つ一部を破断した一部破断平面図、第5図は第2
図のV−V線断面矢視図である。
図に於いて、リミットスイッチ1は矩形のスイッチボッ
クス2の中に内蔵スイッチ3を収納してなるとともに、
この内蔵スイッチ3の押釦42を操作するアクチュエー
タを一体に備えたもので、且つ、内蔵スイッチ3の作動
状態を表示用発光ダイオード16で表示する構造もので
ある。
スイッチボックス2は内蔵スイッチ3を収納する収納凹
部5と可動プランジャ6を受け入れるプランジャ取付孔
7とを有し、収納凹部5と可動プランジャ6とは隔壁8
にて分離されているが、プランジャ取付孔7の軸中心と
対応した位置に収納凹部5とプランジャ取付孔7とに連
通した貫通孔9が形成されている。その貫通孔9には、
プランジャ取付孔7内に補助プランジャ31の後端部3
1Aが摺動可能に突出配置されており、また収納凹部5
内に収納された内蔵スイッチ3の押釦42が貫通孔9と
対応した位置に配置され、補助プランジャ31の摺動変
位で貫通孔9から収納凹部31Aで押釦42が押圧操作
されるようになっている。
この補助プランジャ31はプランジャ取付孔7の底部に
ゴム製シールパッキン32の外端を介して固着されたホ
ルダー33に摺動可能に支持されている。また補助プラ
ンジャ31の前端部にはスプリングシート34が遊嵌さ
れ、このスプリングシート34とホルダー33との間お
よび補助プランジャ31の中間段部31Bとの間にそれ
ぞれ圧縮コイルばね35,36が介装されている。そし
て補助プランジャ31上で、且つ、スプリングシート3
4の前端には組立時にスプリングシート34が補助プラ
ンジャ31から抜け出るのを止める係止リング50が取
付けられ、又、後端側にはホルダー33の後段部33A
に当接する鍔部材51と、補助プランジャ31の後方へ
の変位量、すなわち、補助プランジャ31の後端部31
Aが収納凹部5内に突出する量を規制する鍔状のストッ
パー52とが固定されている。この結果、鍔部材51と
ストッパー52とによって、シールパッキン32の内端
を挟着していることとなる。プランジャ取付孔7の入口
部には別のホルダー29がカバー28を介して固着さ
れ、このホルダー29に可動プランジャ6が摺動可能に
支持されている。可動プランジャ6内の段部6Aには補
助プランジャ31前端部に遊嵌されたスプリングシート
34が当接係止され、その最下端のフランジ部6Bがホ
ルダー29の最下端部に引掛かり、それぞれ抜け止めが
施されている。また、可動プランジャー6の先端部6C
にはローラ軸38を介してローラ37が回転可能に取り
付けられている。
すなわち、上記可動プランジャ6、プランジャ取付孔
7、ホルダー29、補助プランジャ31、シールパッキ
ン32、ホルダー33、スプリングシート34、圧縮コ
イルばね35,36、ローラ37、ローラ軸38等の部
品によってアクチュエータが構成されている。
このアクチュエータは、ローラ37に対して外部から何
ら押圧力は付与されていないとき、圧縮コイルばね3
5,36の付勢力でスプリングシート34とともに補助
プランジャ31は前端側へ可動プランジャ6のフランジ
部6Bがホルダー28の最下端部と当接して位置決めさ
れるまで変位した状態におかれる。すなわち、この状態
では補助プランジャ31の後端部31Aは収納凹部5内
より退避し、また可動プランジャ6は前端から大きく突
出した状態にある。そして、ローラ37に対して外部か
ら押圧力が付与されると可動プランジャ6がプランジャ
取付孔7内側へ摺動変位し、この可動プランジャ6がス
プリングシート34を介して外側の圧縮コイルばね35
および内側の圧縮コイルばね36を押圧する。この時、
内側の圧縮コイルばね36は補助プランジャ31を後端
側へ押圧し、補助プランジャ31はストッパー52が隔
壁8と当接位置決めされるまで後端側へ摺動変位し後端
部31Aが収納凹部5内へ突出した状態となる。そし
て、この後端部31Aによって内蔵スイッチ3の押釦4
2を押し下げ操作する。この押し下げ操作はストッパー
52と隔壁8とが当接し位置決めされることによって押
釦42が内蔵スイッチ3内の接点切換操作を必要とする
ほぼ最小限の変位量を押釦に付与し、内蔵スイッチ3内
の接点切換に必要な部材に加わる付加を少なくして内蔵
スイッチ3の寿命の向上を図っている。そして、ストッ
パー52と隔壁8とが当接して位置決めされた状態で、
更に可動プランジャ6が後端側へ押圧された場合には、
補助プランジャ31とスプリングシート34間は遊嵌関
係におかれているので、スプリングシート34のみは可
動プランジャ6とともに後端側へ摺動変位する。そして
再びローラ37に対する外部押圧力が解除されると、圧
縮コイルばね35、36の復帰力で、可動プランジャ
6、スプリングシート34および補助プランジャ31が
前端側へ変位し初期状態に戻る。
以上のようにアクチュエータを取り付けたスイッチボッ
クス2には、このリミットスイッチ1を他の機器に取り
付けるために上下に貫通した取付孔10が両側部に形成
されており、その上面にはこの取付孔10の一部を囲う
位置にL字形の突起11が設けられ、その下面にはこの
リミットスイッチ1が複数重ねて取り付けられた際に隣
接したリミットスイッチ1の突起11を受け入れて位置
決めする同じくL字形をした位置決め凹部12が形成さ
れている。更にスイッチボックス2の後面には筒状部1
5と孔17とが設けられている。筒状部15はその外周
に形成したねじに、外部リード線13A,13B,13
Cを結束収納した絶縁パイプ14のカップリングナット
(不図示)が螺合固定される。孔17には収納凹部5内
側から発光ダイオード16がその基部16Aを収納凹部
5内壁に当接され位置決めさせた状態で収納される。そ
して、孔17の外方側は外方へ向かうに従い拡開する傾
斜面17Aを有したラッパ状に形成されている。この傾
斜面17Aの形成によって、スイッチボックス2の後端
面2Aから発光ダイオード16が突出する量を実効的に
少なくして外部部材との衝突による破損を防ぐと同時に
外部に表出した発光ダイオード16の照射に寄与する照
射面積を大きく得、且つ、発光ダイオード16から照射
された拡散光を傾斜面17Aで集光させて照射状態の視
認性向上を図っている。
またスイッチボックス2の収納凹部5が形成された部位
の上面18は、プランジャ取付孔7を設けた部位の上面
よりも一段下がった面で形成されている。この上面18
には収納凹部5の開口周縁を囲むようにして連続した突
状壁20と二つのねじ孔21とが形成され、その二つの
ねじ孔21は互いに対角線上に位置している。そして、
この上面18は収納凹部5内に内蔵スイッチ3を収納
後、カバー4が覆われる。カバー4は内面にスイッチボ
ックス2の突状壁20と対応した凹溝22が形成されて
いる。またこの凹溝22内の一側壁面が傾斜面23に形
成されており、この傾斜面23と上面18側の突状壁2
0との間にゴム製のシールリング24を挟着し、且つ、
凹溝22の他側壁25が収納凹部5の内壁26と当接す
るようにしてカバー4が密閉される。このようにして上
面18に取り付けられたカバー4は、この上面18に形
成された二つのねじ孔21と対応形成された取付孔を通
ってねじ孔21へねじ込まれるねじ27の締め付けによ
る押圧力は、傾斜面23によりこの傾斜面23に沿う方
向と傾斜面23に垂直な方向とに分散され、シールリン
グ24を均等に押圧して外部から水等の侵入を防止す
る。また、この構造にあっては、カバー4の他側壁25
が収納凹部5の内壁26と当接するようにして密閉され
るために、二つのねじ孔21にねじ27をねじ締めした
だけであっても、ねじ締めが施されない他の対角線上の
コーナー部が他側壁25と収納凹部5の内壁26との当
接によって浮き上がるのが防止されるので、凹溝22全
体に亘ってシールリング24を均等に押圧することにな
り、少ないねじ締めでより強固なシーリングがなされ、
ねじ締め作業に要する工数低減を図った構造としてい
る。
次に、スイッチボックス2の収納凹部5内に収納される
内蔵スイッチ3は、第6図乃至第8図に示すような構造
となっている。内蔵スイッチ3は第7図中で大雑把に区
画したように、スイッチ部48とその後端に設けられて
端子台49とを一体に設けた構造を有し、更に発光ダイ
オード16が取り付けられて発光を制御するプリント配
線回路53を備え、これらは合成樹脂製のケース本体4
1によってユニット化されている。
スイッチ部48は、ケース本体41に形成されたスイッ
チ部材収納凹部54内に、合成樹脂製の前記押釦42
と、導電性金属材で形成された一対の固定接片43,4
4と、同じく導電性金属材で形成された固定リード片4
5及び可動接片46と、復帰用板ばね47等を組込んだ
構造のものである。
ケース本体41はスイッチボックス2の収納凹部5内の
底面から突出された位置決めピン(不図示)がそれぞれ
挿入される孔55,56を有し、また上面側には外部リ
ード線13A,13B,13Cの先端に固定された圧着
端子57を接続する部位(後述の凹部65,70及び7
1)を設け、下面側にはスイッチ部材収納凹部54及び
プリント配線回路部53の取付部位をそれぞれ設けてい
る。そして端子台49には上面及び下面に各々端部が表
出した導電性金属材で形成された円筒部材58がケース
本体41にインサート成形されており、この円筒部材5
8の内面には圧着端子57を固定するねじ59が取付け
られる雌ねじが形成されている。なお、この円筒部材5
8は、後述する固定接片43,44およびリード片45
の接続片部43A,44A,45Aにバーリングにより
一体に突出形成してもよい。
前記補助プランジャ31の後端部31Aによって押し下
げられる押釦42は、ケース本体41に形成された凹部
60内に摺動可能に受け入れられ、その一端は補助プラ
ンジャ31の後端部31Aと対応した位置に突出し、他
端にはその突出量を凹溝60の段部60Aとの当接で規
制する膨出部42Aが形成されている。
固定リード片45は一枚の金属板材を打ち抜き、且つ折
曲した接続片部45Aと、この接続片部45Aに対して
略直角に上方へ折曲された固定部45Bと、この固定部
45Bから更に上方へ略L字状に折曲された支持部45
Cとを一体に形成してなる。この固定リード片45は固
定部45Bをケース本体41に形成した凹溝61内に圧
入固定し、支持部45Cをスイッチ収納凹部54内に配
置するとともに接続片部45Aをケース本体41の下面
で端子台49の部位に形成された突状隔壁62と63と
で囲まれる凹部66内に配置している。また、固定部4
5Bを固定した凹溝61内の一側壁には二つの突状壁6
1Aが形成されている。この突状壁61Aと他側壁間の
寸法は固定部45Bの板厚よりも若干小さく、従って、
凹溝61内に圧入固定された固定部45Bはその突状壁
61Aと他側壁間の圧接狭持により強固に固定される。
また、凹部66内に配置された接続片部45Aには、そ
の凹部66内に位置する円筒部材58と対応する位置に
孔45Eが設けられており、この孔45E内に円筒部材
58の一端を挿入係止させた後、孔45Eを貫通して突
出した円筒部材58の一部をカシメて固定リード片45
と円筒部材58との電気的接続が図られている。そして
接続片部45Aには、更に下方へ延出した部分にケース
本体41の開口部側に開口するリード線挿入接続用の孔
45Fが形成され、また支持部45Cはその一部を更に
上方へ切り起こして形成した突片45G,45Hが設け
られている。
可動接片46は十分弾性を有した導電性薄板で形成さ
れ、その中間部には押釦42の下端部が当接する当接部
46Dを設け、この当接部46Dの両側に二つの長孔4
6A,46Bが形成されている、そして可動接片46の
一端は長孔46A内に配置された固定リード片45の突
片45Gに形成された係合溝45Iに当接係合され、ま
た可動接点67を設けた他端は固定リード片45とこの
可動接片46間に配設された復帰用板ばね47によって
保持されている。この復帰用板ばね47は、その組付時
に内側へ全体として撓ませばねチャージした状態で一端
が固定リード片45の突片45Hに形成した係合溝45
Jの当接係合され、他端は長孔46B内に形成した係合
凹部46Cに当接係止されている。そして、この復帰用
板ばね47のばねチャージ力で可動接片46を第7図中
左方へ付勢して可動接片46と係合溝45Iとの当接接
合を維持させている。
固定接片43及び44はそれぞれ一枚の金属板材を打ち
抜き、且つ折曲した接続片部43A,44Aと、この接
続片部43A,44Aに対して略直角に上方で折曲され
た固定部43B,44Bと、この固定部43B,44B
から更に上方へ略L字状に折曲された当接部43C,4
4Cとを一体に形成してなる。その各固定接片43及び
44は固定リード片45と同様に二つの突状壁61Aが
形成された凹溝61内にそれぞれ固定部43B,44B
を圧入固定させている。そして固定接片43の当接部4
3Cは可動接片46の上側に、また固定接片44の当接
部44Cは可動接片46の下側にそれぞれ延出配置さ
れ、且つ、可動接片46の可動接点67と対向した位置
に固定接点68,69が各々設けられている。また固定
接片43の接続片部43Aはケース本体41の下面で端
子台49の部位に形成された突状隔壁64と65とで囲
まれる凹部70内に配置されている。そして固定接片4
4の接続片部44Aはケース本体41の下面で端子台4
9の部位に形成された突状隔壁63と64とで囲まれる
凹部71内に配置されている。凹部70,71内に配置
された各接続片部43A,44Aは、その凹部70,7
1内に配置する前記円筒部材58と対応する位置に孔4
3E,44Eがそれぞれ設けられており、固定リード片
45の場合と同様に孔43E,44Eを貫通して突出し
た円筒部材58の一部をカシメて各円筒部材58と固定
接片43,44との電気的接続が図られている。そし
て、接続片部43A,44Aには更に下方へ延出した部
分にリード線挿入接続用の孔43F,44Fがそれぞれ
形成されている。
このように形成されているスイッチ部48は、復帰用板
ばね47の付勢力で可動接点67と固定接点68とが当
接し、可動接点67と固定接点69とが離れた状態で通
常保持されている。そして、前述したアクチュエータの
操作によって補助プランジャ31が後方へ変位し、後端
部31Aで押釦42が押し下げられると、この押釦42
と当接している可動接片46が係合溝45Iとの当接係
合部を支点として下方へ回動変位する。この回動変位が
所定量に達すると復帰用板ばね47が可動接片46を急
速に下方へ回動させて可動接点67の接触を固定接点6
8から固定接点69との接触に切り換える。そして、ア
クチュエータの操作によって補助プランジャ31が再び
前方へ変位して押釦42への押下力は解除され可動接片
46が再び上方へ回動変位するとき、復帰用板ばね47
が可動接片46を急速に上方へ回動させて可動接点67
の接触を固定接点69から固定接点68との接触に切り
換える。すなわち、スイッチに回路切換が行われる。こ
のスイッチ部48にあっては、上述したように可動接片
46の切換操作、特に固定接点68から固定接点69へ
の切換は、可動接片46が復帰用板ばね47の死点を越
えた後は復帰用ばね47の付勢力でその切換が保持され
る。したがって、押釦42の押下量は復帰ばね47の死
点を可動接片46が越える位置まででよい。このことか
ら前述した補助プランジャ31に形成されたストッパー
52の配設位置は、可動接片46が復帰用ばね47の死
点を若干越えるまで押釦42を押下し得るだけ後端部3
1Aが収納凹部5内に突出するように設定されており、
これによって可動接片46等に無理な負荷がかからない
ようにして寿命向上を図っている。
そして上述のようにしてスイッチ部材収納凹部54内に
スイッチ構成部品を組み込んだスイッチ部48は、その
下面側から被せられるスイッチカバー72によって密閉
される。このスイッチカバー72には突状壁63,64
と対向した位置に孔73がそれぞれ形成されており、こ
の孔73に突状壁63,64を嵌合圧入することによっ
てケース本体41に取り付け固定される。
またケース本体41に取り付けられてユニット化が図ら
れたプリント配線回路部53は、ケース本体41に配線
パターンを形成したプリント配線基板30を固定してい
る。プリント配線基板30にはケース本体41に形成さ
れた孔95を貫通して突出された発光ダイオード16の
端子16Bが挿入接続される一対の挿入端子孔75と、
固定接続片43,44及び固定リード片45の接続片部
43A,44A,45A間を接続するリードワイヤー7
6A,76B,76Cが挿入接続される挿入端子孔77
A,77B,77Cと、プリント配線回路53における
発光ダイオードの作動状態を切り換える回路切換プラグ
78,79の端子が挿入接続される挿入端子孔80A,
80B,80Cとが形成されている。そして挿入端子孔
75の一方は一方向整流素子81を介して挿入端子孔8
0C及び77Cにライン82,83,84で接続され、
他方は抵抗85と一方向整流素子81とを介して挿入端
子孔80C及び77Cにライン86,83,87で接続
されている。また、挿入端子孔80Aと77Aはライン
87で、挿入端子孔80Bと77Bはライン88で接続
されている。そしてプリント配線基板30には一端が固
定接片43,44の孔43F,44Fに他端は挿入端子
孔77A,77Bに、また一端が固定リード片45の孔
45Fに他端が挿入端子孔77Cにそれぞれ挿入接続
後、半田固定されたリードワイヤー76A,76B,7
6Cが取り付けられて各固定接片43、44及び固定リ
ード片45と電気的接続が図られている。
次に、ケース本体41に取付けられてユニット化されて
いる端子台49は第6図にその詳細が示されるように、
ケース本体41の上面側、すなわち、スイッチボックス
2の収納凹部5の開口側に向き合う部位に外部リード線
13A,13B,13Cとの接続部を有している。その
ケース本体41の上面側にはケース本体41とともにイ
ンサート成形された前記円筒部材58の一端が夫々表出
されており、また、これらはケース本体41の上面から
突出した突状隔壁62,63,64及び65にて区画分
離されている。そのケース本体41には、前記スイッチ
ボックス2の後面に形成された筒状部15の内側開口1
5Aと対向する位置に、前記凹部66,70及び71の
水平面の先端から連続してこの凹部66,70及び71
のから筒状部15の内側開口15A側へ向かって下がる
ように形成した傾斜面90が設けられている。この傾斜
面90はスイッチボックス2の外側から筒状部15内を
通って収納凹部5内に挿入されてくる前記外部リード線
13A,13B,13Cの先端に固定された圧着端子5
7をその傾斜面90で上方へ導き、外部リード線13
A、13B,13Cの挿入作業を容易にする。
このように、ケース本体41をベースとしてスイッチ部
48、端子台49、プリント配線回路部53とをユニッ
ト化した内蔵スイッチ3は、外部リード線13A,13
B,13Cとの接続に先立ってスイッチボックス2の収
納凹部5内にその収納凹部5内の位置決めピンで位置決
めされて収納される。そして収納凹部5内に固定された
内蔵スイッチ3に対して外部リード線13A,13B,
13Cが筒状部15を通って挿入され、その際に傾斜面
90で上方へ外部リード線13A,13B13Cの先端
各圧着端子57が導かれる。その上方へ導かれてきた圧
着端子57は円筒部材58との間に金属製リングワッシ
ャ91を介在後、円筒部材58の内側雌ねじ部にねじ止
めされるビス59により圧着端子57を介して端子台4
9にしっかりと固定される。この圧着端子57を介して
外部リード線13A,13B,13Cの接続作業は、全
てスイッチボックス2における収納凹部5の開口を通し
て行われる。従って内蔵スイッチ3は外部リード線13
A,13B,13Cを介して外部電源と接続される。
尚、上記実施例にあっては、発光素子として発光ダイオ
ードを使用したが、これは白熱ランプ灯を用いることを
妨げるものでなく、また取付位置も後端面に限ることな
く必要に応じて任意の位置を選択しても良い。
《考案の効果》 以上のように、この考案によるリミットスイッチは、ス
イッチボックスに設けた突状隔壁の間に形成された凹部
の水平面の先端に連続し、この凹部から筒状部に向かっ
て下がるように形成された外部リード線を筒状部より凹
部側へ導く傾斜面を、ケース本体に設けたことから、外
部リード線の接続作業が容易になるとともに、構造が小
型、簡単になり、また接続部が少なくなるので、スイッ
チ自体の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るリミットスイッチの一実施例を示
した平面図、第2図は第1図のII−II線矢視側面図、第
3図は第1図のIII−III線断面矢視図、第4図は第1図
のカバーを外した状態で、且つ一部破断した一部破断平
面図、第5図は第2図のV−V線断面矢視図、第6図は
第1図乃至第5図で示した内蔵スイッチとこのスイッチ
に接続される外部リード端子とを示した拡大斜視図、第
7図は第6図で示した内蔵スイッチの下面カバーを外し
て外面側から見た平面図、第8図は第6図で示した内蔵
スイッチの分解斜視図である。 1……リミットスイッチ、2……スイッチボックス、3
……内蔵スイッチ、6……可動プランジャ、13A,1
3B,13C……外部リード線、15……筒状部、15
A……内側開口、41……ケース本体、42……押釦、
57……圧着端子、62,63,64,65……突状隔
壁、66,70,71……凹部(圧着端子取付用の)、
90……傾斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部リード線を挿入する筒状部を有したス
    イッチボックスと、前記スイッチボックス内に収納され
    且つケース本体によってユニット化された内蔵スイッチ
    と、前記スイッチボックスに設けられて前記内蔵スイッ
    チを作動させるアクチュエータとを備え、前記筒状部か
    ら挿入される外部リード線を前記ケース本体に設けた突
    状隔壁の間に形成され水平面を有する凹部に取付けてな
    るリミットスイッチであって、前記凹部の水平面の先端
    に連続しこの凹部から前記筒状部に向かって下がるよう
    に形成されて前記外部リード線を前記筒状部より前記凹
    部側へ導く傾斜面を、前記ケース本体に設けたことを特
    徴とするリミットスイッチ。
JP1986109289U 1986-07-18 1986-07-18 リミツトスイツチ Expired - Lifetime JPH0612579Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986109289U JPH0612579Y2 (ja) 1986-07-18 1986-07-18 リミツトスイツチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986109289U JPH0612579Y2 (ja) 1986-07-18 1986-07-18 リミツトスイツチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6319717U JPS6319717U (ja) 1988-02-09
JPH0612579Y2 true JPH0612579Y2 (ja) 1994-03-30

Family

ID=30987247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986109289U Expired - Lifetime JPH0612579Y2 (ja) 1986-07-18 1986-07-18 リミツトスイツチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0612579Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5310458B2 (ja) * 2009-10-06 2013-10-09 株式会社デンソー 端子台
JP6080359B2 (ja) * 2012-01-13 2017-02-15 オムロン株式会社 リミットスイッチ
JP6708072B2 (ja) * 2016-09-14 2020-06-10 日産自動車株式会社 筐体のハーネス挿入部構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6046619U (ja) * 1983-09-05 1985-04-02 オムロン株式会社 リミツトスイツチ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6319717U (ja) 1988-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4979083A (en) Lamp with an integral switch
CN113451064B (zh) 按钮开关
JPH0612579Y2 (ja) リミツトスイツチ
JPS5914232U (ja) 押ボタン式電気スイツチ
US3204069A (en) Door switch assembly
JP3733766B2 (ja) インタロック付きランプソケット
US4851623A (en) Push-button switch
US20090032381A1 (en) Switch with electrical member supported in elastic folded contact
JPH0612578Y2 (ja) リミツトスイツチ
JPH0447861Y2 (ja)
KR100295232B1 (ko) 스위치를갖는시프트노브의구조
EP1363301A1 (en) Power-supply switch device with detection switch
JPH07335337A (ja) ジャック
US5239145A (en) Pin jack
JPS6230241Y2 (ja)
JP4139143B2 (ja) 直管形蛍光ランプソケット
JPH0754935Y2 (ja) 縦形多連コネクタ
JPH0218495Y2 (ja)
JPH0649081Y2 (ja) ブラシホルダ装置
KR910005675Y1 (ko) 화재 감지기용 베이스
JPH05290671A (ja) 押しボタンスイッチ
JP3469769B2 (ja) バッテリー接続用コネクタ
KR100296747B1 (ko) 차량의스톱램프스위치구조
JPS6320019Y2 (ja)
JP3043045U (ja) フットスイッチ