JPH061253A - 作業機の操向用油圧装置 - Google Patents
作業機の操向用油圧装置Info
- Publication number
- JPH061253A JPH061253A JP4163273A JP16327392A JPH061253A JP H061253 A JPH061253 A JP H061253A JP 4163273 A JP4163273 A JP 4163273A JP 16327392 A JP16327392 A JP 16327392A JP H061253 A JPH061253 A JP H061253A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydraulic
- power steering
- torque generator
- relief valve
- steering hydraulic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Guiding Agricultural Machines (AREA)
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 操向ハンドルで操作されるトルクジェネレー
タ8にリリーフ弁17を一体に組込み、かつ、トルクジ
ェネレータ8の下方にミッションケース3を配置し、ト
ルクジェネレータ8及びリリーフ弁17夫々に対するド
レン油路を単一で直線状のパイプ路16Aを介して上部
ケースカバー3Aに接続するとともに、トルクジェネレ
ータ8及び上部ケースカバー3Aとパイプ路16Aとを
共に差込み構造によって連結する。 【効果】 ミッションケースが機体前部に配設される構
造の利用と油圧部品の再検討とによる構造工夫により、
操向用油圧装置の接続配管数の節減と長さの短縮が図れ
たとともに、コストダウンも可能になる合理的なものと
して提供することができた。
タ8にリリーフ弁17を一体に組込み、かつ、トルクジ
ェネレータ8の下方にミッションケース3を配置し、ト
ルクジェネレータ8及びリリーフ弁17夫々に対するド
レン油路を単一で直線状のパイプ路16Aを介して上部
ケースカバー3Aに接続するとともに、トルクジェネレ
ータ8及び上部ケースカバー3Aとパイプ路16Aとを
共に差込み構造によって連結する。 【効果】 ミッションケースが機体前部に配設される構
造の利用と油圧部品の再検討とによる構造工夫により、
操向用油圧装置の接続配管数の節減と長さの短縮が図れ
たとともに、コストダウンも可能になる合理的なものと
して提供することができた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、田植機や芝刈機等の作
業機の操向用油圧装置、すなわち、パワーステアリング
装置の改良に関する。
業機の操向用油圧装置、すなわち、パワーステアリング
装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、作業機の操向用油圧装置は、例え
ば実開平1−101304号公報で示されたトラクタの
ように、パワーステアリング用油圧機構(符号9)とは
別の場所にリリーフ弁(符号14に相当)が設けられ、
これら両者と油圧ポンプとミッションケースとを多数の
油圧ホースで接続する構成を採っていた。
ば実開平1−101304号公報で示されたトラクタの
ように、パワーステアリング用油圧機構(符号9)とは
別の場所にリリーフ弁(符号14に相当)が設けられ、
これら両者と油圧ポンプとミッションケースとを多数の
油圧ホースで接続する構成を採っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】つまり、ミッションの
潤滑油と油圧装置の作動油とを兼用させるものであり、
又、油圧ポンプを駆動構造上エンジン部に配置させるこ
とと相まって、油圧ホースの数が多く、かつ、複雑に配
管されており、油圧損失や整備のし易さの点では改善の
余地が残されているものであった。本発明の目的は、操
向用油圧装置の構造見直しにより、油圧配管をシンプル
化及び短縮化させて油圧損失の低減や良好な整備性を得
る点にある。
潤滑油と油圧装置の作動油とを兼用させるものであり、
又、油圧ポンプを駆動構造上エンジン部に配置させるこ
とと相まって、油圧ホースの数が多く、かつ、複雑に配
管されており、油圧損失や整備のし易さの点では改善の
余地が残されているものであった。本発明の目的は、操
向用油圧装置の構造見直しにより、油圧配管をシンプル
化及び短縮化させて油圧損失の低減や良好な整備性を得
る点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、操向ハンドルで操作されるパワーステアリン
グ用油圧機構にリリーフ弁を一体に組込み、かつ、パワ
ーステアリング用油圧機構の下方にミッションケースを
配置し、前記パワーステアリング用油圧機構及びリリー
フ弁夫々に対するドレン油路を単一のパイプ路を介して
ミッションケースに接続するとともに、パワーステアリ
ング用油圧機構又はミッションケースとパイプ路とを差
込み構造によって連結してあることを特徴とする。
本発明は、操向ハンドルで操作されるパワーステアリン
グ用油圧機構にリリーフ弁を一体に組込み、かつ、パワ
ーステアリング用油圧機構の下方にミッションケースを
配置し、前記パワーステアリング用油圧機構及びリリー
フ弁夫々に対するドレン油路を単一のパイプ路を介して
ミッションケースに接続するとともに、パワーステアリ
ング用油圧機構又はミッションケースとパイプ路とを差
込み構造によって連結してあることを特徴とする。
【0005】
【作用】上記特徴構成によれば、リリーフ弁をパワース
テアリング用油圧機構に合体させることによってこれら
を接続する外部配管が省略できるとともに、ミッション
ケースとパワーステアリング用油圧機構との近接配置に
よってこれら両者及びミッションケースとリリーフ弁と
の配管を短縮化できるようになる。パワーステアリング
用油圧機構とリリーフ弁には、夫々作動油タンクである
ミッションケースにドレン油路を配管接続する必要があ
るが、前記合体によってこれらのドレン油路を単一の油
路に集約させることができ、配管数の節減を促進できる
ものとなる。更に、ミッションケースとパワーステアリ
ング用油圧機構との上下配置により、これら両者を接続
するドレン油路を、金属管等による剛性を有したパイプ
路を差込み連結させることが可能になり、接続接手が簡
単化されてその分のコストダウンができるようになる。
テアリング用油圧機構に合体させることによってこれら
を接続する外部配管が省略できるとともに、ミッション
ケースとパワーステアリング用油圧機構との近接配置に
よってこれら両者及びミッションケースとリリーフ弁と
の配管を短縮化できるようになる。パワーステアリング
用油圧機構とリリーフ弁には、夫々作動油タンクである
ミッションケースにドレン油路を配管接続する必要があ
るが、前記合体によってこれらのドレン油路を単一の油
路に集約させることができ、配管数の節減を促進できる
ものとなる。更に、ミッションケースとパワーステアリ
ング用油圧機構との上下配置により、これら両者を接続
するドレン油路を、金属管等による剛性を有したパイプ
路を差込み連結させることが可能になり、接続接手が簡
単化されてその分のコストダウンができるようになる。
【0006】
【発明の効果】従って、ミッションケースが機体前部に
配設される構造の利用と油圧部品の再検討とによる構造
工夫により、操向用油圧装置の接続配管数の節減と長さ
の短縮が図れたとともに、コストダウンも可能になる合
理的なものとして提供することができた。
配設される構造の利用と油圧部品の再検討とによる構造
工夫により、操向用油圧装置の接続配管数の節減と長さ
の短縮が図れたとともに、コストダウンも可能になる合
理的なものとして提供することができた。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を、作業機の一例で
ある田植機の場合について図面に基づいて説明する。図
1に田植機が示され、1はエンジン、2は前輪、3はフ
ロントミッション、4は後輪、5は操縦部、6は操向ハ
ンドル、12はベルト無段変速装置、13は植付部であ
る。この田植機では、操向操作力をアシストする構造
(インテグラル型)のパワーステアリング装置を備えて
おり、次に説明する。
ある田植機の場合について図面に基づいて説明する。図
1に田植機が示され、1はエンジン、2は前輪、3はフ
ロントミッション、4は後輪、5は操縦部、6は操向ハ
ンドル、12はベルト無段変速装置、13は植付部であ
る。この田植機では、操向操作力をアシストする構造
(インテグラル型)のパワーステアリング装置を備えて
おり、次に説明する。
【0008】図1〜図4に示すように、ハンドル軸7の
下端部は、フロントミッションケース3の上部ケースカ
バー3Aにおける突出台座3aに取付けられる状態のト
ルクジェネレータ(パワーステアリング用油圧機構に相
当)8の上部入力軸8aに連結され、下部出力軸8bの
操向出力はフロントミッションケース3を貫通して操作
アーム9に伝達され、この操作アーム9とナックルアー
ム10とを操作ロッド11で連動連結してある。油圧配
管については、エンジン1に取付けられる油圧ポンプP
と、作動油のタンクであるフロントミッションケース
3、及びトルクジェネレータ8に一体形成されリリーフ
弁17とを夫々供給油路14、吸入油路15、ドレン油
路16で接続してある。図3に示すように、リリーフ弁
17はジェネレータケース8Kに取付けられる弁ケース
17Kに組込まれ、オリフィス部18、バネ19、接手
20等から構成されている。21は供給ポート、22は
ドレンポートである。接手20はネジ止めによって直接
弁ケース17Kに装着されている。
下端部は、フロントミッションケース3の上部ケースカ
バー3Aにおける突出台座3aに取付けられる状態のト
ルクジェネレータ(パワーステアリング用油圧機構に相
当)8の上部入力軸8aに連結され、下部出力軸8bの
操向出力はフロントミッションケース3を貫通して操作
アーム9に伝達され、この操作アーム9とナックルアー
ム10とを操作ロッド11で連動連結してある。油圧配
管については、エンジン1に取付けられる油圧ポンプP
と、作動油のタンクであるフロントミッションケース
3、及びトルクジェネレータ8に一体形成されリリーフ
弁17とを夫々供給油路14、吸入油路15、ドレン油
路16で接続してある。図3に示すように、リリーフ弁
17はジェネレータケース8Kに取付けられる弁ケース
17Kに組込まれ、オリフィス部18、バネ19、接手
20等から構成されている。21は供給ポート、22は
ドレンポートである。接手20はネジ止めによって直接
弁ケース17Kに装着されている。
【0009】前記ドレンポート22に接続されるドレン
油路16は直線状のパイプ材によるパイプ路16Aで構
成されるとともに、その上端部は弁ケース17Kに、か
つ、下端部は上部ケースカバー3Aに夫々シールリング
23を介して差込み連結されている。そして、組付及び
分解時に便利となるように、トルクジェネレータ8取付
け用のボルト24の向きとパイプ路16Aの向きとを合
わせてある。これによれば、予めパイプ路16Aをフロ
ントミッション3又はトルクジェネレータ8の一方に差
込んでおき、それからトルクジェネレータ8を上部ケー
スカバー3Aに取付けるべく下降操作すれば他方の差込
みが行われるのである。
油路16は直線状のパイプ材によるパイプ路16Aで構
成されるとともに、その上端部は弁ケース17Kに、か
つ、下端部は上部ケースカバー3Aに夫々シールリング
23を介して差込み連結されている。そして、組付及び
分解時に便利となるように、トルクジェネレータ8取付
け用のボルト24の向きとパイプ路16Aの向きとを合
わせてある。これによれば、予めパイプ路16Aをフロ
ントミッション3又はトルクジェネレータ8の一方に差
込んでおき、それからトルクジェネレータ8を上部ケー
スカバー3Aに取付けるべく下降操作すれば他方の差込
みが行われるのである。
【0010】図5に示すように、植付部13昇降用の油
圧シリンダ25とその制御弁26との間には、植付部1
3が下降する側にのみオリフィス作用が生ずる調整弁2
7が介装してある。この調整弁27は、摺動弁体27a
と戻しバネ27bと接手27cとを直接制御弁26の弁
ケース26cに組み込むことで構成してある。
圧シリンダ25とその制御弁26との間には、植付部1
3が下降する側にのみオリフィス作用が生ずる調整弁2
7が介装してある。この調整弁27は、摺動弁体27a
と戻しバネ27bと接手27cとを直接制御弁26の弁
ケース26cに組み込むことで構成してある。
【0011】〔別実施例〕パイプ路16Aは上下の端部
が平行であれば良く、途中部位がS字状等に屈曲されて
いても差し支えないとともに、上又は下側のみ差込み連
結とし、もう一方を通常の連結手段で連結させる構造で
も良い。又、全油圧式パワーステアリング型とするべく
トルクジェネレータに代えてコントローラを装着するも
のでも良く、これらトルクジェネレータやコントローラ
を総称してパワーステアリング用油圧機構8と定義す
る。
が平行であれば良く、途中部位がS字状等に屈曲されて
いても差し支えないとともに、上又は下側のみ差込み連
結とし、もう一方を通常の連結手段で連結させる構造で
も良い。又、全油圧式パワーステアリング型とするべく
トルクジェネレータに代えてコントローラを装着するも
のでも良く、これらトルクジェネレータやコントローラ
を総称してパワーステアリング用油圧機構8と定義す
る。
【0012】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】田植機の側面図
【図2】トルクジェネレータ部分の側面図
【図3】リリーフ弁の構造を示す断面図
【図4】パワーステアリング装置の油圧回路図
【図5】植付部昇降装置の油圧回路図
3 ミッションケース 6 操向ハンドル 8 パワーステアリング用油圧機構 16A パイプ路 17 リリーフ弁
Claims (1)
- 【請求項1】 操向ハンドル(6)で操作されるパワー
ステアリング用油圧機構(8)にリリーフ弁(17)を
一体に組込み、かつ、前記パワーステアリング用油圧機
構(8)の下方にミッションケース(3)を配置し、前
記パワーステアリング用油圧機構(8)及び前記リリー
フ弁(17)夫々に対するドレン油路を単一のパイプ路
(16A)を介して前記ミッションケース(3)に接続
するとともに、前記パワーステアリング用油圧機構
(8)又は前記ミッションケース(3)と前記パイプ路
(16A)とを差込み構造によって連結してある作業機
の操向用油圧装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4163273A JPH061253A (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 作業機の操向用油圧装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4163273A JPH061253A (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 作業機の操向用油圧装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH061253A true JPH061253A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=15770680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4163273A Pending JPH061253A (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 作業機の操向用油圧装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH061253A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3513566A1 (de) | 1984-04-27 | 1985-10-31 | Onoda Construction Materials Co., Ltd., Tokio/Tokyo | Verfahren zur hemmung der korrosion an stahlmaterialien |
JP2003002221A (ja) * | 2001-06-20 | 2003-01-08 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 農作業機 |
JP2007062620A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-15 | Iseki & Co Ltd | トラクタのパワーステアリング装置 |
JP2009089673A (ja) * | 2007-10-10 | 2009-04-30 | Kubota Corp | 乗用型田植機 |
-
1992
- 1992-06-23 JP JP4163273A patent/JPH061253A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3513566A1 (de) | 1984-04-27 | 1985-10-31 | Onoda Construction Materials Co., Ltd., Tokio/Tokyo | Verfahren zur hemmung der korrosion an stahlmaterialien |
JP2003002221A (ja) * | 2001-06-20 | 2003-01-08 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 農作業機 |
JP2007062620A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-15 | Iseki & Co Ltd | トラクタのパワーステアリング装置 |
JP2009089673A (ja) * | 2007-10-10 | 2009-04-30 | Kubota Corp | 乗用型田植機 |
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