JPH06125055A - 半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置の製造方法

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JPH06125055A
JPH06125055A JP4271748A JP27174892A JPH06125055A JP H06125055 A JPH06125055 A JP H06125055A JP 4271748 A JP4271748 A JP 4271748A JP 27174892 A JP27174892 A JP 27174892A JP H06125055 A JPH06125055 A JP H06125055A
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JP
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film
substrate
semiconductor substrate
manufacturing
memory device
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JP4271748A
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Koichi Kishi
宏一 岸
Masanobu Ogino
正信 荻野
Kazuyoshi Furukawa
和由 古川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、メモリセル面積を縮小し高密度に
集積化が可能な半導体記憶装置の製造方法を提供するこ
とを目的とする。 【構成】この発明の半導体記憶装置の製造方法は、第1
および第2の半導体基板の少なくとも一方上に第1の半
導体基板と実質的にエッチング特性の異なる第1の膜と
第1の半導体基板と実質的にエッチング特性の等しい第
2の膜とを交互に積層する工程と、第1の半導体基板上
にこの両半導体基板間の第1の膜と第2の膜とが合計し
て3層以上になるように第2の半導体基板を接着する工
程と、第2の半導体基板を必要な厚さになるまで薄くす
る工程と、第2の半導体基板上の所定の位置に異方性エ
ッチングにより第1の半導体基板に達するトレンチを開
孔する工程と、異方性エッチングで第1の膜を選択的に
エッチングして第2の膜よりも後退させる工程とを具備
し、上記の目的を達成することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体記憶装置の製造
方法に係り、特に1トランジスタ・1キャパシタ型のダ
イナミック・ランダム・アクセスメモリ(以下、DRA
Mと略す)に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、1トランジスタ・1キャパシタ
型のメモリセルで構成されるDRAMは、半導体技術の
進歩、特に微細加工技術の進歩により高集積化,大容量
化が急速に進められている。キャパシタの容量を増す方
法として、キャパシタ部に溝を掘るトレンチ・キャパシ
タ・セルが挙げられる。
【0003】このトレンチ・キャパシタ・セルについ
て、従来の製造方法により得られた半導体記憶装置を図
37を参照して説明する。P型Si基板41の表面のセル
のキャパシタ部42にトレンチ43が掘られている。こ
のキャパシタ部42の平面部およびトレンチ43の内壁
には、キャパシタのストレ−ジ・ノ−ドとなるN型拡散
層44が形成されている。このN型拡散層44の表面に
ゲ−ト誘電体膜45が形成され、このゲ−ト誘電体膜4
5を介してプレ−ト電極となるN型の多結晶Si膜46
が形成されている。この場合、ゲ−ト誘電体膜45とし
ては、通常、Si酸化膜,Si酸化膜/Si窒化膜の2
層膜,あるいはSi酸化膜/Si窒化膜/Si酸化膜の
3層膜などが用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
なトレンチ・キャパシタ・セルはセル面積を増大させず
に、セル容量を増大させる有効なセル構造であるが、セ
ル面積を縮小した際にも同じセル容量を確保するために
は、更に深いトレンチを掘る必要がある。そして、トレ
ンチを深くせずにセル容量を確保する方法としては、特
公昭62−128168号公報に記載のスタックト・キ
ャパシタ・セルで提案されているようなフィン型構造
(図38)を逆にした逆フィン型構造が有効なことは明ら
かであるが、これまで現実的な製造方法は提案されてい
なかった。
【0005】尚、図38の符号51はP型Si基板、52
は素子分離領域、53はN型拡散層、54はN型拡散
層、55はトランスファ−ゲ−ト、56は多結晶Si、
57はゲ−ト誘電体膜、58は多結晶Siある。この発
明は、上記事情に鑑みなされたもので、メモリセル面積
を縮小し高密度に集積化が可能な半導体記憶装置の製造
方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、第1の半導
体基板および第2の半導体基板の少なくとも一方上に第
1の半導体基板と実質的にエッチング特性の異なる第1
の膜と第1の半導体基板と実質的にエッチング特性の等
しい第2の膜とを交互に積層する工程と、
【0007】第1の半導体基板上にこの第1の半導体基
板と第2の半導体基板間の第1の膜と第2の膜とが合計
して3層以上になるように第2の半導体基板を接着する
工程と、第2の半導体基板を必要な厚さになるまで薄く
する工程と、
【0008】第2の半導体基板上の所定の位置に異方性
エッチングにより第2の半導体基板,第1の膜,第2の
膜を貫通して第1の半導体基板に達するトレンチを開孔
する工程と、異方性エッチングで第1の膜を選択的にエ
ッチングして第2の膜よりも後退させる工程と、を具備
する半導体記憶装置の製造方法である。
【0009】
【作用】この発明によれば、逆フィン型のトレンチキャ
パシタの形成が可能であり、高集積化が可能なメモリセ
ルを有する半導体記憶装置を提供することが出来る。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の5つの実
施例について詳細に説明する。尚、同一箇所には同一符
号を付すことにする。 (第1の実施例)この発明の第1の実施例による半導体
記憶装置の製造方法は図1〜図7に示すように構成さ
れ、それぞれ製造工程順に示した断面図である。
【0011】先ず、図1に示すように、P型Si基板1
上にCVD法によりSi酸化膜7を例えば4000オン
グストロ−ム堆積し、続いてCVD法により多結晶Si
膜8を例えば1000オングストロ−ム堆積し、続いて
CVD法によりSi酸化膜9を例えば4000オングス
トロ−ム堆積する。
【0012】次に、図2に示すように、Si酸化膜9上
にP型単結晶Si基板10を貼付け、続いてこのP型単
結晶Si基板10を厚さが例えば1μmになるまで表面
より研磨する。尚、P型単結晶Si基板10の貼付けに
は、直接接着もしくは直接接合と呼ばれる方法を用い
る。
【0013】ここで、直接接着の一般的な方法は、次の
通りである。先ず、ウェハ−を洗浄し、表面を活性化す
る。洗浄には、硫酸,塩酸,硝酸,過酸化水素水などの
無機酸やその混合物、コリンなどのアルカリ系の薬品が
使用出来る。これらを組み合わせて使っても良い。洗浄
後、スピンドライヤ−などでウェハ−を乾燥させてか
ら、接着する面同士を密着させる。密着工程は室温空気
中で行なえる。ウェハ−間に異物が入らないように、清
浄な雰囲気は必要だが、機械的な加圧はしなくても良
い。表面が活性化されているので、ウェハ−は自らの力
で密着する。密着後、熱処理をすれば、接着強度が上が
り、2枚のウェハ−は完全に一体化する。強度の増加は
200℃以上で観察されるが、機械的強度を飽和させる
ためには900℃以上、望ましくは1000℃〜110
0℃が良い。熱処理の雰囲気は酸素,水素,窒素,水蒸
気,これらの混合気体の他、問わないが、酸素を含んだ
窒素が一般的である。
【0014】この第1の実施例では、硫酸と過酸化水素
水の混合液で洗浄活性化を行ない、25%の酸素を含ん
だ窒素中で1100℃、1時間の熱処理をした。又、直
接接着には接着面が平滑度の高い鏡面であることが必要
である。この第1の実施例では、Si酸化膜9の表面を
軽く磨いてから接着した。
【0015】又、P型単結晶Si基板10の厚さをエッ
チングで薄くすることも出来る。この場合、選択エッチ
ング、例えば予めP型単結晶Si基板10の表面から所
定の深さに高濃度のPタイプ層を埋め込んでおき、張り
合わせの後、その部分まで選択的にエッチングする方
法、などで薄くした半導体基板の厚さを高精度に制御出
来る。
【0016】次に、図3に示すように、LOCOS法に
より素子分離領域11を例えば4000オングストロ−
ム形成し、続いてCVD法によりSi窒化膜12を例え
ば1000オングストロ−ム形成し、素子領域内の所定
の位置に、写真蝕刻法とRIEを用いて、上記のSi窒
化膜12,P型単結晶Si基板10,Si酸化膜9,多
結晶Si膜8,Si酸化膜7を貫いてP型Si基板1に
達するトレンチ3を形成する。次に、図4に示すよう
に、弗化アンモニウム溶液により、Si酸化膜7,9を
選択的にエッチングすることにより、この部分を後退さ
せる。
【0017】次に、図5に示すように、CVD法により
キャパシタのストレ−ジノ−ドとなるAsをド−プした
多結晶Si膜13を例えば1000オングストロ−ム堆
積し、続いてレジスト14によりトレンチ内部を保護し
てドライ・エッチングを行ない平面部の多結晶Si膜1
3を除去する。
【0018】次に、図6に示すように、Si窒化膜12
をウエット・エッチングにより除去し、続いてCVD法
によりキャパシタの誘電体膜となるSi窒化膜15を例
えば厚さ80オングストロ−ム堆積し、続いて熱酸化に
よりSi窒化膜15表面に例えば厚さ20オングストロ
−ムのSi酸化膜16を形成し、続いてCVD法により
キャパシタのプレ−ト電極となるPをド−プした多結晶
Si膜17を例えば厚さ2000オングストロ−ム堆積
する。
【0019】次に、図7に示すように、写真蝕刻法とR
IEを用いて多結晶Si膜17を加工し、続いて通常の
NMOSプロセスを用いて層間絶縁膜18,N型拡散層
20,21,トランスファゲ−ト22,ビット線23を
形成してメモリセルを形成する。 (第2の実施例)この発明の第2の実施例による半導体
記憶装置の製造方法は図8〜図14に示すように構成さ
れ、それぞれ製造工程順に示した断面図である。
【0020】先ず、図8に示すように、P型Si基板1
上にCVD法によりSi酸化膜7を例えば4000オン
グストロ−ム堆積し、続いてCVD法により多結晶Si
膜8を例えば1000オングストロ−ム堆積し、続いて
CVD法によりSi酸化膜9を例えば4000オングス
トロ−ム堆積する。
【0021】次に、図9に示すように、Si酸化膜9上
にP型単結晶Si基板10を貼付け、続いてこのP型単
結晶Si基板10を厚さが例えば1μmになるまで表面
より研磨する。尚、P型単結晶Si基板10の貼付けに
は、直接接着もしくは直接接合と呼ばれる方法を用いる
が、これについては上記の第1の実施例と同様である。
【0022】次に、図10に示すように、LOCOS法に
より素子分離領域11を例えば4000オングストロ−
ム形成し、続いてCVD法によりSi窒化膜12を例え
ば1000オングストロ−ム形成し、素子領域内の所定
の位置に、写真蝕刻法とRIEを用いて、上記のSi窒
化膜12,P型単結晶Si基板10,Si酸化膜9,多
結晶Si膜8,Si酸化膜7を貫いてP型Si基板1に
達するトレンチ3を形成する。次に、図11に示すよう
に、弗化アンモニウム溶液により、Si酸化膜7,9を
選択的にエッチングすることにより、この部分を後退さ
せる。
【0023】次に、図12に示すように、CVD法により
Si酸化膜24を例えば500オングストロ−ム堆積
し、続いて写真蝕刻法と例えば弗化アンモニウム溶液に
より所定の位置のSi酸化膜24をエッチングしてスト
レ−ジノ−ドコンタクト25を形成し、続いてCVD法
によりキャパシタのストレ−ジノ−ドとなるAsをド−
プした多結晶Si膜26を例えば500オングストロ−
ム堆積し、続いてレジスト14によりトレンチ3内部を
保護してドライ・エッチングを行ない平面部の多結晶S
i膜26を除去する。
【0024】次に、図13に示すように、平面部のSi酸
化膜24をウエット・エッチングにより除去し、続いて
Si窒化膜12をウエット・エッチングにより除去し、
続いてCVD法によりキャパシタの誘電体膜となるSi
窒化膜15を例えば厚さ80オングストロ−ム堆積し、
続いて熱酸化によりSi窒化膜15表面に例えば厚さ2
0オングストロ−ムのSi酸化膜16を形成し、続いて
CVD法によりキャパシタのプレ−ト電極となるPをド
−プした多結晶Si膜17を例えば厚さ2000オング
ストロ−ム堆積する。
【0025】次に、図14に示すように、写真蝕刻法とR
IEを用いて多結晶Si膜17を加工し、続いて通常の
NMOSプロセスを用いて層間絶縁膜18,N型拡散層
20,21,トランスファゲ−ト22,ビット線23を
形成してメモリセルを形成する。 (第3の実施例)この発明の第3の実施例による半導体
記憶装置の製造方法は図15〜図21に示すように構成さ
れ、それぞれ製造工程順に示した断面図である。
【0026】先ず、図15に示すように、N型Si基板2
7上にCVD法によりSi酸化膜7を例えば1000オ
ングストロ−ム堆積し、続いてCVD法によりPをド−
プした多結晶Si膜28を例えば1000オングストロ
−ム堆積し、続いてCVD法によりSi酸化膜9を例え
ば1000オングストロ−ム堆積する。
【0027】次に、図16に示すように、Si酸化膜9上
にP型単結晶Si基板10を貼付け、続いてこのP型単
結晶Si基板10を厚さが例えば1μmになるまで表面
より研磨する。尚、P型単結晶Si基板10の貼付けに
は、直接接着もしくは直接接合と呼ばれる方法を用いる
が、これについては上記の第1の実施例と同様である。
【0028】次に、図17に示すように、LOCOS法に
より素子分離領域11を例えば4000オングストロ−
ム形成し、続いてCVD法によりSi窒化膜12を例え
ば1000オングストロ−ム形成し、素子領域内の所定
の位置に、写真蝕刻法とRIEを用いて、上記のSi窒
化膜12,P型単結晶Si基板10,Si酸化膜9,多
結晶Si膜8,Si酸化膜7を貫いてN型Si基板27
に達するトレンチ3を形成する。次に、図18に示すよう
に、弗化アンモニウム溶液により、Si酸化膜7,9を
選択的にエッチングすることにより、この部分を後退さ
せる。
【0029】次に、図19に示すように、CVD法により
キャパシタの誘電体膜となるSi窒化膜15を例えば8
0オングストロ−ム堆積し、続いて熱酸化によりSi窒
化膜15表面に例えば厚さ20オングストロ−ムのSi
酸化膜16を形成し、続いてCVD法によりキャパシタ
のストレ−ジノ−ドとなるPをド−プした多結晶Si膜
17を例えば2000オングストロ−ム堆積し、続いて
ドライ・エッチングによりエッチバックして平面部の多
結晶Si膜17を除去する。
【0030】次に、図20に示すように、Si窒化膜12
をウエット・エッチングにより除去し、続いてCVD法
によりSi酸化膜24を例えば1000オングストロ−
ム堆積し、続いて写真蝕刻法とRIEを用いてSi酸化
膜24の所定の位置に開孔29を開け、続いて選択Ep
i成長法でPをド−プしたEpi層30を例えば100
0オングストロ−ム成長させ、同時にEpi層30に接
するP型単結晶Si基板10表面にN型拡散層31を形
成する。
【0031】次に、図21に示すように、通常のNMOS
プロセスを用いて層間絶縁膜18,N型拡散層20,2
1,トランスファゲ−ト22,ビット線23を形成して
基板プレ−ト型メモリセルを形成する。
【0032】この時、キャパシタのプレ−ト電極となる
N型Si基板27,多結晶Si膜28に電位を与えるた
めに、メモリセルアレ−トの周辺部において、例えばト
レンチ開孔後にゲ−ト誘電体膜を付けずに、Pをド−プ
した多結晶Si膜17を直接堆積してN型Si基板2
7,多結晶Si膜28にコンタクトをとることが必要で
ある。 (第4の実施例)この発明の第4の実施例による半導体
記憶装置の製造方法は図22〜図29に示すように構成さ
れ、それぞれ製造工程順に示した断面図である。
【0033】先ず、図22に示すように、N型Si基板2
7上にCVD法によりSi酸化膜7を例えば4000オ
ングストロ−ム堆積し、続いてCVD法により多結晶S
i膜8を例えば1000オングストロ−ム堆積し、続い
てCVD法によりSi酸化膜9を例えば4000オング
ストロ−ム堆積する。
【0034】次に、図23に示すように、Si酸化膜9上
にP型単結晶Si基板10を貼付け、続いてこのP型単
結晶Si基板10を厚さが例えば1μmになるまで表面
より研磨する。尚、P型単結晶Si基板10の貼付けに
は、直接接着もしくは直接接合と呼ばれる方法を用いる
が、これについては上記の第1の実施例と同様である。
【0035】次に、図24に示すように、LOCOS法に
より素子分離領域11を例えば4000オングストロ−
ム形成し、続いてCVD法によりSi窒化膜12を例え
ば1000オングストロ−ム形成し、素子領域内の所定
の位置に、写真蝕刻法とRIEを用いて、上記のSi窒
化膜12,P型単結晶Si基板10,Si酸化膜9,多
結晶Si膜8,Si酸化膜7を貫いてN型Si基板27
に達するトレンチ3を形成する。次に、図25に示すよう
に、弗化アンモニウム溶液により、Si酸化膜7,9を
選択的にエッチングすることにより、この部分を後退さ
せる。
【0036】次に、図26に示すように、CVD法により
Si酸化膜32を例えば500オングストロ−ム堆積
し、続いてRIEを用いてSi酸化膜32をエッチバッ
クして平面部とトレンチの底のSi酸化膜32を除去す
る。続いてキャパシタのプレ−ト電極となるPをド−プ
した多結晶Si膜17を例えば500オングストロ−ム
堆積し、続いてトレンチ3の内部をレジスト14で保護
してドライ・エッチングによりエッチバックして平面部
およびトレンチ側壁上部の多結晶Si膜17を除去す
る。
【0037】次に、図27に示すように、キャパシタの誘
電体膜となるSi窒化膜15を例えば厚さ80オングス
トロ−ム堆積し、続いて熱酸化によりSi窒化膜15表
面に例えば厚さ20オングストロ−ムのSi酸化膜16
を形成し、続いてCVD法によりキャパシタのストレ−
ジノ−ドとなるPをド−プした多結晶Si膜26を例え
ば2000オングストロ−ム堆積し、続いてドライ・エ
ッチングによりエッチバックして平面部の多結晶Si膜
26を除去する。
【0038】次に、図28に示すように、Si窒化膜12
をウエット・エッチングにより除去し、続いてCVD法
によりSi酸化膜24を例えば1000オングストロ−
ム堆積し、続いて写真蝕刻法とRIEを用いて、Si酸
化膜24の所定の位置に開孔29を開け、続いて選択E
pi成長法でPをド−プしたEpi層30を例えば10
00オングストロ−ム成長させ、同時にEpi層30に
接するP型単結晶Si基板10表面にN型拡散層31を
形成する。
【0039】次に、図29に示すように、通常のNMOS
プロセスを用いて層間絶縁膜18,N型拡散層20,2
1,トランスファゲ−ト22,ビット線23を形成して
基板プレ−ト型メモリセルを形成する。
【0040】この時、キャパシタのプレ−ト電位はN型
Si基板27のみに与えれば良いので、第3の実施例の
ようにしなくても、単にN型Si基板27に裏面からコ
ンタクトをとるだけでもかまわない。 (第5の実施例)
【0041】これまでの実施例は積層する第1,第2の
膜をそれぞれSi酸化膜,多結晶Si膜としているが、
次にSi窒化膜,Si酸化膜とした場合について説明す
る。即ち、この発明の第5の実施例による半導体記憶装
置の製造方法は図30〜図36に示すように構成され、それ
ぞれ製造工程順に示した断面図である。
【0042】先ず、図30に示すように、P型Si基板1
上にCVD法によりSi窒化膜33を例えば4000オ
ングストロ−ム堆積し、続いてCVD法によりSi酸化
膜7を例えば1000オングストロ−ム堆積し、続いて
CVD法によりSi窒化膜34を例えば4000オング
ストロ−ム堆積する。
【0043】次に、図31に示すように、Si窒化膜34
上にP型単結晶Si基板10を貼付け、続いてこのP型
単結晶Si基板10を厚さが例えば1μmになるまで表
面より研磨する。尚、P型単結晶Si基板10の貼付け
には、直接接着もしくは直接接合と呼ばれる方法を用い
るが、これについては上記の第1の実施例と同様であ
る。
【0044】次に、図32に示すように、LOCOS法に
より素子分離領域11を例えば4000オングストロ−
ム形成し、続いてCVD法によりSi酸化膜35を例え
ば1000オングストロ−ム形成し、素子領域内の所定
の位置に、写真蝕刻法とRIEを用いて、上記のSi酸
化膜35,P型単結晶Si基板10,Si窒化膜34,
Si酸化膜7,Si窒化膜33を貫いてP型Si基板1
に達するトレンチ3を形成する。次に、図33に示すよう
に、等方性エッチングにより、Si窒化膜33,34を
選択的にエッチングすることにより、この部分を後退さ
せる。
【0045】次に、図34に示すように、キャパシタのス
トレ−ジノ−ドとなるAsをド−プした多結晶Si膜1
3を例えば1000オングストロ−ム堆積し、続いてレ
ジスト14によりトレンチ内部を保護してドライ・エッ
チングを行ない平面部の多結晶Si膜13を除去する。
【0046】次に、図35に示すように、Si酸化膜35
をウエット・エッチングにより除去し、続いてCVD法
によりキャパシタの誘電体膜となるSi窒化膜15を例
えば80オングストロ−ム堆積し、続いて熱酸化により
Si窒化膜15表面に例えば厚さ20オングストロ−ム
のSi酸化膜16を形成し、続いてCVD法によりキャ
パシタのプレ−ト電極となるPをド−プした多結晶Si
膜17を例えば2000オングストロ−ム堆積する。
【0047】次に、図36に示すように、写真蝕刻法とR
IEを用いて多結晶Si膜17を加工し、続いて通常の
NMOSプロセスを用いて層間絶縁膜18,N型拡散層
20,21,トランスファゲ−ト22,ビット線23を
形成してメモリセルを形成する。
【0048】尚、以上の各実施例はウェハ−貼合わせに
直接接着を用いたが、この他2枚のウェハ−間に電圧を
加圧して接合するいわゆる静電接合法、ガラス物質,低
融点金属,接着剤などで2枚のウェハ−を貼合わせる方
法なども同様に実施出来る。又、以上の各実施例では、
第1の半導体基板上のみに第1の膜および第2の膜を形
成したが、第2の半導体基板の方に第1の膜および第2
の膜を形成する方法、あるいは第1の半導体基板と第2
の半導体基板の両方に膜を形成する方法なども同様に実
施出来る。
【0049】又、以上の各実施例では、第1の膜および
第2の膜として用いるSi酸化膜,Si窒化膜,多結晶
Si膜にいずれもCVD法によって形成した膜を用いた
が、これらはその形成方法に制約を受けるものではな
く、例えばSi酸化膜であればSiを直接、熱酸化した
ものや熱酸化法とCVD法の組み合わせにより形成した
膜でも良いことは言うまでもない。
【0050】一般的に熱酸化によりSiを酸化して形成
したSi/Si酸化膜の界面は非常に安定なので、第1
の半導体基板あるいは第2の半導体基板に直接、接する
膜には熱酸化膜の使用が望ましい。
【0051】
【発明の効果】この発明によれば、逆フィン型のトレン
チキャパシタの形成が可能であり、高集積化が可能なメ
モリセルを有する半導体記憶装置を提供することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例に係る半導体記憶装置
の製造方法を示す工程断面図。
【図2】この発明の第1の実施例に係る半導体記憶装置
の製造方法を示す工程断面図。
【図3】この発明の第1の実施例に係る半導体記憶装置
の製造方法を示す工程断面図。
【図4】この発明の第1の実施例に係る半導体記憶装置
の製造方法を示す工程断面図。
【図5】この発明の第1の実施例に係る半導体記憶装置
の製造方法を示す工程断面図。
【図6】この発明の第1の実施例に係る半導体記憶装置
の製造方法を示す工程断面図。
【図7】この発明の第1の実施例に係る半導体記憶装置
の製造方法を示す工程断面図。
【図8】この発明の第2の実施例に係る半導体記憶装置
の製造方法を示す工程断面図。
【図9】この発明の第2の実施例に係る半導体記憶装置
の製造方法を示す工程断面図。
【図10】この発明の第2の実施例に係る半導体記憶装
置の製造方法を示す工程断面図。
【図11】この発明の第2の実施例に係る半導体記憶装
置の製造方法を示す工程断面図。
【図12】この発明の第2の実施例に係る半導体記憶装
置の製造方法を示す工程断面図。
【図13】この発明の第2の実施例に係る半導体記憶装
置の製造方法を示す工程断面図。
【図14】この発明の第2の実施例に係る半導体記憶装
置の製造方法を示す工程断面図。
【図15】この発明の第3の実施例に係る半導体記憶装
置の製造方法を示す工程断面図。
【図16】この発明の第3の実施例に係る半導体記憶装
置の製造方法を示す工程断面図。
【図17】この発明の第3の実施例に係る半導体記憶装
置の製造方法を示す工程断面図。
【図18】この発明の第3の実施例に係る半導体記憶装
置の製造方法を示す工程断面図。
【図19】この発明の第3の実施例に係る半導体記憶装
置の製造方法を示す工程断面図。
【図20】この発明の第3の実施例に係る半導体記憶装
置の製造方法を示す工程断面図。
【図21】この発明の第3の実施例に係る半導体記憶装
置の製造方法を示す工程断面図。
【図22】この発明の第4の実施例に係る半導体記憶装
置の製造方法を示す工程断面図。
【図23】この発明の第4の実施例に係る半導体記憶装
置の製造方法を示す工程断面図。
【図24】この発明の第4の実施例に係る半導体記憶装
置の製造方法を示す工程断面図。
【図25】この発明の第4の実施例に係る半導体記憶装
置の製造方法を示す工程断面図。
【図26】この発明の第4の実施例に係る半導体記憶装
置の製造方法を示す工程断面図。
【図27】この発明の第4の実施例に係る半導体記憶装
置の製造方法を示す工程断面図。
【図28】この発明の第4の実施例に係る半導体記憶装
置の製造方法を示す工程断面図。
【図29】この発明の第4の実施例に係る半導体記憶装
置の製造方法を示す工程断面図。
【図30】この発明の第5の実施例に係る半導体記憶装
置の製造方法を示す工程断面図。
【図31】この発明の第5の実施例に係る半導体記憶装
置の製造方法を示す工程断面図。
【図32】この発明の第5の実施例に係る半導体記憶装
置の製造方法を示す工程断面図。
【図33】この発明の第5の実施例に係る半導体記憶装
置の製造方法を示す工程断面図。
【図34】この発明の第5の実施例に係る半導体記憶装
置の製造方法を示す工程断面図。
【図35】この発明の第5の実施例に係る半導体記憶装
置の製造方法を示す工程断面図。
【図36】この発明の第5の実施例に係る半導体記憶装
置の製造方法を示す工程断面図。
【図37】従来の製造方法により得られた半導体記憶装
置を示す断面図。
【図38】従来のフィン型のスタックト・キャパシタ・
セルの構造を示す断面図。
【符号の説明】
1…P型Si基板、3…トレンチ、7…Si酸化膜、8
…多結晶Si膜、9…Si酸化膜、10…P型単結晶S
i基板、11…素子分離領域、12…Si窒化膜、13
…多結晶Si膜、14…レジスト、15…Si窒化膜、
16…Si酸化膜、17…多結晶Si膜、18…層間絶
縁膜、21,20…N型拡散層、22…トランスファゲ
−ト、23…ビット線。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の半導体基板および第2の半導体基
    板の少なくとも一方上に上記第1の半導体基板と実質的
    にエッチング特性の異なる第1の膜と上記第1の半導体
    基板と実質的にエッチング特性の等しい第2の膜とを交
    互に積層する工程と、 上記第1の半導体基板上に該第1の半導体基板と上記第
    2の半導体基板間の第1の膜と第2の膜とが合計して3
    層以上になるように上記第2の半導体基板を接着する工
    程と、 上記第2の半導体基板を必要な厚さになるまで薄くする
    工程と、 上記第2の半導体基板上の所定の位置に異方性エッチン
    グにより上記第2の半導体基板,上記第1の膜,上記第
    2の膜を貫通して上記第1の半導体基板に達するトレン
    チを開孔する工程と、 上記異方性エッチングで上記第1の膜を選択的にエッチ
    ングして上記第2の膜よりも後退させる工程と、 を具備することを特徴とする半導体記憶装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 上記第1の半導体基板は第1導電型単結
    晶Si基板であり、上記第2の半導体基板は第1導電型
    単結晶Si基板であり、上記第1の膜はSi酸化膜であ
    り、上記第2の膜は多結晶Si膜であることを特徴とす
    る請求項1記載の半導体記憶装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記第1の半導体基板は第1導電型単結
    晶Si基板であり、上記第2の半導体基板は第1導電型
    単結晶Si基板であり、上記第1の膜はSi酸化膜であ
    り、上記第2の膜はSi窒化膜であることを特徴とする
    請求項1記載の半導体記憶装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記第1の半導体基板は第1導電型単結
    晶Si基板であり、上記第2の半導体基板は第1導電型
    単結晶Si基板であり、上記第1の膜はSi窒化膜であ
    り、上記第2の膜は多結晶Si膜であることを特徴とす
    る請求項1記載の半導体記憶装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記第1の半導体基板は第1導電型単結
    晶Si基板であり、上記第2の半導体基板は第2導電型
    単結晶Si基板であり、上記第1の膜はSi酸化膜であ
    り、上記第2の膜は多結晶Si膜であることを特徴とす
    る請求項1記載の半導体記憶装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記第1の半導体基板は第1導電型単結
    晶Si基板であり、上記第2の半導体基板は第2導電型
    単結晶Si基板であり、上記第1の膜はSi酸化膜であ
    り、上記第2の膜はSi窒化膜であることを特徴とする
    請求項1記載の半導体記憶装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 上記第1の半導体基板は第1導電型単結
    晶Si基板であり、上記第2の半導体基板は第2導電型
    単結晶Si基板であり、上記第1の膜はSi窒化膜であ
    り、上記第2の膜は多結晶Si膜であることを特徴とす
    る請求項1記載の半導体記憶装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 上記上記第2の膜は第1導電型多結晶S
    i膜であることを特徴とする請求項5記載の半導体記憶
    装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 上記上記第2の膜は第1導電型多結晶S
    i膜であることを特徴とする請求項7記載の半導体記憶
    装置の製造方法。
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