JP3489090B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP3489090B2 JP03949396A JP3949396A JP3489090B2 JP 3489090 B2 JP3489090 B2 JP 3489090B2 JP 03949396 A JP03949396 A JP 03949396A JP 3949396 A JP3949396 A JP 3949396A JP 3489090 B2 JP3489090 B2 JP 3489090B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置及びその
製造方法に関するものであり、特に、1Tr−1C型D
RAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)
の集積度を向上するために、埋込ビット線を用いた半導
体装置及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、DRAMの構成としては、1Tr
−1C型が一般的であるが、このDRAMの集積度を向
上するためには、1セル当たりの占有面積を小さくして
できる限り多くのセルを1チップに集積する必要があ
る。
【0003】この様なDRAMにおいて、メモリセルの
蓄積電荷を読み出す場合、ビット線と電荷を共有するこ
とになるが、ビット線にも寄生容量が存在するためにメ
モリセルの電荷情報が小さくなってしまい、情報の読出
が困難になるという問題がある。
【0004】この問題を解決するためには、ビット線容
量を小さくすれば良く、そのための方法の一つとしては
1つのビット線を介してセンスアンプにつながるセル数
を減らす方法が考えられるが、この場合には、センスア
ンプの数が多くなりすぎて大容量のDRAMではチップ
面積の増大を招く欠点がある。
【0005】したがって、大容量DRAMの集積度の向
上のためには、チップ面積を増大させることなくビット
線容量自体を低減することが必要になるが、このビット
線容量は、ビット線とセルプレート電極との間の配線層
間容量、及び、ビット線とワード線との間の配線層間容
量が大部分を占めるので、ビット線容量自体を低減する
ためには、ビット線と、ワード線やセルプレート線等の
他の配線層との間の距離を十分大きくすることが必要に
なる。
【0006】この様な要請を可能とするためのDRAM
セル構造として、シリコン基板の貼り合わせ技術と選択
研磨技術とを用いてSOI(Silicon on I
nsulator)層の下にビット線を埋め込むことが
提案(必要ならば、特開平4−118967号公報、特
開平4−237131号公報、及び、特開平4−324
660号公報参照)されているいるので、この埋込ビッ
ト線型DRAMを図6及び図7を参照して説明する。
【0007】図6(a)参照まず、p型シリコン基板4
1の表面を酸化して厚さ1μm程度のSiO2 膜42を
形成し、p型シリコン基板41内部に達する深い溝43
を形成したのち、CVD法によってP(リン)ドープ多
結晶Siで溝43を埋め込んで埋込導電層44を形成
し、次いで、その上にポリサイド膜を設けてパターニン
グすることによってビット線45を形成する。
【0008】図6(b)参照次いで、全面にTEOS
(Tetra−Ethyl−Ortho−Silica
te)を用いたCVD法によってSiO2 膜46を形成
して表面を平坦化したのち、シリコン支持基板47を貼
り合わせ、次いで、埋込導電層44が露出するまでp型
シリコン基板41を裏面側から研磨して単結晶素子領域
48を形成する。
【0009】図7参照次いで、単結晶素子領域48に素
子分離絶縁膜49を形成するとともに、その他の領域に
ゲート酸化膜50を形成する。この時、多結晶Siは単
結晶Siより酸化しやすいので、埋込導電層44の表面
にはゲート絶縁膜50より厚い酸化膜が形成されると共
に、埋込導電層44中のPが固相拡散して、ソース・ド
レイン領域52の一方が形成される。
【0010】次いで、多結晶Si膜を堆積させてパター
ニングすることによってワード線となるゲート電極51
を形成したのち、Pをイオン注入してソース・ドレイン
領域53の他方を形成し、次いで、層間絶縁膜となるS
iO2 膜54を堆積させ、このSiO2 膜54に設けた
コンタクトホールを介してソース・ドレイン領域53と
接続するn+ 型多結晶Siからなる蓄積電極55を設
け、次いで、誘電体膜56を設けたのち金属膜からなる
共通のセルプレート電極57を設けて、蓄積電極55/
誘電体膜56/セルプレート電極57からなる蓄積容量
を形成する。
【0011】この様な構成にすることによって、ビット
線45とゲート電極51を兼ねるワード線との間の距
離、或いは、ビット線45とセルプレート電極57との
間の距離は、SiO2 膜42及び単結晶素子領域48を
介することによって増大するので、寄生容量、即ち、ビ
ット線容量が低減する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の埋込ビ
ット線型DRAMにおいては、ビット線45とセルトラ
ンスファトランジスタとを接続する埋込導電層44を予
め形成したのち、この埋込導電層44にできるだけ整合
するようにゲート電極51を設けているが、ゲート電極
51をパターニングする際に、リソグラフィーの位置合
わせ誤差を含んだレイアウトにする必要があり、微細な
大容量DRAMを製造するには適した構造ではなかっ
た。
【0013】したがって、本発明は、埋込ビット線型D
RAM等の半導体装置を形成する際に、リソグラフィー
の位置合わせ誤差を含んだレイアウトが不要な構造及び
製造方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理的構
成の説明図であり、この図1を参照して本発明における
課題を解決するための手段を説明する。 図1参照 (1)本発明は、半導体装置において、基板1上に第1
の絶縁膜2、導電性膜3、第2の絶縁膜4、及び、活性
領域5となる半導体層を設けると共に、活性領域5上に
設けた絶縁ゲート型電界効果トランジスタのゲート電極
6のサイドウォール7に接する導電性材料層10
を設け、且つ、導電性材料層10の一方が導電性膜3に
達する溝8内に接して、絶縁ゲート型電界効果トランジ
スタのソース・ドレイン領域9の一方及び導電性膜3
電気的に接続するとともに、導電性材料層の他方が導電
性サイドウォールを構成することを特徴とする。
【0015】 この様に、絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスタのソース・ドレイン領域9の一方と電気的に接続
する導電性材料10を、サイドウォール7と自己整合
する溝に埋め込んだので、ゲート電極6と溝8との位置
合わせは全く不要になるため、リソグラフィーに伴う位
置合わせの誤差を考慮する必要が全くなく、集積度が向
上する。
【0016】(2)また、本発明は、上記(1)におい
て、導電性膜3がビット線を構成し、絶縁ゲート型電界
効果トランジスタのゲート電極6がワード線を構成し、
且つ、絶縁ゲート型電界効果トランジスタのソース・ド
レイン領域の他方には蓄積容量が接続されていることを
特徴とする。
【0017】この様な配線構造は、DRAMに適用する
ことによって、ビット線を構成する導電性膜3とワード
線を構成するゲート電極6との距離、及び、ビット線を
構成する導電性膜3と蓄積容量を構成するセルプレート
電極との間の距離を大きくすることができ、それによっ
てビット線容量の小さなDRAMを構成することができ
る。
【0018】 (3)また、本発明は、半導体装置の製
造方法において、シリコン基板の表面に素子分離絶縁膜
を形成し、全面に酸化シリコン膜を形成し、次いで、導
電性膜3及び酸化シリコン膜を順次堆積したシリコン基
の表面に他の基板1を貼り合わせ、シリコン基板の裏
面を研磨して薄層化することによって活性領域5を形成
し、次いで、活性領域5上に設けた絶縁ゲート型電界効
果トランジスタのゲート電極6の側部にサイドウォール
7を形成したのち、このサイドウォール7をマスクとし
て導電性膜3に達する溝8を形成し、この溝8内に絶縁
ゲート型電界効果トランジスタのソース・ドレイン領域
9の一方と電気的に接続する導電性材料を埋め込んだこ
とを特徴とする。
【0019】 この様に、SOI型の絶縁ゲート型電界
効果トランジスタのソース・ドレイン領域9の一方と電
気的に接続する導電性材料を埋め込むための溝8を、サ
イドウォール7をマスクとして自己整合的に形成したの
で、ゲート電極6と溝8との位置合わせは全く不要にな
り、リソグラフィーに伴う位置合わせの誤差を考慮する
必要がなく、集積度が向上する。
【0020】 (4)また、本発明は、上記(3)にお
いて、溝8内に導電性材料を埋め込む際に、導電性材
全面に堆積させたのち、反応性イオンエッチングする
ことによって、マスクとして用いた上記サイドウォール
および前記サイドウォールの下方に形成された溝の壁面
に接する導電性材料層10を形成することを特徴とす
る。
【0021】 この様に、溝8内に埋め込む導電性材
パターニングして接続電極を形成する際にも、反応性
イオンエッチングを用いることによりマスクレスでパタ
ーニングすることができ、導電性材料のパターニングの
際のリソグラフィーに伴う位置合わせの誤差を考慮する
必要がなく、集積度がさらに向上する。
【0022】(5)また、本発明は、上記(3)または
(4)において、導電性膜3がビット線を構成し、絶縁
ゲート型電界効果トランジスタのゲート電極6がワード
線を構成し、且つ、絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
のソース・ドレイン領域の他方には蓄積容量が接続され
ていることを特徴とする。
【0023】この様な配線構造の製造方法をDRAMに
適用することによって、ビット線を構成する導電性膜3
とワード線を構成するゲート電極6との距離、及び、ビ
ット線を構成する導電性膜3と蓄積容量を構成するセル
プレート電極との間の距離を大きくすることができ、そ
れによってビット線容量の小さな集積度の高いDRAM
を製造することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】まず、図2乃至図5を参照して本
発明の第1の実施の形態の製造工程を説明する。 図2(a)参照 まず、パッド酸化膜を介して設けたシリコン窒化膜パタ
ーン(図示せず)をマスクとしてシリコン基板11を選
択酸化することによって素子分離酸化膜12を形成し、
次いで、シリコン窒化膜パターン及びパッド酸化膜を除
去したのち、CVD法を用いて全面に厚さ0.5μm程
度のSiO2 膜を堆積したのち、素子分離酸化膜12上
の厚さが0.3〜0.4μm、例えば、0.3μmとな
るように研磨することにより、表面が平坦なSiO2
13を形成する。
【0025】次いで、CVD法を用いて、不純物濃度が
1×1021〜5×1021cm-3、例えば、3×1021
-3で、厚さが、0.1〜0.3μm、例えば、0.2
μmのPドープn+ 型多結晶Siを堆積させたのち、パ
ターニングすることによって幅0.1〜0.35μm、
例えば、0.15μmのビット線14を形成する。
【0026】次いで、TEOSを用いたCVD法によっ
てSiO2 膜15を堆積して表面を平坦にしたのち、シ
リコン支持基板16と重ね、600〜1000℃、例え
ば、850℃の高温で熱処理することによってシリコン
基板11とシリコン支持基板16とを強固に貼り合わせ
る。
【0027】図2(b)参照 次いで、シリコン基板11の裏面を素子分離酸化膜12
が露出するまで研磨して薄層化することによって、厚さ
0.1〜0.2μm、例えば、0.1μmの単結晶素子
領域17を形成する。
【0028】図3(c)参照 次いで、素子分離酸化膜12に囲まれた単結晶素子領域
17表面を熱酸化して厚さ4.0〜10.0nm、好適
には4.0nmのゲート酸化膜18を形成したのち、厚
さ100〜200nm、例えば、150nmの多結晶S
i、及び、厚さ10〜100nm、例えば、20nmの
SiN膜を順次堆積してパターニングすることによって
ゲート電極19及びSiN膜20を形成する。
【0029】次いで、ゲート電極19をマスクとしてA
sをイオン注入することによってソース・ドレイン領域
21を形成したのち、全面に厚さ30〜70nm、例え
ば、50nmのSiN膜を堆積し、CHF3 +CF4
反応ガスとしたRIE(反応性イオンエッチング)を用
いて、ゲート電極の側壁にSiN膜からなるサイドウォ
ール22を形成する。
【0030】図3(d)参照 次いで、レジストを塗布して、2つのゲート電極19の
間が開口部となる程度の荒い精度のレジストパターン2
3を形成し、このレジストパターン23、SiN膜2
0、及び、サイドウォール22をマスクとして露出して
いるシリコン層、即ち、ソース・ドレイン領域21の一
方、及び、その下のSiO2 膜13をCHF3 を反応ガ
スとしたRIEによってエッチングして、ビット線14
に達する溝24を形成する。
【0031】図4(e)参照 次いで、全面にPドープn+ 型多結晶Siを堆積させて
溝24を埋め込んだのち、HBrを反応ガスとしたRI
Eによってn+ 型多結晶Siをエッチングすることによ
ってサイドウォール状の接続電極25を形成する。
【0032】なお、この接続電極25は、ソース・ドレ
イン領域22の一方と接続するものであり、また、反対
側のサイドウォール22の側部にもサイドウォール状の
+型多結晶Siが残存することになる。
【0033】図4(f)参照 次いで、CVD法によって、全面に厚さ0.3〜0.5
μm、例えば、0.5μmのSiO2 膜26を層間絶縁
膜として堆積させたのち、ソース・ドレイン領域21の
他方に達するコンタクトホールを形成する。
【0034】次いで、全面にPドープn+ 型多結晶Si
を堆積したのち、エッチバックすることによってコンタ
クトホールに埋め込まれた多結晶Siプラグ27を形成
する。
【0035】次いで、全面に厚さが10〜30nm、例
えば、20nmのPドープn+ 型多結晶Siを堆積した
のちパターニングすることによって蓄積容量を構成する
蓄積電極28を形成する。
【0036】次いで、誘電体膜29として、全面に厚さ
3〜6nm、例えば、4nmのSiO2 膜を堆積したの
ち、共通のセルプレート電極30となる厚さ200〜5
00nm、例えば、300nmのPドープn+ 型多結晶
Siを堆積することによって、埋込ビット線型DRAM
の基本的構成が完成する。
【0037】この様に、本発明の第1の実施の形態にお
いては、従来のSOI構造を利用した埋込ビット線型D
RAMと同様に、ビット線14とワード線となるゲート
電極19との間の距離、或いは、ビット線14とセルプ
レート電極30との間の距離を大きくすることができる
ので、ビット線容量を大幅に低減することができ、した
がって、小さな蓄積電荷量でも読出が可能になるので、
セルを微細化しても問題がなくなる。
【0038】また、本発明の第1の実施の形態において
は、ゲート電極19の側壁に設けたサイドウォール22
を利用して、サイドウォール22に対して自己整合的に
ビット線14に達し、且つ、接続電極25を埋め込むた
めの溝24を形成しているので、リソグラフィーに伴う
位置合わせ誤差を考慮する必要がなくなるので、製造工
程が簡素化すると共に、セルの微細化が可能になる。
【0039】また、接続電極25をパターニングする際
に、RIEを用いてエッチングしているので、リソグラ
フィーに伴う位置合わせ誤差を考慮する必要がなく、製
造工程がより簡素化すると共に、セルのさらなる微細化
が可能になる。
【0040】次に、図5を参照して、本発明の第2及び
第3の実施の形態を簡単に説明する。 図5(a)参照 図5(a)は、上述の本発明の第1の実施の形態の配線
構造及び製造方法を、周知のオープンビット線構造のD
RAMに適用した場合の概略的平面図を示すものであ
り、ビット線31とトランジスタ領域32を構成するソ
ース・ドレイン領域の一方とを接続するためのビット線
コンタクト34と、2つのワード線33の間のトランジ
スタ領域32を構成するソース・ドレイン領域の他方を
蓄積電極に接続するためのキャパシタコンタクト35が
周期的に形成されることになる。
【0041】図5(b)参照また、図5(b)は、上述
の本発明の第1の実施の形態の配線構造及び製造方法
を、同じく周知の折り返しビット線構造のDRAMに適
用した場合の概略的平面図を示すものであり、トランジ
スタ領域32、ビット線コンタクト34、及び、2つの
キャパシタコンタクト35からなる組合せ、即ち、メモ
リセルが交互に分散して周期的に配列されることにな
る。
【0042】この様に、いずれのビット線構造であって
も、本発明においては、ビット線領域が予め埋込層とし
て形成されているので、セル内でビット線用の配線層を
設ける必要がなく、集積度が向上することになる。
【0043】なお、本発明の実施の形態の説明において
は、ビット線としてPドープの多結晶Siを用いている
が、Pドープ多結晶Siに限られるものではなく、As
ドープ多結晶Siでも良いし、PまたはAsをドープし
たアモルファスSiでも良く、或いは、ポリサイドでも
良く、さらには、Ti、W、或いはTiN等の導電膜で
あっても良い。
【0044】また、誘電体膜29としてSiO2 膜を用
いているが、SiN膜や、Ta2 5 膜、TiO2 膜、
SrTiO3 膜、BaTiO3 膜、及び、BaSrTi
3膜等の強誘電体膜を用いても良いものであり、特
に、Ta2 5 膜、TiO2 膜、SrTiO3 膜、Ba
TiO3 膜、及び、BaSrTiO3 膜等の誘電体膜を
用いた場合には、蓄積容量を大きくすることができる。
【0045】また、上記の実施の形態においては、ゲー
ト電極19をマスクとしてソース・ドレイン領域を形成
しているが、このような形態に限られるものではなく、
ゲート電極19をマスクとして浅い低抵抗のソース・ド
レイン領域を形成したのち、サイドウォール22を形成
し、次いで、サイドウォール22をマスクとして深いソ
ース・ドレインを形成して、所謂LDD(Lightl
y Doped Drain)構造にしても良い。
【0046】また、上記の実施の形態においては、基板
を貼り合わせる際にはシリコン支持基板16表面にSi
2 膜を形成していないが、シリコン支持基板16表面
にもSiO2 膜を形成したのち基板を貼り合わせても良
く、さらに、支持基板としては石英基板等の絶縁性基板
を用いても良いものである。
【0047】また、本発明の実施の形態の説明において
は、1Tr−1C型DRAMで説明しており、この様な
DRAMが本発明の実施の形態の典型例ではあるが、本
発明はDRAMに限られるものではなく、SRAM(ス
タティック・ランダム・アクセス・メモリ)や一般の半
導体装置、特に、MOS型半導体集積回路装置の局所配
線(Loacal Interconnect)として
も適用されるものであり、いずれにしても、サイドウォ
ールを利用したエッチングにより自己整合的に埋込配線
層に達する深い溝を設け、この溝内に接続電極を設ける
点が本発明の基本的技術思想である。
【0048】さらに、本発明は、溝内に設けた接続電極
をパターニングする際に、RIEを用いることにより、
サイドウォールに対して自己整合的にサイドウォール状
の接続電極を形成する点にも特徴を有するものである。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、埋込ビット線構造を用
いているのでビット線容量を小さくすることができ、且
つ、ビット線に接続する接続電極を形成する際に、ゲー
ト電極側部に設けたサイドウォールを利用して自己整合
的に形成しているので、リソグラフィーに伴う位置合わ
せマージンを含まずに精度良く加工でき、したがって、
集積度の高い埋込ビット線型DRAMを製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成の説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の途中までの製造工
程の説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の図2以降の途中ま
での製造工程の説明図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の図3以降の製造工
程の説明図である。
【図5】本発明の第2及び第3の実施の形態の製造工程
の説明図である。
【図6】従来の埋込ビット線型DRAMの途中までの製
造工程の説明図である。
【図7】従来の埋込ビット線型DRAMの図6以降の製
造工程の説明図である。
【符号の説明】
1 基板 2 第1の絶縁膜 3 導電性膜 4 第2の絶縁膜 5 活性領域 6 ゲート電極 7 サイドウォール 8 溝 9 ソース・ドレイン領域 10 導電性材料 11 シリコン基板 12 素子分離酸化膜 13 SiO2 膜 14 ビット線 15 SiO2 膜 16 シリコン支持基板 17 単結晶素子領域 18 ゲート絶縁膜 19 ゲート電極 20 SiN膜 21 ソース・ドレイン領域 22 サイドウォール 23 レジストパターン 24 溝 25 接続電極 26 SiO2 膜 27 多結晶Siプラグ 28 蓄積電極 29 誘電体膜 30 セルプレート電極 31 ビット線 32 トランジスタ領域 33 ワード線 34 ビット線コンタクト 35 キャパシタコンタクト 41 p型シリコン基板 42 SiO2 膜 43 溝 44 埋込導電層 45 ビット線 46 SiO2 膜 47 シリコン支持基板 48 単結晶素子領域 49 素子分離絶縁膜 50 ゲート絶縁膜 51 ゲート電極 52 ソース・ドレイン領域 53 ソース・ドレイン領域 54 SiO2 膜 55 蓄積電極 56 誘電体膜 57 セルプレート電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−82918(JP,A) 特開 平4−237131(JP,A) 特開 平4−324660(JP,A) 特開 平7−326615(JP,A) 特開 平3−217054(JP,A) 特開 昭64−89559(JP,A) 特開 平9−232446(JP,A) 特開 平4−118967(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8242 H01L 27/108

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に第1の絶縁膜、導電性膜、第2
    の絶縁膜、及び、活性領域となる半導体層を設けると共
    に、前記活性領域上に設けた絶縁ゲート型電界効果トラ
    ンジスタのゲート電極のサイドウォールに接する
    導電性材料層を設け、且つ、前記導電性材料層の一方が
    前記導電性膜に達する溝内に接して、前記絶縁ゲート型
    電界効果トランジスタのソース・ドレイン領域の一方
    び前記導電性膜と電気的に接続するとともに、前記導電
    性材料層の他方が導電性サイドウォールを構成すること
    を特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 上記導電性膜がビット線を構成し、上記
    絶縁ゲート型電界効果トランジスタのゲート電極がワー
    ド線を構成し、且つ、前記絶縁ゲート型電界効果トラン
    ジスタのソース・ドレイン領域の他方には蓄積容量が接
    続されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 シリコン基板の表面に素子分離絶縁膜を
    形成し、全面に酸化シリコン膜を形成し、次いで、導電
    性膜及び酸化シリコン膜を順次堆積した前記シリコン基
    板の表面に他の基板を貼り合わせ、前記シリコン基板の
    裏面を研磨して薄層化することによって活性領域を形成
    し、次いで、前記活性領域上に設けた絶縁ゲート型電界
    効果トランジスタのゲート電極の側部にサイドウォール
    を形成したのち、前記サイドウォールをマスクとして前
    記導電性膜に達する溝を形成し、前記溝内に前記絶縁ゲ
    ート型電界効果トランジスタのソース・ドレイン領域の
    一方と電気的に接続する導電性材料を埋め込んだことを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記溝内に上記導電性材料を埋め込む際
    に、前記導電性材料を全面に堆積させたのち、反応性イ
    オンエッチングすることによって、マスクとして用いた
    上記サイドウォールおよび前記サイドウォールの下方に
    形成された溝の壁面に接する導電性材料層を形成するこ
    とを特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記導電性膜がビット線を構成し、上記
    絶縁ゲート型電界効果トランジスタのゲート電極がワー
    ド線を構成し、且つ、前記絶縁ゲート型電界効果トラン
    ジスタのソース・ドレイン領域の他方には蓄積容量が接
    続されていることを特徴とする請求項3または4に記載
    の半導体装置の製造方法。
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