JPH0612483U - コーマー機におけるサクションボックス内の落綿付着検知装置 - Google Patents

コーマー機におけるサクションボックス内の落綿付着検知装置

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JPH0612483U
JPH0612483U JP5688892U JP5688892U JPH0612483U JP H0612483 U JPH0612483 U JP H0612483U JP 5688892 U JP5688892 U JP 5688892U JP 5688892 U JP5688892 U JP 5688892U JP H0612483 U JPH0612483 U JP H0612483U
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suction box
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JP5688892U
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睦彦 香取
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株式会社原織機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な手段によって、光を透過させるためにサ
クションボックス、及び機台フレームに穿設した各透過
孔に風綿が引っ掛かったり、溜まったりするのを防い
で、サクションボックス内に落綿が付着したのを検知す
る装置の誤作動を防止することである。 【構成】僅かに大きさが異なっていて互いに相似形であ
る断面逆U字形の第1及び第2の各カバー19、22を
形成して、各カバー19、22の本体部21、23を所
定長だけ重なり合わせて、この各カバー19、22をそ
れぞれサクションボックスの側壁1aと機台フレーム1
3とに取り付けて、この側壁1aと機台フレーム13と
にそれぞれ穿設された透過孔14、15を完全に覆う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コーマー機のサクションボックス内に堆積する短繊維等を検知する ための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
6〜8デリベリを有するコーマー機(図5では8デリベリのものを示す)は、 各デリベリ毎にニッパー装置(図示せず)を備えていて、その下方にそれぞれサ クションボックス1が配置されている。このサクションボックス1内には、図6 に示すように、コーミングシリンダー2とサーキュラーブラシ3とが相上下して 配置されている。サクションボックス1は、その下部の断面積が狭くなって連結 部4になっており、各サクションボックス1は、この連結部4の部分において各 デリベリ共通の吸引ダクト5に連結され、この吸引ダクト5は吸引ファン装置7 に連結されている。このコーマー機では、サクションボックス1の上方に設けら れたフィードローラ9から供給されたラップRをニッパー装置で把持して、その 下方のコーミングシリンダ2の回転によりラップRをコーミングし、このラップ Rに含まれている短繊維等の不良繊維、及びネップ、ハネデュー等の雑物を除去 して、良質のフリースにしている。吸引ダクト5の吸引力は、サクションボック ス1内に及んでおり、ラップRをコーミングすることによりコーミングシリンダ 2のシリンダニードル6の針間に付着した短繊維等は、サーキュラーブラシ3の 回転によりコーミングシリンダ2から掻き取られた後に、吸引力によってサクシ ョンボックス1の連結部4から吸引ダクト5を経て吸引ファン装置7の側に吸引 回収される。
【0003】 コーマー機では、コーミングシリンダ2の上部に、デタッチングローラ対8が このコーミングシリンダ2に近接して設けられており、コーミングシリンダ2の 回転によりラップRから短繊維等を除去されたフリースF1 は、デタッチングロ ーラ対8により送り出される。このデタッチングローラ対8により送り出された 先行するフリースF1 に後続のフリースF2 を接続する際には、デタッチングロ ーラ対8を逆回転させて、先行のフリースF1 の後端部と後続のフリースF2 の 先端部とを接合している。図6に示すように、デタッチングローラ対8の逆回転 によりこれから後方に繰り出された先行フリースF1 の後端部は、この部分に及 んでいる吸引気流によってこのボトムデタッチングローラ8aの外周に約半分接 して下方に向けられ、このデタッチングローラ対8の正転時に、コーミングシリ ンダ2でコーミングされた後続フリースF2 の先端部を前記先行フリースF1 の 後端部の上に重ねることにより、先行のフリースF1 の後端部と後続のフリース F2 の先端部とを接合している。従って、サクションボックス1内に作用する吸 引力は、先行フリースF1 の後端部をボトムデタッチングローラ8aの外周に接 して下方を向く程度の大きさでなければならない。もし、先行フリースがボトム デタッチングローラ8aの外周に接していない状態で、後続フリースを接合する と、先行フリースに後続フリースが一定の重なり合い部分を有さずに接合された り、先行フリースが乱された状態で接合されたりして、フリースの品質が低下す る。
【0004】 ラップをコーミングすると、前述したように短繊維等の不良繊維、及びハネデ ュー、ネップ等の雑物(これらは「落綿」と総称されることがある)が除去され る。これらは、サーキュラーブラシ3によってコーミングシリンダー2から掻き 取られ、サクションボックス1内に及んでいる吸引気流によって下方に落下して 回収される。しかし、ラップを形成する原綿には、種類によって糖分を多く含む ものがあり、この糖分を多く含むものは粘りがあって、その落綿はサクションボ ックス1の内面に付着し易い。また、前記ハネデューも高い粘度を有するので、 サクションボックス1の内面に付着し易い。このサクションボックス1の内面に 付着した短繊維等には、次以降のコーミングによって除去された短繊維等が回収 されずに付着し易い。サクションボックス1における全デリベリ共通の吸引ダク ト5との連結部4は、該ボックス1内に吸引力を及ぼすために他の部分(上部) よりも狭くなっているので、サクションボックス1内においてこのような短繊維 等が回収されずに付着すると、連結部4の入口部4aが塞がれて、サクションボ ックス1内に及ぶ吸引気流が弱くなり、前記した先行フリースと後続フリースと の接合がうまく行われない場合が生ずる。また、上記した連結部4の入口部4a の付近に付着した落綿がさらに多くなると、サーキュラーブラシ3の回転中にお いてこのブラシ3が前記入口部4aに付着した落綿を掻き上げ、再びコーミング シリンダー2に落綿が付着されてしまうことがある。この場合には、コーミング された良質のフリースに、短繊維や夾雑物等の落綿が混入されることがあって、 フリースの品質が悪化するという問題が生ずる。
【0005】 コーマー機は、全デリベリのコーミングシリンダー2とサーキュラーブラシ3 を全てのデリベリに共通のシリンダーシャフト11並びにブラシシャフト12に より回転させているので、振動が大きくなる。この振動を少なくするために、図 5に示すように、各サクションボックス1の間にそれぞれ機台フレーム13を設 けて、各機台フレーム13により前記シリンダーシャフト11並びにブラシシャ フト12を軸支している。サクションボックス1内に落綿が付着すると、上記し たような種々の不具合が生ずるために、コーマー機には、サクションボックス1 内に落綿が付着したのを検知するための装置を備え付けている。この検知装置は 、各サクションボックス1の側壁1aにおける連結部4の入口部4aの付近と、 前記各機台フレーム13とに、これらを直線状に貫通する円形の透過孔14、1 5をそれぞれ穿設すると共に、両端のサクションボックス1の外側にそれぞれ投 光器16と受光器17とを配設して、投光器16から発せられた光線が前記各透 過孔14、15を通って受光器17に受光されているか否かによって、サクショ ンボックス1内における落綿の付着を検知する構成のものである。そして、投光 器16から発せられた光線を受光器17が受光しない場合には、機台を停止させ ると共に、この機台の停止をオペレーターに知らしめるために信号灯を点灯させ ていた。
【0006】 コーマー機では風綿の発生が多いために、光を通すためにサクションボックス 1、及び機台フレーム13にそれぞれ穿設した透過孔14、15に風綿が引っ掛 かったり、溜まったりして、この風綿が投光器16から発せられた光線を遮り、 サクションボックス1内に落綿が付着していなくても、機台が停止されてしまう 誤作動を起こすことがあった。このような誤作動が生ずると、機台が無駄に停止 されてしまうために、生産能率が下がる。
【0007】 一方、実公昭55-53562号公報には、2デリベリ以上の紡機のコイラーチューブ 詰りを誤検知することなく検知できる装置が開示されている。この検知装置は、 機台の両端に配置された投光器と受光器との間に、無色透明なガラス棒、樹脂棒 等から成る透光体を配設し、この透光体によって、投光器から発せられた光線が 風綿によって遮られるのを防いで誤検知を防止しようとするものである。この技 術をコーマー機に単に転用すると、後述のような諸問題がある。(1)コーマー 機には、前述したように各サクションボックス1の間に機台フレーム13を配設 して、振動の発生を抑制しているが、これを皆無にすることはできないので、透 光体に対して機台の振動が伝わらぬようにする必要がある。透光体が機台の振動 で揺れると、投光器から発せられた光線に対して透光体の端面がぶれて垂直でな くなって、透光体に対する入射光はその端面で散乱させられて、受光器に届きに くくなるので、機台停止信号が発せられる場合が生じる。(2)透光体をサクシ ョンボックス1に取り付けるには、その透過孔14に対して透光体の端面が接す るようにして取り付けないと、透光体の端面に風綿の付着するのを防止すること ができない。このようにして、サクションボックスの透過孔に端面を接して透光 体を取り付けると、この端面にサクションボックス1内のハネデュー等の高粘性 の落綿が付着することがあり、この場合には、透光体を取り外してその端面を清 掃しなければならない。(3)透光体の端面にハネデュー等が付着した場合には 、多数の透光体のいずれの端面に落綿が付着したのかは、透光体の端面がサクシ ョンボックス1の内部を向いているので、外部から見ることができず、全ての透 光体を取り外してその検査、及び清掃をしなければならない。そして、機台の運 転前には検査、及び清掃した透光体を再び取り付けなければならないという不都 合がある。また、透光体の取付け、取外しの作業に伴う該透光体の破損に備えて 予備の透光体を準備して、これを管理しなければならぬという問題もある。この ように多くの問題があるので、風綿付着による誤作動を防止するために、コーマ ー機に前記透光体を配設することは好ましくない。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、簡単な手段によって、光を透過させるためにサクションボックス、 及び機台フレームに穿設した各透過孔に風綿が引っ掛かったり、溜まったりする のを防いで、サクションボックス内に落綿が付着したのを検知する装置の誤作動 を防止することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本考案の採用した手段は、多数のサクションボック スがそれぞれ機台フレームを介して並設され、各サクションボックスの下端部は 、その横断面が他の部分に比較して小さくなって連結部となっており、この連結 部を介して各サクションボックスが共通の吸引ダクトに連結され、各サクション ボックスの両側壁の前記連結部の部分と、前記機台フレームとには、直線状に貫 通する円形の透過孔がそれぞれ穿設され、両端に配設された各サクションボック スの外側に投光器と受光器とがそれぞれ配設されて、前記各透過孔を通過する発 光器からの光線が遮断されることにより、前記各サクションボックスのいずれか の内部に落綿が付着したことを検知する構成のコーマー機において、前記各サク ションボックスの側壁と、前記各機台フレームとの間の各空間部に、前記透過孔 を完全に覆うようにして風綿付着防止カバーをそれぞれ配設したことである。
【0010】
【考案の作用】
コーマー機のサクションボックスの側壁と機台フレームとの間の空間に、サク ションボックスの側壁の透過孔と、機台フレームの透過孔とを完全に覆うように して風綿付着防止カバーを配設したので、サクションボックスの側壁と機台フレ ームとの間の空間に浮遊している風綿が、前記各透過孔に引っ掛かったり、溜ま ったりするのが防止されて、サクションボックス内に落綿が付着したのを検知す るための装置の誤作動がなくなる。また、落綿付着防止カバーを断面逆U字形と した場合には、その下方が開口されるので、上記した透過孔に落綿、風綿等が引 っ掛かった場合には、このカバーの下方からブラシ類を挿入して透過孔の清掃を 簡単に行える。
【0011】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本考案を更に詳細に説明する。なお、上記した「従来の 技術」の項で説明した部分と同一部分には、同一符号を付し、重複説明を避けて 本考案の特徴部分についてのみ説明する。図1は、本考案に係る落綿付着検知装 置を備えたコーマー機を背面から見た斜視図であり、図2は、風綿付着防止カバ ー18の部分の拡大斜視図であり、図3は、同じく縦断面図であり、図4は、図 3のX−X線矢視断面図である。図1ないし図3に示すように、サクションボッ クス1の側壁1aと機台フレーム13との間に風綿付着防止カバー18が配設さ れている。この風綿付着防止カバー18は、サクションボックス1の側壁1aに 取付けられる第1カバー19と、機台フレーム13に取付けられる第2カバー2 2とから構成されており、この第1及び第2の各カバー19、22には逆U字状 に形成された所定長さの本体部21、23がそれぞれ設けられている。ここで、 第1カバー19の本体部21は、上半部の円弧部21aと下半部の側板部21b とで構成され、この円弧部21aの内径は、サクションボックス1の側壁1aの 透過孔14の直径よりも大きくなっている。同様に、第2カバー22の本体部2 3は、上半部の円弧部23aと下半部の側板部23bとで構成され、第1カバー 19の本体部21よりも形がやや小さい相似形に形成されて、第1カバー19の 本体部21の内部に嵌入可能になっており、かつその円弧部23aは機台フレー ム13の透過孔15の直径よりも大きくなっている。第1カバー19の本体部2 1には、その円弧部21aの頂部に、上方へ突出する取付け板24が設けられて おり、また、第2カバー22の本体部23の円弧部23aの頂部にも、上方へ突 出する取付け板25が設けられている。第1及び第2の各カバー19、22の各 取付け板24、25には、それぞれ取付け孔24a、25aが開けられている。
【0012】 この第1及び第2の各カバー19、22をそれぞれサクションボックス1の側 壁1aと機台フレーム13の間の空間に配設するには、最初に第2カバー22を 機台フレーム13に取り付ける。このため、透過孔15の中心の上方の所定高さ の位置で機台フレーム13にねじ孔26を開け、このねじ孔26に第2カバー2 2の取付け板25の取付け孔25aに挿入したボルト27をねじ込み、取付け板 25を機台フレーム13に固定する。これにより、第2カバー22の本体部23 の円弧部23aは、透過孔15の中心とほぼ同心となって、この本体部23の端 面が機台フレーム13の側面に密着して、本体部23の側板部23bの下端は透 過孔15の最下端よりも下方に位置し、前記透過孔15は、本体部23によって 完全に覆われる。次に、第1カバー19をサクションボックス1の側壁1aに取 り付けるのであるが、そのためのボルト28は、側壁1aが薄い鋼板で構成され ているので、第2カバー22の前記ボルト27と対向する位置においてその基部 が側壁1aの外側面に溶接されている。そして、この第1カバー19は、その本 体部21を第2カバー22の本体部23の外側に配置して部分的に重ね合わせて 、取付け板24の取付け孔24aを前記ボルト28に挿入して、このボルト28 にねじ込まれたナット29により、サクションボックス1の側壁1aの外側面に 固定される。このようにして、サクションボックス1の側壁1aに取付けられた 第1カバー19は、図4に示すように、その本体部21の上半部の円弧部21a が透過孔14の中心とほぼ同心となって、この本体部21の端面がサクションボ ックス1の側壁1aに密着して、本体部21の側板部21bの下端は透過孔14 の最下端よりも下方に位置し、前記透過孔14は本体部23によって完全に覆わ れる。このようにして、第1及び第2の各カバー19、22が、それぞれ機台フ レーム13及びサクションボックス1に取り付けられた状態においては、各本体 部21、23は、その開放端側において所定長だけ互いに重なり合っている。
【0013】 そして、コーマー機の作動に伴い多量に発生する風綿が、サクションボックス 1の側壁1aと機台フレーム13との間に落下しても、この部分には、サクショ ンボックス1の側壁1aの透過孔14を覆う第1カバー19と、機台フレーム1 3の透過孔15を覆う第2カバー22とが互いに重なり合って配設されて、これ らの透過孔14、15を完全に覆っているために、この透過孔14、15に風綿 が引っ掛かったり、溜まったりするのが防止される。即ち、第1及び第2の各カ バー19、21の各本体部21、23の上半部が円弧状に形成されていて、当該 部分に落下した風綿は、その円弧面に沿って落下すると共に、各本体部21、2 3の下半部の各側板部21b、23bが各透過孔14、15の最下端よりも下方 に達していて、この各透過孔14、15の側方から風綿が侵入するのを防止して いる。また何らかの原因によって、透過孔14、15に風綿が引っ掛かったり、 溜まったりした場合には、開口している第1及び第2の各カバー19、22の下 方からブラシ等を挿入できるために、その風綿の除去は、各カバー19、22を 取付けたままの状態で行える。更に、第1及び第2の各カバー19、22内に風 綿が侵入して、その内面に付着した場合には、ボルト27を緩めて第2カバー2 2のみを機台フレーム13から取り外すことにより、両カバー19、22から風 綿を容易に取り除くことができる。
【0014】 上記実施例は、風綿付着防止カバーを僅かに大きさの異なる互いに相似形の断 面逆U字形の第1及び第2の各カバーで構成してあるために、その下方が開口さ れていて、この開口部からブラシ類を挿入して、透過孔の清掃を行える利点があ るが、この風綿付着防止カバーの断面形状は、上記のものに限定されない。例え ば、風綿付着防止カバーは、その断面が山形状であってもよく、更に径の異なる 二つの円筒体を部分的に重なり合わせて、それぞれサクションボックスの側壁と 機台フレームとに固定するようにしてもよい。
【0015】
【考案の効果】
本考案は、各サクションボックスの側壁及び各機台フレームにそれぞれ直線状 に貫通する透過孔を設けて、この透過孔を通過する発光器からの光線が遮断され ることによって、各サクションボックスのいずれかの内部に落綿が付着したこと を検知する構成の落綿付着検知装置を備えたコーマー機において、各サクション ボックスの側壁と、各機台フレームとの間の各空間部に、それぞれ前記透過孔を 完全に覆うようにして風綿付着防止カバーを配設したので、該透過孔に風綿が引 っ掛かったり、溜まったりするのを防止することができて、前記落綿付着検知装 置の誤作動が防止されて、サクションボックス内に落綿が付着したことを正確に 検知できる。この結果、落綿付着検知装置の誤作動によって機台が無駄に停止さ れるのが防止できて、機台の運転効率の低下が防止される。また、風綿付着防止 カバーの断面形状を逆U字形とした場合には、その下端が開口されるので、カバ ーを取り外すことなく、その下端の開口部からブラシ類を挿入して、前記透過孔 の清掃を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る落綿付着検知装置を備えたコーマ
ー機を背面から見た斜視図である。
【図2】落綿付着防止カバー18の部分の拡大斜視図で
ある。
【図3】同じく縦断面図である。
【図4】図3のX−X線矢視断面図である。
【図5】落綿付着検知装置を備えた従来のコーマー機を
背面から見た斜視図である。
【図6】サクションボックス1の部分の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1:サクションボックス 1a:サクションボックスの側壁 4:サクションボックスの連結部 5:吸引ダクト 13:機台フレーム 14:サクションボックスの透過孔 15:機台フレームの透過孔 16:投光器 17:受光器 18:風綿付着防止カバー 19:第1カバー 22:第2カバー

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のサクションボックスがそれぞれ機
    台フレームを介して並設され、各サクションボックスの
    下端部は、その横断面が他の部分に比較して小さくなっ
    て連結部となっており、この連結部を介して各サクショ
    ンボックスが共通の吸引ダクトに連結され、各サクショ
    ンボックスの両側壁の前記連結部の部分と、前記機台フ
    レームとには、直線状に貫通する円形の透過孔がそれぞ
    れ穿設され、両端に配設された各サクションボックスの
    外側に投光器と受光器とがそれぞれ配設されて、前記各
    透過孔を通過する発光器からの光線が遮断されることに
    より、前記各サクションボックスのいずれかの内部に落
    綿が付着したことを検知する構成のコーマー機におい
    て、前記各サクションボックスの側壁と、前記各機台フ
    レームとの間の各空間部に、前記透過孔を完全に覆うよ
    うにして風綿付着防止カバーをそれぞれ配設したことを
    特徴とするコーマー機におけるサクションボックス内の
    落綿付着検知装置。
  2. 【請求項2】 サクションボックスの側壁と機台フレー
    ムとの間の空間に配設される風綿付着防止カバーは、サ
    クションボックスの側壁に固定される断面逆U字形の第
    1カバーと、該第1カバーよりもやや形の小さい相似形
    であって、機台フレームに固定される第2カバーとから
    成って、この第1及び第2の各カバーは、その解放端側
    が所定長だけ互いに重なり合っていることを特徴とする
    請求項1に記載のコーマー機におけるサクションボック
    ス内の落綿付着検知装置。
JP5688892U 1992-07-20 1992-07-20 コーマー機におけるサクションボックス内の落綿付着検知装置 Pending JPH0612483U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0572678U (ja) * 1992-03-04 1993-10-05 誠 江里口 自転車等のスタンドロック装置
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