JPH0612478B2

JPH0612478B2 - 複写機

Info

Publication number: JPH0612478B2
Application number: JP57172657A
Authority: JP
Inventors: 豊重村; 弘木村; 昌彦久島; 忍里中; 誠治加美長
Original assignee: Mita Industrial Co Ltd
Current assignee: Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Priority date: 1982-09-30
Filing date: 1982-09-30
Publication date: 1994-02-16
Anticipated expiration: 2009-02-16
Also published as: JPS5961856A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、複数のサイズの複写紙をそれぞれ個別に収納
し得る複数の給紙カセツトを機体に装着して、給紙カセ
ツトを選択して複写紙を給紙する複写機に関する。

従来から、複写機の機体に上下２段に給紙カセツトを装
着し、機体に設けられた操作キーまたは切換レバーなど
によつて、上下段いずれかの給紙カセツトを選択して複
写を行う複写機では、複写中の複写紙のサイズが機体に
設けられた表示器に表示される。ところが、連続複写の
途中に割込み複写が行われるとき、表示器には割込み複
写における複写紙のサイズが表示されるので、割込み複
写が終了したとき、直前に行われていた連続複写の複写
紙のサイズは表示されない。そのため直前に行われてい
た複写紙のサイズが忘れられる不都合が生じることがあ
つた。

本発明の目的は、上述のような欠点を解決し、割込み複
写の直前に行われていた複写紙のサイズが割込み複写の
終了後に表示される複写機を提供することである。

本発明は、複数のサイズの複写紙をそれぞれ個別に収納
し得る複数の給紙カセツトを機体に装着して、給紙カセ
ツトを選択して複写紙を給紙する複写機において、複写紙のサイズを検出するために機体に設けられた検出
手段と、複写機の機体に設けられた操作キーのキー操作によつて
入力される操作情報と、前記検出手段からの検出情報と
を、予め定められたプログラムによつて処理する中央処
理装置と、前記中央処理装置の処理に従い前記複写紙のサイズの表
示を行う表示手段とを含み、前記中央処理装置は、操作キーのキー操作によつて割込
み複写が行われ、その割込み複写が終了した後に、機体
に装着された複数の給紙カセツト内の複写紙の各サイズ
が割込み複写前の複写紙のサイズと異なるとき、前記割
込み複写前に用いられた複写紙のサイズと割込み複写後
に用いることができる複写紙のサイズとを、相互に異な
る表示態様で前記表示手段に表示させることを特徴とす
る複写機である。

以下、図面によつて本発明の実施例を説明する。第１図
は本発明の一実施例の転写形静電式複写機の縦断面図で
ある。静電式複写機１１の機体１２の給紙部に上下に装
着された給紙カセツト１３，１４内の複写紙は給紙ロー
ラ１５，１６によつて選択的に１枚ずつ給紙され、対を
成す３組のローラを有する搬送装１７によつて搬送され
る。

給紙カセツト１３，１４の第１図左端部には、給紙カセ
ツト１３，１４内に収納される複写紙のサイズに対応し
た被検出手段としての突起１，２がそれぞれ突出され
る。上段の給紙カセツト１３の突起１は４個の突起部１
ａ，１ｂ，１ｃ，１ｄから成り、たとえばＪＩＳに規定
されるＢ５サイズの複写紙が給紙カセツト１３に収納さ
れていることを表す。給紙カセツト１４の突起２は、前
記突起部１ｂ，１ｃ，１ｄに対応する突起部２ｂ，２
ｃ，２ｄから成り、たとえばＪＩＳに規定されるＡ４サ
イズの複写紙が給紙カセツト１４に収納されていること
を表す。このように、複写紙のサイズは、給紙カセツト
１３，１４に突出された突起１，２の０〜４個の突起部
１ａ〜１ｄ，２ｂ〜２ｄなどの組合わせによつて表され
る。

給紙カセツト１３，１４が収納される機体１２の前記突
起１，２に対応する位置には、複写紙サイズの検出手段
としてマイクロスイツチ３，４がそれぞれ設けられる。
このマイクロスイツチ３，４は後述する中央処理装置８
７（第３図参照）に接続される。

機体１２の上部に設けられた水平な透明板２０上には、
原稿２１が載置され、この原稿２１は抑え板２２によつ
て透明板２０上に密着される。機体１２内には、仕切板
２３によつて仕切られた上部に、光学装置２４が設けら
れる。この光学装置２４は、露光ランプ２５と、露光ラ
ンプ２５からの光をを原稿２１に効率良く案内する反射
鏡２６，２７と、原稿２１の光像を光路１０に沿つて感
光ドラム１８の感光体２８上に結像するための反射鏡２
９，３０，３１と、レンズ３２と、反射鏡３３とを含
む。機体１２内の左方端付近には、光学装置２４を冷却
するための冷却フアン３４が設けられている。

露光にあたつては、レンズ３２および反射鏡３３を除く
光学装置２４が機体１２内の左方から右方まで露光移動
する。この露光移動にあたつて、露光ランプ２５および
反射鏡２６，２７，２９の移動速度は、反射鏡３０，３
１の移動速度の２倍に設定される。露光終了時には、レ
ンズ３２および反射鏡３３を除く光学装置２４は、前記
露光移動方向の逆方向に移動して、実線で示す休止位置
に戻る。しかもレンズ３２は、複写倍率に応じて、前記
露光移動方向に沿つてわずかに移動して固定される。す
なわち、縮小複写時においては、レンズ３２は、実線で
示す位置から仮想線で示す位置Ｐまで変位する。この際
反射鏡３０，３１は仮想線で示す位置に変位する。また
それとは逆に拡大複写時においては、レンズ３２は、実
線で示す位置かから、位置Ｐとは逆の方向にわずかに変
位する。

感光体２８は、コロナ放電器３７によつて帯電される。
この帯電された感光体２８には、露光領域３８において
光学装置２４から仕切板２３の開口３９と露光窓４０と
を介して原稿像が結像され、それによつて静電潜像が形
成される。この静電潜像は現像装置４１によつてトナー
像に顕像化される。このトナー像は、搬送装置１７によ
つて搬送されてくる複写紙上に、コロナ放電器４１の働
きによつて転写される。トナー像が転写された複写紙
は、除電器４３の働きによつて感光体２８から確実に剥
離される。この剥離された複写紙は、巻き掛けローラ４
４，４５によつて巻き掛け駆動される無端状の搬送ベル
ト４６によつて、熱定着装置４７に搬送される。熱定着
装置４７は、ヒータ４８を内蔵する熱ローラ４９と、熱
ローラ４９に圧接する圧ローラ５０とを備える。熱ロー
ラ４９および圧ローラ５０間を複写紙が通過することに
よつて、複写紙上のトナーが熱溶融された原稿像が定着
される。定着が完了した複写紙は、一対の排紙ローラ５
１によつてトレイ５２上に排出される。なお、転写工程
後の感光体２８の表面はブレード部材５３によつて拭掃
される。

第２図は、第１図の静電式複写機１１の機体１２に設け
られた操作部５の正面図である。操作部５の左方には、
前記機体１２に装着された給紙カセツト１３，１４に収
納された複写紙サイズを表示するためのサイズ表示部６
が設けられている。サイズ表示部６では、発光ダイオー
ド６１，６２，６３，６４，６５，６６，６７がそれぞ
れ点灯または点滅さされることによつてＡ３，Ｂ４，Ａ
４，Ｂ５，Ａ５，Ｂ６、手差し給紙カセツトをそれぞれ
表示する。サイズ表示部６の右方には、操作キーとして
の上段の給紙カセツトを選択する選択スイツチ６８と下
段の給紙カセツトを選択する選択スイツチ６９が設けら
れる。選択スイツチ６８，６９に対応して発光ダイオー
ド７０，７１がそれぞれ設けられ、選択スイツチ６８が
押圧されたとき発光ダイオード７０が点灯し、選択スイ
ツチ６９が押圧されたとき発光ダイオード７１が点灯す
る。

選択スイツチ６８，６９の右方には、逆Ｌ字状の表示部
７が設けられる。表示部７には、メンテナンス表示７
２、サービスマンコール表示７３、紙詰り表示７４、キ
ーカウンタ表示７５、紙なし表示７６、トナー補給表示
７７、割込み表示７８、複写枚数表示７９、複写済枚数
表示８０およびヒータのウエイト表示８１が設けられ、
それぞれ点灯または点滅されることによつて表示され
る。操作部５の中央部より左方には、複写される濃度を
調整するレバー８２を備える濃度調整手段８３が設けら
れる。

濃度調整手段８３の右方には、操作キーとしての割込み
スイツチ８と、割込みを解除するための解除スイツチ９
と、テンキー８４と、クリヤキー８５と、プリントスイ
ツチ８６とが配置される。前記割込みスイツチ８は、通
常の複写が行われているとき、または連続複写中に押圧
され、これによつて現在行われている連続複写が一時中
断される。たとえば割込み複写されるべきサイズの複写
紙が収納された給紙カセツト（図示せず）が給紙カセツ
ト１３または１４に代えて装着されると、割込み複写が
可能となる。割込み複写が終了すれば、解除スイツチ９
が押圧される。これによつて、割込み前の通常の複写ま
たは連続複写に戻される。

第３図は、中央処理装置８７の詳細を示すブロツク回路
図である。中央処理装置８７は、ランダムアクセスメモ
リなどによつて実現される記憶手段８８と、リードオン
メモリなどによつて実現され後述の予め定められたプロ
グラムのステツプｎ１〜ｎ３４に従い動作する処理手段
８９とを含み、静電式複写機１１の駆動を制御する制御
手段９０にバス９１を介して接続されるとともに、発振
器９２からライン９３を介してたとえば０．５秒周期の
クロツク信号が与えられる。中央処理装置８７には、表
示手段としての前記操作部５のサイズ表示部６と選択ス
イツチ６８，６９とに設けられた発光ダイオード６１〜
６８，７０，７１が抵抗９４，９５，９６，９７を介し
てそれぞれ接続される。発光ダイオード６１〜６７，７
０，７１は、処理手段８９からの信号によつて点灯また
は点滅される。

前記マイクロスイツチ３は、スイツチ９８，９９，１０
０，１０１から構成される。スイツチ９８の一接点９８
ａには端子９８ｂから正の電圧が印加される。スイツチ
９８の他接点９８ｃは、ライン１０２を介して中央処理
装置８７に接続されるとともに、抵抗１０３を介して接
地される。したがつて、スイツチ９８が前記突起１の突
起部１ａに圧接されて導通状態となると、電流が端子９
８ｂから一接点９８ａ、他接点９８ｃ、ライン１０２お
よび抵抗１０３を介して流れ、これによつてライン１０
２を介してハイレベルの信号が中央処理装置８７に与え
られる。スイツチ９９〜１０１にも、スイツチ９８と同
様に構成され、一接点９９ａ，１００ａ，１０１ａには
端子９９ｂ，１０１ｂから正の電圧がそれぞれ印加さ
れ、他接点９９ｃ，１００ｃ，１０１ｃは、ライン１０
４，１０５，１０６を介してそれぞれ中央処理装置８７
にに接続されるとともに抵抗１０７，１０８，１０９を
介してそれぞれ接地される。したがつてスイツチ９９〜
１０１が前記突起１の突起部１ｂ，１ｃ，１ｄにそれぞ
れ圧接されて導通状態となると、ライン１０４〜１０６
をそれぞれ介してハイレベルの信号が中央処理装置８７
に与えられる。このように、マイクロスイツチ３からラ
イン１０２，１０４〜１０６を介してそれぞれ導出され
る信号によつて、中央処理装置８７の処理手段８９で
は、たとえば複写紙のサイズがＢ５であることが判断さ
れる。

マイクロスイツチ４は、マイクロスイツチ３と同様に構
成され、スイツチ１１０，１１１，１１２，１１３を有
する。スイツチ１１０〜１１３は、ライン１１４，１１
５，１１６，１１７を介して複写紙のサイズに従う信号
を中央処理装置８７にそれぞれ導出する。したがつて、
たとえば、スイツチ１１０がローレベルの信号を導出
し、スイツチ１１１〜１１３がハイレベルの信号を導出
したとき、中央処理装置８７の処理手段８９では、複写
紙のサイズがＡ４であることが判断される。

前記操作部５に設けられた上記選択スイツチ６８、下段
選択スイツチ６９、割込みスイツチ８および解除スイツ
チ９の一接点６８ａ，６９ａ，８ａ，９ａには、端子６
８ｂ，６９ｂ，８ｂ，９ｂから正の電圧がそれぞれ印加
される。スイツチ６８，６９，８，９の他接点６８ｃ，
６９ｃ，８ｃ，９ｃは、ライン１１８，１１９，１２
０，１２１をそれぞれ介して中央処理装置８７に接続さ
れるとともに、抵抗１２２，１２３，１２４，１２５を
それぞれ介して接地される。したがつて、これらのスイ
ツチ６８，６９，８，９がそれぞれ押圧されたとき、ラ
イン１１８〜１２１を介してハイレベルの信号がそれぞ
れ中央処理装置８７に与えられる。

中央処理装置８７の記憶手段８８のメモリ領域は、メモ
リＭ１，Ｍ２，Ｍ３，Ｍ４，Ｍ５およびＭ６として用い
られる。メモリＭ１には、前記マイクロスイツチ３また
はは４からの信号を処理手段８９の指令によつて複写紙
のサイズに対応した情報がストアされる。メモリＭ２に
は、割込み複写前の複写紙のサイズに対応した情報が処
理手段８９の指令によつてストアされる。メモリＭ３
は、上段選択スイツチ６８からハイレベルの信号がライ
ン１１８を介して中央処理装置８７に与えられたとき、
「１」をストアし、下段選択スイツチ６９からハイレベ
ルの信号がライン１１９を介して中央処理装置８７に与
えられたとき、「０」をストアする。メモリＭ４には、
割込みスイツチ８が押圧され、ハイレベルの信号が中央
処理装置８７に与えられたとき、処理手段８９の指令に
よつて「１」がストアされ、解除スイツチ９が押圧され
たとき「０」がストアされる。メモリＭ５には、処理手
段８９の指令によつてメモリＭ３のストア内容がストア
される。メモリＭ６には、表示されるべき複写紙のサイ
ズが処理手段８９の指令によつてストアされる。

第４図（ａ）、第４図（ｂ）および第４図（ｃ）は、処
理手段８９の予め定められたプログラムに従う動作を説
明するためのフローチヤートである。ステツプｎ１にお
いて、電源が投入されるとステツプｎ２に移る。ステツ
プｎ２において、メモリＭ３のストア内容が「１」であ
るか否かが、すなわち上段または下段選択スイツチ６
８，６９のどちらが押圧されているかが判断され、
「１」のときすななわち上段選択スイツチ６８が押圧さ
れているときステツプｎ３に移り、「０」のときすなわ
ち下段選択スイツチ６９が押圧されているときステツプ
ｎ４に移る。ステツプｎ３において、メモリＭ１には、
上段の給紙カセツト１３に収納された複写紙のサイズが
ストアされ、ステツプｎ５に移る。ステツプｎ４におい
て、メモリＭ１には、下段の給紙カセツト１４に収納さ
れた複写紙のサイズがストアされ、ステツプｎ５に移
る。

ステツプｎ５において、メモリＭ２に情報がストアされ
ているか否かが、すなわち割込み前の複写紙サイズの情
報があるか否かが判断され、情報があるときステツプｎ
６に移り、情報がないとき、ステツプｎ９に移る。ステ
ツプｎ６において、メモリＭ４のストア内容が「１」で
あるか否かが、すなわち、割込みスイツチ８が押圧され
ているか否かが判断され、「１」のとき、すなわち割込
みスイツチ８が一旦押圧されたときステツプｎ９に移
り、「１」以外のとき、すなわち解除スイツチ９が一旦
押圧されたときステツプｎ７に移る。ステツプｎ７にお
いて、発振器９２からのクロツク信号がハイレベルのと
きステツプｎ８に移り、発振器９２からのクロツク信号
がローレベルのときステツプｎ９に移る。ステツプｎ８
において、メモリＭ６には、メモリＭ２およびメモリＭ
１のストア内容がストアされ、ステツプｎ１０に移る。
ステツプｎ９において、メモリＭ６には、メモリＭ１の
ストア内容がストアされる。

ステツプｎ１０において、メモリＭ６のストア内容に従
つて、操作部５（第２図参照）の複写紙のサイズ表示部
６の発光ダイオード６１〜６７が点灯または点滅され
る。すなわち、ステツプｎ８を経由したたとき、メモリ
Ｍ２の内容に対応した複写紙のサイズ表示のための発光
ダイオード６１〜６７のいずれかが点滅される。ステツ
プｎ１１において、メモリＭ４のストア内容が「１」で
あるか否かが判断され、「１」のときステツプｎ１４に
移り、「０」のときステツプｎ１２に移る。ステツプｎ
１２において、メモリＭ１とメモリＭ２のストア内容が
等しいか否かが判断され、すなわち、メモリＭ１にスト
アされた複写中の複写紙のサイズと、メモリＭ２にスト
アされた割込み複写前の複写紙のサイズとが等しいか否
かが判断され、等しいときステツプｎ１３に移り、等し
くないときステツプｎ１４に移る。ステツプｎ１３にお
いて、メモリＭ２に点滅表示を消すためにメモリＭ２の
ストア内容がクリアされ、ステツプｎ１４に移る。

ステツプｎ１４において、静電式複写機１１の制御手段
９０からバス９１を介して得られる信号によつて複写中
か否かが判断され、複写中のときステツプｎ１５に移
り、複写中でないときステツプｎ１７に移る。ステツプ
ｎ１５において、メモリＭ４のストア内容が「１」であ
るか否かが判断され、「１」のときステツプｎ１７に移
り、「０」のときステツプｎ１６に移る。ステツプｎ１
６において、メモリＭ２がクリアされ、ステツプｎ１７
に移る。

ステツプｎ１７において、上段選択スイツチ６８が押圧
され、ハイレベルの信号が中央処理装置８７に与えられ
ているか否かが判断され、ハイレベルの信号が与えられ
ているときステツプｎ１８に移り、ローレベルの信号が
与えられているときステツプｎ１９に移る。ステツプｎ
１８において、メモリＭ３に「１」がストアされ、上段
の給紙カセツト１３が選択されたことを記憶し、ステツ
プｎ２１に移る。

ステツプｎ１９において、下段選択スイツチ６９が押圧
され、ハイレベルの信号が中央処理装置８７に与えられ
ているか否かが判断され、ハイレベルの信号が与えられ
ているときステツプｎ２０に移り、ローレベルの信号が
与えられているときステツプｎ２１に移る。ステツプｎ
２０において、メモリＭ３に「０」がストアされ、ステ
ツプｎ２１に移る。

ステツプｎ２１において、解除スイツチ９が押圧され、
ハイレベルの信号が中央処理装置８７に与えられている
か否かが判断され、ハイレベルの信号が与えられている
ときステツプｎ２６に移り、ローレベルの信号が与えら
れているとき、ステツプｎ２２に移る。ステツプｎ２２
において、割込みスイツチ８が押圧され、ハイレベルの
信号が中央処理装置８７に与えられているか否かかが判
断され、ハイレベルの信号が与えられたときステツプｎ
２３に移り、ローレベルの信号が与えられたときステツ
プｎ２に移る。

ステツプｎ２３において、メモリＭ４に「１」がストア
され、ステツプｎ２４に移る。ステツプｎ２４におい
て、メモリＭ５にメモリＭ３のストア内容がストアさ
れ、ステツプｎ２５に移る。ステツプｎ２５においてメ
モリＭ２にメモリＭ１のストア内容がストアされ、ステ
ツプｎ２に移る。

ステツプｎ２６において、メモリＭ４に「０」がストア
され、ステツプｎ２７に移る。ステツプｎ２７におい
て、メモリＭ３にメモリＭ５のストア内容がストアさ
れ、ステツプｎ２８に移る。

ステツプｎ２８において、メモリＭ３のストア内容が
「１」であるか否かが判断され、「１」のときはステツ
プｎ２９に移り、「０」のときはステツプｎ３２に移
る。ステツプｎ２９において、メモリＭ２のストア内容
が上段の給紙カセツト１３に収納された複写紙のサイズ
に一致しているか否かが判断され、一致しているときス
テツプｎ２に移り、一致していないときステツプｎ３０
に移る。ステツプｎ３０において、メモリＭ２のストア
内容が下段の給紙カセツト１４に収納された複写紙のサ
イズに一致しているか否かが判断され、一致していいる
ときステツプｎ３１に移り、一致していないときステツ
プｎ２に移る。ステツプｎ３１において、メモリＭ３に
「０」がストアされ、ステツプｎ２に移る。

ステツプｎ３２において、メモリＭ２のストア内容の下
段給紙カセツト１４に収納された複写紙のサイズに一致
しているか否かが判断され、一致しているときステツプ
ｎ２に移り、一致していないときステツプｎ３３に移
る。ステツプｎ３３において、メモリＭ２のストア内容
が上段の給紙カセツト１３に収納された複写紙のサイズ
に一致しているか否かが判断され、一致しているときス
テツプｎ３４に移り、一致していないときステツプｎ２
に移る。ステツプｎ３４においてメモリＭ３に「１」が
ストアされ、ステツプｎ２に移る。

このように処理手段８９において、中央処理装置８７に
接続された選択スイツチ６８，６９、割込みスイツチ
８、解除スイツチ９などの操作キーの押圧操作に従つて
処理が行われ、表示手段としての発光ダイオード６１〜
６７が点灯されて複写紙のサイズを表示する。中央処理
装置８７に発振器９２が接続されたので、割込み複写が
終了して、解除スイツチ９が押圧されると、給紙カセツ
ト１３，１４に割込み前の複写に用いられたサイズの複
写紙が収納されていないとき、発光ダイオード６１〜６
７のいずれかが他のサイズの表示態様（点灯）ととは異
なる表示態様で点滅表示される。したがつて、この点滅
表示によつて、前記給紙カセツト１３，１４のいずれか
に代えて別の給紙カセツトを装着されるべきことがわか
るので、誤複写が防がれる。

したがつて、たとえば上段の給紙カセツト１３にＢ５サ
イズの複写紙が収納され、下段の給紙カセツト１４にＡ
４サイズの複写紙が収納され、下段の給紙カセツト１４
に収納されたＡ４サイズの複写紙が用いられ、連続複写
が行われているとき、割込み複写によつて、下段の給紙
カセツト１４が取り代えられてＢ４サイズの複写紙によ
つて複写が行われると、割込み複写の終了後にサイズ表
示部６には、複写紙のサイズ「Ａ４」を示す発光ダイオ
ード６３が点滅される。なお、複写紙のサイズ「Ｂ４」
を示す発光ダイオード６２と、下段選択スイツチ６９が
押圧されたことを示す発光ダイオード７１とが点灯され
ている。

このような動作を、第４図（ａ）、第４図（ｂ）および
第４図（ｃ）を参照して説明する。先ず、電源投入後、
下段の給紙カセツト１４を選択して連続複写を行うにあ
たつては、ステツプｎ１からステツプｎ２に移り、下段
選択スイツチ６９が選択されてメモリＭ３が「０」であ
るのでステツプｎ４に移り、メモリＭ１に下段の給紙カ
セツト１４に収納されている複写紙のサイズ「Ａ４」が
ストアされ、次のステツプｎ５では、メモリＭ２に割込
み複写前のサイズのデータがストアされているかどうか
が判断され、現在では、そのようなデータはストアされ
てないので、次のステツプｎ９に移り、メモリＭ１のス
トア内容がメモリＭ６に転送される。ステツプｎ１０で
は、メモリＭ６にストアされている「Ａ４」が表示部６
に表示され、次のステツプｎ１１では、メモリＭ４のス
トア内容は「０」であることが判断され、さらに次のス
テツプｎ１２に移り、メモリＭ１，Ｍ２の内容が同一で
あるかどうかが判断される。メモリＭ２にはストア内容
が存在せず、したがつてステツプｎ１２からステツプｎ
１４に移り、複写中であるかどうかが判断され、複写中
でなければ、次のステツプｎ１７に移り、ここで、上段
選択スイツチ６８が操作されず、そのスイツチ６８の出
力がローレベルであるので、次のステツプｎ１９に移
り、下段選択スイツチ６９が操作されて、その出力がＨ
であるので、次のステツプｎ２０に移り、メモリＭ３に
は「０」がストアされる。次のステツプｎ２１では、解
除スイツチ９が操作されていないことが判断され、ステ
ツプｎ２２では割込みスイツチ８が操作されていないこ
とが判断され、再びステツプｎ２に戻る。

この連続複写中では、ステツプｎ１４において複写中で
あることが判断され、次のステツプｎ１５では、割込み
スイツチ８が操作されておらず、したがつてメモリＭ４
が「０」であることが判断さされて次のステツプｎ１６
では、メモリＭ２をクリアし、次のステツプｎ１７に移
る。その他の動作は、前述と同様である。

次に割込み複写を行なうために、先ず、割込みスイツチ
８を操作すると、前述の連続複写の動作ステツプのう
ち、ステツプｎ２２において、割込みスイツチ８が操作
されてその出力がハイレベルであることが判断され、次
のステツプｎ２３ではメモリＭ４に割込みスイツチ８が
操作されたことを表す「１」がストアされ、ステツプｎ
２４ではメモリＭ３のストア内容がメモリＭ５に転送さ
れる。メモリＭ３には、連続複写時の下段の給紙カセツ
ト１４が選択されており、したがつてメモリＭ３は
「０」であり、この内容がメモリＭ５にストアされるこ
とになる。ステツプｎ２５では、連続複写時の選択され
ている下段の給紙カセツト１４の複写紙のサイズ「Ａ
４」が、前述のとおりステツプｎ４でメモリＭ１にスト
アされており、そのメモリＭ１の内容である「Ａ４」が
メモリＭ２に、割込み複写前のサイズとしてストアされ
ることになり、その後、ステツプｎ２に戻る。

そこで割込み複写のために下段の給紙カセツト１４が取
り代えられてＢ４サイズの複写紙が設けられると、ステ
ツプｎ２からステツプｎ４に移り、メモリＭ１には、
「Ｂ４」がストアされる。次にステツプｎ５では、メモ
リＭ２に、割込み複写前のサイズを表すデータがストア
されていることが判断され、そこでステツプｎ６に移
り、割込みスイツチ８が操作されることによつてメモリ
Ｍ４のストア内容は「１」となつているのでステツプｎ
６からステツプｎ９に移り、メモリＭ１にストアされて
いるサイズ「Ｂ４」がメモリＭ６に転送され、サイズ表
示部６に「Ｂ４」が表示された状態となる。ステツプｎ
１１では、メモリＭ４が「１」となつていることが判断
され、これによつてステツプｎ１４に移り、複写中であ
ればさらにステツプｎ１５に移り、メモリＭ４が「１」
であることが判断され、次のステツプｎ１７に移り、現
在は、下段選択スイツチ６９が操作されていることが、
ステツプｎ１９で判断されると、ステツプｎ２０ではメ
モリＭ３を「０」に設定し、そこで次のステツプｎ２１
では、解除スイツチ９が操作されていないことが判断さ
れることによつて、ステツプｎ２２に移り、ここで割込
みスイツチ８が操作されていないことが判断されること
によつて、ステツプｎ２に戻る。こうして割込み複写を
行い、この割込み複写の終了後には、解除スイツチ９が
操作される。この解除スイツチ９が操作されると、ステ
ツプｎ２１ではそのことが判断されてステツプｎ２６で
はメモリＭ４に「０」でストアされ、さらに次のステツ
プｎ２７では、メモリＭ５のストア内容である「０」が
メモリＭ３に転送され、次のステツプｎ２８では、メモ
リＭ３のストア内容が「１」ではないので、ステツプｎ
３２に移り、割込み複写前のサイズＡ４がストアされて
いるメモリＭ２の内容が下段の給紙カセツト１４に収納
されている複写紙のサイズＢ４と同一であるかどうかが
判断され、同一ではないので、次のステツプｎ３３に移
り、メモリＭ２にストアされているサイズＡ４と、上段
の給紙カセツト１３の複写紙サイズＢ５とが同一である
かどうかが判断され、今の場合、同一ではないので、ス
テツプｎ２に戻る。そこでステツプｎ２では、メモリＭ
３の内容が「１」ではないものと判断されてステツプｎ
４に移り、下段の給紙カセツト１４の複写紙サイズＢ４
をメモリＭ１にストアされることになり、そこでステツ
プｎ５では、メモリＭ２にデータがストアされているこ
とが判断されてステツプｎ６に移り、メモリＭ４の内容
が「０」であることが判断されると、さらにステツプｎ
７に移る。

ステツプｎ７において発振器９２はハイレベルとローレ
ベルとが交互に繰り返されるパルスを発生しており、ス
テツプｎ７において発振器９２の出力がローレベルであ
れば、ステツプｎ７からステツプｎ９に移り、そのロー
レベルの期間中、メモリＭ１にストアされている複写紙
サイズＢ４がメモリＭ６に転送され、ステツプｎ１０で
「Ｂ４」が表示されることになる。

発振器９２のパルスがハイレベルの期間中には、ステツ
プｎ７からステツプｎ８に移り、メモリＭ１の内容であ
る「Ｂ４」およびメモリＭ２のストア内容である割込み
複写前のサイズ「Ａ４」のいずれもが、メモリＭ６に転
送されてステツプｎ６で表示される。こうしてメモリＭ
１にストアされている内容「Ｂ４」は、ステツプｎ８，
ｎ９において常にメモリＭ６に転送され、したがつて
「Ｂ４」は点灯されたままの状態となる。これに対して
メモリＭ２にストアされている割込み複写前のサイズ
「Ａ４」は、発振器９２のパルスがハイレベルの期間だ
け、ステツプｎ８においてメモリＭ２からメモリＭ６に
転送されてステツプｎ１０で表示され、したがつて「Ａ
４」は点滅動作が行われることになる。

ステツプｎ１０からステツプｎ１１に移り、メモリＭ４
のストア内容は、今は、「０」であるので、そのことが
判断され、次のステツプｎ１２では、メモリＭ１の複写
紙サイズ「Ｂ４」とメモリＭ２の「Ａ４」とが同一であ
るかどうかが判断され、現在は、異なつているので、こ
のステツプｎ１２からステツプｎ１４に移り、複写中で
なければさらにステツプｎ１７に移る。上段またたは下
段選択スイツチ６８，６９の操作に応じて、ステツプｎ
１７→１８またはｎ１７→ｎ１９→ｎ２０を経てステツ
プｎ２１に移り、解除スイツチ９が操作されていないこ
とによつてステツプｎ２１からステツプｎ２２に移り、
割込みスイツチ８が操作されていないことによつてステ
ツプｎ２２からステツプｎ２に戻る。

なお、割込み複写前のサイズＡ４が上段または下段の給
紙カセツト１３，１４に収納されていれば、ステツプｎ
１２では、メモリＭ１，Ｍ２の内容が等しいことが判断
され、そこでメモリＭ２の内容がステツプｎ１３でクリ
アされることになる。したがつてそのメモリＭ２の内容
はステツプｎ８でメモリＭ６には転送されず、したがつ
て点滅動作が行われることはない。

解除スイツチ９の操作後に、複写を行えば、ステツプｎ
１４からステツプｎ１５に移り、メモリＭ４の内容は
「０」であるので、そのことが判断され、ステツプｎ１
６ではメモリＭ２がクリアされ、これによつてもまた、
点滅動作が行われず、そのメモリＭ２の内容Ａ４が表示
されなくなる。

上述の実施例では、転写形静電式複写機１１の機体１２
に上下２段に給紙カセツト１３，１４が装着されたけれ
ども、本発明の他の実施例では、３個以上の給紙カセツ
トが複写機に装着されて用いられてもよい。

上述の実施例では、転写形静電式複写機１１の割込み複
写における複写紙のサイズ表示について述べたけれど
も、本発明は転写形静電式複写機１１に限ることはなく
他の複写機の割込み複写における複写紙のサイズの表示
に関連して実施することができる。

以上のように本発明によれば、割込み複写が終了した後
に、機体に装着された複数の給紙カセツト内の複写紙の
各サイズが、割込み複写前の複写紙のサイズと異なると
きに、割込み前に用いられた複写紙のサイズと、割込み
後において用いられることができるサイズとを相互に異
なる表示態様で表示するようにしたので、後続して複写
作業を行う操作者は、割込み複写前の複写紙のサイズが
何であるかを認識し、しかもそのサイズが複写機の機体
に装着されている複写紙のサイズと異なることを容易に
かつ明確に認識することができる。これによつて複写さ
れるべきサイズの複写紙が収納された給紙カセツトを正
しく選択して、複写機の機体に装着することができ、誤
給紙を防止して複写紙の無駄使いを可及的に少なくする
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の転写形静電式複写機の縦断
面図、第２図は第１図の転写形静電式複写機１１の機体
１２に設けられた操作部５の正面図、第３図は中央処理
装置８７の詳細を示すブロツク回路図、第４図（ａ）、
第４図（ｂ）および第４図（ｃ）は、処理手段８９の動
作を説明するためのフローチヤートである。１，２……突起、３，４……マイクロスイツチ、５……
操作部、６……サイズ表示部、８……割込みスイツチ、
９……解除スイツチ、１１……転写形静電式複写機、１
２……機体、１３，１４……給紙カセツト、６８……上
段選択スイツチ、６９……下段選択スイツチ、６１〜７
１……発光ダイオード、８７……中央処理装置、８８…
…記憶手段、８９……処理手段、９２……発振器。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者久島昌彦大阪府大阪市東区玉造１丁目２番28号三田工業株式会社内 (72)発明者里中忍大阪府大阪市東区玉造１丁目２番28号三田工業株式会社内 (72)発明者加美長誠治大阪府大阪市東区玉造１丁目２番28号三田工業株式会社内 (56)参考文献特開昭57−119368（ＪＰ，Ａ)

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】複数のサイズの複写紙をそれぞれ個別に収
納し得る複数の給紙カセツトを機体に装着して、給紙カ
セツトを選択して複写紙を給紙する複写機において、複写紙のサイズを検出するために機体に設けられた検出
手段と、複写機の機体に設けられた操作キーのキー操作によつて
入力される操作情報と、前記検出手段からの検出情報と
を、予め定められたプログラムによつて処理する中央処
理装置と、前記中央処理装置の処理に従い前記複写紙のサイズの表
示を行う表示手段とを含み、前記中央処理装置は、操作キーのキー操作によつて割込
み複写が行われ、その割込み複写が終了した後に、機体
に装着された複数の給紙カセツト内の複写紙の各サイズ
が割込み複写前の複写紙のサイズと異なるとき、前記割
込み複写前に用いられた複写紙のサイズと割込み複写後
に用いることができる複写紙のサイズとを、相互に異な
る表示態様で前記表示手段に表示させることを特徴とす
る複写機。