JPH06123156A - 棟違い妻壁受金物 - Google Patents

棟違い妻壁受金物

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Publication number
JPH06123156A
JPH06123156A JP29822292A JP29822292A JPH06123156A JP H06123156 A JPH06123156 A JP H06123156A JP 29822292 A JP29822292 A JP 29822292A JP 29822292 A JP29822292 A JP 29822292A JP H06123156 A JPH06123156 A JP H06123156A
Authority
JP
Japan
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gable
roof
panel
wall
attached
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP29822292A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoo Kudo
智勇 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication of JPH06123156A publication Critical patent/JPH06123156A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】棟違い部に於ける屋根裏空間の有効利用をはか
り且つ妻壁を構成する妻パネルの種類を削減する。 【構成】L型に形成したアングル部材11の一辺11aに妻
パネル2の幅寸法と対応したピッチで複数のアングル状
の支持部材12を取り付け、他辺11bに所定のピッチで複
数のボルト穴13を形成して受金物1を構成する。この受
金物1を小屋根Bの妻壁C側の斜め梁3に添わせて取り
付け、大屋根Aの斜め梁4に妻パネル2の上端側を固定
する固定部材7を取り付ける。支持部材12に取付金具5
を配置し、ボルト8を取り付けた妻パネル2を固定部材
7及び取付金具5と対向させて支持部材12上に載置し、
ボルト8にナット9を螺合させて固定する。受金物1と
固定部材7に複数の妻パネル2を固定することで妻壁C
を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の妻パネルによっ
て妻壁を構成した切妻屋根の棟違い部に使用される妻壁
受金物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近では、躯体を鉄骨構造とし、外壁を
ALCパネル等のパネル材によって構成した建物が建設
されている。このような建物の中で屋根の構造を切妻屋
根とし且つ大屋根と小屋根とからなる棟違い屋根とした
ものがある。
【0003】上記棟違い屋根に於ける棟違い部の構造の
一例を図5により説明する。図に於いて、大屋根51は水
平梁52に固着した斜め梁53a,53b及び棟梁54によって
構成されている。また小屋根55は水平梁52に設けた梁56
に固着された斜め梁57a,57bによって構成されてい
る。水平梁52には妻パネル59を支持する複数の支持部材
が取り付けられている。そして大屋根51の妻壁60は、水
平梁52と斜め梁53a,53bによって形成された面に複数
の妻パネル59を全面に取り付けると共に、これ等の妻パ
ネル59の重量を水平梁52に取り付けた支持部材によって
支持し得るように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構造では、
大屋根の水平梁と斜め梁と構成された面の全面に妻パネ
ルを取り付けて妻壁を構成しているため、屋根裏空間の
有効利用をはかることが困難であり、且つ妻パネルの長
さが全て異なるものとなって種類が増大するという問題
がある。
【0005】本件出願人は、上記問題を解決した棟違い
梁を開発して既に特許出願している(特願平3−191165
号)。然し、図6に示すように、全の発明に係る棟違い
梁61は大屋根51の斜め梁53bと水平梁52との間に配置さ
れるため、小屋根55と対応する位置に屋上を設置する際
に小屋根55の軒62が高いと、棟違い梁61が妻壁60に突出
し、該妻壁60に窓,扉等の開口63を設けることが困難で
あるという問題が生じた。
【0006】本発明の目的は、屋根裏空間の有効利用を
はかると共に妻パネルの種類を削減し、且つ大屋根と小
屋根とによって構成される屋外スペースに屋上を構成す
る際に有利な棟違い妻壁受金物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る棟違い妻壁受金物は、切妻屋根の棟違い
部に於ける妻壁の受金物であって、低い側の屋根の斜め
梁に添って該斜め梁に取り付けられ且つ所定のピッチで
妻壁を構成する妻パネルを支持する支持金具を取り付け
て構成したものである。
【0008】
【作用】上記棟違い妻壁受金物によれば、屋根裏空間の
有効利用をはかると共に妻パネルの種類を削減すること
が出来、且つ屋上を構成する際に妻壁に容易に開口部を
構成することが出来る。
【0009】即ち、妻パネルを支持する支持金具を所定
のピッチで取り付けて棟違い妻壁受金物(以下単に『受
金物』という)を構成すると共に、この受金物を低い側
の屋根(小屋根)の斜め梁に添わせて取り付けたので、
大屋根側の斜め梁及び水平梁の位置や寸法に関わらず小
屋根側の斜め梁を基準として妻パネルを支持することが
出来る。このため、大屋根側の屋根裏と小屋根側の屋根
裏を連通することが出来、且つ大屋根の斜め梁と平行な
小屋根側の斜め梁に対応する部分では長さが等しくな
り、妻パネルの種類を削減することが出来る。
【0010】また妻壁部分に受金物が突出することがな
いので、小屋根側に屋上スペースを構成する場合に、妻
壁部分に扉等の開口部を構成することが出来る。
【0011】
【実施例】以下、上記受金物の一実施例について図を用
いて説明する。図1は受金物の三面図であり(a)は上
面図,(b)は正面図,(c)は側面図、図2は棟違い
部に於ける受金物の配置状態を説明する模式斜視図、図
3は妻パネルの取付状態を説明する正面図、図4は図3
のIV−IV断面図である。
【0012】受金物1は、図2に示すように、大屋根A
と小屋根Bとによって構成された棟違い部の妻壁Cを構
成する複数の妻パネル2を支持するものであり、小屋根
Bの妻壁C側に隣接して配置された斜め梁3に添って配
置されると共に該斜め梁3に固定されている。この受金
物1は妻パネル2を支持すると共に該パネル2の重量を
小屋根Bの斜め梁3に伝達する機能を有している。
【0013】上記の如く、受金物1は梁のように屋根の
構造部材としての機能を有するものではない。このた
め、受金物1を斜め梁3と同様に一材によって構成する
必要はなく、予め設定されたモジュール寸法及び小屋根
Bの勾配に対応した長さを有する単位部材を構成し、こ
れ等の単位部材を組み合わせて使用することが可能であ
る。
【0014】受金物1を斜め梁3に添わせて取り付けた
とき、受金物1は大屋根Aの斜め梁4の下方に配置され
る。そして後述するように、受金物1によって妻パネル
2の下端を支持して固定すると共に、妻パネル2の上端
側を斜め梁4に固定することで妻壁Cを構成することが
可能である。また受金物1は斜め梁3以上の長さを有す
る必要はなく、妻壁Cの平面内に於いて受金物1が斜め
梁3よりも突出することはない。このため、妻壁Cに扉
或いは窓等の開口部Dを形成しても、該開口部Dが受金
物1と干渉することがない。
【0015】次に受金物1の構成について具体的に説明
する。図1に示すように、受金物1は、アングル状に形
成され且つ予め設定されたモジュール寸法に対応した長
さ或いは小屋根Bの斜め梁3の長さと略等しい長さを有
するアングル部材11と、アングル部材11の一辺11aに妻
パネル2の幅寸法に対応したピッチで溶接接続された複
数のアングル状の支持部材12と、により構成されてい
る。
【0016】受金物1は斜め梁3にボルトによって固定
される。このため、アングル部材11の一辺11bには所定
のピッチで複数のボルト穴13が形成されている。また斜
め梁3にも予めボルト孔13と等しいピッチで複数のボル
ト穴或いはタップ穴が形成されている(図示せず)。
【0017】支持部材12は妻パネル2の下端を載置する
取付金具5(図4参照)を取り付けて支持するものであ
る。このため、支持部材12は、妻パネル2の厚さよりも
大きい寸法を持って形成された突出片12aと、突出片12
aの先端にL字状に屈折形成された支持片12bとによっ
て形成されている。突出片12a及び支持片12bの長さ
(図3に於ける左右方向の長さ)は、幅寸法の異なる妻
パネル2によって妻壁Cを構成するような場合であって
も、これ等の妻パネル2を共通して支持し得る寸法を有
している。即ち、例えば幅 305mmの妻パネル2を使用す
る場合には、各支持部材12毎に該妻パネル2を支持し得
るように構成され、また例えば幅 610mmの妻パネル2を
使用する場合には1個置きの支持部材12によって支持し
得るように構成されている。
【0018】受金物1に於ける支持部材12のアングル部
材11に対する取付角度は、受金物1を斜め梁3に取り付
けたとき支持部材12が水平になるように、斜め梁3の勾
配に応じて設定される。尚、図に於いて、14はアングル
部材11を補強するために所定のピッチで設けられたスチ
フナーであり、15は個々の支持部材12を補強するリブで
ある。
【0019】次に、上記の如く構成された受金物1を用
いて妻壁Cを構成する妻パネル2を支持する構造につい
て図3,図4により説明する。受金物1は小屋根Bの斜
め梁3に添って配置されボルト6によって該斜め梁3に
取り付けられている。また大屋根Aの斜め梁4には、該
梁4に添って小屋根B側に妻パネル2の上端側を固定す
るアングル状の固定部材7が取り付けられている。
【0020】上記の如くして、小屋根Bの斜め梁3に受
金物1を取り付けると共に大屋根Aの斜め梁4に固定部
材7を取り付けたとき、受金物1に於ける支持部材12の
支持片12bと固定部材7の固定片7aは上下方向に於け
る同一平面上に配置され、また支持部材12の支持片12b
は水平状態となる。このとき、支持部材12の突出片12a
は水平となる必要はない。然し、他の部材との干渉を避
けるために水平であることが好ましい。
【0021】斜め梁3,4に受金物1,固定部材7を取
り付けた後、前記各部材1,7に予め所定の寸法と形状
に形成された妻パネル2を固定する。妻パネル2の固定
方法は、予め受金物1に於ける支持部材12の取付片12b
に固定金具5を引っ掛けておき、予めボルト8を取り付
けた妻パネル2を固定金具5に載置すると共に、該パネ
ル2に取り付けたボルト8を夫々固定部材7の固定片7
aに形成した穴7b、及び取付金具5と対向させ、ボル
ト8にナット9を螺合することで行われる。
【0022】上記の如くして複数の妻パネル2を順次受
金物1と固定部材7に固定することで棟違い部に於ける
妻壁Cを大屋根の斜め梁4と小屋根の斜め梁3との間に
構成することが可能である。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
棟違い妻壁受金物は、所定のピッチで妻パネルを支持す
る支持部材を取り付けると共に、小屋根を構成する斜め
梁に添わせて取り付けたので、この棟違い受金物によっ
て妻パネルの下端を支持して固定することが出来る。従
って、妻壁は小屋根の斜め梁と大屋根の斜め梁との間に
構成されることとなり、小屋根の屋根裏と大屋根の屋根
裏を連通して屋根裏空間の有効利用をはかることが出来
る。
【0024】また各斜め梁が平行な部分では妻パネルの
寸法,形状が同一となり、従って、妻パネルの種類を削
減することが出来る。また棟違い妻壁受金物が小屋根の
斜め梁よりも長くなることがないため、大屋根と小屋根
とによって構成されるスペースに屋上を構成したとき、
妻壁の小屋根の斜め梁から外れた部分に所望の開口を構
成することが出来る。
【0025】本発明に係る棟違い妻壁受金物は妻パネル
を支持して該パネルの重量を小屋根の斜め梁に伝達する
機能を有するものであり、構造部材として機能するもの
ではない。このため、棟違い妻壁受金物を一材によって
構成する必要がなく、従って、予め設定されたモジュー
ル寸法に対応させて規格化することが出来る。このた
め、部品の共通化をはかると共に合理化をはかることが
出来る等の特徴を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】受金物の三面図であり(a)は上面図,(b)
は正面図,(c)は側面図である。
【図2】棟違い部に於ける受金物の配置状態を説明する
模式斜視図である。
【図3】妻パネルの取付状態を説明する正面図である。
【図4】IV−IV断面図である。
【図5】従来の棟違い部に於ける妻壁構造を説明する図
である。
【図6】課題を説明する図である。
【符号の説明】
A 大屋根 B 小屋根 C 妻壁 D 開口部 1 受金物 2 妻パネル 3,4 斜め梁 5 取付金具 6,8 ボルト 7 固定部材 9 ナット 11 アングル部材 12 支持部材 13 ボルト孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切妻屋根の棟違い部に於ける妻壁の受金
    物であって、低い側の屋根の斜め梁に添って該斜め梁に
    取り付けられ且つ所定のピッチで妻壁を構成する妻パネ
    ルを支持する支持金具を取り付けたことを特徴とした棟
    違い妻壁受金物。
JP29822292A 1992-10-12 1992-10-12 棟違い妻壁受金物 Withdrawn JPH06123156A (ja)

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JP29822292A JPH06123156A (ja) 1992-10-12 1992-10-12 棟違い妻壁受金物

Applications Claiming Priority (1)

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JP29822292A JPH06123156A (ja) 1992-10-12 1992-10-12 棟違い妻壁受金物

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JPH06123156A true JPH06123156A (ja) 1994-05-06

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JP29822292A Withdrawn JPH06123156A (ja) 1992-10-12 1992-10-12 棟違い妻壁受金物

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JP (1) JPH06123156A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU657519B2 (en) * 1991-01-29 1995-03-16 Genelabs Technologies, Inc. Aryl macrocyclic compositions for treating viral infections
JP2010024753A (ja) * 2008-07-23 2010-02-04 Asahi Kasei Homes Co 積層alcパネル及び壁面構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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