JPH06121878A - パチンコ玉排出装置 - Google Patents

パチンコ玉排出装置

Info

Publication number
JPH06121878A
JPH06121878A JP29796792A JP29796792A JPH06121878A JP H06121878 A JPH06121878 A JP H06121878A JP 29796792 A JP29796792 A JP 29796792A JP 29796792 A JP29796792 A JP 29796792A JP H06121878 A JPH06121878 A JP H06121878A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
pachinko
pachinko ball
notch
pachinko balls
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29796792A
Other languages
English (en)
Inventor
Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sophia Co Ltd filed Critical Sophia Co Ltd
Priority to JP29796792A priority Critical patent/JPH06121878A/ja
Publication of JPH06121878A publication Critical patent/JPH06121878A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 案内通路を流下するパチンコ玉の流下速度に
よらず、常に正確なパチンコ玉の排出を行うことがで
き、また、玉ガミを有効に防止できるパチンコ玉排出装
置を提供することを目的とする。 【構成】 パチンコ玉案内手段(玉導出樋)910a,
910bに、パチンコ玉の流下速度を検出する流下玉速
度検出手段(玉流下速度検出センサ)912a,912
bを設け、当該速度検出手段の速度検出信号に基づい
て、切欠円盤(スプロケット)712の回動手段(パル
スモータ)750の回動速度を玉排出速度制御手段(C
PU)783によって適宜制御し、また、前記流下玉速
度検出手段912によってパチンコ玉の停留が確認され
た場合には、玉ガミ解除手段を作動させることによっ
て、パチンコ玉を常に正確に払い出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はパチンコ遊技機等のパ
チンコ玉排出装置に係り、特にパチンコ玉排出用の切欠
円盤の切欠部に正確にパチンコ玉を嵌合でき、また、貯
留タンクとの間の案内通路等におけるパチンコ玉の玉ガ
ミを防止し、パチンコ玉の排出に高い信頼性と正確性と
を得られるようにしたパチンコ玉排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機にあっては、パチンコ玉
を貯留する貯留タンクが遊技盤裏面上部に取り付けら
れ、この貯留タンクは案内通路等を介してパチンコ玉排
出装置に連絡している。そして、パチンコ玉の入賞時等
には貯留タンク内のパチンコ玉を賞球或いは貸し玉とし
てパチンコ玉排出装置により遊技盤前面の受け皿に送り
出している。
【0003】従来、上述のようなパチンコ玉排出装置と
しては、特開昭63−164977号公報に記載された
ものが知られる。このパチンコ玉排出装置は、モータに
ウォームを連結し、このウォームに噛合するウォームギ
アを玉切り円盤(スプロケット)に連結し、モータによ
りスプロケットを回転させて玉通路に整列したパチンコ
玉を1個づつ送り出すようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなパチンコ玉排出装置では、前記貯留タンク内や案
内通路内のパチンコ玉の数によって、パチンコ玉の流下
速度は常に変化するのに対して、モータによって回転さ
れるスプロケットの回転速度は一定に保たれているた
め、スプロケットに設けられた嵌合部にパチンコ玉が到
来するタイミングがズレて正確に嵌らない場合があり、
特に、玉通路内にパチンコ玉が未だ充填,整列されない
状態の場合にはスプロケットに空送りを生じて玉の排出
が不正確となり、パチンコ玉払い出しの信頼性を確保で
きないという問題があった。さらに、上述のようなパチ
ンコ玉排出装置にあっては、貯留タンクと連絡する案内
通路等の玉通路内でパチンコ玉が排出まで待機するた
め、パチンコ玉の自重等に起因して玉ガミと称せられる
玉詰まり現象を生じ易いという問題があった。このよう
な玉ガミを生ずると、パチンコ玉の排出数が不正確とな
るばかりでなく、パチンコ玉の排出自体が不能になるこ
とさえあり、その解決が強く望まれていた。この発明
は、上記事情に鑑みてなされたもので、案内通路を流下
するパチンコ玉の速度によらずに常に正確なパチンコ玉
の排出を行うことができ、また、玉ガミを有効に防止す
ることができるパチンコ玉排出装置を提供して、パチン
コ玉の払い出しに高い信頼性と正確性を高める得るよう
にすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明に係るパチンコ玉排出装置
は、排出前のパチンコ玉を貯留する貯留タンクと、一端
が前記貯留タンクに接続され、他端がパチンコ玉の排出
側に向かって緩やかに下方傾斜し、前記貯留タンクから
排出されるパチンコ玉を案内するパチンコ玉案内手段
と、前記パチンコ玉案内手段の終端下部に配置される内
部に室が画成されたケーシングと、当該ケーシングの室
内に回動可能に軸支されると共に、外周面に等間隔でパ
チンコ玉を嵌入する半円状の切欠部が形成され、且つ中
心部に歯車を備えた歯車状の切欠円盤と、この切欠円盤
の歯車に嵌合し、切欠円盤の回動を抑止可能な切欠円盤
停止部材と、当該切欠円盤停止部材を駆動する停止部材
駆動手段と、前記切欠円盤を回動する回動手段と、パチ
ンコ玉を前記切欠円盤に案内する案内通路と、当該案内
通路に臨む切欠円盤の下部側に配置され、切欠円盤によ
り送り出されたパチンコ玉を検出する玉検出手段と、前
記パチンコ玉案内手段に配設されて、パチンコ玉の流下
速度を検出する流下玉速度検出手段と、当該流下玉速度
検出手段の速度検出信号に基づいて、前記回動手段をパ
チンコ玉の流下速度に対応した回動速度に制御する玉排
出速度制御手段と、を備えたことを特徴とし、また、請
求項2に記載の発明に係るパチンコ玉排出装置は、排出
前のパチンコ玉を貯留する貯留タンクと、一端が前記貯
留タンクに接続され、他端がパチンコ玉の排出側に向か
って緩やかに下方傾斜し、前記貯留タンクから排出され
るパチンコ玉を案内するパチンコ玉案内手段と、前記パ
チンコ玉案内手段の終端下部に配置される内部に室が画
成されたケーシングと、当該ケーシングの室内に回動可
能に軸支されると共に、外周面に等間隔でパチンコ玉を
嵌入する半円状の切欠部が形成され、且つ中心部に歯車
を備えた歯車状の切欠円盤と、この切欠円盤の歯車に嵌
合し、切欠円盤の回動を抑止可能な切欠円盤停止部材
と、当該切欠円盤停止部材を駆動する停止部材駆動手段
と、前記切欠円盤を回動する回動手段と、パチンコ玉を
前記切欠円盤に案内する案内通路と、当該案内通路に臨
む切欠円盤の下部側に配置され、切欠円盤により送り出
されたパチンコ玉を検出する玉検出手段と、前記パチン
コ玉案内手段に配設されて、パチンコ玉の流下速度を検
出する流下玉速度検出手段と、当該流下玉速度検出手段
によって検出されたパチンコ玉の速度が所定値以下にな
った場合に、前記切欠円盤を一旦逆転させ、前記切欠円
盤停止部材の嵌合を解除する動作を所定回数作動させる
玉ガミ解除手段と、を備えたことを特徴としている。
【0006】
【作用】請求項1に記載の発明に係るパチンコ玉排出装
置によれば、パチンコ玉の流下速度を検出する流下玉速
度検出手段(例えば、案内通路等に配設されるフォトセ
ンサ)と、当該流下玉速度検出手段の速度検出信号に基
づいて、切欠円盤を回動する回動手段(例えば、パルス
モータ)をパチンコ玉の流下速度に対応した回動速度に
制御する玉排出速度制御手段(例えば、CPU)を備え
ているため、パチンコ玉の流下速度が変化しても、切欠
円盤の切欠部に正確なタイミングでパチンコ玉が到来す
るようにでき、また、案内通路等にパチンコ玉が充填,
整列するようにできるため、従来のように空送り状態を
生じることが防止され、パチンコ玉払い出しの信頼性を
高めることができる。また、請求項2に記載の発明に係
るパチンコ玉排出装置によれば、パチンコ玉の流下速度
を検出する流下玉速度検出手段(例えば、案内通路に配
設されるフォトセンサ)と、当該流下玉速度検出手段に
よって検出されたパチンコ玉の速度が所定値以下(即
ち、例えば、前記フォトセンサのONパルスが1000
ms以上)になった場合に、パチンコ玉を嵌合させる切
欠円盤を一旦逆転させ、切欠円盤の回動を抑止する切欠
円盤停止部材の嵌合を解除する動作を所定回数作動させ
る玉ガミ解除手段(例えば、CPU)を備えているた
め、玉ガミ状態(即ち、案内通路内でパチンコ玉が停留
した状態)が発生した場合に、切欠円盤を逆転させ切欠
円盤停止部材と切欠円盤の歯車との嵌合を解除する動作
を繰り返し行うことによって案内通路内のパチンコ玉に
振動を与えることができる。そして、この振動でパチン
コ玉を揺り動かすことによって玉ガミ状態を解消して、
パチンコ玉を正確に排出することができる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1から図15には本発明の一実施例に係るパ
チンコ玉排出装置を示し、図1がパチンコ遊技機全体の
前方から見た斜視図、図2が同パチンコ遊技機の後面
図、図3がパチンコ玉排出装置の全体斜視図、図4が同
パチンコ玉排出装置の要部拡大斜視図、図5が同パチン
コ玉排出装置の分解斜視図、図6が同パチンコ玉排出装
置の要部を成す案内通路の側面図、図7が制御系のブロ
ック図、図8から図15が制御処理を示すフローチャー
トである。
【0008】図1および図2において、1はパチンコ遊
技機、2はパチンコ玉貸出用の玉貸機であり、これら遊
技機1と玉貸機2とは一体的に組み付けられている。玉
貸機2は、図中明示しないが、玉貸し制御装置およびカ
ードリーダ等を内蔵し、前面にカード挿排口211およ
び各種の表示ランプ220が設けられる。
【0009】この玉貸機2は、後述する玉排出制御装置
と接続され、カード挿排口に挿入されたパッキーカード
等のプリペイドカードに磁気記録されたデータをもとに
玉貸し制御装置が玉排出制御装置902との間で玉貸し
要求信号、玉貸し単位信号、玉貸し完了信号および玉貸
し受付可能信号(図7参照)等を授受してパチンコ玉排
出装置804によりパチンコ玉の貸出を行う。なお、こ
の玉貸機2は本発明に直接に関係しないため、以下、そ
の詳細な説明は省略する。
【0010】遊技機1は機枠4に前面枠5がヒンジ6を
介して片開き形式に開閉可能に取り付けられている。前
面枠5の裏側にはその枠組みに沿うようにフレーム7が
取り付けられ、このフレーム7の内側に遊技盤8が、フ
レーム7の外側に裏機構800が取り付けられている。
裏機構800はパチンコ玉の賞球処理を行う入賞球処理
装置801、および本発明にかかるパチンコ玉排出装置
804等から構成される。
【0011】遊技盤8は、単体で入れ替えできるように
フレーム7に取り付けられる。図示および詳細な説明は
省略するが、この遊技盤8には遊技領域が設定され、遊
技盤8の遊技領域に大当り遊技(特別遊技)の権利発生
の可変表示ゲームを行う可変表示装置および入賞口が開
口する変動入賞装置等が設置される。これら可変表示装
置等は遊技盤制御装置901(図2参照)に接続されて
制御され、また、入賞口は入賞球案内樋等を介して入賞
球処理装置801に連絡される。
【0012】遊技盤制御装置901は、ゲームの制御を
行い、また、後述する排出制御装置902と接続され賞
球データ送信、受信信号および同期クロック信号(図7
参照)の授受を行う。この遊技盤制御装置901には確
率設定・表示スイッチ901aおよび確率設定値表示器
901bが設けられる(図2参照)。
【0013】なお、5Gは遊技機1の右側部に設けられ
た鍵装置、20は遊技機1の前面上部に設けられたラン
プ装置20である。鍵装置5Gは前面枠5の機枠4に対
する施錠、ガラス収納枠5Dに対する施錠を行う。ラン
プ装置20は賞球排出表示ランプ、貸し玉排出表示ラン
プおよび完了ランプを有し、これらランプが球排出制御
装置902または遊技盤制御装置901に接続される。
賞球排出表示ランプは賞球排出時に点灯され、貸し玉排
出表示ランプは貸し玉の排出時に点灯され、完了ランプ
は打止状態が発生した時に点灯する。
【0014】また、前面枠5には、ガラス収納枠5Dの
下方に開閉パネル9が図示しないヒンジによって開閉可
能に取り付けられ、この開閉パネル9の下方に受皿取付
板10Aが取り付けられる。開閉パネル9には玉供給皿
9Bが樹脂のモールド成形で一体に形成され、受皿取付
板10Aには前面に玉供給皿9Bでオーバフローしたパ
チンコ玉を貯留する受皿10が形成される。これら玉供
給皿9Bおよび受皿10は後述するパチンコ玉排出装置
804と流下樋808(図2参照)等によって連絡す
る。
【0015】また、受皿取付板10Aには、前面に受皿
10の右側位置で操作ハンドル10Bが設けられ、裏面
に球送りユニットおよび発射ユニット(図示せず)が設
けられている。図示および詳細な説明は省略するが、こ
れら操作ハンドル10B、玉送りユニットおよび発射ユ
ニットは発射駆動制御回路907(図2参照)に接続さ
れてパチンコ玉発射装置を構成し、玉供給皿9B上のパ
チンコ玉を上述した遊技盤8の遊技領域に向けて発射す
る。この発射駆動制御回路907は球排出制御装置90
2に接続され、玉排出制御装置902から発射停止信号
(図7参照)が入力するとパチンコ玉の発射を停止す
る。
【0016】なお、玉供給皿9Bには玉貸機2の操作用
の操作パネル30が形成され、この操作パネル30に貸
し玉への変換指令用の変換ボタン31、カードの排出指
令用の返却ボタン32が設けられ、また、残高表示器3
3および玉貸し可能表示ランプ34が設けられている。
これら残高表示器33、変換ボタン31、返却ボタン3
2および玉貸し可能表示ランプ34は玉貸し制御装置に
接続されて制御され、残高表示器33は挿入されたカー
ドの残高を表示し、玉貸し可能表示ランプ34は変換ボ
タン31の有効、無効を表示し、また、変換ボタン31
および返却ボタン32は操作信号を上述した玉貸機2の
玉貸し制御装置に出力する。
【0017】さらに、前面枠5の裏面側には、図2に示
すように、フレーム7を介して上部に貯留タンク806
が設けられ、また、入賞球処理装置801とパチンコ玉
排出装置804とを包含する裏機構800が、さらに、
前述した遊技盤制御装置901、玉排出制御装置902
および発射制御装置907が設けられる。詳細な説明は
割愛するが、入賞球処理装置801は、セーフソレノイ
ド791およびセーフセンサ792等を有し、図7に示
すように、これらセーフセンサ792とセーフソレノイ
ド791とが玉排出制御装置902に接続する。
【0018】貯留タンク806は、排出前のパチンコ玉
を貯留し、二条の誘導路(パチンコ玉案内手段)807
によってパチンコ玉排出装置804に連絡する。この貯
留タンク806にはパチンコ玉の貯留残量を検出する補
給センサ808(図7参照)が設けられ、この補給セン
サ808が玉排出制御装置902に接続する。誘導路8
07は、パチンコ玉を一列に整列させてパチンコ玉排出
装置804に誘導する。なお、図2中、844はスピー
カであり、賞球排出等の遊技状態に応じて遊技に必要な
効果音等を発音する。
【0019】パチンコ玉排出装置804は、上述したよ
うに二条の誘導路807によって貯留タンク806と連
絡し、また、流下樋808によって供給皿9Bに、流下
樋808に連続するオーバフロー樋809によって受皿
10に連絡する。図中明示しないが、流下樋808には
途中から玉抜き樋が分岐し、この玉抜き樋の分岐部に玉
抜きソレノイドを有する電磁式の流路切換弁58(図2
参照)が設けられている。
【0020】流路切換弁58は、図7に示すように、玉
抜きソレノイド(図7中では番号58を付す)が玉排出
制御装置902に接続され、玉抜きソレノイドが玉排出
制御装置902から通電されて作動する。この流路切換
弁58は、非通電時において流下樋808と玉抜き樋と
を遮断し、通電時において流下樋808を玉抜き樋に連
通する。なお、図中明示しないが、玉抜き樋は遊技店の
島設備の回収流路に連絡している。
【0021】また、図2中では明示されないが、オーバ
フロー樋809には上流部にオーバフローセンサ59
(図7参照)が、誘導樋807には所定位置に半端セン
サ160(図7参照)が設けられ、さらに、誘導樋80
7の廻りに玉抜きスイッチ161(図7参照)が設けら
れる。これらオーバフローセンサ59、半端センサ16
0および玉抜きスイッチ161は玉排出制御装置902
に接続される。
【0022】尚、本出願人が先に提出した特許願等に明
示されるように、オーバフローセンサ59は、磁気変化
による作動する近接スイッチあるいは機械的なマイクロ
スイッチから構成され、オーバフロー樋809に所定数
を越えてパチンコ玉が滞留した場合にオーバフロー信号
を球排出制御装置902に出力する。半端センサ160
は誘導路807に所定数以上のパチンコ玉が存在するか
否かを検出し、その検出信号を玉排出制御装置902に
出力する。玉抜きスイッチ161は、遊技機1の前面枠
から差し込まれる玉抜き棒を検出し、検出信号を玉排出
制御装置902に出力する。
【0023】パチンコ玉排出装置804は、図3から図
5に示すように、透明な合成樹脂からなる4つの部材7
01a、701b、701c、701dを分割可能に接
合してケーシング701が構成される。ケーシング70
1は、内部に収容室が画成され、また、部材701bと
部材701cとの合わせ部および部材701cと部材7
01dとの合わせ部にそれぞれ案内通路702a,70
2bが形成される。なお、703はケーシング701の
部材701b,701d等に形成されたソレノイドおよ
びパルスモータ等の冷却用の通気口である。
【0024】ケーシング701の収容室には排出機構7
10、ストッパ機構720、二つの排出センサ730
a、730bおよびパルスモータ750が収容される。
また、案内通路702a,702b(以下、必要に応じ
て添え字の無い番号で代表する)は、上述した二条の誘
導路807に対応してそれぞれが対応する誘導路807
と連絡し、貯留タンク806からパチンコ玉が流下す
る。これら案内通路702には排出前のパチンコ玉が整
列して待機する。なお、上述したように、案内通路70
2は下端が流下樋808に連絡する。
【0025】排出機構710は、2つのスプロケット7
12a,712b、回転阻止用の歯車713および被動
歯車714を有し、これらスプロケット712a,71
2bおよび歯車713,714がケーシング701の部
材701bを回転自在に貫通した軸711に固設され
る。スプロケット712a,712b(以下、必要に応
じて添え字の無い番号で代表する)は夫々が外周に半円
状の複数(本実施例では8箇所)の切欠部715,71
5・・・が等間隔にパチンコ玉が嵌入可能に形成され、
スプロケット712aが部材701b,701c間に案
内通路702aに対応して、又、スプロケット712b
が部材701c,701d間に案内通路702bに対応
して配置される。
【0026】これらスプロケット712は夫々切欠部7
15が回動方向に切欠部715の1/2に対応した角度
(本実施例では22.5゜)の位相差を有するように配
置される。後述するように、これらスプロケット712
は、パルスモータ750(回動手段)により駆動されて
一体的に回動し、切欠部715に嵌入するパチンコ玉を
交互に下方に送り出す。
【0027】被動歯車714は、部材701a,701
b間に配置され、伝動歯車716と噛合する。伝動歯車
716は、部材701bに突設された軸716aに回転
自在に支持され、パルスモータ750の出力軸に固設さ
れた駆動歯車717と噛合してパルスモータ750の出
力を伝達する。
【0028】パルスモータ750は、例えば、多相の固
定子巻線を有するVR形のステップモータ等から構成さ
れ、固定子巻線が排出制御装置902に接続される(図
7参照)。このステップモータ750は、各固定子巻線
にパルス状の電流(以下、パルスと称する)が通電さ
れ、後述するように、その通電方式が1−2相励磁或い
は2−2相励磁に、また、回転方向が正回転あるいは逆
回転に選択制御される。なお、755はパルスモータ7
50に設けられた冷却用ファンであり、この冷却用ファ
ン755はモータ750の出力軸と一体的に回転する。
【0029】また、回転阻止用の歯車713は、スプロ
ケット712間で軸711に固定され、ストッパ機構7
20により回動が拘束され、又解放される。ストッパ機
構720は、歯車713に噛合,離脱可能なストッパ7
21と、このストッパ721を歯車713と噛合する方
向に付勢するスプリング724と、ストッパ721をス
プリング724の弾性力に抗して駆動可能なストッパソ
レノイド722とを有し、ストッパソレノイド722が
排出制御装置902に接続される(図7参照)。上述し
たストッパ721は切欠円盤停止部材に、ストッパソレ
ノイド722は停止部材駆動手段に相当し、また、スト
ッパ機構720、排出機構710およびパルスモータ7
50が玉ガミ解除手段として機能する。
【0030】このストッパ機構720は、ストッパソレ
ノイド722が排出制御装置902により通電され、非
通電時においてストッパ721の先端を歯車713に噛
合させて歯車713の回転を阻止し(図4中、実線状
態)、また、通電時においてはストッパ721を歯車7
13から離脱させて歯車713の回転を許容する(図4
中、破線状態)。そして、このストッパ機構720が歯
車713の回転を許容する状態で、排出機構710はス
テップモータ750によりスプロケット712が回転駆
動され切欠部715に嵌入していたパチンコ玉を払い出
す。
【0031】排出センサ730a,730b(以下、必
要に応じて添え字の無い番号で代表する)は、発光部と
受光部とを有する周知のフォトセンサ等から構成され、
排出機構710から払い出されるパチンコ玉を検出す
る。これらの排出センサ730は、図7に示すように、
玉排出制御装置902に接続され、その検出信号を出力
する。
【0032】また、図2に示すように、前記二条の各誘
導路807,807の端部807aには、貯留タンク8
06から流下するパチンコ玉を前記パチンコ玉排出装置
804に供給する二つ玉導出樋910A,910Bが接
続されている(但し、ここでは、片方の玉導出樋910
Aについてのみ説明する。)。この玉導出樋910A
は、図6に示すように、内部のパチンコ玉の状態が外部
から確認できるような透明な樹脂で成形されたケース体
911で構成され、下方に緩やかに傾斜して形成される
パチンコ玉通路911aの一端911bは、前記誘導路
807の端部807aと接続している。そして、パチン
コ玉通路911aの所定位置には流下玉速度検出手段を
構成する玉流下速度検出センサ912aが配設されてい
る。また、パチンコ玉通路911aの他端側には、パチ
ンコ玉をUターンさせる折り返し部911cが形成さ
れ、又、下方の開口部911dは、前記パチンコ玉排出
装置804の各案内通路702a,702bに接続され
て、パチンコ玉をパチンコ玉排出装置804のスプロケ
ット712に供給されるようになっている。
【0033】また、前記玉流下速度検出センサ912a
は、CPU783に接続されるフォトカプラ型のフォト
センサ913aからなり(図7参照)、当該フォトセン
サ913a内をパチンコ玉が通過した際に発せられるO
Nパルス信号のパルス長(即ち、パルスの振幅の立上り
から立下りまでの時間間隔)が測定され、その測定時間
(T)と、CPU783に接続されるROM(Read Onl
y Memory)(図示省略)に格納されている基準時間(例
えば、パチンコ玉の流下速度が早いと判定するための基
準時間として10ms、また、パチンコ玉の流下速度が
遅いと判定するための基準時間として1000ms)と
をCPU783内で比較判定する。そして、測定時間
(T)が10ms以上1000ms未満(10ms≦T
<1000ms)である場合には、パチンコ玉の流下速
度は定常状態にあると判定して、パルスモータ750に
対して通常の6ms間隔のパルス駆動信号を出力し、測
定時間(T)が10ms以下(T≦10ms)である場
合にはパチンコ玉の流下速度が早い(即ち、玉導出樋9
10A内にパチンコ玉が充填,整列されておらず、スプ
ロケット712へのパチンコ玉の供給が途絶える虞があ
る)と判定して、パルスモータ750に対して例えば1
28ms間隔でパルス駆動信号を出力して、パルスモー
タ750の回動速度を遅く(即ち、スプロケット712
の回動速度を遅く)し、玉導出樋910A内にパチンコ
玉を充填,整列させて、スプロケット712にパチンコ
玉が確実に供給されるようにする。一方、測定時間
(T)が、1000ms以上(1000ms≦T)であ
る場合には、パチンコ玉が玉導出樋910A内で停留し
て所謂玉ガミ状態を生じていると判定し、後述する玉ガ
ミ処理を実行する。尚、他方の玉導出樋910Bも前記
玉導出樋910Aと同一の構造および機能を有し、玉流
下速度検出センサ912b(913b)も同様に取付ら
れている。
【0034】また、玉排出制御装置902は、図7に示
すように、前述した各センサ等が接続する入力フィルタ
781、前述した各ソレノイド等が接続するドライバ7
82、信号の演算処理を行うCPU783、クロック信
号を発生する水晶発振器784および電源供給用の電源
部785を有する。入力フィルタ781はセンサの出力
信号の波形整形等を行い、ドライバ782はCPU78
3の出力信号を増幅してソレノイド等に出力し、CPU
783は所定のプログラムに従い信号を処理してパチン
コ玉の排出制御を行う。なお、詳細な説明は割愛する
が、この排出制御装置902は遊技店の中央管理装置に
接続されて打ち止め信号等が入力し、また、外面にリセ
ットスイッチ799が設けられる(図7参照)。
【0035】次に、この実施例の作用を説明する。この
実施例では、玉排出制御装置902において図8から図
15のフローチャートに示す処理を実行する。この玉排
出制御装置902は、遊技機1本体の電源の投入により
図8のフローチャートに示す処理(メインルーチン)が
割り込み処理により1ms毎に繰り返し実行される。
【0036】メインルーチンでは、図8に示すように、
先ず、ステップS1で入力処理を行う。この入力処理で
は、例えば、各種検出スイッチからの論理変換やチャタ
リング防止処理が行われる。尚、チャタリング防止処理
としては、例えば、各種検出スイッチからの信号をソフ
ト的に2回読み込む処理等を行うことにより、ノイズの
時定数等を考慮し、チャタリング防止を図るような処理
がある。
【0037】次いで、ステップS2において、電源の投
入時か否かを判別し、電源の投入時、すなわち初回のル
ーチン実行であれば、ステップS3に進んでRAMの記
憶データの消去(RAMクリア)等を行うとともに、ス
テップS4で初期設定を行う。これにより、RAMのワ
ーキングエリアがクリアされ、また、フラグの設定、出
力ポートのリセット、サブルーチンのイニシャライズ等
が行われる。そして、この後は、割り込み待ちになり、
1ms毎の割り込みによりメインルーチンがステップS
1から繰り返し実行される。
【0038】一方、ステップS2で初回のルーチン実行
でないと判断、すなわち2回目以降の実行であると判断
されると、ステップS5で出力処理を行う。この出力処
理においては、出力ポートへのデータ出力、ソレノイド
への切換信号の出力等の処理が行われる。続いて、ステ
ップS6に移行して、スイッチの入力監視処理を行う。
この入力監視処理は、各センサおよびスイッチの入力情
報を監視し、具体的には、排出センサ730、半端セン
サ160およびオーバフローセンサ59等の出力信号を
監視する。
【0039】次に、ステップS7に進んで玉払出開始確
認条件監視処理を行う。この玉払出開始確認条件監視処
理は、パチンコ玉排出装置804に賞球あるいは玉貸し
のための排出を開始する条件が整ったか否かを確認する
もので、例えば、半端センサ160の玉有り信号、排出
センサ730の玉有り信号等のデータに基づいて確認が
行われる。
【0040】続くステップS701では、玉流下速度検
出処理のサブルーチンを実行する。この玉流下速度検出
処理は、玉導出樋910A,910Bに設けられた速度
センサ912によって、この案内通路910内を流下す
るパチンコ玉の流下速度を検出して、玉導出樋910内
のパチンコ玉の整列具合いや、パチンコ玉の停留状態を
監視する。そして、ステップS8においては、各スイッ
チの入力監視処理の結果に基づいて対応するステップA
〜ステップGに分岐する処理を行う。そして、各分岐先
ステップにおいては以下の処理を行う。 ステップA:セーフ玉の確認および購入確認処理を行
う。これは、入賞によってセーフ玉が生じたことの確認
を行う必要があること、および遊技者がパチンコ玉を購
入するために変換ボタン31を操作して玉貸し要求信号
や玉貸し単位信号が発生して受信したことの確認を行う
必要があるためである。
【0041】ステップB:賞球データ送受信処理を行
う。これは、賞球データを受信し、また、賞球データを
受け取った場合にそれを出力するものである。 ステップC:賞球、貸し玉の排出開始処理を行う。この
処理の実行により、パチンコ玉排出装置804が作動を
開始して賞球あるいは貸し玉が払い出され、又、後述す
る玉流下速度検出処理の初期設定(即ち、定速フラグ1
および定速フラグ2をセット)を行う。
【0042】ステップD:パチンコ玉の排出処理を行
う。この処理は、パチンコ玉の排出数を数えて規定数に
なる直前にパチンコ玉排出装置804の作動をスローダ
ウンさせて玉ガミを防止するために行う。 ステップE:排出終了処理を行う。この終了処理により
パチンコ玉排出装置804の作動が停止して賞球あるい
は貸し玉の払い出しが終了する。なお、上述したステッ
プDおよびステップEの処理については後に詳述する。
【0043】ステップF:セーフ玉払い出し、およびウ
ェイト処理を行う。この処理では、賞球の排出が終了し
た時点で入賞球処理装置801のセーフソレノイド79
1を1回オンさせて今回のセーフ玉を1個だけ排出する
と共に、その後、次回の賞球を連続して払い出す場合
に、玉の排出動作の間に一定のウェイト時間を設けてス
ムースな排出動作が実行されるようにするものである。
【0044】ステップG:玉抜き処理を行う。これは、
玉抜きソレノイド58を作動させて貯留タンク806等
の裏機構800に存在するパチンコ玉を島設備の回収流
路等に排出するもので、玉抜き操作が行われた場合、す
なわち係員によって遊技機1の前面の操作孔に玉抜き棒
が挿入されたことを玉抜きスイッチ161が検出した場
合にパチンコ玉の排出経路を切り換えて流下樋808を
玉抜き樋に連通する。
【0045】上記ステップA〜ステップGのうちのいず
れかのステップを経ると、次いで、ステップS20に進
み、各種ソレノイドの制御処理を行う。これは、所定の
ステップ状態によって対応するソレノイドの駆動情報を
設定するものである。特に、このステップS20では、
上述した分岐ステップが、パチンコ玉の排出に関する処
理であった場合には、ストッパ機構720のストッパソ
レノイド722を通電してストッパ721を歯車713
から離脱させ、パチンコ玉の排出を可能とする。次に、
ステップS21に移行してパルスモータ750の制御処
理を行う。これは、パルスモータの駆動位相を制御し、
その回動を制御するものである。これらステップS2
0,21の制御処理については後述する。次に上述のメ
インルーチンにおけるステップD、ステップEおよびス
テップ21の各処理を実行するサブルーチンについて説
明する。ステップDのサブルーチンは、図9に示すよう
に、先ず、ステップS30で排出機構710によって排
出されたパチンコ玉の数が規定数から「−1」を引いた
状態になったか否かを判別する。例えば、15個の賞球
排出を行う場合には「規定数=15」であり、ステップ
S30では排出されたパチンコ玉の数が14個目になっ
たか否かを判別することになる。そして、ステップS3
0の判別結果が”No”のとき(例えば、14個目未満
のとき)は、メインルーチンにリターンする。これは、
14個目になるまでパチンコ玉排出装置804の作動速
度を通常の状態とし、停止直前の14個目になると、作
動速度をスローダウンして15個目のパチンコ玉の排出
を遅くして玉ガミを防止すると共に、パルスモータ75
0を正確に停止させるためである。
【0046】また、ステップS30の判別結果が”Ye
s”のとき(例えば、14個目のとき)には、ステップ
S31に進んでメインルーチンでの分岐ステップを
“E”に設定してメインルーチンにリターンする。これ
により、メインルーチンにリターンした後に、ステップ
Eの処理(排出終了処理)が行われる。
【0047】また、ステップEのサブルーチンは、図1
0に示すように、先ずステップS40で排出機構710
によって排出されたパチンコ玉の数が排出規定数か否か
を判別し、排出規定数でないと判定した場合はメインル
ーチンにリターンし、また、排出規定数であると判定し
た場合は次のステップS41に進む。このステップS4
1では、メインルーチンでの分岐ステップを“F”に設
定する。そして、後述するように、分岐ステップを
“F”に設定することでメインルーチンにリターンした
ときにステップFの処理(セーフ玉払い出し、およびウ
ェイト処理)が行われ、セーフソレノイド791が通電
される。即ち、規定数の賞球の排出が終了すると、入賞
球処理装置801のセーフソレノイド791が1回オン
して今回のセーフ玉が1個だけ排出される。
【0048】次いで、ステップS42でウェイトタイマ
を設定する。これは、連続して賞球の払い出しがある場
合には、一定のウェイト時間が設けられるが、そのウェ
イト時間をカウントするためのタイマを設定するもので
ある。例えば、ウェイト時間としては200msが設定
される。このウェイト時間の設定で、連続して賞球の払
い出しがある場合に、一定のウェイト時間に対応する分
だけパチンコ玉の排出動作の開始が遅くなる。
【0049】さらに、ステップS20のソレノイドの制
御処理は、図11に示すサブルーチンを実行する。先
ず、ステップS101で今回のメインルーチンにおける
分岐ステップの処理がステップC,D,E,Gであった
か否か、即ち、パチンコ玉の排出に関連する処理であっ
たか否かを判別する。そして、排出に関する処理である
と判断されると(Yes)、ステップS102以降の処
理を実行し、また、排出に関する処理でなければ(N
o)、ステップS107以降の処理を実行する。ステッ
プS102ではストッパソレノイド722のオン情報を
設定してストッパソレノイド722を駆動し、ステップ
S107ではストッパソレノイド722のオフ情報を設
定してストッパソレノイド722への通電を停止する。
【0050】続くステップS103においては、分岐ス
テップの処理がステップG、即ち、玉抜き処理であるか
否かを判断し、玉抜き処理であると判定した場合はステ
ップ104の処理を実行した後にステップS106の処
理を行い、玉抜き処理でないと判定した場合はステップ
S105の処理を実行した後にステップS108の処理
を行う。ステップS104では玉抜きソレノイド58の
オン情報を設定して玉抜きソレノイド58を通電し、ス
テップS105では玉抜きソレノイド58のオフ情報を
設定して玉抜きソレノイド58の通電を停止する。
【0051】ステップS106においては、ストッパソ
レノイド722がオフタイミングか否かを判定し、オフ
タイミングであると判定した場合はステップS107の
処理を行ってステップS108に進み、オフタイミング
でないと判定した場合はステップS108の処理を行
う。尚、前記ステップS107では、上述したように、
ストッパソレノイド722のオフ情報を設定する。この
ような処理を行うことにより、ストッパソレノイド72
2の発熱を低減させて、熱による磁気特性の劣化等を防
止できる。
【0052】ステップS108においては、分岐ステッ
プがステップFか否かを判断する。そして、分岐ステッ
プがステップFであると判定した場合はステップS10
9でセーフソレノイド791のオン情報を設定してセー
フソレノイド791を通電し、また、分岐ステップがス
テップFでないと判定した場合はステップS110でセ
ーフソレノイド791のオフ情報を設定してセーフソレ
ノイド791の駆動を停止する。
【0053】またさらに、ステップS21のパルスモー
タ制御処理は、図12に示すサブルーチンを実行する。
先ず、ステップS50で玉ガミ処理を行う。この玉ガミ
処理は、パチンコ玉が案内通路702や玉導出樋910
等で玉詰まりを発生したか否か、また、パチンコ玉がス
プロケット712に噛まれた状態か否かを監視し、玉詰
まり或いはスプロケット712への噛み込みが発生した
場合に、その解消のための処理を行うものである。そし
て、玉ガミ処理の実際の動作は、切欠円盤を逆転させ切
欠円盤停止部材と切欠円盤の歯車との嵌合を解除する動
作を繰り返し行うことによって案内通路内のパチンコ玉
に振動を与え、この振動でパチンコ玉を揺り動かすこと
によって玉ガミ状態を解消するものである。
【0054】次いで、ステップS51においては、リセ
ット待ちフラグがあるか否かを判別し、リセット待ちフ
ラグが設定されていればメインルーチンにリターンし、
また、リセット待ちフラグが無ければステップS52の
処理を行う。このリセット待ちフラグは、ステップS5
0の玉ガミ処理において玉ガミの解除が行われなかった
ときに設定される。
【0055】ステップS52では、玉ガミフラグが設定
されているか否かを判別し、玉ガミフラグが設定されて
いれば後述するステップS64の処理を行い、また、玉
ガミフラグが設定されていなければステップS53の処
理を行う。この玉ガミフラグは、ステップS50の玉ガ
ミ処理において案内通路702や玉導出樋910等での
パチンコ玉の玉詰まりあるいはスプロケット712への
パチンコ玉の噛み込みが発生したと判断された場合、す
なわち玉ガミ発生状態と判断された場合に設定される。
【0056】ステップS53においては、今回のメイン
ルーチンにおける分岐ステップの処理がステップC,
D,E,Gであったか否か、即ち、パチンコ玉の排出に
関連する処理であったか否かを判別する。そして、排出
処理で無ければステップS54でオフデータをセットし
てパルスモータ750への通電を行わず、また、排出処
理であればステップS55の処理を実行する。
【0057】ステップS55においては、パルス制御タ
イマが0であるか否かを判別し、パルス制御タイマが0
でないときはステップS56でタイマを更新した後にス
テップS63の処理を行い、また、パルス制御タイマが
0、即ち下記のポインタの更新時間がタイムアップした
と判断されるとステップS57の処理を行う。
【0058】ここで、パルス制御タイマはパルスモータ
750の駆動位相を制御するモータ制御データのポイン
タの更新時間をカウントするためのもの、また、モータ
制御データはパルスモータ750の位相制御のための回
動データである。このモータ制御データは複数のポイン
タ(例えば、4つのポインタ「1」〜「4」)により指
定され、パルスモータ750を正転させる場合はポイン
タが順方向(「1」→「4」)にインクリメントされ、
逆転させる場合はポインタが逆方向(「4」→「1」)
にデクリメントされる。
【0059】ステップS57においては、今回実行のメ
インルーチンの分岐ステップがステップEか否か、即ち
排出終了処理か否かを判別する。そして、排出終了処理
でなければステップS58で、後述する図13の処理で
セットされるタイマテーブル1を読み込んでタイマ1を
設定してステップS61の処理を行い、また、排出終了
処理であればステップS59で、後述する図13の処理
でセットされるタイマテーブル2を読み込んでタイマ2
を設定した後にステップS60でモータ制御ポインタを
「+1」だけインクリメントする。タイマ1はポインタ
更新時間をタイマ2よりも速いタイミングでカウントア
ップするものであるため、排出終了処理の場合はパルス
モータ750の回動速度が遅くなりパチンコ玉のスプロ
ケット712への噛み込みが防止できる。
【0060】ステップS61では、今回実行のメインル
ーチンの分岐ステップがステップCか否か、即ち排出開
始処理か否かを判別する。このステップS61において
は、排出開始処理と判別されるとステップS62でモー
タ制御ポインタを「−1」だけデクリメントし、また、
排出開始処理でないと判別されると上述したステップS
60でモータ制御ポインタを「+1」インクリメントす
る。
【0061】続くステップS63においては、今回実行
のメインルーチンの分岐ステップがステップDか否か、
即ち排出処理か否かを判別する。そして、排出処理でな
い場合、即ち分岐ステップがC,E,Gの排出開始処
理,排出終了処理或いは玉抜き処理のいずれかであれば
ステップS64で、2−2相テーブルをセットし、ま
た、排出処理であればステップS65で1−2相テーブ
ルをセットする。これらテーブルはパルスモータ750
へのパルス印加方式、即ち、多相巻線の通電方式を設定
するもので、1−2相テーブルがセットされた場合は1
−2相励磁、2−2相テーブルがセットされた場合は2
−2相励磁が行われる。
【0062】上述のステップS63,S64,S65を
行うことにより、排出処理の場合、即ちパルスモータ7
50の回動中にはパルスモータ750は1−2相励磁に
より駆動され、また、排出処理でない場合、即ちパルス
モータ750の回動初期または回動終期には2−2相励
磁によりパルスモータ750が駆動される。したがっ
て、パルスモータ750の回動初期あるいは回動終期に
おいてはパルスモータ750の出力に大きなトルクを得
て円滑な回動を確保でき、また、パルスモータ750の
回動中においてはパルスモータ750の発熱量を低減す
ることができる。
【0063】次に、ステップS66でモータ制御ポイン
タによりパルスモータ750の駆動位相等の制御データ
を算出し、続くステップS67で算出された制御データ
を出力バッファにセットして出力する。そして、このス
テップS67の終了でメインルーチンにリターンする。
【0064】次に、本発明の根幹に係るステップS70
1(図8)の玉流下速度検出処理について図13乃至図
15に示すサブルーチンをもとに説明する。この玉流下
速度検出処理は、玉導出樋910A,910Bに設けら
れた速度センサ912によって、この玉導出樋910内
を流下するパチンコ玉の流下速度を検出して、玉導出樋
910内のパチンコ玉の整列具合いや、パチンコ玉の停
留状態を監視する処理である。先ず、ステップS70で
は、玉導出樋910A側信号検出処理のサブルーチンが
実行され、次いでステップS71に移行して玉導出樋9
10B側信号検出処理のサブルーチンが実行される。そ
して、次のステップS72では、玉ガミフラグの有無が
判定され、玉ガミフラグが有ると判定した場合はメイン
ルーチンにリターンし、ステップS21のパルスモータ
制御処理によって玉ガミ処理(ステップS50)が実行
され、一方、玉ガミフラグが無いと判定した場合には、
ステップS73に移行する。ステップS73では、定速
フラグ1の有無が判定され、定速フラグ1が有ると判定
した場合にはステップS74に移行して定速フラグ2の
有無が判定される。そして、ステップS74で定速フラ
グ2が有ると判定した場合には、ステップS75に進ん
で、タイマテーブル1に6msをセットしてパルスモー
タ750を定常状態の回動速度に設定してからステップ
S76に移行し、タイマテーブル2に30msをセット
して、パルスモータ750の回動速度をスローダウンさ
せるように設定した後にメインルーチンに戻る。
【0065】一方、前記ステップS73およびステップ
S74で”No”と判定した場合には、ステップS77
に進んでタイマテーブル1に128msをセットし、ま
た、ステップS78でタイマテーブル2に128msを
セットして、パルスモータ750の回動速度を遅くし、
それに伴ってスプロケット712の回動速度を遅くする
ことにより、パチンコ玉の払い出しを遅延させて、玉導
出樋910Aおよび910B内にパチンコ玉が充填,整
列されるようにし、スプロケット712にパチンコ玉が
確実に嵌合させて排出することができる。したがって、
案内通路702や玉導出樋910内を通過するパチンコ
玉の流下速度が変わっても、従来のように空送り状態を
生じることが未然に防止され、パチンコ玉払い出しの信
頼性を高めることが可能である。尚、ステップS78を
実行後はメインルーチンにリターンする。
【0066】ここで、前記ステップS70の玉導出樋9
10A側信号検出処理について、図14に示すディテー
ルフローチャートに基づいて説明する。この処理では、
先ず、ステップS1000で玉流下速度検出センサ91
2aの立上りエッジの有無が判定され、立上りエッジが
あると判定した場合はステップS1001に移行して立
上りエッジフラグ1をセットしてからステップS100
2に進み、タイマAをクリアして図13の元の処理に戻
る。尚、タイマAは、玉流下速度検出センサ912aの
立上りエッジの検出から立下りエッジの検出までの時間
を計測するためのものである。また、前記ステップS1
000で立上りエッジが無いと判定した場合には、ステ
ップS1003に移行して立上りエッジフラグ1の有無
が判定され、当該フラグ1が有ると判定した場合は、ス
テップS1004に進んでタイマAを更新した後にステ
ップS1005に移行する。ステップS1005では、
玉流下速度検出センサ912aの立下りエッジの有無が
判定され、立下りエッジが有ると判定した場合はステッ
プS1006に移行して、タイマAは10ms以下か否
かが判定される。そして、タイマAが10ms以下であ
ると判定した場合には、玉導出樋910A内を流下する
パチンコ玉の流下速度が早すぎる状態、即ち、玉導出樋
910A内にパチンコ玉が充填され難く、スプロケット
712が空送りを生じる危険性のある状態であるから、
ステップS1007で定速フラグ1がクリアされて定常
速度の回動が解除された後、ステップS1010に進ん
で立上りエッジフラグ1をクリアして図13の元の処理
に戻り、前記ステップS74を経て、パルスモータ75
0の回動速度を遅くする処理(ステップS77,ステッ
プS78)が実行される。これにより、玉導出樋910
Aにパチンコ玉を充填,整列させることができ、スプロ
ケット712の空送りを未然に防止してパチンコ玉の排
出を確実に行うことができる。
【0067】一方、前記ステップS1006でタイマA
は10ms以下でないと判定した場合は、ステップS1
008に移行してタイマAは1000ms以上であるか
否かが判定され、1000ms以上であると判定した場
合には、玉導出樋910A内でパチンコ玉が停留し、ス
プロケット712で所謂玉ガミ状態を生じている虞があ
るため、ステップS1009に移行して玉ガミフラグを
セットしてからステップS1010に進み、立上りエッ
ジフラグ1をクリアして図13の元の処理に戻り、各処
理を経た後に前記ステップS50で玉ガミ処理が実行さ
れる。この玉ガミ処理によって、スプロケット712の
玉ガミ状態は解消されるため、パチンコ玉の払い出しを
確実に行うことが可能となる。また、前記ステップS1
008でタイマAは1000ms未満であると判定した
場合には、玉導出樋910A内のパチンコ玉の流下速度
は定常状態であるから、ステップS1011に移行して
定速フラグ1をセットしてからステップS1010に進
み、立上りエッジフラグ1をクリアしてから図13の元
の処理に戻る。
【0068】次に、前記ステップS71の玉導出樋91
0B側信号検出処理について、図15に示すディテール
フローチャートに基づいて説明する。この処理では、先
ず、ステップS1020で玉流下速度検出センサ912
bの立上りエッジの有無が判定され、立上りエッジがあ
ると判定した場合はステップS1021に移行して立上
りエッジフラグ2をセットしてからステップS1022
に進み、タイマBをクリアして図13の元の処理に戻
る。尚、タイマBは、玉流下速度検出センサ912bの
立上りエッジの検出から立下りエッジの検出までの時間
を計測するためのものである。また、前記ステップS1
020で立上りエッジが無いと判定した場合には、ステ
ップS1023に移行して立上りエッジフラグ2の有無
が判定され、当該フラグ2が有ると判定した場合は、ス
テップS1024に進んでタイマBを更新した後にステ
ップS1025に移行する。ステップS1025では、
玉流下速度検出センサ912bの立下りエッジの有無が
判定され、立下りエッジが有ると判定した場合はステッ
プS1026に移行して、タイマBは10ms以下か否
かが判定される。そして、タイマBが10ms以下であ
ると判定した場合には、玉導出樋910B内を流下する
パチンコ玉の流下速度が早すぎる状態、即ち、玉導出樋
910B内にパチンコ玉が充填され難く、スプロケット
712が空送りを生ずる虞がある状態であるから、ステ
ップS1027で定速フラグ2がクリアされて定常速度
の回動が解除された後、ステップS1030に進んで立
上りエッジフラグ2をクリアして図13の元の処理に戻
り、前記ステップS74を経て、パルスモータ750の
回動速度を遅くする処理(ステップS77,ステップS
78)が実行される。これにより、玉導出樋910Bに
パチンコ玉を充填,整列させることができ、スプロケッ
ト712の空送りを未然に防止してパチンコ玉の排出を
確実に行うことができる。
【0069】一方、前記ステップS1026でタイマB
は10ms以下でないと判定した場合は、ステップS1
028に移行してタイマBは1000ms以上であるか
否かが判定され、1000ms以上であると判定した場
合には、玉導出樋910B内でパチンコ玉が停留し、ス
プロケット712で所謂玉ガミ状態を生じている虞があ
るため、ステップS1029に移行して玉ガミフラグを
セットしてからステップS1030に進み、立上りエッ
ジフラグ2をクリアして図13の元の処理に戻り、各処
理を経た後に前記ステップS50で玉ガミ処理が実行さ
れる。この玉ガミ処理によって、スプロケット712の
玉ガミ状態は解消されるため、パチンコ玉の払い出しを
確実に行うことが可能となる。また、前記ステップS1
028でタイマBは1000ms未満であると判定した
場合には、玉導出樋910B内のパチンコ玉の流下速度
は定常状態であるから、ステップS1031に移行して
定速フラグ2をセットしてからステップS1030に進
み、立上りエッジフラグ2をクリアしてから図13の元
の処理に戻る。
【0070】以上の述べたように、この実施例のパチン
コ玉排出装置では、玉導出樋910A,910Bに玉流
下速度検出センサ912a,912bを設け、当該玉流
下速度検出センサ912a,912bによって検出され
たパチンコ玉の流下速度に基づいて、スプロケット71
2を回動するパルスモータ750の回動速度を適宜制御
するようになっているため、パチンコ玉の流下速度が変
化しても確実にパチンコ玉を払い出すことができる。ま
た、前記玉流下速度検出センサ912a,912bによ
って、玉導出樋910A,910B内でのパチンコ玉の
停留が確認され、玉ガミを生じている場合には、前述の
玉ガミ処理が実行されて玉ガミ状態が解消されるため、
常にパチンコ玉を正確に払い出すことができる。
【0071】なお、上述した実施例では、排出機構71
0が二つのスプロケット712を有するもの、また、排
出機構710のアクチュエータとしてパルスモータ75
0を採用するものを例示するが、これに限らず、1つの
スプロケットのものにも適用でき、また、アクチュエー
タとして他の同期モータ等を使用するものにも適用可能
である。また、本実施例では玉流下速度検出センサ91
2a,912bとしてフォトカプラ型のフォトセンサ9
13a,913bを用いる場合について説明したが、こ
れに限られるものではなく、パチンコ玉の流下速度を検
出できるものであれば如何なる形式のセンサであっても
良い。
【0072】
【発明の効果】この発明に係るパチンコ玉排出装置によ
れば、パチンコ玉の流下速度を検出する流下玉速度検出
手段と、当該流下玉速度検出手段の速度検出信号に基づ
いて、切欠円盤を回動する回動手段をパチンコ玉の流下
速度に対応した回動速度に制御する玉排出速度制御手段
を備えているため、パチンコ玉の流下速度が変化して
も、切欠円盤の切欠部に正確なタイミングでパチンコ玉
が到来するようにでき、また、案内通路等にパチンコ玉
が充填,整列するようにできるため、従来のように空送
り状態を生じることが未然に防止され、パチンコ玉払い
出しの信頼性を高めることができるという優れた効果が
ある。また、パチンコ玉の流下速度を検出する流下玉速
度検出手段と、当該流下玉速度検出手段によって検出さ
れたパチンコ玉の速度が所定値以下になった場合に、パ
チンコ玉を嵌合させる切欠円盤を一旦逆転させ、切欠円
盤の回動を抑止する切欠円盤停止部材の嵌合を解除する
動作を所定回数作動させる玉ガミ解除手段を備えている
ため、玉ガミ状態を速やか、かつ確実に解消でき、パチ
ンコ玉の排出に高い信頼性を得られるという効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るパチンコ玉排出装置
が適用されたパチンコ遊技機の斜め前方から見た斜視図
である。
【図2】同パチンコ遊技機の裏面図である。
【図3】同パチンコ玉排出装置の全体の斜視図である。
【図4】同パチンコ玉排出装置の要部の斜視図である。
【図5】同パチンコ玉排出装置の分解斜視図である。
【図6】同パチンコ玉排出装置の要部を成す玉導出樋の
側面図である。
【図7】同パチンコ玉排出装置の制御系のブロック図で
ある。
【図8】同パチンコ玉排出装置のメインルーチンを示す
フローチャートである。
【図9】同パチンコ玉排出装置のサブルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図10】同パチンコ玉排出装置のサブルーチンを示す
フローチャートである。
【図11】同パチンコ玉排出装置のサブルーチンを示す
フローチャートである。
【図12】同パチンコ玉排出装置のサブルーチンを示す
フローチャートである。
【図13】同パチンコ玉排出装置の他のサブルーチンを
示すフローチャートである。
【図14】同パチンコ玉排出装置のサブルーチンを示す
フローチャートである。
【図15】同パチンコ玉排出装置のサブルーチンを示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 遊技機 701 ケーシング 702,702a,702b 案内通路 710 排出機構 712,712a,712b スプロケット(切欠
円盤) 713 歯車 715 切欠部 720 ストッパ機構 721 ストッパ(切欠円盤停止部材) 720 ストッパソレノイド(停止部材駆動手段) 750 パルスモータ(回動手段) 730,730a,730b 排出センサ(玉検出
手段) 783 CPU(玉排出速度制御手段) 804 パチンコ玉排出装置 902 玉排出制御装置 910,910A,910B 玉導出樋 912,912a,912b 玉流下速度検出センサ
(流下玉速度検出手段) 913,913a,913b フォトセンサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排出前のパチンコ玉を貯留する貯留タンク
    と、 一端が前記貯留タンクに接続され、他端がパチンコ玉の
    排出側に向かって緩やかに下方傾斜し、前記貯留タンク
    から排出されるパチンコ玉を案内するパチンコ玉案内手
    段と、 前記パチンコ玉案内手段の終端下部に配置される内部に
    室が画成されたケーシングと、当該ケーシングの室内に
    回動可能に軸支されると共に、外周面に等間隔でパチン
    コ玉を嵌入する半円状の切欠部が形成され、且つ中心部
    に歯車を備えた歯車状の切欠円盤と、 この切欠円盤の歯車に嵌合し、切欠円盤の回動を抑止可
    能な切欠円盤停止部材と、 当該切欠円盤停止部材を駆動する停止部材駆動手段と、 前記切欠円盤を回動する回動手段と、 パチンコ玉を前記切欠円盤に案内する案内通路と、 当該案内通路に臨む切欠円盤の下部側に配置され、切欠
    円盤により送り出されたパチンコ玉を検出する玉検出手
    段と、 前記パチンコ玉案内手段に配設されて、パチンコ玉の流
    下速度を検出する流下玉速度検出手段と、 当該流下玉速度検出手段の速度検出信号に基づいて、前
    記回動手段をパチンコ玉の流下速度に対応した回動速度
    に制御する玉排出速度制御手段と、 を備えたことを特徴とするパチンコ玉排出装置。
  2. 【請求項2】排出前のパチンコ玉を貯留する貯留タンク
    と、 一端が前記貯留タンクに接続され、他端がパチンコ玉の
    排出側に向かって緩やかに下方傾斜し、前記貯留タンク
    から排出されるパチンコ玉を案内するパチンコ玉案内手
    段と、 前記パチンコ玉案内手段の終端下部に配置される内部に
    室が画成されたケーシングと、当該ケーシングの室内に
    回動可能に軸支されると共に、外周面に等間隔でパチン
    コ玉を嵌入する半円状の切欠部が形成され、且つ中心部
    に歯車を備えた歯車状の切欠円盤と、 この切欠円盤の歯車に嵌合し、切欠円盤の回動を抑止可
    能な切欠円盤停止部材と、 当該切欠円盤停止部材を駆動する停止部材駆動手段と、 前記切欠円盤を回動する回動手段と、 パチンコ玉を前記切欠円盤に案内する案内通路と、 当該案内通路に臨む切欠円盤の下部側に配置され、切欠
    円盤により送り出されたパチンコ玉を検出する玉検出手
    段と、 前記パチンコ玉案内手段に配設されて、パチンコ玉の流
    下速度を検出する流下玉速度検出手段と、 当該流下玉速度検出手段によって検出されたパチンコ玉
    の流下速度が所定値以下になった場合に、前記切欠円盤
    を一旦逆転させ、前記切欠円盤停止部材の嵌合を解除す
    る動作を所定回数作動させる玉ガミ解除手段と、 を備えたことを特徴とするパチンコ玉排出装置。
JP29796792A 1992-10-09 1992-10-09 パチンコ玉排出装置 Pending JPH06121878A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29796792A JPH06121878A (ja) 1992-10-09 1992-10-09 パチンコ玉排出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29796792A JPH06121878A (ja) 1992-10-09 1992-10-09 パチンコ玉排出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06121878A true JPH06121878A (ja) 1994-05-06

Family

ID=17853412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29796792A Pending JPH06121878A (ja) 1992-10-09 1992-10-09 パチンコ玉排出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06121878A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006314648A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Aruze Corp 遊技機
CN110613931A (zh) * 2018-06-19 2019-12-27 刘晓东 弹珠游戏机转盘式送珠机构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006314648A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Aruze Corp 遊技機
CN110613931A (zh) * 2018-06-19 2019-12-27 刘晓东 弹珠游戏机转盘式送珠机构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6055635B2 (ja) 遊技機
WO2006025476A1 (ja) 遊技機
JP2008093104A (ja) パチンコ機
EP0575136B1 (en) Coin dispenser and coin pay-out method
JP2008017921A (ja) パチンコ機
JPH0566157B2 (ja)
JPH06121878A (ja) パチンコ玉排出装置
JPS6111625B2 (ja)
JPH0679046A (ja) パチンコ玉排出装置
JPH0679045A (ja) パチンコ玉排出装置
JP4916260B2 (ja) パチンコ機
JP5014719B2 (ja) パチンコ機
JPH06114152A (ja) 遊技機
JP5014720B2 (ja) パチンコ機
JP4555659B2 (ja) 遊技機
JP3234008B2 (ja) パチンコ玉排出装置
JP2004267456A (ja) 遊技機及びプログラム及び記録媒体
JP3336318B2 (ja) パチンコ機
JP2005177011A (ja) 遊技機
JPH0691047A (ja) パチンコ玉排出装置
JP5014718B2 (ja) パチンコ機
JPH06105955A (ja) パチンコ玉排出装置
JPH06126034A (ja) 遊技球排出装置
JP2000079235A (ja) パチンコ遊技機における球払出装置
JP5362806B2 (ja) パチンコ機