JP2005177011A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2005177011A
JP2005177011A JP2003419846A JP2003419846A JP2005177011A JP 2005177011 A JP2005177011 A JP 2005177011A JP 2003419846 A JP2003419846 A JP 2003419846A JP 2003419846 A JP2003419846 A JP 2003419846A JP 2005177011 A JP2005177011 A JP 2005177011A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medal
detection sensor
detection
medals
game
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003419846A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4149371B2 (ja
Inventor
Kunihiko Kobayashi
久仁彦 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympia KK filed Critical Olympia KK
Priority to JP2003419846A priority Critical patent/JP4149371B2/ja
Publication of JP2005177011A publication Critical patent/JP2005177011A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4149371B2 publication Critical patent/JP4149371B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

【課題】 細長い部材が受け皿側からメダル通路に挿入され場合にはこれを確実に検知するとともに、不正にメダルが払い出されることを未然に防止する遊技機を提供する。
【解決手段】 ホッパー装置から受け皿にかけてメダル通路35が形成される。メダル通路35には、第1の位置を物体が通過したことを検出する第1検出センサ40と第1の位置よりも受け皿側に位置した第2の位置を物体が通過したことを検出する第2検出センサ41とが設けらる。第1の位置と第2の位置との距離は、メダルの直径より大きく、かつ、ホッパー装置から排出された先行メダルとこれに続く後続メダルとの間隔より小さく、第1検出センサ40と第2検出センサ41とは上記の条件を満たすように配置される。第2検出センサ41が物体の通過を検出し、かつ第1検出センサ40が物体の通過を検出した場合には、スピーカから非常音声が出力され、スロットマシンの動作は停止する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるスロットマシン等の遊技機に関するものである。
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるスロットマシンはパチスロ機と称されている。このようなパチスロ機では、遊技を行う際に所定枚数のメダルを投入することで遊技の開始が可能となる。パチスロ機には、配列した図柄が順次表示される図柄表示装置が設けられており、図柄表示装置にはリールを実際に駆動させて図柄を表示するリール駆動式のものや、液晶パネルやCRTディスプレイ上に図柄を表示する電子式のものとがある。パチスロ機の遊技を開始する操作をすると、内部で電子的な抽選がおこなわれ、その抽選結果が図柄表示装置によって外部に表示される。抽選の結果、図柄表示装置によって当選が表示された場合には、その当選役に応じてメダルが払い出されたり、抽選確率が高くなる遊技者にとって有利な遊技状態に移行するようになる。
パチスロ機のメダル払い出し装置には、柱状にメダルを積層しておき、積層したメダルのうちの下部のメダルから順次所定の枚数のメダルを払い出すタイプのメダル払い出し装置と、ホッパーを用いるタイプのメダル払い出し装置とがある。ホッパーを用いてメダルを払い出す装置を有するタイプのパチスロ機では、パチスロ機内部にメダルを貯留すると共に払出すメダルホッパー、及びパチスロ機の外側に露呈したメダル受け部となる皿状の受け皿とメダルホッパーのメダル排出口との間をつなぐメダル通路が設けられている。抽選の結果、メダルを払出す役に当選した場合にはメダルホッパーが駆動してメダルがメダル排出口から1枚ずつメダル通路に排出され、メダル通路を介して受け皿にメダルが払い出される。当選役に応じた枚数のメダルが受け皿に払い出されるとメダルホッパーの駆動は停止し、メダルの払い出しが終了する。
ところで、メダル通路には障害物などはなく、メダルの排出が行われていない状態で不正に用いられる部材を受け部側のメダル通路出口からメダル排出口に差し込み、メダルホッパー等のメダル送出し装置の機能をくるわせ、当選していないにもかかわらず、メダル通路に不正にメダルを排出させるという行為が行われていた。このような行為によってメダルが不正に払い出されることを防止するため、メダル通路上に物体の通過を検知する検出センサと、検出センサからの信号を基にメダルとその他を判定する判定手段とを備え、細長い部材等の不正に用いられる部材がメダル通路に挿入されたことを検知するスロットマシンが考えられた。
しかしながら、上記のようなスロットマシンでは、例えば、メダル送出し装置から排出されるメダルによる検知か、または不正に用いられる部材による検知かの判断を区別するため、検出信号は複雑になり、このような検出信号を基に判定部で正常か否かを判定することは困難であった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は不正に用いられる部材が受け部側のメダル通路出口からメダル排出口に挿入された場合にはこれを確実かつ容易に検出できるとともに、不正にメダルが払い出されて損害を被ることを防止する遊技機を提供することにある。
上記の目的を達成するために本発明の遊技機では、メダル送出し装置の駆動により、一定の間隔で1枚毎に排出されたメダルをメダル通路を通らせ、受け部に払い出す遊技機において、前記メダル通路上の第1の位置にメダル送出し装置から排出されたあとのメダルが通過したことを検出する第1検出センサを設けると共に、前記メダル通路上に前記第1の位置を通過した後のメダルが通過したことを検出する第2検出センサを設け、前記第1の位置と前記第2の位置との間の距離が、メダル径よりも大きく、かつ前記メダル送出し装置によってメダル通路に排出された先行メダルとこれに続く後続メダルとの間隔により生じる距離よりも小さくなるように配置し、前記第1検出センサがON状態のときで、かつ前記第2検出センサがONした場合に、少なくとも遊技の継続を抑制する遊技禁止状態に移行させる動作制御手段を設けたことを特徴とする。なお、遊技を抑制する遊技禁止状態とは、遊技が不可能な状態や、異常を外部に報知して遊技の継続を困難にする状態、メダル送出し装置の駆動を停止した状態を示す。
また、前記第2検出センサまたは前記第1検出センサのどちらか一方だけが継続的にONした場合に、前記遊技禁止状態に移行することを特徴する。
本発明の遊技機によれば、メダル通路上の第1の位置にメダル送出し装置から排出されたあとのメダルが通過したことを検出する第1検出センサを設けると共に、メダル通路上に第1の位置を通過した後のメダルが通過したことを検出する第2検出センサを設け、第1の位置と第2の位置との間の距離が、メダル径よりも大きく、かつメダル送出し装置によってメダル通路に排出された先行メダルとこれに続く後続メダルとの間隔により生じる距離よりも小さくなるように配置し、第1検出センサがON状態のときで、かつ第2検出センサがONした場合に、少なくとも遊技の継続を抑制する遊技禁止状態に移行させる動作制御手段を設けたことにより, 通常のメダルの払い出しでは第1検出センサと第2検出センサとが同時にONすることはなく、メダル通路に細長い部材等の不正に用いられる部材が挿入された場合、又はメダル送出し装置の機能を狂わせてメダルを排出する間隔を狂わせた場合、には第1検出センサと第2検出センサとが共にONして確実にこの部材を検出するとともに、この検出に応じて遊技の継続を抑制することにより、不正にメダルが払い出されることを防止することができる。なお、本構成によってメダル送出しに係る制御に故障等のエラーが生じた場合にも早期発見ができ、速やかな対処をとることができる。
また、第2検出センサまたは第1検出センサのどちらか一方だけが継続的にONした場合に遊技禁止状態に移行することにより、メダル通路に細長い部材等の不正な部材が挿入されてどちらか一方の検出センサが継続してONした場合には、これに応じて遊技の継続が抑制され、メダルが不正に払い出されることを防ぐことができる。
図1に示すように、スロットマシン(遊技機)2は収納箱3の前面であって上部に設けられた上部前面扉4、および下部に設けられた下部前面扉5とを有する。上部前面扉4には表示窓6が設けられ、この表示窓6の奥に第1リール7a、第2リール7b、第3リール7cが配置される。第1、第2、第3リール7a、7b、7cの外周面には様々な図柄が一定ピッチで配列され、リールが停止した状態では、対応する表示窓6を通して1リール当たり3個の図柄が外部に表示される。これにより、各リールの図柄を1個ずつ組み合わせる直線状の入賞ラインが横に3本、斜めに2本の合計5本形成される。この第1、第2、第3リール7a、7b、7cの側方には液晶表示装置8が設けられ、例えば、アニメーションの表示を利用した演出等を行う。
下部前面扉5の上部には、遊技の開始時に操作される1枚ベットボタン10、MAXベットボタン11、ペイアウトボタン12などの各種ボタンが設けられる。なお、これらの操作ボタンの機能は周知であるのでその詳細については省略する。また、これら操作ボタンの下部にはメダルベットが行われた後に操作されるスタートレバー15や、スタートレバー15の操作により回転を開始するリールを停止させるための第1、第2、第3ボタン16、17、18が設けられる。
また、下部前面扉5には、遊技を行う際にメダル30(図2参照)を投入するためのメダル投入口20が設けられる。メダル投入口20から続いて形成されたメダル経路にはセレクタ21が組み込まれ、投入されたメダル30が不適正なメダルであった場合にはメダル払い出し口22を介して受け皿(受け部)23に排出される。また、セレクタ21は、例えば、遊技の途中や各種ボタンが押されたままの状態で投入された等、不適切なタイミングでメダル30の投入が行われた場合に、投入されたメダル30を受け皿23に排出する。なお、遊技の開始に先立って投入するメダル30の枚数は1〜3枚に限られているため、クレジット機能を用いないときには4枚目以降に投入されたメダル30は受け皿23に排出される。
一方、クレジット機能がON状態である場合には、4枚目以降の投入されたメダル30は図示しないメダルセンサを介して検知され、50枚を限度にスロットマシン2の内部に貯留される。なお、貯留されたメダル30の枚数は、クレジット枚数表示器25によって外部に表示される。このクレジット機能を用いる場合には、前述した1枚ベットボタン10やMAXベットボタン11の操作に応じて生成された投入信号により、クレジット枚数からベット枚数分が減算される。また、遊技の結果、当選役を構成する図柄が表示されて入賞が得られた場合には、配当となるメダルもクレジット機能における上限数に達するまでクレジット化され、精算用のペイアウトボタン12が操作された際に受け皿23に払い出される。
図2に示すように、収納箱3の下部にはホッパー装置(メダル送出し装置)31及びオーバーフロー用の貯留箱32が設けられる。ホッパー装置31は入賞となる当選役に応じた枚数のメダル30を排出口33から1枚ずつ払い出す。ホッパー装置31の上部には払い出し用のメダルを貯留する貯留タンク34が設けられる。なお、貯留タンク34にはメダル投入口20から投入された正規のメダル30が貯留される。オーバーフロー用の貯留箱32は、ホッパー装置31の貯留タンク34からオーバーフローしたメダル30を貯留する。
ホッパー装置31の底部には円板状の回転自在な排出ディスクが設けられており、排出ディスクの表面にはメダルを収納する収納孔が形成されている。排出ディスクが回転すると収納孔に収納されたメダルが排出口33から一定の間隔で排出される。排出口33から排出されたメダルは、排出口33から続いて形成されたメダル通路を通って受け皿23に払い出される。
図3にメダルホッパーから受け皿にかけて形成されたメダル通路を縦に切断した断面図を示す。ホッパー装置31の排出口33から受け皿23にかけて、メダル通路35が形成されている。メダル通路35はホッパー装置側から受け皿側に向って下がって傾斜し、これにより、排出口33から排出されたメダルはメダル通路35を流下して受け皿23に流入する。なお、図示しないが、ホッパー装置31から排出されたメダルの枚数は、メダルを排出するごとに往復動作する作動部材の動きを基に検知している。
メダル通路35には払い出されたメダルの通過時にONする第1、第2検出センサと40、41が設けられており、ホッパー装置側から順に排出メダル検出センサ35、第1検出センサ40、第2検出センサ41が配置されている。第1検出センサ40、及び第2検出センサ41にはそれぞれ反射型のフォトセンサが用いられており、第1、第2検出センサ40、41にはそれぞれ光を投光する投光部とメダルによって反射した光を受ける受光部とが設けられている。
図4に示すように、第1検出センサ40によってメダル通路35の幅方向に広がった第1検出域43が第1の位置に形成され、第1検出センサ40からの検出信号を基にメダル通路35上の第1の位置をメダルが通過したことが検知される。第2検出センサ41によってメダル通路35の幅方向に広がった第2検出域45が第1の位置よりも受け皿側に位置する第2の位置に形成され、第2検出センサ41からの検出信号を基に第2の位置をメダルが通過したことが検知され、これにより第1検出センサ40はホッパー装置31から排出されたあとのメダルの通過を検出し、第2検出センサ41は第1の位置を通過したあとのメダルの通過を検出する。第1検出センサ40及び第2検出センサ41は、第1の位置と第2の位置との距離Dsがメダルの直径(以下、メダル径)Dより大きくかつホッパー装置31によって一定間隔で排出されるメダル30の間隔Dmより小さくなるように配置されている。
メダル30が第1、第2検出域43、45に進入すると、第1、第2検出センサ40、41がOFFからONに切り替わり、メダル30が第1、第2検出域43、45から退くとONからOFFに切り替わる。OFFからONに切り替わった第1検出センサ40及び第2検出センサ41から出力された検出信号は、後述する異常判定部65(図5参照)に入力され、異常判定部65では第1検出センサ40及び第2検出センサ41から入力される検出信号を基にして異常であるか否かが判定される。なお、上記の第1、第2検出センサ40、41は、常時はOFFし、メダル30が第1、第2検出域43、45に進入することでONしたが、常時ONし、第1、第2検出域にメダルが進入した場合にOFFするタイプの検出センサを用いてもかまわない。これによってもメダルが第1、第2の位置を通過したことを検知することができる。
図5にスロットマシン2の構成を概略的に示すブロック図を示す。スロットマシン2の動作は制御部50によって管制される。制御部50にはCPU(動作制御手段)51及びメモリ53、ROM55の他、電子抽選部57、当選役決定部58、投入枚数カウント部60、ホッパー駆動コントローラ64、異常判定部65等が設けられている。
投入枚数カウント部60では遊技を行うにあたって投入されたメダルの枚数をカウントしており、遊技を行うにあたって投入された1〜3枚のメダルの枚数を投入メダルセンサ67からの出力信号に基づいて計数し、CPU51は投入枚数カウント部60での計数の結果に応じて有効化する入賞有効ラインの本数を決定する。なお、クレジット枚数はクレジットメダルカウンタ(図示省略)で計数される。
リール駆動コントローラ70はCPU51の命令に基づいて各リールに組み付けられたステッピングモータを駆動させて第1、第2、第3リール7a,7b,7cを回転させる。CPU51はROM55に格納された遊技制御プログラムにに基づいてリール駆動コントローラ70に命令を送出しており、遊技制御プログラムには通常モードの他にBB(BigBonus)モードやRB(RegularBonus)モードに移行させて遊技を実行するプログラムが含まれている。
CPU51には各リールの回転を監視するフォトセンサ72、73、74から位置信号が入力し、これによりリールの外周面に形成された図柄の位置がCPU51によって把握され、第1、第2、第3リール7a,7b,7cはリール駆動コントローラ70によってその停止が制御される。ROM55には位置信号に応じて図柄の位置を把握するための各種データが格納されており、リール駆動時には図柄テーブルがCPU51によって参照される。
スタートレバー15の操作に伴ない、スタート信号センサ77がONし、電子抽選部57が作動する。電子抽選部57は乱数発生器と乱数値サンプリング回路とを含み、遊技が開始されるごとに1つの乱数を抽選する。抽選された乱数は当選役決定部58に入力される。当選役決定部58では、入力された乱数に応じて現在実行されている遊技でどのような当選役を与えるかを決定する。当選役の決定に際して、ROM55に格納された当選役抽選テーブルが参照され、BB、RB等の当選役が与えられる。
遊技者によって各ストップボタン16、17、18が押されると入力I/F80を介してストップ信号がCPU51に入力され、各リールは停止する。入賞が得られると、当選役に応じた枚数のメダルを払い出すためにCPU51はホッパー駆動コントローラ64に払い出しデータを送出する。払い出しデータには払い出すメダルの枚数データが含まれており、この枚数データはホッパー駆動コントローラ64に含まれた記憶部に一時的に記憶される。ホッパー装置31から排出されたメダルの数は、排出メダル検知センサ37から出力される検出信号を基にホッパー駆動コントローラ64によってカウントされており、ホッパー駆動コントローラ64では記憶した枚数データが示す数とカウント数とを照らし合わせ、ホッパー装置31に正確な個数のメダルを排出させる。
ホッパー装置31に設けられた排出ディスクの回転速度は予めホッパー駆動コントローラ64に定められ、排出ディスクはこの回転速度に従って回転しており、排出ディスクから排出された先行メダルとその後続メダルとの間隔Dmは、第1の位置と第2の位置との間隔Dsよりも大きく、メダルの払い出しでは第1検出センサ40と第2検出センサ41とが同時にONすることはない。
第1検出センサ40及び第2検出センサ41のON/OFFは異常判定部65によって監視されており、メダル通路35に排出されたメダル30は、まず第1検出センサ40の前を横切り、次いで第2検出センサ41の前を横切る。メダル30が各検出センサの前を横切ると各検出センサはOFFからONに切り替わり、メダルが通り過ぎるとONからOFFに切り替わる。
異常判定部65は、第1検出センサ40と第2検出センサ41とのうち、一方のメダルセンサがONしている間に他方のメダルセンサがONした場合にスロットマシン2の動作を停止させるための動作禁止信号を生成し、CPU51がこの動作禁止信号を検知する。例えば、第2検出センサ41がONしている最中に第1検出センサ40がONした場合には、異常判定部65はOFFからONに切り替わり動作禁止信号を生成し、CPU51が動作禁止信号を検知する。動作禁止信号を検知したCPU51は各部に動作を禁止する命令を送出し、これに応じて音声制御部82が作動してスピーカ84からは外部に異常を告知する非常音声が出力され、スロットマシン2の動作は停止する。また、異常判定部65にはクロック発生器66からのクロック信号を基にして、第1検出センサ40及び第2検出センサ41がONした時間をそれぞれ計時しており、異常判定部65に予め設定された閾値よりも計時時間が大きくなった場合には、異常判定部65はCPU51に動作禁止信号を入力する。
CPU51は第1検出センサ40の検出(ON状態)に伴ないフラグ1を立てて、第2検出センサ41の検出(ON状態)に伴ないフラグ1をクリアする処理を行う。従って、フラグ1が立っている状態のときに、第1検出センサ40の検出が行われてフラグ1を立てようとすると、異常判定部65は第1検出センサ40の検出を継続的にON状態を連続させようとしている異常状態と判断して動作禁止信号を生成し、CPU51がこの動作禁止信号を検知し、動作禁止のための制御処理をするようになる。なお、この処理によって、メダル通路35に細長い部材を挿入してホッパー装置31のメダル払い出しに係る排出メダル検知センサ37に悪戯し、メダルの枚数をカウント検知していないとみなさせ、カウント検知していないからホッパー装置31は遊技者に当選役に応じたメダル払い出しを行おうとして、当選役に応じたメダルが払い出されているにも係らずさらに多くのメダルを払い出させようとする不正行為を防止することができる。
図6のフローチャートを用いて本発明の作用を説明する。スロットマシン2では通常モードから遊技が行われる。遊技を行うにあたってメダルを1〜3枚投入すると、投入されたメダルの枚数が投入枚数カウント部60によってカウントされる。スタートレバー15が操作されて遊技が開始されると、第1、第2、第3リール7a,7b,7cの回転が開始される。
スタートレバー15が操作されると、電子抽選部57は乱数の抽出処理を実行し、抽出された乱数を基にして当選役の抽選が行われる。当選役の抽選の結果に応じてCPU51は各ストップボタン16、17、18の操作を有効化する。CPU51は各フォトセンサ72,73,74からの位置信号をもとに各リールに形成された図柄の位置を監視しており、リール駆動コントローラ70は当選役決定部58で決定された当選絵柄が入賞有効ライン上に停止するように第1、第2、第3リール7a,7b,7cの停止制御を行う。
当選役の抽選を行った結果、小役、BB、RBのいずれかに当選し、これらが入賞した場合、CPU51はROM55に格納された配当テーブルを参照してホッパー駆動コントローラ64に払い出しデータを送出し、ホッパー駆動コントローラ64の制御のもと、ホッパー装置31が駆動してメダルの払い出しが開始される。ホッパー装置31から排出されたメダルはメダル通路35を通って受け皿23に払い出される。ホッパー駆動コントローラ64では、メダルが受け皿23に払い出される際、排出メダル検出センサ67から入力される検出信号をもとに払い出されたメダルの個数をカウントする。カウント数が払い出し枚数と等しくなるとホッパー装置31の駆動が停止してメダルの払い出しが完了する。
通常、遊技中に第1検出センサ40と第2検出センサ41とが同時にONすることはない。第1検出センサ40と、第2検出センサ41とが共にONした場合、異常判定部65は動作禁止信号をCPU51に入力し、スロットマシン2の動作は停止する。例えば、ホッパー装置31からメダルを不正に取り出すために、受け皿側からメダル通路35に細長いの部材が挿入された場合、第2検出センサ41を介して部材の通過が検知され、次いで第1検出センサ40を介して部材の通過が検知される。このとき第2検出センサ41がONしている間に、第1検出センサ40がONして異常判定部65が異常を検知し、スピーカ84から非常音声が外部に出力されてスロットマシン2の動作は停止する。また、第1検出センサ40と第2検出センサ41とのうち、どちらか一方がONした時間が予め定められた閾値よりも大きくなった場合にもスピーカ84から非常音声が外部に出力されてスロットマシン2の動作は停止する。
なお、上記の実施形態では、第1、第2検出センサ40、41に反射型のフォトセンサを用いたが、これ以外のセンサを用いてメダルを検出してもかまわない。例えば、図7に示すように、透過型のフォトセンサを用いてメダルの通過を検知することもできる。第1メダルセンサ90、及び第2検出センサ91は、それぞれ光を放射する投光部90a、91aと、投光部90a、91aからの光を受ける受光部90b、91bとを有し、メダル通路35を挟んで上側に各検出センサの投光部が備えられ、下側に受光部が備えられる。投光部90a,91a、及び受光部90b、91bによって、メダル通路35の幅方向に広がった検出域が形成される。第1第2検出センサ90、91では、それぞれの投光部からの光が遮られるとOFFからONに切り替わり、投光部からの光が受光部に入射するようになるとONからOFFに切り替わる。第1、第2検出センサ90、91から出力された検出信号は異常判定部65に入力され、異常か否かが判定される。透過型のフォトセンサを用いることで、メダルが第1の位置、及び第2の位置を通過したことを確実に検知することができる。
また、上記の実施形態では第1検出センサ40及び第2検出センサ41を常時作動させて受け皿側からメダル通路に挿入される物体を検出したが、第1、第2検出センサを作動させる時間はこれに限らない。例えば、ホッパー装置に設けられた排出口を開放あるいは閉塞するシャッタが備えられたスロットマシンや、メダルを排出するときのみメダル通路とホッパー装置の排出口が合わさるスロットマシン等では、第1、第2検出センサをメダルの払い出し時にのみ作動させることで、メダルの不正な払い出しを防止することができる。
また、異常判定部に第2メダル検出センサから検出信号が入力し、次いで第1メダル検出センサから検出信号が入力した場合に、CPU51に動作禁止信号を送出するようにしてもよい。ただしこの場合、異常判定部には、予めメダルの連続払出しの際に入力する検出信号と部材がメダルの払出し口から挿入された際に入力する検出信号とを区別するために、予め区別用の閾値を設定しておき、この閾値と、第1、第2検出センサからの検出信号を検知した際の時間間隔とを比較して異常か否かを判定する。
また、CPUに第2検出センサによる検出後からの時間を計測する計測手段を設け、計測手段の計測値がホッパー装置の駆動に基づくメダルの払出間隔に応じた基準時間以上に達した場合、又はホッパー装置に対してCPUがメダル払出し信号を入力していない場合を条件に、第2検出センサによる検出があった場合には遊技禁止状態に移行させるようにすると、細長い部材を挿入しようとする行為を未然に防げるので好適である。従って、ホッパー装置の駆動が行われていないとみなせる状態が満たされていて且つフラグ1が立っていない状態のときに、第2検出センサの検出が行われてフラグ1をクリアする処理をしようとすると、異常判定部は第2検出センサの検出を継続的にON状態を連続させようとしている異常状態と判定して動作禁止信号を生成し、CPUがこの動作禁止信号を検知し、動作禁止のための制御処理をするようになる。なお、計測手段による計測停止及び計測値のクリア条件は、次回の第1検出センサ又は第2検出センサの少なくともいずれか一方の検知、もしくは基準時間以上になることを受けて条件達成フラグを立てた場合などである。
本発明のスロットマシンの外観を示す斜視図である。 スロットマシン内部のホッパー装置、及び受け皿部分を露呈させた部分断面図斜視図である。 ホッパー装置から受け皿にかけて切断した断面図である。 メダル通路を上から観察した説明図である。 スロットマシンの概略的なブロック図である。 本発明の作用を示すフローチャートである。 第1検出センサ、及び第2検出線センサに透過型のフォトセンサを用いたメダル通路の概略的な断面図である。
符号の説明
2 スロットマシン(遊技機)
23 受け皿(受け部)
31 ホッパー装置(メダル送出し装置)
35 メダル通路
37 排出メダル検出センサ
40 第1検出センサ
41 第2検出センサ
51 CPU(動作制御手段)
64 ホッパー駆動コントローラ
65 異常判定部
84 スピーカ

Claims (2)

  1. メダル送出し装置の駆動により、一定の間隔で1枚毎に排出されたメダルをメダル通路を通らせ、受け部に払い出す遊技機において、
    前記メダル通路上の第1の位置にメダル送出し装置から排出されたあとのメダルが通過したことを検出する第1検出センサを設けると共に、前記メダル通路上に前記第1の位置を通過したあとのメダルが通過したことを検出する第2検出センサを設け、
    前記第1の位置と前記第2の位置との間の距離が、メダル径よりも大きく、かつ前記メダル送出し装置によってメダル通路に排出された先行メダルとこれに続く後続メダルとの間隔により生じる距離よりも小さくなるように配置し、
    前記第1検出センサがON状態のときで、かつ前記第2検出センサがONした場合に、少なくとも遊技の継続を抑制する遊技禁止状態に移行させる動作制御手段を設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記第2検出センサまたは前記第1検出センサのうち、どちらか一方だけが継続的にONした場合に、前記遊技禁止状態に移行することを特徴する請求項1に記載の遊技機。
JP2003419846A 2003-12-17 2003-12-17 遊技機 Expired - Fee Related JP4149371B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003419846A JP4149371B2 (ja) 2003-12-17 2003-12-17 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003419846A JP4149371B2 (ja) 2003-12-17 2003-12-17 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005177011A true JP2005177011A (ja) 2005-07-07
JP4149371B2 JP4149371B2 (ja) 2008-09-10

Family

ID=34781605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003419846A Expired - Fee Related JP4149371B2 (ja) 2003-12-17 2003-12-17 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4149371B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007061303A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Olympia:Kk 遊技機及び遊技機の制御方法並びにプログラム
JP2007202648A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Aruze Corp 遊技機
JP2007202647A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Aruze Corp 遊技機
JP2008061911A (ja) * 2006-09-09 2008-03-21 Asahi Seiko Kk コインホッパの不正検知装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007061303A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Olympia:Kk 遊技機及び遊技機の制御方法並びにプログラム
JP2007202648A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Aruze Corp 遊技機
JP2007202647A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Aruze Corp 遊技機
JP2008061911A (ja) * 2006-09-09 2008-03-21 Asahi Seiko Kk コインホッパの不正検知装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4149371B2 (ja) 2008-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4673311B2 (ja) 遊技機
JP6240826B2 (ja) 遊技機
JP6055635B2 (ja) 遊技機
JP5742019B2 (ja) 遊技機
JP5898353B2 (ja) 遊技機
JP2007143958A (ja) 遊技機、プログラム及び記憶媒体
JP2004321402A (ja) 遊技機及びプログラム及び記録媒体
JP2007037880A (ja) 遊技機
JP4563214B2 (ja) 遊技機
JP3949554B2 (ja) 遊技機及びプログラム及び記憶媒体
JP2007000198A (ja) 遊技機
JP4149371B2 (ja) 遊技機
JP2010264119A (ja) 遊技機
JP2010233814A (ja) 遊技機
JP2007143730A (ja) 遊技機
JP2005118438A (ja) 遊技機
JP4184298B2 (ja) 遊技機
JP2010233816A (ja) スロットマシン
JP2004267456A (ja) 遊技機及びプログラム及び記録媒体
JP5467448B2 (ja) 遊技機
JP2004313658A (ja) 遊技機及びプログラム及び記録媒体
JP4444301B2 (ja) 遊技機及びプログラム及び記憶媒体
JP2010264121A (ja) 遊技機
JP4444302B2 (ja) 遊技機及びプログラム及び記憶媒体
JP2004057439A (ja) 遊技機及びプログラム及び記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080430

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080618

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080625

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4149371

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130704

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees