JPH06121678A - 骨関連サルファターゼ様タンパク質およびその製造法 - Google Patents

骨関連サルファターゼ様タンパク質およびその製造法

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JPH06121678A
JPH06121678A JP4324034A JP32403492A JPH06121678A JP H06121678 A JPH06121678 A JP H06121678A JP 4324034 A JP4324034 A JP 4324034A JP 32403492 A JP32403492 A JP 32403492A JP H06121678 A JPH06121678 A JP H06121678A
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protein
dna
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osf
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JP4324034A
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Atsushi Takeshita
淳 竹下
Noriyoshi Ito
紀美 伊東
Yoko Hamamoto
洋子 濱本
Egon Aman
アマン・エゴン
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    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/14Hydrolases (3)
    • C12N9/16Hydrolases (3) acting on ester bonds (3.1)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 マウス、ヒトを含む哺乳動物の骨組織から得
られるOSF−8と名付けられた骨関連タンパク質およ
びその製造法。本タンパク質は新しい天然型哺乳類タン
パク質であり、サルファターゼに属するタンパク質であ
る。 【効果】 OSF−8は、主に骨形成期において軟骨組
織から骨組織への変換時に軟骨基質を形成しているプロ
テオグリカンの糖類の硫酸基の分解を行なう。OSF−
8は、骨代謝性疾患の治療剤として用いることができ、
また骨に対する臓器特異性が高いので、骨代謝性疾患の
診断剤としても用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な骨関連タンパク質
を提供する。本発明は、骨並びに軟骨組織形成並びに維
持能を有する新規なタンパク質(新規のサルファター
ゼ、OSF−8)、その活性測定方法、その活性を阻害
あるいは昂進する物質の検出方法、OSF−8をコード
するDNAおよびその遺伝子工学的製法によるこのタン
パク質の製造方法、また、精製タンパク質並びに遺伝子
工学的製法によって作られたタンパク質あるいは部分ペ
プチドを用いて製造された特異抗体を利用した免疫学的
測定法による代謝性骨疾患の診断への応用に関する。
【0002】
【発明の背景】骨代謝性疾患と総称される疾患の中に
は、骨粗鬆症(Osteoporosis)、ページェット病(Paget's
disease)、骨軟化症、過骨形成症、大理石病等が含ま
れ、このうち、特に骨粗鬆症は発生頻度が閉経後の女性
及び老齢人口の約半分を越える程に高く、その診断と有
効な治療法が強く望まれている。
【0003】骨代謝性疾患とは、何らかの骨組織におけ
る、細胞レベルでの、骨に特異的な代謝の変調を伴うも
のであり、骨の代謝に特異的に関与する因子の発見、分
離そして同定は、この代謝の異常を明らかにするのに非
常に有効である。本発明者等は、これらの骨の代謝に特
異的な因子の発見のために鋭意研究し、ついに、本発明
を完成させるに至ったものである。
【0004】より詳しくは、本発明者等は、特に、骨形
成において主要な働きをする骨芽細胞の細胞株を用い、
この細胞株により特異的に生成されるタンパク性因子を
同定したものである。さらに、本発明は、こうした研究
によって得られた、従来知られている種々のサルファタ
ーゼとアミノ酸配列上で強いホモロジーを有する実質的
に骨特異的なOSF−8と名付けられた新規なタンパク
質を提供する。
【0005】本発明のOSF−8は、本明細書に記載さ
れたDNA配列から当業者において公知の通常の遺伝子
工学的手法によっても生産でき、また本明細書に記載の
アミノ酸配列から、化学的なペプチド合成法により、O
SF−8又はその断片を生産することができる。さら
に、本発明に記載されたOSF−8のDNA配列の特に
他のサルファターゼに対し、OSF−8の特異性の高い
部分配列を通常のオリゴヌクレオチド化学合成法によ
り、15〜50塩基長で合成し、骨由来細胞を識別診断
するDNAプローブとして使用することができる。この
ような骨由来細胞の識別は、特に、転移再発性癌の由来
を識別するために有用であり、適切な再発性癌の治療を
もたらす。さらにOSF−8の部分ペプチドのうち、抗
体の認識しうるエピトープ(epitope)部分のペプチド
は、OSF−8に特異的なモノクローナル抗体を作成す
るために使用できる。こうして得られたモノクローナル
抗体は、免疫学的細胞組織染色法により骨由来細胞の同
定に有用である。
【0006】
【従来の技術】本発明で提供されるOSF−8が属する
サルファターゼグループに属する酵素群と骨代謝との関
連について以下のことが知られている。
【0007】長骨の成長期並びに骨折治癒過程における
骨形成においてはまず軟骨が形成され、軟骨組織への血
管の侵入に伴って軟骨組織は吸収され、骨組織に置き変
わることが組織学的な観察によって明らかにされている
が、詳細な蛋白質レベルでの機序は不明である。軟骨と
骨の差異はリン酸カルシウムの沈着の有無が著明である
が、それに加えて基質タンパク質の組成が著しく異なる
ことが知られている。すなわち、軟骨においては乾燥軟
骨重量の50%以上を大型のプロテオグリカンが占め、
さらにコラーゲンとしてはII型であるのに対し、骨の
有機基質の90%以上はI型コラーゲンであり、軟骨に
大量に存在した大型プロテオグリカンは姿を消し小型の
プロテオグリカンやいわゆる非コラーゲン性タンパク質
が小量存在するに過ぎない。従って軟骨から骨に置き変
わる過程においては大幅な基質の改築が不可欠であり、
おそらくは骨形成を担っている骨芽細胞が軟骨組織の消
化並びに骨有機基質の構築に大役をはたしていることは
疑いない。これらの骨芽細胞は間葉系細胞から分化する
ことが明らかにされており、軟骨基質の骨化に先だって
おこる組織への血管侵入に伴って移動してきたものと考
えられる。軟骨組織が吸収されるには軟骨基質タンパク
質の約50%を占めるコラーゲン(タイプII)を消化
するコラゲナーゼなどに加えて軟骨組織に幅広く存在す
る硫酸基を持つ糖鎖(コンドロイチン硫酸、ケラタン硫
酸など)の消化が必須であるが、今日にいたるまで、軟
骨・骨組織に特有の硫酸エステル結合切断酵素(サルフ
ァターゼ)は報告されていない。
【0008】一方、エストロジェンが骨代謝に関わって
いることは良く知られた事実であり、閉経後の女性に骨
粗鬆症が多発し、エストロジェンを投与することで骨塩
量の低下を抑制できることが知られている。しかしなが
ら、骨組織におけるエストロジェンの作用機序は明かで
はない。エストロジェンに感受性の高い乳ガン細胞では
エストロジェンの生合成が行われており、アンドロジェ
ンからエストロジェンへの転換に関与するアロマターゼ
とエストロンサルフェートからエストロジェンを合成す
るサルファターゼがエストロジェン合成酵素として注目
されている。近年、骨芽細胞にアロマターゼ活性が報告
されており、本研究で示されたサルファターゼが骨芽細
胞においてエストロジェン合成に寄与している可能性が
高いと考えられる。性腺の機能が正常に営まれている間
はこうした局所の骨芽細胞でのエストロジェン合成は生
理的に重要な意味を持たないが、閉経後は十分量のエス
トロジェンの供給が性腺から得られないために骨芽細胞
などの末梢組織でのホルモン合成が重要になってくると
考えられる。閉経後の全ての女性に急激な骨塩減少が観
察されるわけではないのはこうした骨芽細胞でのエスト
ロジェン合成能の差が反映したものかも知れない。従っ
てこの骨芽細胞におけるエストロジェン合成を活性化す
ることで閉経後の骨粗鬆症を予防する事が可能であろ
う。また、この骨芽細胞でのエストロンサルフェートに
対するサルファターゼ活性を閉経後に測定すれば早期に
骨粗鬆症のハイリスク(high risk)グループをスクリー
ニングできる可能性があるが、未だ、骨芽細胞において
はこのようなサルファターゼは報告されていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、骨芽細胞に特異的に発現している新しいタイプのサ
ルファターゼ活性を有するタンパク質を見いだすことで
ある。このようなタンパク質は、主に骨形成期において
軟骨組織から骨組織への変換時に軟骨基質を形成してい
るプロテオグリカンの糖鎖の硫酸基の分解を行う。ま
た、成熟骨組織で特に、性腺機能の減弱した場合に局所
でのエストロジェン合成を高めることが期待される。
【0010】
【課題を解決するための手段】マウスOSF−8(mO
SF−8)のcDNAは、マウス骨芽細胞様細胞株MC
3T3−E1由来のcDNAからPCR(Polymerase Ch
ain Reaction)法とサブトラクションディファレンシャ
ルスクリーニング(Differential Screening)法によりク
ローン化された。組換え遺伝子操作により他の動物腫の
OSF−8をそれぞれの骨、培養骨芽細胞、及び他の体
組織から作成したcDNAライブラリー、または、ゲノ
ム遺伝子DNAライブラリーから、本発明のcDNAま
たはそのDNA断片をプローブとして用いてクローニン
グする事ができる。本発明で示されたcDNAの配列は
現在利用できる種々のDNA及びアミノ酸配列データー
ベースによる検索で、新規であることが明らかにされ
た。
【0011】又、OSF−8は既知の代表的なサルファ
ターゼ分子とホモロジーはあるが、これまでに報告され
ているものとは異なる新しいサブクラスに属するサルフ
ァターゼ分子である。
【0012】即ち、本研究に示されたタンパク質は骨芽
細胞に特異的なサルファターゼであり正常な骨形成に必
須のものである。多くのサルファターゼ欠損あるいは遺
伝子変異疾患では組織の硫酸基を持つ糖鎖の消化を行え
ず未消化物が細胞内に蓄積することが原因で組織の変
形、機能低下を引き起こすことが広く知られている。本
タンパク質の欠損や機能の異常が骨形成不全症などの先
天性疾患の原因の一つであることは容易に推察される。
【0013】本タンパク質の遺伝子配列の異常を観察す
ることでこれらの先天性疾患の診断が可能である。ま
た、体液中に遊離してきた本タンパク質の活性あるいは
含有量を測定することで骨芽細胞の機能を知ることがで
きる。このことは、本タンパク質の活性・含有量測定が
骨代謝のマーカーとして利用できることを示している。
また、本タンパク質を軟骨や骨基質に添加することで骨
形成を促進させる可能性がある。すなわち、骨形成には
多くの骨並びに軟骨基質タンパク質が関与する事が知ら
れており、これらのうちTGF−βなどの成長因子は基
質のプロテオグリカンに結合して蓄積していると考えら
れている。サルファターゼの添加によってこれらの成長
因子の基質からの遊離を促進できるであろう。一方、関
節リウマチや変形性関節症のように過度に軟骨の吸収が
引き起こされているような場合には本タンパク質の阻害
剤が有効な治療薬となりうる。
【0014】一般に、OSF−8はヒト、ウシ、マウス
またはその他の材料から公知の生化学的技術により直接
骨組織または軟骨組織から抽出精製することができる。
また、OSF−8をコードするDNAは、脊椎動物の骨
組織から抽出したmRNAから作成されたcDNAライ
ブラリー、または、ゲノムDNAライブラリーから、本
明細書中で開示されたマウスのcDNA配列の断片を標
識してプローブとして用いて得ることができる。全長c
DNAクローンは上記の及び他の標準的な分子生物学的
な技術を組み合わせて得ることができる。
【0015】本発明は、さらに、OSF−8の類似体よ
り成るポリペプチド、即ち、ミュータント、融合蛋白、
及びOSF−8の一部を含む断片を提供する。本発明は
また組換え遺伝子操作によるOSF−8の製造方法を提
供する。
【0016】本発明をより具体的に説明するため、以下
に実施例を示す。
【0017】
【実施例】
〔実施例1〕 サブトラクション/PCRcDNAライ
ブラリーの作成 この実施例では骨芽細胞様細胞株MC3T3−E1に特
異的なcDNAライブラリーの構築に付いて記述する。
このcDNAライブラリーはサブトラクション法とPC
R法を組み合わせることにより、マウス肝組織で発現し
ている遺伝子を差し引いたMC3T3−E1 cDNA
ライブラリーであり、各cDNAクローンは平均約30
0塩基の遺伝子断片を有し、さらに、本来含有量の少な
い遺伝子をも増幅されるという特徴を有している。
【0018】全ての一般的な組換えDNA技術に関する
手順(protocol)は、特に他に断らなければ、サムブルッ
ク(Sambrook)等による[Molecular Cloning Manual](1
989年、Cold Spring Harbor Laboratory社、米国、Cold
Spring Harbor)に準じて行った。総RNAは、グアニ
ジン法により、MC3T3−E1細胞及びマウス肝組織
の、それぞれ、8×107個、約1gから抽出した。ポ
リA+RNAは総RNAから市販の「オリゴdTラテッ
クスmRNA精製キット」(宝酒造(株))により精製し
た。各1μgポリA+RNAをテンプレートとし、cD
NA合成キット(Amersham社)を用いてcDNAを合成し
た。ただし、オリゴdTプライマーの代わりにランダム
プライマーを用い、その量は通常使用量の1.5倍使用
した。これにより、cDNA鎖伸長反応を平均約300
塩基に制限した。上記のキットを用いて2本鎖平滑末端
にした後、下記の2種類の合成DNAリンカーをT4D
NAリガーゼ(宝酒造(株))により、それぞれ、MC3
T3−E1 cDNAはATOS−1/2(配列表の配
列番号2及び3)を、肝臓cDNAはATOS−4/5
(配列表の配列番号4及び5)を結合した。
【0019】ATOS-1/2 ATOS-1 5′- CTCTTGCTTGAATTCGGACTA-3′ ATOS-2 3′-ACACGAGAACGAACTTAAGCCTGAT-5′ ATOS-4/5 ATOS-4 5′- CTCTTGCTTAAGCTTGGACTA-3′ ATOS-5 3′-ACACGAGAACGAATTCGAACCTGAT-5′
【0020】次に、各反応産物をPCR(Polymerase Ch
ain Reaction)法により、プライマーとして、それぞ
れ、ATOS−1とATOS−4を用いてDNAを増幅
した。増幅したDNA濃度は「DNA濃度測定キット
“DNA Dipstick”」(Invitrogen社)を用いて行った。サ
ブトラクション法はフォトビオチン(Photobiotin, Pirc
e社)を用いて行った。PCR法により増幅した20μg
の肝臓cDNAに20ngのフォトビオチンを加え、サ
ンランプを10cm隔て10分間照射することにより、
DNAをビオチンで標識した。この標識した肝臓cDN
A3.0μgに、標識していないMC3T3−E1 cD
NA0.3μgを加え、ハイブリダイゼーションを行っ
た。ついで、これにストレプトアビジン(Streptavidi
n,宝酒造(株))を反応し、フェノール抽出することによ
り、MC3T3−E1 cDNAから肝臓cDNAと共
通のcDNAを除いた。サブトラクション法を繰り返し
行い、MC3T3−E1 cDNAから肝臓cDNAと
共通なものをできるだけ除いた。さらに、上記のATO
S−1を用いてPCR法によりDNAを増幅し、DNA
濃度を測定した。このcDNA 10ngを制限酵素E
coRIで消化した後、EcoRIで消化し末端を脱燐
酸化したファージベクターλgt10(λgt10/E
coRIクローニングキット、Stratagene社)1μgと
T4リガーゼを用いて連結した。これを市販のインビト
ロパッケイジングキット(in vitro packaging kit)「ギ
ガパックゴールド(Gigapack-gold)](Stratagene社)に
よりλファージ粒子にパッケイジングした。この組換え
体ファージを、大腸菌C600(日本予防衛生研究所、
日本癌研究資源バンクにHT003として保存されてい
る)に感染させ、軟寒天培地とともに寒天培地の上にま
きファージプラークを形成させ感染効率を測定したとこ
ろ、1μgのcDNA当たり3×106のファージプラ
ークが得られた。
【0021】さらに、このcDNAライブラリーをディ
ファレンシャルスクリーニング(differential screenin
g)法を用い、MC3T3−E1に特異性の高いクローン
を選択した。つまり、2.25×104個のファージを計
10枚のプレートにまき、それぞれ2枚(計20枚)の
ナイロンメンブレンフィルターに移した。これらの一方
を放射能でラベルしたMC3T3−E1 のcDNA
と、また、他方を同様にラベルした肝臓のcDNAをプ
ローブとして、プラークハイブリダイゼーション法を行
った。MC3T3−E1 cDNAプローブでシグナル
が認められ、しかも、肝臓のcDNAプローブでシグナ
ルの認められない273クローンをミニライブラリーと
し、以後の実験に用いた。
【0022】〔実施例2〕 マウスOSF−8クローン
の単離 この実施例では、上記の実施例1で作成したミニライブ
ラリーから、MC3T3−E1に特異的なクローンとし
て、OSF−8の部分的cDNA断片を同定し、さら
に、これを用いてMC3T3−E1のcDNAライブラ
リーから完全長のcDNAをクローニングする方法に付
いて記述している。
【0023】実施例1で調製したMC3T3−E1及び
肝臓の各総RNAを、それぞれ1μgづつナイロンメン
ブレンフィルターにスポットし、このフィルターを27
3個作成し、以下のハイブリダイゼーションに用いた。
一方、実施例1で作成した273個のファージクローン
の挿入部分のDNAをPCR法を用いて増幅した。この
DNAをアガロースゲル電気泳動した後、主なバンドを
切り出し精製し、放射能ラベルしてプローブとして用い
た。オートラジオグラフィーの結果、MC3T3−E1
でシグナルが認められ、しかも肝臓でシグナルの認めら
れないクローンに付いてプラスミドベクターにリクロー
ニング(recloning)した。つまり、PCR法により増幅
し精製した挿入部分のDNAを制限酵素EcoRIで消
化し、プラスミドベクターpUC118(宝酒造(株))
のEcoRIサイトにリクローニングした。これらのク
ローンについて市販の「DNAシーケンスキット」(宝
酒造(株))を用いユニバーサルプライマーにて塩基配列
を決定した。得られた塩基配列をDNA及びタンパク質
データーベースを検索したところ、既存のサルファター
ゼとホモロジーを示すクローンが得られ、これをpMC
LS63と命名し、これを用いて以後の完全長cDNA
のクローニングを行った。
【0024】完全長cDNAクローニングの為に、実施
例1で精製したMC3T3−E1のポリARNA 5
μgから「cDNA合成キット」(cDNA synthesis syst
em plus, Amersham社)を用いて平滑末端2本鎖cDNA
を合成した。これにEcoRI/NotIアダプター
(宝酒造(株))をT4リガーゼを用いて連結した後、ア
ガロースゲル電気泳動し、約700塩基対以上のフラク
ションを精製した。この断片をλgt10ファージベク
ター(Stratagene社)のEcoRIサイトに連結し、実施
例1と同様にファージ粒子にパッケイジングした後、大
腸菌に感染させ感染効率を測定したところ、1μgのベ
クターDNAあたりに1.5×107であった。前述のp
MCLS63を放射能ラベルしてプローブとして用い、
このcDNAライブラリー1.0×106個のファージク
ローンをプラークハイブリダイゼーション法によりスク
リーニングした。その結果、8個の陽性シグナルが得ら
れそのうち最も挿入断片の長いファージクローンのNo
tI断片をプラスミドベクターpGEM11Zf(+)(S
tratagene社)のNotIサイトにリクローニングし、こ
れをpKOT162と命名した。
【0025】〔実施例3〕 マウスOSF−8のDNA
配列 pKOT162、及びこのcDNA断片を有するサブク
ローン(subclone)から「キロシークエンス用デレーショ
ンキット」(宝酒造(株))を用いて、それぞれ約300
塩基対おきに両方向からのデレーションミュータントを
作成した。それぞれのデレーションミュータントの塩基
配列の決定は、米国Applied Biosystems社製の自動DN
Aシークエンサー・モデル373A(automatic DNA seq
uencer)を用いて行った。この完全長cDNAの塩基配
列と、塩基配列から翻訳したアミノ酸配列を配列表の配
列番号1に示した。このcDNAにコードされるタンパ
ク質をOSF−8と名付けた。アミノ酸残基の番号1は
予想されるOSF−8前駆体タンパク質のN末端に相当
する。又、このcDNAの制限酵素地図を図1に、マウ
スOSF−8を他のサルファターゼとのアミノ酸配列の
相同性を図2〜4に示した。
【0026】〔実施例4〕 マウスOSF−8の組織特
異的発現 マウスOSF−8の組織特異的発現を観察するためにR
NAドットブロティング(RNA dot blotting)を行った。
マウス(日本クレアから購入)の胸腺、脾臓、脳、腎臓、
肝臓、肺、睾丸、及び心臓の総RNAをグアニジン法で
調製した。頭蓋冠由来の骨芽細胞を多く含む細胞は新生
児マウスの頭蓋冠から調製し、これを培養して得た。さ
らに、この細胞から総RNAを前述と同様な方法で抽出
した。上記の組織、頭蓋冠由来培養細胞、及びMC3T
3−E1の各総RNA 1μgをナイロンメンブレンフ
ィルター(Biodyne, PALL社)にドットし加熱固定後ハイ
ブリダイゼーションに用いた。一方、pKOT162を
NotIで消化してアガロースゲル電気泳動を行って精
製し放射能でラベルし、プローブとして用いた。オート
ラジオグラフィーの結果、頭蓋冠由来培養細胞とMC3
T3−E1に強いシグナルが観察された。
【0027】
【発明の効果】本発明により提供されるOSF−8は、
骨代謝性疾患の治療剤として用いることができ、また骨
に対する臓器特異性が高いので、骨代謝性疾患の診断剤
としても用いることができる。
【0028】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:2373 配列の型:核酸 鎖の数:二重鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:cDNA to mRNA 起源: 生物名:マウス (Mus musculus) 株名:骨芽細胞株 MC3T3E1 配列の特徴: 配列 GAATTCGCGG CCGCAGTTTC TAGGTGCCGC TCATATTTAC TTCTGTATTT GTAAGCCAAA 60 CTTCTAGTCT TGTCCCTAGA GTCCGGCCCC TGCTCATGAC TGGAGAGCAG GCTACAGGAG 120 CCCCGCTCAG CAGCCGCTTC TGAACGGCC ATG CCC GCG ATG CTG TTG CTG TTG 173 Met Pro Ala Met Leu Leu Leu Leu 1 5 GTG TCG GTG GTC GCA GCG TTA GCA CTC GCA GCA CCG GCC CCC AGA ACA 221 Val Ser Val Val Ala Ala Leu Ala Leu Ala Ala Pro Ala Pro Arg Thr 10 15 20 CAG AAG AAA AGG ATG CAA GTG AAC CAG GCG CCC AAC GTG GTG CTG GTC 269 Gln Lys Lys Arg Met Gln Val Asn Gln Ala Pro Asn Val Val Leu Val 25 30 35 40 GCC AGT GAC TCC TTC GAT GGA AGA CTA ACA TTT CAA CCA GGA AGT CAG 317 Ala Ser Asp Ser Phe Asp Gly Arg Leu Thr Phe Gln Pro Gly Ser Gln 45 50 55 GTA GTA AAA CTT CCC TTC ATT AAC TTC ATG AGA GCA CAT GGC ACC ACC 365 Val Val Lys Leu Pro Phe Ile Asn Phe Met Arg Ala His Gly Thr Thr 60 65 70 TTC CTA AAT GCC TAC ACT AAT TCA CCC ATC TGC TGT CCA TCA CGT GCA 413 Phe Leu Asn Ala Tyr Thr Asn Ser Pro Ile Cys Cys Pro Ser Arg Ala 75 80 85 GCA ATG TGG AGT GGC CTC TTC ACT CAC TTG ACA GAA TCT TGG AAT AAT 461 Ala Met Trp Ser Gly Leu Phe Thr His Leu Thr Glu Ser Trp Asn Asn 90 95 100 TTT AAG GGT CTG GAT CCA AAT TAT ACG ACA TGG ATG GAC ATC ATG GAG 509 Phe Lys Gly Leu Asp Pro Asn Tyr Thr Thr Trp Met Asp Ile Met Glu 105 110 115 120 AAG CAT GGC TAT CAG ACA CAG AAA TTT GGA AAA GTG GAC TAT ACT TCA 557 Lys His Gly Tyr Gln Thr Gln Lys Phe Gly Lys Val Asp Tyr Thr Ser 125 130 135 GGA CAT CAT TCC ATT AGT AAC CGT GTG GAA GCA TGG ACA AGA GAT GTT 605 Gly His His Ser Ile Ser Asn Arg Val Glu Ala Trp Thr Arg Asp Val 140 145 150 GCA TTC TTG CTC CGA CAA GAA GGC AGA CCC ATA ATT AAT CTT ATC CCT 653 Ala Phe Leu Leu Arg Gln Glu Gly Arg Pro Ile Ile Asn Leu Ile Pro 155 160 165 GAT AAG AAT AGA AGG AGA GTG ATG ACC AAG GAC TGG CAG AAT ACA GAC 701 Asp Lys Asn Arg Arg Arg Val Met Thr Lys Asp Trp Gln Asn Thr Asp 170 175 180 AAA GCA ATC GAA TGG CTA AGA CAG GTT AAC TAC ACC AAG CCA TTT GTC 749 Lys Ala Ile Glu Trp Leu Arg Gln Val Asn Tyr Thr Lys Pro Phe Val 185 190 195 200 CTT TAC TTG GGA TTG AAT TTG CCA CAC CCT TAC CCT TCA CCA TCT TCA 797 Leu Tyr Leu Gly Leu Asn Leu Pro His Pro Tyr Pro Ser Pro Ser Ser 205 210 215 GGA GAA AAC TTT GGC TCT TCT ACG TTT CAC ACT TCC CTT TAC TGG CTT 845 Gly Glu Asn Phe Gly Ser Ser Thr Phe His Thr Ser Leu Tyr Trp Leu 220 225 230 GAA AAG GTA GCT TAT GAT GCA ATC AAA ATC CCA AAG TGG CTG ACT TTG 893 Glu Lys Val Ala Tyr Asp Ala Ile Lys Ile Pro Lys Trp Leu Thr Leu 235 240 245 TCA CAA ATG CAC CCT GTG GAT TTT TGC TCC TCC TAT ACA AAA AAC TGC 941 Ser Gln Met His Pro Val Asp Phe Cys Ser Ser Tyr Thr Lys Asn Cys 250 255 260 ACT GGG AAA TTT ACT GAA AAT GAA ATT AAG AAC ATT AGA GCA TTT TAT 989 Thr Gly Lys Phe Thr Glu Asn Glu Ile Lys Asn Ile Arg Ala Phe Tyr 265 270 275 280 TAT GCT ATG TGT GCT GAG ACA GAT GCC ATG CTA GGT GAA ATT ATT TTG 1037 Tyr Ala Met Cys Ala Glu Thr Asp Ala Met Leu Gly Glu Ile Ile Leu 285 290 295 GCT CTT CAC AAG TTA GAT CTT CTT CAG AAA ACT ATT GTT ATA TAT ACC 1085 Ala Leu His Lys Leu Asp Leu Leu Gln Lys Thr Ile Val Ile Tyr Thr 300 305 310 TCA GAC CAT GGA GAG ATG GCT ATG GAA CAC CGC CAG TTT TAT AAA ATG 1133 Ser Asp His Gly Glu Met Ala Met Glu His Arg Gln Phe Tyr Lys Met 315 320 325 AGT ATG TAT GAA GCT AGT GTC CAT GTT CCT CTT CTG ATG ATG GGA CCA 1181 Ser Met Tyr Glu Ala Ser Val His Val Pro Leu Leu Met Met Gly Pro 330 335 340 GGA ATT AAG GCC AAC CTA CAA GTA CCA AGT GTT GTT TCT CTT GTG GAT 1229 Gly Ile Lys Ala Asn Leu Gln Val Pro Ser Val Val Ser Leu Val Asp 345 350 355 360 ATC TAC CCT ACT ATG CTT GAC ATT GCT GGG ATT GCT CTG CCT CCA AAT 1277 Ile Tyr Pro Thr Met Leu Asp Ile Ala Gly Ile Ala Leu Pro Pro Asn 365 370 375 CTG AGT GGA TAC TCC TTG TTG ACG CTG TTG TCA AAT GCA TCT GCA AAT 1325 Leu Ser Gly Tyr Ser Leu Leu Thr Leu Leu Ser Asn Ala Ser Ala Asn 380 385 390 GAA CAG GCA TTC AAA TTC CAC CGT CCA CCT TGG ATT CTG AGT GAA TTC 1373 Glu Gln Ala Phe Lys Phe His Arg Pro Pro Trp Ile Leu Ser Glu Phe 395 400 405 CAT GGA TGC AAT GCA AAT GCT TCT ACC TAC ATG CTA CGA ACT GGC CAG 1421 His Gly Cys Asn Ala Asn Ala Ser Thr Tyr Met Leu Arg Thr Gly Gln 410 415 420 TGG AAG TAC ATA GCC TAC GCT GAT GGT GCT TCC GTG CAG CCT CAG CTC 1469 Trp Lys Tyr Ile Ala Tyr Ala Asp Gly Ala Ser Val Gln Pro Gln Leu 425 430 435 440 TTC GAT CTT TCC TTG GAT CCG GAT GAG CTA ACA AAC ATT GCT ACA GAA 1517 Phe Asp Leu Ser Leu Asp Pro Asp Glu Leu Thr Asn Ile Ala Thr Glu 445 450 455 TTT CCA GAA ATT ACT TAT TCT TTG GAC CAG AAG CTT CGT TCT ATT GTA 1565 Phe Pro Glu Ile Thr Tyr Ser Leu Asp Gln Lys Leu Arg Ser Ile Val 460 465 470 AAC TAC CCT AAA GTG TCT GCT TCT GTC CAT CAG TAC AAT AAA GAA CAG 1613 Asn Tyr Pro Lys Val Ser Ala Ser Val His Gln Tyr Asn Lys Glu Gln 475 480 485 TTT ATC ATG TGG AAG CAA AGC GTA GGG CAA AAT TAC TCA AAC GTT ATA 1661 Phe Ile Met Trp Lys Gln Ser Val Gly Gln Asn Tyr Ser Asn Val Ile 490 495 500 GCA CAC CTC AGA TGG CAT CAA GAT TGG CAG AGA GAT CCA AGG AAG TAT 1709 Ala His Leu Arg Trp His Gln Asp Trp Gln Arg Asp Pro Arg Lys Tyr 505 510 515 520 GAA AAT GCA ATC CAA CAT TGG CTC ACA GCC CAC TCC AGT CCA CTG GCT 1757 Glu Asn Ala Ile Gln His Trp Leu Thr Ala His Ser Ser Pro Leu Ala 525 530 535 AGC AGC CCA ACC CAG TCC ACC AGT GGC TCA CAG CCC ACT CTT CCC CAG 1805 Ser Ser Pro Thr Gln Ser Thr Ser Gly Ser Gln Pro Thr Leu Pro Gln 540 545 550 TCC ACC AGT GGC TAGCAGCCTA CTCCAGTGAC CAGTGACTCA TAGCCCACTC 1857 Ser Thr Ser Gly 555 TTCTCCAGTC CACCAGTGGT TAGCATCCCA CTTCAATCCA CCAGTAGCTC ACAGCCTACT 1917 CTTCTCCAGT AGCAGTAGAC AATAATAAAA CTTTCTCAAG CTATATGTGA ATATGTTGGT 1977 ACATACTAAA CTGAATCAGC CTTAACAATT ATTAAAATTA CTTATTTTCA AAATATGTAC 2037 TATATATTAC TTGCCAATGA ATACAGAATT CATATTTTCA AAACTAGTTA TACTAAGACC 2097 TTATTGTTGC AGACCTCTGA CAGTTTAACG TCAGAAGTAT TTAAAGAATA GAAGCAAGCA 2157 TTCTTACTGT TTCCCTGGAT AATACAGAAT ATGAAATATT TTAACAACTA TCAGTTGTTA 2217 TTTATGAATC ATGATGTCTC GTGACTGACT AGTTTTTTGG TAAAACTCTT TGGAAGTATT 2277 TGATGTGTTA GAACTATTTA ATGGGACATA GACTCTGAAT ATAGTTGATT TTACTTTCTG 2337 TTGTTTAAAA AAAAAAAAAA AAGCGGCCGC GAATTC 2373
【0029】配列番号:2 配列の長さ:21 配列の型:核酸 鎖の数:一重鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:他の核酸 起源:なし 生物名:なし 株名:なし 配列の特徴:リンカーDNA。 配列番号3と相補的配列。
名称「ATOS-1」 配列 CTCTTGCTTG AATTCGGACT A 21
【0030】配列番号:3 配列の長さ:25 配列の型:核酸 鎖の数:一重鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:他の核酸 起源:なし 生物名:なし 株名:なし 配列の特徴:リンカーDNA。配列番号2と相補的配列。名
称「ATOS-2」 配列 TAGTCCGAAT TCAAGCAAGA GCACA 25
【0031】配列番号:4 配列の長さ:21 配列の型:核酸 鎖の数:一重鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:他の核酸 起源:なし 生物名:なし 株名:なし 配列の特徴:リンカーDNA。 配列番号5と相補的配列。
名称「ATOS-4」 配列 CTCTTGCTTA AGCTTGGACT A 21
【0032】配列番号:5 配列の長さ:25 配列の型:核酸 鎖の数:一重鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:他の核酸 起源:なし 生物名:なし 株名:なし 配列の特徴:リンカーDNA。配列番号4と相補的配列。名
称「ATOS-5」 配列 TAGTCCAAGC TTAAGCAAGA GCACA 25
【図面の簡単な説明】
【図1】マウスOSF−8をコードするcDNAの制限
酵素地図である。太字はOSF−8のアミノ酸をコード
する領域を示す。但し、KpnI、PstI、Sac
I、SalI、SmaI、SphIとXbaIサイトは
存在しない。
【図2】マウスOSF−8と他のサルファターゼとのア
ミノ酸配列の比較表(Alignment)である。
【図3】図2のマウスOSF−8と他のサルファターゼ
とのアミノ酸配列の比較表の続きを示す。
【図4】図3のマウスOSF−8と他のサルファターゼ
とのアミノ酸配列の比較表の続きを示す。
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】マウスOSF−8をコードするcDNAの制限
酵素地図である。太字はOSF−8のアミノ酸をコード
する領域を示す。但し、KpnI、PstI、Sac
I、SalI、SmaI、SphIとXbaIサイトは
存在しない。
【図2】マウスOSF−8と他のサルファターゼとのア
ミノ酸配列の比較図表(Alignment)である。
【図3】図2のマウスOSF−8と他のサルファターゼ
とのアミノ酸配列の比較図表の続きを示す。
【図4】図3のマウスOSF−8と他のサルファターゼ
とのアミノ酸配列の比較図表の続きを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 39/395 D 9284−4C N 9284−4C 49/00 A 7252−4C C12N 15/55 ZNA C12P 21/08 8214−4B G01N 33/53 B 8310−2J

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列表の配列番号1において、19番か
    ら556番目までのアミノ酸配列を有するマウスOSF
    −8、またはこれのアナログ、またはこれの断片よりな
    るタンパク質。
  2. 【請求項2】 配列表の配列番号1において、1番から
    18番目までのシグナルペプチドを含む、1番から55
    6番目までのアミノ酸配列を有するOSF−8前駆体タ
    ンパク質、またはこれのアナログ、またはこれの断片よ
    りなるタンパク質。
  3. 【請求項3】 請求項1または2のタンパク質をコード
    するDNAまたはRNA。
  4. 【請求項4】 哺乳動物のOSF−8、またはそのアナ
    ログ、または断片である組換えタンパク質を産生させる
    方法であって、以下の手順を含む方法: (a) 以下のDNA配列より構成される異種のDNAを
    含む細胞集団を得ること。 (i) 当該細胞で機能しうる転写と翻訳をコントロール
    する配列。 (ii) 上記のコントロール配列の下に結合した当該組換
    えタンパク質をコードするDNA配列。 (b) 当該細胞集団を当該組換えタンパク質が産生され
    る条件下で培養すること。
  5. 【請求項5】 請求項4のコントロール配列がさらに、
    当該組換えタンパク質を細胞外に分泌させるためのシグ
    ナルペプチドをコードするDNAを、当該組換えタンパ
    ク質をコードするDNA配列のすぐ上流に位置するよう
    に、含むことを特徴とする産生方法。
  6. 【請求項6】 細胞集団が大腸菌または酵母または哺乳
    動物細胞である請求項4または5の産生方法。
  7. 【請求項7】 請求項3のDNAまたはRNAの全体ま
    たはその断片を含む骨代謝性疾患の診断剤。
  8. 【請求項8】 請求項1のタンパク質を含む骨代謝性疾
    患の診断剤。
  9. 【請求項9】 請求項1のタンパク質に対するポリクロ
    ーナル抗体及びモノクローナル抗体。
  10. 【請求項10】 請求項9の抗体を含む骨代謝性疾患の
    診断剤。
  11. 【請求項11】 請求項1のタンパク質を含む骨代謝性
    疾患の治療剤。
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