JPH06121581A - 電動機制御装置 - Google Patents

電動機制御装置

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JPH06121581A
JPH06121581A JP4263431A JP26343192A JPH06121581A JP H06121581 A JPH06121581 A JP H06121581A JP 4263431 A JP4263431 A JP 4263431A JP 26343192 A JP26343192 A JP 26343192A JP H06121581 A JPH06121581 A JP H06121581A
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JP
Japan
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speed
circuit
signal
motor
electric motor
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Pending
Application number
JP4263431A
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English (en)
Inventor
Fujio Umemoto
藤男 梅本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、現在使用中の搬送ラインにおいて電
動機の負荷に余裕があり、今回設定する搬送速度までの
増速がシステム的に可能か否かを判定する機能を備えた
電動機制御装置を提供することにある。 【構成】本発明は、2つのロールに挟まれて材料が前段
から後段へ搬送される搬送装置がいくつも集まって構成
される搬送システムの電動機制御装置において、前記ロ
ールを駆動するための電動機と、その電動機を制御する
自動界磁弱めによる増速手段を有する速度制御手段と、
加速時間を演算する演算手段と、この演算された加速時
間とシステム的に定められた加速時間とを比較する比較
手段と、この比較手段の結果全ての電動機が増速可能で
ある事を判断する判定手段と、この判断結果を表示する
表示手段と、増速可能・不可能にて信号を入・切する切
替手段とを備えているので、各ロールを駆動する電動機
を制御する速度制御装置にその速度までシステム的に増
速可能か否かの表示が自動的に判定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は搬送ラインの電動機制御
装置に関し、特に2つのロールで材料を挟んで前段から
後段へ材料を搬送する装置がいくつも集まって構成され
る搬送ラインの電動機制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の抄紙機システムの電動機制
御装置のブロック図である。同図において、紙1はロー
ル2とロール3に挟まれて矢印方向へ搬送される。ロー
ル2は電動機4により駆動されており、電動機4は周知
の直流レオナード装置からなる速度制御装置5で速度制
御されている。速度制御装置5は速度制御回路7、速度
検出回路8、界磁制御回路9から構成されている。速度
設定器6からの基準速度VREF が速度制御回路7に入力
される。また、電動機4に直結された速度検出器10か
らの信号が速度検出回路8に入力され、その速度帰還信
号VFBが速度制御回路7に入力される。さらに、界磁制
御回路9にて制御された界磁電流If が電動機4の界磁
巻線に流される。
【0003】一方、目標抄速設定器11にて設定された
抄速mpmが演算回路12に入力され、電動機4の目標
回転数n1 が割り出され、速度検出回路8へ定数kが入
力されると共に界磁電流データメモリ回路13に入力さ
れ目標界磁電流If1が界磁制御回路9に入力される。
【0004】セクショナルの抄紙機システムは図3に示
すように、図2と同一のロール2を駆動する電動機4の
速度制御装置5からなる搬送装置が、各ロールごとに設
けられている。すなわち、各ロール2a,2b…をそれ
それ駆動する電動機4a,4b…のそれぞれの速度制御
装置5a,5b…がいくつも集まって構成されており、
紙1が矢印方向へある定められた搬送速度にて搬送され
ている。速度設定器6からの速度基準VREF はこの搬送
速度から導びかれる。なお、3a,3bはロール、6
a,6b…は速度設定器、10a,10b…は速度検出
器である。
【0005】ところで、上記のような抄紙機システムを
使用中に全ての電動機の負荷に当初の設計値より余裕が
あった場合、客先より生産効率アップのため、搬送速度
(紙の場合抄速と呼ぶ)を現在の設計値より上げたいと
いう要求がしばしば出される。この様な要求に対して
は、機械側の減速機を変更して搬送速度を上げる方法と
各ロールを駆動する電動機の速度を上げて搬送速度を上
げる方法があるが、通常電動機の負荷に余裕がある場合
は、電動機の界磁電流If を弱める方法がとられる。
【0006】電動機の回転数は下記(1)式で求められ
る。 n=(V−Ia a )/kφ …(1) ここで、φ∝If これを実現する方法として以下の方法がとられる。
【0007】目標抄速設定器11から目標とする増速抄
速mpm(搬送速度)が演算回路12に与えられ、n1
とkより求められる。すなわち、目標電動機回転数n1
(図4参照)は下記(2)式より求める。
【0008】 n1 =(mpm・ギャ比)/π・D …(2) mpm:搬送速度 ギャ比:出力側(ロール側)を1回転させる為の入力側
(電動機側)の回転数 D:ロール径 なお、ギャ比及びロール径はあらかじめその制御装置が
該当するギャ比,ロール径Dの値が演算回路に設定され
ている。
【0009】また、速度検出定数kは下記(3)式より
求める。 k=n0 /n1 …(3) なお、n0 は定格回転数で、予めその制御装置が該当す
る電動機の値が演算回路12に設定されている。
【0010】上記(2)式より求められた目標電動機回
転数n1 は演算回路12より界磁電流データメモリ回路
13に入力される。界磁電流データメモリ回路13に
は、制御装置の該当する電動機固有の界磁電流と速度の
特性データがメモリされており(定格電圧時でのデー
タ)、入力された回転数n1 での界磁電流If1が選定さ
れる(すなわち、界磁電流If1の設定時、電動機電圧が
定格電圧にて電動機速度はn1 となる)。選定されたI
f1が界磁制御回路9に与えられ、界磁電流If1となるよ
うに制御される。
【0011】一方、上記(3)式より求められた速度検
出定数kは速度検出回路8に与えられる。当初の設計段
階での回転数をn0 (定格回転数)とすると、今回の目
標回転数n1 に増速した場合、速度帰還信号VFB1 は VFB1 =(n1 /n0 )×VFB0FB0 :定格回転数n0 の時の速度帰還信号となる。
【0012】また、速度基準信号VREF は変更していな
い為、つり合いをとるには、VFB1に定数kをかけ算す
れば良い。 VFB=VFB1 ×k =(n1 /n0 )×VFB0 ×(n0 /n1 ) =VFB0 すなわち、以上の作用により電動機は界磁電流If1に弱
められ、速度帰還信号VFBも補正される。これによって
電動機は目標とする回転数へ増速される。
【0013】界磁制御回路9にて制御される界磁電流I
f が一定である時、速度設定器6からの速度基準VREF
と速度検出回路8からの帰還信号VFBが速度制御回路7
に入力され、その偏差により電動機4が速度設定器6に
設定された速度Vに制御される事は周知の技術であるの
でその説明は省くものとする。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の技術で、各ロールを駆動する電動機を制御する速度制
御装置に増速したい搬送速度を与える事により、駆動す
る電動機の界磁弱めが自動的に設定できる為、電動機の
速度を短時間にて上げて搬送速度を上げることができ
た。
【0015】しかし、前述したようにセクショナルの抄
紙機システムは電動機,速度制御装置が各搬送ロール毎
にいくつも集まって構成されており、当然の事ながら各
電動機の負荷の余裕もそれぞれ異っている。このためシ
ステム的に上げられる搬送速度は一番余裕の少ない電動
機により制約される。上げられる搬送速度も一番余裕の
少ない電動機の負荷を見ながらオペレータの経験で決め
られていた(実際には数パーセント上げ、余裕を見なが
らさらに数パーセント上げるという手段をとってい
る)。
【0016】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は現在使用中の搬送ラインにおいて電動機
の負荷に余裕があり、自動界磁弱めにて搬送速度を上げ
る際、今回設定する搬送速度までの増速がシステム的に
可能か否かを判定する機能を備えた電動機制御装置を提
供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、2つのロールに挟まれて材料が前段から後
段へ搬送される搬送装置がいくつも集まって構成される
搬送システムの電動機制御装置において、前記ロールを
駆動するための電動機と、その電動機を制御する自動界
磁弱めによる増速手段を有する速度制御手段と、加速時
間を演算する演算手段と、この演算された加速時間とシ
ステム的に定められた加速時間とを比較する比較手段
と、この比較手段の結果全ての電動機が増速可能である
事を判断する判定手段と、この判断結果を表示する表示
手段と、増速可能・不可能にて信号を入・切する切替手
段とを備えたことを特徴とする。
【0018】
【作用】本発明によれば、各ロールを駆動する電動機を
制御する自動界磁弱めによる増速手段を有する速度制御
装置に増速したい搬送速度を与える際、その速度までシ
ステム的に増速可能か否かの表示が自動的に判定され
る。
【0019】
【実施例】本発明の実施例を図を参照して説明する。図
1は本発明の一実施例のブロック図である。同図に示す
ように、紙1はロール2とロール3に挟まれて矢印方向
へ搬送される。ロール2は電動機4により駆動されてお
り、電動機4は周知の直流レオナード装置からなる速度
制御装置5で速度制御されている。速度制御装置5は速
度制御回路7,速度検出回路8,界磁制御回路9から構
成されている。速度設定器6からの基準速度VREF が速
度制御回路7に入力される。また電動機4に直結された
速度検出器10からの信号が速度検出回路8に入力さ
れ、その速度帰還信号VFBが速度制御回路7に入力され
る。さらに、界磁制御回路9にて制御された界磁電流I
f が電動機4の界磁巻線に流される。
【0020】一方、目標抄速設定器11にて設定された
抄速mpmが演算回路12に入力され電動機4の目標回
転数n1 が割り出され、切替回路22を介して速度検出
回路8へ定数kが入力されると共に界磁電流データメモ
リ回路13に入力され目標界磁電流If1が切替回路22
を介して界磁制御回路9に入力される。
【0021】以上の回路構成は従来と同様であり、本発
明ではさらに以下の回路が付加されている。すなわち、
定数設定器(GD2 設定器14,メカロス設定器15,
電動機定格容量設定器16)からの信号が加速時間を演
算する演算回路17に入力され、また、演算回路12か
ら出力される今回設定された抄速mpmから演算された
電動機4の目標回転数n1 も演算回路17に入力され
る。演算回路17にて演算された加速可能時間tと定数
設定器18にて設定されたシステムとしての加速時間t
acc が比較回路19に入力される。比較回路19からの
出力信号が速度制御装置5の台数分(図3の5,5a,
5b…からの信号)搬送ライン中の全電動機が設定され
たmpmまで増速可能か否かを判断する判定回路20に
入力される(図中信号a1 ,b1 ,c1 ,d1 …)。判
定回路20からは全電動機の増速可能時には表示回路2
1へ増速可能信号を出すと共に各速度制御装置5,5
a,5b…の切替回路22に信号を出力し(図中a2
2 ,c2 ,d2 …)、If1及びkとそれぞれ界磁制御
回路9,速度検出回路8に入力する。全電動機の増速不
可時には表示回路21にどの電動機が不可かを出力する
(その時信号a2 ,b2,c2 ,d2 は出力されな
い)。
【0022】次に、本実施例の作用について説明する。
演算回路17にて今回設定された電動機4の目標回転数
1 での加速時間は下記式より求められる。 t=(GD2 ×n1 )/(375×Ta ) …(4) Ta =〔(975×電動機定格容量)/n1 〕×1.5
−メカロス…(5) 上記(4),(5)式のGD2 ,電動機定格容量[k
w],メカロスは、予めその制御装置が該当する値が演
算回路17に設定されている。
【0023】ここで求められた加速時間tと予め設定さ
れているシステムとしての加速時間tacc とを比較回路
19にて比較し、 t<tacc であれば加速可能と判断し、信号a1 を出力する。判定
回路20,表示回路21,切替回路22の動作は前述し
た通りであるので、その説明は省略する。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば全
ての電動機の負荷に余裕があり、自動界磁弱めにて搬送
速度を上げる際、今回設定する搬送速度までの増速がシ
ステム的に可能か否かの判定機能を備えた電動機制御装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック構成図。
【図2】従来の抄紙機システムの電動機制御装置の構成
図。
【図3】従来のセクショナル抄紙機の構成図。
【図4】図2の搬送速度と電動機回転数の関係を示すた
めの図。
【符号の説明】
1…紙、2,3…ロール、4…電動機、5…速度制御装
置、6…速度設定器、7…速度制御回路、8…速度検出
回路、9…界磁制御回路、10…速度検出器、11…目
標抄速設定器、12…演算回路、13…界磁電流データ
メモリ回路、14…GD2 設定器、15…メカロス設定
器、16…電動機定格容量設定器、17…演算回路、1
8…加速時間設定器、19…比較回路、20…判定回
路、21…表示回路、22…切替回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つのロールに挟まれて材料が前段から
    後段へ搬送される搬送装置がいくつも集まって構成され
    る搬送システムの電動機制御装置において、前記ロール
    を駆動するための電動機と、前記電動機を制御する自動
    界磁弱めによる増速手段を有する速度制御手段と、加速
    時間を演算する演算手段と、この演算された加速時間と
    システム的に定められた加速時間とを比較する比較手段
    と、前記比較手段の結果全ての電動機が増速可能である
    ことを判断する判定手段と、前記判断結果を表示する表
    示手段と、増速可能・不可能にて信号を入・切する切替
    手段とを備えたことを特徴とする電動機制御装置。
JP4263431A 1992-10-01 1992-10-01 電動機制御装置 Pending JPH06121581A (ja)

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JP4263431A JPH06121581A (ja) 1992-10-01 1992-10-01 電動機制御装置

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JPH06121581A true JPH06121581A (ja) 1994-04-28

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JP4263431A Pending JPH06121581A (ja) 1992-10-01 1992-10-01 電動機制御装置

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