JPH06121316A - ビデオ入力切替方式 - Google Patents

ビデオ入力切替方式

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JPH06121316A
JPH06121316A JP26690292A JP26690292A JPH06121316A JP H06121316 A JPH06121316 A JP H06121316A JP 26690292 A JP26690292 A JP 26690292A JP 26690292 A JP26690292 A JP 26690292A JP H06121316 A JPH06121316 A JP H06121316A
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JP
Japan
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switching
time
signal
video
video input
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JP26690292A
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English (en)
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Katsumi Aoyama
克己 青山
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PFU Ltd
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PFU Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は複数のビデオ入力信号から一つを時分
割で選択して出力する切替手段と切替手段から出力され
たビデオ信号をディジタル信号へ変換する変換手段及び
変換手段の出力が書き込まれるメモリ及び該メモリの読
み出し出力を表示する表示装置へ出力する表示システム
におけるビデオ入力切替方式に関し,複数のビデオ信号
の入力切替えにおいてコマ落ちが最も少なくすることを
目的とする。 【構成】複数のビデオ入力信号の同期タイミングを同期
タイミング検出手段により検出し,複数のビデオ入力信
号を一巡すると想定される各切替パターンについて,各
ビデオ入力信号の切替毎に同期安定時間を付加して切替
時間を算出する。その中で最短の切替時間をもつパター
ンを選択し,セレクタに対し切替指示信号を供給し,取
り込み制御手段に対し取り込み動作のタイミング制御信
号を供給するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数のビデオ入力信号を
時分割で入力して表示装置に動画表示するためのビデオ
入力切替方式に関する。
【0002】近年,複数のビデオ入力信号を受け取っ
て,選択した複数の動画を同時に表示装置に表示する技
術が,各種業務の管理や監視等において利用されてい
る。複数のビデオ入力信号は,それぞれ独自の同期信号
により動作しており,複数の入力信号を時分割で切替え
る場合,最も短い時間で一巡することが望まれている。
【0003】
【従来の技術】ビデオ入力信号を画像データに変換し,
ビデオ信号と走査方式やタイミングの異なるコンピュー
タ装置のCRTディスプレイ上に変換されたデータを用
いて動画表示を行う技術は従来から行われている。その
ような装置において,少々コマ落ちしても複数のチャネ
ルの映像を同時に同画面上に動画表示させたいという要
望がある。
【0004】図10は従来の複数のビデオ信号を表示す
るシステムの説明図である。複数のテレビカメラ等から
のビデオ信号(NTSC方式やPAL方式等)源90か
らの信号はアナログスイッチで形成されるセレクタ91
に入力すると,選択信号により時分割で切替えられる。
選択された一つのビデオ信号は,変換回路92において
A・D変換等の信号変換を行った上で,ディジタル化さ
れたビデオ信号がメモリ93に格納される。メモリ93
のビデオ信号は読み出されて表示装置94に表示され
る。
【0005】図11は表示装置94に表示されるさせる
ビデオ信号の表示例である。A.の例はセレクタ91に
おいてビデオ信号を一つ選択した例であるが,複数のビ
デオ信号を同時に表示させる例をB.に示す。この例に
よれば4つのビデオ信号(チャネルa〜d)を同時に動
画表示して監視等を行うことができる。
【0006】複数のビデオ信号からの切替えにより信号
を選択する場合,各ビデオ信号は,それぞれ独立したビ
デオ装置(TVカメラ等)であるため,互いに同期がと
れていないため,セレクタ91においてビデオ信号を切
替えても,変換回路92ではビデオ信号が確定してから
制御信号が同期するまでに多少の時間を必要とし,回路
方式により異なるが,ビデオ信号の水平同期に数水平周
期,垂直同期のために数垂直周期の時間がかかる。その
安定動作時間の後に切替えにより入力したビデオ信号に
ついて1画面(1垂直同期の期間内のビデオ信号)につ
いて信号変換をしてメモリ93に格納する。
【0007】複数のビデオ信号を選択する場合の従来の
切替方式として一般に使用される方式は,単純切替方式
である。この方式は,例えば,4つのビデオ信号a〜d
が入力する場合,予め選択する順序をa,b,c,dと
決めておいて,1垂直同期期間の信号が取込んだ後,決
められた次のビデオ信号を選択する動作を繰り返す。
【0008】他の方法は,先着判定を行う方式である。
この方式は,現在入力しているビデオ信号の取り込みが
終了すると,次に到着する残りの複数のビデオ信号の中
で最も速く同期信号が到着するビデオ信号を判定して選
択を行うものである。この方式は,選択動作を行う毎に
入力するビデオ信号の中から最も速く到着する次のビデ
オ信号を判定するための複雑な構成が必要である。
【0009】図12は従来の方式によるビデオ信号の2
つのケースにおける切替の例を示す。ケース1は,4つ
のビデオ信号a〜dの垂直同期信号が図に示すような位
相関係で入力した時,の単純切替方式によりa,b,
c,dの順に切替えた場合は3.33コマ/秒の速度で
切替えられるのに対し,の先着判定方式により切替え
た場合は4.3コマ/秒の速度で切替えられており,こ
の場合先着判定方式の方が効率的である。
【0010】次に図12のケース2では,4つのビデオ
信号a〜dの垂直同期信号は,ケース1と位相関係が異
なる。このケース2では,の単純切替方式によると,
4.3コマ/秒の速度で切替えが行われるのに対し,
の先着判定方式では,3.8コマ/秒と単純切替方式よ
り遅くなる。なお,このコマ数/秒の数値は,より大き
な数値の方が動画の動きがスムーズに見せることができ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の単純切替方式で
は,前記の同期安定までの時間等が累積してコマ落ちが
ひどくなるという問題がある。また,先着判定切替方式
では,常に次に先着する信号を判定するために高速で複
雑な回路と制御を行う必要があるという問題がある。
【0012】さらに,従来の単純切替方式と先着判定方
式の何れも,上記図12に示すように複数の入力ビデオ
信号の相互の位相関係に応じて切替え速度が変化し,何
れか一方の方が優れているとは言えなかった。さらに図
12のケース1,ケース2の何れにも該当しないランダ
ムな位相関係を持つ場合には,従来の方式では効率良く
切替えることが困難であった。
【0013】本発明はコマ落ちが最も少なくなるように
入力切替を行うことができるビデオ入力切替方式を提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図である。図1において,1は複数のビデオ入力信号,
2は複数のビデオ入力信号の同期タイミングを測定する
同期タイミング検出手段,3は制御部,4は複数のビデ
オ入力信号から時分割で一つを出力する切替手段,5は
ビデオ入力信号をディジタル化する変換手段,6は変換
手段5の出力を格納するメモリ,7はビデオ入力信号の
変換手段5への取り込みとメモリ6へ格納のタイミング
を制御する取り込み制御手段,8は表示手段である。
【0015】本発明は複数のビデオ入力信号のタイミン
グを検出して,各同期信号間の位相関係を得て,複数の
ビデオ入力信号の切替パターンについて一巡するための
計算を行って,その中から最適のパターンを識別する。
識別したパターンによる切替え制御及びビデオ信号の取
り込み制御を行うものである。
【0016】
【作用】図1において,複数のビデオ入力信号1の同期
タイミングを同期タイミング検出手段2において検出す
る。制御部3のパターン別切替時間計算手段3aにおい
て,全ビデオ入力信号を一巡する切替えパターンとして
想定される各パターン別に,1画面の取り込み時間とチ
ャネル切替時間と同期安定時間を加えてそれぞれの一巡
に要する時間を算出する。次に識別手段3bにより最も
早い一巡時間を持つパターンを識別する。識別されたパ
ターンの各ビデオ入力信号の切替時間は各切替のタイミ
ングで切替手段4に供給され,取り込み時間(安定時間
を考慮)は取り込み制御手段7へ供給される。これによ
り変換手段5及びメモリ6の動作は,取り込み制御手段
によりタイミング制御される。メモリ6に格納された複
数のビデオ信号は,表示手段8へ出力されて複数の信号
が同時に表示される。
【0017】
【実施例】図2は本発明の実施例の構成図である。この
実施例はビデオ入力信号がチャネルa(Cha)〜チャ
ネルd(Chd)の4つが入力される例である。
【0018】図中,20a〜20dは各ビデオ入力信号
の同期抽出回路,21は同期タイミング測定回路,22
はセレクタ,23はチャネル切替用のデータを設定する
レジスタ,24はアナログ信号をディジタル信号に変換
するビデオ信号デコーダ,25はビデオメモリ,26は
ビデオ信号デコーダ24及びビデオメモリ25における
取り込み動作のタイミング制御を行うビデオメモリタイ
ミングコントローラ,27はD/A変換回路,28はC
RTディスプレイ,29はファームウェアにより後述す
る図3の処理を行うプロセッサ,30はRAM,31は
ファームウェアを格納するROM,32はバス(アドレ
スバス,データバス及び制御バス)である。
【0019】図3は実施例の処理フローである。以下,
この図3の各処理で実行する内容を関係する構成を参照
しながら説明する。最初に同期抽出回路20a〜20d
及び周期タイミング測定回路21により各チャネルの同
期パルスのタイミング(各同期パルスの時間位置)を検
出する(図3のS1)。すなわち,図2の同期抽出回路
20a〜20d及び同期タイミング測定回路21及びプ
ロセッサ29の制御により各ビデオ入力信号の同期タイ
ミングの測定が行われるが,この詳細な構成を図4によ
り説明する。
【0020】図4は同期タイミング測定の具体的な構成
図である。図4において20a〜20d(図2と同じ)
はフリップフロップ回路で構成された同期抽出回路であ
り,それぞれビデオ入力信号Cha〜Chdの同期パル
ス(垂直同期パルス)がデータ端子(Dで表示)に入力
され,同期パルスの周期より高速のクロック信号がロー
ド端子(Lで表示)に入力される。従って,同期抽出回
路20a〜20dは,それぞれ同期パルスが入力(この
例ではハイレベル)すると,クロック信号に同期して直
ちにロードされて出力信号(ハイレベル)を発生する。
【0021】一方,クロック信号は分周回路(1/mで
表示)210で周波数がm分の1に分周されてカウンタ
211に供給されてカウントされる。このカウンタ21
1は少なくとも1垂直同期期間(ほぼ1/60秒)のク
ロックをカウントできる桁数を持つ。カウント出力は,
各カウントレジスタ212a〜212dのデータ入力
(D)に供給される。各カウントレジスタ212a〜2
12dは,複数個のフリップフロップ回路により構成さ
れたレジスタであり,それぞれ対応する同期抽出回路2
0a〜20dから同期パルスの発生に応じた出力信号が
ロード端子(L)に入力すると,その時のカウンタ21
1の複数ビットからなるカウント値をラッチする。
【0022】一方,複数のフリップフロップ回路で構成
するフラグレジスタ213は測定を開始する時,プロセ
ッサ29から発生するフラグレジスタクリア信号(F
c)によりリセットされ,その後同期抽出回路20a〜
20dが同期パルスを抽出して出力を発生すると,フラ
グレジスタ213の各フラグが“1”に設定されて,同
期パルスが入力したことを表示する。このフラグレジス
タ213は,プロセッサ29からの制御信号であるフラ
グレジスタリード(FR)信号が発生すると,アウトプ
ットイネーブル端子(OE)が駆動されて,各フラグの
信号がバス32に出力される。プロセッサ29はバス3
2から各フラグの状態を検出して,4つのビデオ入力信
号に対応するフラグが全て“1”であると,全てのチャ
ネルの同期パルスについての測定が終了したことを認識
できる。
【0023】これにより,プロセッサ29は各カウント
レジスタ212a〜212dのカウント値を取り出すた
め,制御信号であるカウントレジスタリード信号Raを
出力すると,カウントレジスタ212aの端子OEが駆
動されて保持しているカウント値(Taとする)がバス
32上に出力され,プロセッサ29へ入力する。以下,
同様に各カウントレジスタ212b〜212dのカウン
ト値がそれぞれのカウントレジスタリード信号Rb〜R
dが順次発生すると,各カウント値(それぞれ,Tb,
Tc,Tdとする)がプロセッサ29に供給され,これ
らの値はプロセッサ29によりRAM30(図2)に格
納される。なお,これらのカウント値は,カウンタ21
1の計数値を基準とした各ビデオ入力信号の同期パルス
の時間位置を表す。
【0024】このように各チャネルの同期パルスのタイ
ミングを検出すると,次に図3のS2において,相互の
時間関係,先着順から,複数の切替パターンについて,
一巡の切替時間を算出する。
【0025】次に,入力チャネル切替パターンの決定方
法を図5を用いて説明する。入力チャネル切替パターン
は,切替がサイクリックに行われるため,次の組み合わ
せがある。
【0026】(チャネル数−1)! この図2に示す実施例の場合,4チャネルであるから
(4−1)!=6通りとなり,図5のA.に各ケースの
切替パターンを示す。
【0027】切替前後の各同期パルスの間隔は,各チャ
ネルのカウントレジスタ212a〜212dから読み取
った値Ta〜Tdの差分をとることにより算出すること
ができる。例えば,チャネルa(Cha)からチャネル
b(Chb)への切替え前後の同期パルスの間隔は,
(Ta−Tb)の減算により求められる。
【0028】図5のA.の各ケースの中で発生するチャ
ネル間切替えの組み合わせの数は,{(チャネル数)×
(チャネル数−1)}の式により,4×3=12通りあ
り,図5のB.に(1) 〜(12)で示すような組み合わせで
ある。これらの, 各切替え時の同期パルス間隔を各カウ
ント値Ta〜Tdを用いて得ることができる。
【0029】一方,ビデオ信号を切替える時に問題とな
るのは,従来例の説明で述べたように各チャネルの信号
は互いに非同期なので,ビデオ信号を取り込む回路(図
2のビデオ信号デコーダ24)を切替える毎に,入力信
号に同期を合わせ直し回路の安定化を図る必要があるこ
とである。この回路の安定化に要する時間は回路の構
成,特性により固定とみなすことができる。以下,回路
安定化時間をTcとする。
【0030】そこで,図5のB.に示す組み合わせにお
ける,同期パルスの間隔が,安定化時間(Tc)より短
い場合は,同期パルスの間隔時間をそのまま切替時間の
間隔とすることができないので,各組み合わせについて
チェックを行う。
【0031】すなわち,図5のB.に示す各チャネルの
切替えの組み合わせ毎に, 切替え前後の各同期パルス間の時間は回路安定化時間
Tcに納まるかを判定する。
【0032】上記の判定で納まる場合は,算出した
同期パルス間の時間を切替え時間とする。 上記の判定で納まらない場合は,切替え後の信号の
取り込みは,次の同期パルス以降になるため,上記算出
した同期パルス間の時間に1垂直時間を加算した値を,
切替え時間とする。
【0033】図5のC.は,チャネルaからチャネルb
への切替えを例として上記の場合の切替え時間を示
し,D.は上記の場合の切替時間を示す。このよう
に,図5のB.に示す各組み合わせにおける切替え時間
が求められると,図5のA.に示す6つのケースにおけ
る1サイクルの所要時間を同図のE.に示すように算出
する。なお,E.において,「ab時間」は,チャネル
aからチャネルbへの切替時間を表し,他も同様であ
る。
【0034】このように,各ケースにおける1サイクル
の所要時間が求められると,図3の処理フローにおい
て,各ケースの1サイクルの所要時間の中から最も短い
時間のパターンを選択する(図3のS3)。次にこの選
択された切替パターンに従って,チャネル切替用のレジ
スタ(図2の23)に選択コードを書き込んで切替えを
実行する。また,同時に次に来る同期パルスにより,取
り込み制御を行うビデオメモリタイミングコントローラ
(図2の26)のレジスタにパラメータを設定する(図
3のS4)。
【0035】ビデオメモリタイミングコントローラ(図
2の26)の具体的な構成例を図6に示す。図中,32
は図2のバス内のデータバス,260〜263はそれぞ
れ水平開始位置,水平終了位置,垂直開始位置,垂直終
了位置の各パラメータが入力されるレジスタ,260a
〜263aは各レジスタ260〜263の内容を同期し
てラッチする内部ラッチ回路,264は水平カウンタ,
265,267は比較回路,266は垂直カウンタ,2
68,269はそれぞれビデオメモリの下位アドレスと
上位アドレスを出力するバッファである。
【0036】動作を説明すると,プロセッサ(図2の2
9)が選択コードをチャネル切替用のレジスタ(図2の
23)を設定して更に,バス32を介して図6の各レジ
スタ260〜263にそれぞれ水平開始位置,水平終了
位置,垂直開始位置,垂直終了位置を設定する。これら
の各位置は図6の右下に示すように,切替えにより入力
するチャネル(Chaとする)のビデオ信号をビデオメ
モリ25内のどの番地に格納するのかを指定し,は水
平開始位置,は水平終了位置,は垂直開始位置,
は垂直終了位置を表す。この例では,ビデオメモリ25
が4つのブロックに分割され,各チャネルa〜dのビデ
オ信号はプロセッサ29により指定されたブロックの位
置に格納されるようアドレスが指定される。
【0037】各レジスタ260〜263に設定された値
は,次の同期パルス(選択したビデオ入力信号の同期パ
ルス)が発生すると,それぞれ内部ラッチ回路260a
〜263aにラッチされ,内部ラッチ回路260a,2
62aの出力は,比較回路265,267の各出力によ
りそれぞれ水平カウンタ264及び垂直カウンタ266
に初期値としてプリセットされる。それぞれの値はバッ
ファ268,269にクロック毎に設定され,各出力は
ビデオメモリ25の下位及び上位アドレスとして供給さ
れる。
【0038】この後,ビデオ信号がビデオメモリ25に
順次入力すると,クロックを計数する水平カウンタ26
4からビデオメモリ25の下位アドレスを発生し,垂直
カウンタ266はクロック信号により垂直位置を計数
(水平走査毎に+1のカウント)して上位アドレスを発
生する。水平カウンタ264の出力は内部ラッチ回路2
61aから出力する水平出力位置と比較回路265で比
較され,一致すると水平カウンタ264には,再び内部
ラッチ260aに設定された値がプリセットされカウン
ト動作を行い,この動作は垂直カウンタ266が垂直終
了位置に達するまで繰り返される。
【0039】図2のビデオメモリ25に複数のビデオ信
号がそれぞれ指定された位置のアドレスに格納される
と,並行して読み出しが行われ,D/A変換回路27で
アナログ信号に変換されてCRTディスプレイ28に同
時に複数のビデオ信号が表示される。
【0040】図7は入力切替パターンに従った切替の動
作タイミングである。図7の場合,チャネルaが選択さ
れている状態の次にチャネルbに切替えられ,その後に
チャネルcへ切替えられる例であり,図2及び図6を参
照しながら説明する。
【0041】図2のレジスタ23にプロセッサ29から
チャネルbを表すコードが設定されていると,セレクタ
22はチャネルaについて1垂直時間が経過すると,時
間T1(同期パルスの後)にチャネルbの入力を選択す
るよう切替えられる。続いて,時間T2にビデオメモリ
タイミングコントローラ26(図2)に対しプロセッサ
29から,bチャネルを取り込むための各パラメータ
(水平開始位置,水平終了位置等)が書き込まれる。
【0042】時間T1から回路安定時間が経過して同期
パルス(チャネルbの垂直同期パルス)が発生すると
(時間T3),図6に示すパラメータを設定した各レジ
スタ260〜263の値が各内部ラッチ回路260a〜
263aへラッチされ,チャネルbの画像データをビデ
オメモリ25へ取り込む動作が実行される。チャネルb
の次の同期パルスが発生するタイミング(時間T4)
で,プロセッサ29はチャネル切替用のレジスタ23に
チャネルcのコードを設定する。セレクタ22はこの同
期パルスの後時間T5にチャネルbからチャネルcへ切
替え,続いて上記と同様にチャネルcの取り込みパラメ
ータをビデオメモリタイミングコントローラ26に設定
する。以下,同様の動作が順次実行される。
【0043】このように,最短時間の切替パターンによ
り切替えを行って,各チャネルのビデオ信号がビデオメ
モリに取り込む動作が実行されるが,ビデオ信号はソー
スとなる機器によって同期タイミングがずれたりするの
で,適当なインターバルで,同期タイミング検出動作と
最短時間の切替パターンを見直す処理を実行する。この
処理は,図3に示す処理フローのステップS5に示す。
この場合,図3のS1へ戻って同様の処理が実行され
る。
【0044】図8は実施例の構成において使用する同期
パルスの抽出回路の構成例であり,図9は図8の構成に
おける信号波形図である。図8の構成において,入力端
子からのビデオ信号aがクランパ80に入力すると,同
期パルスの底の電位が固定(≒0V)された信号bが発
生する。この信号はコンパレータ81に入力され,ここ
で,比較電圧と比較されることにより,まず,水平同
期,等価,垂直同期の各パルスが混在する複合同期パル
スの信号cが出力される。
【0045】次にこの複合同期パルス信号cは,反転さ
れて信号dとなり,抵抗とコンデンサで構成される積分
回路82に入力される。ここで,垂直同期期間にスレッ
ショルドレベルをきる信号eに積分され,その後段にて
シュミットトリガ型バッファ83を通り,垂直同期パル
ス信号fが出力される。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば複数のビデオ信号を同時
に同一画面に表示するための切替えパターンとして最短
時間のパターンを選択して,ビデオ信号の取り込みの制
御を実現することができる。従って,一定時間内に表示
できる複数画像のコマ数を多くすることができ,動画像
の動きに追従する程度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の実施例の構成図である。
【図3】実施例の処理フローである。
【図4】同期タイミング測定の具体的な構成図である。
【図5】入力チャネル切替パターンの決定方法の説明図
である。
【図6】ビデオメモリタイミングコントローラの具体的
な構成例である。
【図7】入力切替パターンに従った切替の動作タイミン
グである。
【図8】同期パルスの抽出回路の構成例である。
【図9】図8の構成における信号波形図である。
【図10】従来の複数のビデオ信号を表示するシステム
の説明図である。
【図11】ビデオ信号の表示例である。
【図12】従来の方式によるビデオ信号の2つのケース
における切替の例を示す。
【符号の説明】
1 ビデオ入力信号 2 同期タイミング検出手段 3 制御部 4 切替手段 5 変換手段 6 メモリ 7 取り込み制御手段 8 表示手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のビデオ入力信号から一つを時分割
    で選択して出力する切替手段と切替手段から出力された
    ビデオ信号をディジタル信号へ変換する変換手段及び変
    換手段の出力が書き込まれるメモリ及び該メモリの読み
    出し出力を表示する表示装置へ出力する表示システムに
    おいて, 複数のビデオ入力信号の同期タイミングを同期タイミン
    グ検出手段により検出し, 前記検出結果を入力する制御部は,複数のビデオ入力信
    号を一巡すると想定される各切替パターンについて,各
    ビデオ入力信号の切替の組み合わせ毎に同期安定時間を
    付加した切替時間を識別して,各切替パターンの一巡の
    切替時間を算出し, 前記算出された各切替時間から最短時間の切替パターン
    を選択し, 選択された切替パターンにより前記セレクタに対し切替
    指示信号を供給すると共に,前記変換回路とメモリの取
    り込み制御手段に対し取り込み動作のタイミング制御信
    号を供給することを特徴とするビデオ入力切替方式。
JP26690292A 1992-10-06 1992-10-06 ビデオ入力切替方式 Pending JPH06121316A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011061438A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Toshiba Corp 画像処理装置

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011061438A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Toshiba Corp 画像処理装置

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