JPH06121284A - デジタル復調装置 - Google Patents

デジタル復調装置

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JPH06121284A
JPH06121284A JP4267427A JP26742792A JPH06121284A JP H06121284 A JPH06121284 A JP H06121284A JP 4267427 A JP4267427 A JP 4267427A JP 26742792 A JP26742792 A JP 26742792A JP H06121284 A JPH06121284 A JP H06121284A
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cos
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Shigeru Karise
繁 雁瀬
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Abstract

(57)【要約】 【目的】デジタル信号のサンプリング周波数を低くして
消費電力を低減できるデジタル復調装置を提供すること
である。 【構成】デジタル信号を複素変換して得られた複素デジ
タル信号b、cをFM変調輝度信号のキャリア周波数の
所定倍である基本サンプリング周波数よりも低い周波数
だけ低域変換する低域変換手段7〜12と、上記低域変
換した複素デジタル信号f、gを上記基本サンプリング
周波数よりも低い周波数でサンプルするサンプル手段1
3、14とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ビデオテープから再
生されたFM変調輝度信号の復調装置に関し、特に、F
M変調輝度信号をデジタル信号に変換して復調するデジ
タル復調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のデジタル復調装置を示す
ブロック図である。再生ヘッド1で再生されたFM変調
輝度信号は、増幅器2で増幅され、A/D変換器3でデ
ジタル信号aに変換された後、ヒルベルト変換器を構成
する0度位相器4および90度位相器5に入力される。
デジタル信号aを例えばcosωtと表わすと、0度位
相器4の出力信号bはcosωt、90度位相器5の出
力信号cはsinωtと表わされる。
【0003】復調器6は上記出力信号b、cから輝度信
号を復調する。これは、上記cosωtとsinωtの
値により求めたarctanの値からFM変調輝度信号
の角度を求め、この角度を微分することにより行なわれ
る。
【0004】上述した位相器4、5から出力される信号
b、cは、図6に示すように、キャリア信号周波数fc
の倍の帯域つまり2fcの帯域を有するので、サンプリ
ングの原理からサンプリング周波数は少なくとも4fc
(基本サンプリング周波数)必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、デジタル回
路における消費電力は、信号のレベル反転回数に比例す
るので、サンプリング周波数に比例し、サンプリング周
波数が低ければ低いほど消費電力は少なくなる。
【0006】この発明は、上記事情を考慮してなされた
ものであり、その目的とするところは、デジタル信号の
サンプリング周波数を低くして消費電力を低減できるデ
ジタル復調装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明は、再生されたFM変調輝度信号をデジタ
ル信号に変換して復調するデジタル復調装置において、
上記デジタル信号を複素変換して得られた複素デジタル
信号を上記FM変調輝度信号のキャリア周波数の所定倍
である基本サンプリング周波数よりも低い周波数だけ低
域変換する低域変換手段と、上記低域変換した複素デジ
タル信号を上記基本サンプリング周波数よりも低い周波
数でサンプルするサンプル手段とを備えたことを特徴と
する。
【0008】
【作用】この発明によるデジタル復調装置は、図1に示
すように、cosωtの信号bとcos(ωs/4)の
信号dとの掛算結果であるcosωt×cos(ωs/
4)が乗算器7から出力され、sinωtの信号cとc
os(ωs/4)の信号dとの掛算結果であるsinω
t×cos(ωs/4)が乗算器8から出力され、co
sωtの信号bとsin(ωs/4)の信号eとの掛算
結果であるcosωt×sin(ωs/4)が乗算器9
から出力され、sinωtの信号cとsin(ωs/
4)の信号eとの掛算結果であるsinωt×sin
(ωs/4)が乗算器10から出力される。
【0009】従って、加算器11の出力信号fの値は、
(cosωt×cos(ωs/4)+sinωt×si
n(ωs/4))=cos(ω−ωs/4)tとなり、加
算器12の出力信号gの値は、(sinωt×cos
(ωs/4)−cosωt×sin(ωs/4))=si
n((ω−ωs/4)tとなる。信号f、gは、図2に
示すように、信号b、cをωs/4だけシフトした信号
となり、帯域はキャリア周波数fcまでで、サンプリン
グ周波数は少なくともfs/2=2fcあればよい。この
サンプリング周波数は周波数シフトしない場合に必要で
あった基本サンプリング周波数fsの1/2であり、周
波数シフトしない場合と比べて消費電力は半減する。
【0010】
【実施例】続いて、この発明によるデジタル復調装置の
一実施例につき、図面を参照して詳細に説明する。
【0011】図1は、この発明の一実施例を示すブロッ
ク図である。各位相器4、5がcosωtの信号b、s
inωtの信号cを出力するところまでは図5の場合と
同様であるので、その説明は省略する。
【0012】cosωtの信号bとcos(ωs/4)
の信号dとを入力した乗算器7は、信号bとdとの掛算
結果であるcosωt×cos(ωs/4)を加算器1
1へ出力し、sinωtの信号cとcos(ωs/4)
の信号dとを入力した乗算器8は、信号cとdとの掛算
結果であるsinωt×cos(ωs/4)を加算器1
2へ出力する。
【0013】また、cosωtの信号bとsin(ωs
/4)の信号eとを入力した乗算器9は、信号bとeと
の掛算結果であるcosωt×sin(ωs/4)を加
算器12へ出力し、sinωtの信号cとsin(ωs
/4)の信号eとを入力した乗算器10は、信号cとe
との掛算結果であるsinωt×sin(ωs/4)を
加算器11へ出力する。
【0014】したがって、加算器11の出力信号(低域
変換した複素デジタル信号)fの値は、 (cosωt×cos(ωs/4)+sinωt×sin(ωs/4)) =cos(ω−ωs/4)t・・・(1) となり、加算器12の出力信号(低域変換した複素デジ
タル信号)gの値は、 (sinωt×cos(ωs/4)−cosωt×sin(ωs/4)) =sin((ω−ωs/4)t・・・(2) となる。
【0015】上記信号f、gは、式(1)、(2)から
分かるように、cosωtの信号b、sinωtの信号
cをωs/4だけシフトした信号となり、その信号帯域
は図2のようになる。図2から分かるように、信号f、
gの帯域周波数はキャリア周波数fcまでで、必要なサ
ンプリング周波数の最小値は基本サンプリング周波数f
sの半分、fs/2=2fcである。
【0016】したがって、図1のサンプルレートコンバ
ータ(サンプル手段)13、14および復調器6で消費
される電力は、ωs/4の周波数シフトしない場合と比
べて半分となる。さらに、サンプリング周波数が低いこ
とにより、デジタル復調装置を構成する半導体素子等の
応答速度も遅くてよく、コスト低減となる。
【0017】なお、図1で乗算器7〜10と加算器1
1、12とは低域変換手段を構成する。
【0018】ここで、式(1)、(2)のsin(ωs
/4)に着目すると、sin(ωs/4)は図4に示す
ようになり、サンプリング周波数fs/2でサンプルす
る場合に、例えば時刻t1、t2で示すようにsin
(ωs/4)の値がゼロとなる時刻でサンプルすること
とすれば、式(1)、(2)の第2項は不要となり、こ
れをブロック的に示すと図3のようになり、回路を大幅
に簡略化できる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、この発明によるデジタル
復調装置は、複素デジタル信号を基本サンプリング周波
数よりも低い周波数だけ低域変換し、上記低域変換した
複素デジタル信号を上記基本サンプリング周波数よりも
低い周波数でサンプルするようにしたので、装置におけ
る消費電力をサンプリング周波数の低下の程度に応じて
低減できる。
【0020】また、上記低域変換した複素デジタル信号
のサンプリング周波数を低くできることにより、装置を
構成する半導体素子等の応答速度も遅くてよく、コスト
低減となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるデジタル復調装置の一実施例を
示すブロック図である。
【図2】複素デジタル信号を周波数シフトした場合の帯
域周波数を示す特性図である。
【図3】図1の装置を簡略した装置を示すブロック図で
ある。
【図4】図1の装置におけるサンプリング例の説明図で
ある。
【図5】従来のデジタル復調装置を示すブロック図であ
る。
【図6】図5の装置における複素デジタル信号の帯域周
波数を示す特性図である。
【符号の説明】
1 再生ヘッド 2 増幅器 3 A/D変換器 4 0度位相器 5 90度位相器 6 復調器 7〜10 乗算器(低域変換手段) 11、12 加算器(低域変換手段) 13、14 サンプルレートコンバータ(サンプル手
段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生されたFM変調輝度信号をデジタル
    信号に変換して復調するデジタル復調装置において、 上記デジタル信号を複素変換して得られた複素デジタル
    信号を上記FM変調輝度信号のキャリア周波数の所定倍
    である基本サンプリング周波数よりも低い周波数だけ低
    域変換する低域変換手段と、 上記低域変換した複素デジタル信号を上記基本サンプリ
    ング周波数よりも低い周波数でサンプルするサンプル手
    段とを備えたことを特徴とするデジタル復調装置。
JP04267427A 1992-10-06 1992-10-06 デジタル復調装置 Expired - Fee Related JP3125467B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8032285B2 (en) 2007-11-30 2011-10-04 Shih-Hsiung Li Device with memory function for controlling closure of vehicle and method thereof

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