JPH0612123B2 - ウインチの操作力制御装置 - Google Patents

ウインチの操作力制御装置

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JPH0612123B2 JP27182388A JP27182388A JPH0612123B2 JP H0612123 B2 JPH0612123 B2 JP H0612123B2 JP 27182388 A JP27182388 A JP 27182388A JP 27182388 A JP27182388 A JP 27182388A JP H0612123 B2 JPH0612123 B2 JP H0612123B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、クレーン等のウインチの操作レバーに負荷圧
力に応じた操作反力を付与する操作力制御装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来、ウインチの吊り荷重に応じて操作レバーに操作反
力を付与する手段として、たとえば実開昭55−141
99号公報に示されているように、遠隔操作弁に巻上用
と巻下用の各反力ピストンを付設し、ウインチ用油圧モ
ータとカウンタバランス弁との間から取り出した負荷圧
力を上記各反力ピストンの背面に形成した圧力室に入力
させ、その圧力でピストンに連設したロッドを押出し
て、操作レバーに連設した作動部に接触させることによ
り、操作レバーに操作反力すなわちレバーを中立に戻そ
うとする力を付与するようにしたものが知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の装置は各反力ピストンの背面に形成された反
力室に、モータとカウンタバランス弁との間から取出し
た負荷圧力を直接入力させるために、各反力ピストンに
高圧、高強度のものが必要であり、それだけコストアッ
プになる。しかも、巻上操作側の反力ピストンの直径
(受圧面積)と、巻下操作側の反力ピストンの直径(受
圧面積)とが同一かつ一定で、それらの背面に形成され
た各反力室に上記負荷圧力を直接入力させて巻上時およ
び巻下時の各操作反力を制御するものであるため、巻上
時の操作反力Fと、巻下時の操作反力Fとがいずれ
も第6図鎖線イ′、ロ′に示すように負荷圧力に比例し
て一定の比率で直線的に制御されることになる。
しかしながら、この種のウインチでは、巻上時の負荷圧
力は方向切換弁のスプール開口面積および負荷の大きさ
(吊荷の荷重)に応じて大きく変化するのに対し、巻下
時の負荷圧力は方向切換弁の切換え初期(過度位置)に
僅かに変化するだけで、その後、巻下が始まると負荷の
大きさに関係なくほぼ一定となる。このために巻下時の
制御有効範囲は巻上時に比べて小さいものである。
しかも、この種の操作装置では、第6図実線ハに示すよ
うに操作レバーに対し常にレバーを中立に保持するため
の中立保持力が固有の反力Fとして作用しており、そ
の固有反力Fと、上記負荷圧力に応じて制御される操
作反力FまたはFとの和(F+FまたはF
)が同図実線イ、ロに示すように巻上時および巻下
時の全操作反力Fとして作用する。この場合、とくに巻
下初期における全操作反力Fのうち上記の制御による操
作反力Fの割合が小さく、このためオペレータが巻上
初期に反力Fの変化状態を手で感知することは困難とな
り、吊荷の動き始めを感知することは難しく、吊荷がオ
ペレータから見えない位置で作業する場合に吊荷が建築
物その他の物体に当る危険性がある。
そこで、巻上時、巻下時のいずれの場合であっても、操
作反力を適正に制御してオペレータが容易に感知できる
装置の開発が望まれている。
本発明は、このような要望に応えるために、巻上時、巻
下時のいずれの場合であっても、操作反力を巻上負荷圧
力および巻下負荷圧力に応じて適正に制御してオペレー
タが反力の変化状態を容易に手で感知でき、吊荷の動き
始めを確実に知ることができ、吊荷がオペレータから見
えない位置で作業する場合でも吊荷が建築物その他の物
体に当ることを防止でき、操作性ならびに安全性を向上
できるウインチの操作力制御装置を提供することを目的
としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的達成のために本発明は、ウインチの操作レバー
に操作反力を付与するようにレバー操作方向に対向して
設けられた巻上操作反力装置および巻下操作反力装置
と、レバーの操作方向を検出する操作方向検出手段と、
ウインチの負荷圧力を検出する負荷圧力検出手段と、上
記各検出手段による検出信号に基づいて操作方向および
負荷圧力に応じた操作反力制御信号を上記各反力装置に
出力するコントローラとを備えた構成としている。(請
求項1)。
この構成において、コントローラに、操作方向検出手段
から巻下信号が入力されたときに巻下負荷圧力に応じて
出力される操作反力制御信号の変化率を、巻上信号が入
力されたときに巻上負荷圧力に応じて出力される操作反
力制御信号の変化率よりも高くなるように制御する制御
手段を設けるようにしている(請求項2)。
また、上記各操作反力装置は操作レバーの操作方向に対
向して配置された反力シリンダと、コントローラからの
反力制御信号に応じた二次元圧力を各反力シリンダに出
力する電磁比例減圧弁とによって構成される(請求項
3)。
〔作 用〕
上記請求項1記載のウインチの操作力制御装置によれ
ば、コントローラに操作方向検出手段が検出した操作レ
バーの操作方向と負荷圧力検出手段が検出したウインチ
の負荷圧力が入力されると、コントローラは入力された
これらレバーの操作方向と負荷圧力に応じて、操作反力
制御信号を巻上操作反力装置および巻下操作反力装置に
発信するため、それを受けた操作方向の操作反力装置は
上記負荷圧力に比例した操作反力をウインチの操作レバ
ーに付与し、オペレータはこの操作レバーの操作反力で
この操作が巻上操作であるのか巻下操作であるのかの別
および負荷の大きさを容易に感知することができる。
上記請求項2記載のウインチの操作力制御装置によれ
ば、コントローラには、巻下負荷圧力に応じて出力され
る操作反力制御信号の変化率を、巻上負荷圧力に応じて
出力される操作反力制御信号の変化率よりも高くなるよ
うに制御する制御手段が設けられている。従って、同じ
距離だけ操作レバーを動かしても、巻下時の操作反力の
方が、巻上時の操作反力よりも大きな力を必要とするた
め、オペレータはこの力の差で容易に巻上操作であるの
か巻下操作であるのかを認識することができ、より安全
な操作が要求される巻下操作を支障なく確実に行うこと
が可能になる。
上記請求項3記載のウインチの操作力制御装置によれ
ば、各操作反力装置が操作レバーの操作方向に対向して
配置された反力シリンダと、コントローラからの反力制
御信号に応じた二次圧力を各反力シリンダに出力する電
磁比例制御弁とによって構成されているため、コントロ
ーラから反力信号が電磁比例制御弁に伝達されると、こ
の反力信号の大きさ、すなわち負荷の大きさに応じて上
記電磁弁の開度が設定され、この開度に応じた二次圧力
が上記反力シリンダに供給され、結局この反力シリンダ
を介して二次圧力に応じた操作レバーの操作反力が設定
される。
このように、電磁比例制御弁を介して二次圧力で操作反
力を制御するようになっているため、低圧用で小型の反
力シリンダを採用することができ、設備コストを低減さ
せることが可能になる。
〔実施例〕
第1図は本発明の実施例を示すものであり、この図にお
いて、方向切換弁2を切換えることにより、主油圧ポン
プ1の吐出油がウインチ用油圧モータ3に供給され、モ
ータ3が正転または逆転され、モータ3に連結されたウ
インチドラム(図示省略)が正転または逆転されて吊荷
の巻上または巻下が行われる。なお、図面は巻上運転状
態を示している。
また、この実施例では方向切換弁2にパイロット式切換
弁が用いられ、この方向切換弁2を切換えるために遠隔
操作弁4が用いられ、遠隔操作弁4に巻上用と巻下用の
各反力装置が設けられている。すなわち遠隔操作弁4の
弁本体41には操作レバー6が枢軸61により揺動自在
に支持され、レバー6の枢軸61を中心とする左右の作
動部62,62′に対応して巻上用と巻下用の一対の減
圧弁5,5′が設けられている。減圧弁5,5′は、弁
本体41に設けられたポンプポート42と、タンクポー
ト43と、出力ポート44,44′とに対応する圧力室
51,51′内に、それぞれ油孔52,52′を有する
スプール53,53′を摺動自在に挿入して構成され、
スプール53,53′の先端側には作動部62,62′
に対向するプッシュロッド54,54′がばね55,5
5′を介して連結され、後端側はばね56,56′によ
り弁本体41に支持されている。上記ポンプポート42
には操作用油圧ポンプ50が接続され、タンクポート4
3にはタンク10が接続され、出力ポート44,44′
にはパイロット油路21,21′を介して方向切換弁2
の切換え用パイロット部が接続されている。
巻上用および巻下用の各操作反力装置は遠隔操作弁4の
弁本体41に一体的に組込まれた巻上用および巻下用の
一対の反力シリンダ7,7′と、巻上、巻下共通の1個
の電磁比例減圧弁8とによって構成されている。すなわ
ち弁本体41の各減圧弁5,5′に対応する箇所にそれ
ぞれ反力シリンダ室が設けられ、各シリンダ室内に反力
ピストン71,71′が摺動自在に挿入され、各ピスト
ン71,71′に連結された反力ロッド72,72′が
操作レバー6の各作動部62,62′に対応するように
配置されている。各反力ロッド72,72′はレバー中
立時にはレバー6に操作反力を加えず、レバー操作開始
と同時に操作反力を加えるように、最大突出状態でその
先端がレバー中立状態での作動部62,62′の下面に
接触するようにそのストロークが設定されている。
そして、レバー6の操作時に反力ピストン71,71′
の背面に形成された反力室73,73′に電磁比例減圧
弁8の二次圧力が油路81,81′を経て入力され、そ
の二次圧力により反力ピストン71,71′を介して反
力ロッド72,72′が突出方向に付勢され、操作レバ
ー6の操作部62,62′に操作反力が作用するように
なっている。電磁比例減圧弁8は一次側が操作用油圧ポ
ンプ50に接続され、コントローラ9からの制御信号
(制御電流)を入力しその信号に応じて二次圧力が制御
され、この二次圧力の制御によって上記操作反力が制御
される。
コントローラ9は圧力センサ91により検出された油路
31の圧力(巻上時の負荷圧力)Paと、圧力センサ9
1′により検出された油路32の圧力(巻下時の負荷圧
力)Pbとをそれぞれ入力し、巻上か巻下かを判別する
とともに、その方向および圧力Pa,Pbに応じた信号
を電磁比例減圧弁8に出力する。
ここで、第1図は遠隔操作弁4のレバー6を中立位置か
ら巻上側に操作した場合を示しており、この巻上操作に
より巻上側の操作用減圧弁5のプッシュロッド54が押
し上げられ、スプール53が押し下げられて出力ポート
44からレバー操作角に応じたパイロット圧がパイロッ
ト油路21に出力され、そのパイロット圧により方向切
換弁2が巻上位置に切換えられている。これによりポン
プ1の吐出油が実線矢印方向に流れてモータ3に流入さ
れ、モータ3が正転され、ウインチドラム(図示省略)
が巻上方向に回転され、吊荷が巻上げられる。
この巻上操作時において、モータ3の巻上側の油路31
の圧力すなわち巻上負荷圧力Paが圧力センサ91によ
り検出されてコントローラ9に入力され、その巻上負荷
圧力Paに基づいてコントローラ9から電磁比例減圧弁
8に反力制御信号i(制御電流)が出力され、その信号
iにより電磁比例減圧弁8の二次圧力Piが制御され、
その二次圧力Piが反力室73に入力されて反力ロッド
72が突出するように付勢され、その突出力が操作反力
Faとしてレバー6の巻上側の作動部62に作用する。
この場合、反力ロッド72による巻上操作反力Faは、
モータ3の負荷圧力Paに比例してたとえば第5図の鎖
線II′に示すように制御される。なお、第5図におい
て、実線Iは遠隔操作弁4の固有の反力Fを示す。こ
の固有反力Fは減圧弁5,5′のプッシュロッド5
4,54′を介してレバー6を中立に戻そうとする力で
あり、減圧弁5,5′のばね56,56′やスプール5
3,53′の摺動抵抗等によって決り、ほぼ一定であ
る。上記の制御により、レバー6には第5図に実線Iに
示す固有反力Fと、同図鎖線II′に示す負荷圧力Pa
に応じた操作反力Faとの和が同図実線IIに示す全操作
反力F(F=Fa+Fb)として作用し、この反力Fの
変化すなわち操作反力Faの変化により、オペレータが
負荷の変化状態をレバーを通して手で容易に感知できる
ことになる。
次に、レバー6を中立位置から巻下側に操作すると、巻
下側の操作用減圧弁5′のプッシュロッド54′が押し
下げられ、スプール53′が押し下げられて出力ポート
44′からレバー操作角に応じたパイロット圧がパイロ
ット油路21′に出力され、そのパイロット圧により方
向切換弁2が巻下位置に切換えられ、ポンプの吐出油が
破線矢印方向に流れてモータ3が逆転され、吊荷が巻下
げられる。
この巻下時には、モータ3の巻下側の油路32の圧力す
なわち巻下負荷圧力Pbが圧力センサ91′により検出
されてコントローラ9に入力され、その巻下負荷圧力P
bに基づいてコントローラ9から電磁比例減圧弁8に反
力制御信号i(制御電流)が出力され、その信号ιによ
り電磁比例減圧弁8の二次圧力Piが制御され、その二
次圧力Piが反力室73′に入力されて反力ロッド7
2′が突出するように付勢され、その突出力が操作反力
Fbとしてレバー6の巻上側の作動部62′に作用す
る。
この場合、反力ロッド72′による巻上操作反力Fb
は、モータ3の負荷圧力Pbに比例して制御されるが、
その変化率(比例ゲイン)は上記巻上操作反力Faを制
御する場合の変化率(比例ゲイン)よりも高くしてあ
り、たとえば第5図の鎖線III′に示すように制御され
る。なお、レバー6には第5図の実線Iに示す固有反力
と、同図鎖線III′に示す負荷圧力Pbに応じた操
作反力Fbとの和が同図実線IIIに示すように全操作反
力F(F=F+Fb)として作用する。このとき巻下
時における負荷圧力Pbの変化域は巻上時に比べて小さ
いが、上記のように巻下時の比例ゲインを巻上時よりも
高くし、巻下操作反力Fbを第5図の鎖線III′のよう
に急勾配で制御することにより、僅かな巻下 負荷圧力Pbの変化を大きな巻下操作反力Fbの変化に
変換することができ、その変化すなわち全操作反力Fの
変化をレバー6を介してオペレータが敏感に感知するこ
とができる。そして、操作初期における負荷の動き始め
を上記全操作反力Fの変化を通して容易に感知でき、負
荷が見えない位置での操作であっても、安全に巻下操作
ならびに巻下作業を行うことができる。
ところで上記の制御に当り、巻上時において、軽負荷時
には負荷圧力Paに対する巻上操作反力Faの比例ゲイ
ンを巻下時のように高くし、重負荷時には負荷圧力Pa
に対する操作反力Faの比例ゲインが低くなるように、
コントローラ9に設けられた演算器(制御手段)により
演算処理し、巻上操作反力Faすなわち全操作反力Fを
たとえば第5図の実線IVまたはVに示すように折線で制
御することもできる。
こうすれば巻上時においても、軽負荷時には僅かな負荷
圧力Paの変化を大きな操作反力Faの変化に変換する
ことができ、その変化をレバー6を介してオペレータが
敏感に感知することができる。そして、操作初期におけ
る負荷の動き始めを上記操作反力Faの変化を通して容
易に感知でき、負荷が見えない位置での巻上操作であっ
ても、安全に巻上操作ならびに巻上操作できる。しか
も、このように軽負荷時に負荷圧力Paに対する巻上操
作反力Faの比例ゲインを高くしても、重負荷時にはそ
の比例ゲインを低くすることにより、全操作反力Fがレ
バー操作可能最大値Fmaxを越えるおそれはなく、か
つ、重負荷時でもその負荷圧力Paに応じて操作反力F
aを適正に制御できる。これによって軽負荷時から重負
荷時の全負荷域に亘って円滑に操作ならびに作業を行う
ことができる。なお、巻下時にも上記と同様に折線で制
御するようにしてもよい。
また、第1図の実施例において、予めコントローラ9に
たとえば第5図の実線II、IV、Vに示すような複数の制
御パターンを設定し、巻上時(巻下時も同じ)にその制
御パターンのうち任意のものを選択スイッチ等の制御パ
ターン選択手段92により選択するようにしてもよい。
こうすれば制御パターンの選択により作業内容に応じた
操作反力制御を行うことができ、装置の汎用性を向上で
きる。
なお、第1図において、82は切換弁で、この切換弁8
2を図示の位置に保持することにより、電磁比例減圧弁
8に一次圧が入力されて上記の操作反力制御が行われ、
頻繁にレバー操作する作業時等、操作反力制御を必要と
しない場合に、この切換弁82を図面上位置に切換える
ことにより、電磁比例減圧弁8がタンク10に解放さ
れ、操作反力制御が停止される。この切換弁82は省略
しても差支えない。
第1図の実施例では、圧力センサ91,91′によって
モータ巻上側の油路31の圧力Paと、巻下側の油路3
2の圧力Pbとを個別に検出することにより、巻上か巻
下かの方向検出を行うとともに、その圧力Pa,Pbを
モータ負荷圧力として操作反力の制御を行うようにして
いるが、このウインチ回路を他のアクチュエータ回路と
シリーズ回路で使用する場合は、コントローラ9により
油路31の圧力Paと油路32の圧力Pbとの差圧を演
算し、その差圧をモータ3の巻上または巻下の有効負荷
圧力とし、その有効負荷圧力に基づいて上記の制御を行
うようにする。
第2図はモータ3の両側の油路31,32の圧力をシャ
トル弁33により高圧選択して圧力センサ93により検
出し、一方、リミットスイッチ94等の方向検出手段に
より巻下操作を検出するようにしている。この場合、巻
上操作時はスイッチ94がOFF(ONでもよい)で、
コントローラ9により巻下操作であることを判別し、油
路31からシャトル弁33を経て圧力センサ93により
検出された負荷圧力Paに基づいて巻上操作反力Faを
制御する。また、巻下操作時はスイッチ94がON(O
FFでもよい)されることによりコントローラ9で巻下
操作であることを判別し、油路32からシャトル弁33
を経て圧力センサ93により検出された負荷圧力Pbに
基づいて巻下操作反力Fbを制御する。これによって第
1図の実施例と実質的に同一の作用効果が得られる。ま
た、この実施例によれば圧力スイッチを第1図の実施例
に比べて1個省略できる。
第3図は遠隔操作弁4の巻下側のパイロット油路21′
に圧力スイッチまたは圧センサ等の検出手段(操作方向
検出手段)95を設け、この検出手段95により巻下か
否(巻上)かを検出するようにしたものであり、他の構
成ならびに作用効果は第2図の実施例と実質的に同一で
ある。
上記各実施例では、反力シリンダ7,7′を遠隔操作弁
4と一体的に設けた場合について説明したが、反力シリ
ンダ7,7′は必ずしも遠隔操作弁4と一体的に形成す
る必要はなく、たとえば第4図に示すように遠隔操作弁
4から離れた位置に操作レバー6を設け、その遠隔操作
弁4の操作部63と、操作レバー6の作動部62とをリ
ンク64等により連結し、操作レバー6の作動部62,
62′に対向して反力シリンダ7,7′を配置してもよ
い。こうすれば遠隔操作弁4に既存のものをそのまま使
用できるとともに、反力シリンダ7,7′を小形化で
き、コストダウンが可能となり、かつ、遠隔操作弁4と
操作レバー6および反力シリンダ7,7′の配置を任意
に設定でき、建設機械のように狭い運転室であっても効
率よく配置して、その利用価値を高めることができる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明の請求項1記載のウインチの操作力
制御装置によれば、ウインチの負荷圧力を検出するとと
もに、巻上か巻下かも検出し、その操作方向と負荷圧力
とに基づいて巻上、巻下の各操作反力装置により巻上操
作反力と、巻下操作反力とを個別に制御するようにした
ものであり、この制御により、巻上、巻下の各作業に適
した制御が行われ、負荷の変化つまり吊荷の動きをオペ
レータがレバーを通して手で容易に感知でき、操作性を
向上させることができる。
また本発明の請求項2記載のウインチの操作力制御装置
によれば、とくに巻下時に、巻上時の負荷圧力に応じた
巻上操作反力の変化率よりも高い変化率で巻下操作反力
を制御することにより、僅かな巻下負荷圧力の変化でも
大きな巻下操作反力の変化としてオペレータが確実に感
知することができ、従来では困難とされていた巻下時の
操作反力の制御が容易に実現され、負荷(吊荷)の動き
始めを確実に知ることができ、安全性を高めることがで
きる。
さらに本発明の請求項3記載のウインチの操作力制御装
置によれば、コントローラからの信号により電磁比例減
圧弁の二次圧力を制御し、その二次圧力で巻上、巻下の
各反力シリンダによる操作反力制御を行うことにより、
低圧用で小型の反力シリンダを使用して、コストダウン
を図ることができるとともに、微妙な制御が可能とな
り、制御精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す構成説明図、第2図、第
3図はそれぞれ別の実施例を示す構成説明図、第4図は
さらに別の実施例を示す概略配置図、第5図は本発明に
よる制御特性を示す負荷圧力と操作反力との関係図、第
6図は従来の制御特性を示す負荷圧力と操作反力との関
係図である。 1……油圧ポンプ、2……方向切換弁、3……ウインチ
用油圧モータ、4……遠隔操作弁、5,5′……操作用
減圧弁、6……操作レバー、7,7′……反力シリン
ダ、8……電磁比例減圧弁、9……コントローラ、33
……シャトル弁、91,91′……圧力センサ(負荷圧
力検出手段兼操作方向検出手段)、93……圧力センサ
(負荷圧力検出手段)、94……リミットスイッチ(操
作方向検出手段)、95……操作方向検出手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウインチの操作レバーに操作反力を付与す
    るようにレバー操作方向に対向して設けられた巻上操作
    反力装置および巻下操作反力装置と、レバーの操作方向
    を検出する操作方向検出手段と、ウインチの負荷圧力を
    検出する負荷圧力検出手段と、上記各検出手段による検
    出信号に基づいて操作方向および負荷圧力に応じた操作
    反力制御信号を上記各反力装置に出力するコントローラ
    とを備えていることを特徴とするウインチの操作力制御
    装置。
  2. 【請求項2】コントローラには、操作方向検出手段から
    巻下信号が入力されたときに巻下負荷圧力に応じて出力
    される操作反力制御信号の変化率を、巻上信号が入力さ
    れたときに巻上負荷圧力に応じて出力される操作反力制
    御信号の変化率よりも高くなるように制御する制御手段
    が設けられていることを特徴とする請求項1記載のウイ
    ンチの操作力制御装置。
  3. 【請求項3】上記各操作反力装置が操作レバーの操作方
    向に対向して配置された反力シリンダと、コントローラ
    からの反力制御信号に応じた二次圧力を各反力シリンダ
    に出力する電磁比例減圧弁とによって構成されているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のウインチの操作
    力制御装置。
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