JPH06213208A - 油圧制御装置 - Google Patents

油圧制御装置

Info

Publication number
JPH06213208A
JPH06213208A JP2379293A JP2379293A JPH06213208A JP H06213208 A JPH06213208 A JP H06213208A JP 2379293 A JP2379293 A JP 2379293A JP 2379293 A JP2379293 A JP 2379293A JP H06213208 A JPH06213208 A JP H06213208A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
load
valve
meter
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2379293A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruki Ubukata
春樹 生形
Yoichi Oinuma
洋一 生沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kayaba Industry Co Ltd filed Critical Kayaba Industry Co Ltd
Priority to JP2379293A priority Critical patent/JPH06213208A/ja
Publication of JPH06213208A publication Critical patent/JPH06213208A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 負荷の方向が反転しても、システムが自動的
に対応できるようにして、カウンター負荷が発生したよ
うな場合にも、アクチュエータが逸走したり、あるいは
キャビテーションが発生したりしないようにする。 【構成】 自己圧センサー29と負荷圧センサー30、
31とからの信号で、第1、2三方弁V1 、V2 前後の
差圧を判断しながらメータイン制御をする。また、メー
タアウト側では、メータイン側との圧力偏差を基準に、
その負荷方向を判断し、その負荷方向に応じて第1、2
三方弁V1 、V2 の開度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、パワーショ
ベルのアームシリンダのように、そのスイング過程で負
荷が逆転するものに用いるのに最適な油圧制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】負荷圧に応じてアクチュエータを制御す
る油圧制御装置として、図7に示すものが従来から知ら
れている。この従来の装置は、レギュレータ1によって
吐出量を制御される可変容量形ポンプ2の下流側に、圧
力補償弁3、切換弁4及びシリンダ5を順に接続してい
る。上記切換弁4は、図示の中立位置にあるとき、ポン
プポート6、タンクポート7、シリンダ5のボトム側室
8に連通するシリンダポート9、及びシリンダ5のロッ
ド側室10に連通するシリンダポート11のそれぞれを
閉じるようにしている。そして、この切換弁4を左右い
ずれかに切換えたとき、いずれか一方のシリンダポート
9あるいは11がポンプポート6に連通し、いずれか他
方のシリンダポート11あるいは9がタンクポート7に
連通する。
【0003】しかも、上記切換弁4には、その切換え量
に応じて開度が決まる絞り12が形成されている。そし
て、切換弁4を切換えたときの絞り12の下流側の圧
力、すなわち負荷圧P2 は、負荷検出ポート13を経由
してレギュレータ1に伝達される構成にしている。な
お、上記負荷検出ポート13は、切換弁4が図示の中立
位置にあるとき、タンクポート7を経由してタンクTに
連通するようにしている。上記レギュレータ1には、可
変容量形ポンプ2の自己圧PS と負荷検出ポート13か
らの負荷圧P2 とが作用する。そして、レギュレータ1
は、これら両圧力信号PS 及びP2 をもとにして、上記
絞り12の上流側の圧力P1 と上記負荷圧P2 との差圧
を一定に保つように、ポンプ吐出量を制御するものであ
る。
【0004】いま、切換弁4を図面左側位置に切換える
と、その切換え量に応じて絞り12の開度が決まるとと
もに、この絞り12を介してシリンダ5のボトム側室8
に圧油が供給される。このときロッド側室10の作動油
は、シリンダポート11及びタンクポート7を経由して
タンクTに戻される。したがって、シリンダ5はそのロ
ッドを伸長させる。切換弁4を、上記とは反対に、右側
位置に切換えると、その切換え量に応じて絞り12の開
度が決まるとともに、シリンダ5のロッド側室10に圧
油が供給され、ボトム側室8の作動油がタンクTに戻さ
れる。したがって、この場合には、シリンダ5がそのロ
ッドを収縮させる。
【0005】上記のようにシリンダ5を作動させている
ときに、その負荷圧が変化すると、そのときの負荷圧P
2 がレギュレータ1に作用する。するとレギュレータ1
は、可変容量形ポンプ2の自己圧PS を上昇させる。こ
のようにして、絞り12の上流側の圧力P1 と下流側の
圧力P2 との差圧を一定に保ち、負荷圧の変化にかかわ
りなく、シリンダ5に対する供給流量を一定に保つよう
にしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにした従来
の装置では、シリンダ5に対する供給側の流量を制御す
るいわゆるメータイン制御だけで、戻り側の流量を制御
するメータアウト制御ができない。そのために、例え
ば、アームのスイング過程でシリンダの負荷方向が反転
するパワーショベルなどでは、次のような不都合があっ
た。すなわち、図6に示すように、パワーショベルのア
ーム14をスイングさせるために用いたシリンダ5は、
アーム14がX1 からX0 まではカウンター負荷が作用
し、X0 からX2 までは正負荷が作用する。そして、上
記カウンター負荷が作用するときには、戻り側の流量を
制御するいわゆるメータアウト制御をし、正負荷が作用
するときには、その供給側の流量を制御するメータイン
制御をするのが理想である。
【0007】しかし、上記従来の装置では、常にメータ
イン制御しかできないために、アーム14がX1 からX
0 に移動するときに必要とされるメータアウト制御がほ
とんどできず、そのためにシリンダ5にキャビテーショ
ンが発生したり、あるいはアーム14が逸走したりする
という問題があった。この発明の目的は、負荷方向の変
化に対応して、メータイン制御とメータアウト制御を自
動的に切換えられるようにした装置を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、負荷を移
動させるためのアクチュエータと、このアクチュエータ
に圧油を供給するポンプと、アクチュエータからの戻り
油を受けるタンクと、上記アクチュエータとポンプ及び
タンクとの間に設けるとともに、アクチュエータの供給
側及び戻り側の開度を制御するバルブ機構とを備えた油
圧制御装置を前提にするものである。そして、この油圧
制御装置を前提にしつつ、第1の発明のバルブ機構は、
スプールと、このスプールの一端に設けたパイロット室
と、スプールの変位を検出する変位センサーとを備える
構成にしている。そして、このバルブ機構のパイロット
室を、電磁パイロット比例弁を介してパイロットポンプ
に接続するようにしている。
【0009】しかも、これらの構成要素以外に、上記ポ
ンプの自己圧を検出する自己圧センサーと、バルブ機構
とアクチュエータとを接続する通路過程の圧力を検出す
る一対の負荷圧センサーと、指令値に応じて電磁パイロ
ット比例弁の開度を特定してバルブ機構のパイロット室
内の圧力を制御するとともに、上記各センサーからの信
号に応じて電磁パイロット比例弁を制御するコントロー
ラとを備えている。また、第2の発明のコントローラ
は、指令値を入力する入力部と、この入力部からの指令
値に応じてバルブ機構の供給側の開度を制御する出力部
と、自己圧センサーと負荷圧センサーとの圧力差で実際
の流量を換算するとともに、指令値と実際の流量との偏
差を演算し、この演算結果を出力部を介して電磁パイロ
ット弁に伝達する演算部と、供給側の負荷圧センサーと
戻り側の負荷圧センサーからの出力信号に応じて負荷の
正負を判定し、メータイン制御とメータアウト制御のた
めの信号を出力部から出力させる判定部とからなる。
【0010】
【作用】第1の発明は、上記のように構成したので、コ
ントローラの出力信号で、電磁パイロット比例弁を動作
させながら、バルブ機構の開度を制御できる。しかも、
このコントローラには、各種のセンサーからの信号がフ
ィードバックされるようにしているので、コントローラ
は、それらの信号を総合的に判断して、メータイン制御
とメータアウト制御とを選択できる。第2の発明は、コ
ントローラに入力された指令値によって、その指令値と
実際の流量との偏差を考慮しながらメータイン制御がで
きる。しかも、負荷検出センサーからの信号に応じて、
イン側とアウト側との負荷の正負を判定するとともに、
その正負に応じて、電磁パイロット比例弁の開度を制御
できる。
【0011】
【発明の効果】第1の発明によれば、コントローラが、
各種センサーの信号を総合的に判断して、メータイン制
御とメータアウト制御とを選択できるので、アクチュエ
ータの作動状況に応じた制御が可能になる。したがっ
て、アクチュエータにカウンター負荷が作用したとして
も、それが逸走したり、あるいはキャビテーションが発
生したりしない。第2の発明によれば、負荷検出センサ
ーからの信号に応じて、イン側とアウト側との負荷の正
負を判定するとともに、その正負に応じて、電磁パイロ
ット比例弁の開度を制御できるので、パワーショベルの
アームを作動させるシリンダのように、作動中に負荷方
向が逆転したとしても、それに対応できることになる。
【0012】
【実施例】図1、図2に示した第1実施例は、ポンプP
に対して、第1三方弁V1 と第2三方弁V2 とをパラレ
ルに接続している。この第1、2三方弁V1 、V2 は、
スプール15、16を主要素にして成り立っている。上
記スプール15、16の一端にはフランジ部15a、1
6aを形成するとともに、このフランジ部15a、16
aをパイロット室17、18に臨ませ、このパイロット
室17、18を、小受圧面室17a、18aと、スプリ
ング19、20を介在させた大受圧面室17b、18b
とに区画している。このようにした第1、2三方弁V
1 、V2 のスプール15、16が、図示のノーマル位置
にあるときには、このスプールに形成した環状溝15
b、16bを介して、シリンダポート21、22とタン
クポート23、24とが連通するとともに、シリンダポ
ート21、22とポンプポート25、26との連通が遮
断されるようにしている。
【0013】上記一方のシリンダポート21は、シリン
ダSのボトム側室27に接続し、他方のシリンダポート
22はロッド側室28に接続している。また、ポンプポ
ート25、26はポンプPに接続し、タンクポート2
3、24はタンクTに接続している。そして、上記ポン
プPとポンプポート25、26とを接続する通路過程に
は、当該ポンプPの吐出圧である自己圧を検出する自己
圧センサー29を設けている。また、シリンダポート2
1とボトム側室27とを接続する通路過程及びシリンダ
ポート22とロッド側室28とを接続する通路過程のそ
れぞれには、負荷圧センサー30、31を設けている。
【0014】さらに、第1、2三方弁V1 、V2 のそれ
ぞれには、そのスプール15、16の切換え量を検出す
る変位センサー32、33を設けている。なお、図中符
号34、35は電磁オペレートチェック弁で、ポンプポ
ート21、22と上記シリンダSの両室27、28とを
接続する通路過程に設けたものである。そして、この電
磁オペレートチェック弁34、35は、そのノーマル位
置で、ポンプポート21、22からシリンダSへの流通
のみを許容し、切換え位置でそれらの流通を自由にする
ものである。したがって、この電磁オペレートチェック
弁34、35をノーマル位置に保っておけば、シリンダ
Sの負荷を確実に保持できる。
【0015】上記第1、2三方弁V1 、V2 の大受圧面
室17b、18bのそれぞれは、電磁パイロット比例弁
36、37を介してポンプPに接続している。この電磁
パイロット比例弁36、37は、その励磁電流に応じ
て、大受圧面室17b、18bに作用するパイロット圧
を比例制御できるようにしている。つまり、電磁パイロ
ット比例弁36、37が図示のノーマル位置にあるとき
には、大受圧面室17b、18bとポンプPとの連通路
の開度を最大にし、励磁電流の増大にともなって、その
開度を徐々に小さくし、最大励磁電流で、大受圧面室1
7b、18bとタンクTとの連通路の開度を最大に、ポ
ンプPとの連通路を閉じる。これに対して、小受圧面室
17a、18aは、ポンプPに直接連通させている。
【0016】したがって、電磁パイロット比例弁36、
37が、図示のノーマル位置にあると、小受圧面室17
a、18aと大受圧面室17b、18bとには、ともに
等しいポンプPの吐出圧が作用するので、その受圧面積
差によって、第1、2三方弁V1 、V2 が図示のノーマ
ル位置を保つ。そして、電磁パイロット比例弁36、3
7がその励磁電流に応じて切換わると、大受圧面室17
b、18b側の圧力が、小受圧面室17a、18a側の
圧力よりも相対的に低くなる。したがって、第1、2三
方弁V1 、V2 のスプール15、16は、スプリング1
9、20に抗して移動するとともに、小受圧面室17
a、18aの圧力作用と、大受圧面室17b、18bの
圧力作用及びスプリング19、20のバネ力とがバラン
スする位置で停止する。このようにスプール15、16
が移動すると、その環状溝15b、16bを介して、ポ
ンプポート25、26とシリンダポート21、22とが
連通するが、その連通路の開度は、スプール15、16
の移動量に比例する。
【0017】なお、図中符号38は吸込通路で、ボトム
側室27側が吸込不足を生じたとき、タンクTから作動
油を吸引するものである。そして、この通路38には、
チェック弁39を設けて、タンクTからボトム側室27
への流通のみを許容するようにしている。また、符号4
0は戻り側の圧力を検出する圧力センサーである。上記
のようにした自己圧センサー29、負荷圧センサー3
0、31、変位センサー32、33及び圧力センサー4
0のそれぞれは、コントローラCに接続されている。
【0018】さらに、上記コントローラCは、電磁オペ
レートチェック弁34、35及び電磁パイロット比例弁
36、37に接続され、上記各センサーからの信号に応
じて、これら弁34〜37を制御するようにしている。
このようにしたコントローラCは、指令値を入力する入
力部と、この入力部からの指令値に応じてバルブ機構の
供給側の開度を制御する出力部と、自己圧センサーと負
荷圧センサーとの圧力差で実際の流量を換算するととも
に、指令値と実際の流量との偏差を演算し、この演算結
果を出力部を介して電磁パイロット比例弁に伝達する演
算部と、供給側の負荷圧センサーと戻り側の負荷圧セン
サーからの出力信号に応じて負荷の正負を判定し、メー
タイン制御とメータアウト制御のための信号を出力部か
ら出力させる判定部とからなる。
【0019】次に、この第1実施例の作用を、図3のフ
ローチャート図をもとにして説明する。シリンダSを動
作させるときには、その作動方向と速度に応じた流量指
令値をコントローラCの入力部に入力する (ステップ
(1)) 。次に、コントローラCが、シリンダSを伸長さ
せるのか、あるいはそれを収縮させるのかの作動方向を
判定する (ステップ(2))。いま、コントローラCを伸長
させる信号が入力したとすると、その出力部から電磁パ
イロット比例弁36に制御信号が出力され、この電磁パ
イロット比例弁36を、そのときの入力信号に応じた開
度に制御する (ステップ(3))。このようにして電磁パイ
ロット比例弁36の開度が決まると、それに応じたパイ
ロット圧が第1三方弁V1 の大受圧面室17bに作用す
る。したがって、コントローラCへの指令値に応じて、
第1三方弁V1 の開度が決められ、シリンダSのボトム
側室27に供給される流量が同定される (ステップ
(4))。
【0020】このようにして第1三方弁V1 の開度が特
定されると、その前後には、開度に比例した差圧が発生
する。そして、第1三方弁V1 の上流側の圧力は自己圧
センサー29で検出し、下流側の圧力は負荷圧センサー
30で検出するとともに、それらの検出信号がコントロ
ーラCにフィードバックされる。このフィードバック信
号によってコントローラCの演算部が動作し、上記差圧
から実際の供給流量を演算する。さらに、この演算部で
は、上記指令供給流量と実際の供給流量との偏差を演算
する (ステップ(5))。そして、コントローラCは、この
偏差がゼロになるように、電磁パイロット比例弁36に
信号を出力して (ステップ(6))、第1三方弁V1 の開度
を制御する (ステップ(7))。このようにしたステップ
(3) から(7) の過程は、メータイン制御である。
【0021】また、メータアウト側では、上記のように
コントローラCに指令値信号が入力すると、オペレート
チェック弁35が開位置を保つとともに、第2三方弁V
2 も、コントローラCの入力信号に応じてその開度が制
御される (ステップ(8))。ただし、この第2三方弁Cの
制御形態は、第1三方弁V1 の場合と同様である。すな
わち、コントローラCからの出力信号に応じて電磁パイ
ロット比例弁37が動作し、小受圧面室18aと大受圧
面室18bとのパイロット圧を制御しながら、そのスプ
ール16を移動させてシリンダポート22とタンクポー
ト24との連通過程の開度を制御する。この第2三方弁
2 の開度に応じて、メータアウト側の圧力が制御され
ることになる( ステップ(9))。
【0022】上記のようにしてメータアウト側の圧力設
定がされたら、コントローラCの判定部は、メータイン
側の負荷圧を負荷圧センサー30からフィードバックす
るとともに(ステップ(10))、このフィードバック信号
と、メータアウト側の設定圧力との偏差を判定する(ス
テップ(11))。この判定結果で、メータイン側よりもメ
ータアウト側の圧力が高ければ、シリンダSにカウンタ
ー負荷が作用していると判断し(ステップ(12))、コン
トローラCがパイロット電磁比例弁37の励磁電流を少
なくする。これによって第2三方弁V2 が動作し、シリ
ンダポート22とタンクポート24との連通過程の開度
を小さくして、メータイン側の負荷圧を高くする(ステ
ップ(13))。
【0023】上記とは反対に、メータイン側の圧力の方
がメータアウト側の圧力よりも高いければ、シリンダS
には正負荷が作用していると判断し(ステップ(14))コ
ントローラCがパイロット電磁比例弁37の励磁電流を
多くする。これによって第2三方弁V2 が動作し、シリ
ンダポート22とタンクポート24との連通過程の開度
を大きくして、メータイン側の負荷圧を低くする(ステ
ップ(15))。なお、シリンダSを収縮させる方向の信号
が入力されたときには、ステップ(16)〜(28))に移行す
るが、その作動は、シリンダSの伸び側と実質的には同
様である。
【0024】この第1実施例によれば、例えば、図6に
示すように、負荷の方向が判定する場合にも、その反転
の状況をコントローラCが自動的に判定し、それに対応
できる。したがって、従来のようにメータイン制御ある
いはメータアウト制御のいずれか一方の制御しかできな
い場合の種々の問題点をすべて解消できる。図4に示し
た第2実施例は、第1実施例のコントローラCにメイン
コントローラMCを接続したもので、その他の構成は、第
1実施例と同様である。そして、このメインコントロー
ラMCは、図示していない他のアクチュエータに接続した
各コントローラに信号を出力するためのものである。つ
まり、このメインコントローラMCは、例えば、当該パワ
ーショベルなどを総合的に制御するためのものである。
なお、図中符号53〜56はドライバーである。
【0025】図5に示した第3実施例は、シリンダSの
ボトム側室27とロッド側室28のそれぞれに、第1、
2メータイン制御弁V3 、V4 と第1、2メータアウト
制御弁V5 、V6 とを接続したものである。そして、こ
れら制御弁V3 〜V6 のそれぞれは、小受圧面室41〜
44と大受圧面室45〜48とを有する。小受圧面室4
1〜44は、ポンプPに直接連通し、大受圧面室45〜
48は、電磁パイロット比例弁49〜52を介してポン
プPに接続している。上記電磁パイロット比例弁49〜
52の機能は、前記第1実施例の場合と同様であり、こ
の電磁パイロット比例弁49〜52で制御される制御弁
3 〜V6 の動作も、第1実施例と同様である。
【0026】ただし、第1メータイン制御弁V3 はポン
プPからボトム側室27に供給される流量だけを制御
し、第2メータイン制御弁V4 はポンプPからロッド側
室28に供給される流量だけを制御する。また、第2メ
ータアウト制御弁V5 はボトム側室27からタンクTに
戻される流量のみを制御し、第2メータアウト制御弁V
6 はロッド側室28からタンクTに戻される流量のみを
制御する。上記以外の構成は前記第1実施例と同様であ
る。なお、第1〜3実施例のそれぞれにおける第1、2
三方弁V1 、V2 、第1、2メータイン制御弁V3 、V
4 及び第1、2メータアウト制御弁V5 、V6 のそれぞ
れは、この発明のバルブ機構を構成するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の油圧回路図である。
【図2】第1実施例の電気的なブロック図である。
【図3】フローチャート図である。
【図4】第2実施例の油圧回路図である。
【図5】第2実施例の油圧回路図である。
【図6】パワーショベルのアームシリンダの負荷の発生
方向を示す説明図である。
【図7】従来の油圧制御装置に油圧回路図である。
【符号】
P ポンプ T タンク V1 バルブ機構としての第1三方弁 V2 バルブ機構としての第2三方弁 V3 バルブ機構としての第1メータイン制御弁 V4 バルブ機構としての第2メータイン制御弁 V5 バルブ機構としての第1メータアウト制御弁 V6 バルブ機構としての第2メータアウト制御弁 S シリンダ 17a パイロット室の中の小受圧面室 18a パイロット室の中の小受圧面室 17b パイロット室の中の大受圧面室 18b パイロット室の中の大受圧面室 29 自己圧センサー 30 負荷圧センサー 31 〃 32 変位センサー 33 〃 36 電磁パイロット比例弁 37 〃 41 小受圧面室 42 〃 43 〃 44 〃 45 大受圧面室 46 大受圧面室 47 大受圧面室 48 大受圧面室 49 電磁パイロット比例弁 50 電磁パイロット比例弁 51 電磁パイロット比例弁 52 電磁パイロット比例弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷を移動させるためのアクチュエータ
    と、このアクチュエータに圧油を供給するポンプと、ア
    クチュエータからの戻り油を受けるタンクと、上記アク
    チュエータとポンプ及びタンクとの間に設けるととも
    に、アクチュエータの供給側及び戻り側の開度を制御す
    るバルブ機構とを備えた油圧制御装置において、上記バ
    ルブ機構は、スプールと、このスプールの一端に設けた
    パイロット室と、スプールの変位を検出する変位センサ
    ーとを備えるとともに、このバルブ機構のパイロット室
    を、電磁パイロット比例弁を介してパイロットポンプに
    接続する一方、上記ポンプの自己圧を検出する自己圧セ
    ンサーと、バルブ機構とアクチュエータとを接続する通
    路過程の圧力を検出する一対の負荷圧センサーと、指令
    値に応じて電磁パイロット比例弁の開度を特定してバル
    ブ機構のパイロット室内の圧力を制御するとともに、上
    記各センサーからの信号に応じて電磁パイロット比例弁
    を制御するコントローラとからなる油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 上記コントローラは、指令値を入力する
    入力部と、この入力部からの指令値に応じてバルブ機構
    の供給側の開度を制御する出力部と、自己圧センサーと
    負荷圧センサーとの圧力差で実際の流量を換算するとと
    もに、指令値と実際の流量との偏差を演算し、この演算
    結果を出力部を介して電磁パイロット弁に伝達する演算
    部と、供給側の負荷圧センサーと戻り側の負荷圧センサ
    ーからの出力信号に応じて負荷の正負を判定し、メータ
    イン制御とメータアウト制御のための信号を出力部から
    出力させる判定部とからなる請求項1記載の油圧制御装
    置。
JP2379293A 1993-01-19 1993-01-19 油圧制御装置 Pending JPH06213208A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2379293A JPH06213208A (ja) 1993-01-19 1993-01-19 油圧制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2379293A JPH06213208A (ja) 1993-01-19 1993-01-19 油圧制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06213208A true JPH06213208A (ja) 1994-08-02

Family

ID=12120180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2379293A Pending JPH06213208A (ja) 1993-01-19 1993-01-19 油圧制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06213208A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015511300A (ja) * 2012-01-31 2015-04-16 イートン コーポレーションEaton Corporation 油圧システムの負荷を一定に維持するシステムおよび方法
JP2015152149A (ja) * 2014-02-18 2015-08-24 株式会社旭技研 流体圧式アクチュエータの動作制御器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015511300A (ja) * 2012-01-31 2015-04-16 イートン コーポレーションEaton Corporation 油圧システムの負荷を一定に維持するシステムおよび方法
JP2015152149A (ja) * 2014-02-18 2015-08-24 株式会社旭技研 流体圧式アクチュエータの動作制御器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7594396B2 (en) Hydraulic controller for working machine
US5537819A (en) Hydraulic device for working machine
EP1669613A1 (en) Hydraulic control circuit and method thereof
JPH11303809A (ja) 油圧駆動機械のポンプ制御装置
US7373869B2 (en) Hydraulic system with mechanism for relieving pressure trapped in an actuator
JP2003004003A (ja) 油圧ショベルの油圧制御回路
JPH06123302A (ja) 建設機械の油圧制御装置
JPH06213208A (ja) 油圧制御装置
JPH06123301A (ja) 建設機械の油圧制御装置
JPH04285301A (ja) ロ−ドセンシングシステムにおける作業精度向上油圧回路
JP3659654B2 (ja) 建設機械の油圧回路
JPH04285303A (ja) ロ−ドセンシング油圧回路
JP3714713B2 (ja) 油圧制御装置
JP3394581B2 (ja) 建設機械の油圧制御装置
JPH09273502A (ja) 建設機械のハンチング防止回路
JP3705886B2 (ja) 油圧駆動制御装置
JP3281426B2 (ja) 建設機械の油圧制御装置
JPH06264901A (ja) 油圧制御装置
JP3281427B2 (ja) 建設機械の油圧制御装置
JPH07190006A (ja) 圧力補償型油圧制御回路
JPH0932042A (ja) 油圧制御方法およびその回路
JPH08105403A (ja) 油圧アクチュエータの制御装置
JPH09158903A (ja) 油圧アクチュエータの流量制御装置
JPH07109742A (ja) 建設機械の操作装置
JPH07332307A (ja) 油圧アクチュエータ回路