JPH0612047U - ハンディプリンタ - Google Patents

ハンディプリンタ

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JPH0612047U
JPH0612047U JP5265492U JP5265492U JPH0612047U JP H0612047 U JPH0612047 U JP H0612047U JP 5265492 U JP5265492 U JP 5265492U JP 5265492 U JP5265492 U JP 5265492U JP H0612047 U JPH0612047 U JP H0612047U
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JP
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housing
printer
roll paper
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printer unit
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JP5265492U
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敦 中澤
隆且 小泉
伸幸 川合
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】筐体のベース部30にプリンタユニット2が取
り付けられ、バーコードスキャナと一体化されたバーコ
ードプリンタが構成されている。プリンタユニット2の
ハウジング40の内部には、ロール紙を収容するための
収納部が形成されている。このハウジング40は、ベー
スクッション74,75,76、サイドクッション84
およびクッション部材85,86などを介在させて、ベ
ース部30に弾性的に取り付けられている。 【効果】ロール紙の収容部をハウジング40内に形成し
たことにより全体を小型化できる。バーコードプリンタ
を落下させた場合のように、筐体に大きな衝撃が加わっ
ても、プリンタユニット2に大きな衝撃が加わることは
ない。このため、耐衝撃性を向上できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、バーコードラベルの発行などのために用いられるハンディプリンタ に関するものである。
【0002】
【従来の技術および考案が解決しようとする課題】
流通分野などで商品の区分けのためなどに用いられるバーコードラベルは、裏 面に粘着層を有するラベルの表面にバーコードを印刷するようにして発行される 。バーコードラベルを発行するためのラベルプリンタは、固定設置されて用いら れる大型の据え置きタイプのものが一般的であるが、ラベルの破損やバーコード の変更などに柔軟に対応するために、可搬型のものも用いられている。
【0003】 一方、従来から、バーコードスキャナを備えた小型のハンディターミナルなど と称される情報収集装置が用いられている。このハンディターミナルとラベルプ リンタとを組み合わせれば、たとえば、基準となるバーコードをスキャナで読み 取り、同一内容のバーコードラベルを複数枚発行するなどということも可能とな ると考えられる。したがって、バーコードラベルの発行が一層手軽に行えるよう になる。
【0004】 上記のようなバーコードスキャナを備えたハンディターミナルとラベルプリン タとを組み合わせる場合には、これらを一体化することが好ましい。2個の独立 した構成では携帯に不便だからである。 ところが、バーコードスキャナを含むハンディターミナルには機械的な動作部 分がほとんど無いのに対して、ラベルプリンタはラベルを台紙上に仮着して巻回 したロール紙を引き出して印刷ヘッドに送る紙送り機構や、ラベルロールの取替 えのための機構を有している。このため、ハンディターミナルではほとんど故障 が生じる心配がないのに対して、ラベルプリンタでは機構部分の故障が不可避で ある。したがって、ハンディターミナルとラベルプリンタとを分離することがで きないように一体化してしまうと、ラベルプリンタ部の故障のためにその装置の 全部を用いることができないこととなり、合理性に欠ける。
【0005】 このような不具合を回避するための1つの方法として、プリンタ部をユニット 化して、ハンディターミナルと一体的に取り付けることができ、また取り外すこ とができるように構成することが考えられる。このプリンタユニットは、ハンデ ィターミナルと一体化された全体の構成を携帯可能に構成して装置の使用目的を 充分に達成すべく、可能な限り小型に構成することが好ましいことは言うまでも ない。
【0006】 ユニット化されたプリンタは従来から提供されているが、これらは専ら据え置 き型のラベルプリンタに用いられるもので、プリンタ部の故障が生じたときに速 やかに補修作業を行えるようにすることを目的としている。このため、小型化に ついては充分な配慮が成されておらず、たとえばサーマルヘッドなどを含む印字 部を1つの筐体内に収容し、ラベルロールは筐体外に支持する構成となっている 。
【0007】 一方、ハンディターミナルなどのように携帯されて用いられる機器は、持ち運 んでいるうちに機器をあちこちにぶつけられたり、また使用中に落とされたりす るのが通常である。すなわち、大きな衝撃が与えられることが不可避である。し たがって、機構部分を含むラベルプリンタを携帯用に構成するには、耐衝撃性の 向上が必須の課題となる。
【0008】 そこで、本考案の目的は、上述の技術的課題を解決し、格段に小型化され、し かも、耐衝撃性が良好なハンディプリンタを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本考案のハンディプリンタは、帯状の記録紙を巻 回したロール紙を収容する収納部と、上記収納部から連続した所定の搬送経路を 通してロール紙を搬送する搬送手段と、上記搬送経路に関連して設けられ上記記 録紙上に画像を形成する記録手段とをハウジングに組み付けたプリンタユニット を、緩衝部材を介在させて手持ち可能な筐体内に取り付けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】
上記の構成によれば、ハウジングに組み付けられた収納部にロール紙が収容さ れ、この収納部から連続する搬送経路を通して搬送手段によってロール紙が搬送 される。搬送経路に関連して記録手段が設けられており、この記録手段によりロ ール紙上に画像が形成される。
【0011】 このようにして、ロール紙の収納部を搬送経路と連続させてハウジングに一体 的に組み付けたことにより、全体を格段に小型化することができる。しかも、収 納部から記録手段までの間の搬送経路を充分に短くすることができるから、ロー ル紙の斜め送りを効果的に防止して、印刷を良好に行える。 一方、収納部、搬送手段および記録手段をハウジングに組み付けて一体化した プリンタユニットは、緩衝部材を介して手持ち可能な筐体内に取り付けられる。 このため、筐体を持ち運ぶ際や筐体を落としたりした場合に、筐体に大きな衝撃 が加わっても、この衝撃が緩衝されてプリンタユニットに伝達される。
【0012】 これにより、機構部分を含むプリンタユニットに大きな衝撃が加えられること が防止されるから、ハンディプリンタの耐衝撃性が向上する。
【0013】
【実施例】
以下では、本考案の実施例を、添付図面を参照して詳細に説明する。 図1は本考案の一実施例のハンディプリンタが適用されたバーコードプリンタ の縦断面図である。また、図2は外観構成を示す正面図であり、図3はその右側 面図、図4はその底面図である。
【0014】 このバーコードプリンタは、流通分野などにおいて主として携帯用として用い られるものであり、バーコードの読取および発行ならびにキー入力操作によるデ ータ入力を行うことができる。すなわち、このバーコードプリンタでは、バーコ ードを読み取るスキャナユニット1と、バーコードを印刷するプリンタユニット 2と、これらを制御するコントロールユニット3とが手持ち可能に統合されてい る。この構成により、ハンディターミナルとしての機能とバーコードを発行する ラベルプリンタとしての機能との両方が、手持ち可能な一体的な構成により実現 されている。
【0015】 スキャナユニット1はコントロールユニット3に対して一体的に設けられてお り、プリンタユニット2はコントロールユニット3に着脱自在に取り付けられて いる。スキャナユニット1は、読取窓5を介してバーコードを読み取るためのC CD(電荷結合素子)スキャナなどのイメージセンサ31を備えている。 すなわち、スキャナユニット1およびコントロールユニット3を一体化する手 持ち可能な筐体32内には、バーコードなどの記号が形成された記号面33を照 明するための発光ダイオード34が備えられている。この発光ダイオード34か ら発生した光は、記号面33で反射され、筐体32内に固定されたレンズ35で 収束された後に、イメージセンサ31に導かれる。これにより、イメージセンサ 31の検出面上に記号面33に形成されたバーコードの像が結像し、バーコード の読取が達成される。
【0016】 コントロールユニット3の内部には、イメージセンサ31を駆動したり、コン トロールユニット3の上面に設けられた液晶表示パネル8を駆動したりするため の制御回路などが形成されたプリント配線基板36,37が固定されている。コ ントロールユニット3の上面には、上記の液晶表示パネル8の他に、キーボード 9も設けられている。キーボード9には、電源キー、印字したいコード番号を手 操作で入力したりするためのテンキー、スキャナキー、中止キー、登録発行キー 、日付設定キー等の各キーが配列されている。
【0017】 一方、コントロールユニット3の底面には、たとえばNi−Cd蓄電池パック 38を収容する凹部39が形成されており、この凹部39は着脱自在な蓋11に より閉塞されている。 プリンタユニット2は、コントロールユニット3に対して一体的に取り付ける ことができ、また取り外すことができるように構成されている。このプリンタユ ニット2は、合成樹脂成型品で構成されたハウジング40を備えている。このハ ウジング40は、筐体32のベース部30上にボルト80などにより固定される 。
【0018】 ハウジング40内には、剥離性の台紙上に裏面に粘着層を形成した複数枚の感 熱ラベルを仮着して円筒状の芯体41aに巻回させたロール紙41を収容するた めの収納部42が形成されている。ロールから繰り出されたロール紙41は、収 納部42から連続的に形成された滑らかな搬送経路43を介してプラテンローラ 44に導かれている。収納部42はハウジング40内に形成されているので、搬 送経路43は充分に短くすることができる。
【0019】 この搬送経路43はハウジング40と一体的に形成された隔壁53によりほぼ 直線的に形成されている。すなわち、隔壁53は、搬送経路43をロール紙41 が通るときにおけるロール紙41の最大曲率が所定値を超えない形状とされてい る。この所定値とは、ロール紙41を構成する台紙上に貼着されたラベルが剥離 するときの曲率である。
【0020】 プラテンローラ44に対向して、このプラテンローラ44とともにロール紙4 1を挟持する記録手段であるサーマルヘッド45が配置されている。サーマルヘ ッド45は、ハウジング40に整合するカバー部材46に取り付けられている。 さらに詳述すると、カバー部材46は、合成樹脂成型品からなり、軸47を介し てハウジング40の一角に開閉自在に取り付けられている。軸47には、カバー 部材47を開放方向に付勢する巻きばね48が嵌め込まれている。
【0021】 カバー部材46の内面には、軸49を介して取付け部材50が回動自在に取り 付けられており、この取付け部材50にヒートシンク51が固定され、さらにこ のヒートシンク50にサーマルヘッド45が固定されている。取付け部材50の 上面には、カバー部材46の内面に当接してサーマルヘッド45をプラテンロー ラ44に向けて弾発付勢する板ばね52が取り付けられている。なお、取付け部 材50のプラテンローラ44に向かう方向への回動は、その後端部52がカバー 部材46の内面に当接することにより規制される。
【0022】 ハウジング40内において、搬送経路43を形成する隔壁53により区画され た室54内には、モータ55が収容されている。さらに、この室54内には、ロ ール紙41の下面に形成された位置合わせマーク(図示せず。)を検出するため の反射型フォトセンサ56が設けられている。この反射型フォトセンサ56に対 向する部分は、隔壁53が切り欠かれている。そして、反射型フォトセンサ56 を構成する発光素子(図示せず。)からロール紙41の下面に向けて光を発生さ せ、その反射光が受光素子(図示せず。)で受光されるか否かにより、上記の位 置合わせマークの検出が行われる。この位置合わせマークは、ロール紙41の台 紙に形成されており、1枚1枚のバーコードラベルの貼着位置を表すものである 。
【0023】 上記の構成では、プリンタユニット2において、樹脂成型品からなるハウジン グ40内にロール紙41を収容するための収納部42を形成し、この収納部42 から連続する短い搬送経路43を介してサーマルヘッド45にロール紙41を導 いている。このため、プリンタユニット2が全体として小型になり、この結果、 バーコードプリンタ全体を携帯が可能なほど充分に小型に構成することができる 。しかも、ハウジング40は樹脂成型品であるから、極めて軽量に構成すること ができる。
【0024】 また、収納部42をハウジング40内に形成しているので、搬送経路43は極 めて短くなる。このため、収納部42からサーマルヘッド45に至る搬送経路4 3においてロール紙41が斜めになることを防止できる。すなわち、ロール紙4 1の斜め送りを効果的に防止して、バーコードラベルの発行を良好に行える。 さらに、搬送経路43はほぼ直線的に形成されているので、ラベルが台紙から 剥離するなどという不具合も防止できる。
【0025】 また、プラテンローラ44はハウジング40に取り付けられており、サーマル ヘッド45はカバー部材46に取り付けられているから、カバー部材46を軸4 7まわりに回動させて開くと、カバー部材46とハウジング40とは搬送経路4 3で分離される。この搬送経路43は、ロール紙41を収容した収納部42に連 続しているから、カバー部材46を開けば、ロール紙41の交換が極めて容易に 行える。すなわち、ロール紙41の交換時には、新たなロール紙41を収納部4 3に収容して、その先端を排紙口7まで引き出した後に、カバー部材46を閉じ ればよい。
【0026】 次に、図5および図7を参照して、モータ55の回転力をプラテンローラ44 に伝達するための構成について説明する。すなわち、モータ55の回転軸に固定 されたモータギア57に噛合する大径の歯車58が設けられている。この歯車5 8には同軸に小径の歯車59が固定されており、この歯車59に大径の歯車60 が噛合している。この歯車60には同軸に小径の歯車61が固定されており、こ の歯車61がプラテンローラ44の軸62(図1参照。)に固定された大径の歯 車63に噛合している。このようにして、モータ55の回転は、3段階に減速さ れてプラテンローラ44に伝達される。
【0027】 サーマルヘッド45は、プラテンローラ44に向けて弾発的に付勢されている から、プラテンローラ44の回転により、ロール紙41が順次繰り出されること になる。このロール紙41の搬送過程でサーマルヘッド45が駆動され、感熱紙 からなるラベルが発色させられることになる。これにより、バーコードその他の 文字や記号の印刷が達成される。この印刷後のロール紙41は、ハウジング40 とカバー部材46との間に形成されている排紙口7(図1参照。)から排出され る。上記のように、プラテンローラ44およびモータ55などにより搬送手段が 構成されている。
【0028】 ハウジング40において排紙口7に臨む位置は、図7に示すように、鋸歯状に 形成されており、この鋸歯状部がロール紙41を裁断するためのカッタ部20と なっている。このように、カッタ部20をハウジング40に一体成型して構成し ているので、特別なカッタ部材が不要であり、部品点数を削減できる。 図8は、筐体32のベース部30にプリンタユニット2を取り付ける際の組立 て構造を示す組立図である。ベース部30の底面には、プリンタユニット2を取 り付けるためのボス71,72,73が形成されている。このボス71,72, 73には頂面にボルト挿通孔を形成した円筒状のベースクッション74,75, 76が貼り付けられる。そして、ハウジング40の底部の3か所に形成されたボ ルト挿通孔77,78,79をそれぞれ挿通するボルト80,81,82が、さ らにベースクッション74,75,76を挿通して、ボス71,72,73に螺 着される。ベースクッション74はゴムなどの弾性体により構成されている。
【0029】 ハウジング40の側部には、四角筒状のリブ83が突設されている。このリブ 83には、ゴムなどの弾性体で構成されたサイドクッション84が嵌め込まれる 。このサイドクッション84は、衝撃が加えられたときにベース部30の内側面 に当接して、プリンタユニット2への衝撃を和らげる。さらに、ベース部30に はクッション部材85,86が設けられており、これらはプリンタユニット2が ベース部30に取り付けられた状態で、ハウジング40とベース部30との間に 介在される。上記ベースクッション74,75,76、サイドクッション84、 およびクッション部材85,86などが緩衝部材に相当する。
【0030】 このように、プリンタユニット2は、ベースクッション74,75,76およ びサイドクッション84などが介在された状態で、ベース部30に対して弾性的 に取り付けられる。このため、バーコードプリンタを持ち運ぶ際にあちこちに筐 体32をぶつけたり、バーコードプリンタを床に落としたりした場合でも、衝撃 がクッション74,75,76,84などで緩衝される。このため、プリンタユ ニット2に大きな衝撃が加わることはないから、プリンタユニット2の故障を防 止できる。このようにして、良好な耐衝撃性を有することができる。また、プリ ンタユニット2に振動が伝達されにくい構造となっているから、振動によるロー ル紙41の斜め送りを防止できる。
【0031】 なお、図8において、91,92,93は、反射型フォトセンサ56やモータ 55などに関連する配線に接続されたコネクタであり、94はサーマルヘッド4 5を駆動するための配線が形成されたフレキシブルプリント配線基板である。 次に、図5、図6、図7および図8を参照して、カバー部材46とハウジング 40との係止構造について説明する。なお、図5にはプリンタユニット2を右側 から見た側面が示されており、図6にはプリンタユニット2を左側から見た側面 が示されている。
【0032】 ハウジング40において排紙口7(図8参照。)の下部には、ハウジング40 の側壁部に回転自在に支持された軸95が設けられている。この軸95の両端は ハウジング40の側壁部から突出しており、その先端部は一部が切り欠かれてい る。軸95の両端の各先端部には、その断面形状に対応する孔が形成された鉤状 部材101,102が嵌め込まれており、この鉤状部材101,102は、ワッ シャ98およびEリング99を用いて固定されている。
【0033】 一対の鉤状部材101,102のうちの一方の鉤状部材102には、レバー1 03が一体的に形成されている。このレバー103は、プリンタユニット2を筐 体32のベース部30に組付けたときに、図3および図4に示すように、ベース 部30の底面に形成された凹部104から外部に突出する。このレバー103を 操作して鉤状部材102を回動させると、この回転が軸95を介して鉤状部材1 01に伝達され、このようにして一対の鉤状部材101,102が連動して回動 することになる。
【0034】 鉤状部材101,102の矢印106方向への回動は、ストッパ114,11 5により規制されている。また、鉤状部材102には途中部から腕116が突出 しており、この腕116がハウジング40の側壁に突設したストッパ117に当 接することにより、鉤状部材102の矢印109方向への回動が規制される。な お、軸95には巻きばね96,97が嵌め込まれており、これらは鉤状部材10 1,102を矢印106方向に付勢している。
【0035】 カバー部材46において鉤状部材101,102に対向する位置には、これら の各先端部と係合する係止部材111,112が設けられている。係止部材11 1,112は、たとえば金属板をU字状に屈曲させたもので、カバー部材46に 一体的に形成された係止部107,108に嵌め込まれて固定される。係止部材 111,112の上面には、鉤状部材101,102の各先端部の移動方向と交 差する方向に突出した突起111A,112A(0.1mm程度の突起)が形成さ れている。
【0036】 この突起108に対応して、鉤状部材101,102の各先端には、突起11 1A,112Aにそれぞれ係合する別の突起101A,102Aがそれぞれ形成 されている。 カバー部材46をハウジング40に係止するときには、カバー部材46をハウ ジング40に向けて押し下げるだけでよい。このとき、係止部材111と鉤状部 材101との位置関係は、図9のように変化する。係止部材112と鉤状部材1 01との関係についても同様である。
【0037】 すなわち、カバー部材46を押し下げると、係止部材111が下降し、図9(a ) の状態から、図9(b) のように係止部材111が鉤状部材101に当接した状 態となる。この状態から、さらに、巻きばね96,97(図5および図6参照。 )のばね力に抗してカバー部材46を押し下げると、鉤状部材101は矢印10 9方向に回動して、図9(c) の状態に至る。
【0038】 さらにカバー部材46を押し下げると、巻きばね96,97の復元力により、 鉤状部材101が係止部材101に係合し、さらに、その先端の突起101Aが 係止部材111の上面に形成された突起111Aに係合して、図9(d) の状態と なる。このようにして、いわば二重係合状態となる。 この二重係合状態では、たとえばバーコードプリンタを誤って落下させた場合 でも、カバー部材46が容易に開いたりすることはない。このため、バーコード プリンタを拾い上げればすぐさま次の作業に取りかかることができ、ロール紙4 1を収容しなおしたり、カバー部材46を閉じたりする必要がない。このように して、耐衝撃性の向上が図られる。
【0039】 一方、ロール紙41の交換などのためにカバー部材46を開くときの操作は次 のとおりである。すなわち、カバー部材46を僅かに押し下げることにより突起 101A,111A間および102A,112A間の係合を解く。その後に、レ バー103を操作し、鉤状部材101,102と係止部材111,112との係 合を解く。これにより、カバー部材46とハウジング40とを結合している軸4 7に巻装された巻きばね48(図1参照。)の復元力により、カバー部材46が 開くことになる。
【0040】 カバー部材46の開放方向への回動は、図8に示されているように、ハウジン グ40の側壁に突設したストッパ120に、カバー部材46の後端部から一体的 に形成したレバー121が当接することにより規制される。レバー121がスト ッパ120に当接するまでの回動過程には、レバー121に適当な摩擦力で接触 する凸部122が設けられている。この凸部122は、バーコードプリンタを落 下させた場合に万が一カバー部材46が開いた場合であっても、このカバー部材 46が完全に開放されることを防止する。これにより、ロール紙41が飛び出し たりすることを確実に防止できる。
【0041】 本考案の実施例の説明は上記のとおりであるが、本考案は上記の実施例に限定 されるものではない。たとえば、上記の実施例では、バーコードスキャナを備え たハンディターミナルに一体的に取り付けることができるプリンタユニットに本 考案が適用される場合について説明した。しかし、本考案は、たとえばハンディ ターミナル以外の任意の携帯用の装置に組み合わされて用いられるプリンタユニ ットに対しても適用でき、さらには携帯用でない装置に組み合わされて用いられ るプリンタユニットに対しても適用できる。また、ハンディプリンタ単体として 用いられてもよいことはいうまでもない。
【0042】 また、上記の実施例では、ハウジング40にプラテンローラ44が取り付けら れ、サーマルヘッド45がカバー部材46に取り付けられる場合について説明し たが、プラテンローラ44をカバー部材46に取り付けるとともに、サーマルヘ ッド45をハウジング40に取り付けるようにしてもよい。このようにすれば、 開閉駆動されるカバー部材46側の構成の軽量化が図られるから、耐久性に優れ た構造とすることができる。すなわち、サーマルヘッド45はヒートシンク51 のような重量部分を伴うため、プラテンローラ44よりも重い。このため、これ らの配置を入れ換えれば、カバー部材46側の構成の軽量化が図られるのである 。
【0043】 なお、上記の場合にモータ55からプラテンローラ44へ駆動力を伝達するに は、プラテンローラ44を固定した軸に歯車を取付け、この歯車をカバー部材4 6を閉じたときにモータ55からの回転力が与えられている歯車に噛合させるよ うにすればよい。 さらに、上記の実施例では、プラテンローラ44によりロール紙41の搬送を 行わせているが、サーマルヘッド45に対向させて回転しないプラテンを設ける とともに、サーマルヘッド45よりも排紙口7側の位置にロール紙41を挟持す る一対の搬送ローラを設け、これによりロール紙41の搬送を行わせてもよい。 この場合には、たとえば一対のローラのうちの一方をハウジング40側に固定し てモータ55により駆動し、他方のローラをカバー部材46に固定して上記一方 のローラに従動させればよい。この駆動ローラと従動ローラとの関係は逆であっ てもよい。
【0044】 また、上記の実施例では、剥離性の台紙上に複数枚のラベルを貼着し、これを 巻回したロール紙41が用いられているが、ロール紙には通常の感熱紙が用いら れてもよい。 また、上記の実施例では、サーマルヘッド45を用いたサーマルプリンタをユ ニット化した例について説明したが、サーマルヘッド以外の任意の印字ヘッドを 記録手段として用いてプリンタユニットを構成してもよい。
【0045】 その他本考案の要旨を変更しない範囲で種々の設計変更を施すことが可能であ る。
【0046】
【考案の効果】
以上のように本考案のハンディプリンタによれば、ロール紙の収納部を搬送経 路と連続させて一体的にハウジングに組み付けたことにより、全体を格段に小型 化することができる。しかも、収納部から記録手段に至るまでの搬送経路を充分 に短くすることができるから、ロール紙の斜め送りを効果的に防止して、印刷を 良好に行える。
【0047】 また、プリンタユニットは緩衝部材を介して手持ち可能な筐体内に取り付けら れているから、筐体を落下させたりした場合に筐体に大きな衝撃が加わっても、 プリンタユニットには大きな衝撃が加わることはない。これにより、ハンディプ リンタの耐衝撃性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を適用したバーコードプリン
タの構成を示す縦断面図である。
【図2】上記バーコードプリンタの正面図である。
【図3】図2に示された構成の右側面図である。
【図4】図2に示された構成の底面図である。
【図5】カバー部材とハウジングとの係止構造を示す側
面図である。
【図6】カバー部材とハウジングとの係止構造を示す側
面図である。
【図7】カバー部材を取り外した状態を示す平面図であ
る。
【図8】プリンタユニットをベース部材に取り付ける際
の組立て構造を示す組立図である。
【図9】カバー部材を閉じる際の動作を説明するための
図である。
【符号の説明】 2 プリンタユニット 3 コントロールユニット 20 カッタ部 30 ベース部 32 筐体 40 ハウジング 41 ロール紙 42 収納部 43 搬送経路 44 プラテンローラ 45 サーマルヘッド 46 カバー部材 53 隔壁 55 モータ 71,72,73 ボス 74,75,76 ベースクッション 77,78,79 ボルト挿通孔 80,81,82 ボルト 83 リブ 84 サイドクッション 85,86 クッション部材 101,102 鉤状部材 101A,102A 突起 111,112 係止部材 111A,112A 突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状の記録紙を巻回したロール紙を収容す
    る収納部と、上記収納部から連続した所定の搬送経路を
    通してロール紙を搬送する搬送手段と、上記搬送経路に
    関連して設けられ上記記録紙上に画像を形成する記録手
    段とをハウジングに組み付けたプリンタユニットを、緩
    衝部材を介在させて手持ち可能な筐体内に取り付けたこ
    とを特徴とするハンディプリンタ。
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