JPH0612023U - ホットスリーブ - Google Patents

ホットスリーブ

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JPH0612023U
JPH0612023U JP4130192U JP4130192U JPH0612023U JP H0612023 U JPH0612023 U JP H0612023U JP 4130192 U JP4130192 U JP 4130192U JP 4130192 U JP4130192 U JP 4130192U JP H0612023 U JPH0612023 U JP H0612023U
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JP
Japan
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sleeve
boss
resin
core pin
heating means
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JP4130192U
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知 永野
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日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂成形品のボス部分のウエルドの発生を防
止する。 【構成】 内部を貫通するコアピン2を備えた樹脂成形
金型に、加熱手段11を設けた加熱用スリーブ1を配置
した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、樹脂射出成形装置、特にボス形成部分を局所的に加熱しウエルドの 発生を抑制するホットスリーブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、射出成形装置のボス形成部分には、図2に示すように、樹脂製品4にボ ス41を突き出して形成するための、ボス内面形成用のコアピン2と、ボス外面 を形成する金型本体のスリーブ1と、ボス41の高さを限定し且つコアピン2を 支持する上金型3などが設けられている。
【0003】 この射出成形装置を用いて、樹脂製品を成形すると、射出された溶融樹脂は樹 脂製品4を形成しながら、コアピン2の特定の1方向から流れて来て、スリーブ 1の内面と上金型3で決まる空間を充填しボス41を形成する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、射出された溶融樹脂がコアピン2の特定の1方向から流れて来てボス 41を形成する際、流れてきた溶融樹脂は金型本体やコアピン2に熱を奪われて 温度が急激に低下し、コアピン2を回り込んだ樹脂が合流する時に、ウエルド面 がボス41の内部に発生する。
【0005】 しかし、ボス41は、タッピングねじ等で重量物を固定・支持する場合が多く 、このような場合ボス41の樹脂には大きな引っ張り応力が働く。
【0006】 ウエルド面は一般に引っ張り応力に弱く、ボス41にクラックが発生し重量物 を支持できなくなると言った問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本考案は、このような課題を解決するためになされたもので、内部を貫通する コアピン2を備えた樹脂成形用スリーブ1の外部に樹脂加熱手段11を設け、ウ エルドの発生を防止する様にした。
【0008】
【実施例】
以下本考案の実施例を図1に従って説明する。
【0009】 図1は、本考案を適用した射出成形装置の要部断面図で、1はスリーブ、11 はスリーブ1の加熱手段、2はコアピン、3は上金型、4は樹脂製品の一部分、 41は樹脂製品4のボス部である。
【0010】 加熱手段11は、例えばニクロム線を用い、これを絶縁物を介してスリーブ1 の中に埋め込んであり、電流を流してスリーブ1を加熱する。
【0011】 この射出成形装置を用いて、樹脂製品を成形すると、射出された溶融樹脂は樹 脂製品4を形成しながら、コアピン2の特定の方向から流れて来て、スリーブ1 の内面と上金型3で決まる空間を充填しボス41を形成する。
【0012】 射出された溶融樹脂がコアピン2の特定の方向から流れて来てボス41を形成 する際、流れてきた溶融樹脂は金型本体やコアピン2に熱を奪われて温度が低下 するが、スリーブ1は加熱手段11で所定の温度になるよう加熱されている為、 ボス41の形成空間に進入した溶融樹脂がコアピン2を回り込んだ樹脂が合流す る時にはウエルドが発生しないよう様に高温になっており、従来の様なウエルド が発生しない。
【0013】 上述の実施例では、一本のボスを成形するスリーブに加熱手段を有するものを 示したが、これに限定する事なく、複数のボスをまとめて加熱する加熱手段12 を設けても良いことは勿論である。
【0014】 また、加熱手段11は、スリーブ1の内部に埋め込んだ例で示したが、これに 限定する事なく、スリーブの外側面に設けても良い。
【0015】
【考案の効果】
ボス41にタッピングねじ等で重量物を固定・支持し、樹脂に大きな引っ張り 応力が働いても、ウエルド面が発生していないので、これが原因でボス41にク ラックが発生し重量物を支持できなくなると言ったトラブルを防止できるといっ て効果がある。
【提出日】平成5年9月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、樹脂射出成形装置、特にボス形成部分を局所的に加熱しウエルドの 発生を抑制するホットスリーブに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のホットスリーブは、射出成形装置のボス成形部分に、図2に示すように 、樹脂製品4にボス41の内面形成用のコアピン2と、ボス41の高さを限定し て突き出すためのスリーブ5と、ボスの外周を形成し、かつコアピン2、スリー ブ5を保持するためのコア側金型3などが設けられている。
【0003】 この射出成形機を用いて、樹脂製品を成形すると、射出された溶融樹脂は樹脂 製品4を形成しながら、コアピン2の特定の1方向から流れてきて、コア側金型 3の内面とスリーブ5で決まる空間を充填しボス41を形成する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、射出された溶融樹脂がコアピン2の特定の1方向から流れてきてボス 41を形成する際、流れてきた溶融樹脂はコア側金型3やコアピン2に熱を奪わ れて温度が急激に低下し、コアピン2を回り込んだ樹脂が合流するときに、ウエ ルド面がボス41の内部に発生する。
【0005】 また、ボス41は、タッピングネジなどで重量物を固定・支持する場合が多く 、このような場合ボス41の樹脂には大きな力が働く。
【0006】 ウエルド面は、一般に引っ張り応力に弱く、ボス41にクラックが発生し重量 物を支持できなくなるといった課題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案のホットスリーブは、このような課題を解決するためになされたもので 、内部を貫通するコアピンを備えた突き出し用スリーブの外部に樹脂加熱手段を 設け、ウエルドの発生を防止することを特徴とする。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例によるホットスリーブを、図1に従って説明する。
【0009】 図1は、本考案の一実施例によるホットスリーブの要部断面図で、1は加熱用 スリーブ、11は加熱用スリーブ1の加熱手段、2はコアピン、3はコア側金型 、4は樹脂製品の一部分、41は樹脂製品4のボス部、5は突き出し用のスリー ブである。
【0010】 加熱手段11は、たとえばニクロム線を用い、これを絶縁物を介してスリーブ 1の中に生めこんであり、電流を流して加熱用スリーブ1を加熱する。
【0011】 本考案の一実施例によるホットスリーブを用いて、樹脂製品を成形すると、射 出された溶融樹脂は樹脂製品4を形成しながら、コアピン2の特定の方向から流 れてきて、加熱用スリーブ1の内面と突き出し用スリーブ5で決まる空間を充填 しボス41を形成する。
【0012】 射出された溶融樹脂がコアピン2の特定の方向から流れてきてボス41を形成 する際、流れてきた溶融樹脂は金型本体やコアピン2に熱を奪われて温度が低下 するが、加熱用スリーブ1は加熱手段11で所定の温度になるように加熱されて いるため、ボス41の形成空間に侵入した溶融樹脂がコアピン2を回り込んだ樹 脂が合流するときに、ウエルドが発生しないように高温になっており、従来のよ うなウエルドが発生しない。
【0013】 本考案の一実施例によるホットスリーブでは、一本のボスを形成するスリーブ に加熱手段を有するものを示したが、これに限定する事無く、複数のボスをまと めて加熱するような加熱用スリーブを設けても良いことはもちろんである。
【0014】 また、加熱手段11は、スリーブの内部に埋め込んだ例で示したが、これに限 定することなく、加熱用スリーブの外側面に設けてもよい。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のホットスリーブによれば、ボスにタッピングネ ジや成形後インサートなどで重量物を固定・支持して樹脂に大きな力が働いても 、ウエルド面が発生しないため、ボスにクラックが発生して重量物を支持できな くなるということを防止する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用した第1の実施例の要部断面図
【図2】従来例の要部断面図
【符号の説明】 1 スリーブ 11 スリーブ1の加熱手段 12 スリーブ1の加熱手段 2 コアピン 3 上金型 4 樹脂製品の一部分 41 樹脂製品4のボス部 5 ウエルド
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】明細書
【考案の名称】ホットスリーブ
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるホットスリーブの要部
断面図である。
【図2】従来のホットスリーブの要部断面図である。
【符号の説明】 1 加熱用スリーブ 2 コアピン 3 コア側金型 4 樹脂製品 5 突き出し用スリーブ 11 加熱手段 41 ボス
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂射出成形機の成形金型の一部分であ
    って、 内部を貫通するコアピンを備え、かつ外部に樹脂加熱手
    段が設けられていることを特徴とするホットスリーブ。
JP4130192U 1992-06-16 1992-06-16 ホットスリーブ Expired - Lifetime JP2565031Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4130192U JP2565031Y2 (ja) 1992-06-16 1992-06-16 ホットスリーブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4130192U JP2565031Y2 (ja) 1992-06-16 1992-06-16 ホットスリーブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0612023U true JPH0612023U (ja) 1994-02-15
JP2565031Y2 JP2565031Y2 (ja) 1998-03-11

Family

ID=12604654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4130192U Expired - Lifetime JP2565031Y2 (ja) 1992-06-16 1992-06-16 ホットスリーブ

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JP (1) JP2565031Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4725906B2 (ja) * 2000-12-05 2011-07-13 浩之 石見 熱可塑性樹脂射出成形用金型

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4725906B2 (ja) * 2000-12-05 2011-07-13 浩之 石見 熱可塑性樹脂射出成形用金型

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Publication number Publication date
JP2565031Y2 (ja) 1998-03-11

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