JPH0631765A - トランスファモールド金型 - Google Patents

トランスファモールド金型

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Publication number
JPH0631765A
JPH0631765A JP21547892A JP21547892A JPH0631765A JP H0631765 A JPH0631765 A JP H0631765A JP 21547892 A JP21547892 A JP 21547892A JP 21547892 A JP21547892 A JP 21547892A JP H0631765 A JPH0631765 A JP H0631765A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pot
heater
chase
mold
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21547892A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Sawazaki
和美 沢崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Apic Yamada Corp
Original Assignee
Apic Yamada Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Apic Yamada Corp filed Critical Apic Yamada Corp
Priority to JP21547892A priority Critical patent/JPH0631765A/ja
Publication of JPH0631765A publication Critical patent/JPH0631765A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポット温度を好適に管理でき製品の成形性を
向上させ、樹脂タブレットを加熱して溶融する時間を短
縮して樹脂モールドの能率を高める。 【構成】 樹脂タブレットを投入するポット18を有す
るトランスファモールド金型において、前記ポット18
の外面にポット18内に投入される樹脂タブレットを加
熱するための加熱ヒータ20を周設したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトランスファモールド金
型に関し、より詳細には樹脂タブレットを効果的に加熱
し得るトランスファモールド金型に関する。
【0002】
【従来の技術】マルチプランジャータイプのモールド金
型は樹脂タブレットを投入するためのポットを複数個有
している。ポット内に投入された樹脂タブレットは加熱
溶融された後、プランジャーで押圧されてキャビティに
充填される。モールド金型は樹脂タブレットを溶融する
ため常時所定温度に加熱されている。モールド金型を加
熱する方法は機種によって様々であるが、一般的にはチ
ェイスまたはベースユニットに加熱ヒータを埋設する方
法によっている。
【0003】図3はチェイスをユニット化して製品に応
じてユニットごとチェイス交換可能にしたモールド機の
例を示す。成形作業する場合には製品に応じてチェイス
を交換してセットしなければならないが、チェイスをユ
ニット化してユニットごと交換することによって交換操
作をできるだけ簡易にしたものである。このようなモー
ルド機の場合には、交換セットする部分に加熱ヒータが
あると取扱いが煩わしいため、固定部分のベースユニッ
トに加熱ヒータを設けてベースユニットから熱伝導によ
ってチェイスを加熱するようにするのがふつうである。
【0004】図3で5がベースユニット、6が下型チェ
イス、7が下型キャビティインサート、8が加熱ヒー
タ、9がエジェクタピンプレートである。下型チェイス
6および下型キャビティインサート7、エジェクタピン
プレート9が製品によって交換する部分である。加熱ヒ
ータ8はベースユニット5と下型チェイス6の側面が接
触するベースユニットの側部に設けている。エジェクタ
ピンプレート9には下型チェイス6を支持するためのサ
ポートピラーが内設されており、チェイスへの熱伝導は
主としてこのサポートピラーを介してなされる。なお、
上型側についても基本構成は同様で、加熱ヒータ8はベ
ースユニット側に設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにモールド
金型をチェイスユニット化してユニット部分を交換して
セットする方式は、段取り時間を短縮できて多品種生産
にきわめて有効であるが、樹脂タブレットを加熱して溶
融する点からは、ベースユニットからの熱伝導によって
いるため樹脂タブレットの加熱が効果的になされないと
いう問題点がある。また、実際の樹脂モールド操作中は
プランジャーが常時作動しているし、樹脂タブレットが
投入されることによって金型温度が変動して温度バラン
スが好適に維持されるとはいえない。その結果、モール
ド機のサイクルタイムが短縮できないといった問題点が
ある。
【0006】そこで、本発明は上記問題点を解消すべく
なされたものであり、その目的とするところは、樹脂タ
ブレットが投入されるポット部分での加熱を好適に行う
ことによって樹脂タブレットの加熱、溶融を敏速にかつ
効果的に行うことができ、サイクルタイムを短縮してよ
り能率的な樹脂モールドを可能にし、良品製造を可能に
するトランスファモールド金型を提供しようとするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、樹脂タブレット
を投入するポットを有するトランスファモールド金型に
おいて、前記ポットの外面にポット内に投入される樹脂
タブレットを加熱するための加熱ヒータを周設したこと
を特徴とする。
【0008】
【作用】ポットの外面に加熱ヒータを取り付けることに
よってポット内に投入された樹脂タブレットを直接的に
加熱でき、樹脂タブレットを加熱して溶融する時間を短
縮して能率的な樹脂モールドが可能になる。また、ポッ
ト温度の管理が的確にでき、成形性を向上させることが
できる。ポット外面はヒータを取り付けるスペースが得
やすく、加熱ヒータの取り付けが容易に可能である。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るトランスフ
ァモールド金型の一実施例の構成を示す断面図である。
この実施例の金型は下プランジャータイプの金型で図は
下型を示している。図2はこの金型の平面図である。1
0はキャビティインサート、12はチェイス、14はエ
ジェクタピンプレート、16はリテーナプレートであ
る。ポット18は円筒状に形成され、キャビティインサ
ート10から下方のエジェクタピンプレート14まで延
出する。実施例ではポット18の上部をセンターインサ
ート19に支持している。各々のポット18にはプラン
ジャーがそれぞれ配設される。図2に示すように、ポッ
ト18は一定間隔で列状に配置される。
【0010】20は前記ポット18の外周面に取り付け
た加熱ヒータである。この加熱ヒータ20は図1のよう
に、キャビティインサート10下部のチェイス12部分
でポット18の外面に取り付ける。チェイス12には各
々のポット18についてそれぞれ加熱ヒータ20を取り
付けるためのざぐり部22を形成する。加熱ヒータ20
はこのざぐり部22でポット18の外面に巻き付けるよ
うにして取り付ける。実施例では加熱ヒータ20として
ポット18の外径サイズに合わせて電熱線をコイル状に
巻回したコイルヒータを用いた。図2に示すように、加
熱ヒータ20は各々のポット18ごとそれぞれ取り付
け、各ポット18の加熱ヒータ20は導線20aによっ
てシリーズに接続する。
【0011】図1で24はチェイス12を支持するサポ
ートピラー、26はエジェクタピンである。図2は実施
例でのサポートピラー24およびエジェクタピン26の
配置を示すが、図のようにサポートピラー24およびエ
ジェクタピン26はチェイス平面内にくまなく配置され
るのがふつうである。したがって、チェイスに加熱ヒー
タを配設する場合には、ヒータを配設するスペースが限
定される。この点、ポット18の外周部分はヒータを設
置するスペースが比較的得やすい点でポット18外面に
加熱ヒータ20を配設する方法は有効である。
【0012】上記のように本実施例では、各々のポット
18に加熱ヒータ20を設置したことによって、ポット
18に投入された樹脂タブレットを効果的に加熱して溶
融することが可能になる。ポット18に加熱ヒータ20
を取り付けることによってポット18が直接的に加熱さ
れるから、ポット18に投入された樹脂タブレットが敏
速に加熱される。これによって樹脂モールドのサイクル
タイムを短縮することが可能になり能率的な樹脂モール
ドが可能になる。また、チェイス交換して樹脂モールド
を開始する際も、立ち上がり時間を短縮でき、効率的な
作業を行うことができる。
【0013】実施例では加熱ヒータ20はキャビティイ
ンサート10よりも低位に配置しているが、樹脂タブレ
ットを投入した際には樹脂タブレットは加熱ヒータ20
の位置まで下がるから樹脂タブレットに対する加熱作用
は有効に作用する。また、ポット18に加熱ヒータ20
を設けることによってポット18部分での温度変動を抑
えて、所定の金型温度に維持することが可能になり、こ
れによって良好な樹脂モールドが可能になる。もちろ
ん、加熱ヒータ20とは別に従来と同様にベースプレー
トに加熱用ヒータを設けて熱伝導と組み合わせて利用し
てもよい。
【0014】なお、ポット18に加熱ヒータ20を配設
する方法はもちろん上記実施例に限定されるものではな
い。たとえば、上記実施例では導線20aで加熱ヒータ
20をシリーズに接続し、チェイス12の一端側から導
線20aを引き出してチェイスユニットを交換する場合
に取扱いが容易になるようにしているが、これらヒータ
の接続方法等もチェイス構造等に応じて適宜設計すれば
よい。
【0015】
【発明の効果】本発明に係るトランスファモールド金型
によれば、上述したように、ポット外面に加熱ヒータを
取り付けることによって、ポット温度を好適に管理する
ことができ製品の成形性を向上させることができる。ま
た、ポットの加熱が直接的にできて樹脂タブレットを加
熱して溶融する時間を短縮して樹脂モールドの能率を高
めることができる。また、ポット外面はヒータを取り付
けるスペースが得やすく、加熱ヒータの取り付けが容易
にできる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】トランスファモールド金型の一実施例の断面図
である。
【図2】トランスファモールド金型の一実施例の平面図
である。
【図3】樹脂モールド機でのモールド金型の配置例を示
す説明図である。
【符号の説明】
5 ベースユニット 6 下型チェイス 7 キャビティインサート 8 加熱ヒータ 9、14 エジェクタピンプレート 10 キャビティインサート 12 チェイス 20 加熱ヒータ 20a 導線 22 ざぐり部 24 サポートピラー 26 エジェクタピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂タブレットを投入するポットを有す
    るトランスファモールド金型において、 前記ポットの外面にポット内に投入される樹脂タブレッ
    トを加熱するための加熱ヒータを周設したことを特徴と
    するトランスファモールド金型。
JP21547892A 1992-07-21 1992-07-21 トランスファモールド金型 Pending JPH0631765A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21547892A JPH0631765A (ja) 1992-07-21 1992-07-21 トランスファモールド金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21547892A JPH0631765A (ja) 1992-07-21 1992-07-21 トランスファモールド金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0631765A true JPH0631765A (ja) 1994-02-08

Family

ID=16673047

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21547892A Pending JPH0631765A (ja) 1992-07-21 1992-07-21 トランスファモールド金型

Country Status (1)

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JP (1) JPH0631765A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6812493B2 (en) 2000-04-04 2004-11-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Thin-film semiconductor element and method of producing same
JP2007190814A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Apic Yamada Corp モールド金型
JP2012131142A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Apic Yamada Corp モールド金型及び樹脂モールド装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6812493B2 (en) 2000-04-04 2004-11-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Thin-film semiconductor element and method of producing same
JP2007190814A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Apic Yamada Corp モールド金型
JP2012131142A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Apic Yamada Corp モールド金型及び樹脂モールド装置

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