JPH0440893Y2 - - Google Patents

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JPH0440893Y2
JPH0440893Y2 JP1986096013U JP9601386U JPH0440893Y2 JP H0440893 Y2 JPH0440893 Y2 JP H0440893Y2 JP 1986096013 U JP1986096013 U JP 1986096013U JP 9601386 U JP9601386 U JP 9601386U JP H0440893 Y2 JPH0440893 Y2 JP H0440893Y2
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nozzle
heater
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cross
temperature
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JP1986096013U
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、射出成形機のノズル外周面に配設さ
れるコイル状のヒータに関する。
〔従来の技術〕
従来、射出成形機においては、射出材料の射出
温度を制御して射出材料を均一な温度に加熱溶融
するため、その射出用ノズルの外周面にバンドヒ
ータ或いはコイル状のヒータを配設している。
この種のヒータとして一般的には、従来から第
2図および第3図に示したようなものが知られて
いる。第2図に示したものは、射出成形機のノズ
ル1′の最先端部のみが、その外径を小さく又そ
の長さを短く形成されているが、その最先端部に
接続する後側の部分はやや太径に形成されてい
る。そしてその太径部分の外周面には通常のバン
ドヒータ2′が配設されている。しかし、このバ
ンドヒータ2′はノズルに密着するが取付金具等
の固定具が必要であるため外周が太くなる。ま
た、ノズル1′の先端部から比較的後部に温度検
知部3′が設けられており、この温度検知部3′の
検知温度の値によつてヒータ2′へ印加する電流
を制御するようになつている。従つて、この第2
図に示したもののように、ノズル最先端部のみ外
径を小さく、長さを短く形成したものでは、ノズ
ル1′を金型内に充分に突つ込めないので、スプ
ルーの長さを短くするのが困難であるが、バンド
ヒータでは、外径を小さくする上にも限度があ
り、この種のヒータとしては実際上使用できなか
つた。また、ノズル1′の先端部から比較的後部
側に温度検知部3′が配設されていると、ノズル
先端部の温度が安定しないという問題点がある。
そこで、前述のような問題点を解決したものとし
て、従来第3図に示したようなものがある。この
第3図に示したものは、ノズル1″の外径を小さ
く又その長さを比較的長く形成されており、かつ
その小径のノズル1″外周面にコイル状に巻かれ
たヒータ2″が配設されている。そして、そのヒ
ータ2″を形成する発熱線の断面は円形とし、ノ
ズル1″の先端部付近に温度検知部3″が設けられ
ており、この温度検知部3″の検知温度の値によ
つてヒータ2″へ印加する電流を制御するように
なつている。この第3図に示したものでは、外形
の小さなノズル1″の長さを比較的長く形成して、
ノズル1″を金型内に充分に突つ込むことができ
るので、スプルーの長さを短くすることが容易で
あり、また、ノズルの先端部付近に温度検知部
3″を配設すると、ノズル先端部の温度を比較的
安定した値に制御することができるが、第3図に
示したヒータ2″はその加熱時に発生した熱がノ
ズル1″に素早く伝達され難いという問題点があ
つた。この理由は、従来のヒータでは、その発熱
線の断面が円形に形成されている結果、射出成形
機のノズルとその外周面に巻回されたヒータとの
接触が線接触をしているためと考えられる。すな
わち、前述のようにノズルとヒータとが線接触し
ていると、それらの接触面積が小さいので熱の伝
達に時間が掛かるものと考えられる。
〔考案の目的〕
本考案は、前述の考察結果に鑑みてなされたも
ので、ノズルとヒータとの接触面積を大きくし
て、ヒータの加熱時に発生した熱が、できるだけ
速くノズルに伝達されるようにすることを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本考案の射出成形
機用ノズルヒータは、第1図に示した実施例の符
号を借て説明すれば、射出成形機のノズル1外周
面にコイル状に巻回され、通電時に加熱される射
出成形機用ノズルヒータ2において、ヒータ2を
形成する発熱線の断面形状を矩形とし、この断面
矩形の発熱線の一側面を前記ノズル外周面に面接
触させたことを特徴とするものである。
〔作用〕
前述の構成を備えた本考案は、ノズル1とヒー
タ2とが面接触をしている。したがつて、それら
の間の接触面積が大きいので、ヒータ2で発生し
た熱は、素早くノズルに伝達されることになる。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、第1図において、射出成形機のノズル
1は、外径が比較的小さく長さが比較的長く形成
されている。そしてそのノズル1の外周面にコイ
ル状に巻かれたヒータ2が配設されている。そし
て、そのヒータ2を形成する発熱線の断面は矩形
例えば正方形である。このヒータ2は、前記ノズ
ル1の外径よりもやや小さな内径を有するコイル
状に形成しておく。そして、このコイル状のヒー
タ2をノズル1にその先端部側から押し付けて、
ノズル1外周面にコイル状のヒータ2を嵌合させ
ることにより、ヒータ2をノズル1の外周面に配
設している。ヒータ2は、それがノズル1の外周
面に配設された状態では、断面正方形の前記発熱
線の一側面すなわちコイルの内側を形成する面
が、ノズル1の外周面と面接触するように形成さ
れている。また、ノズル1の先端部4付近に温度
検知部3が設けられており、この温度検知部3の
検知温度の値によつてヒータ2へ印加する電流を
制御するようになつている。この温度検知部3
は、ヒータ2に付設された熱電対によつて構成さ
れている。なお、この熱電対は、ヒータ2に付設
せずに、ノズル1の表面または内部に密着して配
設することも可能である。前記ヒータ2は、コネ
クタ5を介して図示しない電力供給制御装置に接
続されており、その電力供給制御装置は、前記温
度検知部3の信号により、ヒータ2に通電した
り、ヒータ2への電力の供給を停止したりするよ
うになつている。
この第1図に示したもののように、外形の小さ
なノズル1の長さを比較的長く形成すると、ノズ
ル1を金型内に充分に突つ込むことができるの
で、スプルーの長さを短くすることが容易であ
る。また、ノズル先端部4付近に温度検知部3を
配設するとともにヒータ2とノズル1とを面接触
させると、ヒータ2とノズル1との間の熱伝導が
よくなるので、それらの間の温度差が小さくな
る。したがつて、ノズル先端部4の温度を安定し
た値に制御することできる。そして、前記断面正
方形の発熱線から形成されたコイル状のヒータ2
をノズル1の外周面に配設した状態におけるヒー
タ2の直径Dは、同じ断面積を有する断面円形の
発熱線から形成されたコイル状のヒータをノズル
1外周面に配設した場合よりも小さくなる。換言
すれば、ヒータを形成する発熱線の断面を円形に
した場合と正方形にした場合とにおいて、ヒータ
をノズル1の外周面に配設した状態でのヒータの
直径Dを同一にしたとき、発熱線の断面積は、断
面を正方形にした場合の方が円形にした場合より
も大きくなる。したがつて、この場合、ヒータの
剛性は、前記断面を正方形にした場合の方が円形
にした場合よりも大きくなる。このように、ヒー
タの剛性が大きくなると、ノズル1の外周面に嵌
合させて配設したヒータ2は、ノズル1上でゆる
みが生じたり位置ずれが生じたりすることが生じ
難くなる。その原理は、断面二次モーメントの差
によるもので、第4図に示すように円形断面およ
びかまぼこ型断面よりも矩形断面は高い値を示
す。したがつて矩形断面は高い剛性を有する。な
お、これらのことは、ヒータを形成する発熱線の
断面を正方形以外の他の適当な長方形、台形等の
矩形とした場合にも言えることである。
以上本考案による射出成形機用ノズルヒータの
実施例を詳説したが、本考案は、前記実施例に限
定されるものではなく、特許請求の範囲に記載さ
れた本考案を逸脱することなく、種々の小変更を
行うことが可能である。たとえば、温度検知部は
一個所のみに配設するのではなく、数個所に配設
したり金属部に埋設又は接触させる事も可能であ
る。そして、ノズルの外周面に配設するヒータ
は、一個だけ配設するのではなく、複数個に分割
して配設することも可能である。また、ヒータの
断面は、正方形としたが、その形状は長方形また
は台形等の適当な矩形とすることが可能である。
〔考案の効果〕
以上詳述した如く本考案の射出成形機用ノズル
ヒータによれば、矩形断面形状の有する高い剛性
によりノズル上でゆるみや位置ずれ生ずることが
なく、またノズルとヒータとの接触面積が大きい
ので、ヒータで発生した熱を素早くノズルに伝達
することができる。したがつて、ヒータとノズル
との間の温度差が少なくなり、ノズルの温度を精
度よく制御することができるので、ノズル内の溶
融射出材料の温度を精度よく制御することができ
るようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による射出成型機用ノズルヒ
ータの説明図、第2図および第3図は、それぞ
れ、従来の射出成形機用ノズルヒータの説明図、
第4図は、断面形状による断面2次モーメントの
比較である。 1……ノズル、2……ヒータ、3……温度検知
部、4……ノズル先端部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 射出成形機のノズル外周面に配設され、通電時
    に加熱されるコイル状のヒータにおいて、ヒータ
    を形成する発熱線の断面形状を矩形とし、この断
    面矩形の発熱線の一側面を前記ノズル外周面に面
    接触させたことを特徴とする射出成形機用ノズル
    ヒータ。
JP1986096013U 1986-06-25 1986-06-25 Expired JPH0440893Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986096013U JPH0440893Y2 (ja) 1986-06-25 1986-06-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986096013U JPH0440893Y2 (ja) 1986-06-25 1986-06-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS633416U JPS633416U (ja) 1988-01-11
JPH0440893Y2 true JPH0440893Y2 (ja) 1992-09-25

Family

ID=30961273

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986096013U Expired JPH0440893Y2 (ja) 1986-06-25 1986-06-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57156321U (ja) * 1981-03-26 1982-10-01

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Publication number Publication date
JPS633416U (ja) 1988-01-11

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