JPH059145Y2 - - Google Patents

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JPH059145Y2
JPH059145Y2 JP1987110047U JP11004787U JPH059145Y2 JP H059145 Y2 JPH059145 Y2 JP H059145Y2 JP 1987110047 U JP1987110047 U JP 1987110047U JP 11004787 U JP11004787 U JP 11004787U JP H059145 Y2 JPH059145 Y2 JP H059145Y2
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heating cylinder
heating
band heater
cylinder
cover
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は加熱シリンダのバンドヒータ取付構造
に係り、特に、射出成形機や押出成形機などに装
着される加熱シリンダに設けられるバンドヒータ
に好適な加熱シリンダのバンドヒータ取付構造に
関する。
〔従来の技術〕
第5図及び第6図は加熱シリンダの一例を示す
正面図及び断面図である。
加熱シリンダ1は円筒形を成して射出成形機等
の本体に設けられたヘツドストツク2に取付ボル
ト3によつて固定されている。加熱シリンダ1の
内部には注入された樹脂を金型へ送り込むための
スクリユー4が回転自在に配置されている。スク
リユー4にはモータ等を用いた駆動機構5が連結
され、さらに駆動機構5にはスクリユー4を軸方
向に前後進させるための油圧シリンダ6が連結さ
れている。
さらに加熱シリンダ1の先端には、溶融樹脂を
金型に射出するためのノズル7が装着されてい
る。また、加熱シリンダ1の外周には所定幅のバ
ンドヒータ8が所定間隔に複数個が装着され、加
熱シリンダ1を所定温度に保持している。この温
度制御のために加熱シリンダ1の表面の数カ所に
温度センサ9が装着されている。バンドヒータ8
の熱放散を防止し、さらに人体への感電を防止す
るために、加熱シリンダ1の上半分の全長にカバ
ー10が装着されている。
第7図は、第5図及び第6図に示した加熱シリ
ンダ1を装着した射出成形機を示し、加熱シリン
ダ1は射出部本体11に取付けられ、該本体11
にビース状の樹脂材料の投入されるホツパ12が
取付けられている。射出部本体11は、電源装
置、制御装置等の収容された基台13が配置され
ている。加熱シリンダ1のノズル7に対向して該
ノズル7より溶融樹脂の注入を受ける金型14が
配設されている。
第8図及び第9図は従来のバンドヒータを示す
正面図及び断面図である。
加熱シリンダ1の外表面には、内部に電熱線1
7が所定のパターンに配設されている帯状のバン
ドヒータ8が巻き付けられ、下部に設けられた締
付具15をボルトによつて締付けることにより固
定されている。締付具15の近傍には電熱線17
に接続された一対の端子16が設けられ、各々に
熱電線17が接続されている。バンドヒータ8
は、加熱シリンダ1のほぼ全周に装着され、締付
具の間にわずかに〓間が生じる程度の構成にされ
ている。
第10図は、バンドヒータの制御回路を示す回
路図である。バンドヒータ8の各々の電熱線17
は、電磁接触器18Aを介して電源ライン19に
接続されている。加熱シリンダ1の加熱温度は、
温度センサ9によつて常時監視され、その検出温
度に基づいて温度調節器20は電磁触器18Aの
励滋コイル18Bをオン・オフさせる。電磁接触
器18Aがオン・オフ動作を繰返すことにより、
加熱シリンダ1の温度は所望の温度範囲に保持さ
れる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前述のように加熱シリンダ1の上部側は熱放散
防止用のカバー10で覆われ、加熱シリンダ1の
下部側はカバー10から開放された構造になつて
いる。このように加熱シリンダ1の上部側だけを
カバー10で覆う理由は、次の通りである。
バンドヒータ8からの発熱によつて生じる熱
気は上昇するから、加熱シリンダ1の上部側を
カバー10で覆つておけば、前記熱気の捕集が
ほとんどなされて熱放散防止に効果があるこ
と。
加熱シリンダ1の取付位置からみて、加熱シ
リンダ1の上部の方が人体と接触する可能性が
あり、一方、加熱シリンダ1の下部側には成形
機の基台13などがあるため人体と接触する可
能性がほとんどないこと。
給電用の端子16とバンドヒータ8の接続部
における保守、点検、ならびにバンドヒータ8
が緩んだときの締付具15による増締めなどの
作業を行うために、加熱シリンダ1の下部側は
カバー10から開放されている。
このような理由から、加熱シリンダ1の上部側
はカバー10で覆われ、加熱シリンダ1の下部側
はカバー10で覆われていないため、加熱シリン
ダ1の上部側と下部側では昇温性が異なる。
このため、加熱を開始してしばらくの間、加熱
シリンダの上部が下部に比べて早く昇温し、熱膨
脹に差異が生じ、加熱シリンダが僅かに垂下して
撓むという現象が生じる。この現象は十分に加熱
がなされた時点で解消するが、昇温途中でスクリ
ユー4の回転が行なわれた場合、スクリユー4が
加熱シリンダの内壁面に接触し、損傷を招くこと
になる。
本考案の目的は、上記従来技術の実情に鑑みて
なされたもので、加熱途中における加熱シリンダ
の撓み現象の発生を防止できるようにした加熱シ
リンダのバンドヒータ取付構造を提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために、本考案は、 水平状態に配置されて、先端にノズルを設けた
加熱シリンダと、 その加熱シリンダのほぼ全長にわたつて巻装さ
れ、前記加熱シリンダの下部側に配置された給電
用端子を有するバンドヒータと、 そのバンドヒータの外側に所定の間隔をおいて
設けられ、加熱シリンダの上部側を覆うととも
に、加熱シリンダの下部側が開放された熱放散防
止用カバーと、 前記加熱シリンダ内に配置されて、軸方向に移
動可能な例えばスクリユーなどの押出部材とを備
え、 前記バンドヒータからの加熱によつて加熱シリ
ンダ内の成形材料を溶融せしめ、その溶融状態の
成形材料を前記押出部材によつて前記ノズルから
金型へ射出する成形機を対象とするものである。
そして前記バンドヒータが前記加熱シリンダの
周方向において複数に分割され、その分割ヒータ
の前記熱放散防止用カバーで覆われている端部ど
うしを所定の間隔離して非加熱部を形成するとと
もに、その分割ヒータの非加熱部側の端部どうし
を電線で電気的に接続したことを特徴とする。
〔作用〕
加熱シリンダの上部に加熱部が形成されないよ
うにしたため、加熱シリンダの上部と下部の熱膨
脹の差異が低減し、加熱シリンダに撓みの生じな
いバンドヒータ取付構造を提供することができ
る。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示す正
面図及び側面断面図である。本実施例においては
第8図及び第9図と同一であるものには同一引用
数字を用いたので重複する説明は省略する。
第1図及び第2図に示すように、円周方向に2
分割したバンドヒータ20の各々の両端に端子2
1A,21Bを取付けるとともに、締付具22を
設ける。
バンドヒータ20は、加熱シリンダ1の上部に
おいて端子21Aと21Bが電線23によつて接
続され、電源供給は下部の端子21Aおよび21
Bより行なわれる。
バンドヒータ20の上部における間隔lは、ヒ
ータの消費電力、カバー10の装着状態、加熱シ
リンダ1の形状等により適宜設定するが、例え
ば、8mm〜12mmに設定される。
以上の構成により、加熱シリンダ1の下部のバ
ンドヒータ20の加熱能力に見合つた加熱が加熱
シリンダ1の上部で行なわれる。即ち、加熱シリ
ンダ1の上部の加熱の方が下部に比べて少ないた
め、カバー10の遮断効果の影響があつてもほぼ
上、下均等に熱膨脹し、加熱シリンダ1に撓みを
生じさせることが無い。
第3図のように、有効長が1000mmの加熱シリン
ダ1に6組のバンドヒータ20(合計で9.5KW)
を装着し、加熱開始からの時間を横軸に取り、ノ
ズル7のねじ込み部の平面部にダイヤルゲージ2
4を当て、加熱シリンダ1の曲がり具合を測定し
た結果が第4図である。
第4図より明らかなように、従来構成の場合、
加熱開始から15分経過のあたりで最大1.4mmもの
撓みを生じるのに対し、本考案においては、0.38
mm程度の撓みを生じるにすぎない。この0.38mm程
度の撓みは、加熱シリンダ1のスクリユー外径と
シリンダ内壁間の公差程度であるので、加熱昇温
中にスクリユー4が駆動されたとしても、加熱シ
リンダの内面に接触する恐れはない。
〔考案の効果〕
以上説明した通り、本考案によれば、加熱シリ
ンダの上部に非加熱領域を設けるようにしたた
め、加熱シリンダの上,下をほぼ均等に熱膨脹で
き、加熱シリンダに撓みを生じさせることがな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示す正
面図及び側面断面図、第3図は本考案のデータを
得るための具体的実施例を示す加熱シリンダの正
面図、第4図は本考案と従来の加熱シリンダの撓
み特性図、第5図及び第6図はバンドヒータを装
着した加熱シリンダの一例を示す正面図及び断面
図、第7図は射出成形機の一例を示す正面図、第
8図及び第9図は従来のバンドヒータの装着構造
を示す正面図及び側面断面図、第10図はバンド
ヒータの制御回路の一例を示す回路図である。 1……加熱シリンダ、4……スクリユー、7…
…ノズル、10……カバー、20……バンドヒー
タ、21A,21B……端子、22……締付具、
23……電線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 水平状態に配置されて、先端にノズルを設けた
    加熱シリンダと、 その加熱シリンダのほぼ全長にわたつて巻装さ
    れ、前記加熱シリンダの下部側に配置された給電
    用端子を有するバンドヒータと、 そのバンドヒータの外側に所定の間隔をおいて
    設けられ、加熱シリンダの上部側を覆うととも
    に、加熱シリンダの下部側が開放された熱放散防
    止用カバーと、 前記加熱シリンダ内に配置されて、軸方向に移
    動可能な押出部材とを備え、 前記バンドヒータからの加熱によつて加熱シリ
    ンダ内の成形材料を溶融せしめ、その溶融状態の
    成形材料を前記押出部材によつて前記ノズルから
    金型へ射出する成形機において、 前記バンドヒータが前記加熱シリンダの周方向
    において複数に分割され、その分割ヒータの前記
    熱放散防止用カバーで覆われている端部どうしを
    所定の間隔離して非加熱部を形成するとともに、
    その分割ヒータの非加熱部側の端部どうしを電線
    で電気的に接続したことを特徴とする成形機。
JP1987110047U 1987-07-20 1987-07-20 Expired - Lifetime JPH059145Y2 (ja)

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JPS6416319U JPS6416319U (ja) 1989-01-26
JPH059145Y2 true JPH059145Y2 (ja) 1993-03-08

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Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5549484B2 (ja) * 1977-04-11 1980-12-12

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JPS4965759U (ja) * 1972-09-22 1974-06-08
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JPS6416319U (ja) 1989-01-26

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