JP3007990U - 射出成形機の加熱筒後部の温調構造 - Google Patents
射出成形機の加熱筒後部の温調構造Info
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- JP3007990U JP3007990U JP1994011384U JP1138494U JP3007990U JP 3007990 U JP3007990 U JP 3007990U JP 1994011384 U JP1994011384 U JP 1994011384U JP 1138494 U JP1138494 U JP 1138494U JP 3007990 U JP3007990 U JP 3007990U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 加熱筒後部の温調を冷却可能にすることによ
って、加熱筒を短くしたのと同じ効果を得て、原料樹脂
の熱履歴時間を短くし物性の低下を防止すると共に、原
料の喰込み不良やスクリュの回転トルク不足を回避す
る。 【構成】 加熱筒後部の加熱用ヒータと加熱筒との間
に、冷却パイプを巻いて設け、冷却水を流すようにし
た。
って、加熱筒を短くしたのと同じ効果を得て、原料樹脂
の熱履歴時間を短くし物性の低下を防止すると共に、原
料の喰込み不良やスクリュの回転トルク不足を回避す
る。 【構成】 加熱筒後部の加熱用ヒータと加熱筒との間
に、冷却パイプを巻いて設け、冷却水を流すようにし
た。
Description
【0001】
射出成形機の加熱筒後部(原料供給口直近における加熱筒の温調区間)におけ る温度調節(温調)であって、具体的には加熱のみならず簡単な構成により冷却 も行い得るようにした温調構造に関する。
【0002】
熱分解し易い原料樹脂の成形、計量ストロークの短い成形、および成形サイク ルの長い成形の場合には、加熱筒後部の温度を原料樹脂が溶融しないように低く することが原料の熱履歴時間を短くするために有効となる。従来は、加熱筒後部 の温度設定を充分下げて、ヒータに通電しないようにしたが、加熱筒後部に隣接 する温調区間からの熱伝導によって実際の温度は下がらないのである。
【0003】
この対策としては、冷却水通路をアルミニュウムで鋳込んで一体に設けたヒー タ等を使用することもあるが、特殊品であり、高価でもあるので実用的ではなか った。 また、最良の方法は加熱筒とスクリュをより短いものに交換することであるが 、現実には手間とコストが膨大となり不可能である。
【0004】
そこで、加熱筒後部の加熱用ヒータと加熱筒の間に冷却パイプを巻き冷却水を 流すようにしたのである。
【0005】
上記のように構成することにより、加熱筒後部の冷却を含めた温調が容易に且 つ効果的に実施出来、加熱筒後部の温度を充分低くすることが出来た。
【0006】
次に、本考案の一実施例を示す図1に基ずいて説明する。 1はスクリュであり、加熱筒2に前後進および回転自在に嵌挿されている。3 は冷却パイプであり、熱の伝導性が良い銅などからなり、ヒータと加熱筒との接 触面積を多くするため方形とすることが望ましい。 4および13は加熱用の電気ヒータであり、従来から一般に使用されている所 謂バンドヒータである。 5はサーモカップルであり、加熱筒2内部の温度を検出して、冷却パイプの冷 却水量またはヒータの電力を、図示しない制御装置で制御することによって、加 熱筒2の温度をフィードバック制御するのである。
【0007】 6はハウジングであり、加熱筒基部10を固着するための孔と、ホッパ8に貯 留した原料を加熱筒に導く原料供給口9と、加熱筒基部10を冷却するための冷 却水通路7とを有する。
【0008】 11は冷却パイプ3への冷却水の入り口であり、12はその出口である。11 および12はホースなどと接続するため、カプラであることが取り扱いにおいて 有利である。 冷却ホースに冷却水を流すかどうかは、前記の温度制御装置における温度設定 値次第であるが、計量ストロークが比較的短い場合には原料が溶融しない低い温 度とするので、冷却することになる。
【0009】
加熱筒後部が冷却出来ることによって、加熱筒が見掛け上短くなったと同じ効 果が得られる。つまり、熱履歴時間が短くなるため、熱劣化し易い原料において も物性の低下が少なくなる。 溶融し易い原料樹脂では、加熱筒後部で溶融してスクリュに原料が喰込まない 現象が起こるが、本考案により解決可能である。 また、加熱筒後部での原料溶融によって、スクリュの回転トルクが不足してス クリュが回転不可能な場合がある。この場合も加熱筒後部が冷却出来ることによ ってスクリュ回転可能となる。
【図1】本考案の一実施例を示す、加熱筒後部の部分概
略断面図である。
略断面図である。
1 スクリュ 8 ホッパ 2 加熱筒 9 原料落下口 3 冷却パイプ 10 加熱筒基部 4 ヒータ 11 冷却水入り口 5 サーモカップル 12 冷却水出口 6 ハウジング 13 ヒータ 7 冷却水通路
Claims (2)
- 【請求項1】 原料供給口直近における加熱筒の温調区
間において、加熱用ヒータと加熱筒の間に冷却パイプを
設けたことを特徴とする射出成形機の温調構造。 - 【請求項2】 冷却パイプの断面が方形である請求項1
における射出成形機の温調構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994011384U JP3007990U (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | 射出成形機の加熱筒後部の温調構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994011384U JP3007990U (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | 射出成形機の加熱筒後部の温調構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3007990U true JP3007990U (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=43143828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994011384U Expired - Lifetime JP3007990U (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | 射出成形機の加熱筒後部の温調構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3007990U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014021041A1 (ja) * | 2012-07-30 | 2014-02-06 | 三菱重工業株式会社 | 巻き付け用冷却配管 |
JP2016083866A (ja) * | 2014-10-27 | 2016-05-19 | 日精樹脂工業株式会社 | 射出成形機の加熱装置 |
-
1994
- 1994-08-19 JP JP1994011384U patent/JP3007990U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014021041A1 (ja) * | 2012-07-30 | 2014-02-06 | 三菱重工業株式会社 | 巻き付け用冷却配管 |
JP2016083866A (ja) * | 2014-10-27 | 2016-05-19 | 日精樹脂工業株式会社 | 射出成形機の加熱装置 |
US10112332B2 (en) | 2014-10-27 | 2018-10-30 | Nissei Plastic Industrial Co., Ltd. | Heating device of injection molding machine |
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