JPH0611990U - 産業用ロボットのケーブル固定装置 - Google Patents
産業用ロボットのケーブル固定装置Info
- Publication number
- JPH0611990U JPH0611990U JP5554292U JP5554292U JPH0611990U JP H0611990 U JPH0611990 U JP H0611990U JP 5554292 U JP5554292 U JP 5554292U JP 5554292 U JP5554292 U JP 5554292U JP H0611990 U JPH0611990 U JP H0611990U
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- JP
- Japan
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- arm
- cable
- fixed
- fixing device
- fixing
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 第1アーム1と、この第1アーム1に回動自
由に取り付けられた第2アーム2と、両アーム内にまた
がつて挿入配置されたケーブル3とを有し、前記ケーブ
ル3を、前記第1アーム1内と第2アーム2内でそれぞ
れ固定具4、5で固定した産業用ロボットのケーブル固
定装置において、第1アーム1と第2アーム2の回動軸
上に両固定具4、5を配置し、かつ、一方の固定具4を
動かないようにアームに固定し、他方の固定具5を回動
軸方向のみ移動可能に固定するようにしたもの。 【効果】 ケーブルを処理する空間が狭くてすみ、か
つ、ケーブルに損傷が生じることがない。
由に取り付けられた第2アーム2と、両アーム内にまた
がつて挿入配置されたケーブル3とを有し、前記ケーブ
ル3を、前記第1アーム1内と第2アーム2内でそれぞ
れ固定具4、5で固定した産業用ロボットのケーブル固
定装置において、第1アーム1と第2アーム2の回動軸
上に両固定具4、5を配置し、かつ、一方の固定具4を
動かないようにアームに固定し、他方の固定具5を回動
軸方向のみ移動可能に固定するようにしたもの。 【効果】 ケーブルを処理する空間が狭くてすみ、か
つ、ケーブルに損傷が生じることがない。
Description
【0001】
本考案は、産業用ロボットのケーブル固定装置に関し、特に2本のアーム内に またがつて挿入配置されたケーブルの固定装置に関するものである。
【0002】
従来のケーブルの固定装置を図5に示す。 図5において、1は第1アーム、2は第2アームで前記第1アーム1に矢印A 方向に回動自由に取り付けられ、図示しない駆動装置によって回動する。3は第 1アーム1および第2アーム2内にまたがつて挿入配置されたケーブルで、固定 具4、5によって前記第1アーム1および第2アーム2に固定されている。
【0003】
しかしながら、このような従来技術においては、ケーブル3の固定区間が長い ため、ケーブル3が第2アームの回動途中に、第1アーム1または第2アーム2 に接触して損傷したり、また、ケーブル3を処理するための空間を広くする必要 があるなどの問題があつた。 本考案はこのような問題を解決するためになされたもので、ケーブルを処理す る空間が狭くてすみ、かつ、ケーブルに損傷が生じることのないケーブル固定装 置を提供することを目的とするものである。
【0004】
この目的を達成するために、本考案の産業用ロボットのケーブル固定装置は、 第1アームと第2アームの回動軸上に両固定具を配置し、かつ、一方の固定具を 動かないようにアームに固定し、他方の固定具を回動軸方向のみ移動可能に固定 するようにしている。
【0005】
【作用】 回動軸上にケーブルが固定されるので、ケーブルの処理に必要な空間は狭くて よく、また、一方の固定具を動かないようにアームに固定し、他方の固定具を回 動軸方向のみ移動可能に固定しているので、アームが回転し、ケーブルがその回 転軸方向にねじられても引張り力がケーブルに働くことはなく、ケーブルに損傷 は生じない。
【0006】
本考案の実施例を図1ないし図4に示す。なお、図5と同一符号は、同一また は相当する部分を示している。 図1において、固定具4および固定具5は、第1アーム1と第2アーム2の回 動軸上に配置されている。また、固定具4は、第1アーム1に動かないように固 定され、固定具5は、第2アーム2に回動軸方向のみ移動可能に固定されている 。 図2ないし図4は、固定具5側の取り付け部の詳細を示している。 固定具5は、2枚1組で、両方からケーブル3を挟み込むようにしており、ボ ルト6によってケーブル3と一体化されている。固定具5は、回動軸方向に長手 に設けられた長穴7を有しており、この長穴7にワッシャ8とカラー9を通した ボルト10を通すようにしている。ボルト10は第2アーム2に螺合され、これ により、固定具5は、第2アーム2に回動軸方向のみ移動可能に固定される。 このような構成において、ケーブル3の処理はつぎのように行われる。 第2アーム2が第1アーム1に対して回動運動を行うと、ケーブル3は、回動 軸上の狭い空間内でのみ動きが生じる。このとき、第1アーム1の固定具4はケ ーブル3と第1アーム1とを完全に固定しているため、第2アーム2の固定具5 には、アーム回転方向にねじりが生じ、そのため、ケーブル3には、ケーブルの 束の外側と内側の円周差により、回動軸方向に引張り力が働くことになる。しか し、固定具5には回動軸方向に長穴7が設けられているため、この固定具5は、 ケーブル3に発生する力の方向に移動し、その結果、ケーブル3には引張り力は 働かなくなる。したがって、ケーブル3にはなんら損傷が生じない。
【0007】
以上述べたように、本考案によれば、第1アームと第2アームの回動軸上に両 固定具を配置し、かつ、一方の固定具を動かないようにアームに固定し、他方の 固定具を回動軸方向のみ移動可能に固定するようにしているので、ケーブルを処 理する空間が狭くてすみ、かつ、ケーブルに損傷が生じることがないという効果 がある。
【図1】本考案の実施例を示すケーブル固定装置の要部
の側断面図である。
の側断面図である。
【図2】本考案の実施例における固定具の詳細を示す側
面図である。
面図である。
【図3】図2におけるA−A線に沿う断面図である。
【図4】図2におけるB−B線に沿う断面図である。
【図5】従来のケーブル固定装置の要部を示す側断面図
である。
である。
1 第1アーム 2 第2アーム 3 ケーブル 4 固定具 5 固定具 6 ボルト 7 長穴 8 ワッシャ 9 カラー 10 ボルト
Claims (1)
- 【請求項1】 第1アームと、この第1アームに回動自
由に取り付けられた第2アームと、両アーム内にまたが
つて挿入配置されたケーブルとを有し、前記ケーブル
を、前記第1アーム内と第2アーム内でそれぞれ固定具
で固定した産業用ロボットのケーブル固定装置におい
て、 前記第1アームと第2アームの回動軸上に両固定具を配
置し、かつ、一方の固定具を動かないようにアームに固
定し、他方の固定具を回動軸方向のみ移動可能に固定し
たことを特徴とする産業用ロボットのケーブル固定装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5554292U JP2553843Y2 (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 産業用ロボットのケーブル固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5554292U JP2553843Y2 (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 産業用ロボットのケーブル固定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0611990U true JPH0611990U (ja) | 1994-02-15 |
JP2553843Y2 JP2553843Y2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=13001607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5554292U Expired - Fee Related JP2553843Y2 (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 産業用ロボットのケーブル固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2553843Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002532275A (ja) * | 1998-12-18 | 2002-10-02 | エービービー エービー | ロボット装置 |
JP2014030893A (ja) * | 2012-07-12 | 2014-02-20 | Canon Inc | ロボット |
US10894328B2 (en) | 2018-03-29 | 2021-01-19 | Fanuc Corporation | Robot wiring additional routing method and robot |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5346105B2 (ja) | 2012-03-27 | 2013-11-20 | ファナック株式会社 | 線条体処理装置 |
-
1992
- 1992-07-14 JP JP5554292U patent/JP2553843Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002532275A (ja) * | 1998-12-18 | 2002-10-02 | エービービー エービー | ロボット装置 |
JP4831867B2 (ja) * | 1998-12-18 | 2011-12-07 | エービービー エービー | 産業用ロボットおよびその動作方法 |
JP2014030893A (ja) * | 2012-07-12 | 2014-02-20 | Canon Inc | ロボット |
US10894328B2 (en) | 2018-03-29 | 2021-01-19 | Fanuc Corporation | Robot wiring additional routing method and robot |
US11305439B2 (en) | 2018-03-29 | 2022-04-19 | Fanuc Corporation | Robot wiring additional routing method and robot |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2553843Y2 (ja) | 1997-11-12 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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