JPH0351115Y2 - - Google Patents

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JPH0351115Y2
JPH0351115Y2 JP7592486U JP7592486U JPH0351115Y2 JP H0351115 Y2 JPH0351115 Y2 JP H0351115Y2 JP 7592486 U JP7592486 U JP 7592486U JP 7592486 U JP7592486 U JP 7592486U JP H0351115 Y2 JPH0351115 Y2 JP H0351115Y2
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electrode
end member
central member
cylindrical surface
cable
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、産業用ロボツトに係り、特に、塗
装、シーリング作業に用いて好適なフレキシブル
な手首機構に関するものである。
「従来の技術」 一般に、工業用ロボツトのアームには、屈曲自
在な手首機構が設けられている。このような手首
機構として、第2図に示す手首機構が知られてい
る。これらの図に示す手首機構は、上下に向けて
配置された工業用ロボツトのアーム1と、該アー
ム1の上面に回転可能に設けられた円筒状の第1
端部材2と、第1端部材2の上部に傾斜した状態
で回転可能に設けられた円筒状の中央部材4と、
中央部材4の上部に前記中央部材4と異なる方向
に傾斜した状態で回転可能に設けられた円筒状の
第2端部材6とによつて手首機構本体8が構成さ
れている。
前記手首機構本体8の第1端部材2は、アーム
1の円筒部材10によつて軸線2Aを中心に回転
し、前記中央部材4は、アーム1の回転軸11に
設けられた歯車12と噛合する歯車13によつ
て、軸線4Aを中心に第1端部材2に対して相対
回転するようになつている。また、前記第2端部
材6は、前記中央部材4の回転に伴い、その下部
に設けられた歯車17が、中央部材4に連結部材
18を介して固定された歯車19により回転させ
られて、軸線6Aを中心に中央部材4に対して相
対回転するようになつている。
また、第2端部材6の上部中空部6aには、各
種作業を行う作業装置20が設けられ、この作業
装置20には、電力を供給するケーブル21が接
続されている。前記ケーブル21は、第2図に示
すように、第2端部材6の側部に設けられた貫通
孔22を経由して、中空部6aから外部に向けて
配置され、更に、手首機構本体8の外周面に沿っ
て図中上下方向に配設され、その途中には、ケー
ブル21を手首機構本体8の外面に支持する支持
部材23,23が、ケーブル21同士を連結する
コネクタ24が設けられている。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで、上記の手首機構Aにおいては、第1
端部材2、中央部材4、第2端部材6の相対回転
に伴って、以下のような不具合が生じていた。
(1) ケーブル21に繰り返しのねじれと、曲げが
生じ、該ケーブル21の破断が起こる。
(2) ケーブル21が部材と接触して、該ケーブル
21の切断が起こる。
(3) ケーブル21が緊張することによつて、前記
第1端部材2、中央部材4、第2端部材6の回
転範囲に制限が生ずる。
また、上記の手首機構にあっては、第1端部材
2、中央部材4、第2端部材6を組み付けた後
に、貫通孔22にケーブル21を挿通しなければ
ならないため、その作業が面倒であり、装置全体
が完成するまでに多くの時間を要するという問題
があつた。
「問題点を解決するための手段」 この考案は、上記に事情に鑑みてなされたもの
であつて、ケーブルを保護しつつワーク(部材)
の回転範囲の拡大を図る手首機構を得ることを目
的とし、この目的を達成するために、中央部材と
その両端側の第1、第2端部材とからなる筒状の
3部材を直列に相対回転可能に設け、第1、第2
端部材の端部筒面と、中央部材の端部円筒面とを
それぞれ対向するように設け、前記第1端部材の
円筒面の周方向に沿つて第1電極を設け、該第1
の電極と摺動する第2の電極を前記第1端部材の
円筒面と対向する中央部材の一端部円筒面に設
け、かつ前記第2部材の円筒面の周方向に沿つて
第3の電極を設け、該第3の電極と摺動する第4
の電極を前記第2端部材の円筒面と対向する中央
部材の他端部円筒面に設け、前記第2の電極と第
3の電極との間を電気的に接続するケーブルを配
設するようにしている。
「作用」 この考案によれば、第1端部材が中央部材に対
して相対回転した場合に、第1の電極と第2の電
極とが摺動し、また、中央部材が第2端部材に対
して相対回転した場合に、第4の電極と第3の電
極とが摺動する。
「実施例」 以下、この考案の実施例について第1図を参照
して説明する。なお、以下実施例では、従来の技
術で示した手首機構と共通する構成要素について
同一符号を付し説明を省略する。
図において符号30,32,34は、同じ曲率
を持つパイプ材によつてそれぞれ形成された円筒
状の第2端部材、中央部材、第1端部材である。
前記第2端部材30の下端部横断面の外周は真
円に形成されており、その周方向に沿つてスリッ
プリング(第3の電極)36,36,36が固定
されている。また、前記第2端部材30には、塗
装、シーリング作業を行う作業装置37が設けら
れている。この作業装置37は、モータ37a
と、該モータ37aを第2端部材30の上面に固
定するモータユニツト37bと、前記モータ37
aの変速を行う速度機37Cと、前記モータ37
aの回転軸37dの位置を検知する位置検出器3
7eとから構成されたものであつて、該作業装置
37からのケーブル38,38,38は前記スリ
ツプリング36,36,36にそれぞれ接続され
ている。
前記中央部材32の上端部内面には、スリツプ
リング36,36,36とそれぞれ摺動するブラ
シ(第4の電極)39,39,39が設けられて
いる。これらブラシ39,39,39は、前記第
2端部材30の外側円筒面と対向する中央部材3
2の内側円筒面に設けられたものであつて、中央
部材32の内部に配設されたケーブル43,4
3,43介在させて該中央部材32下端部のブラ
シ(第2の電極)44,44,44にそれぞれ電
気的に接続されている。
前記ブラシ44,44,44は、前記ブラシ3
9,39,39と同様に中央部材32の下端部内
面に設けられて、第1端部材34の上端外周面に
固定されたスリツプリング(第1の電極)46,
46,46とそれぞれ摺動するようになつてい
る。
前記スリツプリング46,46,46が固定され
た第1端部材34の上端の外側円筒面は、前記中
央部材32の内側円筒面と対向するように配置さ
れており、その断面形状は真円に形成されてい
る。
前記スリツプリング46,46,46には、ケ
ーブル50,50,50が設けられており、該ケ
ーブル50,50,50の下端部にはソケツト5
1,51,51が設けられている。これらソケツ
ト51,51,51は、アーム1の円筒部材10
が所定の位置(第1図に示す位置)にまで回転し
たときに、該円筒部材10に設けられたピン5
2,52,52とそれぞれ接続されるようになつ
ている。また、前記ピン52,52,52にはア
ーム1の中空部1aに配置されて電源に接続され
たケーブル53,53,53がそれぞれ設けられ
ている。
次に、上記のように構成された手首機構の作用
について説明する。
図示しない駆動モータによつて回転軸11が駆動
すると、第1端部材34が中央部材32に対して
相対回転し、かつ、中央部材32が第2端部材3
0に対して相対回転する。これによつて、ブラシ
44,44,44がスリツプリング46,46,
46とそれぞれ摺動するとともに、ブラシ39,
39,39がスリツプリング36,36,36と
それぞれ摺動する。これによつて、ケーブル5
0,50,50と対応するケーブル43,43,
43との接続状態が保たれ、ケーブル43,4
3,43と対応するケーブル38,38,38と
の接続状態が保たれる。
また、図示しない第2駆動モータによつて円筒
部材10が回転すると、第1端部材34がアーム
1に対して相対回転する。このとき、前記第1端
部材34が第1図に示したように配置されるとソ
ケツト51,51,51とピン52,52,52
が係合して、ケーブル50,50,50とケーブ
ル53,53,53とが接続状態となる。
上記のように構成された手首機構においては、
第1端部材34、中央部材32、第2端部材30
が相対回転した場合に、ブラシ44,44,44
がスリツプリング46,46,46とそれぞれ摺
動し、ブラシ39,39,39がスリツプリング
36,36,36とそれぞれ摺動して、ケーブル
50,50,50と対応するケーブル43,4
3,43との接続状態が常時保たれ、かつ、ケー
ブル43,43,43と対応するケーブル38,
38,38との接続が常時保たれることによつ
て、従来の手首機構に使用された一体型ケーブル
のような、ケーブルのねじれ、あるいは該ケーブ
ルと回転する部材との引つ掛かり等による、ケー
ブル同士の接触不良、切断が防止されて、これら
ケーブルの保護が行なわれる。
また前記第1端部材34、中央部材32、第2
端部材30の相対的な位置によらず、これら部材
の接続状態が保たれるようになつているので、前
記部材の回転が制御されずに、自由度の大きい動
作を行うことができる。
なお、上記実施例では第2端部材30にスリツ
プリング36,36,36を、中央部材32の上
端部にブラシ39,39,39を設けたが、必ず
しもこれに限定されず、第2端部材30にブラシ
を、中央部材32にスリツプリングを設けるよう
にしても良い。また、第1端部材34にスリツプ
リング46,46,46を、中央部材32の下端
部にブラシ44,44,44を設けたが、必ずし
もこれに限定されず、第1端部材34にブラシ
を、中央部材32にスリツプリングを設けるよう
にしても良い。
「考案の効果」 以上詳細に説明したように、この考案によれば
第1端部材と第2端部材の円筒面に第1、第3の
電極をそれぞれ設け、前記第1、第3の電極と摺
動する第2、第4の電極を前記第1、第2端部材
の円筒面と対向する中央部材両端部の円筒面にそ
れぞれ設け、前記第2、第4の電極を接続するケ
ーブルを設けたので、第1端部材、中央部材、第
2端部材の相対的な位置によらず、前記第1、第
3の電極間の接続状態が常時保たれて、これら部
材の回転が自由に行なわれる。従って、前記第1
端部材、中央部材、第2端部材の回転に際して、
部材の軸方向に向けて配置されたケーブルに無理
な力が掛からず、これによつて、該ケーブルの保
護が行なわれるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の構成を示す正断面
図、第2図は従来の手首機構をそれぞれ示す正断
面図である。 30……第2端部材、32……中央部材、34
……第1端部材、36……スリツプリング(第3
の電極)、39……ブラシ(第4の電極)、43…
…ケーブル、44……ブラシ(第2の電極)、4
6……スリツプリング(第1の電極)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 中央部材とその両端側の第1、第2端部材とか
    らなる筒状の3部材を直列に相対回転するように
    設け、前記第1、第2端部材の端部円筒面と、中
    央部材の端部円筒面とをそれぞれ対向するように
    設けてなり、 前記第1端部材の円筒面の周方向に沿つて第1
    の電極を設け、該第1の電極と摺動する第2の電
    極を前記第1端部材の円筒面と対向する中央部材
    の一端部円筒面に設け、かつ、前記第2端部材の
    円筒面の周方向に沿つて第3の電極を設け、該第
    3の電極と摺動する第4の電極を前記第2端部材
    の円筒面と対向する中央部材の他端部円筒面に設
    けるとともに、前記第2の電極と第4の電極との
    間を電気的に接続するケーブルを配設したことを
    特徴とする手首機構。
JP7592486U 1986-05-20 1986-05-20 Expired JPH0351115Y2 (ja)

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JP7592486U JPH0351115Y2 (ja) 1986-05-20 1986-05-20

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JP7592486U JPH0351115Y2 (ja) 1986-05-20 1986-05-20

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JPS62188385U JPS62188385U (ja) 1987-11-30
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