JPH0351114Y2 - - Google Patents

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JPH0351114Y2
JPH0351114Y2 JP2248185U JP2248185U JPH0351114Y2 JP H0351114 Y2 JPH0351114 Y2 JP H0351114Y2 JP 2248185 U JP2248185 U JP 2248185U JP 2248185 U JP2248185 U JP 2248185U JP H0351114 Y2 JPH0351114 Y2 JP H0351114Y2
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【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本考案は産業用ロボット、マニブレータなどの
旋回機械における配線構造に係り、とくに固定台
から旋回台の機械へ導かれる電線やホースなどの
ケーブルが旋回台の旋回によつて絡まないととも
に旋回角を大きくされるようにした旋回機械にお
ける配線構造に関する。
B 発明の概要 ケーブルが固定台の側から旋回台に設けた機械
へ導かれている旋回機械において、 ケーブルが通される枠形鎖状体は複数段に設け
られ、かつそれぞれの一端は回転受板を介して連
結され、各枠形鎖状体の他端はそれぞれ旋回台と
固定台に固定されていることにより、 旋回台が1回転以上回転できるようにしたもの
である。
C 従来の技術 旋回機械の一例としての産業用ロボツトを第6
図に示す。同図において1は固定台、2は旋回台
17は肩部、18はアーム部である。上記ロボツ
トにおいて、A部内には図では省略するが、アー
ム18等の駆動及び制御のため各種のケーブル類
が固定台1から旋回台2を通して旋回台上のアク
チユエータなど所要機器に導き出されている。前
記ケーブル類は複数本束にしてフレキシブルチユ
ーブに挿入され、このフレキシブルチユーブが複
数本まとめられて束線バンドで数個所束ねられ断
面長方形になつている。
D 考案が解決しようとする問題点 上記において、ケーブルはその一端が固定台に
固定され、他端は旋回台の回転(通常ほぼ1回
転)に対しての長さに余裕を持つように適当に長
さに設け、この余裕分をU字又はS字形等に曲げ
て旋回台外周と固定台内側間の空間に収納されて
いる。しかし、ケーブルは旋回の都度張られた
り、たるまされたりするので、旋回台が回転して
いるうちにケーブルがからまつて断線する恐れが
ある。この傾向は、旋回角度が大きいほど大きな
たるみを持たせるので甚だしい。また、旋回速度
が早いほど甚だしい。
そこで、本出願人は先に実願昭59−71869号に
よつて、上記ケーブルを枠形鎖状体に納めること
によつて上述の問題を解決することを提案した。
しかし、この枠形鎖状体を用いると、該枠形鎖状
体の長さによつて旋回台の回転が1回転以下に制
限され、旋回台の1回転以上の回転が多いにも拘
わらず、この要望を満すことができないという問
題が残されていた。
本考案は、上記従来の諸問題を解決した熱回機
械の配線構造を提供することを目的とする。
E 問題点を解決するための手段 本考案に係る旋回機械における配線構造は、固
定台と、この固定台に対向して旋回する旋回台と
を備え、ケーブルが固定台の側から旋回台に取付
けた機械の側へ導出されている旋回機械におい
て、複数個の枠が互いに回動自在に連結されてな
る枠形鎖状体を複数段に分けて固定筒の内側空間
に配設して、各枠形鎖状体の一端部を回転受板を
介して連結し、各枠形鎖状体のそれぞれの他端は
旋回台と固定台に固定し、前記枠形鎖状体内にケ
ーブルが通されてなることを特徴とする。
F 作用 旋回台が旋回するとき、まず最初ケーブルを収
納した第1段目の枠形鎖状体が旋回台によつて引
き回わされ、第1段目の枠形鎖状体が限界角度ま
で回転したとき、引続いて次段の枠形鎖状体が引
回わされるもので、各段の枠形鎖状体がそれぞれ
引回わされる回転角を合算した角度が旋回筒の回
転し得る角度であり、したがつて1回転以上の旋
回筒の回転が可能となる。
G 実施例 以下本考案を第1〜5図に示す実施例について
説明する。第5図は本考案の要部断面図で、第2
図は第1図B−B線断面図、第3図は第1図C−
C線断面図、第4図は第3図D−D線断面図であ
る。
各図において、本考案に係る固定台1は外端に
筒部1aを有し、該筒部1aの先端に旋回台を支
え部1bを有し、さらに、旋回台支え部1bに組
込まれたベアリング3を具備している。ベアリン
グ3は旋回台支え部1bに固定したベアリング締
結用外蓋15に押えられ、旋回台支え部1bに固
定されている。そして、旋回台2の先端にベアリ
ング締結用内蓋4を固定してあつて、これらの各
部材がベアリング3により固定台1に対して回転
自在に固定支持されている。また、6はモータ、
5はモータ6と連結した減速機である。したがつ
て、モータ6の出力軸が回転し減速機5へ入力さ
れると固定台1に対して旋回台2は回転し、これ
により旋回台2はロボツトの一自由度を形成す
る。
しかして、減速機5を取付けている固定台1の中
心支持軸1Cと固定台筒部1aとの間に回転受板
12を中間に配設してその両側に2つの空間S1
S2を形成し各空間S12にはそれぞれ2段に分かれ
て枠形鎖状体7,7aを収納し、各枠形鎖状体
7,7aに固定台側から旋回台側へ導出されるケ
ーブル9が収納されている。空間S1のケーブル9
の基端は固定台筒部1aを挿通して電源側に導か
れている。8はケーブル挿通孔に装着して該ケー
ブル9を保護する保護ゴム栓である。
前記枠形鎖状体7,7aは第5図に斜視図で示
すように、矩形の枠20が、その対向側面に各一
対設けた突起21と孔22とを使用して隣接する
ものどうしを回転可能に鎖状に連結されたもので
あり、ケーブルベア(商品名)と通称されてい
る。
第1図の空間S1に収納される枠形鎖状体7は第
2図に示すように、空間S2に収納される。枠形鎖
状体7aは第3図に示すようにそれぞれ約1回転
と少し旋回させ、かつ、それぞれ空間S1,S2内で
中心方向に移動できるように配置している。
まず、空間S12に配置する枠形鎖状体7の一端
はボルト13によりベアリング締結用内蓋13に
固定されている。ボルト14の位置は第2図に符
号イで示す。また、枠形鎖状体7の他端はボルト
14により回転受板12に固定されている。ボル
ト14の位置は第2図に符号ロで示す。
一方、空間S2に配置する枠形鎖状体7aの一端
は固定金具10により固定台1に固定されてお
り、固定金具10の位置は第2図に符号ハで示
す。また、枠形鎖状体7aの他端はボルト(図で
は表れない)により回転受板12に固定されてい
る。ボルトの位置は第3図に符号ニで示す。回転
受板12は、前述のように、枠形鎖状体7,7a
の各一端をボルトによりそれぞれ結合するための
もので、固定台筒部1aの内周に回転自在に配置
されている。第2図に示す11は環状体の案内部
材で枠形鎖状体7とともにベアリング締結用内蓋
4に固定してあり、該枠形鎖状体7と一体に回転
するとき、これの巻き付をガイドをするものであ
る。また、16は渦巻状の板ばねで、枠形鎖状体
7aの内側に沿って配置してあり、その一端は固
定支持軸1Cにボルト24で固定し、他端は枠形
鎖状体7aの外端部の鎖状体7a1に固定してい
る。この板ばね16は枠形鎖状体7aがみだりに
内側に寄らないよう所定の弾性でもつて、該枠形
鎖状体7aを外側に押しているものである。通常
はケーブル9が内部に入つているためその伸長し
ようとする弾性で枠形鎖状体7aは外へ脹らんだ
状態となり、したがつて枠形鎖状体7aの絡み付
はないが、より安全性、確実性を向上するために
板状ばね24を設けているのである。また、枠形
鎖状体7と7aの内部に通されるケーブル9は第
3図、第4図に示すように回転受板12の周縁部
に形成した開口部12aを通つて一方の枠形鎖状
体7aから他方の枠形鎖状体7へ連続して挿通さ
れている。さらに、ケーブル9は上述した枠形鎖
状体7,7a内を通して固定台1のコネクタと、
旋回台2上の所要機器との間に接続されている。
上記実施例の作用を説明すると、ロボツトの作
動時において、旋回台2が回転すると、これと一
体に回転するベアリング締結用内蓋4が枠形鎖状
体7の内方端部のボルト13による結合部を介し
て該枠形鎖状体7を内外に引き回わす。そして、
枠形鎖状体7がまず、第2図に示す回転角X°の
両端まで回転したら、つぎに枠形鎖状体7の外端
がボルト14を介して回転受板12を回転する。
これにより、回転受板12に一端を固定した枠形
鎖状体7aが引回わされ、第3図に示す回転角
Y°回転する。このようにして本実施例によると、
旋回台2は枠形鎖状体7,7aの各々の回転X°
+Y°≧400°の回転が可能となり、つまり、1回転
以上させることができる。
なお、図では枠形鎖状体7,7aを回転受板1
2を介して2段連結した例を示したが、さらに3
段、4段…と回転受板を介して多段に連結しても
よい。
H 考案の効果 本考案によると、ケーブルが通された枠形鎖状
体は複数段に設けられ、相互間は回転受板を介し
て連結されているので、旋回台の回転につれて一
方の枠形鎖状体がその限界角まで回転した後はさ
らに他方の枠形鎖状体が回転されるので、したが
って、枠形鎖状体が1段の場合に比べ旋回台の回
転角を非常に大きく確保できる。とくに、旋回台
の回転角を大きく確保することはロボツト、マニ
ブレータ等の旋回機械では大きな課題であつた
が、本考案によりこの問題を解決できた。しか
も、ケーブルは枠形鎖状体に入つているので、旋
回台が高速度、広角度で旋回してケーブルがひき
ずられてずれ動いても、ケーブルはその動作に整
然と追従し、互に絡つたり摩耗、損傷することが
なく、安全で寿命が長いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案に係る配線構造の実施例
を示し、第1図は第3図A部の断面図、第2図は
第1図B−B断面図、第3図は第1図C−C断面
図、第4図は第3図D−D断面図、第5図は枠形
鎖状体の斜視図、第6図は旋回機械の1例として
のマニブレータの側面図である。 1……固定台、1a……固定台筒部、2……旋
回台、7,7a……枠形鎖状体、9……ケーブ
ル、12……回転受板、S1,S2……空間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 固定台と、この固定台から突出された中心支持
    軸と、この中心支持軸を軸方向に取り囲むように
    固定台に形成された固定台筒部と、この固定台筒
    部に対向して配設され、その筒部先端にベアリン
    グを介して配設された旋回台とを備え、ケーブル
    が固定台の側から旋回台に取り付けた機械の側へ
    導出されている旋回機械において、 中心支持軸を貫通して固定台筒部の内側面に回
    転受板を固定し、この回転受板を挟んで固定台筒
    部内に2つの空間を形成し、この2つの空間に複
    数個の枠が互いに回動自在に連結されてなる枠形
    鎖状体を2段に分けて配設し、各枠形鎖状体の一
    端部を回転受板に連結し、各枠形鎖状体のそれぞ
    れの他端は旋回台と固定台に固定し、前記枠形鎖
    状体内にケーブルが通されてなることを特徴とす
    る旋回機械の配線構造。
JP2248185U 1985-02-19 1985-02-19 Expired JPH0351114Y2 (ja)

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JP2248185U JPH0351114Y2 (ja) 1985-02-19 1985-02-19

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JP2248185U JPH0351114Y2 (ja) 1985-02-19 1985-02-19

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JPS61141091U JPS61141091U (ja) 1986-09-01
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JPH056077Y2 (ja) * 1989-08-17 1993-02-17
JP2589448B2 (ja) * 1993-10-13 1997-03-12 高千穂交易株式会社 チェーン状ケーブル保持具
JP3808410B2 (ja) * 2002-07-24 2006-08-09 住友重機械工業株式会社 金型反転式成形機

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JPS61141091U (ja) 1986-09-01

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