JPH06119678A - 光磁気記録方法 - Google Patents

光磁気記録方法

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JPH06119678A
JPH06119678A JP19607193A JP19607193A JPH06119678A JP H06119678 A JPH06119678 A JP H06119678A JP 19607193 A JP19607193 A JP 19607193A JP 19607193 A JP19607193 A JP 19607193A JP H06119678 A JPH06119678 A JP H06119678A
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JP
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laser
power
magneto
power laser
irradiation
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Application number
JP19607193A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Nakagi
義幸 中木
Takashi Tokunaga
隆志 徳永
Yoshio Fujii
善夫 藤井
Tatsuya Fukami
達也 深見
Yuji Kawano
裕司 川野
Kazuo Hajima
一夫 羽島
Kazuhiko Tsutsumi
和彦 堤
Yoshio Aso
好夫 麻生
Tomoji Morita
知二 森田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B7/006Overwriting
    • G11B7/0062Overwriting strategies, e.g. recording pulse sequences with erasing level used for phase-change media

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録パワーの変動許容範囲の拡大および記録
特性の向上を図ることができる光磁気記録方法を提供す
る。 【構成】 ハイパワーレーザPHの照射前および照射後
にローパワーレーザPLより低いパワーの第3および第
4のレーザを照射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光強度変調オーバラ
イト可能な光記録媒体に、記録レーザを照射して記録を
行う光磁気記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図20は例えば特開平3−219449
号公報に示された従来の光磁気記録方法によって記録さ
れる光磁気記録媒体を示す構成図、図21は図20に示
す光磁気記録媒体への記録を行う記録装置の概要を示す
斜視図である。図において、1は基板、2はこの基板1
上に形成され垂直磁気異方性を有する第1磁性層、3は
この第1磁性層2に設けられ交換結合力で第1磁性層2
と結合される第2磁性層、4は第3磁性層、5は第4磁
性層で、これら1〜5で記録媒体10を構成している。
6は記録媒体10を回転駆動する駆動モータ、7はレー
ザ光8を出射する半導体レーザ、9は半導体レーザ7か
ら出射されるレーザ光8を集光し、記録媒体10上に入
射する集光レンズ、11はバイアス磁界を発生させるバ
イアス磁石である。
【0003】次に、上記のように成される従来の光磁気
記録媒体のオーバーライト動作について説明する。ま
ず、記録媒体10は成膜後、第2〜第4磁性層3、4、
5の遷移金属副格子磁気モーメントを最初に一度だけ下
向きに配向させておき、バイアス磁界はバイアス磁石1
1により上向きに発生させる。図22において、白抜き
矢印は磁化を、白抜き矢印中の矢印または単独で示す矢
印は遷移金属副格子磁気モーメントを、斜線部は各磁性
層間で磁壁が生じている状態を、横棒線はキュリー温度
以上に昇温し強磁性が失われている状態をそれぞれ示し
ている。
【0004】図22(A)において、まず、半導体レー
ザ7の出力を再生時より上昇させ、レーザ光8の集光ス
ポット内の各磁性層を第1磁性層2のキュリー温度近傍
まで昇温させると、第2磁性層3の副格子磁化方向は変
化せず、第2磁性層3の副格子磁化が第1磁性層2に転
写され、第1磁性層2の副格子磁化は下向きになる。こ
のとき、第3および第4磁性層4、5は動作に対して特
に寄与することはなく、第3磁性層4の磁化が消失して
も第4磁性層5との交換結合力で再び同方向に磁化さ
れ、状態「0」、すなわちローパワープロセスが行われ
る。
【0005】又、図22(B)において、第2磁性層3
のキュリー温度近傍まで上記ローパワープロセスと同様
にして昇温させると、第1および第3磁性層2、4の磁
化は消失するが、第4磁性層5の副格子磁化方向は変化
しない。そして、第1および第3磁性層2、4からの交
換結合力を受けず、第2磁性層3の副格子磁化はバイア
ス磁界により上向きになる。次に、第1磁性層2のキュ
リー温度より降温させると、第2磁性層3の副格子磁化
が第1磁性層2に転写され、第1磁性層2の副格子磁化
は上向きになる。又、第3磁性層4のキュリー温度より
降温させると、第3磁性層4の副格子磁化は第4磁性層
5と揃い下向きになる。さらに温度が下がり第2磁性層
3の副格子磁化は第3磁性層4を介して第4磁性層5の
副格子磁化と揃い下向きとなって、状態「1」、すなわ
ちハイパワープロセスが行われる。以上のようにして、
記録レーザ強度を少なくとも2値に変調することでオー
バーライトが可能になる。
【0006】しかしながら、光強度変調オーバーライト
による記録中には、記録情報の消去を行うローパワーレ
ーザPLと、新記録情報の記録を行うハイパワーレーザ
PHとのいずれかが照射されている。すなわち、ハイパ
ワーレーザPHの照射直前までローパワーレーザPLが
照射されているため、このローパワーレーザPL照射に
より生じた熱は記録媒体10中で熱拡散を起こし、ハイ
パワーレーザPHの照射を行う部位の基体温度を予め昇
温する。この昇温された部位にハイパワーレーザPHを
照射して記録を行うと、ローパワーレーザPLのレベル
変化により記録特性の変化が生じる。又、ハイパワーレ
ーザPH照射後のローパワーレーザPL照射に関しても
同様の作用が生じる。すなわち、上記したような従来の
光磁気記録方法では、ハイパワーレーザPHとローパワ
ーレーザPL相互の熱干渉が発生する。
【0007】そして、このような熱干渉を低減する方法
として、例えば特開平2−24443号公報に示されて
いるように、ハイパワーレーザPH照射を行った後に消
灯制御を行う方法が提案され、この方法により記録媒体
の過度の加熱を防止し、良好な記録が行えるとしてい
る。又、特開平5−73981号公報にはこのような方
法を、記録マークの端で情報を表すマークエッジ記録に
応用した例が示されている。これによればハイパワーレ
ーザPHとローパワーレーザPLとの間に、これらより
低いパワーのレーザを照射する領域(以下、緩衝領域と
呼ぶ)を設けることでマーク形状の制御を行っており、
マークエッジ記録においてエッジシフトの抑制を可能と
している。
【0008】ここに示される記録においては、記録媒体
として交換結合力で結合された2磁性層を用い、バイア
ス磁石の他に初期化磁石を用いてオーバーライト記録を
行っている。又、光強度変調型のオーバーライト方式で
ある相変化型記録方法においても、例えば特開平4−1
63730号公報に示されるように、書き込みパワーと
してのハイパワーレーザPHの後に、通常より低いロー
パワーレーザPLを照射する方法が提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の光磁気記録方法
は以上のようにしてなされ、ハイパワーレーザPH照射
後にローパワーレーザPLより低いパワーのレーザを照
射する緩衝部を設けているとは言うものの、ハイパワー
レーザPHとローパワーレーザPL相互の熱干渉の影響
を取り除くことは困難であるという問題点があった。
【0010】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ハイパワーレーザPHとローパ
ワーレーザPL相互の熱干渉を低減することにより、記
録パワーの変動許容範囲の拡大および記録特性の向上を
図ることができる光磁気記録方法を提供することを目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る光磁気記録方法は、交換結合力で結合された多層磁性
膜でなる記録媒体に記録情報の消去を行うローパワーレ
ーザPLと新情報の記録を行うハイパワーレーザPHと
を変調して照射し光強度変調オーバーライトを行う光磁
気記録方法において、ハイパワーレーザPHの照射前お
よび照射後にローパワーレーザPLより低いパワーの第
3および第4のレーザを照射するようにしたものであ
る。
【0012】又、この発明の請求項2に係る光磁気記録
方法は、ハイパワーレーザPHの照射前にローパワーレ
ーザPLより低いパワーの第3のレーザを照射するよう
にしたものである。
【0013】又、この発明の請求項3に係る光磁気記録
方法は、ハイパワーレーザPHの照射前にローパワーレ
ーザPLより低いパワーの第3のレーザおよびハイパワ
ーレーザPHより高いパワーの第5のレーザを順次照射
するとともにハイパワーレーザPHの照射後にローパワ
ーレーザPLより低いパワーの第4のレーザを照射する
ようにしたものである。
【0014】又、この発明の請求項4に係る光磁気記録
方法は、ハイパワーレーザPHの照射前にローパワーレ
ーザPLより低いパワーの第3のレーザおよびハイパワ
ーレーザPHより高いパワーの第5のレーザを順次照射
するようにしたものである。
【0015】又、この発明の請求項5に係る光磁気記録
方法は、第5のレーザのパワーを時間とともに変化させ
るようにしたものである。
【0016】又、この発明の請求項6に係る光磁気記録
方法は、ハイパワーレーザPHを複数のレーザパルス列
で構成するとともにハイパワーレーザPHの照射前およ
び照射後にローパワーレーザPLより低いパワーの第3
および第4のレーザを照射するようにしたものである。
【0017】又、この発明の請求項7に係る光磁気記録
方法は、ハイパワーレーザPHを複数のレーザパルス列
で構成するとともにハイパワーレーザPHの照射前にロ
ーパワーレーザPLより低いパワーの第3のレーザを照
射するようにしたものである。
【0018】又、この発明の請求項8に係る光磁気記録
方法は、複数のレーザパルス列の列間のパワーをローパ
ワーレーザPLのパワー以下に設定して照射するように
したものである。
【0019】又、この発明の請求項9に係る光磁気記録
方法は、第3および第4のレーザのパワーを同一値に設
定して照射するようにしたものである。
【0020】又、この発明の請求項10に係る光磁気記
録方法は、第3および第4のレーザのパワーを再生を行
うレーザのパワーと同一値に設定して照射するようにし
たものである。
【0021】又、この発明の請求項11に係る光磁気記
録方法は、第3のレーザのパワーを再生を行うレーザの
パワーと同一値に設定して照射するようにしたものであ
る。
【0022】又、この発明の請求項12に係る光磁気記
録方法は、第3のレーザを600を線速度(m/se
c)で除した値をナノ秒で表した時間(nsec)より
短時間照射するようにしたものである。
【0023】又、この発明の請求項13に係る光磁気記
録方法は、第3のレーザのパワーを複数のレベルで構成
するとともに各レベル値は順次増大させて照射するよう
にしたものである。
【0024】
【作用】この発明における光磁気記録方法は、ハイパワ
ーレーザPHの少なくとも照射前に、ローパワーレーザ
PLより低いパワーの第3のレーザを照射し、又、ハイ
パワーレーザPHの照射前に、ローパワーレーザPLよ
り低いパワーの第3のレーザおよび、ハイパワーレーザ
PHより高いパワーの第5のレーザを順次照射して、ハ
イパワーレーザPHおよびローパワーレーザPL間の熱
干渉を低減する。
【0025】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例を図について説明す
る。ハイパワープロセスによる情報「1」の記録の際に
は、図1に示すように熱分布のために記録マークPm
辺はローパワープロセスによる情報「0」の記録が必然
的に成されてしまう。すなわち、セルフ・シャープニン
グ効果が発生する。このため情報「1」の情報の記録を
行うときには、その前後に情報「0」を記録するローパ
ワーを照射しなくても記録すべき情報は記録される。こ
のため従来の記録方法のように2値に変調して記録レー
ザを出射するよりも、情報「1」を記録するハイパワー
を照射する前後はレーザ照射による加熱を避けたほうが
熱干渉が少なくて良好な記録が可能となる。
【0026】図2はこの発明の実施例1における光磁気
記録方法に用いた記録波形を示す波形図である。図にお
いて、P3、P4は情報の記録を行うハイパワーレーザ
PHの照射前および照射後に、記録の消去を行うローパ
ワーレーザPLより低いパワーでそれぞれ時間τ3、τ4
の間照射される第3および第4のレーザであり緩衝領域
を形成している。
【0027】図3(A)は図2に示す記録波形におい
て、第3のレーザP3および第4のレーザP4のパワー
を1mW、照射時間τ3、τ4を40nsecとしたとき
の記録特性を、図3(B)に示す従来の記録方法におけ
る記録特性と比較して示す記録特性図である。なお、バ
イアス磁界は200Oe〜800Oeにわたって大きな
特性変化は見られなかったため、バイアス磁界として3
00Oeを印加して特性を得た、図において、CNRは
2MHzの上に5MHzの信号をオーバーライトしたと
きの値であり、消去比はその上に2MHzの信号を書い
たときの5MHzの信号変化分であり、40dB以上消
去されている領域をオーバーライト可能領域とした。
【0028】ここで、記録マークの間隔は1.5μmで
あり、ハイパワーレーザPHとローパワーレーザPL間
の干渉は勿論のこと、ハイパワーレーザPHとハイパワ
ーレーザPH間の干渉も大きな記録条件となっている。
又、線速度7.5m/secであるため、時間τ3(4
0nsec)だけ照射する間に記録媒体が移動する距離
は7.5m/sec×40nsec=0.3μmとな
る。このように、従来の方法による記録では図3(B)
から明らかなように、ハイパワーレーザPHとローパワ
ーレーザPL間に相互干渉が見られるが、実施例1にお
ける光磁気記録方法によれば、図3(A)から明らかな
ように、記録パワーの設定可能な範囲が著しく拡大して
おり、さらに良好なCNR(たとえば49dB以上の領
域)の範囲は、許容されるローパワーレーザPL上限の
限界近辺にまで及び、記録パワーが変動してもCNRが
低下する度合いは、従来の記録方法に比べて小さくなっ
ていることが分かる。
【0029】次に、図2における第3のレーザP3を変
化させ、CNRの変動を測定すると図4に示すような結
果が得られた。ここで、各緩衝時間τ3、τ4は等しく4
0nsecとした。なお、最適なローパワーレーザPL
は40mWであるから、図中第3のレーザP3が4mW
の場合の測定結果は従来の記録方法に匹敵する。図4に
示すように、第3のレーザP3を順次低下させるとCN
Rが向上することは明かであり、ローパワーレーザPL
より低いパワーの第3のレーザP3を照射する領域、す
なわち緩衝領域を設けることにより特性が改善されるこ
とは明白である。
【0030】さらに、第3のレーザP3とともに第4の
レーザP4を変化させ、CNRの変動を測定すると図5
に示すような結果が得られた。すなわち、図からも明ら
かなように、両レーザP3、P4を低下させてもCNR
が向上し、特性が改善されることは明白である。
【0031】又、図6(A)は1MHzのデューティ比
50%の記録を行ったときの2次歪に関する記録特性
を、図6(B)に示す従来の記録方法における記録特性
と比較して示す記録特性図である。なお、2次歪(搬送
波レベルに対する2次高調波レベルの差)はその信号の
デューティ比が50%になったところで極小となるもの
である。今、上記特性はデューティ比50%で記録を行
って得たものであるため、再生信号が極小になったとこ
ろが記録信号通りに記録できていることを表している。
【0032】図6(B)から明らかなように、従来の記
録方法ではローパワーレーザPLの増加に伴い、ハイパ
ワーレーザPHを低下させないと2次歪は極小とならな
いが、実施例1における記録方法によれば図6(A)か
ら明らかなように、最適ローパワーレーザPL(3.5
mW)近傍においては、ローパワーレーザPLが変化し
ても2次歪の変化は見られない。又、最適ローパワーレ
ーザPLにて、十分2次歪が小さい領域(−30dB以
下)を見ると、ハイパワーレーザPHの変化の許容幅が
拡大している。これらのことから、ハイパワーレーザP
Hを照射する前後に、ローパワーレーザPLより低いパ
ワーの第3のレーザP3および第4のレーザP4を照射
する緩衝領域を設けることにより、記録マークの長さで
記録を行うマークエッジ記録方式においても、記録パワ
ーの変動許容範囲の拡大が図れることは明かである。
【0033】実施例2.図7はこの発明の実施例2にお
ける光磁気記録方法に用いた記録波形を示す波形図、図
8は図7における光磁気記録方法によって記録を行った
場合の2次歪に関する記録特性を示す記録特性図であ
る。本実施例は図7に示すように、ハイパワーレーザP
Hの照射前にローパワーレーザPLより低いパワーの第
3のレーザP3を、時間τ3の間だけ照射する緩衝領域
を設けたものである。すなわち、この緩衝領域は、長い
マークを記録する際にハイパワーレーザPHの照射前端
部は予熱効果が小さく、最高到達温度プロファイルはな
だらかなものになり、わずかながらローパワーレーザP
Lの予熱効果により記録マーク前端部のエッジ位置が変
化するのを防止するものである。
【0034】上記実施例2によれば、図8から明らかな
ように、ローパワーレーザPLの変動に対する2次歪極
小点はハイパワーレーザPHに依存せず、ハイパワーレ
ーザPHの変化による2次歪の変化も小さくなってい
る。又、第3のレーザP3を照射時間τ3=80nse
cの間照射し、順次パワーを低下させていくと、図9に
示すように、CNRは第3のレーザP3の低下とともに
増加し、上記実施例1と同様の効果を得ることができ
る。
【0035】実施例3.図10はこの発明の実施例3に
おける光磁気記録方法に用いた記録波形を示す波形図で
ある。本実施例は図10に示すように、図2における実
施例1の記録波形のハイパワーレーザPHの立ち上がり
部に、ハイパワーレーザPHより高いパワーの第5のレ
ーザP5を照射して角出し領域を設けたものであり、こ
の角出し領域は、ハイパワーレーザPHの立ち上がり部
の急峻な温度上昇を行い、ローパワーレーザPLによる
予熱効果を補助することによって、記録マークの前端部
を太くして十分な再生信号が得られるように機能するも
のである。
【0036】図10において、ハイパワーレーザPH:
7.5mW、ローパワーレーザPL:3.0mW、第3
のレーザP3:1.0mW、第4のレーザP4:1.0
mW、第5のレーザP5:9.0mW、τ3、τ4:50
nsec、τ5:30nsecとした場合の再生波形の
立ち上がりは、従来の記録方法でハイパワーレーザP
H:7.5mW、ローパワーレーザPL:3.0mWと
した場合に比較し、約1.3倍急峻になった。この立ち
上がりが急峻になることで、マークエッジ記録において
記録特性が改善される。なお、第5のレーザP5の設定
条件は上記実施例の条件に限定されるわけではなく、例
えば図11に示すような条件でも上記同様の効果が得ら
れることを確認した。
【0037】実施例4.図12はこの発明の実施例4に
おける光磁気記録方法に用いた記録波形を示す波形図で
ある。本実施例は図12に示すように、図7における実
施例2の記録波形のハイパワーレーザPHの立ち上がり
部に、ハイパワーレーザPHより高いパワーの第5のレ
ーザP5を照射して角出し領域を設けたものである。こ
のように、ハイパワーレーザPHの照射前にのみローパ
ワーレーザPLより低いパワーの第3のレーザP3を照
射する場合に、第5のレーザP5を照射して角出し領域
を設けても、上記実施例3と同様に立ち上がりが急峻と
なり、マークエッジ記録に対する記録特性が改善される
ことが確認された。
【0038】実施例5.尚、上記各実施例3、4では、
角出し領域を形成する第5のレーザP5を矩形、すなわ
ちパワーが一定の場合について説明したが、図13に示
すように、例えば第5のレーザP5をその最大値が10
mWからハイパワーレーザPHのレベルである7.5m
Wまで照射時間τ5=30nsecというように、時間
とともにパワーを変化させて照射するようにしても、実
施例3と同様の効果を得ることが確認された。
【0039】実施例6.図14はこの発明の実施例6に
おける光磁気記録方法に用いた記録波形を示す波形図で
ある。本実施例は図14に示すように、ハイパワーレー
ザPHを複数のパルス列PH1で構成し、各パルス列P
H1間にローパワーレーザPLと同じパワーの第6のレ
ーザP6を照射するようにしたものである。なお、具体
的にはローパワーレーザPL:3.0mW、第3のレー
ザP3:1.0mW、第4のレーザP4:1.0mW、
第3および第4のレーザの照射時間τ3、τ4:50ns
ec、パルス列PH1:9mW、パルス列の照射時間τ
H1:75nsec、第6のレーザの照射時間τ6:25
nsecにそれぞれ設定した。
【0040】上記実施例6によれば、書き込みに用いる
ハイパワーレーザPHのパワーに関係なく、2mW強の
パワーのローパワーレーザPLを用いることで、記録マ
ークを消去することが可能になる。これは、従来の記録
方法ではパワー6mWのハイパワーレーザPHで書き込
まれた記録マークは、パワー2mWのローパワーレーザ
PLで消去可能であるが、パワー8mWのハイパワーレ
ーザPHで書き込まれた記録マークは、パワー3mW以
上のローパワーレーザPLを照射しないと消去できなか
ったのと比較すると、長いマークを書き込むときの消去
比に関する記録可能なローパワーレーザPLの変化許容
幅の拡大が可能になる。
【0041】実施例7.尚、上記実施例6によれば、パ
ルス列PH1およびこのパルス列PH1間に照射される
第6のレーザP6を同じ値で繰り返して記録を行う場
合、すなわち、パルス列PH1のパルス幅を一定にして
記録を行う場合について説明したが、例えばパルス列の
照射時間τH1:75nsec、第6のレーザの照射時間
τ6:25nsecの場合と、パルス列の照射時間
τH1:30nsec、第6のレーザの照射時間τ6:2
0nsecの場合とを交互に繰り返し、ハイパワーレー
ザPHのパワーを10mWで行う等、パルス列PH1の
パルス幅を変化させるようにしても上記実施例6と同様
の効果を得ることができる。
【0042】実施例8.又、上記実施例6によれば、各
パルス列PH1のパワーを9mWと同じ値に設定して記
録を行う場合について説明したが、例えばパルス列PH
1:11mW、パルス列の照射時間τH1:50nsec
で照射した後、第6のレーザP6を照射する時間τ6
25nsecだけ間隔を置いて、パルス列PH1:9m
W、パルス列の照射時間τH1:25nsecを照射す
る。そして、以降交互に両パルス列PH1の照射を第6
のレーザP6を挟んで繰り返すことにより、パルス列内
での記録パワーを変化させて記録を行うようにしても、
上記実施例6と同様の効果を得ることができる。
【0043】実施例9.上記実施例6によれば、パルス
列PH1間に照射される第6のレーザP6のパワーを、
ローパワーレーザPLと同じ値にした場合について説明
したが、図15に示すように第6のレーザP6のパワー
を、ハイパワーレーザPHの照射前に照射され、緩衝領
域を形成する第3のレーザP3と同じ値にしても良好な
記録特性が得られ、パルス列間に照射される第6のレー
ザP6のパワーは低くした方が一層効果のあることが判
った。
【0044】実施例10.図16は図2に示す実施例1
の記録波形における緩衝時間τ3、τ4を変化させた場合
の特性を示す。図から明らかなように、緩衝時間τ3
τ4の増加に対してCNRは増加する。しかしながら、
緩衝時間τ3、τ4を100nsecにすると消し残りが
発生する。このようなことから、緩衝時間τ3、τ4は消
し残りがない状態の範囲内で、出来るだけ長い方が良い
ということが判る。又、図7に示す実施例2の記録波形
による記録方法と、従来の記録方法とを適用して、緩衝
時間τ3、τ4それぞれの限界値を調べたところ、図16
に示すと同様に100nsecにおいて消し残りが発生
することが確認された。
【0045】この値は記録媒体における熱拡散の度合い
によって決まる。したがって、消し残りがない状態で
は、緩衝時間τ3が80nsecであるから、この間の
記録媒体の移動距離は、線速度を7.5m/secとす
ると7.5×80=0.6μmとなる。すなわち、この
0.6μmという値は、セルフ・シャープニング効果の
及ぼす範囲である。このようにして、最大利用可能な緩
衝時間は、記録媒体の線速度によって変化するものの、
記録媒体の移動距離を0.6μm以内に設定、すなわち
換言すれば、600を線速度(m/sec)で除した値
を、ナノ秒で表した時間(nsec)より短い時間、第
3のレーザP3を照射するようにすれば、消し残りなく
良好なオーバーライトが可能になる。
【0046】実施例11.図17はこの発明の実施例1
1における光磁気記録方法に用いた記録波形を示す波形
図である。本実施例は図17に示すように、緩衝領域τ
3に照射される第3のレーザを、パワーの異なる2種の
レーザP31、P32に分割し、且つP31<P32の条件
で照射するようにしたものである。このように、ハイパ
ワーレーザPHの照射前に設定される緩衝領域τ3内の
第3のレーザをP31、P32に分割し、しかもハイパワ
ーレーザPH側のレーザP32の値をレーザP31の値よ
り大きく設定することで、レーザP32が記録磁区に対
して予熱効果を与え、例えば図10に示す実施例3にお
ける第5のレーザP5と同様に機能するので、再生波形
の立ち上がりが急峻となり十分な再生信号が得られると
いう効果がある。
【0047】実施例12.尚、上記実施例11では緩衝
領域に照射される第3のレーザを、それぞれの値の異な
る2つのレーザP31、P32に分割した場合について説
明したが、このように第3のレーザを段階状に変化させ
るものに限定されるものではなく、第3のレーザをロー
パワーレーザPL側からハイパワーレーザPH側に向か
って漸次増加する直線状に変化させても、上記実施例1
1と同様の効果を発揮することは言うまでもない。
【0048】実施例13.図18はこの発明の実施例1
3における光磁気記録方法に適用される半導体レーザか
ら出射される各レーザを発光するための各駆動電流の関
係を示す図、図19は図18に示す各駆動電流により発
光し半導体レーザから出射される各レーザにより形成さ
れる記録波形を示す波形図である。本実施例は図19に
示すように、再生パワーレーザPRの値を第3および第
4のレーザP3、P4の値と同一にし、且つ図18に示
すように再生パワーレーザPRを発光するための駆動電
流IRは常時流されている。そして、ハイパワーレーザ
PHを発光する場合には、ハイパワーレーザPHを発光
するに必要な値の駆動電流IHと、常時流されている駆
動電流IRとの差値(IH−IR)を駆動電流IRに重
畳して流せば良く、又、ローパワーレーザPLを発光す
る場合には、上記と同様に両駆動電流の差値(IL−I
R)を駆動電流IRに流せば良いので、適用される駆動
電流電源を小型化することができ、延いては記録装置自
体を簡素化できるという実用上の効果がある。
【0049】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、ハイパワーレーザPHの照射前および照射後にロ
ーパワーレーザPLより低いパワーの第3および第4の
レーザを照射するようにし、
【0050】又、この発明の請求項2によれば、ハイパ
ワーレーザPHの照射前にローパワーレーザPLより低
いパワーの第3のレーザを照射するようにし、
【0051】又、この発明の請求項3によれば、ハイパ
ワーレーザPHの照射前にローパワーレーザPLより低
いパワーの第3のレーザおよびハイパワーレーザPHよ
り高いパワーの第5のレーザを順次照射するとともにハ
イパワーレーザPHの照射後にローパワーレーザPLよ
り低いパワーの第4のレーザを照射するようにし、
【0052】又、この発明の請求項4によれば、ハイパ
ワーレーザPHの照射前にローパワーレーザPLより低
いパワーの第3のレーザおよびハイパワーレーザPHよ
り高いパワーの第5のレーザを順次照射するようにし、
【0053】又、この発明の請求項5によれば、第5の
レーザのパワーを時間とともに変化させるようにし、
【0054】又、この発明の請求項6によれば、ハイパ
ワーレーザPHを複数のレーザパルス列で構成するとと
もにハイパワーレーザPHの照射前および照射後にロー
パワーレーザPLより低いパワーの第3および第4のレ
ーザを照射するようにし、
【0055】又、この発明の請求項7によれば、ハイパ
ワーレーザPHを複数のレーザパルス列で構成するとと
もにハイパワーレーザPHの照射前にローパワーレーザ
PLより低いパワーの第3のレーザを照射するように
し、
【0056】又、この発明の請求項8によれば、複数の
レーザパルス列の列間のパワーをローパワーレーザPL
のパワー以下に設定して照射するようにし、
【0057】又、この発明の請求項9によれば、第3お
よび第4のレーザのパワーを同一値に設定して照射する
ようにし、
【0058】又、この発明の請求項10によれば、第3
および第4のレーザのパワーを再生を行うレーザのパワ
ーと同一値に設定して照射するようにし、
【0059】又、この発明の請求項11によれば、第3
のレーザのパワーを再生を行うレーザのパワーと同一値
に設定して照射するようにし、
【0060】又、この発明の請求項12によれば、第3
のレーザを600を線速度(m/sec)で除した値を
ナノ秒で表した時間(nsec)より短時間照射するよ
うにし、
【0061】又、この発明を請求項13によれば、第3
のレーザのパワーを複数のレベルで構成するとともに各
レベル値は順次増大させて照射するようにした。
【0062】したがって、ハイパワーレーザPHとロー
パワーレーザPL相互の熱干渉を低減し、記録パワーの
変動許容範囲の拡大および記録特性の向上を図ることが
できる光磁気記録方法を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】セルフ・シャープニング効果の概念を説明する
ための図である。
【図2】この発明の実施例1における光磁気記録方法に
用いた記録波形を示す波形図である。
【図3】図2に示す記録波形を用いた記録特性を、従来
の記録方法における記録特性と比較して示す記録特性図
である。
【図4】図2に示す記録波形における第3のレーザの変
化に伴うCNRの変動の傾向を示す図である。
【図5】図2に示す記録波形における第3および第4の
レーザの変化に伴うCNRの変動の傾向を示す図であ
る。
【図6】図2に示す記録波形で1MHzのデューティ比
50%の記録を行ったときの2次歪に関する記録特性
を、従来の記録方法における記録特性と比較して示す記
録特性図である。
【図7】この発明の実施例7における光磁気記録方法に
用いた記録波形を示す波形図である。
【図8】図7における光磁気記録方法によって記録を行
った場合の2次歪に関する記録特性を示す記録特性図で
ある。
【図9】図7に示す記録波形における第3のレーザの変
化に伴うCNRの変動の傾向を示す図である。
【図10】この発明の実施例3における光磁気記録方法
に用いた記録波形を示す波形図である。
【図11】図10に示す記録波形における第5のレーザ
の値およびその照射時間の条件を変化させた事例を示す
図である。
【図12】この発明の実施例4における光磁気記録方法
に用いた記録波形を示す波形図である。
【図13】この発明の実施例5における光磁気記録方法
に用いた記録波形を示す波形図である。
【図14】この発明の実施例6における光磁気記録方法
に用いた記録波形を示す波形図である。
【図15】この発明の実施例9における光磁気記録方法
に用いた記録波形を示す波形図である。
【図16】この発明の実施例9における光磁気記録方法
における緩衝時間の変化に伴うCNRの変動の傾向およ
び消し残り状態を示す図である。
【図17】この発明の実施例11における光磁気記録方
法に用いた記録波形を示す波形図である。
【図18】この発明の実施例13における光磁気記録方
法に適用される半導体レーザから出射される各レーザを
発光するための各駆動電流の関係を示す図である。
【図19】図18に示す各駆動電流により発光し半導体
レーザから出射される各レーザにより形成される記録波
形を示す波形図である。
【図20】従来の光記録方法によって記録される光磁気
記録媒体を示す構成図である。
【図21】図20に示す光磁気記録媒体への記録を行う
記録装置の概要を示す斜視図である。
【図22】図20に示す光磁気記録媒体への記録動作を
説明するための模式図である。
【符号の説明】
PH ハイパワーレーザ PL ローパワーレーザ PR 再生パワーレーザ P3 第3のレーザ P31、P32 分割レーザ P4 第4のレーザ P5 第5のレーザ P6 第6のレーザ PH1 パルス列 τ3、τ4、τ5、τ6 緩衝時間 IH ハイパワーレーザを発光するための駆動電流 IL ローパワーレーザを発光するための駆動電流 IR 再生パワーレーザを発光するための駆動電流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深見 達也 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社材料デバイス研究所内 (72)発明者 川野 裕司 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社材料デバイス研究所内 (72)発明者 羽島 一夫 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社材料デバイス研究所内 (72)発明者 堤 和彦 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社材料デバイス研究所内 (72)発明者 麻生 好夫 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社材料デバイス研究所内 (72)発明者 森田 知二 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社材料デバイス研究所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換結合力で結合された多層磁性膜でな
    る記録媒体に記録情報の消去を行うローパワーレーザP
    Lと新情報の記録を行うハイパワーレーザPHとを変調
    して照射し光強度変調オーバーライトを行う光磁気記録
    方法において、上記ハイパワーレーザPHの照射前およ
    び照射後に上記ローパワーレーザPLより低いパワーの
    第3および第4のレーザを照射するようにしたことを特
    徴とする光磁気記録方法。
  2. 【請求項2】 交換結合力で結合された多層磁性膜でな
    る記録媒体に記録情報の消去を行うローパワーレーザP
    Lと新情報の記録を行うハイパワーレーザPHとを変調
    して照射し光強度変調オーバーライトを行う光磁気記録
    方法において、上記ハイパワーレーザPHの照射前に上
    記ローパワーレーザPLより低いパワーの第3のレーザ
    を照射するようにしたことを特徴とする光磁気記録方
    法。
  3. 【請求項3】 交換結合力で結合された多層磁性膜でな
    る記録媒体に記録情報の消去を行うローパワーレーザP
    Lと新情報の記録を行うハイパワーレーザPHとを変調
    して照射し光強度変調オーバーライトを行う光磁気記録
    方法において、上記ハイパワーレーザPHの照射前に上
    記ローパワーレーザPLより低いパワーの第3のレーザ
    および上記ハイパワーレーザPHより高いパワーの第5
    のレーザを順次照射するとともに上記ハイパワーレーザ
    PHの照射後に上記ローパワーレーザPLより低いパワ
    ーの第4のレーザを照射するようにしたことを特徴とす
    る光磁気記録方法。
  4. 【請求項4】 交換結合力で結合された多層磁性膜でな
    る記録媒体に記録情報の消去を行うローパワーレーザP
    Lと新情報の記録を行うハイパワーレーザPHとを変調
    して照射し光強度変調オーバーライトを行う光磁気記録
    方法において、上記ハイパワーレーザPHの照射前に上
    記ローパワーレーザPLより低いパワーの第3のレーザ
    および上記ハイパワーレーザPHより高いパワーの第5
    のレーザを順次照射するようにしたことを特徴とする光
    磁気記録方法。
  5. 【請求項5】 第5のレーザのパワーを時間とともに変
    化させるようにしたことを特徴とする請求項3または請
    求項4記載の光磁気記録方法。
  6. 【請求項6】 交換結合力で結合された多層磁性膜でな
    る記録媒体に記録情報の消去を行うローパワーレーザP
    Lと新情報の記録を行うハイパワーレーザPHとを変調
    して照射し光強度変調オーバーライトを行う光磁気記録
    方法において、上記ハイパワーレーザPHを複数のレー
    ザパルス列で構成するとともに上記ハイパワーレーザP
    Hの照射前および照射後に上記ローパワーレーザPLよ
    り低いパワーの第3および第4のレーザを照射するよう
    にしたことを特徴とする光磁気記録方法。
  7. 【請求項7】 交換結合力で結合された多層磁性膜でな
    る記録媒体に記録情報の消去を行うローパワーレーザP
    Lと新情報の記録を行うハイパワーレーザPHとを変調
    して照射し光強度変調オーバーライトを行う光磁気記録
    方法において、上記ハイパワーレーザPHを複数のレー
    ザパルス列で構成するとともに上記ハイパワーレーザP
    Hの照射前に上記ローパワーレーザPLより低いパワー
    の第3のレーザを照射するようにしたことを特徴とする
    光磁気記録方法。
  8. 【請求項8】 複数のレーザパルス列の列間のパワーを
    ローパワーレーザPLのパワー以下に設定して照射する
    ようにしたことを特徴とする請求項6または請求項7記
    載の光磁気記録方法。
  9. 【請求項9】 第3および第4のレーザのパワーを同一
    値に設定して照射するようにしたことを特徴とする請求
    項1、請求項3および請求項6のいずれかに記載の光磁
    気記録方法。
  10. 【請求項10】 第3および第4のレーザのパワーを再
    生を行うレーザのパワーと同一値に設定して照射するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1、請求項3、請求項
    6および請求項9のいずれかに記載の光磁気記録方法。
  11. 【請求項11】 第3のレーザのパワーを再生を行うレ
    ーザのパワーと同一値に設定して照射するようにしたこ
    とを特徴とする請求項2、請求項3および請求項7のい
    ずれかに記載の光磁気記録方法。
  12. 【請求項12】 第3のレーザを600を線速度(m/
    sec)で除した値をナノ秒で表した時間(nsec)
    より短時間照射するようにしたことを特徴とする請求項
    1ないし請求項11のいずれかに記載の光磁気記録方
    法。
  13. 【請求項13】 第3のレーザのパワーを複数のレベル
    で構成するとともに各レベル値は順次増大させて照射す
    るようにしたことを特徴とする請求項1ないし請求項1
    2のいずれかに記載の光磁気記録方法。
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