JPH06118863A - カラーリップマンホログラムの作製方法 - Google Patents

カラーリップマンホログラムの作製方法

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JPH06118863A
JPH06118863A JP26239192A JP26239192A JPH06118863A JP H06118863 A JPH06118863 A JP H06118863A JP 26239192 A JP26239192 A JP 26239192A JP 26239192 A JP26239192 A JP 26239192A JP H06118863 A JPH06118863 A JP H06118863A
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hologram
mask
color
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JP26239192A
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Takashi Nishihara
隆 西原
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    • G03H1/20Copying holograms by holographic, i.e. optical means
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • G03H1/22Processes or apparatus for obtaining an optical image from holograms
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    • G03H2223/12Amplitude mask, e.g. diaphragm, Louver filter

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、満足できる明るい画質を得ることが
でき、またR,G,Bの各色の明るさのバランスをとれ
ることを最も主要な目的としている。 【構成】被写体のR,G,B像を記録したコピーマスタ
ーホログラム(リップマンホログラム)から、コンタク
トコピー法を用いて複製型のカラーリップマンホログラ
ムを作製する方法において、ホログラムの記録材料とし
て、所定の露光量以上の光で飽和する感光材料を用い、
感光材料をコピーマスターホログラムに密着させ、かつ
マスクをかけて順次コンタクトコピーを行ない、この際
に、R,G,Bの3色の光のうち、最初の色の光は、3
分の1の面積だけ光が透過する網点状のマスクをかけて
露光し、次の色の光は、2分の1の面積だけ光が透過す
る網点状のマスクをかけて露光し、最後の色の光は、マ
スクをかけずに露光して、R,G,B夫々の色の回折光
強度が1/3ずつになるようにしたことを特徴としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被写体のR,G,B像
を記録したコピーマスターホログラムであるリップマン
ホログラムから、コンタクトコピー法を用いて複製型の
カラーリップマンホログラムを作製する方法に係り、特
に満足できる明るい画質を得ると共に、R,G,Bの各
色の明るさのバランスをとり得るようにしたカラーリッ
プマンホログラムの作製方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、ホログラムの分野においては、被
写体のR,G,B像を記録したコピーマスターホログラ
ムであるリップマンホログラムから、コンタクトコピー
法を用いて複製型のカラーリップマンホログラムを作製
することが行なわれている。
【0003】この場合、従来の複製型のカラーリップマ
ンホログラムは、次のような工程で作製されている。
【0004】(a)コピーマスターホログラムの作成 例えば、図6に示すような光学系を用いて、R,G,B
のレーザー1R,1G,1Bからのレーザー光を、ミラ
ー2R,2G,2Bで反射し、さらにミラー3で反射
し、レンズ4により拡大光として導光し、被写体5の
R,G,B像を感光材料を塗布した乾板6に記録してリ
ップマンホログラムを作成する。このリップマンホログ
ラムが、R,G,Bのコピーマスターホログラムとな
る。なお、この場合、R,G,Bの各レーザー光での撮
影像は、同じ感光材料に記録してもよいし、別々の感光
材料に記録してもよい。
【0005】(b)R,G,B像のコピー 図7に示すようなリップマンホログラムのコンタクトコ
ピーの光学系を用いて、R,G,Bのレーザー7R,7
G,7Bからのレーザー光を、ミラー8R,8G,8B
で反射し、さらにミラー9で反射し、レンズ10により
拡大光として導光し、上記(a)の工程で作成したコピ
ーマスターホログラム(リップマンホログラム)6か
ら、R,G,Bの像(再生像)11を感光材料を塗布し
た1枚の乾板12上に順次コピーして、カラーホログラ
ムを作成する。
【0006】(c)ホログラムの再生 上記(b)の工程のコピーで作成されたカラーホログラ
ムを、図8に示すように白色光13で再生すると、被写
体のR,G,Bの像(再生像)14がそれぞれ、赤,
緑,青の色で再生される。この場合、観察者15には、
これらの像が重なって見えるため、被写体5の再生像が
カラーの像として観察できる。
【0007】しかしながら、このようなカラーリップマ
ンホログラムの作製方法では、次のような問題がある。
【0008】(a)上述の方法では、上記(b)の工程
でR,G,Bの画像を、感光材料を塗布した1枚の乾板
12に多重露光している。この多重露光を行なった場合
には、干渉縞が非常に複雑になるため、明るい像が再生
でき難く、現在の感光材料で満足できる明るい画質の得
られるものは、ほとんどないのが実情である。
【0009】(b)上述の多重露光では、各露光が互い
に影響し合うことから、R,G,Bの各色の明るさのバ
ランスをとることが非常に困難である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
カラーリップマンホログラムの作製方法においては、満
足できる明るい画質を得ることができなかったり、また
R,G,Bの各色の明るさのバランスをとることが難し
いという問題があった。
【0011】本発明は、上記のような問題点を解決する
ために成されたもので、満足できる明るい画質を得るこ
とができ、またR,G,Bの各色の明るさのバランスを
とることが可能なカラーリップマンホログラムの作製方
法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、被写体のR,G,B像を記録したコピーマスター
ホログラムであるリップマンホログラムから、コンタク
トコピー法を用いて複製型のカラーリップマンホログラ
ムを作製する方法において、まず、請求項1に記載の発
明では、ホログラムの記録材料として、所定の露光量以
上の光で飽和する感光材料を用い、当該感光材料をコピ
ーマスターホログラムに密着させ、かつマスクをかけて
順次コンタクトコピーを行なうことによって、被写体の
R,G,B像を別々の領域に記録するようにしている。
【0013】また、請求項2に記載の発明では、ホログ
ラムの記録材料として、所定の露光量以上の光で飽和す
る感光材料を用い、当該感光材料をコピーマスターホロ
グラムに密着させ、かつマスクをかけて順次コンタクト
コピーを行なう際に、R,G,Bの3色の光のうち、最
初の色の光は、3分の1の面積だけ光が透過する網点状
の第1のマスクをかけて露光し、次の色の光は、2分の
1の面積だけ光が透過する網点状の第2のマスクをかけ
て露光し、最後の色の光は、マスクをかけずに露光する
ことによって、R,G,Bそれぞれの色の回折光強度が
1/3ずつになるようにしている。
【0014】ここで、特に上記第1のマスクとしては、
その光透過部分が縦または横方向の複数本の直線状パタ
ーンからなるものを用い、また第2のマスクとしては、
その光透過部分が横または縦方向の複数本の直線状パタ
ーンからなるものを用いるようにしている。
【0015】
【作用】従って、本発明のカラーリップマンホログラム
の作製方法においては、ホログラムの記録材料として、
所定の露光量以上の光で飽和する感光材料を用い、感光
材料をコピーマスターホログラムに密着させ、マスクを
かけて順次コンタクトコピーを行なうことにより、被写
体のR,G,B像を別々の領域に記録して、多重露光に
よる画質の劣化を防止することができる。
【0016】また、上記コンタクトコピーを行なう際
に、R,G,Bの3色の光のうち、最初の色の光は、3
分の1の面積だけ光が透過する網点状の第1のマスクを
かけて露光し、次の色の光は、2分の1の面積だけ光が
透過する網点状の第2のマスクをかけて露光し、最後の
色の光は、マスクをかけずに露光することにより、R,
G,Bそれぞれの色の回折光強度が1/3ずつになるよ
うにして、R,G,Bの各色の明るさのバランスをとる
ことができる。
【0017】
【実施例】まず、本発明の考え方について説明する。
【0018】多重露光しないで画像を記録するために、
R,G,Bの画像を網点状の細かい点に分解し、それぞ
れの部分に1色ずつの像を記録する。このために、R,
G,B像をコピーする前述の(b)の工程で、網点状の
マスクを用いて露光を行なうことにより、網点状に分解
する。
【0019】しかし、この際に、マスクの位置を正確に
合わせるのは非常に難しく、どうしても重なり合った部
分ができてしまう。
【0020】そこで、良い色再現を得るためには、R,
G,Bの網点の面積の比率を1/3ずつにする必要があ
る。このため、次のような方法を用いる。
【0021】すなわち、まず、ホログラムの記録材料と
して、ある露光量の光をあてると飽和してしまい、それ
以上の露光に対しては反応が進まないタイプの感光材料
を用いる。
【0022】最初のコピーでは、1/3の光が透過する
ような網点状のマスクを用いて、コピーマスターの像を
コピーし、この部分を飽和させておく。この操作によ
り、最初の色の像が1/3の面積に記録される。
【0023】次に、2番目のコピーでは、1/2の光が
透過するような網点状のマスクをかけて、別の色の像を
コピーする。この時、前の画像の露光部分と重なった部
分は既に飽和しているため、像は記録されない。また、
重ならない部分の面積は、点が充分に小さい場合、統計
的に、1/2×(1−1/3)=1/3となり、2番目
の色の像が1/3の面積に記録される。
【0024】最後に、3番目のコピーでは、マスクなし
で3つ目の色の像を記録する。この時、前の2回のコピ
ーで既に露光されている部分は飽和しているため、像は
記録されない。このため、3番目の色の像は、残った1
−1/3−1/3=1/3の面積に記録される。
【0025】このようにすると、1/3ずつの面積に
R,G,B像が記録されることになる。
【0026】以下、上記のような考え方に基づく本発明
の一実施例について、図面を参照して詳細に説明する。
【0027】本実施例の方法では、次のような工程で複
製型のカラーリップマンホログラムを作製する。
【0028】(a)コピーマスターホログラムの作成 前述の場合と同様に、図6の光学系を用いて、R,G,
Bのレーザー1R,1G,1Bからのレーザー光を、ミ
ラー2R,2G,2Bで反射し、さらにミラー3で反射
し、レンズ4により拡大光として導光し、被写体5の
R,G,B像を感光材料を塗布した乾板6に記録してリ
ップマンホログラムを作成する。このリップマンホログ
ラムが、R,G,Bのコピーマスターホログラムとな
る。なお、この場合、R,G,Bの各レーザー光での撮
影像は、同じ感光材料に記録してもよいし、別々の感光
材料に記録してもよい。
【0029】(b)R,G,B像のコピー まず、ホログラムの記録材料として、ある露光量の光を
あてると飽和してしまい、それ以上の露光に対しては反
応が進まないタイプの感光材料を用いる。この種の感光
材料としては、例えばデュポン社のフォトポリマOMN
IDEXシリーズを用いることができる。
【0030】次に、図1に示すようなリップマンホログ
ラムのコンタクトコピーの光学系を用いて、R,G,B
のレーザー21R,21G,21Bからのレーザー光
を、ミラー22R,22G,22Bで反射し、さらにミ
ラー23で反射し、レンズ24により拡大光として導光
し、上記感光材料を塗布した乾板25を、上記(a)の
工程で作成したコピーマスターホログラム(リップマン
ホログラム)6に密着させて、その上にマスク26をか
けてR,G,Bの像(再生像)27をコンタクトコピー
して、カラーホログラムを作成する。
【0031】この場合、最初に、例えば図2の(a)に
示すように、1/3の光が透過するような網点状の第1
のマスク(その光透過部分が縦方向の複数本(図では4
本)の直線状パターンからなるもの)26Aをかけて、
R,G,Bの3色の光のうち、ある色(例えばR)のレ
ーザー光によって露光し、その色のコピーマスターの像
をコピーする。この際に、コピーで飽和値以上の露光を
かけるか、コピーの後にコヒーレントでない光を照射し
て、乾板25上の感光材料を飽和させる。この操作によ
って、最初の色の像が1/3の面積に記録される。
【0032】次に、例えば図2の(b)に示すように、
1/2の光が透過するような網点状の第2のマスク(そ
の光透過部分が横方向の複数本(図では4本)の直線状
パターンからなるもの)26Bをかけて、別の色(例え
ばG)のコピーマスターホログラムの像をコピーする。
この場合も、上記最初の露光と同じように露光部を飽和
させる。この操作によって、最初の露光と重なった部分
には像が記録されないため、2番目の色の像は1/3の
面積に記録される。
【0033】最後に、3番目にマスク26をかけない
で、3つ目の色(例えばB)のコピーマスターホログラ
ムの像を記録する。この場合も、前の2回のコピーで既
に露光されている部分は飽和しているため、像は記録さ
れない。このため、3番目の色の像は、残った1/3の
面積に記録される。
【0034】このようにして、図3に示すように、R,
G,Bの像が1/3ずつの面積に記録された網点状のホ
ログラムを作成する。
【0035】(c)ホログラムの再生 上記(b)の工程のコピーで作成されたカラーホログラ
ムを、図3に示すように白色光で再生すると、R,G,
Bの像が記録された細かい網点状の部分から、それぞれ
の色で像が再生される。そして、各点が充分に小さい時
には、これらの像が重なって、カラーの像として観察で
きる。
【0036】上述したように、本実施例では、被写体5
のR,G,B像を記録したコピーマスターホログラムで
あるリップマンホログラム6から、コンタクトコピー法
を用いて複製型のカラーリップマンホログラムを作製す
る方法において、ホログラムの記録材料として、所定の
露光量以上の光で飽和する感光材料を用い、この感光材
料を塗布した乾板25をコピーマスターホログラム6に
密着させ、かつマスク26をかけて順次コンタクトコピ
ーを行なう際に、R,G,Bの3色の光のうち、最初の
色の光は、3分の1の面積だけ光が透過する網点状の第
1のマスク26Aをかけて露光し、次の色の光は、2分
の1の面積だけ光が透過する網点状の第2のマスク26
Bをかけて露光し、最後の色の光は、マスク26をかけ
ずに露光することによって、R,G,Bそれぞれの色の
回折光強度が1/3ずつになるようにしたものである。
【0037】従って、被写体5のR,G,B像を別々の
領域に記録して、多重露光による画質の劣化を防止する
ことができ、もって従来の方法に比べて、明るいホログ
ラム画像を得ることが可能となる。
【0038】また、R,G,Bそれぞれの色の回折光強
度が1/3ずつになるようにして、R,G,Bの各色の
明るさを容易に揃えることができ、もってR,G,Bの
各色の明るさのバランスをとることが可能となる。
【0039】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、次のようにしても同様に実施できるものであ
る。
【0040】(a)上記実施例では、第1のマスク26
Aとして、その光透過部分が縦方向の複数本の直線状パ
ターンからなるものを用い、また第2のマスク26Bと
して、その光透過部分が横方向の複数本の直線状パター
ンからなるものを用いる場合について説明したが、これ
に限らず、例えば逆に、第1のマスク26Aとして、そ
の光透過部分が横方向の複数本の直線状パターンからな
るものを用い、また第2のマスク26Bとして、その光
透過部分が縦方向の複数本の直線状パターンからなるも
のを用いるようにしてもよい。
【0041】(b)上記実施例では、第1のマスク26
Aとして、その光透過部分が縦方向の複数本の直線状パ
ターンからなるものを用い、また第2のマスク26Bと
して、その光透過部分が横方向の複数本の直線状パター
ンからなるものを用いる場合について説明したが、これ
に限らず、第1のマスクとして、例えば図4の(a)に
示すようなパターンのもの28Aを用い、また第2のマ
スクとして、例えば図4の(b)に示すようなパターン
のもの28Bを用いるようにしてもよい。図5は、同マ
スクを用いて作製されるホログラムを示す平面図であ
る。
【0042】また、第1のマスク28Aと第2のマスク
28Bのパターンを、図4の逆にして用いるようにして
もよい。
【0043】(c)本発明において、第1のマスクおよ
び第2のマスクとしては、前述した図2、図4に示すパ
ターンのものに限定されるものではなく、その他のパタ
ーンのものを用いるようにしてもよい。
【0044】(d)本発明において、ある露光量の光を
あてると飽和してしまい、それ以上の露光に対しては反
応が進まないタイプの感光材料としては、前述したデュ
ポン社のフォトポリマOMNIDEXシリーズに限定さ
れるものではなく、その他のものを用いるようにしても
よい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、被
写体のR,G,B像を記録したコピーマスターホログラ
ムであるリップマンホログラムから、コンタクトコピー
法を用いて複製型のカラーリップマンホログラムを作製
する方法において、ホログラムの記録材料として、所定
の露光量以上の光で飽和する感光材料を用い、当該感光
材料をコピーマスターホログラムに密着させ、かつマス
クをかけて順次コンタクトコピーを行ない、またこの際
に、R,G,Bの3色の光のうち、最初の色の光は、3
分の1の面積だけ光が透過する網点状の第1のマスクを
かけて露光し、次の色の光は、2分の1の面積だけ光が
透過する網点状の第2のマスクをかけて露光し、最後の
色の光は、マスクをかけずに露光することによって、
R,G,Bそれぞれの色の回折光強度が1/3ずつにな
るようにしたので、満足できる明るい画質を得ることが
でき、またR,G,Bの各色の明るさのバランスをとる
ことが可能なカラーリップマンホログラムの作製方法が
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカラーリップマンホログラムの作
製方法の一実施例を示す概要図。
【図2】同実施例において用いるマスクの一例を示す平
面図。
【図3】同実施例により作製されるホログラムを示す平
面図。
【図4】本発明において用いるマスクの他の例を示す平
面図。
【図5】同他のマスクを用いて作製されるホログラムを
示す平面図。
【図6】カラーリップマンホログラムの作製方法におけ
るコピーマスターホログラムを作成する光学系の一例を
示す概要図。
【図7】カラーリップマンホログラムの作製方法におけ
る従来のリップマンホログラムのコンタクトコピーの光
学系の一例を示す概要図。
【図8】従来の方法により作製されるホログラムの再生
像の様子を示す概要図。
【符号の説明】
1R,1G,1B…R,G,Bのレーザー、2R,2
G,2B…ミラー、3…ミラー、4…レンズ、5…被写
体、6…乾板、21R,21G,21B…R,G,Bの
レーザー、22R,22G,22B…ミラー、23…ミ
ラー、24…レンズ、25…乾板、26…マスク、26
A…第1のマスク、26B…第2のマスク、27…R,
G,Bの像(再生像)、28A…第1のマスク、28B
…第2のマスク。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体のR,G,B像を記録したコピー
    マスターホログラムであるリップマンホログラムから、
    コンタクトコピー法を用いて複製型のカラーリップマン
    ホログラムを作製する方法において、 ホログラムの記録材料として、所定の露光量以上の光で
    飽和する感光材料を用い、当該感光材料を前記コピーマ
    スターホログラムに密着させ、かつマスクをかけて順次
    コンタクトコピーを行なうことによって、前記被写体の
    R,G,B像を別々の領域に記録するようにしたことを
    特徴とするカラーリップマンホログラムの作製方法。
  2. 【請求項2】 被写体のR,G,B像を記録したコピー
    マスターホログラムであるリップマンホログラムから、
    コンタクトコピー法を用いて複製型のカラーリップマン
    ホログラムを作製する方法において、 ホログラムの記録材料として、所定の露光量以上の光で
    飽和する感光材料を用い、当該感光材料を前記コピーマ
    スターホログラムに密着させ、かつマスクをかけて順次
    コンタクトコピーを行なう際に、 R,G,Bの3色の光のうち、最初の色の光は、3分の
    1の面積だけ光が透過する網点状の第1のマスクをかけ
    て露光し、次の色の光は、2分の1の面積だけ光が透過
    する網点状の第2のマスクをかけて露光し、最後の色の
    光は、マスクをかけずに露光することによって、R,
    G,Bそれぞれの色の回折光強度が1/3ずつになるよ
    うにしたことを特徴とするカラーリップマンホログラム
    の作製方法。
  3. 【請求項3】 前記第1のマスクとしては、その光透過
    部分が縦または横方向の複数本の直線状パターンからな
    るものを用い、また前記第2のマスクとしては、その光
    透過部分が横または縦方向の複数本の直線状パターンか
    らなるものを用いるようにしたことを特徴とする請求項
    2に記載のカラーリップマンホログラムの作製方法。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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