JPH0611858Y2 - キヤブオ−バ車のステアリング装置 - Google Patents
キヤブオ−バ車のステアリング装置Info
- Publication number
- JPH0611858Y2 JPH0611858Y2 JP1986010565U JP1056586U JPH0611858Y2 JP H0611858 Y2 JPH0611858 Y2 JP H0611858Y2 JP 1986010565 U JP1986010565 U JP 1986010565U JP 1056586 U JP1056586 U JP 1056586U JP H0611858 Y2 JPH0611858 Y2 JP H0611858Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steering column
- steering
- shift rod
- cab
- column
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Steering Controls (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案はキャブオーバ車のステアリング装置に関し、特
にその衝撃伝達防止構造に関する。
にその衝撃伝達防止構造に関する。
［従来の技術］ 第３図にはキャブオーバ車の運転席の一例を示す。図に
おいて、Ｓは乗員シートであり、Ｐはインストルメント
パネルである。ステアリングコラム１はキャブフロアＣ
１上に後方へ傾斜せしめて立設してあり、その上端部は
フロントパネルＣ２の上部に設けた上記インストルメン
トパネルＰのリーンホースメント（図略）に固定してあ
る。
おいて、Ｓは乗員シートであり、Ｐはインストルメント
パネルである。ステアリングコラム１はキャブフロアＣ
１上に後方へ傾斜せしめて立設してあり、その上端部は
フロントパネルＣ２の上部に設けた上記インストルメン
トパネルＰのリーンホースメント（図略）に固定してあ
る。
［考案が解決しようとする問題点］ 上記構造のステアリング装置において、フロントパネル
Ｃ２に衝撃が加わってこれが車両後方へ変形すると、こ
れに伴なってステアリングコラム１が後倒し、乗員に衝
撃が伝達されるおそれがある。
Ｃ２に衝撃が加わってこれが車両後方へ変形すると、こ
れに伴なってステアリングコラム１が後倒し、乗員に衝
撃が伝達されるおそれがある。
そこで、従来はフロントパネルＣ２を強化してその変形
を極力小さくしているが、変形を完全に防止することは
困難であり、かつ必要以上の強化は車両重量の増大とコ
ストアップを招く点で現実的でない。
を極力小さくしているが、変形を完全に防止することは
困難であり、かつ必要以上の強化は車両重量の増大とコ
ストアップを招く点で現実的でない。
本考案はかかる問題点に鑑みたもので、例えフロントパ
ネルが変形しても、これによる乗員への衝撃の伝達を有
効に防止できるキャブオーバ車のステアリング装置を提
供することを目的とする。
ネルが変形しても、これによる乗員への衝撃の伝達を有
効に防止できるキャブオーバ車のステアリング装置を提
供することを目的とする。
［問題点を解決するための手段］ 本考案の構成を第１図で説明すると、ステアリングコラ
ム１の前方にはこれに沿って、該コラム１上端のシフト
レバー２１とキャブフロアＣ１下方のトランスミッショ
ン（図略）を連結する一定長のシフトロッド４が設けて
ある。上記ステアリングコラム１およびこれに挿通せし
めたステアリングシャフト３は、それぞれ上下に分割し
てこれらを車両前後方向に屈曲可能に連結してある。
ム１の前方にはこれに沿って、該コラム１上端のシフト
レバー２１とキャブフロアＣ１下方のトランスミッショ
ン（図略）を連結する一定長のシフトロッド４が設けて
ある。上記ステアリングコラム１およびこれに挿通せし
めたステアリングシャフト３は、それぞれ上下に分割し
てこれらを車両前後方向に屈曲可能に連結してある。
ステアリングコラム１前方のフロントパネルＣ２には後
方へ向けて支持ステー５を突設し、該ステー５の先端を
上記ステアリングコラム１の下半部１２に連結するとと
もに、支持ステー５の中間部には上記シフトロッド４の
前方位置に該ロッド４と間隔をおいて対向する面５１ａ
が形成してある。
方へ向けて支持ステー５を突設し、該ステー５の先端を
上記ステアリングコラム１の下半部１２に連結するとと
もに、支持ステー５の中間部には上記シフトロッド４の
前方位置に該ロッド４と間隔をおいて対向する面５１ａ
が形成してある。
［作用、効果］ 上記フロントパネルＣ２の後方変形時（第２図矢印）に
は、支持ステー５の上記対向面５１ａおよび先端が、そ
れぞれシフトロッド４およびステアリングコラム下半部
１２を後方に押す。一定長のシフトロッド４には張力が
生じ、これによりステアリングコラム上半部１１は前方
に傾倒する。
は、支持ステー５の上記対向面５１ａおよび先端が、そ
れぞれシフトロッド４およびステアリングコラム下半部
１２を後方に押す。一定長のシフトロッド４には張力が
生じ、これによりステアリングコラム上半部１１は前方
に傾倒する。
かくして、ステアリングコラム１全体の後倒は防止さ
れ、フロントパネルＣ２に印加された衝撃の乗員への伝
達は有効に防止される。
れ、フロントパネルＣ２に印加された衝撃の乗員への伝
達は有効に防止される。
また、本考案は、キャブオーバ車で従来多く採用されて
いる、ステアリングコラムの前方位置にこれに沿ってシ
フトロッドを設けた車両においては、ステアリングコラ
ムおよびステアリングロッドの小改造と支持ステーの設
置により、安価かつ簡易に実現できる。
いる、ステアリングコラムの前方位置にこれに沿ってシ
フトロッドを設けた車両においては、ステアリングコラ
ムおよびステアリングロッドの小改造と支持ステーの設
置により、安価かつ簡易に実現できる。
［実施例］ 第１図において、キャブフロアＣ１上にはステアリング
コラム１が立設され、該コラム１内にはステアリングハ
ンドル２に連結されたステアリングシャフト３が挿通し
てある。これらステアリングコラム１およびシャフト３
は、それぞれ上半部１１、３１と下半部１２、３２に分
割してある。すなわち、コラム１の上半部１１と下半部
１２は、互いの対向端両側部を半円形に突出せしめてこ
こでボルト結合することにより、前方へく字状に屈曲可
能としてある。また、ステアリングシャフト３の上半部
３１と下半部３２はユニバーサルジョイントで結合され
て屈曲自在である。
コラム１が立設され、該コラム１内にはステアリングハ
ンドル２に連結されたステアリングシャフト３が挿通し
てある。これらステアリングコラム１およびシャフト３
は、それぞれ上半部１１、３１と下半部１２、３２に分
割してある。すなわち、コラム１の上半部１１と下半部
１２は、互いの対向端両側部を半円形に突出せしめてこ
こでボルト結合することにより、前方へく字状に屈曲可
能としてある。また、ステアリングシャフト３の上半部
３１と下半部３２はユニバーサルジョイントで結合され
て屈曲自在である。
ステアリングコラム１の前方にはこれに沿ってシフトロ
ッド４が配設してあり、該ロッド４はコラム１の上端に
設けたシフトレバー２１とキャブフロアＣ１下方のトラ
ンスミッション（図略）を連結している。
ッド４が配設してあり、該ロッド４はコラム１の上端に
設けたシフトレバー２１とキャブフロアＣ１下方のトラ
ンスミッション（図略）を連結している。
フロントパネルＣ２には後方に向けて支持ステー５が突
設してある。ステー５は板材を折り曲げ成形して成り、
その先端はステアリングコラム１の下半部１２の前面に
接合固定してある。ステー５の上記先端部には車両前後
方向に長円形の切欠き５１が形成してあって、該切欠き
５１内に上記シフトロッド４が挿通してある。そして、
切欠き５１の半円コーナ面５１ａが上記ロッド４に間隔
をおいて対向している。
設してある。ステー５は板材を折り曲げ成形して成り、
その先端はステアリングコラム１の下半部１２の前面に
接合固定してある。ステー５の上記先端部には車両前後
方向に長円形の切欠き５１が形成してあって、該切欠き
５１内に上記シフトロッド４が挿通してある。そして、
切欠き５１の半円コーナ面５１ａが上記ロッド４に間隔
をおいて対向している。
上記構造のステアリング装置において、フロントパネル
Ｃ２が衝撃を受けて後方へ変形すると（第２図矢印）、
支持ステー５も後方へ移動し、これに伴なってステアリ
ングコラム１の下半部１２は、図示の如く鎖線位置より
後倒する。この時、上記ステー５はそのコーナ面５１ａ
が移動途中でシフトロッド４に当接し、これをく字状に
屈曲せしめる。屈曲したロッド４には張力が生じ、ステ
アリングコラム１の上半部１１はこの張力により前方に
引かれて下半部１２に対してく字状に屈曲し、後方への
傾倒は免れる。
Ｃ２が衝撃を受けて後方へ変形すると（第２図矢印）、
支持ステー５も後方へ移動し、これに伴なってステアリ
ングコラム１の下半部１２は、図示の如く鎖線位置より
後倒する。この時、上記ステー５はそのコーナ面５１ａ
が移動途中でシフトロッド４に当接し、これをく字状に
屈曲せしめる。屈曲したロッド４には張力が生じ、ステ
アリングコラム１の上半部１１はこの張力により前方に
引かれて下半部１２に対してく字状に屈曲し、後方への
傾倒は免れる。
かくして、フロントパネルＣ２の変形による衝撃は、乗
員に伝達されることなく阻止される。
員に伝達されることなく阻止される。
第１図は本考案になるステアリング装置の斜視図、第２
図はその変形後の側面図、第３図はキャブオーバ車の運
転席の側面図である。 １……ステアリングコラム １１……コラム上半部 １２……コラム下半部 ２１……シフトレバー ３……ステアリングシャフト ３１……シャフト上半部 ３２……シャフト下半部 ４……シフトロッド ５……支持ステー ５１……切欠き ５１ａ……コーナ面（対向面） Ｃ１……キャブフロア Ｃ２……フロントパネル
図はその変形後の側面図、第３図はキャブオーバ車の運
転席の側面図である。 １……ステアリングコラム １１……コラム上半部 １２……コラム下半部 ２１……シフトレバー ３……ステアリングシャフト ３１……シャフト上半部 ３２……シャフト下半部 ４……シフトロッド ５……支持ステー ５１……切欠き ５１ａ……コーナ面（対向面） Ｃ１……キャブフロア Ｃ２……フロントパネル
Claims (1)
- 【請求項１】キャブオーバ車のステアリング装置であっ
て、ステアリングコラムをキャブフロアに立設するとと
もに、ステアリングコラムの前方にこれに沿って、該コ
ラム上端のシフトレバーとキャブフロア下方のトランス
ミッションを連結する一定長のシフトロッドを設けたス
テアリング装置において、上記ステアリングコラムおよ
びこれに挿通せしめたステアリングシャフトはそれぞれ
上下に分割してこれらを車両前後方向に屈曲可能に連結
し、一方、ステアリングコラム前方のフロントパネルに
は後方へ向けて支持ステーを突設して該ステー先端を上
記ステアリングコラムの下半部に連結するとともに、支
持ステーの中間部には上記シフトロッドの前方位置に該
ロッドと間隔をおいて対向する面を形成し、上記フロン
トパネルの後方変形時に支持ステーの上記対向面および
先端がそれぞれシフトロッドおよびステアリングコラム
下半部を後方に押し、ステアリングコラム上半部を前方
に傾倒せしめるようになしたキャブオーバ車のステアリ
ング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986010565U JPH0611858Y2 (ja) | 1986-01-28 | 1986-01-28 | キヤブオ−バ車のステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986010565U JPH0611858Y2 (ja) | 1986-01-28 | 1986-01-28 | キヤブオ−バ車のステアリング装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62122773U JPS62122773U (ja) | 1987-08-04 |
| JPH0611858Y2 true JPH0611858Y2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=30796976
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986010565U Expired - Lifetime JPH0611858Y2 (ja) | 1986-01-28 | 1986-01-28 | キヤブオ−バ車のステアリング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0611858Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5672334A (en) * | 1979-11-19 | 1981-06-16 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Calibration device for neutron moisture meter |
-
1986
- 1986-01-28 JP JP1986010565U patent/JPH0611858Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62122773U (ja) | 1987-08-04 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6722696B2 (en) | Vehicular power unit arrangement structure and method | |
| US6089342A (en) | Motor vehicle with two longitudinal projecting frame members | |
| JP3350600B2 (ja) | 自動車のサブフレーム構造 | |
| JPH0611858Y2 (ja) | キヤブオ−バ車のステアリング装置 | |
| JP2796173B2 (ja) | 車両のサイドメンバ構造 | |
| JPH10305746A (ja) | 自動車用フットレスト装置 | |
| JP3346697B2 (ja) | 自動車の車体前部構造 | |
| JP7256996B2 (ja) | 車両の前部構造 | |
| JP2539071Y2 (ja) | 車両用のステアリングコラム支持構造 | |
| JP3271854B2 (ja) | 自動車のステアリング装置 | |
| JPH0539981Y2 (ja) | ||
| JP7317076B2 (ja) | 車室前部構造 | |
| JPH0616867Y2 (ja) | 自動車の下部車体構造 | |
| JPS5918943Y2 (ja) | 自動車の車体フロア構造 | |
| JP3714504B2 (ja) | ステアリングギヤ取付構造 | |
| JP2000108939A (ja) | キャブのペダルブラケット | |
| JP3705965B2 (ja) | ステアリング装置 | |
| JPH077259Y2 (ja) | エンジンのサポート構造 | |
| JPH0628382Y2 (ja) | 自動車の後部車体構造 | |
| JPH0634207Y2 (ja) | 車体のダッシュフロア構造 | |
| JPH0425406Y2 (ja) | ||
| JP4374643B2 (ja) | 車両のブレーキ倍力装置の配設構造 | |
| JP2544618B2 (ja) | 車両用フロアパネル構造 | |
| JPH0733985Y2 (ja) | 車両のボディ構造 | |
| JPH0217973Y2 (ja) |