JPH0611811B2 - ゴムタイヤ用ゴム組成物 - Google Patents

ゴムタイヤ用ゴム組成物

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JPH0611811B2 JP1301090A JP30109089A JPH0611811B2 JP H0611811 B2 JPH0611811 B2 JP H0611811B2 JP 1301090 A JP1301090 A JP 1301090A JP 30109089 A JP30109089 A JP 30109089A JP H0611811 B2 JPH0611811 B2 JP H0611811B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はゴムタイヤ用ゴム組成物に関する。さらに詳し
くは、機械的性質、低温特性および加工性にすぐれたゴ
ムタイヤ用ゴム組成物に関する。
[従来の技術] 従来より雪道走行の際に使用されている自動車のスパイ
クタイヤは粉じん公害をひきおこすという問題があるた
め、スパイクタイヤにかわりうる性能を有するスタッド
レスタイヤの開発が望まれている。
従来より使用されているスタッドレスタイヤとしては、
一般に低温特性を付与せしめるためにトレッドゴム中に
ブタジエンゴムを含有させたものが用いられている。し
かしながら、ブタジエンゴムのなかでもとくに低温特性
にすぐれているといわれている1,4-ブタジエンゴムの含
有率が大きいものはロール加工性がわるいので、その含
有率をあまり大きくすることができないため、充分な低
温特性が発揮されず、実用に即したものではない。
このようなスパイクタイヤにかわりうる低温特性や加工
性をはじめ、引張強度などの機械的性質などの諸性質を
すべて具備し、成形時にヒケや変形が発生しにくい、ス
タッドレスタイヤなどに用いられるゴム組成物は未だえ
られていないのが現状である。
[発明が解決しようとする課題] そこで本発明者らは、前記従来技術に鑑みて、引張強度
などの機械的性質、加工性および低温特性にすぐれ、成
形時にヒケや変形が発生しにくいゴムタイヤ用ゴム組成
物をうるべき鋭意研究を重ねた結果、かかる諸性質をす
べて具備したゴム組成物を初めて見出し、本発明を完成
するにいたった。
[課題を解決するための手段] すなわち、本発明はゴム成分100重量部に対して天然ゴ
ムおよびイソプレンゴムの少なくとも1成分10〜80重量
部およびブタジエンゴム90〜20重量部を含有してなるゴ
ム組成物であって、ゴム成分100重量部に対して重量平
均分子量1000〜10000の低分子量ブタジエンゴム10〜70
重量部およびゴム用改質剤としてイソシアネート、イソ
チオシアネート、一般式(I): (式中、Rはアルキル基、フェニル基、ベンジル基、
シクロヘキシル基または -CH2CCH3(NO2)CH3、Xは水素原子または−NOを示す)で
表わされるアニリン誘導体、一般式(II): (式中、Rは水素原子、アルキル基、フェニル基、ク
ロロフェニル基、ニトロフェニル基、ベンジル基、ホル
ミルアミノフェニル基またはシクロヘキシル基を示す)
で表わされるマレイン酸モノアミド誘導体、一般式(II
I): (式中、Rは前記と同じ)で表わされるマレイン酸ジ
アミド誘導体、一般式(IV): HOOC-R3-S-S-R4-COOH (IV) (式中、RおよびRはそれぞれアルキレン基、フエ
ニレン基またはシクロアルキレン基を示す)で表わされ
るジカルボン酸誘導体、モノニトロソ化合物およびジニ
トロソ化合物からえらばれた少なくとも1成分1〜5重
量部を含有したゴメタイヤ用ゴム組成物に関する。
[作用および実施例] 本発明のゴムタイヤ用ゴム組成物は、ゴム成分として天
然ゴムおよびイソプレンゴムの少なくとも1成分とブタ
ジエンゴムとを含有したものである。
本発明においては天然ゴムとしては、重量平均分子量が
300000〜1000000程度のものが用いられ、また、イソプ
レンゴムとしては、重量平均分子量が100000〜1000000
程度のものが用いられる。
前記天然ゴムおよびイソプレンゴムの少なくとも1成分
の配合量は、ゴム成分100部(重量部、以下同様)に対
して10〜80部である。かかる配合量は10部未満であるば
あいには、相対的にブタジエンゴムの配合量が多くなり
すぎるので、ゴム組成物の加工性がわるくなり、また80
部をこえるばあいには、相対的にブタジエンゴムの配合
量が少なくなりすぎるので、低温特性が低下する。
本発明のゴム組成物をたとえばスタッドレスタイヤなど
に用いるばあいには、低温特性を付与せしめるに、ブタ
ジエンゴム、とくに1,2-結合および1,4-結合の合計数に
対する1,4-シス結合の数の割合(以下、1,4-シス結合の
含有率という)が90%以上、好ましくは92〜99%と1,4-
シス結合が多量に含有されたブタジエンゴムを用いるこ
とが望ましい。かかるブタジエンゴムの1,4-シス結合の
含有率が90%未満であるばあい、充分な低温特性の改良
効果が認められなくなる傾向がある。
前記ブタジエンゴムは、前記したごとく、ゴム組成物の
低温特性を向上せしめるためのゴム成分の1つであり、
本発明においては、重量平均分子量が1000〜100000、な
かんづく5000〜70000であるものを用いることが好まし
い。かかるブタジエンゴムの重量平均分子量が前記範囲
よりも小さいばあい、未加硫状態でのゴムの強度(未加
硫ゴム時の弾性)が低く、タイヤ加工時に変形したり、
加硫後のモジュラスも低くなり、摩耗しやすくなる傾向
があり、また前記範囲をこえるばあい、大量に前記ブタ
ジエンを配合すると成形時にゴムがロールに巻きつきに
くくなる現象(バギング)が起こる傾向がある。
前記ブタジエンゴムの配合量はゴム成分100部に対して2
0部よりも少ないばあいには、ゴム組成物の低温特性の
一つの指標であるガラス転移温度(以下、Tgという)が
-50℃よりも高くなるので20部以上とする。なお、一般
にゴム組成物中における主分散成分と副分散成分の分散
状態(海−島構造)の転換が起こると考えられるブタジ
エンゴムの含有率がゴム成分に対して70重量%以上であ
るときにTgは約-55℃以下と低くなる傾向がある。した
がって、該ブタジエンゴムの配合量はゴム成分100部に
対して好ましくは70部以上、さらに好ましくは75部以上
とするのが望ましい。
また、前記ブタジエンゴムの配合量がゴム成分100部に
対して90部よりも多いばあい、バギング、ゴム肌のわる
さなどの加工性の面で問題が生じるので、かかる配合量
はゴム成分100部に対して90部以下、好ましくは85部以
下、とくに好ましくは80部以下とする。なお、前記ブタ
ジエンゴムのゴム成分100部に対する配合量が90部より
も多いばあいには、たとえ以下に述べるような低分子量
(液状)ブタジエンゴムを多量に含有させても、加工性
は改善されない。
本発明においては、バギング、ゴム肌などの発生がない
加工性にすぐれたゴム組成物をうるために、前記ブタジ
エンゴムには、重量平均分子量1000〜10000の低分子量
(液状)ブタジエンゴムが含有される。
前記低分子量ブタジエンゴムの重量平均分子量が1000未
満であるばあい、加硫後のゴム組成物のモジュラスが低
くなり、それにともない、偏摩耗が生じたり、引裂き強
度が低下する傾向があり、10000をこえるばあい、かか
る低分子量ブタジエンゴムを含有させることによる効
果、すなわち加工性の改良効果が発揮されにくくなる傾
向がある。
前記低分子量ブタジエンゴムの含有量は、ゴム成分100
部に対して10〜70部、好ましくは20〜50部である。かか
る含有量が前記範囲よりも少ないばあい、加工性の改善
が認められなくなる傾向があり、また前記範囲よりも多
いばあい、加硫後のモジュラスが低下したり、未加硫ゴ
ムのモジュラスが急激に低くなり、成形時にヒケや変形
などが生じやすくなる傾向がある。
前記したごとく、本発明のゴム組成物は、前記ゴム成分
を含有したものであるが、成形時におけるヒケや変形な
どが起こりにくくするために、ゴム組成物中にさらにゴ
ム用改質剤が含有される。
かかるゴム用改質剤の具体例としては、たとえば一般式
(V): RN=C=O (V) (式中、RはCH3-、C2C5-、i-C3H7-、i-C4H9-、-C
6H5、α-C10H7-またはβ-C10H7-を示す)で表わされる
イソシアネート;一般式(VI): RN=C=S (IV) (式中、RはCH3-、C2H5-、C3H7-、(CH3)2CH-、C4H
9-、(CH3)2CHCH2-、i-C5H11-、CH2=CHCH2-、C6H5-また
はC6H5-CH2-を示す)で表わされるイソチオシアネー
ト;たとえば、式: で表わされるナイトロールや式: で表わされるエラストパーなどで代表される一般式
(I): (式中、Rは炭素数1〜5のアルキル基、フェニル
基、ベンジル基、シクロヘキシル基または-CH2CCH3(N
O2)CH3、Xは水素原子または−NOを示す)で表わされる
アニリン誘導体;一般式(II): (式中、Rは水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、
フェニル基、クロロフエニル基、ニトロフェニル基、ベ
ンジル基、ホルミルアミノフェニル基またはシクロヘキ
シル基を示す)で表わされるマレイン酸モノアミド誘導
体;一般式(III): (式中、Rは前記と同じ)で表わされるマレイン酸ジ
アミド誘導体;一般式(IV): HOOC-R3-S-S-R4-COOH (IV)(式中、Rおよ
びRはそれぞれ探炭素数1〜5のアルキレン基、フェ
ニレン基または炭素数3〜6のシクロアルキレン基を示
す)で表わされるジカルボン酸誘導体;一般式(VII): (式中、Rまたは を示す)で表わされるモノニトロゾ化合物;一般式(VII
I): (式中、Rは、 (式中nは2、4、6、8、10または12の整数を示
す)、 を示す)で表わされるジニトロソ化合物などがあげら
れ、これらのゴム用改質剤は、単独でまたは2種以上を
混合して用いられる。
前記ゴム用改質剤は、本発明のゴム成分100部に対して
1〜5部、好ましくは2〜4部となるように含有され
る。かかる含有量が1部未満であるばあい、充分なグリ
ーンストレングスの向上がみられなくなり、また5部を
こえるばあい、加硫後のゴムのモジュラスが大きくなり
すぎる。
本発明のゴム組成物は、前記ゴム成分およびゴム用改質
剤に加えて硫黄などの加硫剤をはじめ、老化防止剤、ワ
ックス、加硫促進剤、カーボンブラックなどのゴム組成
物に通常用いられる成分を必要に応じて適宜配合しても
よい。
前記老化防止剤の具体例としては、たとえばN-フェニル
-N′-(1,3-ジメチルブチル)-p-フェニレンジアミンなど
があげられ、該老化防止剤は単独でまたは2種以上を混
合して用いられる。
前記加硫促進剤の具体例としては、たとえばステアリン
酸、N-オキシジエチレン-2-ベンゾチアゾリルスルフェ
ンアミド、亜鉛華などがあげられ、該加硫促進剤は単独
でまたは2種以上を混合して配合される。
本発明のゴム組成物の製造法の一例をあげれば、たとえ
ば前記各種成分を混合し、130〜170℃程度で約0.2〜1.5
時間溶融、加硫したのち成形する方法などがあげられ
る。
かくしてえられる本発明のゴム組成分は、前記ゴム成
分、前記分子量ブタジエンゴムおよびゴム用改質剤が適
量含有されたものであり、これらの成分の相乗作用によ
って機械的性質、低温特性および加工性がバランスよく
向上されたものである。
つぎに本発明のゴムタイヤ用ゴム組成物を実施例に基づ
いてされに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例に
よって限定されるものではない。
参考例 天然ゴムおよび1,4-シス結合の含有率が90%以上のブタ
ジエンゴム(重量平均分子量:300000)からなるゴム成
分に、充填剤(カーボンブラック)、ワックス、老化防
止剤、硫黄、ステアリン酸、亜鉛華などの各種配合剤を
配合し、混合したのち、140℃で60分間溶融し、加硫
し、成形することによってゴム組成物からなるゴムプレ
ートをえた。このようなゴムプレートを、ゴム成分中の
天然ゴムとブタジエンゴムとの配合比(重量基準)が10
0:0から0:100までの間で異なるものを7個つくり、
それぞれのTgを後述する実施例1〜3と同様にして測定
した。その結果を第1図に示す。
第1図から明らかなように、ゴム成分中にブタジエンゴ
ムが70重量%以上含有されているばあいには、えられる
ゴム組成物のTgが低温特性として充分であるといえる-5
5℃以下と低くなることがわかる。
実施例1〜3 第1表に示す組成となるように各種成分を配合し、混合
したのち、140℃で60分間溶融、加硫し、成形すること
によって本発明のゴム組成物からなるゴムプレートをえ
た。
つぎにえられたゴムプレートの物性を以下に示す方法に
したがって調べた。その結果を第1表に示す。
(イ)300%モジュラス えられたゴムプレートをJIS規格のダンベル状3号形試
験片となるように切り取り、これを試験片とした。この
試験片をインテスコ万能材料試験機(インテスコ社製)
を用いて伸び率が300%のときのモジュラスを測定し
た。また、以下の評価基準にしたがって評価を行なっ
た。
[評価基準] ○:測定値が75kg/cm2以上であった。
×:測定値が75kg/cm2未満であった。
(ロ)破断伸び 前記300%モジュラス(kg/cm2)の測定と同様にして試
験片を伸長し、試験片の破断時の伸び率(%)を測定し
た。また、以下の評価基準にしたがって評価を行なっ
た。
[評価基準] ○:測定値が490%以上であった。
×:測定値が490%未満であった。
(ハ)破断応力 前記300%モジュラス(kg/cm2)の測定と同様にして試
験片を伸ばし、試験片の破断時の応力(kg/cm2)を測定
した。また、以下の評価基準にしたがって評価を行なっ
た。
[評価基準] ○:測定値が160kg/cm2以上であった。
×:測定値が160kg/cm2未満であった。
(ニ)硬度(Hs) えられたゴムプレートを厚さ12mm以上となるように切り
取り、これを試験片とし、JIS K 6301にしたがってこの
試験片の20℃での硬度を測定し、以下の評価基準にした
がって評価を行なった。
[評価基準] ○:測定値が60(JIS A)以上であった。
×:測定値が60(JIS A)未満であった。
(ホ)硬度(△Hs) 試験片の-10℃での硬度(Hs(-10℃))と20℃での硬度(Hs
(20℃))の差(△Hs)を式: △Hs=Hs(-10℃)−Hs(20℃) より求めた。また、以下の評価基準にしたがって評価を
行なった。
[評価基準] ○:△Hsが3未満であった。
×:△Hsが3以上であった。
(ヘ)ガラス転移温度(Tg) 岩本製作所(株)製、粘弾性スペクトロメーター(振動
数10Hz、動歪0.5%)を用いてえられたゴムプレートの
ガラス転移温度(Tg)を測定した。また、以下の評価基準
にしたがって評価を行なった。
[評価基準] ○:測定値が-55℃以下であった。
×:測定値が-55℃をこえる値であった。
(ト)ロール加工性 ゴムプレートを製造する際のロール加工性としてバギン
グ性能およびロール切り返し性能について、比較例1で
えられたゴム組成物の評価を5点とし、これを基準(満
点)とし、5点法で点数をつけ、さらに以下の評価基準
にしたがって評価を行なった。
[評価基準] ○:ロール加工性が4点以上であった。
×:ロール加工性が4点未満であった。
(チ)ゴム肌 ロール加工後の未加硫ゴムシート表面の10cm×10cmの範
囲に赤色染料をスプレーしたのち、その上に紙を所定時
間(約1分間)押しつけた。紙をはがしたときに付着し
た赤色染料の占める面積の割合(%)を、ゴム肌の値と
した。また、以下の評価基準にしたがって評価を行なっ
た。
[評価基準] ○:ゴム肌の値が75%以上であった。
×:ゴム肌の値が75%未満であった。
(リ)グリーンストレングス ロール加工後の未加硫ゴムシートからJISダンベル状1
号形試験片を作製し、前記インテスコ万能材料試験機を
用いて伸長し、試験片の破断の応力(g/mm2)を測定し
た。
また、以下の評価基準にしたがって評価を行なった。
[評価基準] ○:測定値が100g/mm2以上であった。
×:測定値が100g/mm2未満であった。
比較例1〜8 第1表に示す組成となるように、各成分を配合し、実施
例1〜3と同様にしてゴムプレートをえ、その各種物性
の測定を行なった。その結果を第1表に併せて示す。
以上の結果より、低分子量ブタジエンゴムをゴム成分10
0部に対して10〜70部配合させた実施例1〜3および比
較例4〜8でえられたものは、いずれも300%モジュラ
ス(kg/cm2)や破断応力(kg/cm2)が極度に低下する
ことなく、Tgが-66℃と低温特性がすぐれ、しかもロー
ル加工性の評価は4以上、ゴム肌の値は75%以上であ
り、加工性にもすぐれていることがわかる。また、ゴム
組成物中にゴム用改質剤を適量配合させた実施例1〜3
でえられたものは、300%モジュラス(kg/cm2)はいず
れも75(kg/cm2)以上、破断伸び(%)はいずれも490
%以上、破断応力(kg/cm2)はいずれも160(kg/c
m2)以上とモジュラスが高いものであり、しかもグリー
ンストレングス(g/mm2)がいずれも100(g/mm2
以上であり、成形時にヒケや変形などが発生しにくいも
のであることがわかる。
これに対して、比較例1でえられたゴムプレートは加工
性はよいものの、Tgが-52℃と低温特性に劣っているこ
とがわかる。
また、ゴム用改質剤が配合されていない比較例4〜6で
えられたものは、グリーンストレングスが低く、成形時
に変形するという問題があり、比較例7でえられたもの
のようにゴム用改質剤の配合量が少なすぎるばあいに
は、グリーンストレングスが改善される効果が小さく、
また比較例8でえられたもののようにゴム用改質剤の配
合量が多すぎるばあいには、破断伸びが低くなることが
わかる。
[発明の効果] 本発明のゴム組成物は、硬度、引張強度、弾性などの機
械的性質、低温特性および加工性にすぐれ、成形時にヒ
ケや変形などが発生しにくいものであるので、たとえば
自動車などのゴムタイヤ、とくにスタッドレスタイヤな
どに好適に使用しうるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は天然ゴム(NR)とブタジエンゴム(BR)の配合比を
変化させたときのゴム組成物のガラス転移温度(Tg)の変
化を示すグラフである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5/37 KDP 7242−4J C08L 9/00 LBY 8218−4J

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゴム成分100重量部に対して天然ゴムおよ
    びイソプレンゴムの少なくとも1成分10〜80重量部およ
    びブタジエンゴム90〜20重量部を含有してなるゴム組成
    物であって,ゴム成分100重量部に対して重量平均分子
    量1000〜10000の低分子量ブタジエンゴム10〜70重量部
    およびゴム用改質剤としてイソシアネート、イソチオシ
    アネート、一般式(I): (式中、Rはアルキル基、フェニル基、ベンジル基、
    シクロヘキシル基または -CH2CCH3(NO2)CH3、Xは水素原子または−NOを示す)で
    表わされるアニリン誘導体、一般式(II): (式中、Rは水素原子、アルキル基、フェニル基、ク
    ロロフェニル基、ニトロフェニル基、ベンジル基、ホル
    ミルアミノフェニル基またはシクロヘキシル基を示す)
    で表わされるマレイン酸モノアミド誘導体、一般式(II
    I): (式中、Rは前記と同じ)で表わされるマレイン酸ジ
    アミド誘導体、一般式(IV): HOOC-R3-S-S-R4-COOH (IV) (式中、RおよびRはそれぞれアルキレン基、フェ
    ニレン基またはシクロアルキレン基を示す)で表わされ
    るジカルボン酸誘導体、モノニトロソ化合物およびジニ
    トロソ化合物からえらばれた少なくとも1成分1〜5重
    量部を含有したゴムタイヤ用ゴム組成物。
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