JPH0611774B2 - 耐応力割れ性を有する変性ビニル―芳香族重合体の製造方法 - Google Patents
耐応力割れ性を有する変性ビニル―芳香族重合体の製造方法Info
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- JPH0611774B2 JPH0611774B2 JP56004907A JP490781A JPH0611774B2 JP H0611774 B2 JPH0611774 B2 JP H0611774B2 JP 56004907 A JP56004907 A JP 56004907A JP 490781 A JP490781 A JP 490781A JP H0611774 B2 JPH0611774 B2 JP H0611774B2
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- polymer
- vinyl
- tert
- aromatic polymer
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F279/00—Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of monomers having two or more carbon-to-carbon double bonds as defined in group C08F36/00
- C08F279/02—Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of monomers having two or more carbon-to-carbon double bonds as defined in group C08F36/00 on to polymers of conjugated dienes
- C08F279/04—Vinyl aromatic monomers and nitriles as the only monomers
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、成形または真空形成に適しそして応力下にお
ける平行割れ(ひび割れ)に対して改良された抵抗性を
有するビニル−芳香族重合体の製法に関する。
ける平行割れ(ひび割れ)に対して改良された抵抗性を
有するビニル−芳香族重合体の製法に関する。
ビニル−芳香族重合体をベースとする成形体は、油脂物
質またはハロゲン化炭化水素、例えばフレオンと長時間
接触させると応力下において平行割れが生じてしまうこ
とが周知である。
質またはハロゲン化炭化水素、例えばフレオンと長時間
接触させると応力下において平行割れが生じてしまうこ
とが周知である。
通常応力割れ(stress-cracking)と称されるこの現象
は、実際上食料品の包装、例えば栄養脂肪、バターまた
はマーガリン用の容器の場合に生じ、または冷蔵室を作
り、その後それらの背面に適用された通常の発泡ポリウ
レタンから由来するフレオン推進薬の作用下に生ずる。
後者の場合は実用上の見地から重要な欠陥である。とい
うのは、フレオンによる凝集は冷蔵庫が既で完成した際
に生じるので、冷蔵庫を一緒に捨てるか、費用の嵩む面
倒な取りこわすかあるいは再生(回収)操作を施こすか
のいずれかが必要となるからである。
は、実際上食料品の包装、例えば栄養脂肪、バターまた
はマーガリン用の容器の場合に生じ、または冷蔵室を作
り、その後それらの背面に適用された通常の発泡ポリウ
レタンから由来するフレオン推進薬の作用下に生ずる。
後者の場合は実用上の見地から重要な欠陥である。とい
うのは、フレオンによる凝集は冷蔵庫が既で完成した際
に生じるので、冷蔵庫を一緒に捨てるか、費用の嵩む面
倒な取りこわすかあるいは再生(回収)操作を施こすか
のいずれかが必要となるからである。
上記のビニル−芳香族共重合体の重要な欠点を解決する
ために、多くの異なる解決法が試験されているが、いず
れも満足でしかもコストが低いという結果を与えない。
ために、多くの異なる解決法が試験されているが、いず
れも満足でしかもコストが低いという結果を与えない。
例えば、2相系の構造的および形態的変化(変性)によ
って重合体の耐応力割れ性を改善しようと試みた。
って重合体の耐応力割れ性を改善しようと試みた。
事実、重合体のグラフトゴム状相の含量、架橋度および
分散度を変えることによって、フレオンの作用下におけ
る平行割れに対する抵抗性は改善されている。しかし、
実際上、このようにして達成される改善は、少なくとも
現在使用されている通常のポリウレタン発泡法の場合に
は冷蔵室における平行割れを完全になくすことを保証す
るほどのものではない。
分散度を変えることによって、フレオンの作用下におけ
る平行割れに対する抵抗性は改善されている。しかし、
実際上、このようにして達成される改善は、少なくとも
現在使用されている通常のポリウレタン発泡法の場合に
は冷蔵室における平行割れを完全になくすことを保証す
るほどのものではない。
更に、耐衝撃性ビニル−芳香族重合体の構造因子を変え
ることは、ポリウレタン発泡体を冷蔵室の壁に確実に接
着させるにいたらず、冷蔵庫の製造業者により望まれる
ようには冷蔵室の壁と断熱ポリウレタン層との間のコン
パクトな統一体を形成できない。
ることは、ポリウレタン発泡体を冷蔵室の壁に確実に接
着させるにいたらず、冷蔵庫の製造業者により望まれる
ようには冷蔵室の壁と断熱ポリウレタン層との間のコン
パクトな統一体を形成できない。
凝集媒体による冷蔵室の平行割れの形成を避けるため
に、冷蔵室の外壁をフレオン抵抗フィルム、例えばアク
リロニトリル/ブタジエン/スチレンターポリマー(A
BS)で保護することが示唆されている。しかし、この
種の機械的保護系は一方で平行割れの問題を解決しそし
て冷蔵室と発泡ポリウレタン断熱層との間の良好な接着
を達成させるが、他方ABSフィルムがビニル−芳香族
重合体に対して不相容性であるため、費用が非常に嵩み
かつスクラップ材の回収がかなり複雑となってしまう。
に、冷蔵室の外壁をフレオン抵抗フィルム、例えばアク
リロニトリル/ブタジエン/スチレンターポリマー(A
BS)で保護することが示唆されている。しかし、この
種の機械的保護系は一方で平行割れの問題を解決しそし
て冷蔵室と発泡ポリウレタン断熱層との間の良好な接着
を達成させるが、他方ABSフィルムがビニル−芳香族
重合体に対して不相容性であるため、費用が非常に嵩み
かつスクラップ材の回収がかなり複雑となってしまう。
そこで、本発明の目的は、応力下におけるフレオンの作
用による平行割れに対する大きな抵抗性を有し、かつ冷
蔵室の背面に適用された発泡ポリウレタンに対して良好
な接着性を有する変性ビニル−芳香族重合体の製法を提
供することにある。
用による平行割れに対する大きな抵抗性を有し、かつ冷
蔵室の背面に適用された発泡ポリウレタンに対して良好
な接着性を有する変性ビニル−芳香族重合体の製法を提
供することにある。
本発明の他の目的は、対応の非変性高衝撃重合体と完全
に類似の特性および加工性を有する変性耐衝撃性ビニル
−芳香族重合体の製法を提供することにある。
に類似の特性および加工性を有する変性耐衝撃性ビニル
−芳香族重合体の製法を提供することにある。
本発明の他の目的は、対応の非変性高衝撃重合体と全く
類似の特性および加工性を有する変性耐衝撃性ビニル−
芳香族重合体の製法を提供することにある。
類似の特性および加工性を有する変性耐衝撃性ビニル−
芳香族重合体の製法を提供することにある。
本発明の他の目的は、加工時にスクラップの回収を容易
とするために対応の非変性重合体と良好な相容性および
混合性を有する変性高衝撃ビニル−芳香族重合体の製法
を提供することにある。
とするために対応の非変性重合体と良好な相容性および
混合性を有する変性高衝撃ビニル−芳香族重合体の製法
を提供することにある。
かくて、本発明はアクリロニトリル、ポリブタジエンと
スチレンの混合物を触媒の存在下に重合させることによ
ってビニル芳香族共重合体を製造する方法において、8
%のアクリロニトリル、8%のポリブタジエンと残部ス
チレンを含む混合物をまずtert−ドデシルメルカプ
タンと tert−ブチル−パーベンゾエートの存在下に約10
0〜110℃の温度で塊状予備重合させ、次いで、0.
1〜5重量%の懸濁剤とtert−ブチルパーベンゾエ
ートの存在下に、115〜140℃の範囲の温度で水中
で懸濁重合させることを特徴とする方法を提供するもの
である。
スチレンの混合物を触媒の存在下に重合させることによ
ってビニル芳香族共重合体を製造する方法において、8
%のアクリロニトリル、8%のポリブタジエンと残部ス
チレンを含む混合物をまずtert−ドデシルメルカプ
タンと tert−ブチル−パーベンゾエートの存在下に約10
0〜110℃の温度で塊状予備重合させ、次いで、0.
1〜5重量%の懸濁剤とtert−ブチルパーベンゾエ
ートの存在下に、115〜140℃の範囲の温度で水中
で懸濁重合させることを特徴とする方法を提供するもの
である。
このような本発明の方法によれば以下の組み合わせの特
性 a)変性重合体中のトルエンに不溶性のエラストマー相
が少なくとも23重量%であること、 b)トルエン内のエラストマー相の膨潤指数が10よりも
大きいこと、 c)重合体のメルトインデックスが少なくとも1.5であ
ること、 d)重合体の曲げ率が15,000Kg/cm2よりも大きいこ
と、 e)重合体のねじり率が5,500Kg/cm2よりも大きいこ
と、および f)23℃における重合体の耐アイゾット性が7Kgcm/cm
よりも大きいこと を有する高衝撃ビニル−芳香族重合体が得られることが
本出願人により見い出された。
性 a)変性重合体中のトルエンに不溶性のエラストマー相
が少なくとも23重量%であること、 b)トルエン内のエラストマー相の膨潤指数が10よりも
大きいこと、 c)重合体のメルトインデックスが少なくとも1.5であ
ること、 d)重合体の曲げ率が15,000Kg/cm2よりも大きいこ
と、 e)重合体のねじり率が5,500Kg/cm2よりも大きいこ
と、および f)23℃における重合体の耐アイゾット性が7Kgcm/cm
よりも大きいこと を有する高衝撃ビニル−芳香族重合体が得られることが
本出願人により見い出された。
前記の特性を有する変性高衝撃ビニル−芳香族重合体
は、75Kg/cm2の荷重下においてフレオンによる平行割
れに対して25分以上の抵抗性、およびポリウレタンに対
して少なくとも1.3Kg/cm2の接着性を示す。これらの特
殊な性質のため、フレオンに対する抵抗性が非常に高い
と共に非変性高衝撃ポリスチレン、通常のポリスチレ
ン、ABSタ−ポリマーおよびスチレン/アクリロニト
リル共重合体(SAN)と相溶性であるので、本発明に
よる変性ビニル−芳香族重合体は冷蔵室の製造に使用す
るのに特に適している。後者の特性により、加工時にス
クラップ材を回収するのが容易となると共に、共重合ア
クリロニトリル内に異なる含量を有するものを製造でき
る。その耐薬品性および加工性は、異なる使用要件を満
足させるために変えることができる。
は、75Kg/cm2の荷重下においてフレオンによる平行割
れに対して25分以上の抵抗性、およびポリウレタンに対
して少なくとも1.3Kg/cm2の接着性を示す。これらの特
殊な性質のため、フレオンに対する抵抗性が非常に高い
と共に非変性高衝撃ポリスチレン、通常のポリスチレ
ン、ABSタ−ポリマーおよびスチレン/アクリロニト
リル共重合体(SAN)と相溶性であるので、本発明に
よる変性ビニル−芳香族重合体は冷蔵室の製造に使用す
るのに特に適している。後者の特性により、加工時にス
クラップ材を回収するのが容易となると共に、共重合ア
クリロニトリル内に異なる含量を有するものを製造でき
る。その耐薬品性および加工性は、異なる使用要件を満
足させるために変えることができる。
本発明による高衝撃変性ビニル−芳香族重合体は上述の
如き重合法により得られる。但し、スチレンとアクリロ
ニトリルとの混合物を出発単量体として使用し、そして
前記の組み合わせの特性を得るように注意を払う。
如き重合法により得られる。但し、スチレンとアクリロ
ニトリルとの混合物を出発単量体として使用し、そして
前記の組み合わせの特性を得るように注意を払う。
既知のように、通常使用される重合法は懸濁重合、塊状
懸濁重合および連続塊状重合であり、これらの重合法は
文献、例えば米国特許第2,694,692号明細書および第2,8
62,906号明細書、Amos.Polym.Eng.Sc.,14(1974)1第1
〜11頁に詳述されている。
懸濁重合および連続塊状重合であり、これらの重合法は
文献、例えば米国特許第2,694,692号明細書および第2,8
62,906号明細書、Amos.Polym.Eng.Sc.,14(1974)1第1
〜11頁に詳述されている。
塊状懸濁法によれば、ポリブタジエンをスチレンとアク
リロニトリルの混合物に溶解して、8%のアクリロニト
リル、8%のポリブタジエンと残部スチレンの混合物を
形成し次いで熱的方法または触媒法のいずれかによって
転化率約30%(一般に50%以下)となるまで重合させ
る。
リロニトリルの混合物に溶解して、8%のアクリロニト
リル、8%のポリブタジエンと残部スチレンの混合物を
形成し次いで熱的方法または触媒法のいずれかによって
転化率約30%(一般に50%以下)となるまで重合させ
る。
予備重合の第1段階の後、反応混合物を強攪拌下に懸濁
剤により水中に分散させ、次いで適当な周知の熱サイク
ルに従って重合させる。
剤により水中に分散させ、次いで適当な周知の熱サイク
ルに従って重合させる。
反応温度は塊状予備重合の段階では約100〜110℃
の範囲であり、次いで懸濁剤の存在下に行なう懸濁重合
段階は約115〜140℃の範囲である。
の範囲であり、次いで懸濁剤の存在下に行なう懸濁重合
段階は約115〜140℃の範囲である。
一般に、重合を開始時または重合時のいずれかに添加で
きる油溶性触媒の存在下で行う。適当な触媒はジ−te
rt−ブチルパーベンゾエートである また、予備重合を熱的にも開始できる。所望ならば、連
鎖移動剤、例えばtert−ドデシルメルカプタン等を使用
できる。
きる油溶性触媒の存在下で行う。適当な触媒はジ−te
rt−ブチルパーベンゾエートである また、予備重合を熱的にも開始できる。所望ならば、連
鎖移動剤、例えばtert−ドデシルメルカプタン等を使用
できる。
懸濁剤として、水溶性有機化合物、例えばポリビニルア
ルコール、アクリル共重合体、セルロース誘導体、部分
ケン化ポリ酢酸ビニル等並びに水不溶性無機化合物、例
えばリン酸三カルシウム、リン酸バリウム等を単独また
は界面活性剤または亜硫酸ナトリウムとの混合物で使用
できる。
ルコール、アクリル共重合体、セルロース誘導体、部分
ケン化ポリ酢酸ビニル等並びに水不溶性無機化合物、例
えばリン酸三カルシウム、リン酸バリウム等を単独また
は界面活性剤または亜硫酸ナトリウムとの混合物で使用
できる。
一般に、懸濁剤は有機相に対して0.1〜5重量%の量使
用される。
用される。
本発明の変性ビニル−芳香族重合体の前記の特性を評価
するために、以下の方法を使用した。
するために、以下の方法を使用した。
1.トルエンに不溶性のエラストマー相の測定 試料2gをトルエン57重量%とメチルエチルケトン43重
量%とからなる混合物100ccに分散させた。10.400×G
において遠心分離した後、膨潤ゲルの形態でデカンテー
ションすることによって不溶部分を分離した。このゲル
を上記のトルエンとメチルエチルケトンとの混合物で繰
り返して洗浄し、次いで洗浄溶媒がエタノールの添加に
より泥状にならなくなるまで遠心分離した。次いで、膨
潤洗浄ゲルをエタノールで凝析させ、過により分離
し、次いで真空下において45℃で200mmHgの圧力で12時
間乾燥させた。
量%とからなる混合物100ccに分散させた。10.400×G
において遠心分離した後、膨潤ゲルの形態でデカンテー
ションすることによって不溶部分を分離した。このゲル
を上記のトルエンとメチルエチルケトンとの混合物で繰
り返して洗浄し、次いで洗浄溶媒がエタノールの添加に
より泥状にならなくなるまで遠心分離した。次いで、膨
潤洗浄ゲルをエタノールで凝析させ、過により分離
し、次いで真空下において45℃で200mmHgの圧力で12時
間乾燥させた。
トルエンに不溶性のエラストマー相の含量を次式に基づ
いて計算する。
いて計算する。
2.トルエン中のエラストマー相の膨潤指数の測定 重合体3gをトルエン100ccに分散させた。10.400×G
において遠心分離した後、ゲルの形態でデカンテーショ
ンすることによって不溶部分を分離した。このゲルをト
ルエンで繰り返して洗浄し、次いで洗浄溶媒がエタノー
ルの添加によって泥状にならなくなるまで遠心分離し
た。
において遠心分離した後、ゲルの形態でデカンテーショ
ンすることによって不溶部分を分離した。このゲルをト
ルエンで繰り返して洗浄し、次いで洗浄溶媒がエタノー
ルの添加によって泥状にならなくなるまで遠心分離し
た。
このようにして得られたゲルの2つの部分を多孔質GA
型隔膜付きのガラス過器に入れた。次いで、各過器
を室温においてビーカー内に入れ、そしてトルエンをラ
ップ(lap)するように空の密封乾燥機内に入れた。
型隔膜付きのガラス過器に入れた。次いで、各過器
を室温においてビーカー内に入れ、そしてトルエンをラ
ップ(lap)するように空の密封乾燥機内に入れた。
このような条件下において、ゲルは溶媒を吸収し、膨潤
した。一旦平衡に達したら、膨潤ゲルを秤量した。その
後、膨潤ゲルをエタノール中で凝集し、200mmHgの圧力
下において45℃で12時間乾燥させ、そして最後に秤量し
た。
した。一旦平衡に達したら、膨潤ゲルを秤量した。その
後、膨潤ゲルをエタノール中で凝集し、200mmHgの圧力
下において45℃で12時間乾燥させ、そして最後に秤量し
た。
膨潤指数を次の関係式により計算した。
3.メルトインデックスをISOR1133スタンダードに準拠
して測定した。
して測定した。
4.曲げ率をASTMD790に準拠して、4MPaの圧力下におい
て180℃で圧縮成形することによって得られた試験片を
使用して測定した。この試験に使用した成形試験片は、
スタンダードISO DIS 2557に準拠して空気中において17
0℃で15分間調べた際に3%以下の熱収縮を示した。
て180℃で圧縮成形することによって得られた試験片を
使用して測定した。この試験に使用した成形試験片は、
スタンダードISO DIS 2557に準拠して空気中において17
0℃で15分間調べた際に3%以下の熱収縮を示した。
5.ねじり率をジャーナル・オブ・アプライド・ポリマ
ー・サイエンス、第14巻第1781〜1793頁(1970)に記載
の方法に準拠して、曲げ率の測定に使用したのと同一の
試験片を使用して測定した。
ー・サイエンス、第14巻第1781〜1793頁(1970)に記載
の方法に準拠して、曲げ率の測定に使用したのと同一の
試験片を使用して測定した。
6.耐アイゾット性をASTMD256法に準拠して、4MPaの圧
力下において180℃で圧縮されかつ曲げ率の測定に使用
した試験片と同一の性質を有する試験片を使用して23℃
で測定した。
力下において180℃で圧縮されかつ曲げ率の測定に使用
した試験片と同一の性質を有する試験片を使用して23℃
で測定した。
7.フレオンに対する抵抗性の試験をDIN53455型IIIに
準拠して、厚さ2.2mmを有しかつ実験スケールで押出プ
レートから横断方向に得られた試験片について行った。
準拠して、厚さ2.2mmを有しかつ実験スケールで押出プ
レートから横断方向に得られた試験片について行った。
試験片を先ず23℃±1℃および相対湿度(U.R.)50%±
5%において48時間調整し、次いで中心部分を40mm伸張
させて液体フレオン11と接触させながら引張下において
クリープ試験を行った。この目的のために、そのより幅
広い伸張に対応させて垂直に配設された試験片の下端
に、フレオン11含有のガラス容器をゴムガスケットによ
って取り付けた。
5%において48時間調整し、次いで中心部分を40mm伸張
させて液体フレオン11と接触させながら引張下において
クリープ試験を行った。この目的のために、そのより幅
広い伸張に対応させて垂直に配設された試験片の下端
に、フレオン11含有のガラス容器をゴムガスケットによ
って取り付けた。
次いで、試験片に70Kg/cm2の荷重をかけた後、上記試
験片の破壊に要する時間を測定した。
験片の破壊に要する時間を測定した。
8.ポリウレタンに対する接着性(引張接着試験)をBS
5241スタンダードに準拠して測定した。本発明およびそ
の具体例をより良く理解するために、本発明を説明する
がその範囲は限定しない多数の実施例を以下に示す。
5241スタンダードに準拠して測定した。本発明およびそ
の具体例をより良く理解するために、本発明を説明する
がその範囲は限定しない多数の実施例を以下に示す。
実施例において、すべての量は他に指摘のない限り重量
部である。
部である。
〔実施例1〜7〕 アンカー攪拌機、還流冷却器および温度計付きの反応器
内に、連続攪拌下に以下の材料を装入した。
内に、連続攪拌下に以下の材料を装入した。
a)第1表に示される量のスチレン/アクリロニトリル
単量体の混合物、 b)第1表に示される量の、1,4-cis含量35%およびム
ーニー粘度35を有するポリブタジエンゴム、 c)第1表に示される量の軽油型の鉱油、 d)第1表に示される量の連鎖移動剤としてのtert−ド
デシルメルカプタン、 e)第1表に示される量の重合開始剤としてのtert−ブ
チルパーベンゾエート。
単量体の混合物、 b)第1表に示される量の、1,4-cis含量35%およびム
ーニー粘度35を有するポリブタジエンゴム、 c)第1表に示される量の軽油型の鉱油、 d)第1表に示される量の連鎖移動剤としてのtert−ド
デシルメルカプタン、 e)第1表に示される量の重合開始剤としてのtert−ブ
チルパーベンゾエート。
窒素置換することによって反応器内に存在する酸素を除
去した後、転化率約30%となるまで混合物を110℃で4
時間塊状予備重合させた。
去した後、転化率約30%となるまで混合物を110℃で4
時間塊状予備重合させた。
予備重合中、第1表に示される追加量のtert−ドデシル
メルカプタンを添加した。予備重合シロップを、羽根車
攪拌機付きでありかつ水対単量体およびゴムの重量比
1:1の水および重量比95:5のアクリル酸/2−エチ
ルヘキシルアクリレート共重合体からなる懸濁剤(水に
対して0.5重量%)を含有するオートクレーブに移送し
た。
メルカプタンを添加した。予備重合シロップを、羽根車
攪拌機付きでありかつ水対単量体およびゴムの重量比
1:1の水および重量比95:5のアクリル酸/2−エチ
ルヘキシルアクリレート共重合体からなる懸濁剤(水に
対して0.5重量%)を含有するオートクレーブに移送し
た。
単量体とゴムとの混合物に対して0.20重量%のtert−ブ
チルパーベンゾエートを添加した後、水中に小滴状で分
散した混合物を115℃で4時間、140℃で2時間重合させ
て単量体を重合体に完全に転化させた。
チルパーベンゾエートを添加した後、水中に小滴状で分
散した混合物を115℃で4時間、140℃で2時間重合させ
て単量体を重合体に完全に転化させた。
このようにして得た重合体を遠心分離し、次いで繰り返
して水洗し、そして最後に80℃で乾燥させた。このよう
にして得られた重合体ビードにフェノール系酸化防止剤
0.15重量%を添加し、次いで押出によって粒状物とし
た。
して水洗し、そして最後に80℃で乾燥させた。このよう
にして得られた重合体ビードにフェノール系酸化防止剤
0.15重量%を添加し、次いで押出によって粒状物とし
た。
このようにして得られた重合体のすべての性質を第2表
に示す。第1表と第2表において、例1、2と5は参考
例であり例3、4と6が実施例である。
に示す。第1表と第2表において、例1、2と5は参考
例であり例3、4と6が実施例である。
フロントページの続き (72)発明者 ジヤンフランコ・ビリオ−ネ イタリ−国マントバ・ビア−レ・リソルジ メント63 (56)参考文献 特開 昭51−125495(JP,A) 特開 昭55−36201(JP,A) 特公 昭49−15478(JP,B1)
Claims (1)
- 【請求項1】アクリロニトリル、ポリブタジエンとスチ
レンの混合物を触媒の存在下に重合させることによって
ビニル芳香族共重合体を製造する方法において、 8%のアクリロニトリル、8%のポリブタジエンと残部
スチレンを含む混合物をまずtert−ドデシルメルカ
プタンとtert−ブチル−パーベンゾエートの存在下
に約100〜110℃の温度で塊状予備重合させ、次い
で、0.1〜5重量%の懸濁剤とtert−ブチル−パ
ーベンゾエートの存在下に、115〜140℃の範囲の
温度で水中で懸濁重合させることを特徴とする方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
IT19220A/80 | 1980-01-16 | ||
IT19220/80A IT1193356B (it) | 1980-01-16 | 1980-01-16 | Polimeri vinil-aromatici modificati aventi migliorata resistenza alla fessurazione sotto sollecitazione |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56112920A JPS56112920A (en) | 1981-09-05 |
JPH0611774B2 true JPH0611774B2 (ja) | 1994-02-16 |
Family
ID=11155892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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