JPH06117276A - 発電プラント - Google Patents
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- JPH06117276A JPH06117276A JP4290755A JP29075592A JPH06117276A JP H06117276 A JPH06117276 A JP H06117276A JP 4290755 A JP4290755 A JP 4290755A JP 29075592 A JP29075592 A JP 29075592A JP H06117276 A JPH06117276 A JP H06117276A
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- gas
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- exhaust
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/12—Heat utilisation in combustion or incineration of waste
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- Treating Waste Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱エネルギの有効利用を図って、ごみ焼却炉
排ガスを脱硝に必要な温度にまで再加熱し、またこの再
加熱に用いた熱を再び回収すること。 【構成】 ごみ焼却炉1で発生した排ガスを、順次少な
くとも排熱回収ボイラ2、排ガス浄化装置5、排ガス再
加熱装置6A及び排ガス脱硝装置7を経て大気中に排出
するごみ焼却炉排ガスラインAと、ガスタービン発電装
置のガスタービン排ガスラインBとを併有する発電プラ
ントにおいて、ガスタービン11から排出される排ガス
の少なくとも一部の熱を排ガス再加熱装置6Aの熱源と
して用いて、ごみ焼却炉排ガスを再加熱する。また、再
加熱されて排ガス脱硝装置7を通過した排ガスから熱を
再び回収する装置23を設ける。更に、ガスタービン1
1の停止時に、ごみ焼却炉の排ガスを再加熱する昇温装
置を設けることもできる。
排ガスを脱硝に必要な温度にまで再加熱し、またこの再
加熱に用いた熱を再び回収すること。 【構成】 ごみ焼却炉1で発生した排ガスを、順次少な
くとも排熱回収ボイラ2、排ガス浄化装置5、排ガス再
加熱装置6A及び排ガス脱硝装置7を経て大気中に排出
するごみ焼却炉排ガスラインAと、ガスタービン発電装
置のガスタービン排ガスラインBとを併有する発電プラ
ントにおいて、ガスタービン11から排出される排ガス
の少なくとも一部の熱を排ガス再加熱装置6Aの熱源と
して用いて、ごみ焼却炉排ガスを再加熱する。また、再
加熱されて排ガス脱硝装置7を通過した排ガスから熱を
再び回収する装置23を設ける。更に、ガスタービン1
1の停止時に、ごみ焼却炉の排ガスを再加熱する昇温装
置を設けることもできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発電プラントに関し、
更に詳細には、ごみ焼却炉で発生した排ガスを、順次少
なくとも排熱回収ボイラ、排ガス浄化装置、排ガス再加
熱装置及び排ガス脱硝装置を経て大気中に排出するごみ
焼却炉排ガスラインと、ガスタービン発電装置のガスタ
ービン排ガスラインとを併有する発電プラントに関す
る。
更に詳細には、ごみ焼却炉で発生した排ガスを、順次少
なくとも排熱回収ボイラ、排ガス浄化装置、排ガス再加
熱装置及び排ガス脱硝装置を経て大気中に排出するごみ
焼却炉排ガスラインと、ガスタービン発電装置のガスタ
ービン排ガスラインとを併有する発電プラントに関す
る。
【0002】
【従来の技術】このような発電プラントの従来例とし
て、例えば図6及び図7に示す2つがあり、まず図6に
示す従来例について説明する。
て、例えば図6及び図7に示す2つがあり、まず図6に
示す従来例について説明する。
【0003】図6において、Aがごみ焼却炉排ガスライ
ン、Bがガスタービン排ガスラインである。そして、ご
み焼却炉排ガスラインAにおいては、ごみ焼却炉1で発
生した排ガスが順次排熱回収ボイラ2、空気予熱器3及
び減温器4を経て流れて150℃以下に減温され、その
後排ガス浄化装置5に導かれて、排ガス中に含まれてい
る塩化水素、硫黄酸化物、ばいじん、ダイオキシン、水
銀ガス等が除去される。このようにして浄化されたごみ
焼却炉排ガスは、それから、間接式排ガス再加熱装置6
Aに導かれ、前述した排熱回収ボイラ2で発生した蒸気
の一部により再加熱されて、約200℃以上に昇温さ
れ、その後、排ガス脱硝装置7で排ガス中のNOXが除
去され、煙突8から大気中に排出される。一方、ガスタ
ービン排ガスラインBにおいては、ガスタービン発電装
置のガスタービン11の排ガスが排熱回収ボイラ12を
経て煙突13から大気中に排出される。
ン、Bがガスタービン排ガスラインである。そして、ご
み焼却炉排ガスラインAにおいては、ごみ焼却炉1で発
生した排ガスが順次排熱回収ボイラ2、空気予熱器3及
び減温器4を経て流れて150℃以下に減温され、その
後排ガス浄化装置5に導かれて、排ガス中に含まれてい
る塩化水素、硫黄酸化物、ばいじん、ダイオキシン、水
銀ガス等が除去される。このようにして浄化されたごみ
焼却炉排ガスは、それから、間接式排ガス再加熱装置6
Aに導かれ、前述した排熱回収ボイラ2で発生した蒸気
の一部により再加熱されて、約200℃以上に昇温さ
れ、その後、排ガス脱硝装置7で排ガス中のNOXが除
去され、煙突8から大気中に排出される。一方、ガスタ
ービン排ガスラインBにおいては、ガスタービン発電装
置のガスタービン11の排ガスが排熱回収ボイラ12を
経て煙突13から大気中に排出される。
【0004】次に、図7に示す従来例について説明す
る。この従来例は、図6に示した従来例における間接式
排ガス再加熱装置6Aを直接式排ガス再加熱装置6Bに
代えたものであり、空気予熱器3で得られた高温の空気
の一部(又は高温ガスの場合もあり)をごみ焼却炉排ガ
ス中に混入することにより、排ガス温度を約200℃以
上にするものである。その他の構成は図6に示したもの
と同一であるので、同一の部分には同一の符号を付し
て、重複する説明を省略する。
る。この従来例は、図6に示した従来例における間接式
排ガス再加熱装置6Aを直接式排ガス再加熱装置6Bに
代えたものであり、空気予熱器3で得られた高温の空気
の一部(又は高温ガスの場合もあり)をごみ焼却炉排ガ
ス中に混入することにより、排ガス温度を約200℃以
上にするものである。その他の構成は図6に示したもの
と同一であるので、同一の部分には同一の符号を付し
て、重複する説明を省略する。
【0005】なお、図6及び図7に示す発電プラントに
おいて、排ガス浄化装置5へ導入するごみ焼却炉排ガス
の温度を150℃以下とするのは、該排ガス浄化装置の
ダイオキシン、水銀の除去率が温度に依存し、低温にな
る程大きくなるため150℃以下での作動が要求される
からである。また、排ガス再加熱装置6A,6Bでごみ
焼却炉排ガスを約200℃以上にまで再加熱するのは、
排ガス脱硝装置7の最適な作動温度が200〜350℃
であるからである。
おいて、排ガス浄化装置5へ導入するごみ焼却炉排ガス
の温度を150℃以下とするのは、該排ガス浄化装置の
ダイオキシン、水銀の除去率が温度に依存し、低温にな
る程大きくなるため150℃以下での作動が要求される
からである。また、排ガス再加熱装置6A,6Bでごみ
焼却炉排ガスを約200℃以上にまで再加熱するのは、
排ガス脱硝装置7の最適な作動温度が200〜350℃
であるからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上述べた
従来技術にあっては、ごみ焼却炉排ガスを脱硝に必要な
温度にまで再加熱するのに熱エネルギの有効活用の点か
ら問題があった。すなわち、図6に示した従来例ではご
み焼却炉排ガスラインAの排熱回収ボイラ2で得られた
高温の蒸気の一部が、また図7に示した従来例では同じ
くごみ焼却炉排ガスラインAの空気予熱器3で得られた
高温の空気の一部が排ガス再加熱装置6A,6Bでの排
ガス再加熱の熱源として使われているが、該蒸気は蒸気
タービンを駆動する蒸気としてまた該空気は燃焼用空気
としてそれぞれ使用される有用なエネルギであるからで
ある。その反面、ガスタービン11の排ガスは排熱回収
ボイラ12で熱回収されるものの、残りの熱は全く利用
されず、煙突13から大気中に捨てられている。
従来技術にあっては、ごみ焼却炉排ガスを脱硝に必要な
温度にまで再加熱するのに熱エネルギの有効活用の点か
ら問題があった。すなわち、図6に示した従来例ではご
み焼却炉排ガスラインAの排熱回収ボイラ2で得られた
高温の蒸気の一部が、また図7に示した従来例では同じ
くごみ焼却炉排ガスラインAの空気予熱器3で得られた
高温の空気の一部が排ガス再加熱装置6A,6Bでの排
ガス再加熱の熱源として使われているが、該蒸気は蒸気
タービンを駆動する蒸気としてまた該空気は燃焼用空気
としてそれぞれ使用される有用なエネルギであるからで
ある。その反面、ガスタービン11の排ガスは排熱回収
ボイラ12で熱回収されるものの、残りの熱は全く利用
されず、煙突13から大気中に捨てられている。
【0007】また、他の問題として、排ガスの再加熱の
ために用いられた熱エネルギがそのまま大気中に放出さ
れていることがある。すなわち、排ガス再加熱装置6
A,6Bで再加熱されて排ガス脱硝装置7を通過したご
み焼却炉排ガスは、該排ガス脱硝装置の最適な作動温度
200〜350℃を有しているにもかかわらず、その熱
は回収されずに煙突8から大気中に捨てられている。
ために用いられた熱エネルギがそのまま大気中に放出さ
れていることがある。すなわち、排ガス再加熱装置6
A,6Bで再加熱されて排ガス脱硝装置7を通過したご
み焼却炉排ガスは、該排ガス脱硝装置の最適な作動温度
200〜350℃を有しているにもかかわらず、その熱
は回収されずに煙突8から大気中に捨てられている。
【0008】本発明は、このような従来技術の課題を解
決するためになされたもので、熱エネルギの有効活用を
図って、ごみ焼却炉排ガスを脱硝に必要な温度にまで再
加熱すると共に、この再加熱のために用いた熱エネルギ
を再び回収するようにした発電プラントを提供すること
を目的とする。
決するためになされたもので、熱エネルギの有効活用を
図って、ごみ焼却炉排ガスを脱硝に必要な温度にまで再
加熱すると共に、この再加熱のために用いた熱エネルギ
を再び回収するようにした発電プラントを提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、ごみ焼却炉で発生した排ガスを、順次
少なくとも排熱回収ボイラ、排ガス浄化装置、排ガス再
加熱装置及び排ガス脱硝装置を経て大気中に排出するご
み焼却炉排ガスラインと、ガスタービン発電装置のガス
タービン排ガスラインとを併有する発電プラントにおい
て、前記ガスタービン発電装置のガスタービンから排出
される排ガスの少なくとも一部の熱を前記排ガス再加熱
装置の熱源として用いると共に、脱硝後の排ガスから熱
を回収する装置を設けたものである。
めに、本発明は、ごみ焼却炉で発生した排ガスを、順次
少なくとも排熱回収ボイラ、排ガス浄化装置、排ガス再
加熱装置及び排ガス脱硝装置を経て大気中に排出するご
み焼却炉排ガスラインと、ガスタービン発電装置のガス
タービン排ガスラインとを併有する発電プラントにおい
て、前記ガスタービン発電装置のガスタービンから排出
される排ガスの少なくとも一部の熱を前記排ガス再加熱
装置の熱源として用いると共に、脱硝後の排ガスから熱
を回収する装置を設けたものである。
【0010】
【作用】上記の手段によれば、ガスタービン排ガスの持
つ熱を利用してごみ焼却炉排ガスを脱硝に必要な温度に
まで再加熱することができ、ガスタービン排ガスの有効
利用が図られ、かつ排熱回収ボイラで得られた大切な蒸
気をごみ焼却炉排ガスの加熱のために使用しなくてす
む。また、脱硝後の排ガスから熱を回収するので、排ガ
スの再加熱のために用いた熱エネルギを再び回収するこ
とができる。
つ熱を利用してごみ焼却炉排ガスを脱硝に必要な温度に
まで再加熱することができ、ガスタービン排ガスの有効
利用が図られ、かつ排熱回収ボイラで得られた大切な蒸
気をごみ焼却炉排ガスの加熱のために使用しなくてす
む。また、脱硝後の排ガスから熱を回収するので、排ガ
スの再加熱のために用いた熱エネルギを再び回収するこ
とができる。
【0011】そして、好適には、ガスタービンの停止時
にはその排ガスを利用できなくなるので、昇温装置を設
けて、ごみ焼却炉の排ガスを脱硝に必要な温度まで再加
熱し、これによりごみ焼却炉発電プラントを継続して運
転することができる。
にはその排ガスを利用できなくなるので、昇温装置を設
けて、ごみ焼却炉の排ガスを脱硝に必要な温度まで再加
熱し、これによりごみ焼却炉発電プラントを継続して運
転することができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0013】図1は本発明の第1実施例を示し、図6に
示したものと同一の部分には同一の符号を付して、重複
する説明は省略する。本実施例は、ガスタービン11か
ら排出されて排熱回収ボイラ12を経たガスタービン排
ガスを、管路21によって間接式排ガス再加熱装置6A
内を通過させ、これによりごみ焼却炉排ガスを脱硝に必
要な温度(約200℃以上)にまで再加熱するようにし
たものである。このガスタービン排ガスの、間接式排ガ
ス再加熱装置6Aへの供給量は弁22によって調節でき
る。
示したものと同一の部分には同一の符号を付して、重複
する説明は省略する。本実施例は、ガスタービン11か
ら排出されて排熱回収ボイラ12を経たガスタービン排
ガスを、管路21によって間接式排ガス再加熱装置6A
内を通過させ、これによりごみ焼却炉排ガスを脱硝に必
要な温度(約200℃以上)にまで再加熱するようにし
たものである。このガスタービン排ガスの、間接式排ガ
ス再加熱装置6Aへの供給量は弁22によって調節でき
る。
【0014】また、排ガス脱硝装置7の後流側には排熱
回収装置23が設けられ、これにより再加熱されて排ガ
ス脱硝装置7を通過したごみ焼却炉排ガスから熱を再び
回収するようにしている。
回収装置23が設けられ、これにより再加熱されて排ガ
ス脱硝装置7を通過したごみ焼却炉排ガスから熱を再び
回収するようにしている。
【0015】更に、弁22の後流側にも他の排熱回収装
置24が設けられ、これにより、間接式排ガス再加熱装
置6Aでごみ焼却炉排ガスを再加熱して温度の下がった
ガスタービン排ガスと該間接式排ガス再加熱装置6Aを
通らなかったガスタービン排ガスとから熱を回収するよ
うにしている。
置24が設けられ、これにより、間接式排ガス再加熱装
置6Aでごみ焼却炉排ガスを再加熱して温度の下がった
ガスタービン排ガスと該間接式排ガス再加熱装置6Aを
通らなかったガスタービン排ガスとから熱を回収するよ
うにしている。
【0016】次に、図2は本発明の第2実施例を示し、
図6に示したものと同一の部分には同一の符号を付し
て、重複する説明は省略する。本実施例は、ガスタービ
ン11から排出されて排熱回収ボイラ12を経たガスタ
ービン排ガスを熱交換器25に導びいて空気等の熱媒体
を加熱し、この加熱した熱媒体をポンプ26により管路
27を通して間接式排ガス再加熱装置6A内を通過させ
ることにより、ごみ焼却炉排ガスを脱硝に必要な温度
(約200℃以上)にまで再加熱するようにしたもので
ある。
図6に示したものと同一の部分には同一の符号を付し
て、重複する説明は省略する。本実施例は、ガスタービ
ン11から排出されて排熱回収ボイラ12を経たガスタ
ービン排ガスを熱交換器25に導びいて空気等の熱媒体
を加熱し、この加熱した熱媒体をポンプ26により管路
27を通して間接式排ガス再加熱装置6A内を通過させ
ることにより、ごみ焼却炉排ガスを脱硝に必要な温度
(約200℃以上)にまで再加熱するようにしたもので
ある。
【0017】また、排ガス脱硝装置7の後流側には図1
に示したと同様に排熱回収装置23が設けられ、これに
より再加熱されて排ガス脱硝装置7を通過したごみ焼却
炉排ガスから熱を再び回収するようにしている。
に示したと同様に排熱回収装置23が設けられ、これに
より再加熱されて排ガス脱硝装置7を通過したごみ焼却
炉排ガスから熱を再び回収するようにしている。
【0018】更に、熱交換器25の後流側にも図1に示
したと同様な他の排熱回収装置24が設けられ、これに
より熱交換器25でごみ焼却炉排ガス再加熱用熱媒体を
加熱して温度の下がったガスタービン排ガスから熱を回
収するようにしている。
したと同様な他の排熱回収装置24が設けられ、これに
より熱交換器25でごみ焼却炉排ガス再加熱用熱媒体を
加熱して温度の下がったガスタービン排ガスから熱を回
収するようにしている。
【0019】更にまた、熱交換器25の上流側には昇温
装置28が設けられている。この昇温装置28は、本実
施例では高温ガス発生装置から成っており、ガスタービ
ン11の停止時に高温のガスを発生して熱交換器25に
供給するものであり、これによりガスタービン11の停
止時にも、ごみ焼却炉の排ガスを間接式排ガス再加熱装
置6Aで脱硝に必要な温度(約200℃以上)にまで再
加熱して、ごみ焼却炉発電プラントを継続して運転でき
るようにしている。
装置28が設けられている。この昇温装置28は、本実
施例では高温ガス発生装置から成っており、ガスタービ
ン11の停止時に高温のガスを発生して熱交換器25に
供給するものであり、これによりガスタービン11の停
止時にも、ごみ焼却炉の排ガスを間接式排ガス再加熱装
置6Aで脱硝に必要な温度(約200℃以上)にまで再
加熱して、ごみ焼却炉発電プラントを継続して運転でき
るようにしている。
【0020】次に、図3は本発明の第3実施例を示し、
図7に示したものと同一の部分には同一の符号を付し
て、重複する説明を省略する。本実施例は、ガスタービ
ン11から排出されて排熱回収ボイラ12を経たガスタ
ービン排ガスをそのまま管路29を通して直接式排ガス
再加熱装置6Bに導入し、ごみ焼却炉排ガスに混合させ
ることにより、該ごみ焼却炉排ガスの温度を脱硝に必要
な温度(約200℃以上)にまで昇温させるようにした
ものである。
図7に示したものと同一の部分には同一の符号を付し
て、重複する説明を省略する。本実施例は、ガスタービ
ン11から排出されて排熱回収ボイラ12を経たガスタ
ービン排ガスをそのまま管路29を通して直接式排ガス
再加熱装置6Bに導入し、ごみ焼却炉排ガスに混合させ
ることにより、該ごみ焼却炉排ガスの温度を脱硝に必要
な温度(約200℃以上)にまで昇温させるようにした
ものである。
【0021】また、排ガス脱硝装置7の後流側には図1
に示したと同様な排熱回収装置23が設けられ、これに
より再加熱されて排ガス脱硝装置7を通過したごみ焼却
炉排ガスから熱を再び回収するようにしている。
に示したと同様な排熱回収装置23が設けられ、これに
より再加熱されて排ガス脱硝装置7を通過したごみ焼却
炉排ガスから熱を再び回収するようにしている。
【0022】更に、管路29の途中部分には図2に示し
たと同様な昇温装置28が設けられ、ガスタービン11
の停止時には高温のガスを発生させて、直接式排ガス再
加熱装置6Bに供給し、ごみ焼却炉の排ガスを脱硝に必
要な温度(約200℃以上)にまで再加熱するようにし
ている。
たと同様な昇温装置28が設けられ、ガスタービン11
の停止時には高温のガスを発生させて、直接式排ガス再
加熱装置6Bに供給し、ごみ焼却炉の排ガスを脱硝に必
要な温度(約200℃以上)にまで再加熱するようにし
ている。
【0023】次に、図4は本発明の第4実施例を示し、
図3に示した実施例の変形例であり、図3に示したもの
と同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明は
省略する。本実施例は、ガスタービン排ガスラインB側
の排熱回収ボイラ12の後流側に直接式排ガス再加熱装
置6Bを設けて、排ガス再加熱装置を兼ねたガスタービ
ン排ガス排熱回収装置30を設けたものである。
図3に示した実施例の変形例であり、図3に示したもの
と同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明は
省略する。本実施例は、ガスタービン排ガスラインB側
の排熱回収ボイラ12の後流側に直接式排ガス再加熱装
置6Bを設けて、排ガス再加熱装置を兼ねたガスタービ
ン排ガス排熱回収装置30を設けたものである。
【0024】そして、ごみ焼却炉排ガスラインA側の排
ガス浄化装置5と、ガスタービン排ガスラインB側の直
接式排ガス再加熱装置6Bとの間に図3に示したと同様
な昇温装置28を設け、また直接式排ガス再加熱装置6
Bと煙突13との間には排ガス脱硝装置7及び排熱回収
装置23を設けたものである。
ガス浄化装置5と、ガスタービン排ガスラインB側の直
接式排ガス再加熱装置6Bとの間に図3に示したと同様
な昇温装置28を設け、また直接式排ガス再加熱装置6
Bと煙突13との間には排ガス脱硝装置7及び排熱回収
装置23を設けたものである。
【0025】最後に、図5は本発明の第5実施例を示
し、図4に示した第4実施例の変形例であり、図4に示
したものと同一の部分には同一の符号を付して、重複す
る説明は省略する。本実施例は、図4に示した、排ガス
再加熱装置を兼ねたガスタービン排ガス排熱回収装置3
0に、排熱脱硝装置7及び排熱回収装置23を組み込ん
だものである。
し、図4に示した第4実施例の変形例であり、図4に示
したものと同一の部分には同一の符号を付して、重複す
る説明は省略する。本実施例は、図4に示した、排ガス
再加熱装置を兼ねたガスタービン排ガス排熱回収装置3
0に、排熱脱硝装置7及び排熱回収装置23を組み込ん
だものである。
【0026】なお、参考として、この本発明の第5実施
例をモデルとした試算例を下記の表1に示しておく。
例をモデルとした試算例を下記の表1に示しておく。
【0027】
【表1】
【0028】そして、この表1から、本発明によれば、
従来のごみ焼却プラントのNOX排出総量を変化させず
に、ガスタービン複合ごみ焼却発電プラントを設置でき
ることがわかる。
従来のごみ焼却プラントのNOX排出総量を変化させず
に、ガスタービン複合ごみ焼却発電プラントを設置でき
ることがわかる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ご
み焼却炉で発生した排ガスを、順次少なくとも排熱回収
ボイラ、排ガス浄化装置、排ガス再加熱装置及び排ガス
脱硝装置を経て大気中に排出するごみ焼却炉排ガスライ
ンと、ガスタービン発電装置のガスタービン排ガスライ
ンとを併有する発電プラントにおいて、前記ガスタービ
ン発電装置のガスタービンから排出される排ガスの少な
くとも一部の熱を前記排ガス再加熱装置の熱源として用
いたことにより、ガスタービン排ガスの持つ熱を利用し
てごみ焼却炉排ガスを脱硝に必要な温度にまで再加熱す
ることができるので、ガスタービン排ガスの有効利用が
図られ、また排熱回収ボイラで得られた大切な蒸気をご
み焼却炉排ガスの再加熱のために使用しなくてすむとい
う効果が奏される。
み焼却炉で発生した排ガスを、順次少なくとも排熱回収
ボイラ、排ガス浄化装置、排ガス再加熱装置及び排ガス
脱硝装置を経て大気中に排出するごみ焼却炉排ガスライ
ンと、ガスタービン発電装置のガスタービン排ガスライ
ンとを併有する発電プラントにおいて、前記ガスタービ
ン発電装置のガスタービンから排出される排ガスの少な
くとも一部の熱を前記排ガス再加熱装置の熱源として用
いたことにより、ガスタービン排ガスの持つ熱を利用し
てごみ焼却炉排ガスを脱硝に必要な温度にまで再加熱す
ることができるので、ガスタービン排ガスの有効利用が
図られ、また排熱回収ボイラで得られた大切な蒸気をご
み焼却炉排ガスの再加熱のために使用しなくてすむとい
う効果が奏される。
【0030】また、排ガス再加熱装置で再加熱されて排
ガス脱硝装置を通過した排ガスは、該排ガス脱硝装置の
最適な作動温度200〜350℃を有しているにもかか
わらず、従来はそのまま大気中に排出しているため排ガ
スの再加熱のために用いられた熱エネルギを無駄に大気
中に捨てていたが、本発明によれば、脱硝後の排ガスか
ら熱を回収するようにしているので、排ガスの再加熱の
ために用いた熱を再び回収することができ、したがっ
て、熱エネルギの節減を図ることができる効果が奏され
る。
ガス脱硝装置を通過した排ガスは、該排ガス脱硝装置の
最適な作動温度200〜350℃を有しているにもかか
わらず、従来はそのまま大気中に排出しているため排ガ
スの再加熱のために用いられた熱エネルギを無駄に大気
中に捨てていたが、本発明によれば、脱硝後の排ガスか
ら熱を回収するようにしているので、排ガスの再加熱の
ために用いた熱を再び回収することができ、したがっ
て、熱エネルギの節減を図ることができる効果が奏され
る。
【0031】そして、好適には、ガスタービンの停止時
にごみ焼却炉の排ガスを再加熱する昇温装置を設けるこ
とにより、ガスタービンが停止しても、ごみ焼却炉の排
ガスを脱硝に必要な温度まで加熱して、ごみ焼却発電プ
ラントを継続して運転できるようにすることができる。
にごみ焼却炉の排ガスを再加熱する昇温装置を設けるこ
とにより、ガスタービンが停止しても、ごみ焼却炉の排
ガスを脱硝に必要な温度まで加熱して、ごみ焼却発電プ
ラントを継続して運転できるようにすることができる。
【図1】本発明の第1実施例に係る発電プラントを示す
系統図である。
系統図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る発電プラントを示す
系統図である。
系統図である。
【図3】本発明の第3実施例に係る発電プラントを示す
系統図である。
系統図である。
【図4】本発明の第4実施例に係る発電プラントを示す
系統図である。
系統図である。
【図5】本発明の第5実施例に係る発電プラントを示す
系統図である。
系統図である。
【図6】従来の発電プラントの一例を示す系統図であ
る。
る。
【図7】従来の発電プラントの他の例を示す系統図であ
る。
る。
A ごみ焼却炉排ガスライン B ガスタービン排ガスライン 1 ごみ焼却炉 2 排熱回収ボイラ 3 空気予熱器 4 減温装置 5 排ガス浄化装置 6A 間接式排ガス再加熱装置 6B 直接式排ガス再加熱装置 7 排ガス脱硝装置 8 煙突 11 ガスタービン 12 排熱回収ボイラ 13 煙突 23 排熱回収装置 24 排熱回収装置 25 熱交換器 28 昇温装置
Claims (2)
- 【請求項1】ごみ焼却炉で発生した排ガスを、順次少な
くとも排熱回収ボイラ、排ガス浄化装置、排ガス再加熱
装置及び排ガス脱硝装置を経て大気中に排出するごみ焼
却炉排ガスラインと、ガスタービン発電装置のガスター
ビン排ガスラインとを併有する発電プラントにおいて、
前記ガスタービン発電装置のガスタービンから排出され
る排ガスの少なくとも一部の熱を前記排ガス再加熱装置
の熱源として用いると共に、脱硝後の排ガスから熱を回
収する装置を設けたことを特徴とする発電プラント。 - 【請求項2】ガスタービンの停止時に、ごみ焼却炉の排
ガスを再加熱する昇温装置を設けてなる請求項1記載の
発電プラント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4290755A JPH06117276A (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 発電プラント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4290755A JPH06117276A (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 発電プラント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06117276A true JPH06117276A (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=17760119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4290755A Withdrawn JPH06117276A (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 発電プラント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06117276A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0786625A2 (en) | 1996-01-26 | 1997-07-30 | Hitachi, Ltd. | Electric power generation system utilising waste burning heat |
-
1992
- 1992-10-05 JP JP4290755A patent/JPH06117276A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0786625A2 (en) | 1996-01-26 | 1997-07-30 | Hitachi, Ltd. | Electric power generation system utilising waste burning heat |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000104 |