JPH06117215A - 排気消音装置 - Google Patents

排気消音装置

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JPH06117215A
JPH06117215A JP26218592A JP26218592A JPH06117215A JP H06117215 A JPH06117215 A JP H06117215A JP 26218592 A JP26218592 A JP 26218592A JP 26218592 A JP26218592 A JP 26218592A JP H06117215 A JPH06117215 A JP H06117215A
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sound insulating
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metals
exhaust
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Mitsukane Takebe
光兼 武部
Masahiro Nishioka
昌寛 西岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パンチングメタルの熱膨張による伸びを吸収
してその熱変形を防ぎ、吸音材を常に適正に保持して安
定した消音効果を維持することができる排気消音装置を
提供すること。 【構成】 排気管1の外板内周面に吸音材6を張設し、
該吸音材6をパンチングメタル7で保持して成る排気消
音装置において、前記パンチングメタル7の四周の少な
くとも長さ方向一端を外板内周面に固定し、他を自由支
持する。本発明によれば、パンチングメタル7がモノリ
ス触媒10を通過した高温の排ガスにさらされても、こ
れは熱膨張によって自由支持端側に自由に伸びることが
でき、その熱膨張による伸びが有効に吸収されるため、
該パンチングメタル7の熱変形が防がれ、吸音材6は当
該パンチングメタル7によって常に良好な状態で保持さ
れ、該吸音材6による安定した消音効果が維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車等の排気管
に設けられる排気消音装置に関する。
【0002】
【従来の技術】斯かる排気消音装置としては、排気管の
外板内周面にグラスウールやセラミックファイバー等の
吸音材を張設し、該吸音材をパンチングメタルで保持し
たものが知られている。
【0003】ところで、斯かる排気消音装置が特に触媒
の下流側に設置される場合には、パンチングメタルが触
媒を通過した高温の排ガスにさらされて熱膨張する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
排気消音装置においては、パンチングメタルはその四周
の全てが排気管の外板内周面に固定(通常は数点のスポ
ット溶接による固定)されていたため、外板との熱膨張
差による伸びを吸収できず、当該パンチングメタルが熱
変形して吸音材が良好に保持され得なくなり、十分な消
音効果を期待できなくなるという問題があった。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、パンチングメタルの熱膨張に
よる伸びを吸収してその熱変形を防ぎ、吸音材を常に適
正に保持して安定した高い消音効果を維持することがで
きる排気消音装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、排気管の外板内周面に吸音材を張設し、該吸音
材をパンチングメタルで保持して成る排気消音装置にお
いて、前記パンチングメタルの四周の少なくとも長さ方
向一端を外板内周面に固定し、他を自由支持することを
その特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、パンチングメタルの四周の少
なくとも長さ方向一端を除く部分が自由支持されている
ため、該パンチングメタルが触媒を通過した高温の排ガ
スにさらされても、これは熱膨張によって自由支持端側
へ自由に伸びることができる。つまり、パンチングメタ
ルの熱膨張による伸びが有効に吸収されるため、該パン
チングメタルの熱変形が防がれ、吸音材は当該パンチン
グメタルによって常に良好な状態で保持され、該吸音材
による安定した高い吸音効果が維持される。
【0008】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0009】図1は本発明に係る排気消音装置を備える
排気管要部の断面図、図2は図1のA−A線断面図、図
3、図4はそれぞれ図2の矢視B−B線方向、矢視C−
C線方向の展開図、図5は排気管の正面図、図6は同排
気管の側面図、図7、図8はそれぞれ図5のD−D線、
E−E線断面図、図9は図6のF−F線断面図である。
【0010】本発明に係る排気管1は自動二輪車用2サ
イクルエンジン用であって、図5及び図6に示すよう
に、不図示のエンジンの排気系に接続されるフランジ2
からは細いテーパ状パイプ3が車体前方(図6の左方)
に向かって斜め下方に延出した後、U字状に折り曲げら
れて若干立ち上がり、その立ち上がり端部には別のテー
パ状パイプ4が差し込まれて接合されている。尚、前記
パイプ3は後流側(排ガスの流れに対して)に拡径する
テーパ状に成形されており、これは図7に示すように断
面半円状にプレス成形された外板3−1,3−2を接合
一体化して構成される。
【0011】又、前記パイプ4も後流側に向かって拡径
するテーパ状に成形されており、これは図8に示すよう
に断面半円状にプレス成形された内外二重の外板4−1
A,4−1B、4−2A,4−2Bを接合一体化して構
成されている。そして、このパイプ4は、前記パイプ3
との接続部から若干立ち上がった後、図6の手前側にU
字状に折り曲げられて下方に延出し、その後、略直角に
折り曲げられて不図示のエンジンの下部前方を図6の奥
側に向かって車幅方向に横断し、その後端には大径のパ
イプ5が接続されている。
【0012】ところで、前記パイプ3,4は当該排気管
1の基本テーパ部aを構成しており、この基本テーパ部
aの後端部に前記パイプ5が接続されている。
【0013】上記パイプ5は中央部分が太いエクスパン
ションチャンバーを構成しており、これは図9に示すよ
うに、断面半円状にプレス成形された内外二重の外板5
−1A,5−1B、5−2A,5−2Bを接合一体化し
て構成されている。そして、このパイプの内面には本発
明に係る排気消音装置を構成するグラスウール、セラミ
ックファイバー、金属ファイバー等の吸音材6が張設さ
れており、該吸音材6は多数の孔が穿設された断面半円
状のパンチングメタル7a,7bによって保持されてい
る。
【0014】而して、パイプ5はパイプ4との接合部か
ら略直角に円弧状に折り曲げられて車体後方に向かって
斜め上方に延出しており、その後端部にはストレート状
の小径のパイプ8が差し込まれて接続されている。尚、
パイプ8の後端部には不図示のマフラーが接続される。
【0015】又、本実施例に係る排気管1においては、
前記基本テーパ部aの後端部に位置するパイプ5の湾曲
部bにモノリス触媒10が設置されている。尚、本実施
例においては、モノリス触媒10として、長さ方向に平
行な多数の直線状通路を形成して成るメタル触媒が用い
られているが、これに代えてセラミックタイプの触媒を
用いても良い。
【0016】従って、本実施例においては、前記吸音材
6やパンチングメタル7a,7bによって構成される本
発明に係る排気消音装置は前記モノリス触媒10の下流
側に設置されている。
【0017】ここで、パンチングメタル7a,7bの取
付構造を図1乃至図4に基づいて説明する。
【0018】図示しないが、両パンチングメタル7a,
7bは、その長さ方向の一端(本実施例では、後流側端
部)と周方向の上下端の後半部分が略コの字状にスポッ
ト溶接によってパイプ5の外板5−1A,5−2A(図
9参照)に固定されているが、長さ方向の他端側(上流
側端部)及び周方向の上下端の前半部分はそれぞれ自由
支持されている。
【0019】図1乃至図4にはパンチングメタル7a,
7bの長さ方向の一端(上流側端部)の自由支持構造が
示されている。即ち、各パンチングメタル7a,7b
は、その上流側端部の周方向の2箇所が、パイプ5の外
板5−1A,5−2Aにスポット溶接された支持金具1
1,12,13,14に差し込まれて距離δだけ移動可
能に自由支持されている。
【0020】而して、本実施例において、不図示のエン
ジンが始動されると、排気管1内を排ガスが流れるが、
モノリス触媒10の下流に位置する当該排気消音装置の
パンチングメタル7a,7bはモノリス触媒10を通過
した高温の排ガスにさらされて熱膨張する。
【0021】然るに、本実施例においては、パンチング
メタル7a,7bは、前述のように、その長さ方向及び
周方向の一部(前半部分)が自由支持されているため、
該パンチングメタル7a,7bは熱膨張によって自由支
持端側へ長さδの範囲内で自由に伸びることができる。
つまり、パンチングメタル7a,7bの熱膨張による伸
びが有効に吸収されるため、該パンチングメタル7a,
7bの熱変形が防がれ、吸音材6はパンチングメタル7
a,7bによって常に良好な状態で保持され、該吸音材
6による安定した高い消音効果が維持される。尚、パン
チングメタル7a,7bを自由支持する側を本実施例の
ように温度分布の高温側とする方が、より効果的であ
る。
【0022】そして、エンジンが停止して排気管1内を
高温の排ガスが流れなくなると、パンチングメタル7
a,7bは冷却されて自由に熱収縮し、エンジン始動前
の状態に戻る。
【0023】尚、本実施例では、パンチングメタル7
a,7bの長さ方向の一端と周方向の上下端の後半部分
を固定したが、長さ方向の一端と周方向の一端(長さ方
向全長)を固定するようにしても良い。
【0024】
【発明の効果】以上の説明で明らかな如く、本発明によ
れば、排気管の外板内周面に吸音材を張設し、該吸音材
をパンチングメタルで保持して成る排気消音装置におい
て、前記パンチングメタルの四周の少なくとも長さ方向
一端を外板内周面に固定し、他を自由支持したため、パ
ンチングメタルの熱膨張による伸びを吸収してその熱変
形を防ぎ、吸音材を常に適正に保持して安定した高い消
音効果を維持することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排気消音装置を備える排気管要部
の断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図2の矢視B−B線方向の展開図である。
【図4】図2の矢視C−C線方向の展開図である。
【図5】本発明に係る排気消音装置を備える排気管の正
面図である。
【図6】本発明に係る排気消音装置を備える排気管の側
面図である。
【図7】図5のD−D線断面図である。
【図8】図5のE−E線断面図である。
【図9】図6のF−F線断面図である。
【符号の説明】
1 排気管 5−1A,5−2A 外板 6 吸音材 7a,7b パンチングメタル 11〜14 支持金具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気管の外板内周面に吸音材を張設し、
    該吸音材をパンチングメタルで保持して成る排気消音装
    置において、前記パンチングメタルの四周の少なくとも
    長さ方向一端を外板内周面に固定し、他を自由支持する
    ことを特徴とする排気消音装置。
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JP2008082191A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Honda Motor Co Ltd 自動2輪車の排気装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008082191A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Honda Motor Co Ltd 自動2輪車の排気装置
JP4684199B2 (ja) * 2006-09-26 2011-05-18 本田技研工業株式会社 自動2輪車の排気装置

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