JPH0586844A - 自動二輪車の排ガス浄化装置 - Google Patents

自動二輪車の排ガス浄化装置

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Publication number
JPH0586844A
JPH0586844A JP24942691A JP24942691A JPH0586844A JP H0586844 A JPH0586844 A JP H0586844A JP 24942691 A JP24942691 A JP 24942691A JP 24942691 A JP24942691 A JP 24942691A JP H0586844 A JPH0586844 A JP H0586844A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust gas
catalyst
chamber
silencer
exhaust
Prior art date
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Pending
Application number
JP24942691A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Takashima
政夫 高島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH0586844A publication Critical patent/JPH0586844A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、エンジン出力に影響を与えること
なく排ガスを浄化できると共に、エキゾースト系の容積
の利用度が高く、しかもコストを低減できるようにして
いる。 【構成】この発明は、膨張室25およびディフューザ室
24を備えたチャンバ部22を有するエキゾースト系に
おいて、上記チャンバ部内に、排ガス温度を上昇させる
サブ触媒32が上記排ガスの流れに沿って配置され、上
記チャンバ部の後方に連結されたサイレンサ部23に上
記排ガスを浄化するメイン触媒35が配置され、このメ
イン触媒は、上記サイレンサ部と略同程度の大きさであ
り、マット部材36を介して上記サイレンサ部に支持さ
れたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、大径のチャンバ部を
有するチャンバタイプのエキゾースト系に適用された自
動二輪車の排ガス浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動二輪車のエキゾースト系に
は、図4に示すように、膨張室1およびディフューザ室
2を備えた大径のチャンバ部を有するタイプのものがあ
る。このチャンバタイプのエキゾースト系に、排ガスを
浄化するハニカム触媒4を備えた排ガス浄化装置が設置
されている。このハニカム触媒4は、反応温度が高いの
で、エキゾースト系の上流側、例えばディフューザ室2
内、あるいはエキゾーストパイプ5内に設置される。
【0003】このハニカム触媒4は、図5および図6に
示すように、円筒形状のシェル6内に、ワイヤを成形し
たサポート7および樹脂製等のクッション材8を介して
収納され、リテーナ9によって位置決めされている。そ
して、このハニカム触媒4を収納したシェル6が、リー
ンフォースメントを兼ねたプレート10により支持され
る。このプレート10には複数の開口11が形成され
て、ハニカム触媒4内を流れない排ガスを通過させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な排ガス浄化装置では、チャンバ部3がエンジン出力に
大きく関与する部所であるにも拘らず、このチャンバ部
3内に比較的大きなハニカム触媒4やこのハニカム触媒
4を支えるプレート10やシェル6等が配置されている
ため、エンジン出力が低下するおそれがある。また、エ
ンジン出力が低下しない場合でも、エンジン出力を向上
させるためには、エキゾースト系や図示しないシリンダ
等の諸元を変更する必要が生ずる。
【0005】さらに、ハニカム触媒4がシェル6内に、
ワイヤ成形によるサポート7を介して納められているの
で、コストが嵩んでしまう。
【0006】しかも、エンジン出力の観点からハニカム
触媒4がチャンバ部3の断面積の一部を占有するのみで
あるため、エキゾースト系の容積の有効利用という面で
利用度が低い。
【0007】この発明は、上述の事情を考慮してなされ
たものであり、エンジン出力に影響を与えることなく排
ガスを浄化できると共に、エキゾースト系の容積の利用
度が高く、安価な自動二輪車の排ガス浄化装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、膨張室およ
びディフューザ室を備えたチャンバ部を有するエキゾー
スト系において、上記チャンバ部内に、排ガス温度を上
昇させるサブ触媒が上記排ガスの流れに沿って配置さ
れ、上記チャンバ部の後方に連結されたサイレンサ部に
上記排ガスを浄化するメイン触媒が配置され、このメイ
ン触媒は、上記サイレンサ部と略同程度の大きさであ
り、マット部材を介して上記サイレンサ部に支持された
ことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】したがって、この発明に係る自動二輪車の排ガ
ス浄化装置によれば、エンジン出力に大きく関与するチ
ャンバ部には、排ガスの流れに沿ってサブ触媒が配置さ
れ、メイン触媒が排ガス最下流のサイレンサ部に設置さ
れたので、エンジン出力に対する影響を低減できる。
【0010】また、サブ触媒が排ガス温度を上昇させ
て、この排ガスをメイン触媒の反応温度に設定するの
で、メイン触媒による排ガスの浄化を良好に行なうこと
ができる。
【0011】さらに、メイン触媒がサイレンサ部と略同
程度の大型の触媒を使用できるので、エキゾースト系の
容積を有効に利用できると共に、マット部材によりメイ
ン触媒を支持したので、メイン触媒支持部材の部品点数
が少なく、コストを低減できる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0013】図1は、この発明に係る自動二輪車の排ガ
ス浄化装置の一実施例が適用されたエキゾースト系を示
す断面図である。
【0014】エキゾースト系は、エキゾーストパイプ2
1、チャンバ部22およびサイレンサ部23が順次連結
して構成され、エキゾーストパイプ21がエンジンの図
示しないシリンダに接続される。チャンバ部22は、デ
ィフューザ室24および膨張室25を備えて成り、排ガ
スのエネルギを減衰して、消音する。
【0015】サイレンサ部23内は、バッフルプレート
26によって第1膨張室27と第2膨張室28とに区画
され、第1膨張室27内までエキゾーストパイプ21の
延長部が延びる。また、バッフルプレート26には第1
バッフルパイプ29が支持され、第1膨張室27内の排
ガスを第2膨張室28内へ導いて膨張させる。
【0016】第2膨張室28内には、サイレンサ部23
の一端部に支持された第2バッフルパイプ30が配置さ
れ、第2膨張室28で膨張した排ガスをサイレンサ部2
3内へ導いてさらに膨張させる。サイレンサ部23の他
端部には第3バッフルパイプ31が固着されて、サイレ
ンサ部23内の排ガスを大気中へ放出させ膨張させる。
排ガスは、エキゾーストパイプ21からチャンバ部22
の第1膨張室27および第2膨張室28、さらにサイレ
ンサ部23へ至る間に順次膨張し、エネルギが減衰され
て消音される。
【0017】さて、チャンバ部22内には、サブ触媒と
しての布触媒32あるいは溶射触媒が配置される。布触
媒32は、図2にも示すように、パンチングプレート3
3の裏面に貼着されたものであり、溶射触媒はパンチン
グプレート33の裏面側に溶射により付着されたもので
ある。これらの布触媒32あるいは溶射触媒は、チャン
バ部22内で排ガスの流れに平行な位置、つまりチャン
バ部22の第1膨張室27内の排気下流側内表面、第2
膨張室28内の内表面およびエキゾーストパイプ21の
延長部の外表面に、パンチングプレート33を介して取
り付けられる。これらの布触媒32あるいは溶射触媒に
より、排ガス温度が後述のメイン触媒35の反応温度以
上に高められる。
【0018】なお、パンチングプレート33とチャンバ
部22およびエキゾーストパイプ21との間にはグラス
ウール34がそれぞれ充填されて、排ガスのエネルギを
吸収し、消音機能を果している。
【0019】また、サイレンサ部23内にメイン触媒と
してのハニカム触媒35が配置される。このハニカム触
媒35は、ハニカム形状のセラミックに触媒を塗布して
構成されたものであり、排ガスを浄化する。このハニカ
ム触媒35は、サイレンサ部23の内径と略同程度の大
きさの外径を有し、マット部材としてのセラミックマッ
ト36によりサイレンサ部23に支持される。
【0020】つまり、図2に示すように、サイレンサ部
23は、サイレンサボディ37の両端部にサイレンサ前
部バッフルプレート38およびサイレンサ後部バッフル
プレート39が、それぞれスポット溶接等により固着さ
れて構成される。サイレンサ前部バッフルプレート38
に第2バッフルパイプ30が、サイレンサ後部バッフル
プレート39に第3バッフルパイプ31がそれぞれ取り
付けられる。サイレンサ前部バッフルプレート38およ
びサイレンサ後部バッフルプレート39の内側部分は内
方へ屈曲されてマット係止部40が形成される。ハニカ
ム触媒35を支持するセラミックマット36は、これら
の両マット係止部40間に挟持されて位置決めされ、さ
らに脱落や飛散が防止される。
【0021】したがって、上記実施例によれば、排ガス
はエキゾーストパイプ21からチャンバ部22内へ導か
れ、布触媒32あるいは溶射触媒によってハニカム触媒
35の反応温度以上にその温度が上昇される。このよう
に温度上昇した排ガスがサイレンサ部23内のハニカム
触媒35へ導かれるので、このハニカム触媒35による
排ガスの浄化を良好に実施できる。
【0022】また、チャンバ部22はエンジン出力に大
きく関与する部所であり、このチャンバ部22内に布触
媒32あるいは溶射触媒が排ガスの流れに沿って略平行
に配置されている。しかも、ハニカム触媒35は、エン
ジン出力にそれ程影響を与えないサイレンサ部23に配
置されている。これらのことから、触媒32,35の存
在によってもエンジン出力に影響を与えることがなく、
エンジン出力を好適に維持できる。
【0023】また、ハニカム触媒35がサイレンサ部2
3の内径と略同径の外径を有する大型の触媒とすること
ができることから、サイレンサ部23の容積、つまりエ
キゾースト系の容積を有効に利用できる。
【0024】さらに、このハニカム触媒35は、セラミ
ックマット36を用いてサイレンサ部23に支持された
だけであり、従来のようなプレート10やシェル6、さ
らにワイヤ成形のサポート7等を用いて支持しているも
のではないため、ハニカム触媒支持部品の部品点数が少
なく、コストを低減できる。
【0025】また、排ガスは、チャンバ部22内では、
エンジンのエキゾーストポート(図示せず)の開閉に応
じて脈流となっているが、サイレンサ部23内では、膨
張・収縮の繰返し過程を経て整流化されている。このよ
うに排ガスの流れが整流化されたサイレンサ部23内に
ハニカム触媒35が配置されているので、このハニカム
触媒35の触媒反応を安定化できる。
【0026】また、エキゾースト系にはチャンバ部22
内に布触媒32を、サイレンサ部23内にハニカム触媒
35を配置して二段触媒の構成としたので、触媒に対す
る熱負荷が分散され、各触媒32および35の耐久性を
向上させることができる。しかも、エキゾースト系で
は、二次エアを供給してハニカム触媒35が過熱しない
ようその温度を低下させているが、この二次エア供給量
が過剰となってハニカム触媒35の温度が低下し過ぎな
いようにエアカットバルブが配置されている。しかし、
ハニカム触媒35の熱負荷が上述のように低減したの
で、上記エアカットバルブを省略することもできる。
【0027】図3は、この発明の自動二輪車の排ガス浄
化装置の他の実施例を示すサイレンサ部の断面図であ
る。この他の実施例において、前記一実施例と同様な部
分は、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0028】この他の実施例では、ハニカム触媒35の
外径とサイレンサボディ部37の内径とが不一致の場合
に、径調整ガイド41を設置し、この径調整ガイド41
によりセラミックマット36を介してハニカム触媒35
を支持している。この場合、サイレンサ前部バッフルプ
レート42およびサイレンサ後部バッフルプレート43
の軸方向長さを短くし、これらのサイレンサ両バッフル
プレート42および43の内側にマット係止リング44
を配設する。このマット係止リング44によってセラミ
ックマット36を位置決めし、その脱落や飛散を防止す
る。上記サイレンサ前部バッフルプレート42およびサ
イレンサ後部バッフルプレート43は、セラミックマッ
ト36、径調整ガイド41およびマット係止リング44
を配設後、サイレンサボディ37にスポット溶接等によ
り溶着される。
【0029】上記他の実施例においても、前記一実施例
と同様な効果を奏する。さらに、この他の実施例では、
サイレンサボディ37と径調整ガイド41との間に空間
45が形成されているので、この空間45内の空気の断
熱機能により、サイレンサ部23の過熱も防止できる。
【0030】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る自動二輪
車の排ガス浄化装置によれば、膨張室およびディフュー
ザ室を備えたチャンバ部を有するエキゾースト系におい
て、上記チャンバ部内に、排ガス温度を上昇させるサブ
触媒が上記排ガスの流れに沿って配置され、上記チャン
バ部の後方に連結されたサイレンサ部に上記排ガスを浄
化するメイン触媒が配置され、このメイン触媒は、上記
サイレンサ部と略同程度の大きさであり、マット部材を
介して上記サイレンサ部に支持されたことから、エンジ
ン出力に影響を与えることなく排ガスを好適に浄化でき
ると共に、エキゾースト系の容積の利用度が高く、コス
トも低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る自動二輪車の排ガス浄化装置の
一実施例が適用されたエキゾースト系を示す断面図。
【図2】図1の一部拡大断面図。
【図3】この発明の他の実施例を示すサイレンサ部の断
面図。
【図4】従来の自動二輪車のエキゾースト系の一部を破
断して示す側面図。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図。
【図6】図5のVI−VI線に沿う断面図。
【符号の説明】
21 エキゾーストパイプ 22 チャンバ部 23 サイレンサ部 24 ディフューザ室 25 膨張室 27 第1膨張室 28 第2膨張室 32 布触媒 35 ハニカム触媒 36 セラミックマット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膨張室およびディフューザ室を備えたチ
    ャンバ部を有するエキゾースト系において、上記チャン
    バ部内に、排ガス温度を上昇させるサブ触媒が上記排ガ
    スの流れに沿って配置され、上記チャンバ部の後方に連
    結されたサイレンサ部に上記排ガスを浄化するメイン触
    媒が配置され、このメイン触媒は、上記サイレンサ部と
    略同程度の大きさであり、マット部材を介して上記サイ
    レンサ部に支持されたことを特徴とする自動二輪車の排
    ガス浄化装置。
JP24942691A 1991-09-27 1991-09-27 自動二輪車の排ガス浄化装置 Pending JPH0586844A (ja)

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JP24942691A JPH0586844A (ja) 1991-09-27 1991-09-27 自動二輪車の排ガス浄化装置

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JPH0586844A true JPH0586844A (ja) 1993-04-06

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JP (1) JPH0586844A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100464061C (zh) * 2006-01-11 2009-02-25 本田技研工业株式会社 内燃机
US7878351B2 (en) 2003-08-07 2011-02-01 Sacmi Cooperativa Meccanici Imola Societa Cooperativa Cap arrangements

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7878351B2 (en) 2003-08-07 2011-02-01 Sacmi Cooperativa Meccanici Imola Societa Cooperativa Cap arrangements
CN100464061C (zh) * 2006-01-11 2009-02-25 本田技研工业株式会社 内燃机

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