JPH0611600B2 - 転写箔 - Google Patents

転写箔

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JPH0611600B2
JPH0611600B2 JP33945890A JP33945890A JPH0611600B2 JP H0611600 B2 JPH0611600 B2 JP H0611600B2 JP 33945890 A JP33945890 A JP 33945890A JP 33945890 A JP33945890 A JP 33945890A JP H0611600 B2 JPH0611600 B2 JP H0611600B2
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卓治 柴田
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Nissha Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、抜き柄層と重複する着色層を有する転写箔
において、重複部分の段差が目立ちにくい転写箔に関す
る。
【従来の技術】
従来から各種の基材を装飾する際に、転写箔を用いて任
意の図柄を形成する方法が多く採用されている。しか
し、文字・記号などからなる抜き柄を形成し、その抜き
柄部分に着色を施す場合、転写箔において抜き柄層の抜
き柄部分に着色層を各色ごとに見当を完全に合致させて
(いわゆる「毛ぬき合せ」)印刷することは、技術的に
極めて困難であった。 そこで、着色層のパターンを抜き柄層の抜き柄パターン
より大きめに設計した転写箔、すなわちベースフィルム
上に剥離層が形成され、その上に抜き柄層が設けられ、
その上に抜き柄層と重複する着色層が部分的に設けら
れ、さらに抜き柄層および着色層上に接着層が設けられ
た転写箔が用いられていた(第7図参照)。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この転写箔を基材に転写すると、重複部分に着
色層の厚みがあるため、段差が目立って見栄えがわるか
った(第8図参照)。 本発明は以上のような問題点を解決し、抜き柄層と着色
層の重複部分において段差の目立たちにくい転写箔を提
供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の転写箔は、ベー
スフィルム上に剥離層が形成され、その上に抜き柄が設
けられ、その上に抜き柄層と重複し重複部分の端部が段
差の目立たないインキ量まで漸次減少するように着色層
が部分的に設けられ、さらに抜き柄層および着色層上に
接着層が設けられるように構成したものである。
【実施例】
以下、図面を参照しながら本発明の実施例をさらに詳し
く説明する。 第1図は本発明の転写箔の一実施例を示す断面図、第2
図は第1図の転写箔を用いて得られる転写物を示す断面
図、第3〜6図は本発明の転写箔を用いて得られる転写
物の実施例を示す平面図である。1はベースフィルム、
2は剥離層、3は抜き柄層、4は着色層、5は接着層、
6は基材、7は重複部、8は段差をそれぞれ示す。 ベースフィルム1としては、ポリエチレンテレフタレー
ト・ポリプロピレン・ポリエチレン・ナイロン・セロハ
ンなどのプラスチックフィルム、あるいはこれらと紙の
複合フィルムなど、通常の転写箔のベースフィルムとし
て用いられるものを使用するとよい。 剥離層2は、ベースフィルム1上に設けられ、転写後は
ベースフィルム1から剥離するものである。また、転写
後には基材6の表面になるため、転写層自体を保護する
機能を有するものである。剥離層2としては、アクリル
系樹脂・セルロース系樹脂・ビニル系樹脂・ゴム系樹脂
などを用いて形成される。また、必要に応じてワックス
やシリコンなどよりなる剥離補助層をベースフィルム1
と剥離層2との間に設けてもよい。 抜き柄層3は、剥離層2上に形成され、抜き柄層3の形
成されない部分で文字・記号などのパターンを表示する
ものである。抜き柄層3としては、顔料または染料を樹
脂バインダー中に分散または溶解させた通常用いられる
印刷インキを用いて形成される。 着色層4は、抜き柄層3上に抜き柄層3と重複して部分
的に設けられ、抜き柄層3の形成されない部分を着色
し、とくに重複部分の端部が段差の目立たないインキ量
まで漸次減少するように形成されたものである。着色層
4としては、顔料または染料を樹脂中に分散または溶解
させた通常用いられる印刷インキを用い、グラビア印
刷、スクリーン印刷、オフセット印刷、凸版印刷などの
印刷方法により形成される。また、着色層4が第3図の
ような抜き柄層3の抜き柄部分をすべて覆うものに限ら
ず、第4図に示すように抜き柄部分を部分的に覆うもの
であっても、また第5図に示すように抜き柄層3の外縁
部分に重複するものであってもよい。また、着色層が第
6図に示すように多層設けられてもよい。 接着層5は、抜き柄層3および着色層4上に形成され、
基材6に上記の各層を接着させる層である。接着層5と
しては、基材6であるプラスチック成型品などの素材表
面に適した感熱性あるいは感圧性の樹脂を適用する。た
とえば基材6がポリスチレンの場合はアクリル系や塩化
ビニル酢酸ビニル系樹脂を、ポリプロピレンの場合は塩
素化ポリプロピレン系樹脂やエチレン酢酸ビニル系樹脂
などを用いるとよい。 また、ベースフィルム1としてマットフィルム、ヘアラ
インフィルムなどを用いて、艶消しやヘアラインなどの
表現をしてもよい。 また、本発明の転写箔は、通常のロール転写法など以外
に、インモールド法などの転写法にも適用することがで
きる。
【発明の効果】
本発明は、ベースフィルム上に剥離層が形成され、その
上に抜き柄層が設けられ、その上に抜き柄層と重複し重
複部分の端部が段差の目立たないインキ量まで漸次減少
するように着色層が部分的に設けられ、さらに抜き柄層
および着色層上に接着層が設けられるように構成した。 したがって、本発明の転写箔を基材に転写すると、重複
部分における着色層の厚さが無段階的に変化しているの
で、段差が目立ちにくく表面の美しい図柄が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の転写箔の一実施例を示す断面図、第2
図は第1図の転写箔を用いて得られる転写物を示す断面
図、第3〜6図は本発明の転写箔を用いて得られる転写
物の実施例を示す平面図、第7図は従来例を示す断面
図、第8図は第7図の転写箔を用いて得られる転写物を
示す断面図。 1……ベースフィルム、2……剥離層、3……抜き柄
層、4……着色層、5……接着層、6……基材、7……
重複部、8……段差。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースフィルム上に剥離層が形成され、そ
    の上に抜き柄層が設けられ、その上に抜き柄層と重複し
    重複部分の端部が段差の目立たないインキ量まで漸次減
    少するように着色層が部分的に設けられ、さらに抜き柄
    層および着色層上に接着層が設けられていることを特徴
    とする転写箔。
JP33945890A 1990-11-30 1990-11-30 転写箔 Expired - Fee Related JPH0611600B2 (ja)

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