JPH06115523A - 密封包装品に於けるシール状態の検出方法及び検出装置 - Google Patents

密封包装品に於けるシール状態の検出方法及び検出装置

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JPH06115523A
JPH06115523A JP15289492A JP15289492A JPH06115523A JP H06115523 A JPH06115523 A JP H06115523A JP 15289492 A JP15289492 A JP 15289492A JP 15289492 A JP15289492 A JP 15289492A JP H06115523 A JPH06115523 A JP H06115523A
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JP
Japan
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sealed
pressing
package
packaged product
packed goods
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Application number
JP15289492A
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English (en)
Inventor
作一 ▲さかき▼原
Sakuichi Sakakibara
Masabumi Takemoto
正文 武本
Tadamasa Omae
忠昌 御前
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
House Foods Corp
Original Assignee
House Foods Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉体の袋物等の比較的柔軟な密封包装品に於
けるシール状態の良否を、正確かつ効能率に検出するた
めの方法及び装置の提供を目的とする。 【構成】 床部の上に置かれた密封包装品を、該包装品
の上面がほぼ全面にわたって部分的に押圧されるよう
に、複数の押圧部材で上部より押圧し、上記押圧状態に
於ける、それぞれの押圧部材と床部との間の距離、及び
/又は上記距離に基づいて求められた包装品の断面積若
しくは体積の変位を測定することによって、該包装品の
シール状態の良否を検出することを特徴とする密封包装
品に於けるシール状態の検出方法。及び密封包装品を、
その上面がほぼ全面にわたって部分的に押圧されるよう
に、上部より押圧するための複数の押圧部材、及びそれ
ぞれの押圧部材と床部との間の距離、及び/又は上記距
離に基づいて包装品の断面積若しくは体積を測定して、
必要な信号を取り出すための検出部を含んでいることを
特徴とする密封包装品に於けるシール状態の検出装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉体の袋物等の比較的
柔軟な密封包装品に於けるシール状態の検出方法及び検
出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂、金属箔、これらのラミネート
材のフィルム等からなる密封包装品では、シール部分に
おけるピンホール、シール面への内容物のかみ込み等に
よるシール不完全、シール内側縁近傍の過熱による加熱
切れ等のシール不良が発生した。従来、上記包装品のシ
ール不良は、手で押さえるか、視覚によって検出され、
検出誤差、省力化の面で問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記包装品
のシール状態の良否を、正確かつ効能率に検出するため
の方法及び装置の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく研究した結果、良品とシール不良で内容物
が漏出した包装品とでは、押圧を加えた場合の形状が異
なる。この場合に、台上の包装品を、複数の押圧部材に
よって全面にわたって押圧し、それぞれの押圧部材と台
との間の距離、或るいはこれに基づいて包装品の断面積
又は体積を求めると、これらから上記形状の変位が明か
となり、これに基づいてシール状態の良否を正確かつ効
能率に検出することができる、との知見を得た。
【0005】本発明は、上記の知見に基づいてなされた
もので、床部の上に置かれた密封包装品を、該包装品の
上面がほぼ全面にわたって部分的に押圧されるように、
複数の押圧部材で上部より押圧し、上記押圧状態に於け
る、それぞれの押圧部材と床部との間の距離、及び/又
は上記距離に基づいて求められた包装品の断面積若しく
は体積の変位を測定することによって、該包装品のシー
ル状態の良否を検出することを特徴とする密封包装品に
於けるシール状態の検出方法、を要旨とする。
【0006】本発明は、また、a)密封包装品を、その
上面がほぼ全面にわたって部分的に押圧されるように、
上部より押圧するための複数の押圧部材、及びb)それ
ぞれの押圧部材と床部との間の距離、及び/又は上記距
離に基づいて包装品の断面積若しくは体積を測定して、
必要な信号を取り出すための検出部を含んでいることを
特徴とする密封包装品に於けるシール状態の検出装置、
を要旨とする。
【0007】以下、本発明について詳しく説明する。先
ず、密封包装品とは、合成樹脂、金属箔、これらのラミ
ネート材のフィルムや各種柔軟材等からなり、液状、ペ
ースト状、気体状、粉体状及びこれらに固体状の物質を
含んだもの等、流動性のある内容物が充填され、熱接着
等により密封された包装品を意味する。
【0008】第1図は、本発明検出装置の一例を示す側
断面図であり、同装置を使用して、包装品を押圧し、包
装品の形状、大きさの変位を測定することによって、シ
ール状態の良否を検出する場合について説明する。
【0009】包装品1はシール状態が良好なもので、包
装品1′はシール状態が不良なものである。包装品1及
び1′は、同じ形状、大きさで、同じ内容物が同量充填
され、同条件で密封されたもので、各々床台20の上に
置かれる。
【0010】押圧装置19は、包装品1及び1′を、そ
の上面がほぼ全面にわたって部分的に押圧されるよう
に、上部より押圧するための複数の押圧部22を備え
る。押圧部22には、各々これと床台20との間の距離
を測定するための距離センサー21が設置される。
【0011】上記の装置を使用して検出を実施する場合
は、先ず、包装品1及び1′の各々に、押圧装置19の
押圧部22が当接され、押圧が加えられる。この場合
に、包装品1及び1′は各々変形して、各々の押圧部2
2と床台20との間は、距離a〜e及びa′〜e′とな
る。
【0012】上記の場合に、包装品1及び1′におけ
る、各々の押圧部22と床台20との間の距離a〜eと
距離a′〜e′とは、内容物の漏出の有無に基づいて異
なるものとなる。したがって、距離a〜e及び距離a′
〜e′と、上記距離から求められた包装品1及び1′の
断面積値S及びS′或るいは体積値(図示せず)は、包
装品1と包装品1′とで明らかに異なるものとなる。断
面積値或るいは体積値を求める場合は、図示しない距離
センサー21と連動する機械的計算手段や電気的計算手
段等の適当な測定装置を使用することができる。
【0013】そして、包装品のシール状態の良否を検出
する場合は、予め、各々シール状態が良好である包装品
1及び不良である包装品1′の複数個について、前記の
場合と同じ条件で、押圧装置19により押圧し、各々の
場合の距離a〜e及び距離a′〜e′を測定し、必要な
場合は、断面積値或るいは体積値を求める。
【0014】次に、上記のようにして得られた測定値か
ら、包装品のシール状態の良否を判別することができる
各々の押圧部22と床台20との間の距離、断面積値、
体積値の各々について目標値を求める。
【0015】以降、包装品のシール状態の良否を検出す
るには、包装品を前記の場合と同じ条件で、押圧装置1
9により押圧し、その場合の押圧部22と床台20との
間の距離、及び必要な場合は、上記距離から断面積値或
るいは体積値を求め、各々の値と前記の目標値とを比
較、解析することによって行う。
【0016】上記の検出操作によると、包装品が凹凸を
有する形状のままでシール状態を検出することができる
ので、包装品に強い押圧を加える必要がないため、内容
物が固形物を含む場合等にも、検出の際の押圧によって
これらを破損することが殆どない。
【0017】尚、第1図の装置に、伝送装置、調節装
置、シール不良である包装品を排除するための排除装
置、及び包装品を前記検出部から排除位置に送るための
移送装置(何れも図示せず)を加えて、連続的に検出を
行うことができる。
【0018】上記の場合に、包装品を、ベルトコンベア
ー等の移送装置により、水平状態で一定の速度で検出位
置に送り、前記の距離センサー21で押圧部22と床台
20との間の距離を検出し、或るいは、これから求まる
断面積値、体積値を求める。これらに関わる検出信号
は、伝送装置に送られて、調節装置での比較・解析が容
易な適当な信号に変換される。伝送装置は、通常の半導
体を用いた変換機等を用いる。
【0019】伝送装置で変換された信号は、調節装置で
比較・解析され、結果に基づいて操作信号が排除装置に
送られる。ここで、調節装置には、伝送装置から送られ
た信号が、シール状態が良好な場合のものであるか、或
るいは不良な場合のものであるかを判別できる目標値が
予め記憶され、伝送装置の信号を、この目標値と比較し
て、当該包装品のシール状態の良否を判別し、シール不
良の場合に限って、排除装置に操作信号を送る。調節装
置としては、電子式の調節器等が使用できる。
【0020】最後に、上記の操作信号によって排除装置
が稼働され、シール不良の包装品は製造ラインから排除
される。この場合に、不良と判別された包装品が確実に
製造ラインから排除されるように、検出装置と排除装置
との間で適当な制御系が組まれる。排除装置としては、
エアーリジェクター、機械的に稼働するレバー等が使用
できる。
【0021】この装置によると、押圧部22と床台20
との間の距離及び包装品の断面積、体積は、電気的な信
号に変換され、包装品のシール状態は上記信号を電気的
に比較・解析して識別される。これにより、包装品から
の内容物の漏出が微量であっても、電気信号の差異を捕
らえて確実にシール不良を判別できる。
【0022】また、シール不良として判別された包装品
は、検出部材と排除装置との間で組まれた制御系によっ
て、自動的に製造ラインから排除される。したがって、
同装置を工業的な生産工程に用いる効用は大きい。
【0023】以上は、単に本発明の一実施例を述べたに
過ぎず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の応
用、変形が行い得ることはいうまでもない。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明の検出方法及び検
出装置によれば、密封包装品に於けるシール状態の良否
を、正確かつ簡便に、しかも比較的短時間に検出するこ
とができる。したがって、この検出方法及び装置は、特
に工業レベルで密封包装品を生産する生産工程に於て使
用する場合に極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明検出装置の一例を示した側断面図であ
る。
【符号の説明】
1 包装品 1′ 包装品 19 押圧装置 20 床台 21 距離センサー 22 押圧部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床部の上に置かれた密封包装品を、該包
    装品の上面がほぼ全面にわたって部分的に押圧されるよ
    うに、複数の押圧部材で上部より押圧し、上記押圧状態
    に於ける、それぞれの押圧部材と床部との間の距離、及
    び/又は上記距離に基づいて求められた包装品の断面積
    若しくは体積の変位を測定することによって、該包装品
    のシール状態の良否を検出することを特徴とする密封包
    装品に於けるシール状態の検出方法。
  2. 【請求項2】 a)密封包装品を、その上面がほぼ全面
    にわたって部分的に押圧されるように、上部より押圧す
    るための複数の押圧部材、及びb)それぞれの押圧部材
    と床部との間の距離、及び/又は上記距離に基づいて包
    装品の断面積若しくは体積を測定して、必要な信号を取
    り出すための検出部を含んでいることを特徴とする密封
    包装品に於けるシール状態の検出装置。
  3. 【請求項3】 c)該検出部により得られた信号を、伝
    送に適する他の信号に変換し、これを伝送するための伝
    送装置、d)該伝送装置からの信号を目標値と比較して
    操作信号を出すための調節装置、e)該調節装置からの
    操作信号を受けて密封不良の包装品を排除するための装
    置、及びf)包装品を検出部、排除装置へ連続的に移送
    するための移送装置を含んでいることを特徴とする請求
    項2記載の装置。
JP15289492A 1992-05-19 1992-05-19 密封包装品に於けるシール状態の検出方法及び検出装置 Pending JPH06115523A (ja)

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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113138053A (zh) * 2021-03-22 2021-07-20 安徽天祥检验检测有限公司 一种发酵乳制品外包装密封检测装置

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