JPH0611502Y2 - 光フアイバ複合架空地線を利用した故障箇所検出装置 - Google Patents

光フアイバ複合架空地線を利用した故障箇所検出装置

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JPH0611502Y2
JPH0611502Y2 JP7849986U JP7849986U JPH0611502Y2 JP H0611502 Y2 JPH0611502 Y2 JP H0611502Y2 JP 7849986 U JP7849986 U JP 7849986U JP 7849986 U JP7849986 U JP 7849986U JP H0611502 Y2 JPH0611502 Y2 JP H0611502Y2
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JP
Japan
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ground wire
clamp
optical fiber
jumper
fiber composite
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JP7849986U
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JPS62189673U (ja
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恒雄 仲野
成果 中村
清美 下橋
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は架空送電線路における光ファイバ複合架空地線
を利用した事故区間判別システムの電流検出部に関す
る。
〔従来の技術〕 従来では前記電流検出部を光ファイバ複合架空地線のま
わりから締め付けるようにして直接地線に取付けて事故
時地線に発生した異常電流を検出していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、地線の振動や長時間にわたる経年劣化等によ
り電流検出部の締付けがゆるみ、その結果電流検出部が
地線上を移動したり地線表面を傷つけたりすることがあ
るため、長期にわたつて安定した検出機能が得られず事
故区間判別システムの信頼性を高めることができなかつ
た。
そこで、本考案は長年にわたつて電流検出部の安定した
検出機能を確保しもつて事故区間判別システムの信頼性
を高める故障箇所検出装置の提供を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するための本考案の構成を実施例に対応
する第1図及び第2図を用いて説明すると、送電鉄塔間
の光ファイバ複合架空地線6を張設する両地線引留クラ
ンプ1,1の片方又は両方の地線引留クランプ1と送電
鉄塔との間に電気絶縁材12を介装すると共に、該地線
引留クランプ1と送電鉄塔の地線用ジャンパクランプ7
との間のジャンパ線8の異常電流を検出するためのセン
サ13を前記地線用ジャンパクランプ7に固定し、セン
サ13からの検出信号を伝送端末装置に導く。
〔作用〕
センサ13は送電鉄塔に設けられた地線用ジャンパクラ
ンプ7に固定されて地線用ジャンパクランプ7と地線引
留クランプ1との間のジャンパ線8の異常電流を検出す
るようにしているので、センサの検出機能は光ファイバ
複合架空地線6の振動や経年劣化等の影響をうけず、ま
た、センサ13は地線用ジャンパクランプ7に一体的に
取付けできるためゆるむことがない。従つて、長年にわ
たつて安定した検出機能が得られる。いま、事故により
光ファイバ複合架空地線6に異常電流が発生すると、セ
ンサ13にジャンパ線8を介して接続する地線引留クラ
ンプ1は送電鉄塔との間に電気絶縁材12を介装するか
ら、異常電流はセンサ13、地線用ジャンパクランプ
7、送電鉄塔を経てアースされる際にセンサ13によつ
て検出される。その検出信号は伝送端末装置へ送り、異
なる地点に設置されたセンサ検出信号と比較することに
よりどの送電鉄塔または径間で事故が発生したかを明ら
かにすることができる。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面に基いて説明する。1は送電鉄塔
のアーム2の先端部両側にそれぞれ連結金具3,4,5
を介して連結された地線引留クランプで、対向する送電
鉄塔に取付けられた他方の地線引留クランプ1とで光フ
ァイバ複合架空地線6を張設する。8,9はそれぞれ地
線引留クランプ1から送電鉄塔に設けられたジョイント
ボックス(図示せず)に至る光ファイバ複合架空地線の
ジャンパ線で、両ジャンパ線の光ファイバはジョイント
ボックスで接続されている。7はアーム2の先端部に固
定されてジャンパ線8,9をクランプする地線用ジャン
パクランプ、10,11は地線用ジャンパクランプ7の
両側でジャンパ線8,9を把持するクランプである。
本実施例においては、地線用ジャンパクランプ7にセン
サ13を固定してこのセンサでジャンパ線8の異常電流
を検出するようにすると共に、このセンサ13にジャン
パ線8を介して接続する地線引留クランプ1は連結金具
5との間に懸垂碍子12を介装することにより送電鉄塔
との通電を断ち、またクランプ10は絶縁型とすること
によりジャンパ線8と9の通電を断つている。
センサ13の検出信号はリード線14によりジョイント
ボックス(図示せず)を経て伝送端末装置へ導いてい
る。
いま、事故により光ファイバ複合架空地線6に異常電流
が発生すると、懸垂碍子12で送電鉄塔から絶縁された
地線引留クランプ1に取付けられたジャンパ線8は絶縁
型クランプ10でジャンパ線9とも絶縁されているた
め、異常電流はジャンパ線8を通つてセンサ13、地線
用ジャンパクランプ7、送電鉄塔へ流れる際にセンサ1
3によつて検出される。このようにすれば、従来のよう
にセンサ13を地線に取付ける必要がなく、センサの検
出機能は光ファイバ複合架空地線の振動等の影響を受け
ることがない。
センサ13に検出された信号は伝送端末部へ送られ、こ
の検出信号と異なる地点に設置されたセンサの検出信号
とが伝送端末部で比較判断される。従つて、どの送電鉄
塔または径間で事故が発生したかを明らかにすることが
でき、事故により送電停止あるいは事故点の発見、点検
の必要が生じた場合、速やかに適切な措置をとることが
できる。
〔考案の効果〕
以上の説明より明らかなように本考案によれば、送電鉄
塔間の光ファイバ複合架空地線を張設する両地線引留ク
ランプの片方又は両方の地線引留クランプと送電鉄塔と
の間に電気絶縁材を介装すると共に、該地線引留クラン
プと送電鉄塔の地線用ジャンパクランプとの間のジャン
パ線の異常電流を検出するためのセンサを地線用ジャン
パクランプに固定しているので、センサの検出機能は光
ファイバ複合架空地線の振動や経年劣化等の影響をうけ
ることがなく、またセンサは地線用ジャンパクランプに
一体的に取付けできるためゆるむことがない。従つて、
センサの安定した検出機能が長年にわたつて確保され、
事故区間判別システムの信頼性を高めることができる。
また、センサの保守点検が光ファイバ架空地線に乗り出
すことなく施行できるので安全性、施行性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の側面図、第2図は同平面図で
ある。 1……地線引留クランプ、2……送電鉄塔のアーム、6
……光ファイバ複合架空地線、7……地線用ジャンパク
ランプ、8……ジャンパ線、12……電気絶縁材(懸垂
碍子)、13……センサ、14……リード線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】送電鉄塔間の光ファイバ複合架空地線を張
    設する両地線引留クランプの少なくとも一方の地線引留
    クランプと送電鉄塔との間に電気絶縁材を介装すると共
    に、該地線引留クランプと送電鉄塔の地線用ジャンパク
    ランプとの間のジャンパ−線の異常電流を検出するため
    のセンサを前記地線用ジャンパクランプに固定したこと
    を特徴とする光ファイバ複合架空地線を利用した故障箇
    所検出装置。
JP7849986U 1986-05-23 1986-05-23 光フアイバ複合架空地線を利用した故障箇所検出装置 Expired - Lifetime JPH0611502Y2 (ja)

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JPS62189673U JPS62189673U (ja) 1987-12-02
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