JPH0541417Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0541417Y2
JPH0541417Y2 JP11735787U JP11735787U JPH0541417Y2 JP H0541417 Y2 JPH0541417 Y2 JP H0541417Y2 JP 11735787 U JP11735787 U JP 11735787U JP 11735787 U JP11735787 U JP 11735787U JP H0541417 Y2 JPH0541417 Y2 JP H0541417Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric field
field sensor
conductor
output
power transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11735787U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6423672U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11735787U priority Critical patent/JPH0541417Y2/ja
Publication of JPS6423672U publication Critical patent/JPS6423672U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0541417Y2 publication Critical patent/JPH0541417Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は送電線の各種事故を検出する電界セン
サに関するものである。
「従来の技術」 従来、送電線の事故を検出するには架空地線に
CTを設置し、送電線の事故により架空地線に流
れる電流を検出し送電線の事故を検知していた。
しかしながら、送電線の事故により架空地線に
流れる電流の変化は、架空地線と送電線が接触す
る等による地絡事故の場合には大きく変化する
が、送電線が樹木等に接触して起る地絡事故や相
間短絡事故の場合には、架空地線に流れる電流は
あまり大きく変化せず、従つて送電線の各種事故
をCTにより検出することは極めて困難であると
いう問題点があつた。
上記問題点を解決する方法として、本願出願人
は特願昭61−8984号で、碍子または樹脂等の絶縁
物で絶縁支持した金属体に抵抗を接続してなる電
界センサを鉄塔等のアース物体に設置し、送電線
周辺の電界の強さを監視することにより送電線の
各種事故を検知する方法を提案した。
「考案が解決しようとする問題点」 上述した電界センサの出力が小さすぎるとノイ
ズとの区別がはつきりせず、また、電界センサの
出力が大きすぎると、該電界センサの出力を光信
号等に処理する端末装置内に組込まれた電子回路
が損傷する恐れがある。
「問題点を解決するための手段」 本考案は上記問題点を解決するために、送電線
の誘導の強さを検出する導電体の表面積を100cm2
〜2000cm2とし、該導電体に接続する抵抗を1KΩ
〜5MΩとして電界センサの出力を一定範囲に限
定することにより、従来の問題点を解決したもの
である。
「作用」 ノイズに惑わされることなく電界センサの出力
変化を監視しうるばかりでなく、電界センサの出
力を処理する端末装置内に組込まれた電子部品を
損傷させる恐れもない。
「実施例」 以下、本考案の実施例を図面により説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す断面図で、図に
おいて1は電界センサで、該電界センサ1は表面
積が100cm2〜2000cm2の導電体2を碍子または樹脂
等の絶縁体3で鉄塔等のアース物体から絶縁支持
し、導電体2に1KΩ〜5MΩの抵抗4を接続して
構成されている。
次に本考案を具体的に説明する。第2図に示す
よう、本考案の電界センサ1を鉄塔5の側面で、
送電線6のほぼ中心位置に取付け、電界センサ1
の出力を端末装置7で増巾し、電気→光変換して
OPGW8で変電所等に設置された処理装置に伝
送し送電線周辺の電界の変化で送電線6の事故を
監視するが、前述したように電界センサ1の出力
が10mVであるとノイズとの区別がはつきりせ
ず、また、電界センサ1の出力が1V以上である
と端末装置7内に組込まれた電子部品を損傷させ
る恐れがある。
而して、鉄塔周辺の電界の強さは測定結果によ
ると10V/cm〜1000V/cm程度であり、この範囲
内で電界センサ1の出力を10mV〜1V程度とす
る必要がある。
一方、絶縁体3で絶縁支持された導電体2を鉄
塔部材に接地した時に流れる電流iは、導電体2
の表面積(仮にAcm2とする)にほぼ比例し、電流
i(μA)、導電体2の表面積A(cm2)、電界の強さ
(V/cm)とすると、ほぼ次の式が成り立つ。
i=1.5×10-4AE〜2×10-4AE この電流iは、第3図の等価回路で示すように
送電線6と導電体2の結合容量9によつて流れる
ものであり、導電体2の接地抵抗4の大きさには
ほとんど関係しない。
導電体2の大きさは、大き過ぎると風圧が増し
たり重量が嵩み、また、小さ過ぎると上記式で示
した電流iが小さく、電界センサ1からの出力が
小さくなるため、鉄塔に取付けるものとしては、
100cm2〜2000cm2の表面積(球とすれば直径が6〜
25cm)のものが好ましい。
また、導電体2に接続する抵抗4は、上記の電
流i(通常1〜100μA)で10mV〜1Vの出力を得
る必要があるが、抵抗値が小さ過ぎると導電体2
を大きくしなければならず、抵抗値が大き過ぎる
と導電体2を絶縁支持する絶縁体3の絶縁劣化の
影響を受けるので抵抗値は1KΩ〜5MΩが好まし
い。
上述のように導電体2の表面積を100cm2〜2000
cm2とし、該導電体2に接続する抵抗を1KΩ〜
5MΩとして電界センサ1の出力を10mV〜1V程
度とすることにより、電界センサ1の出力変化を
ノイズに惑わされず監視しうるばかりでなく、端
末装置7内に組込まれた電子部品を損傷させる恐
れもない。
「考案の効果」 本考案によれば上述のように、電界センサ1の
出力変化をノイズに惑わされることなく監視しう
るので、送電線の各種事故を的確に検知すること
ができ、しかも、電界センサ1の出力を処理する
端末装置7内に組込まれた電子部品が損傷する恐
れもないなどの優れた利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は本考案の使用状態を示す説明図、第3図は等
価回路図を示す。 1……電界センサ、2……導電体、3……絶縁
体、4……抵抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 送電線からの誘導の強さを検出する導電体と抵
    抗を接続した電界センサにおいて、上記導電体の
    表面積を100cm2〜2000cm2とし、抵抗を1KΩ〜5MΩ
    としたことを特徴とする電界センサ。
JP11735787U 1987-07-30 1987-07-30 Expired - Lifetime JPH0541417Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11735787U JPH0541417Y2 (ja) 1987-07-30 1987-07-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11735787U JPH0541417Y2 (ja) 1987-07-30 1987-07-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6423672U JPS6423672U (ja) 1989-02-08
JPH0541417Y2 true JPH0541417Y2 (ja) 1993-10-20

Family

ID=31360747

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11735787U Expired - Lifetime JPH0541417Y2 (ja) 1987-07-30 1987-07-30

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0541417Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6423672U (ja) 1989-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN112858838A (zh) 一种线缆故障定位系统及方法
JPH0541417Y2 (ja)
JPH0670665B2 (ja) 非接触電界磁界センサ
CN216956221U (zh) 一种非侵入式交直流线路导体电流感知装置
JPH0518385B2 (ja)
CN206193086U (zh) 一种用于检测直流控制保护主机板卡故障电流的传感器
JP3266003B2 (ja) 地絡検出装置
JP2004170172A (ja) 電界磁界センサ
CN212781158U (zh) 一种小电流单相接地故障在线监测装置
CN217155745U (zh) 一种铅酸蓄电池漏液的传感检测装置及传感检测系统
CN214041707U (zh) 一种基于tmr磁传感器的电缆接头局部放电定位识别装置
CN113701889B (zh) 一种基于电场取电的电缆接头温度测量设备及其温度测量方法
CN203587696U (zh) 一种在线式浮顶储罐等电位电阻检测装置
CN211236185U (zh) 一种浪涌保护器接地状态监测电路
JPH0532781Y2 (ja)
JPH062518U (ja) トリー検出体を有する電力ケーブル
JPH0668520B2 (ja) 電力線電位測定装置
JPH0442779Y2 (ja)
CN115084877A (zh) 一种架空导线的接地装置及其作业方法
JPS60216276A (ja) 電力ケ−ブルの絶縁劣化診断法
JPS63281073A (ja) Cvケ−ブルの水トリ−電流検出方法
JPH01180470A (ja) 碍子漏れ電流測定装置
KR20240003131A (ko) 태양 전지의 직류단 및 대지 간 절연 감시 장치
JP2000284016A (ja) トロリー送電線地絡点検出方法
JPS62168073A (ja) 送電線事故点監視方法