JPH06115025A - 自動車用内装材 - Google Patents

自動車用内装材

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Publication number
JPH06115025A
JPH06115025A JP4271778A JP27177892A JPH06115025A JP H06115025 A JPH06115025 A JP H06115025A JP 4271778 A JP4271778 A JP 4271778A JP 27177892 A JP27177892 A JP 27177892A JP H06115025 A JPH06115025 A JP H06115025A
Authority
JP
Japan
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polypropylene resin
mold
automobile interior
interior material
mold foam
Prior art date
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Pending
Application number
JP4271778A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Matsuki
清 松木
Izumi Ibata
泉 伊場田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP4271778A priority Critical patent/JPH06115025A/ja
Publication of JPH06115025A publication Critical patent/JPH06115025A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 押圧したときにソフトでしなやかな感触を付
与し、緩衝性にすぐれ、重量感を有し、高温時に悪臭を
発生せず、燃焼時の有害ガスの発生量が少なく、軽量で
あり、かつリサイクルが容易な自動車用内装材を提供す
ること。 【構成】 ポリプロピレン系樹脂シート、高発泡倍率を
有するポリオレフィン系樹脂型内発泡シート、低発泡倍
率を有するポリプロピレン系樹脂型内発泡体および形状
保持材からなる自動車用内装材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用内装材に関す
る。さらに詳しくは、たとえば自動車用ドア材、サンバ
イザー、天井材、ドアトリム、リアパッケージ、ニーボ
ルスター、エアバッグドア、ヘッドレスト、アームレス
ト、各種ピラー、クォータートリム、フロントサイドト
リム、フロントシートバック、クラッシュパッド、コン
ソールボックス、コンソールリッド、ラッゲージフロア
ーカバー、パーティションボード、センターコンソー
ル、コンソールボックスの蓋などの自動車用内装材に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用内装材としては、ポリ塩
化ビニルなどのレザーシート、ポリプロピレン発泡体な
どの発泡体シートおよびABS樹脂などの芯材を順次重
合し、接着剤でたがいに一体的に結着した積層体を加熱
軟化した状態で成形型で加圧成形したものなどが知られ
ている。
【0003】しかしながら、前記自動車用内装材は、発
泡体シートを有するとはいうものの、押圧したときの感
触が硬く、しかも緩衝性に劣るとともに、重量感がわる
いという欠点があった。
【0004】前記自動車用内装材の欠点を解消しうるも
のとしては、ポリ塩化ビニルからなるレザーシート、ポ
リプロピレン発泡体などの発泡体シート、発泡ポリウレ
タン層およびABS樹脂などの芯材を順次積層し、一体
化した積層物が知られている。
【0005】前記積層物は、その中間層に発泡ポリウレ
タン層を有するものであるから、確かに押圧したときに
ソフトな感触が付与され、かつ緩衝性が前記自動車用内
装材と対比して向上したものであるが、その重量が該自
動車用内装材と対比して大きくなり、しかも高温時には
ポリ塩化ビニルに基づく悪臭が放たれ、また燃焼時には
有害ガスが発生するという欠点がある。
【0006】また近年、自動車工業界においては、自動
車の燃費向上のため、自動車を構成している部品(パー
ツ)の軽量化が厳しく要求されており、その一環として
より一層軽量化が図られた自動車用内装材、および資源
の再生利用の観点からリサイクルが容易な自動車用内装
材の開発が待ち望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者らは、
前記従来技術に鑑みて、押圧したときにソフトでしな
やかな感触が付与され、緩衝性にすぐれ、重量感が
良好であり、高温時に悪臭を発生せず、燃焼時に有
害ガスの発生量が少なく、軽量化が図られ、リサイ
クルが容易であるといった数多くの要求を満足しうる自
動車用内装材を開発するべく鋭意研究を重ねた結果、こ
れらの要求をいずれも同時に満足しうるまったく新しい
自動車用内装材をようやく見出し、本発明を完成するに
いたった。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はポリ
プロピレン系樹脂シート、高発泡倍率を有するポリオレ
フィン系樹脂型内発泡シート、低発泡倍率を有するポリ
プロピレン系樹脂型内発泡体および形状保持材からなる
自動車用内装材に関する。
【0009】
【作用および実施例】本発明の自動車用内装材は、従来
のものでは必要とされていた重量が大きいABS樹脂な
どからなる芯材を不要とした従来に例をみない軽量化が
大幅に改善されたものである。本発明がこのような芯材
を不要としたのは、自動車用内装材の特質に鑑みて、か
かる自動車用内装材に要求される機械的性質、とくに圧
縮強度および曲げ強度を本発明に用いられるポリプロピ
レン系樹脂型内発泡体が充分に有することに基づく。
【0010】また、本発明の自動車用内装材は、押圧し
たときには、表皮を形成しているポリプロピレン系樹脂
シートの裏面に形成された高発泡倍率を有するポリオレ
フィン系樹脂型内発泡シートがまずソフトな感触を付与
し、さらに該ポリオレフィン系樹脂型内発泡シートの裏
面に形成された低発泡倍率を有するポリプロピレン系樹
脂型内発泡体が該型内発泡シートと対比してやや硬い
が、従来の樹脂からなる芯材と対比して非常にソフトな
感触を付与するという、いわば2段階のソフトな感触を
付与し、本発明の自動車用内装材に接触する手指などに
かかるソフトでしなやかな感触を付与することにより、
該自動車用内装材の重厚感や高級感がもたらされるので
ある。
【0011】また、本発明の自動車用内装材は、前記し
たように、高発泡倍率を有するポリオレフィン系樹脂型
内発泡シートおよび低発泡倍率を有するポリプロピレン
系樹脂型内発泡体という2つの衝撃を吸収しうる層が設
けられているため、緩衝性にもすぐれたものである。
【0012】さらに、本発明の自動車用内装材は、従来
のものでは表皮に主としてポリ塩化ビニルなどからなる
レザーシートが用いられていたため、たとえば夏季など
のように自動車内の気温が高温に達したときにいやな臭
気が発せられていたのに対し、このような悪臭を発生す
る基材が用いられていないものであるため、高温時にお
ける臭気の点でも問題を解決したものである。
【0013】またさらに、本発明の自動車用内装材は、
これを構成している基材がいずれもポリオレフィン系樹
脂からなるものであるため、そのリサイクルが容易であ
り、しかも発泡ポリウレタンが燃焼したときに発生する
とされている青酸ガスなどの人体に危害を及ぼす有害ガ
スの発生がなく、人体に対して有害なガスの発生量が少
ないという性質を有するものである。
【0014】本発明の自動車用内装材は、前記したよう
に、ポリプロピレン系樹脂シート、高発泡倍率を有する
ポリオレフィン系樹脂型内発泡シート、低発泡倍率を有
するポリプロピレン系樹脂型内発泡体および形状保持材
から構成されるものである。
【0015】前記ポリプロピレン系樹脂シートに用いら
れるポリプロピレン系樹脂とは、プロピレンホモポリマ
ー、エチレン- プロピレンランダムコポリマー、エチレ
ン-プロピレンブロックコポリマー、エチレン- プロピ
レン- ブテンランダムターポリマー、プロピレン- 塩化
ビニルコポリマー、プロピレン- ブテンコポリマー、プ
ロピレン- 無水マレイン酸コポリマーなどのプロピレン
の含有量が50重量%以上の樹脂をいい、これらの樹脂は
単独でまたは2種以上を混合して用いられる。前記ポリ
プロピレン系樹脂は、無架橋の状態のものが好ましい
が、パーオキサイドや放射線などにより架橋させたもの
であってもよい。
【0016】また、前記ポリプロピレン系樹脂として、
該ポリプロピレン系樹脂と混合しうる他の熱可塑性樹脂
が混合されたものを用いてもよい。かかる他の熱可塑性
樹脂の具体例としては、たとえば低密度ポリエチレン、
ポリスチレン、ポリブテン、アイオノマーなどがあげら
れ、これらの熱可塑性樹脂の配合量は、通常前記ポリプ
ロピレン系樹脂100 部(重量部、以下同様)に対して20
部以下、なかんづく5〜10部程度であることが好まし
い。
【0017】前記ポリプロピレン系樹脂シートの厚さ
は、とくに限定はないが、あまりにも小さいばあいに
は、重量感が劣るようになり、またあまりにも大きいば
あいには、柔軟性が劣るようになる傾向があるので、通
常0.3 〜2mm、なかんづく0.5 〜1.5mm であることが好
ましい。
【0018】前記高発泡倍率を有するポリオレフィン系
樹脂型内発泡シートは、ポリオレフィン系樹脂予備発泡
粒子を型内発泡成形することによってえられるものであ
る。
【0019】前記ポリオレフィン系樹脂の具体例として
は、たとえばポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン
- プロピレンコポリマー、塩素化ポリプロピレン、塩素
化ポリエチレン、エチレン- プロピレン- ブテンターポ
リマー、これらの混合物などがあげられるが、本発明は
かかる例示のみに限定されるものではない。なお、これ
らの樹脂のなかでは、リサイクル性、耐熱性およびポリ
プロピレン系樹脂シートや低発泡倍率を有するポリプロ
ピレン系樹脂型内発泡体との接着性を考慮すれば、ポリ
プロピレン、エチレン- プロピレンコポリマーなどのポ
リプロピレン系樹脂がとくに好ましい。
【0020】前記高発泡倍率を有するポリオレフィン系
樹脂型内発泡シートの発泡倍率は、あまりにも大きすぎ
るばあいには、えられる自動車用内装材の感触が柔かく
なりすぎるようになり、またあまりにも小さすぎるばあ
いには、えられる自動車用内装材の感触が硬くなりすぎ
るようになる傾向があるので、通常20〜50倍、好ましく
は25〜45倍、さらに好ましくは30〜40倍であることが望
ましい。
【0021】また、前記ポリオレフィン系樹脂型内発泡
シートの厚さは、あまりにも小さすぎるばあいには、該
ポリオレフィン系樹脂発泡シートによる緩衝性が小さく
なる傾向があり、またあまりにも大きいばあいには、え
られる自動車用内装材の感触が柔かくなりすぎる傾向が
あるので、0.5 〜5mm、なかんづく1〜3mm程度である
ことが好ましい。
【0022】前記ポリプロピレン系樹脂シートと、前記
高発泡倍率を有するポリオレフィン系樹脂型内発泡シー
トとの一体化は、たとえば加熱溶融して一体化する方
法、両者を接着剤で一体化する方法などによって行なう
ことができ、本発明はかかる一体化する方法によって限
定されるものではない。
【0023】なお、本発明においては、前記ポリプロピ
レン系樹脂シートと前記高発泡倍率を有するポリオレフ
ィン系樹脂型内発泡シートとをあらかじめ一体化したも
のを用意しておき、これを低発泡倍率を有するポリプロ
ピレン系樹脂型内発泡体と一体化せしめてもよい。
【0024】前記低発泡倍率を有するポリプロピレン系
樹脂型内発泡体は、ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子
を型内発泡成形することによってえられるものである。
【0025】前記ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を
フィーダーを通じて成形型内に充填するに際しては、あ
らかじめ該予備発泡粒子を加圧ガスを用いて加圧し、該
加圧ガスが該予備発泡粒子中に充分に浸透され、内圧が
付与された状態で成形型内に充填してもよく、該予備発
泡粒子を加圧ガスを用いて圧縮した状態で成形で型内に
充填してもよく、また該予備発泡粒子に内圧を付与した
り、圧縮することなく、そのままの状態で成形型内に充
填してもよく、本発明はかかる充填方法によって限定さ
れるものではない。
【0026】前記ポリプロピレン系樹脂型内発泡体の発
泡倍率は、あまりにも大きすぎるばあいには、えられる
自動車用内装材の圧縮強度、曲げ強度などの機械的性質
が劣るようになり、またあまりにも小さすぎるばあいに
は、えられる自動車用内装材の感触が硬くなりすぎるよ
うになる傾向があるので、通常5〜25倍、好ましくは7
〜20倍であることが望ましい。
【0027】なお、えられる自動車用内装材に2段階の
緩衝性を充分に付与するためには、前記ポリオレフィン
系樹脂型内発泡シートの発泡倍率と前記ポリプロピレン
系樹脂型内発泡体の発泡倍率との差が5倍以上、好まし
くは10倍以上であることが望ましい。
【0028】前記低発泡倍率を有するポリプロピレン系
樹脂型内発泡体の厚さは、あまりにも小さすぎるばあい
には、えられる自動車用内装材の圧縮強度、曲げ強度な
どの機械的性質が劣るようになり、またあまりにも大き
すぎるばあいには、えられる自動車用内装材の設計上に
問題が発生するようになる傾向があるので、通常3〜50
mm、好ましくは5〜30mm、さらに好ましくは5〜20mm程
度であることが望ましい。
【0029】前記高発泡倍率を有するポリオレフィン系
樹脂型内発泡シートと、前記ポリプロピレン系樹脂型内
発泡体との一体化は、たとえばそれぞれ型内発泡シート
および型内発泡体の接触面を加熱溶融させたのち、重ね
合わせて融着して一体化する方法、前記型内発泡シート
を接着剤で型内発泡体と一体化する方法などによって行
なうことができるが、本発明においてはさらにポリプロ
ピレン系樹脂シートとポリオレフィン系樹脂型内発泡シ
ートの積層物をあらかじめ作製しておき、これを型内発
泡成形型内に装着したのちに、ポリプロピレン系樹脂予
備発泡粒子を充填し、型内発泡成形体の成形と同時に、
前記積層物を該型内発泡成形体と一体化させる方法など
を採用することができる。
【0030】前記形状保持材は、主として自動車用内装
材に変形防止機能、補強機能、組立材取付機能などを付
与しうるものである。
【0031】前記形状保持材の形状は、自動車用内装材
などの形状などに応じて調整すればよい。形状保持材の
材料としては、たとえば紙、金属、金網、木材をはじ
め、ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS樹脂などの
熱可塑性樹脂、フェノール樹脂、ホルムアルデヒド樹脂
などの熱硬化性樹脂、FRPなどがあげられるが、本発
明はかかる例示のみに限定されるものではない。かかる
材料のなかでは、えられる自動車用内装材のリサイクル
性を考慮すれば、たとえばポリプロピレンなどがとくに
好ましい。
【0032】なお、形状保持材を後述するように、型内
発泡体の成形時に該型内発泡体と一体化せしめるばあい
には、該形状保持材が成形時の加熱によって軟化、溶融
するようでは、該形状保持材の変形防止機能が充分に発
現されなくなるので、該形状保持材として成形時の加熱
に耐えうるものを用いることが好ましい。
【0033】本発明の自動車用内装材は、成形型から取
り出した直後から型内発泡体に収縮が生じるが、ポリプ
ロピレン系樹脂シートが設けられている面では該ポリプ
ロピレン系樹脂シートおよび/またはその下面に設けら
れているポリオレフィン系樹脂型内発泡シートによって
型内発泡体の収縮が抑制されるのに対し、ポリプロピレ
ン系樹脂シートが設けられていない面では収縮が進行
し、その結果、該自動車用内装材が変形してしまう。
【0034】このような自動車用内装材の変形を防止す
るために、すなわち変形防止機能を付与するために、自
動車用内装材のポリプロピレン系樹脂シートが設けられ
ていない面に形状保持材を貼付したり、あるいは型内発
泡体内に形状保持材を埋め込んでおくことが好ましい。
【0035】ポリプロピレン系樹脂シートが設けられて
いない面に形状保持材を貼付した本発明の自動車用内装
材の概略断面図を図1に示す。
【0036】図1において、1はポリプロピレン系樹脂
シート、2はポリオレフィン系樹脂型内発泡シート、3
はポリプロピレン系樹脂型内発泡体、4は形状保持材で
ある。ポリプロピレン系樹脂シート1の下面にはポリオ
レフィン系樹脂型内発泡シート2が形成されており、該
型内発泡シート2の下面にはポリプロピレン系樹脂型内
発泡体3が形成されており、該型内発泡体3のポリプロ
ピレン系樹脂シート1が設けられていない面に形状保持
材4が貼付されている。
【0037】このように、自動車用内装材のポリプロピ
レン系樹脂シート1が設けられていない面に形状保持材
4を貼付するばあいには、たとえば成形型において、水
蒸気が導入されない側の金型の内面にポリプロピレン系
樹脂シート1を設け、また水蒸気が導入される側の金型
の内面に形状保持材4を設けたのち、成形型を閉じ、予
備発泡粒子を成形型内に充填し、ついで成形する方法を
採用することができる。このばあい、型内発泡体3と形
状保持材4とを強固に接着せしめるために、該形状保持
材4の型内発泡体3と接する面には、あらかじめ接着剤
を付着させておくことが好ましい。
【0038】かかる接着剤としては、たとえば樹脂を有
機溶媒に溶解したもの、樹脂エマルジョン、樹脂パウダ
ーなどがあげられる。前記樹脂としては、たとえばエチ
レン−酢酸ビニル樹脂、ポリプロピレン、塩素化ポリプ
ロピレン、ポリエチレン、エチレン−プロピレンコポリ
マー、塩素化ポリエチレン、エチレン−プロピレン−ブ
テンターポリマー、これらの混合物などのポリオレフィ
ン系樹脂などがあげられるが、本発明はかかる例示のみ
に限定されるものではない。前記接着剤の使用量は、と
くに限定がなく、接着剤の種類、目的とする接着強度な
どに応じて適宜調整すればよい。
【0039】前記変形防止機能のみを自動車用内装材に
付与せしめるばあいには、軽量化を図るために、前記形
状保持材の材料として、たとえば紙などのようにそれ自
体が軽量であるものを用いることが好ましい。
【0040】また、形状保持材として、硬度が大きいも
のを用いたばあいには、変形防止機能のみならず、自動
車用内装材自体の強度の向上、すなわち補強機能を高め
ることができる。
【0041】なお、図1に示された自動車用内装材にお
いては、形状保持材4として板状のものが用いられてい
るが、たとえば他の部材と接続するための取付具などが
該形状保持材4に設けられていてもよい。
【0042】型内発泡体に形状保持材が埋め込まれた本
発明の自動車用内装材の概略断面図を図2に示す。
【0043】図2において、ポリプロピレン系樹脂型内
発泡体3の内部に形状保持材4が埋め込まれており、5
は、たとえば他の部材などと接続することができるよう
にするために設けられた取付部であるが、本発明はかか
る取付部の形状によって限定されるものではない。ま
た、本発明においては、かかる取付部が必要でないばあ
いには、設けられていなくてもよい。
【0044】自動車用内装材の型内発泡体3内に形状保
持材4を埋め込む方法としては、たとえば成形型におい
て、水蒸気が導入されない側の金型の内面にポリプロピ
レン系樹脂シート1を設け、また水蒸気が導入される側
の金型の内面に形状保持材4を設けたのち、金型を閉
じ、予備発泡粒子を成形型内に充填し、ついで成形する
方法を採用することができるが、このばあい、形状保持
材4を型内発泡体3内に埋め込むために、たとえば金型
の一部に溝を設けておき、該溝に形状保持材4の取付部
5を挿入し、成形時に型内発泡体3内に形状保持材4が
埋め込まれるようにすることが好ましい。
【0045】形状保持材4の表面には、型内発泡体3と
の接着性を向上せしめるために、前記したように、前記
と同様の接着剤をあらかじめ付着させておくことが好ま
しい。
【0046】なお、本発明においては、前記ポリプロピ
レン系樹脂シートとポリオレフィン系樹脂型内発泡シー
トの積層物をたとえば真空成形法などにより所望の形状
に成形しておき、これを型内発泡成形用金型内に装着
し、ついで予備発泡粒子を充填して型内発泡成形して一
体化し、所望の形状を有する自動車用内装材としてもよ
く、また所定形状の型内発泡成形体に加熱により軟化さ
せた前記積層物を重ね合わせて一体化し、所望の形状を
有する自動車用内装材としてもよい。
【0047】つぎに本発明の自動車用内装材を実施例に
基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施
例のみに限定されるものではない。
【0048】実施例1 ポリプロピレン系樹脂シート(厚さ0.75mm)と高発泡倍
率を有するポリプロピレン系樹脂型内発泡シート(発泡
倍率30倍、厚さ3mm)とを加熱溶融することにより一体
化した積層物をその樹脂シートが蒸気孔を有しない平板
状の金型面に接するように貼付した。
【0049】また、蒸気孔を有する金型(たて300mm 、
よこ800mm 、奥行20mm)の内面に設けられた溝に、取付
部として止めネジを固定するための鉄製フック(表面被
膜:エチレン- 酢酸ビニル樹脂)を有する鉄製のフレー
ム(直径:1mm、表面被膜:エチレン- 酢酸ビニル樹
脂)からなる長方形状の形状保持材(たて250mm 、よこ
750mm)を挿入して固定した。
【0050】低発泡倍率を有するポリプロピレン系樹脂
型内発泡体を与えるポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子
としてエペランPP(鐘淵化学工業(株)製、商品名、
発泡倍率15倍)をあらかじめ耐圧容器内に入れて内圧2
kg/cm2 ・Gが空気により付与されたものを用い、前記
金型からなる成形型に充填した。
【0051】つぎに蒸気孔を有する金型から水蒸気(蒸
気圧0.6 kg/cm2 ・G、温度113 〜114 ℃)を成形型内
に導入して予備加熱をし、約10秒間予備発泡粒子の蒸ら
しを行なったのち、成形型内の内圧が500mmHg 以下とな
るように真空ポンプを用いてドレインおよび水蒸気を吸
引除去した。
【0052】そののち、蒸気孔を有する金型から水蒸気
(蒸気圧3.5 kg/cm2 ・G、温度146 〜148 ℃)を成形
型内に導入し、25秒間保持したのち冷却し、成形型を型
開きして自動車用内装材をえた。
【0053】えられた自動車用内装材の物性として、感
触、緩衝性、高温時の臭気、リサイクル性および燃焼時
の有害ガスの発生を以下の方法にしたがって調べた。そ
の結果を表1に示す。
【0054】(イ)感触 従来の自動車用内装材として、ポリ塩化ビニルシート
(厚さ0.5mm )、ポリプロピレン系樹脂型内発泡シート
(発泡倍率20倍、厚さ3mm)およびABS樹脂板(厚さ
2〜3mm)を順に積層してえられたもの(以下、従来品
Aという)を用意した。
【0055】つぎに、えられた自動車用内装材の触感を
指で押圧することにより調べ、前記従来品Aと対比して
以下の評価基準に基づいて評価を行なった。
【0056】(評価基準) A:えられた自動車用内装材の方が明らかに従来品Aよ
りもソフトでしなやかな触感を有する。 B:えられた自動車用内装材の方がやや従来品Aよりも
ソフトでしなやかな触感を有する。 C:えられた自動車用内装材と従来品Aとの触感の差異
がほとんどない。 D:従来品Aの方がえられた自動車用内装材よりも触感
がよい。
【0057】(ロ)緩衝性 えられた自動車用内装材および従来品Aの表皮側の平面
部分に、それぞれ重さ100gの鋼球を高さ50cmの位置から
落下し、以下の評価基準に基づいて評価を行なった。
【0058】(評価基準) A:鋼球を落下し、はね返ったときの鋼球の高さが従来
品Aの方がより高い。 B:鋼球を落下し、はね返ったときの鋼球の高さが従来
品Aおよびえられた自動車用内装材のいずれもほぼ等し
い。 C:鋼球を落下し、はね返ったときの鋼球の高さがえら
れた自動車用内装材の方がより高い。
【0059】(ハ)高温時の臭気 えられた自動車用内装材および従来品Aのテストピース
(20×20cm)を、それぞれ別個に温度60℃、相対湿度50
%の恒温恒湿室中に24時間放置したのち、以下の評価基
準に基づいて評価を行なった。
【0060】(評価基準) A:恒温恒湿室の扉を開けたとき、えられた自動車用内
装材による臭気が感じられない。 B:恒温恒湿室の扉を開けたとき、えられた自動車用内
装材による臭気が感じられるが、従来品Aよりも弱い。 C:恒温恒湿室の扉を開けたとき、えられた自動車用内
装材による臭気が従来品とほとんど変わらない。 D:恒温恒湿室の扉を開けたとき、えられた自動車用内
装材による臭気が従来品Aよりも強い。
【0061】(ニ)リサイクル性 えられた自動車用内装材のリサイクル性を以下の評価基
準に基づいて評価を行なった。
【0062】(評価基準) A:えられた自動車用内装材を各構成材料ごとに分解し
なくても、そのままリサイクルに使用できる。 B:えられた自動車用内装材を各構成材料ごとに分解す
れば、いずれもリサイクルに使用できる。 C:えられた自動車用内装材には、リサイクルに使用で
きない材料が含まれる。
【0063】(ホ)有害ガスの発生 えられた自動車用内装材の構成材料に一般に燃焼時に有
害ガスを発生するといわれている素材が含まれていない
かを調べ、以下の評価基準に基づいて評価を行なった。
【0064】(評価基準) A:一般に燃焼時に有害ガスを発生するといわれている
素材が含まれていない。 B:一般に燃焼時に有害ガスを発生するといわれている
素材が一部含まれている。 C:すべての素材が一般に燃焼時に有害ガスを発生する
といわれているものである。
【0065】実施例2 実施例1で用いた積層物のかわりに、ポリプロピレン系
樹脂シート(厚さ0.5mm)と、高発泡倍率を有するポリ
プロピレン系樹脂型内発泡シート(発泡倍率45倍、厚
さ2.5mm )との積層シートを用い、該積層シート
の樹脂シート面を平板状の金型の内面側に貼付し、他方
の金型にポリプロピレン製のフレーム(直径1.5mm)から
なる長方形状の形状保持材(たて250mm 、よこ750mm )
を用いたほかは、実施例1と同様にして自動車用内装材
をえた。
【0066】えられた自動車用内装材の物性を実施例1
と同様にして調べた。その結果を表1に示す。
【0067】実施例3 表皮材として、ポリプロピレン系樹脂シート(厚さ0.75
mm)と、高発泡倍率を有するポリプロピレン系樹脂型内
発泡シート(発泡倍率40倍、厚さ3.5mm )との積層シー
トを用い、該積層シートの樹脂シート面を平板状の金型
に貼付した。
【0068】また、蒸気孔を有する金型(たて300mm 、
よこ800mm 、奥行20mm)の内面に設けられた溝に、取付
部として止めネジを固定するためのポリオレフィン系樹
脂製フック(表面被膜:塩素化ポリプロピレン)を有す
るほかは実施例1で用いたものと同様の形状保持材を挿
入して固定した。
【0069】低発泡倍率を有するポリプロピレン系樹脂
型内発泡体を与えるポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子
としてエペランPP(鐘淵化学工業(株)製、商品名、
発泡倍率15倍)をフィーダーを介して成形型内に充填し
た。
【0070】つぎに金型の蒸気孔から水蒸気(蒸気圧0.
5 kg/cm2 ・G、温度109 〜113 ℃)成形型内に導入し
て予備加熱をし、除圧して10秒間予備発泡粒子の蒸らし
を行なったのち、成形型内の内圧が500mmHg 以下となる
ように真空ポンプを用いてドレインおよび水蒸気を吸引
除去した。
【0071】そののち、金型の蒸気孔から水蒸気(蒸気
圧3.2 kg/cm2 ・G、温度144 〜146 ℃)を成形型内に
導入し、20秒間保持したのち冷却し、ついで成形型を型
開きして自動車用内装材をえた。
【0072】えられた自動車用内装材の物性を実施例1
と同様にして調べた。その結果を表1に示す。
【0073】実施例4 実施例3において、ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子
としてエペランPP(鐘淵化学工業(株)製、商品名、
発泡倍率15倍)を用いたほかは実施例3と同様にして、
予備発泡粒子の充填からドレインおよび水蒸気の吸引除
去までを行なった。
【0074】つぎに金型の蒸気孔から水蒸気(蒸気圧3.
5 kg/cm2 ・G、温度146 〜148 ℃)を成形型内に導入
し、20秒間保持したのち冷却し、ついで成形型を型開き
して自動車用内装材をえた。
【0075】えられた自動車用内装材の物性を実施例1
と同様にして調べた。その結果を表1に示す。
【0076】比較例1 従来の自動車用内装材として、ポリ塩化ビニルからなる
レザーシート(厚さ0.5mm )、発泡ポリウレタン層(厚
さ10mm)およびABS樹脂板(厚さ2mm)を順次積層
し、一体化して積層物(以下、従来品Bという)をえ
た。
【0077】えられた従来品Bの物性を実施例1と同様
にして調べた。その結果を表1に示す。
【0078】
【表1】
【0079】表1に示した結果から、実施例1〜4でえ
られた本発明の自動車用内装材は、従来品Aおよび従来
品Bではすべてを具備することができなかった、すぐれ
た感触、すぐれた緩衝性、高温時における無臭気、すぐ
れたリサイクル性および燃焼時の有害ガスの無発生など
を同時に具備するものであることがわかる。
【0080】また、実施例1〜4でえられた本発明の自
動車用内装材は、いずれも重量感を有するものであった
が、従来品Bよりも軽量であるから、自動車を構成して
いる部品の軽量化という要請に対して充分に応えること
ができるものであった。
【0081】
【発明の効果】本発明の自動車用内装材は、押圧したと
きにソフトでしなやかな感触を付与し、緩衝性にすぐ
れ、重量感を有し、高温時に悪臭を発生せず、燃焼時に
有害ガスの発生量が少なく、軽量化が図られ、しかもリ
サイクルが容易であるなどの数多くのすぐれた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用内装材の一実施例の概略断面
図である。
【図2】本発明の自動車用内装材の一実施例の概略断面
図である。
【符号の説明】
1 ポリプロピレン系樹脂シート 2 ポリオレフィン系樹脂型内発泡シート 3 ポリプロピレン系樹脂型内発泡体 4 形状保持材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 23:00 105:04 B29L 31:58 4F

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリプロピレン系樹脂シート、高発泡倍
    率を有するポリオレフィン系樹脂型内発泡シート、低発
    泡倍率を有するポリプロピレン系樹脂型内発泡体および
    形状保持材からなる自動車用内装材。
  2. 【請求項2】 ポリオレフィン系樹脂型内発泡シートの
    発泡倍率が20〜50倍である請求項1記載の自動車用内装
    材。
  3. 【請求項3】 ポリプロピレン系樹脂型内発泡体の発泡
    倍率が5〜25倍である請求項1または2記載の自動車用
    内装材。
  4. 【請求項4】 ポリオレフィン系樹脂型内発泡シートの
    発泡倍率とポリプロピレン系樹脂型内発泡体の発泡倍率
    との差が5倍以上である請求項1、2または3記載の自
    動車用内装材。
  5. 【請求項5】 形状保持材がポリプロピレン系樹脂型内
    発泡体の表面に付着されてなる請求項1、2、3または
    4記載の自動車用内装材。
  6. 【請求項6】 形状保持材がポリプロピレン系樹脂型内
    発泡体内に埋め込まれてなる請求項1、2、3または4
    記載の自動車用内装材。
  7. 【請求項7】 形状保持材が取付部を有する請求項5ま
    たは6記載の自動車用内装材。
  8. 【請求項8】 形状保持材がポリプロピレン系樹脂から
    なるものである請求項1、2、3、4、5、6または7
    記載の自動車用内装材。
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