JPH06114761A - 制振制御方法 - Google Patents

制振制御方法

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JPH06114761A
JPH06114761A JP26371492A JP26371492A JPH06114761A JP H06114761 A JPH06114761 A JP H06114761A JP 26371492 A JP26371492 A JP 26371492A JP 26371492 A JP26371492 A JP 26371492A JP H06114761 A JPH06114761 A JP H06114761A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロボットアーム等を加速動作とこれに続く減
速動作の連続により短距離駆動する場合に、ロボットア
ーム等の固有振動を予め学習しておき、ロボットアーム
停止時の振動を打ち消すように速度制御カーブを補正す
ることにより、ロボットアーム停止時の振動の発生を抑
制する。 【構成】 ステップS1、ステップS2においてロボッ
トアームの固有振動周期を測定し、ステップS3でロボ
ットアーム所望の距離だけ駆動するための速度パターン
を求め、ステップS4では測度パターンに対応してロボ
ットアームを駆動する駆動系の加速と減速のそれぞれの
トルクピークの時間差を求め、ステップS5、ステップ
S6、ステップS7ではステップS4で得られたトルク
ピークの時間差がロボットアームの固有振動周期の整数
倍となるようにの速度パターンを修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は制振制御方法に係り、
特に自動組付け機等に使用されるロボットアームの位置
決め時の振動を抑制するに好適な制振制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5は一般的なロボットの制御系の概略
構成図である。図において示すように、ワークピースを
ハンドリングするためのフィンガー部5はロボットアー
ム4の先端に取りつけられており、ロボットアーム4は
サーボモータ3により回動駆動および昇降駆動される。
なお、サーボモータ3はコントローラ1からサーボ増幅
器2を介して駆動される。
【0003】以上述べたような構成において、次にその
動作をロボットアーム4の回転駆動を例にとって、図6
のタイミングチャートに従って説明する。
【0004】今、ロボットアーム4を位置aから位置c
に駆動するものとする。その場合、コントローラ1はサ
ーボモータ3に対してロボットアーム4が図6(A)に
示すような位置変化をするように、図6(B)に示すよ
うな速度指令を与える。
【0005】この場合、理想的にはロボットアーム4は
フィンガー部5と共に時点t1から時点t2の間に加
速、時点t2から時点t4の間に一定速度、時点t4か
ら時点t5の間に減速と、その速度を変えながら位置a
から位置cまでの回転位置を変える。
【0006】一方、ロボットアーム4を位置aから位置
bに駆動する場合も同様に、コントローラ1はサーボモ
ータ3に対してロボットアーム4が図6(D)に示すよ
うな位置変化をするように、図6(E)に示すような速
度指令を与える。
【0007】この場合、理想的にはロボットアーム4は
フィンガー部5と共に時点t1から時点t3の間に加
速、時点t3から時点t5の間に減速と、常時その速度
を変えながら位置aから位置bまでの回転位置を変え
る。
【0008】ところが実際にはサーボモータ3により駆
動されるロボットアーム4とフィンガー部5には慣性力
や弾性力が作用するために、加速時、加速終了時、減速
時、減速終了時のそれぞれの場合にロボットアーム4及
びフィンガー部5に振動を発生する。その結果、同図
(C)、(F)に示すように、ロボットアーム4の先端
のフィンガー部5においては加減速に伴う振動が発生
し、特に位置b、位置cに位置決め停止した時点でも振
動が納まらないという問題がある。
【0009】以上のように、ロボット等においてはコン
トローラ1からの動作指令に対して駆動されるロボット
アーム4やフィンガー部5等の可動部は加減速時、動き
始めや停止時に振動する。これは、可動部の慣性力や弾
性力によるものであり高速化を図るべく動作スピードや
加減速速度を上げれば上げるほど顕著になってくる。こ
の振動は位置決め停止時に特に問題となるものであり、
振動が納まるまでは次の動作に移れないので、実質的な
動作速度の低下を招いていた。
【0010】このようなロボットの位置決め時の振動を
抑制するための研究は制振制御という形で広く行われて
いる。例えば、特開昭63−314606号や特開昭6
3−314607号に示されている装置はその一例であ
るが、いずれもロボットアームの先端に振動が発生して
からロボットアームの先端に取りつけた加速度センサの
信号を外乱トルクとしてフィードバックし、加速度を制
御することにより制振しようとするものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のロボット等にお
ける制振制御方法は以上のようにフィードバック制御に
より行っていたので、実際に振動が発生してから制振に
入ることになり、振動発生から振動の収束までの時間を
短縮できてもゼロにすることはできない。また、振動を
収束させるための制御情報を振動している状態からとら
えているため、振動が発生しないと制振制御が行えない
ことになり、完全な制振とは言えなかった。しかも、振
動に追従してこれを制振するためには高速度演算のでき
るCPUが必要となり、制振制御系が高価で複雑になる
という問題点があった。
【0012】この発明の目的は上記のような従来技術の
課題を解決し、特にロボットアームの加速動作とこれに
続く減速動作の連続により短距離移動させる場合に、ロ
ボットアーム等の先端の位置決め等に伴う振動を予め学
習しておき、ロボットアームの制御指令に振動を打ち消
すような条件を加え、速度制御カーブを補正することに
よって、ロボットアームの停止時の振動の発生を抑制す
ることを可能とした制振制御方法を得ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は制振制御方法として、駆動対象の固有振
動周期を測定する第1の過程と、前記駆動対象を駆動す
るための速度パターンを求める第2の過程と、前記測度
パターンに対応して駆動系の加速と減速のそれぞれのト
ルクピークの時間差を求める第3の過程と、トルクピー
クの時間差が駆動対象の固有振動周期の整数倍となるよ
うに前記速度パターンを修正する第4の過程と、を備え
る制振制御方法を提供するものである。
【0014】
【作用】上記手段において、第1の過程において駆動対
象の固有振動周期を測定し、第2の過程で前記駆動対象
を所望の距離だけ駆動するための速度パターンを求め、
第3の過程では前記測度パターンに対応して駆動対象を
駆動する駆動系の加速と減速のそれぞれのトルクピーク
の時間差を求め、第4の過程では前記第3の過程で得ら
れたトルクピークの時間差が駆動対象の固有振動周期の
整数倍となるように速度パターンを修正する。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
を説明する。図1は本発明の一実施例に係る制振制御方
法のフローチャートである。同図に示すように、ステッ
プS1とステップS2は事前準備として設定されるもの
であり、ステップS1ではロボットのロボットアームや
フィンガー部などの可動部の固有振動数fの測定を行
い、ステップS2では可動部の自由振動周期、つまり固
有振動周期λの算出を行う。ちなみに、この計算は固有
振動数fの逆数を求めることで行われる。
【0016】次からの、ステップS3〜ステップS8は
実際にロボットアームを動作させている時の制御として
設定されるものである。まず、ステップS3ではロボッ
トアーム先端部の移動の速度パターンを算出し(図3
(a)参照)、ステップS4ではサーボモータのトルク
ピークの時間差Tを算出する(図3(b)参照)。次の
ステップS5では、トルクピーク時間差Tを固有振動周
期λで余剰計算する。これはトルクピーク時間差Tを固
有振動周期λで割り算することにより行われる。ここ
で、割り算結果nと余りT´を得るが、ステップS6で
は余りT´が“0またはλ”に近いかどうかを判断す
る。ここで余りT´が“0またはλ”に近い場合はトル
クピーク時間差TをそのままにしてステップS8に移行
してサーボモータを駆動する。これに対して、余りT´
が“0またはλ”の近傍でない場合はトルクピーク時間
差TがT3=(n+1)λとなるように速度パターンを
修正し、ステップS8ではこれに基づきサーボモータの
駆動を行う。
【0017】さて、ここでロボットアームの移動距離が
短い場合の先端の速度波形、サーボモータの電流波形
(=トルク)、ロボットアーム先端における移動方向の
加速度波形を図4に示す。ちなみに、同図(a)は移動
距離lの場合の速度波形、同図(b)は移動距離lの場
合のモータ電流、同図(c)は移動距離lの場合の先端
の加速度、同図(d)は移動距離4×lの場合の速度波
形、同図(e)は移動距離4×lの場合のモータ電流、
同図(f)は移動距離4×lの場合の先端の加速度をそ
れぞれ示すものである。
【0018】いま、加速度、減速度が一定であるとする
と、移動距離lの場合は図4(a)に示すように速度変
化は小さく、移動距離4×lの場合は図4(d)に示す
ように速度変化は大きい。一方、モータ電流は加速時に
正、減速時に負となり、トルクもこれに伴い変化する
が、移動距離lの場合は加速時間も減速時間も短いの
で、加速時のトルクピークと減速時のトルクピークの間
の時間差、つまりトルクピーク時間差Tは図4(b)に
示すようにT1となり、移動距離が4×lの場合は加速
時間も減速時間も長くなり図4(e)に示すようにトル
クピーク時間差TはT2となる。
【0019】さて、この場合、ロボットアームの先端の
加速度は加速時、減速時はモータ電流つまりトルクに応
じて変化するが、停止時にはロボットアームの慣性力や
弾性力により振動する。この場合の振動周期は、図4
(c)、(f)に示すように、移動時の加速度にかかわ
らずロボットアームを含む可動部の固有振動数fにより
決定される。
【0020】ちなみに、ロボットアームの固有振動数f
と固有振動周期λの関係は λ=1/f … (1) である。ここで、移動距離lの場合のトルクピーク時間
差T1と固有振動周期λの関係が T1=λ/2 … (2) であり、移動距離4×lの場合のトルクピーク時間差T
2と固有振動周期λの関係が T2=λ … (3) であるものとする。この場合、図4(c)、(f)から
も明らかなように、トルクピークの時間差T2=λとな
る移動距離4×lの方がロボットアーム先端の加速度に
おける残留振動が小さくなっているのが解る。つまり、
モータ電流のトルクピーク時間差Tがロボットアーム先
端の停止時の残留振動の大きさに関係する。
【0021】更に説明するならば、ロボットアームの加
速、減速によりモータ電流波形は正と負の両方向に2つ
のピークを持つ。この時間差、つまりトルクピーク時間
差TがT(=λ/2)の場合は、加速時に発生させたロ
ボットアームの振動を減速時に増大させることになるた
め、残留振動が大きくなっている。言い換えれば、この
加減速は周波数fの加振と同じことであり、ロボットア
ームの固有振動数fを励起していることになる。これに
対して、トルクピーク時間差TがT2(=λ)場合は、
加速時に発生させたロボットアームの振動を減速時に打
ち消して抑制することになるため、残留振動は抑制され
て小さくなる。言い換えれば、この加減速は周波数f/
2の加振(振動抑制)と同じことであり、ロボットアー
ムの固有振動数fを抑制することになる。
【0022】従って、全てのロボットアームの移動距離
においてトルクピーク時間差Tがロボットアームの固有
振動数fつまり固有振動周期λに対応して振動を抑制す
る方向に作用するように加減速のタイミングを制御する
ことにより、ロボットアームの停止時の残留振動を抑制
できることになる。すなわち、ロボットアームの加減速
のモータ電流(トルク)のピークの時間差、つまりトル
クピーク時間差T3が T3=nλ … (4) ただし、n=1、2、3・・・・、となるように速度パ
ターンを修正することによりロボットアーム停止時の残
留振動を抑制することができる。
【0023】ここで、この実施例の制振制御方法を図2
のタイミングチャートおよび図3のブロック図に従って
更に詳細に説明する。ちなみに、図2は移動距離lの場
合の速度、モータ電流、ロボットアーム先端の加速度を
示すものであるが、同図(a)、(b)、(c)は図4
の(a)、(b)、(c)に対応するものであり、同図
(d)は修正された速度パターンによる速度波形、同図
(e)は修正された速度パターンに対応するモータ電
流、同図(f)は修正された速度パターンの場合のロボ
ットアーム先端の加速度をそれぞれ示すものである。ま
た、図3はこの実施例の制振制御方法を実現するための
具体的な構成を示すブロック図であり、図において示す
ように、先端にフィンガー部5を有するロボットアーム
4を駆動するためのサーボモータ3はサーボ増幅器2を
介してコントローラ1により制御されるが、コントロー
ラ1はCPU11と内部メモリ12を備えている。
【0024】さて、先ず図1のフローチャートに示すよ
うに、ステップS1でロボットアーム4の固有振動数f
を求める。これは実際にコントローラ1からサーボ増幅
器2を通じてサーボモータ3を駆動し実際にロボットア
ーム4の自由振動の様子を図示しない加速度センサーや
光学測定装置などにより実測する。この固有振動数fは
コントローラ1のCPU11を通じて内部メモリ12に
格納される。
【0025】次に、ステップS2でCPU11は内部メ
モリ12からロボットアーム4の固有振動数fを呼び出
し、その固有振動周期λを式(1)に基づき演算する。
このようにして求めた固有振動周期λも内部メモリ12
に格納しておく。
【0026】以上のようにして準備作業を終了する。次
に、実際にロボットアーム4の制振制御を行う場合はC
PU11によるプログラムに基づくステップS3以降の
動作により実施する。
【0027】先ず、ステップS3において与えられたロ
ボットアーム4の移動距離に応じてその速度パターンを
求める。この速度パターンは速度、加速度共に最大とな
るような条件の基に決定される。これはロボットアーム
4の動作速度を最大限に速くするためである。
【0028】次に、ステップS4において得られた速度
パターンを実現するためのサーボモータ3の電流パター
ンを演算し、トルクピーク時間差Tを算出する。
【0029】そして、ステップS5においてトルクピー
ク時間差Tを固有振動周期λで余剰演算をする。演算式
は T/λ=n 余り T´ … (5) である。ここでnは整数である。
【0030】さて、以上のような演算の後に、その余り
T´をステップS6で評価する。この評価の結果、余り
T´がきわめて“0またはλ”に近ければトルクピーク
時間差Tは固有振動周期λの整数倍に近いということに
なる。つまり、ロボットアーム4の残留振動を抑制する
ような速度パターンでの制御が可能であるということで
あり、そのままステップS8に移行してサーボモータ3
を駆動する。その結果、ロボットアーム4の停止時の残
留振動が効果的に抑制されフィンガー部5によるワーク
ピースのハンドリング作業に直ちに入ることができる。
【0031】一方、ステップS6の評価の結果、余りT
´が“0またはλ”にそれほど近くないという結果が得
られた場合、トルクピーク時間差Tは固有振動周期λの
整数倍にはないということであり、このままではロボッ
トアームの残留振動を増大する方向にしかならない。こ
のため、ステップS7に移行してトルクピーク時間差T
が固有振動周期λの整数倍になるように、つまり T3=(n+1)λ … (6) なるトルクピーク時間差T3となるように速度パターン
を修正する。その結果、ロボットアーム4は残留振動を
抑制するような速度パターンに修正されるので、ステッ
プS8に移行してサーボモータ3を駆動することにより
ロボットアーム4の停止時の残留振動が抑制されること
になる。
【0032】例えば、ロボットアーム4を移動距離l分
だけ移動するのにステップS3で図2(a)に示すよう
な速度パターンが得られたとすると、ステップS4で得
られるモータ電流のトルクピーク時間差Tは図2(b)
に示すようにT1となりλ/2となる。その結果、この
ままでロボットアーム4を駆動した場合はその先端の加
速度は図2(c)に示すように残留振動が大きくなって
しまうが、ステップS5とステップS6の演算と演算結
果の評価で、余りT´がλ/2となり“0またはλ”と
はならない。従って、ステップS7でトルクピーク時間
差Tが固有振動周期λの整数倍となるように、つまり式
(6)の条件が満足されるような速度パターンを求め
る。つまり、速度パターンを図2(d)に示すようなパ
ターンに修正する。その結果、トルクピーク時間差Tは
図2(e)に示すようにT3(=λ)となり、ロボット
アーム4の先端の停止時の残留振動は図2(f)に示す
ように抑制される。
【0033】以上のような制御の結果、ロボットアーム
4の先端を短い距離だけ移動する場合に、ロボットアー
ム4の停止時の残留振動を効果的に抑制できるので、位
置決めを迅速に実施でき、ロボット制御の高速化を図る
ことができる。
【0034】また、フィードバック制御ではないので、
高価なセンサーを組み込んだり制御系を高速化したりす
る必要がなく、ローコストでシステムを構成することが
できる。
【0035】更に、振動を発生させてからこれを検出し
て抑制する構成と異なり、最初から振動を発生しないよ
うに制御するので、振動抑制効果が高く、省エネルギー
の観点からも効率的な運用ができる。
【0036】なお、上記実施例ではリアルタイムで速度
パターンを修正するような構成を例示したが、全ての動
作パターンにおける速度パターンを予め求めておき、テ
ーブル参照により速度パターンを決定するような構成と
してもよい。
【0037】また、上記実施例ではロボットアームの駆
動を例にとって説明したが、この発明は、他の制御対象
であっても同様に適用可能であり、同様の効果を得られ
ることはもちろんである。また、制御対象も回転移動だ
けでなく直線移動であっても、制御対象が複数ある場合
もまったく同様に適用できることは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の制振制御
方法は、ロボットアーム等の駆動対象の固有振動数を予
め測定しておき、この固有振動を抑制するような速度パ
ターンでロボットアームを移動するように構成したの
で、ロボットアームの駆動の高速化と停止時の残留振動
の抑制を行うことが可能であり、系を簡単にしかも安価
に構成できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る制振制御方法のフロ
ーチャートである。
【図2】速度パターンによる残留振動の状態の説明図で
ある。
【図3】この発明を実施するための構成のブロック図で
ある。
【図4】残留振動の差異の説明図である。
【図5】一般的なロボットの制御系の説明図である。
【図6】ロボットアームの動きの説明図である。
【符号の説明】
1 コントローラ 2 サーボ増幅器 3 サーボモータ 4 ロボットアーム 5 フィンガー部 11 CPU 12 内部メモリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動対象の固有振動周期を測定する第1
    の過程と、前記駆動対象を駆動するための速度パターン
    を求める第2の過程と、前記速度パターンに対応して駆
    動系の加速と減速のそれぞれのトルクピークの時間差を
    求める第3の過程と、トルクピークの時間差が駆動対象
    の固有振動周期の整数倍となるように前記測度パターン
    を修正する第4の過程と、を備えることを特徴とする制
    振制御方法。
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