JPH06114661A - ワーク支持テーブル装置 - Google Patents

ワーク支持テーブル装置

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Publication number
JPH06114661A
JPH06114661A JP4264596A JP26459692A JPH06114661A JP H06114661 A JPH06114661 A JP H06114661A JP 4264596 A JP4264596 A JP 4264596A JP 26459692 A JP26459692 A JP 26459692A JP H06114661 A JPH06114661 A JP H06114661A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
clamp mechanism
supporting
free ball
clamp
Prior art date
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Pending
Application number
JP4264596A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Matsuura
聡 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP4264596A priority Critical patent/JPH06114661A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークの支持テーブルにおけるワーク支持機
構の構造を複雑化することなく、そのワークの支持精度
を維持できるようにする。 【構成】 転動面を上にする多数のフリーボールベアリ
ング10,20が配置される支持テーブル(固定テーブル
3,及び移動テーブル4)と、この支持テーブル上でワ
ーク40を把持して移動させるクランプ機構7とを備え、
前記支持テーブル上における前記クランプ機構7の移動
範囲には、そのクランプ機構7の下側爪片と接するとこ
のクランプ機構7の自重で自動復帰可能に押し下げられ
るようにされている可動型のフリーボールベアリング10
を配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工作機械,物品搬送装置
などにおける被加工材もしくは搬送物の支持テーブルに
係わり、詳しくは被加工材もしくは搬送物の移動支持テ
ーブルに配設される支持部材上でクランプ機構によって
把持されて移動支持される被加工材もしくは搬送物を、
正しく支持できて作業性を向上させ得るワーク支持テー
ブル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえばタレットパンチプレスな
どシート状の材料を取り扱う工作機では、そのシート状
の被加工材(以下ワークという)を操作するのにワーク
を平坦に支持させるワーク支持機構が設けられ、このワ
ーク支持機構上でワークを移動させて加工されるように
キャリッジにワークのクランプ機構が備えられ、このク
ランプ機構によってワークはクランプされて前記ワーク
支持機構上を移動させられるようになっている。そし
て、前記ワーク支持機構としては一般に複数のフリーボ
ールベアリングを所定の間隔でワーク支持テーブル上に
配列され、これらフリーボールベアリングによってワー
クが受支されて、円滑に水平移動できるようにされてい
る。もちろん、これらのフリーボールベアリングはテー
ブルに対して固定されている。
【0003】このような構成の工作機では、ワークの一
側端部がクランプ機構によってクランプされ、このクラ
ンプ機構の下側のクランプ爪がワークの下面よりも下に
なるので、前記ワーク支持機構と干渉することになり、
その対策として前記クランプ機構の下側のクランプ爪を
前記フリーボールベアリングに接触しない位置まで高め
て設ける方式、あるいはクランプ機構のクランプ位置を
正常に保ってこのクランプ機構が移動すると対応する位
置のフリーボールベアリングをカム機構を用いてクラン
プ爪との接触を回避できるようにさせる方式などがあ
る。後者の方式については、例えば実開昭56−112
033号公報によって知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のようなワーク支
持機構とワークのクランプ機構との干渉を回避する手段
に関して、前記前者の方式ではどうしてもワークに撓み
が生じて加工精度に問題がある。また、前記後者の方式
ではワーク支持機構におけるフリーボールベアリングの
配置をブロック化して、さらにその各フリーボールベア
リングのユニットをカム機構によって所要量上下動させ
るための支持構造を必要とし、ワーク支持機構全体の構
成が複雑になり、しかも頻繁な動作の繰り返しに耐える
強度が要求されるので、製品コストが高くなる。
【0005】また、物品を搬送させる搬送ラインにおい
て、その搬送物もしくは搬送トレーなどを把持して移動
させる場合に搬送物(ワーク)が傾かないようにして処
理させるには、その把持部が搬送ライン上でワーク支持
機構と干渉させないように処理する必要がある。
【0006】本発明ではこのような問題点を解決して、
ワークの支持テーブルにおけるワーク支持機構の構造を
複雑化することなく、ワークの支持精度を維持できて長
期使用に耐え、しかも安価に提供できる合理的な構成の
ワーク支持テーブル装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、転動面を上にする多数の自在転動ベアリン
グが配置される支持テーブルと、この支持テーブル上で
ワークを把持して移動させるクランプ機構とを含み、前
記支持テーブル上における前記クランプ機構の移動範囲
には、そのクランプ機構の自重で自動復帰可能に押し下
げられるようにされている前記自在転動ベアリングを配
設されることを特徴とする。
【0008】
【作用】このように構成される本発明によれば、ワーク
支持テーブル上に送り込まれてクランプ機構によって一
側部を把持されるワークが目的処理されるために移動さ
せられると、そのクランプ機構がワーク支持テーブル上
に配設されている自在転動ベアリングと接触すれば、当
該自在転動ベアリングはそのクランプ機構の自重によっ
て押し下げられ、そしてクランプ機構と接して押し下げ
られた自在転動ベアリングはそのクランプ機構との接触
を断つと直ちに自動復帰されてクランプ機構による把持
部以外のワークを支持することになるので、把持されて
いるワークが撓んだり傾いたりすることなく、正常な姿
勢で移動させられる。
【0009】
【実施例】次に、本発明のワーク支持テーブル装置につ
いて、その一実施例を図面を参照しつつ説明する。図1
に示されるのは本発明のワーク支持テーブル装置を備え
るタレットパンチプレスの側面図であり、図2は図1の
タレットパンチプレスの平面図であり、図3は要部の拡
大断面図であり、図4はフリーボールベアリングの取付
部の態様を示す断面図である。
【0010】これらの図において、本発明のワーク支持
テーブル装置が組み込まれるタレットパンチプレスは、
全体的に従来公知の構造のものであって、タレット打ち
抜きステーション1の前面にベースフレーム2によって
支持される固定テーブル3が配置され、この固定テーブ
ル3の両側に移動テーブル4,4が対称に配されてい
る。この移動テーブル4,4は固定テーブル3が支持さ
れるベースフレーム2の側部に設けられるガイドレール
2'に沿ってY軸方向に移動でき、この両移動フレーム
4,4の端部に前記固定テーブル3の部分を跨ぐように
してキャリッジ6をX軸方向に移動案内させるXフレー
ム5が支持されている。前記キャリッジ6は前記Xフレ
ーム5の側面に沿設のガイドレールに沿ってX軸方向に
駆動されるように設けられ、このキャリッジ6の前面に
所要の間隔で複数のクランプ機構7が付設されている。
なお、移動テーブル4,4及びXフレーム5の移動、並
びにキャリッジ6の移動は、周知の駆動手段によって駆
動される。図中符号9はタレットである。
【0011】ワーク40を支持するための支持テーブルを
構成する前記固定テーブル3と移動テーブル4,4に
は、それぞれ所要の間隔で支持部材としてのフリーボー
ルベアリング10,または20が多数配設されている。その
フリーボールベアリング10,20の配設の態様は図2乃至
図4で示され、固定テーブル3に配設されるフリーボー
ルベアリング10はボール11の保持器12がハウジング13内
に組み込まれるコイルばね14によって上下方向に押し下
げられる構造にされている。このコイルばね14は後述す
るクランプ機構7の下側爪片73と接触するとそのクラン
プ機構7の重量によって押し下げられる程度の推力を所
有するものが用いられている。これに対して移動テーブ
ル4,4に配設されるフリーボールベアリング20は、ハ
ウジング23に対してボール21の保持器22が固定されてい
る形式のものが用いられている。これら各フリーボール
ベアリング10,20はいずれも図3,図4で示されるよう
に、ボール11,21がテーブル上面3a,4aからやや突き出
してワーク40のパスラインを保つように保持板15,25に
ハウジング13,23が固着されて配設される。
【0012】クランプ機構7は、図3で示されるように
キャリッジ6の前側面に設けられる取付レール61に支持
されてキャリッジ6とともにX軸方向に移動されるよう
に設けられ、前記取付レール61に対してはクランプ本体
71が固定金具72によって所要の位置に固定できるように
されている。そして、クランプ本体71の下部前方には適
宜広幅の下側爪片73が突設されており、この下側爪片73
に対してやや細幅の上側爪片74が中間部でピン75によっ
てピン連結されて、その上側爪片74の後端部がクランプ
本体71内に組み込まれるエアシリンダ76によって上側に
引かれるとクランプ操作され、前記エアシリンダ76の加
圧操作を解除すると例えばコイルばね77によってクラン
プ開放されるように設けられる。なお、このクランプ機
構7における前記下側爪片73は可能な限り厚みを薄くし
て前記可動型のフリーボールベアリング10のボール11を
押し下げる量が少なくなるように形成される。
【0013】本発明では前述のように構成されているの
で、支持テーブル上に送り込まれるワーク40(この場合
シート状のワーク)は例えば図2で二点鎖線によって表
されているように移動テーブル4,4がY軸方向でタレ
ット打ち抜きステーション1に対して後退される位置で
クランプ機構7によって一側部を把持され、その後にタ
レット打ち抜き操作の手順によってXフレーム5がY軸
方向に移動されると、このXフレーム5とともに移動テ
ーブル4,4も移動して、この際固定テーブル3上に移
動されるワーク40を把持しているクランプ機構7が当該
固定テーブル3上のフリーボールベアリング10に接触す
ると、そのクランプ機構7の下側爪片73がパスラインか
ら下がっている寸法だけその自重でもってボール11と保
持器12とを押し下げ、かつそのクランプ機構7による押
し下げ力が除かれると、直ちにそのフリーボールベアリ
ング10はコイルばね14の復元力によって正常位置に戻さ
れてワーク40の下面を支持することになる。したがっ
て、図3で示されるように、直接クランプ機構7の下側
爪片73と接する位置のフリーボールベアリング10のみが
ボール11を押し下げられ、それ以外の位置のフリーボー
ルベアリング10は正常に保たれ、もちろん移動テーブル
4,4では固定型のフリーボールベアリング20が配され
ているので、クランプ機構7によるワーク40の把持状態
は常に一定に保たれてタレット打ち抜きステーション1
にワーク40が送られる。それ故に、ワーク40が薄板であ
っても撓むことなく打ち抜き位置に供給され、加工精度
を低下させることはない。
【0014】以上はタレットパンチプレスにおけるワー
ク支持テーブル装置について説明したが、この他に例え
ば搬送装置における搬送物の方向変換や移し替え位置に
おける支持テーブルに前記要領で可動型のフリーボール
ベアリングを搬送面に配設して、この搬送面に対する搬
送物の取り扱いクランプ機構を前記要領で対応させるよ
うにしておけば、搬送物が傾いたりすることなく移送さ
せることができる。とくに、ロボットを用いる装置の場
合に好適であると言える。
【0015】また、前記実施例ではフリーボールベアリ
ング10,20をワーク40の支持テーブルに配設している
が、このフリーボールベアリングに代えて旋回自在に支
持されるローラを使用することも可能である。
【0016】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、構造を簡
素化できてワークを正しい姿勢で目的位置に移動させる
ことができることになり、特に工作機に用いて加工製品
の精度を高めることができる。しかも構造簡単であるか
ら製品コストの低減に役立て得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワーク支持テーブル装置を備えるタレ
ットパンチプレスの側面図である。
【図2】図1のタレットパンチプレスの平面図である。
【図3】クランプ機構と支持テーブルとの関係を示す要
部の拡大断面図である。
【図4】固定型のフリーボールベアリングの取付部を示
す図である。
【符号の説明】
1 タレット打ち抜きステーション 2 ベースフレーム 3 固定テーブル 4 移動テーブル 3a,4a テーブルの上面 5 Xフレーム 6 キャリッジ 7 クランプ機構 10 フリーボールベアリング 11,21 ボール 12,22 ボールの保持器 13,23 ハウジング 14 コイルばね 15,25 保持板 20 固定型のフリーボールベアリング 40 ワーク 71 クランプ本体 73 下側爪片 74 上側爪片 76 エアシリンダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転動面を上にする多数の自在転動ベアリ
    ングが配置される支持テーブルと、この支持テーブル上
    でワークを把持して移動させるクランプ機構とを含み、
    前記支持テーブル上における前記クランプ機構の移動範
    囲にはそのクランプ機構の自重で自動復帰可能に押し下
    げられるようにされている前記自在転動ベアリングを配
    設されることを特徴とするワーク支持テーブル装置。
JP4264596A 1992-10-02 1992-10-02 ワーク支持テーブル装置 Pending JPH06114661A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4264596A JPH06114661A (ja) 1992-10-02 1992-10-02 ワーク支持テーブル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4264596A JPH06114661A (ja) 1992-10-02 1992-10-02 ワーク支持テーブル装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06114661A true JPH06114661A (ja) 1994-04-26

Family

ID=17405507

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4264596A Pending JPH06114661A (ja) 1992-10-02 1992-10-02 ワーク支持テーブル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06114661A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101319945B1 (ko) * 2009-05-15 2013-10-29 가부시끼가이샤 이구찌 기꼬 세이사꾸쇼 베어링 유닛, 지지 테이블, 반송 설비 및 턴테이블
US8635960B2 (en) 2009-04-14 2014-01-28 Iguchi Kiko Co., Ltd. Free ball bearing, bearing unit, support table carrying equipment, and turntable

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8635960B2 (en) 2009-04-14 2014-01-28 Iguchi Kiko Co., Ltd. Free ball bearing, bearing unit, support table carrying equipment, and turntable
KR101319945B1 (ko) * 2009-05-15 2013-10-29 가부시끼가이샤 이구찌 기꼬 세이사꾸쇼 베어링 유닛, 지지 테이블, 반송 설비 및 턴테이블
US8632249B2 (en) 2009-05-15 2014-01-21 Iguchi Kiko Co., Ltd. Free ball bearing, support table, carrying equipment, and turntable

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020312