JPH0611429B2 - 超厚膜塗装鋼板の製造方法 - Google Patents

超厚膜塗装鋼板の製造方法

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JPH0611429B2
JPH0611429B2 JP16166089A JP16166089A JPH0611429B2 JP H0611429 B2 JPH0611429 B2 JP H0611429B2 JP 16166089 A JP16166089 A JP 16166089A JP 16166089 A JP16166089 A JP 16166089A JP H0611429 B2 JPH0611429 B2 JP H0611429B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、塗装対象材の表裏面に比較的に厚い塗膜を形
成する塗装方法に関する。
〔従来の技術〕
例えば鋼板の塗装において、特開昭62−160163号公報に
は、鋼板をy方向に移送しつつ1個の塗装用スプレイガ
ンをx方向に往復走査駆動して、鋼板表面に一往復走査
で30μm程度の塗装を行なうことが開示されている。こ
れによれば、往走査および復走査それぞれで各一回の塗
装が行なわれるので、1往復走査塗装で2回塗りが行なわ
れることになり、往走査で15μm程度、復走査で15μm
程度の塗装が行なわれるものと推察される。
〔発明が解決しようとする課題〕
例えば、鋼構造物例えば大型タンクの製造において、従
来は厚板工場で製造した厚板(例えば4.5mm厚以上)の
表裏面を錆防止のために上述の特開昭62−160163号公報
に開示の如き塗装方法で額縁塗装し、この厚板を開先加
工および曲げ加工した後、該額縁塗装を除去して溶接に
よりタンク構造を構築した後、その表裏面をショットブ
ラストにより粗化して、まず50μm厚程度に下塗りをし
た後上塗りを施こす。したがって、最終の仕上塗装を完
了するまでの鋼構造物の製造工程数が多く、その削減が
望まれている。開先加工,曲げ加工までに行なった第1
回の塗装がそのまま下塗り塗装又は仕上り塗装として利
用できれあ、鋼構造物の製造工程数が大幅に削減となり
経済的効果が大きいが、この場合、該塗装(第1回の塗
装)の塗装膜が厚く(例えば50μm以上)、しかもその耐
剥離性が高く(強靭である)なければ、鋼構造物の最終的
に要求される塗膜厚が得られず、また、該塗装後の各種
加工,組立工程で剥離を生じたり、塗膜の強度劣化を生
じたりする。
本発明は、耐剥離性が高く塗膜の強度が高く、しかも比
較的に厚い塗装を比較的に高速で行なうことを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明においては、予熱炉で塗装対象材を予熱し、該塗
装対象材の相対向する第1面および第2面をショットブ
ラストにより粗化した後、該塗装対象材をy方向に移送
しつつその第1面に、y方向に沿って所定間隔で配列さ
れた複数個の塗装手段をy方向と直交するx方向に往復
走査して4回以上の塗装手段の走査による4回以上の塗
料吹付けを行ない、吹付けた塗料を乾燥炉で乾燥した後
反転機で該塗装対象材の表裏面を反転し、該塗装対象材
をその第1面をローラで支持してy方向に移送しつつそ
の第2面に、y方向に沿って所定間隔で配列された複数
個の塗装手段をy方向と直交するx方向に往復走査して
4回以上の塗装手段の走査による4回以上の塗料吹付け
を行ない、この吹付けた塗料を乾燥炉で乾燥する。
〔作用〕
予熱炉による塗料対象材の予熱が予熱され、ショットブ
ラストにより第1面および第2面が粗化されて、まず第
1面の塗装が行なわれる。
第1面の塗装において、該塗装対象材がy方向に移送さ
れつつその第1面に、y方向に沿って所定間隔で配列さ
れた複数個の塗装手段がy方向と直交するx方向に往復
走査されて4回以上の塗装手段の走査による4回以上の
塗料吹付けが行なわれるので、1回の塗装の厚みを格別
に大きくすることなく、比較的厚い塗膜を形成すること
ができ、また、複数個の塗装手段でこれを行なうので、
塗装速度は比較的に高くしうる。塗装対象材が予熱され
ているので、この第1面の塗装中に、第1面の塗装より
の溶媒の気化が促進されるので、複数個の塗装手段の1
つの塗装に続く他の塗装手段の塗装の間にも塗装済面よ
りの溶媒の気化が速く、4回以上と塗り回数が多い厚膜
塗装の塗膜厚均一性および強度が高くなる。ショットブ
ラストにより塗装面の異物が除去されかつ、塗装面に微
細凹凸が形成されているので、第1面と塗装膜との接触
面積が大きく第1面の塗装膜の耐剥離性および塗装膜強
度が高い。
第1面の塗装を終えた後に該面の塗装膜が乾燥され、こ
れにより塗装対象材がまた予熱されることになる。対装
対象材は反転機で反転されて、その第2面の塗装が行な
われ次いで第2面の塗膜の乾燥が行なわれる。この第2
面の塗装も、第1面の塗装と全く同様に行なわれるの
で、第1面と同様に、塗膜厚均一性が高く耐剥離性およ
び塗装膜強度が高い塗装膜が形成される。
以上のように比較的に厚い、耐剥離性および膜強度が高
い塗装膜を第1面および第2面に得ることができるの
で、これを厚鋼板の塗装に適用して、これら第1面およ
び第2面の塗装をそのまま下塗り塗装又は仕上り塗装と
して、従来の、鋼構造物例えば大型タンクの製造におい
て、開先加工および曲げ加工した後の塗装の除去工程を
省略し、更に、下塗り工程および/又は上塗り工程を省
略することができる。
1個の塗装手段を用いる走査塗装(例えば第5a図)に
おいて、隣接各往走査のy方向の塗り幅dの、y方向端
縁同志の接する境界部(点線斜線)、ならびに、隣接各復
走査のy方向の塗り幅dの、y方向端縁同志の接する境
界部(実線斜線)は、微視的に見ると、隣接走査の塗料
の重なり(二重)があり、各塗り幅dの端縁では塗料厚
が幅dの内側から外側に向けて次第に薄くなるので、重
なりが小さいと塗り厚が薄く、重なりが大きいと塗り厚
が厚くなり、程度の差はあれ、境界部(第5a図に示す
点線斜線および実線斜線)は、他の位置より塗り厚が厚
いすじ又は薄いすじ(境界すじ:二重すじ)となる。
したがって、本発明のように、複数個の塗装手段を並設
してそれらを同時に走査駆動する場合、例えば第1塗装
手段と第2塗装手段のy方向の配列距離(P)が1個の
塗装手段のy方向塗り幅dの整数倍であると、第1塗装
手段の境界すじ(二重すじ)と第2塗装手段の境界すじ
(二重すじ)とが重なって四重の重なり(四重すじ)と
なり、境界すじの厚み偏差が二重すじの場合の2倍とな
り、x方向の塗り幅Lの中点を通るy方向に、厚み偏差
が大きい四重すぎがピッチd/2で分布する(第5a図
で言えば点線と実線が四重すじとなる)ことになり、こ
のような比較的に大きい塗厚偏差により、塗膜の耐剥離
性が低くなる。
そこで本発明の好ましい実施例では、第1面および第2
面の塗装において、それぞれがy方向で所定幅dの塗装
を行なう複数個の塗装手段を、y方向にピッチPで配列
し、 Vs=N・d・Vn/(M・L), N・d≠a・P, Vs:y方向の移送速度, N:実際に塗装を行なう塗装手段の数, Vn:x方向の走査速度, M:偶数, L:X方向の塗り幅, a:整数(1,2,3,・・・)、 なる関係で、N個の塗装手段を塗料を供給して塗装を行
なう。
例えば、5個のスプレイガン(塗装手段)16〜16
をY方向にP=2dのピッチで配列し、N=3、M=2
として、 Vs=(3・d/2・L)・Vn なる関係で、3個のスプレイガン16〜16に塗料
を供給して2(M=2)回塗りの走査塗装を行なうと、
第5b図に示すように、第1スプレイガン16の塗装
帯(実線帯)がy方向3dピッチで形成され、この塗装
帯の塗り残し部に、第2および第3スプレイガン1
,16の塗装帯(点線帯および一点鎖線帯)が形
成される。N・d=a・P(N・dがPの整数倍)であ
ると、例えばP=3dであると、1つのスプレイガンの
塗装帯に他のスプレイガンの塗装帯がぴったり重なって
四重すじが現われるが、P=2d(N・d≠a・P)で
あるので、四重すじは現われず、第5b図の点線斜線お
よび実線斜線はすべて、隣接スプレイガンの塗装端の縁
部の重なり(二重すじ)である。この塗装態様では、ス
プレイガン1個の塗装量が第5a図に示す単一ガン塗装
の場合と同一(単位時間当りの塗装噴射量が等しく、し
かもVnが等しい)であるとすると、単一ガン塗装の場
合(第5a図)の3倍の移送速度で塗装が行なわれ、塗
装速度が速い。
同様に、5個のスプレイガン16〜16をY方向に
P=2dのピッチで配列し、N=5、M=2として、 Vs=(5・d/2・L)・Vn なる関係で、5個のスプレイガン16〜16に塗料
を供給して2(M=2)回塗りの走査塗装を行なうと、
第5c図に示すように、第1スプレイガン16の塗装
帯(実線帯)がy方向5dピッチで形成され、この塗装
帯の塗り残し部に、第2〜第5スプレイガン16〜1
の塗装帯(点線帯,一点鎖線帯,二点鎖線帯および
太実線過)が形成される。P=2d(N・d≠a・P)
であるので、四重すじは現われず、第5c図の点線斜
線,実線斜線等はすべて、隣接スプレイガンの塗装端の
縁部の重なり(二重すじ)である。この塗装態様では、
スプレイガン1個の塗装量が第5a図に示す単一ガン塗
装の場合と同一(単位時間当りの塗料噴射量が等しく、
しかもVnが等しい)であるとすると、単一ガン塗装の
場合(第5a図)の5倍の移送速度で塗装が行なわれ、
塗装速度が速い。
なお、単一スプレイガンでVs=(d/4L)・Vnな
る関係で塗装を行なうと、第6a図に示すような4回塗
りの塗装が行なわれ、塗装帯の境界部は二重すじであ
り、四重すじは現われない。第5a図に示す2回塗りの
場合と、x方向走査速度Vnを同じにしかつ単位時間当
りの塗料噴射量を同じにすると、塗装厚が2倍となり、
y方向の移送速度は1/2となる。Vnを同じにし塗料噴
射量を1/2にすると、同じ塗装厚が4回塗りで実現し、
四重すじが現われないので、耐剥離性が高い塗膜が得ら
れる。
ところで、本発明の塗装方法において、5個のスプレイ
ガン16〜16をY方向にP=2dのピッチで配列
し、N=3、M=4として、 Vs=(3・d/4・L)・Vn なる関係で、3個のスプレイガン16〜16に塗料
を供給して4(M=4)回塗りの走査塗装を行なうと、
第6b図に示すように、第1スプレイガン16の塗装
帯(実線帯)がy方向1.5dピッチで形成され、第2,第
3スプレイガン16,16の塗装帯(点線帯および一
点鎖線帯)がy方向にそれぞれ2dおよび4dのずれを
もって形成される。P=2d(N・d≠a・P)である
ので、四重すじは現われず、第6b図の点線斜線,実線
斜線等はすべて、隣接スプレイガンの塗装帯の縁部の重
なり(二重すじ)である。この塗装態様では、スプレイ
ガン1個の塗装量が第5a図に示す単一ガン塗装の場合
と同一(単位時間当りの塗料噴射量が等しく、しかもV
nが等しい)であるとすると、2倍の塗厚の塗装が、単
一ガンで2回塗装の場合(第5a図)の1.5倍の移送速
度で行なわれる。第6a図に示す単一ガン4回塗りの場
合の移送速度の3倍の移送速度である。この実施態様
で、各スプレイガンの単位時間当りの塗料噴射量を単一
ガンで2回塗装の場合(第5a図)の半分にすると、同
じ塗厚の塗装が、4回塗装でしかも1.5倍の移送速度で
行なわれ、塗り回数が多いので、しかも塗り回数が多い
にもかかわらず四重すじが現われないので、耐剥離性が
高い塗膜が得られる。
同様に、5個のスプレイガン16〜16をY方向に
P=2dのピッチで配列し、N=5、M=4として、 Vs=(5・d/4・L)・Vn なる関係で、5個のスプレイガン16〜16に塗料
を供給して4(M=4)回塗りの走査塗装を行なうと、
第6c図に示すように、第1スプレイガン16の塗装
帯(実線帯)がy方向3dピッチで形成され、第2〜第
5スプレイガン16〜16の塗装帯(点線帯,一点鎖
線帯,二点鎖線帯および太実線帯)がy方向にそれぞれ
2d,4d,8dおよび10dのずれをもって形成され
る。P=2d(N・d≠a・P)であるので、四重すじ
は現われず、第6c図の点線斜線,実線斜線等はすべ
て、隣接スプレイガンの塗装端の縁部の重なり(二重す
じ)である。この塗装態様では、スプレイガン1個の塗
装量が第5a図に示す単一ガン塗装の場合と同一(単位
時間当りの塗料噴射量が等しく、しかもVnが等しい)
であるとすると、2倍の塗厚の塗装が、単一ガンで2回
塗装の場合(第5a図)の2.5倍の移送速度で行なわれ
る。この実施態様で、各スプレイガンの単位時間当りの
塗料噴射量を単一ガンで2回塗装の場合(第5a図)の
半分にすると、同じ塗厚の塗装が、4回塗装でしかも2.
5倍の移動速度で行なわれ、塗り回数が多いので、しか
も塗り回数が多いにもかかわらず四重すじが現われない
ので、耐剥離性が高い塗膜が得られる。
更に、5個のスプレイガン16〜16をY方向にP
=2dのピッチで配列し、N=3、M=8として、 Vs=(3・d/8・L)・Vn なる関係で、3個のスプレイガン16〜16に塗料
を供給して8(M=8)回塗りの走査塗装を行なうと、
第6b図に示す斜線のピッチを2分の1にした塗装とな
り、各スプレイガン16〜16の塗装帯がy方向0.
75dピッチで形成される。P=2d(N・d≠a・P)
であるので、四重すじは現われない。この塗装態様で
は、スプレイガン1個の塗装量が第5a図に示す単一ガ
ン塗装の場合と同一(単位時間当りの塗料噴射量が等し
く、しかもVnが等しい)であるとすると、4倍の塗厚
の塗装が、単一ガンで2回塗装の場合(第5a図)の0.
75倍の移送速度で行なわれる。この実施態様で、各スプ
レイガンの単位時間当りの塗料噴射量を単一ガンで2回
塗装の場合(第5a図)の1/4にすると、同じ塗厚の塗
装が、8回塗りで行なわれ、塗り回数が多いので、しか
も塗り回数が多いにもかかわらず四重すじが現われない
ので、耐剥離性が高い塗膜が得られる。
同様に、5個のスプレイガン16〜16をY方向に
P=2dのピッチで配列し、N=5、M=8として、V
s=(5・d/8・L)・Vnなる関係で、5個のスプ
レイガン16〜16に塗料を供給して8(M=8)
回塗りの走査塗装を行なうと、第6c図に示す斜線のピ
ッチを2分の1にした塗装となり、各スプレイガン16
〜16の塗装帯がy方向1.25dピッチで形成され
る。P=2d(N・d≠a・P)であるので、四重すじ
は現われない。この塗装態様では、スプレイガン1個の
塗装量が第5a図に示す単一ガン塗装の場合と同一(単
位時間当りの塗料噴射量が等しく、しかもVnが等し
い)であるとすると、4倍の塗厚の塗装が、単一ガンで
2回塗装の場合(第5a図)の1.25倍の移送速度で行な
われる。この実施態様で、各スプレイガンの単位時間当
りの塗料噴射量を単一ガンで2回塗装の場合(第5a
図)の1/4にすると、同じ塗厚の塗装が、8回塗りでし
かも1.25倍の移送速度で行なわれ、塗り回数が多いの
で、しかも塗り回数が多いにもかかわらず四重すじが現
われないので、耐剥離性が高い塗膜が得られる。
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の
実施例の説明より明らかになろう。
〔実施例〕
第1図は、厚鋼板の表裏面に厚い塗膜を塗装する塗装ラ
インの全体構成を示す。
4.5mm以上の厚みの鋼板は、まず第1予熱炉40で加熱
される。この予熱は、後述する第1塗装機で鋼板の表裏
面の一方である第1面の塗装中に、鋼板中よりの溶媒の
気化を促進し、塗り回数が多い厚膜塗装の塗膜厚均一性
を高くするために行なう。予熱された鋼板は、ショット
ブラスト60で表裏面が粗化される。この粗化は、鋼板
表裏面のスケール等の異物の除去と、塗装膜の耐剥離性
を高くするための微細凹凸の形成のために行なわれる。
ショットブラスト60で、鋼板の第1面(ここでは上
面)および第2面(下面)に同時に、直径1mm程度の多
量の鋼球のジェットが当てられ、これにより、鋼板の第
1面および第2面が、30〜70μmの粗さに粗化される。
表裏面が粗化された鋼板の第1面(ここでは上面)は第
1塗装機70で額縁塗装されて第1乾燥機80に送られ
る。塗膜が乾燥すると鋼板は表裏反転機90に送られ、
そこで上面と下面を入れ替える反転が行なわれる。すな
わち、鋼板が裏返えされて、塗装済の第1面が下面とな
り、未塗装の第2面が上面となる。反転された鋼板の第
2面(ここでは上面)が第2塗装機100で額縁塗装さ
れる。この第2面の額縁塗装の時も、第1乾燥機80で
の加熱の残熱により鋼板は予熱炉50による予熱の直後
と同様に比較的に高い温度であり、第2面の額縁塗装の
間、鋼板面よりの溶媒の気化が速く、塗り回数が多い厚
膜塗装の、鋼板厚均一性が高い。
第2面の額縁塗装が終わった鋼板は第2乾燥機100に
送られ、乾燥を終えると、塗装ラインより排出される。
第2図に、第2塗装機100の構成主要部を示す。第2
塗装機100の入側には、第2簡装置100への鋼板の
到来を検知するための、鋼板検知器56(非接触近接ス
イッチ)が設置されている。到来した鋼板は、移送テー
ブルのローラ1〜116で右方に移送される。ローラ
〜116は、所定ピッチでローラ用のランド1aを
形成し、このランド1aを、この第2塗装機100では
鋼板の下面が塗装済面であるのでそれを傷付けない目的
で、開口底を有するゴムキャップ1bで被覆したもので
ある。隣り合うローラ(例えば110と111)間で
は、一方のローラのランド1a間のギャップに他方のロ
ーラのランドが対向するように、ランド1aが千鳥(ジ
グザグ)状に分布している。なお、ランド1aを形成
し、x方向のランド間にギャップを置いているのは、塗
装用のスプレイガン16〜16が噴射した塗料ミス
トの、ローラ面への付着量を少くし、かつ、付着した塗
料のローラ面からの逃げおよび除去(液切りおよび拭い
取り)を容易にするためである。
移送テーブルローラ1〜116は、y方向に1mピッ
チで配設されており、動力伝達機構2,減速機3および
可変速継手4を介して、誘導(インダクション)モータ5
で、鋼板を第2図で左から右に送る方向に、回転駆動さ
れる。モータ5の回転速度は一定(固定)であるが、可
変速継手4の電気コイルの通電電流値により継手4の出
力軸の回転速度(モータ5で回転駆動される入力軸の回
転速度に対する出力軸の回転速度の比)が定まるので、
移送テーブルのローラ1〜116の回転速度すなわち
鋼板のy方向移送速度Vsは、可変速継手に流す電流値
によって設定又は調整される。
減速機3の出力軸の所定小角度の回転につき1個の電気
パルスをロータリエンコーダ6が発生する。ロータリエ
ンコーダ6が発生する電気パルスの周波数は移送テーブ
ルで送られる鋼板の移送速度Vsに比例する。この電気
パルスは信号処理回路33で増幅および波形整形されて
F/Vコンバータ34に与えられ、F/Vコンバータ3
4が、Vsを示すレベルのアナログ電圧を発生する。
速度制御回路32には、塗装制御コンピュータ200
が、詳細は後述するが移送速度Vsを指示するデータを
与え、回路32はこのデータが与えられる毎にそれを内
部にラッチ(記憶)して、それをアナログ電圧(移送速
度目標値信号)に変換し、F/Vコンバータ34が与え
る実移送速度を示すアナログ電圧(フィードバック速度
信号)が、目標値信号に合致する方向に可変速継手4に
供給する電流値を増減する。すなわち、速度制御回路3
2が、鋼板の移送速度をコンピュータ200が指示する速
度Vsに、定速制御する。
第2塗装機100には、センター合せ(塗装機100の
x方向の中央点すなわちセンターラインに鋼板のx方向
幅の中点を合せる)で鋼板が搬送されるので、ローラ群
〜116でなる移送テーブルの、y方向に延びるセ
ンターライン上のy方向基点に、鋼板の到来を検知する
ための、鋼板検知器19(非接触近接スイッチ)が設置
されている。鋼板の先端が検知器16で検知されてか
ら、ロータリエンコーダ6が発生する電気パルスをカウ
ントすることにより、到来した鋼板の先端が、検知器1
9を基点にy方向のいずれの位置にあるかを追跡するこ
とができる。この先端位置追跡はコンピュータ200が
行なう。同様に、検知器19の信号が鋼板存在(1:高
レベルH)から不在(0:低レベルL)に切換わってか
らエンコーダ6が発生する電気パルスをカウントするこ
とにより、鋼板の尾端が、検知器19を基点にy方向の
いずれの位置にあるかを追跡することができる。この尾
端値追跡もコンピュータ200が行なう。
x方向に2本のガイドレール(図示略)が配設されてお
り、ガイドレールのそれぞれに沿ってエンドレスチェー
ン7および7が張架されている。チェーン7の一
端部はそれに噛合ったギア8で支持され、チェーン7
の一端部はそれに噛合ったギア8で支持されてい
る。すなわちチェーン7および7は、それぞれギア
,8部で折り返している。
チェーン7の、上下に対向する2部分の下部分には、
ガイドレールx方向に移動自在に案内されたキャリッジ
14が連結されており、チェーン7には、同様なキ
ャリッジ14が同様に連結されており、これらのキャ
リッジ14,14に、図示を省略した上下位置調節
機構(鋼板厚のばらつきに対応して、鋼板表面とスプレ
イガンとの上下方向距離を調節して一定値に設定する目
的のもの:板厚のばらつきに対してスプレイガンのy方
向塗り幅dを一定に調節する目的のもの)を介して、ス
プレイガン支持バー15が支持されている。支持バー1
5には、5個の、塗装用のスプレイガン16〜16
が、y方向にP=1mピッチで配列されており、スプレ
イガン16〜16のそれぞれは、移送テーブルのローラ
〜113の隣接ローラ間ギャップの中間点上にあっ
て、垂直下方向を指向しており、キャリッジ14,1
上の上下位置調節機構(図示略)により、移送テーブ
ル(1〜113)で送られる鋼板の上面(第2面)とス
プレイガン16〜16の距離を、基準値に設定して
いるとき、該鋼板に対する各スプレイガン16〜16
のy方向塗り幅dは0.5mである。これにより、この実
施例では、P=2dである。
チェーン7,7に噛合ったギア8,8は、図示
しない軸受で支持された回転軸9に固着されている。こ
の回転軸9は、減速機10および可変速継手11を介し
て、直流モータ12で正,逆回転駆動される。モータ1
2の正,逆回転速度は等しく一定(固定)であるが、可
変速継手11の電気コイルの通電電流値により継手11
の出力軸の回転速度が定まるので、ギア8および8
の正,逆回転速度すなわちスプレイガン16〜16
の往復走査速度Vnは、可変速継手11に流す電流値に
よって設定又は調整される。減速機10の出力軸の所定
小角度の回転につき1個の電気パルスをロータリエンコ
ーダ13が発生する。ロータリエンコーダ13が発生す
る電気パルスの周波数はスプレイガン16〜16
走査速度Vnに比例する。この電気パルスは信号処理回
路43で増幅および波形整形されてF/Vコンバータ4
4に与えられ、F/Vコンバータ44が、走査速度Vn
を示すレベルのアナログ電圧を発生する。
速度制御回路42には、塗装制御コンピュータ200
が、詳細は後述するが、走査速度Vnを指示するデータ
を与え、回路42はこのデータが与えられる毎にそれを
内部にラッチ(記憶)して、それをアナログ電圧(走査
速度目標値信号)に変換し、F/Vコンバータ44が与
える実走査速度を示すアナログ電圧(フィードバック速
度信号)が、目標値信号に合致する方向に可変速継手1
1に供給する電流値を増減する。すなわち、速度制御回
路42が、走査速度をコンピュータ200が指示する速
度Vnに、定速制御する。
この実施例では、鋼板がセンター合せで移送テーブル
(1〜116)に送られるので、x方向の塗り幅L
は、移送テーブルのセンターラインの左右にそれぞれL
/2だけスプレイガン16〜16を走査駆動し、そ
こでスプレイガン16〜16を反転駆動(直流モー
タ41の回転方向に逆転)するようにしている。この走
査駆動のx方向位置を追跡するために、移送テーブル
(1〜116)のセンターラインの上方に鋼板検知器
18(非接触近接スイッチ)を配設しており、支持バー
15には、鋼板17が立てられている。検知器18はそ
の真下に鋼板17があるときに1(高レベルH:スプレイ
ガン16〜16がセンターライン上にあることを示
す)となり、真下に鋼板17がないときには0(低レベ
ルL)の信号を発生する。この検知信号はコンピュータ
200に与えられる。コンピュータ200は、直流モータ12
を回転付勢している間、エンコーダ13が発生する電気
パルスをカウントし、検知器18の信号が1になるとカ
ウント値をクリアし(カウント値の初期化:カウント値
を0にする)、また0からカウントアップを行ない、カ
ウント値がL/2(L:x方向の指定塗り幅)になる
と、そこで直流モータの回転方向を反転させると共にカ
ウント値をクリアしてまた0からカウントアップを行な
う。これにより、x方向で、支持バー15(スプレイガ
ン16〜16)がセンターライン(18)を中心に、L
のストロークで往復駆動される。
スプレイガン16〜16のそれぞれには、電磁開閉
弁20〜20のそれぞれを介して、主幹パイプ21
に圧送される塗料が選択的に供給される。
スプレイガン16〜16のLのストロークの往復走
査塗装のx方向端部は一直線(yに平行)にはならな
い。この塗装の塗り端を一直線に揃えた仕上がりにする
ために、立吹きスプレイガン16および16が配設
されている。これらは、Lが各種に設定されるので、x
方向に位置調整自在になっている。なお、これらの立吹
きスプレイガン16,16による塗装は本発明の本
旨にかかわりないので、詳細な説明は省略する。
塗装制御コンピュータ200には、データ処理コンピュ
ータ300より、スプレイガン16〜16に関する
塗装条件データが与えられる。塗装条件データは、x方
向走査速度Vn,塗り回数M,x方向塗り幅L,Y方向
移送速度Vsおよび塗料を実際に噴射するスプレイガン
の数Nである。この実施例では、次の第1表に示す組合
せの塗装を行なうように塗装条件が定められている。
データ処理コンピュータ300には、図示しない上位コ
ンピュータから塗装条件データが与えられるか、あるい
はコンピュータ300のキーボードより塗装条件が入力
される。
オペレータが調整および設定できる塗装パラメータ(可
変パラメータ)は、この実施例では、x方向の塗り幅
L,塗り回数M,走査速度Vnおよび移送速度Vsであ
る。y方向の塗り幅dは0.5mで一定であり、スプレイ
ガン16〜16のy方向配列ピッチPは1mで一定
である。
塗装厚は、スプレイガン16〜16に与えられる塗
料の圧力,走査速度Vnおよび塗り回数Mに比例する。
この実施例では、まずスプレイガン16〜16に与
えられる塗料の圧力をある適値に定めて、これと目標塗
り厚とによりVn×Mを算出してVnとMを適値に定め
る。Vn又はMが適値反応を外れるときには、それらを
適値範囲内に仮決定し、次に塗料の圧力を調整する。こ
のようにして、目標塗り厚に基づいて、塗料の圧力,V
nおよびMを決定する。なお、塗り回数Mが優先の場合
は、まずMを決定して、それに基づいて塗料の圧力およ
び走査速度Vnを決定する。塗料の圧力を決定し、走査
速度Vnおよび塗り回数Mを決定すると、オペレータ
は、走査速度Vn,塗り回数M,x方向の塗り幅Lおよ
び移送速度Vsをデータ処理コンピュータ300に入力す
る。
データ処理コンピュータ300は、これらの入力がある
と、Vs=Np・d・Vn/(M・L)で、塗装に実際
に使用する所要ガン数Npを算出する。このNpは、与
えられたVsでは、1,3,5のいずれとも合致しない
場合があるので、1,3,5の内の、このNpに最も近
い値を使用ノズル数Nに定める。そして、Vs=N・d
・Vn/(M・L)で、移送速度Vsを算出して、これ
をテーブル(1〜116)の移送速度目標値に決定す
る。
第3図に、データ処理コンピュータ300の処理動作を
示す。電源が投入される(ステップ1:以下カッコ内で
はステップという語を省略)とコンピュータ300は、
記憶装置に外部から装着されている記録媒体の、塗装管
理プログラムを読込んで、塗装条件入力メニュー画面を
ディスプレイに表示する(2)。そして、キーボードよ
りのオペレータ入力を読込む(3)。Vnの入力がある
と、それをレジスタRVnに読込んでレジスタ(フラグ)
FVnに、Vn入力済を示す1を書込み、同様に、M,
L,Vsの入力があると、それらをレジスタRM,R
L,RVsに書込み、レジスタFM,FL,FVsに1
を書込む(4〜15)。これらの入力の間に、クリアキ
ー入力があると、その直前の入力データを消去して、対
応するフラグレジスタをクリア(0を書込み)する(2
3,30)。なお、データ入力がある毎に、ディスプレ
イの入力メニュー表示画面の、対応欄(入力パラメータ
欄)に入力データを表する。Vn,M,LおよびVsが
すべて入力される(FVn,FM,FLおよびFVsの
内容がすべて1になる)と、コンピュータ300は、 Np=M・L・Vs/(d・Vn) で、使用ガン数仮想値Npを算出して(16,17)、
1,3および5の内、Npに最も近いもの(同格のもの
があると数値が大きい方)を使用ガン数Nに決定し(1
8)、このNをレジスタRNに書込む(19)。次に、 Vs=N・d・Vn/(M・L) で、移送速度Vsを算出して(20)、このVsをレジ
スタRVsに書込み(21)、レジスタRVn,RM,
RLおよびRVsのデータVn,M,LおよびVsをデ
ィスクプレイのメニュー表示画面に表示する(22)。
ここでキャンセルキー入力があると、レジスタRVn,
RM,RLおよびRVsならびにフラグレジスタFV
n,FM,FLおよびFVsをすべてクリアし、それら
のデータの表示も消去してそれらの入力前の表示に戻す
(32)。レジスタRVn,RM,RLおよびRVsの
データVn,M,LおよびVsをディスクプレイのメニ
ュー表示画面に表示している間にメモリ指示キーの入力
があると、コンピュータ300は、テーブルA(内部メ
モリの一領域)の、空き欄(i)に、レジスタRVn,
RM,RLおよびRVsのデータVn,M,LおよびV
sを書込み、フラグレジスタFVn,FM,FLおよび
FVsをクリアして、Vn、M,LおよびVsの入力欄
を空白にした、入力メニュー画面を表示する(25)。
オペレータが第1番から第n番までの鋼板の塗装条件を
上述のように入力することにより、コンピュータ300
のテーブルAは、第1欄から第n欄に、それらの鋼板の
塗装条件(Vn、M,LおよびVs)が書込まれる。
この状態で実行キー入力があると、コンピュータ300
は、テーブルAのデータ(第1欄〜第n欄)をスケジュ
ールテーブル(記憶装置に外部から装着された記憶媒体
の一領域)に追加書込みし(26,27)、次にテーブ
ルAのデータを塗装制御コンピュータ200に転送し
(28)、テーブルAのデータをクリアする(29)。
第4a図に、塗装制御コンピュータ200の塗装制御動
作を示す。コンピュータ200はそれ自身に電源が投入
される(41)と、出力ポートに待機時出力信号(すべ
てL)を出力(出力ポートクリア)し、入力ポートをク
リアし、内部レジスタ,タイマ,カウンタ等もクリアし
てコンピュータ300にレディを報知する(42)。
コンピュータ300がデータ(テーブルA)を送って来
るとコンピュータ200は、受信データをテーブルB
(内部メモリの一領域)に追記書込みする(44,4
5)。そして、電源オン後初めてのデータ受信である
(FIS=0)とフラグレジスタFISに1を書込み
(46,47)、テーブルBの第1欄のデータVn,
M,LおよびVsを読出して、レジスタRVn,RM,
RLおよびRVsに書込み(48)。そして、移送テー
ブル(1〜116)の入側(56)に鋼板が到来する
(検知器56の検知信号Dpが1になる)のを待つ(4
9)。
鋼板が到来する(Dp=1になる)とコンピュータ200
は、速度制御回路32にレジスタRVsのデータVs
(目標値Vs)を出力し、モータドライバ31にモータ
駆動を指定する1を出力する(50)。これにより、誘
導モータ5が起動し、速度制御回路32が、移送テーブ
ル(1〜116)の鋼板移送速度Vsが与えられた目標
値Vsになるように、可変速継手4の電気コイルの通電
電流値を制御し、検知器56で検出された鋼板が、移送
テーブル(1〜116)で、実質上Vsの速度で左か
ら右(第2図)に移送される。
コンピュータ200は上述のようにモータ5を起動する
と実質上同時に、速度制御回路42にレジスタRVnの
データVn(目標値Vn)を出力し(51)、モータドラ
イバ41にモータ12の正転駆動を指定するSf1,S
r=0を出力する(52)。これにより、直流モータ1
2が正転(往走査)起動し、速度制御回路42が、スプレ
イガン16〜16の走査速度Vnが与えられた目標
値Vnになるように、可変速継手11の電気コイルの通
電電流値を制御し、スプレイガン16〜16が、第
2図に示す待機位置から、センターライン(18)に向け
て左(往)駆動される。
コンピュータ200はその後、スプレイガン16〜1
がセンターライン上に達する(Dnc=1になる:検
知器18が鋼板17を検出する)のを待って(53)、
センターライン上に達すると、速度制御回路42に、速
度0に指示するデータ(停止指示)を与え(54)、モ
ータドライバ41にモータ停止を指示するSf=0,S
r=0を与える(55)。そして、x方向走査位置レジ
スタRXDをクリアして(56)、割込1を許可して
(57)、入力読取(43)に戻る。
以上のように電源オン直後の初期処理を終了すると、コ
ンピュータ200は、鋼板が検知器19で検知されるが
(Dsが0から1に切換わる)毎に、ステップ60以下
の処理を行なう。
すなわち、コンピュータ200は、移送テーブル1
16で送られている鋼板が検知器19で検出される
(Ds=1になる)のを待ち(43−44−58−5
9)、検出されると、テーブルBの第1欄のデータV
n,M,LおよびVsを読出して、レジスタRVn,R
M,RLおよびRVsに書込む(60)。そして、フラ
グレジスタFSTに1(鋼板の先端が検知器19により
すでに検知されていることを示す)を書込み(61)、
速度制御回路32に、レジスタRVsのデータVs(移
送テーブルで送られている鋼板の目標移送速度)を出力
し(62)、モータドライバ31にモータ5の駆動を指
示し(63)、y方向鋼板トップ移送位置レジスタRY
Tをクリアして(64)、割込2を許可する(65)。
次いでコンピュータ200は、速度制御回路42に、レ
ジスタRVnのデータVn(移送テーブルで送られてい
る鋼板の目標走査速度)を出力し(66)、モータドラ
イバ41にモータ12の正転(往走査)駆動を指示し
(67)、割込1を許可し(68)、割込3を許可して
(69)、入力読取(43)に戻る。
以上のステップ60〜69により、トップ(先端)が検
知器19で検知された鋼板が、レジスタRVsの速度デ
ータVsを目標値としてy方向に移送され、スプレイガ
ン16〜16が、センターライン(18)上から往
走査(:鋼板の移動方向から見て左方向)に、レジスタ
RVsの速度データVsを目標値としてx方向に駆動さ
れる。
割込1が許可されているので、コンピュータ200はロ
ータリエンコーダ13が1個の電気パルスを発生する毎
に、第4b図に示す割込1の処理を実行する。すなわ
ち、エンコーダ13が1個の電気パルスを発生すると、
x方向位置レジスタRXDの内容を1大きい数値を示す
ものを更新し(81)、更新した値RXDがL/2以上
になっているかをチェックして(82)、なっていない
とメインルーチン(第4a図の、この割込1に進む直前
のステップ)に戻る。L/2以上になっていると、モー
タ12の駆動方向をチェックして(83)、それが正転
(往走査)駆動であると、逆転駆動(Sf=0,Sr=
1)を、逆転(復走査)駆動であったときには正転駆動
(Sf=0,Sr=1)をモータドライバ41に指示
(x方向走査方向を反転する:84,85)し、x方向
位置レジスタRXDをクリアして(86)、メインルー
チンに戻る。
割込3が許可されているので、コンピュータ200は、
検知器18が1個の電気パルスを発生する(スプレイガ
ン16〜16がセンターライン上に到来する)毎
に、第4c図に示す割込3の処理を実行する。すなわ
ち、検知器18が鋼板17を検知する(これはモータ1
2を正転駆動してスプレイガン16〜16を往駆動
しているときと、モータ12を逆転駆動してスプレイガ
ン16〜16を復駆動しているとき、の2方向のそ
れぞれで各1回起る)と、x方向位置レジスタRXDを
クリアして(131)メインルーチンに戻る。なお、移
送テーブル(1〜116)で移送中の鋼板の塗装を終
了した時点にフラグレジスタFENに1(一枚の鋼板の
塗装終了)が書込まれる(第4d図のステップ12
1)。前述のようにレジスタRXDをクリアする(13
1)と、フラグレジスタFENの内容が1であるかをチ
ェックして(132)、1であったときには速度制御回
路42に速度0を指定するデータを出力し(133)、
モータドライバ41にモータ停止(Sf=0,Sr=
0)を出力して(134)、メインルーチンに戻る。
以上に説明した割込1および割込3の処理により、検知
器19で検知された鋼板の塗装が終了する(FEN=1
になる)までは、スプレイガン16〜16は、セン
ターライン(18)を中心にx方向にL幅で往復走査さ
れ、x方向位置レジスタRXDのデータは常時、センタ
ーライン(18)からの、スプレイガン16〜16
の距離(x座標)を示すものとなる。フラグレジスタF
ENの内容が1(塗装終了)になると、スプレイガン1
〜16がセンターライン(18)上に来たとき
に、スプレイガン16〜16のx方向走査駆動が停
止される。
割込2が許可されているのでコンピュータ200は、ロ
ータリエンコーダ6が1個の電気パルスを発生する毎
に、第4d図に示す割込2の処理を実行する。すなわ
ち、エンコーダ6が1個の電気パルスを発生すると、ま
ず塗料噴射開始制御(91〜105)を実行し、次に塗
料噴射終了制御(106〜122)を実行する。
塗料噴射開始制御では、フラグレジスタFSTの内容が
1である(鋼板が検知器19に到来してから、それにつ
いてN個のスプレイガン16〜16への塗料供給を
すべて完了していない;完了するとステップ105でF
ST=0とされる)ことを条件に、y方向位置レジスタ
RXTの内容を1大きい数値を示すものに更新し(9
2)、更新した値RYTがDk以上になったかをチェッ
クして(93)Dk以上になるとスプレイガン16
塗料を供給する電磁開閉弁20を開とする(94)。
すなわち、鋼板のトップがy方向の、スプレイガン16
の直下に到来したタイミングでスプレイガン16
り塗料噴射を開始する。レジスタRNの内容が1のとき
には、次にフラグレジスタFSTの内容を0(所要ガン
の塗料噴射設定を終了)にクリアして(105)、塗料
噴射終了制御(106以下)に進む。
レジスタRNの内容が3であったときには、y方向位置
レジスタRXTの内容RXTの内容RXTがDk+dに
なったとき(鋼板のトップがスプレイガン16の直下
に到来したとき)に電磁開閉弁20を開とし、RXT
がDk+2dになったとき(鋼板のトップがスプレイガ
ン16の直下に到来したとき)に電磁開閉弁20
開とし、次にフラグレジスタFSTの内容を0(所要ガ
ンの塗料噴射設定を終了)にクリアして(105)、塗
料噴射終了制御(106以下)に進む。
レジスタRNの内容が5であったときには、y方向位置
レジスタRXTの内容RXTがDk+3dになったとき
(鋼板のトップがスプレイガン16の直下に到来した
とき)に電磁開閉弁20を開とし、RXTがDk+4
dになったとき(鋼板のトップがスプレイガン16
直下に到来したとき)に電磁開閉弁20を開とし、次
にフラグレジスタFSTの内容を0(所要ガンの塗料噴
射設定を終了)にクリアして(105)、塗料噴射終了
制御(106以下)に進む。
以上の塗料噴射開始制御により、レジスタRNの内容N
が1のときには、検知器19で検知された鋼板のトップ
がスプレイガン16の直下に進んだときにスプレイガ
ン16の塗料噴射が開始されて、フラグレジスタFS
Tがクリアされる。レジスタRNの内容が3であったと
きには、上述のようにスプレイガン16の塗料噴射を
開始した後、鋼板のトップがスプレイガン16の直下
に進んだときにスプレイガン16の塗料噴射が開始さ
れ、そして鋼板のトップがスプレイガン16の直下に
進んだときにスプレイガン16の塗料噴射が開始され
て、フラグレジスFSTがクリアされる。レジスタRN
の内容が5であったときには、上述のようにスプレイガ
ン16の塗料噴射を開始した後、鋼板のトップがスプ
レイガン16の直下に進んだときにスプレイガン16
の塗料噴射が開始され、そして鋼板のトップがスプレ
イガン16の直下に進んだときにスプレイガン16
の塗料噴射が開始されて、フラグレジスタFSTがクリ
アされる。フラグレジスタFSTの内容が0になると、ス
テップ91から92には進まないので、塗料噴射開始制御(9
2〜105)は、その後FSTの内容が1になるまで、実行され
ない。
ここで再度第4a図を参照すると、検知器19の検知信
号Dsが、鋼板有りを示す1から鋼板なしを示す0に切
換わったときに、コンピュータ200はフレグレジスタ
FSBに1(塗料噴射終了制御要)を書込み、y方向鋼
板ボトム(尾端)位置レジスタRYBをクリアする(7
1〜73)。
再度第4d図を参照すると、塗料噴射終了制御では、ま
ずその要(FSB=1)/(FSB=0)否をチェック
して(106)要(FSB=1)であると、レジスタR
YBの内容を1大きい数値を示すものに更新して(10
7)、更新した値RYBがDk以上になったかをチェック
して(108)Dk以上になるとスプレイガン16に塗料を
供給する電磁開閉弁20を閉とする(109)。すな
わち、鋼板のボトムがy方向の、スプレイガン16
直下に到来したタイミングでスプレイガン16の塗料
噴射を停止する。レジスタRNの内容が1のときには、
次に終了後処理(120〜123)を実行してメインル
ーチンに戻る。すなわち、フラグレジスタFSBの内容
を0(所要ガンの噴射停止を終了)にクリアし(12
0)、割込2を禁止し(121)、フラグレジスタFE
Nに1(一枚の鋼板の塗装終了)を書込み(122)、
テーブルBの第1欄のデータを消去して、第2欄のデー
タを第1欄に、第3欄のデータを第2欄に、・・・と、
データを更新書込みして、テーブルBのデータを、塗装
が終了した鋼板のデータを消去して未塗装の鋼板のデー
タを第1欄以下に再配列する(123)。そしてメイン
ルーチンに戻る。
レジスタRNの内容が3であったときには、y方向位置
レジスタRXTの内容RXTがDk+dになったとき
(鋼板のトップがスプレイガン16の直下に到来したと
き)に電磁開閉弁20を閉とし(111,112)、
RXTがDk+2dになったとき(鋼板のトップがスプ
レイガン16の直下に到来したとき)に電磁開閉弁2
を閉とし(114)、次に終了後処理(120〜1
23)を実行してメインルーチンに戻る。
レジスタRNの内容が5であったときには、y方向位置
レジスタRXTの内容RXTがDk+3dになったとき
(鋼板のトップがスプレイガン16の直下に到来した
とき)に電磁開閉弁20を閉とし(115,116,
117)、RXTがDk+4dになったとき(鋼板のト
ップがスプレイガン16の直下に到来したとき)に電
磁開閉弁20を閉とし(119)、次に終了後処理
(120〜123)を実行してメインルーチンに戻る。
以上の塗料噴射終了制御により、レジスタRNの内容N
が1のときには、検知器19で検知された鋼板のボトム
がスプレイガン16の直下に進んだときにスプレイガ
ン16の塗料噴射が停止されて、終了後処理(120
〜123)が実行される。レジスタRNの内容が3であ
ったときには、上述のようにスプレイガン16の塗料
噴射を停止した後、鋼板のボトムがスプレイガン16
の直下に進んだときにスプレイガン16の塗料噴射が
停止され、そして鋼板のボトムがスプレイガン16
直下に進んだときにスプレイガン16の塗料噴射が停止
されて、終了後処理(120〜123)が実行される。
レジスタRNの内容が5であったときには、上述のよう
にスプレイガン16の塗料噴射を停止した後、鋼板の
ボトムがスプレイガン16の直下に進んだときにスプ
レイガン16の塗料噴射が停止され、そして鋼板のボ
トムがスプレイガン16の直下に進んだときにスプレ
イガン16の塗料噴射が停止されて、終了後処理(1
20〜123)が実行される。この終了後処理によりフ
ラグレジスタFSBの内容が0になると、ステップ10
6から107には進まないので、塗料噴射終了制御(1
07〜123)は、その後FSBの内容が1になるま
で、実行されない。
次の鋼板が検知器19で検知されると、前述と同様に、
テーブルBの第1欄のデータの読出し(60),読出し
たデータに基づいた移送速度Vsおよび走査速度Vnの
設定,x方向の往復走査の開始ならびに塗料噴射開始制
御等(61〜69)が実行され開始される。
データ処理コンピュータ300の、オペレータ入力に対
応した上述の塗装条件の設定(第3図:第1表)と、コ
ンピュータ300から与えられた塗装条件に基づいた塗
装制御コンピュータ200の、上述の塗装制御(第4a
〜4d図)により、第1表に示す各種態様の塗装が選択
的に実行される。これらの態様のいずれにおいても、四
重すじが現われないので、塗膜厚の均一性,耐剥離性が
阻害されない。
N=3以上の実施態様では、塗装に使用するスプレイガ
ンの数が多い分、速い移送速度Vsで塗装を行なうこと
ができ、しかも複数のスプレイガンを同時に塗装に用い
るにもかかわらず、4回以上の塗りを四重すじを発現し
ないで行なうことができるので、比較的に厚い、均一性
が高く耐剥離性が高い塗膜を得ることができるなど、高
速の塗装が可能となり、厚い塗膜の塗装が可能である。
再度第1図を参照すると、第1塗装機70は前述の第2
塗装機100と実質上同様な構成であるが、第1塗装機
70には、表裏面(上面および下面)共に未塗装である
ので、移送テーブル(1〜116)のローラは、ゴム
被覆を有しないものとなっている。その他の点は第2塗
装機100と同一構成である。なおデータ処理コンピュ
ータ300は、第1図に示す塗装ラインの各部の処理条
件を設定しかつ処理データを採取するものであり、第1
塗装機70の塗装条件設定にも共用される。すなわち、
第2図に示すデータ処理コンピュータ300は、第2塗
装機100の一部ではない。
なお、特定の実施態様および実施例を説明したが、本発
明は他の実施態様および実施例で同様に実施しうる。例
えば上記実施例では、d=0.5m、P=1m、全スプレイガ
ン数5、塗装使用ガス数N=1,3又は5、塗り回数M
=1,2,4又は8としているが、これらは、適宜変更
すればよい。なお、上述の、四重すじが現われない塗装
条件 Vs=N・d・Vn/(M・L), N・d≠a・P, Vs:y方向の移送速度, N:実際に塗装を行なう塗装手段の数, Vn:x方向の走査速度, M:偶数, L:x方向の塗り幅, a:整数(1,2,3,・・・)、 の範囲内で変更するのが好ましい。
〔発明の効果〕 以上の通り本発明によれば、予熱炉による塗装対象材の
予熱が予熱され、ショットブラストにより第1面および
第2面が粗化されて、まず第1面の塗装が行なわれる。
第1面の塗装において、該塗装対象材がy方向に移送さ
れつつその第1面に、y方向に沿って所定間隔で配列さ
れた複数個の塗装手段がy方向と直交するx方向に往復
走査されて4回以上の塗装手段の走査による4回以上の
塗料吹付けが行なわれるので、1回の塗装の厚みを格別
に大きくすることなく、比較的に厚い塗膜を形成するこ
とができ、また、複数個の塗装手段でこれを行なうの
で、塗装速度は比較的に高くしうる。塗装対象材が予熱
されているので、この第1面の塗装中に、第1面の塗装
よりの溶媒の気化が促進されるので、複数個の塗装手段
の1つの塗装に続く他の塗装手段の塗装の間にも塗装済
面よりの溶媒の気化が速く、4回以上と塗り回数が多い
厚膜塗装の塗膜厚均一性および強度が高くなる。ショッ
トブラストにより塗装面の異物が除去されかつ、塗装面
に微細凹凸が形成されているので、第1面と塗装膜との
接触面積が大きく第1面の塗装膜の耐剥離性および塗装
膜強度が高い。
第1面の塗装を終えた後に該面の塗装膜が乾燥され、こ
れにより塗装対象材がまた予熱されることになる。対装
対象材は反転機で反転されて、その第2面の塗装が行な
われ次いで第2面の塗膜の乾燥が行なわれる。この第2
面の塗装も、第1面の塗装と全く同様に行なわれるの
で、第1面と同様に、塗膜厚均一性が高く耐剥離性およ
び塗装膜強度が高い塗装膜が形成される。
以上のように比較的に厚い、耐剥離性および膜強度が高
い塗装膜を第1面および第2面に得ることができるの
で、これを厚鋼板の塗装に適用して、これら第1面およ
び第2面の塗装をそのまま下塗り塗装又は仕上り塗装と
して、従来の、鋼構造物例えば大型タンクの製造におい
て、開先加工および曲げ加工した後の塗装の除去工程を
省略し、更に、下塗り工程および/又は上塗り工程を省
略することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を実施する、1つの塗装ラインの全体
構成を示すブロック図である。 第2図は、本発明を一態様で実施する塗装機の構成概要
を示すブロク図であり、第1図に示す第2塗装機100
の構成概要を示す。 第3図は、第2図に示すデータ処理コンピュータの、塗
装条件設定動作を示すフローチャートである。 第4a図,第4b図,第4c図および第4d図は、第2
図に示す塗装制御コンピュータの、塗装制御動作を示す
フローチャートである。 第5a図,第5b図,第5c図,第6a図,第6b図お
よび第6c図は、第2図に示す第2塗装機100によ
る、鋼板上の塗装軌跡を示す平面図である。 50:予熱炉、60:ショットブラスト 70:第1塗装機、80:第1乾燥機 90:反転機、100:第2塗装機 110:第2乾燥機 15〜116:移送テーブルのローラ 1a:ランド、1b:ゴムキャップ 2:動力伝達機構、3:減速機 4:可変速継手、5:インダクションモータ 6:ロータリエンコーダ、71,72:チェーン 81,82:ギア、9:回転軸 10:減速機、11:可変速手所 12:直流モータ、13:ロータリエンコーダ 141,142:キャリッジ、15:支持バー 161〜165:スプレイガン(塗装手段) 17:鋼板、18,19:鋼板検知器 201〜205:電磁開閉弁、21:主幹パイプ 31:モータドライバ、32:速度制御回路 33:信号処理回路、34:F/Vコンバータ 35:信号処理回路、41:モータドライバ 42:速度制御回路、43:信号処理回路 44:F/Vコンバータ、45:信号処理回路 51〜55:ソレノイドドライバ、56:鋼板検知器 57:信号処理回路、200:塗装制御コンピュータ 300:データ処理コンピュータ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−101760(JP,A) 特開 昭63−209770(JP,A) 特開 昭61−44187(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予熱炉で塗装対象材を予熱し、該塗装対象
    材の相対向する第1面および第2面をショットブラスト
    により粗化した後、該塗装対象材をy方向に移送しつつ
    その第1面に、y方向にピッチPで配列されそれぞれが
    y方向で所定幅dの塗装を行なう複数個の塗装手段を、
    y方向と直交するx方向に往復走査して、 Vs=N・d・Vn/(M・L), N・d≠a・P, Vs:y方向の移送速度, N:実際に塗装を行なう塗装手段の数(N≧2) Vn:x方向の走査速度, M:偶数, L:x方向の塗り幅, a:整数(1,2,3,・・・)、 なる関係で、N個の塗装手段を塗料を供給して、4回以
    上の塗装手段の走査による4回以上の塗料吹付けを行な
    い、吹付けた塗料を乾燥炉で乾燥した後反転機で該塗装
    対象材の表裏面を反転し、該塗装対象材をその第1面を
    ローラで支持してy方向に移送しつつその第2面に、上
    記第1面の塗装条件と同一の条件で、4回以上の塗装手
    段の走査による4回以上の塗料吹付けを行ない、この吹
    付けた塗料を乾燥炉で乾燥する、超厚膜塗装鋼板の製造
    方法。
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