JPH0611363A - 表示装置のデータ読み取り方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】ディスプレイ装置に表示された物理量特性曲線
における指定ポイントのデータを装置内の演算手段で数
値として正確かつ効率良く読み取る。 【構成】物理量データをグラフィックディスプレイ装置
に特性曲線１として表示したものに対して、グラフ内に
カーソル線２を設ける。このカーソル線２をカーソルキ
ーを操作して移動させ特性曲線との交点におけるＸ軸デ
ータ３とＹ軸データ４を数値形式にて画面上に表示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、表示装置のデータ読み
取り方式に関し、特に表示装置のグラフにプロットされ
ているデータを正確に数値として読み取る表示装置のデ
ータ読み取り方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のグラフィック表示装置は、表示さ
れたグラフの任意ポイントを数値として読み取る場合に
は、通常、目分量で行っていた。この数値読み取りをで
きるだけ正確に読み取るために、グラフを大きく表示し
たり、縦横のスケール線を増すなどの工夫をしていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来の表示装
置の読み取り方式では、そのグラフから任意ポイントの
データを読み取る場合に目視によっているので、表示状
態によっては正確で高精度な読み取りができない欠点が
ある。また、対数軸のグラフに関しては正確な読み取り
は不可能に近い欠点があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明の表示装置のデー
タ読み取り方式は物理量データの特性曲線をＸ軸Ｙ軸を
基準とする表示面上に示す表示装置のデータ読み取り方
式において、表示面上に表示した特性曲線とＹ軸に平行
なカーソル線とをカーソルキーを操作してカーソル線を
移動させることにより、カーソル線が特性曲線と交さす
るポイントのデータを演算により抽出する手段を備え、
前記ポイントのデータを数値として同一画面内に表示す
る。

【０００５】

【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。

【０００６】図１は本発明の一実施例の説明図であり、
表示データは制御工学分野で利用する位相グラフをグラ
フィックディスプレイ装置に表示したものである。図に
おいて特性曲線１がＸ軸を対数形式の角周波数で表わ
し、Ｙ軸を角度で表した位相グラフであり、カーソル線
２が示すＡ点のデータをＸ軸（周波数〔Ｒａｄ／ｓ〕）
３、Ｙ軸（位相〔ｄｅｇ〕）４のデータとして特性曲線
の下部に数値で表示している。位相データは、演算を行
いながら同時にプロットしたものである。表示されたグ
ラフに対し、左右のカーソルキーによりＸ軸上のカーソ
ル線を移動させ、その時のカーソル線２が示す周波数
（Ｘ軸）に対応する位相（Ｙ軸）を計算し、数値で表示
する。

【０００７】本実施例ではカーソルキーを１回押すごと
に１ドット移動させている。また、Ｘ軸、Ｙ軸の計算方
法として、プロットされたデータをメモリに登録するこ
とによって、カーソル線を移動させるごとに演算するこ
となく、対応するデータをメモリより抽出して表示する
こともできる。

【０００８】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、グラフィ
ックディスプレイ装置に表示されたグラフ上のカーソル
線を移動させることにより、任意のポイントにおけるデ
ータを誤差がなく読み取りできる効果がる。またカーソ
ル線と特性曲線の交点の数値を表示数値として読み取り
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の表示部の説明図である。

【符号の説明】

１ 特性曲線 ２ カーソル ３ Ａ点データの角周波数 ４ Ａ点データの位相

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 物理量データの特性曲線をＸ軸Ｙ軸を基
   準とする表示面上に示す表示装置のデータ読み取り方式
   において、表示面上に表示した特性曲線とＹ軸に平行な
   カーソル線とをカーソルキーを操作してカーソル線を移
   動させることにより、カーソル線が特性曲線と交さする
   ポイントのデータを演算により抽出する手段を備え、前
   記ポイントのデータを数値として同一画面内に表示する
   ことを特徴とする表示装置のデータ読み取り方式。