JPH06113411A - 操作箱の製造方法 - Google Patents

操作箱の製造方法

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JPH06113411A
JPH06113411A JP4280752A JP28075292A JPH06113411A JP H06113411 A JPH06113411 A JP H06113411A JP 4280752 A JP4280752 A JP 4280752A JP 28075292 A JP28075292 A JP 28075292A JP H06113411 A JPH06113411 A JP H06113411A
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JP
Japan
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adhesive
state
edge
joining
polymerized
Prior art date
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Pending
Application number
JP4280752A
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English (en)
Inventor
Ikuo Shibuya
▲いく▼夫 渋谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanmei Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanmei Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 丈夫な操作箱の組立を軽作業で行い得るよう
にする。 【構成】 操作箱形成用の複数の要素において相互に接
合予定の対応縁の一方には他方の要素の縁部に重合させ
る為の接合片が具備され、更にそれら接合片と縁部の一
方にはねじ棒が樹立状に具備され、他方における対応位
置には透孔が穿設されている。操作箱を組立てる場合、
それら接合片及び縁部の一方又は両方に接着剤を付け
る。次にそれらをねじ棒が透孔に貫通する状態に重ね合
わす。するとそれらは相互に正確な位置決状態となる。
次にねじ棒に対しナットを締めると、接着剤が介在した
重合部分は加圧状態となる。その状態で接着剤を固化さ
せることにより、高い接着強度が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は制御機器をコントロール
する操作盤の筐体や端子箱等(本件明細書中ではこれら
を含めて操作箱と呼ぶ)の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】相互に接合することによって操作箱を形
成する為の夫々板状の複数の要素を、相互に接合すべき
部分がぴったりと合致する状態で位置決し、その位置決
状態を保持してその部分を溶接により接合一体化して操
作箱を組立てている。この様に製造を行うことによって
強度の高い良質な製品を製造できる特長がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の製造
方法では、相互に接合すべき要素を正確に位置決する為
には熟練が要求され、その上、溶接の為に上記位置決状
態を保って両要素を保持する為には強い腕力が要求され
る。この為、作業者としてはそのような熟練と腕力を持
ち合わせた男性の熟練工が好ましいが、そのような人材
は昨今では得がたい問題点があった。
【0004】本願発明は上記従来技術の問題点(技術的
課題)を解決する為になされたもので、組立作業を軽作
業で行なうことができて婦女子や高齢者でも容易に行な
うことができ、前記人材不足を解消できると共に、その
ような作業者によっても高品質の操作箱を製造できるよ
うにした操作箱の製造方法を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本願発明における操作箱の製造方法は、相互に接合
することによって操作箱を形成する為の夫々板状の複数
の要素であって、しかもそれらの要素において相互に接
合予定の対応縁の一方には他方の要素の縁部に重合させ
る為の接合片が具備され、更にそれら接合片と縁部の一
方には重合予定の側の面にねじ棒が樹立状に具備されて
いると共に、他方における対応位置にはねじ棒挿通用の
透孔が穿設されている要素を準備するステップと、上記
接合片及び対応縁部における重合予定の側の面の一方又
は両方に接着剤を備えさせるステップと、上記接合片と
縁部とを、上記ねじ棒が上記透孔に貫通して接合片と縁
部とが相互に位置決めされた状態に重合させるステップ
と、上記ねじ棒にナットを締着して上記接合片と縁部と
を相互に加圧するステップと、上記加圧状態において上
記接着剤を固化させるステップとを含むものである。
【0006】
【作用】操作箱を組立てる場合、複数の要素の接合片と
縁部において相互に接合すべき面に接着剤を付ける。次
にそれらの箇所をねじ棒が透孔に貫通する状態に重ね合
わすと、両要素は正確な位置決状態となる。次に上記ね
じ棒に対しナットを締めると、接着剤が介在した重合部
分は加圧状態となる。その状態で接着剤を固化させるこ
とにより、高い接着強度が得られる。
【0007】
【実施例】以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。先ず図1に示される如き一つの本体要素1と二つの
側板要素2とを準備する。本体要素1は、図2に示され
るように背板要素3の上端及び下端に夫々谷折予定部
8,8を介して天板要素4及び底板要素5が連なり、天
板要素4の上端と底板要素5の下端には夫々谷折予定部
8,8を介して前上縁要素6と前下縁要素7が連なる展
開形状に予め形成する。尚本体要素1において側板要素
2の縁と接合予定の対応縁、即ち上記背板要素3、天板
要素4、底板要素5における各々の左右の縁には夫々谷
折予定部8を介して接合片9,10, 11を備えておく。一
方各側板要素2は、本体要素1と接合予定でない縁に谷
折予定部8を介して前横縁要素16が連なった展開形状に
予め形成する。これら本体要素1及び側板要素2の材料
としてはSPCCのような鋼板(みがき鋼板でも黒皮で
もよい)、アルミニウム板あるいは銅板を用途に応じて
選択する。厚みも同様であるが、一例を示せば1.6〜2.3
mm程度である。またこれらの要素1,2の形成には例え
ばプレスによる打抜手段を利用できる。
【0008】次に上記本体要素1における各接合片9,
10, 11において上記谷折予定部8を谷折した場合に外側
となる面、即ち図2においては紙面の裏側の面にそこを
凹凸面とする為のローレットがけを施す。また上記側板
要素2において上記各接合片9,10,11と夫々重合予定の
縁部13,14,15においても、各接合片9,10,11と対向させ
る側の面に同様の目的でローレットがけを施す。ローレ
ットの目の形状は例えば平行目であるが網状目その他で
あってもよい。凹凸の深さは0.2〜0.5mm程度である。
【0009】次に上記本体要素1及び側板要素2を各谷
折予定部8において谷折し、図1に示される如き形状に
成形する。これらの作業にはプレス装置を利用すること
ができる。
【0010】次に側板要素2の縁部13,14,15には、各接
合片9,10,11と対向させる側の面に、図1に示す如きね
じ棒18を図2の符号18’で示す位置に樹立状に具備させ
る。上記ねじ棒18は、例えばスタットボルトをスタット
ウェルディング手段によって具備させる。一方各接合片
9,10,11において上記ねじ棒18との対応位置には透孔19
を穿設する。該透孔19の穿設は展開形状の本体要素1の
形成と同工程で行うとよい。
【0011】組立作業は以下のように行う。先ず上記接
合片9,10,11及び縁部13,14,15の相互に重ね合わせる側
の面の一方、例えば図3の(A)の如く縁部13における
上記の面に、接着剤22を例えば塗布手段で備えさせる。
接着剤としては前述の如き材料の接着に適したものを選
択する。例えば2液性(又は1液性)の変性アクリル系
接着剤を用いる。次に上記接合片9,10,11と縁部13,14,
15とを図1の矢印20の如く対応重合させる。この場合、
ねじ棒18を図3の(A)の状態から(B)の状態の如く
透孔19に貫通させると、縁部と接合片とは予定された正
確な位置決状態となる。次にねじ棒18にナット21を締着
し、接合片と縁部とを相互に加圧する。上記のようにし
て行う側板要素2の接着作業は、左右両方の側板要素2
について並行的に行なってもよいが、一方ずつ行なって
もよい。次に上記接着部を上記の如く加圧した状態で上
記接着剤を固化させる。接着剤の固化は、常温での放置
あるいは炉中での加熱等、用いる接着剤に適合した方法
で行なうとよい。
【0012】以上の作業により操作箱の組立が完了す
る。尚各部の寸法の一例を示せば、Hが600mm、Wが400
〜500mm、Dが150〜200mm、Aが12.5〜50mm程度であ
る。ねじ棒18の太さは上記H,W,D,Aの寸法の大小
に応じて3〜8mmのものを用いる。ねじ棒18相互の間隔
は要素1、2の板厚が薄い場合は小さく、厚い場合は大
きくするのがよく、板厚1.6mmの場合100mm程度がよい。
透孔19の直径は、ねじ棒18が通り且つ位置決に大きなズ
レをもたらさない範囲で決めると良く、上記ねじ棒18の
太さに応じて4〜9mmにするとよい。組立の完了した操
作箱は周知の如く塗装(例えば炉中での150℃程度の加
熱を行なう焼付塗装)を行なう。
【0013】上記のようにして出来上った操作箱は、接
着部が充分に加圧された状態で接着剤が固化されている
ため接着強度が高い。しかも接着面はローレットがけが
施されて凹凸面となっている為、見かけの接着面積に比
べ実質的な接着面積が極めて広く、例えば2倍程度であ
り、この点においても接着強度が非常に高くなってい
る。その上ねじ棒18とナット19との締着による強度も加
わっている。従って、出来上がった操作箱の強度は非常
に高い。又接合片と縁部とを全面に亘りすき間なく接着
すると、接合部の気密性、水密性が完全となり、使用環
境からの油や水の侵入を防止するに有効である。
【0014】次に、上記接合片及び縁部における重合予
定の側の面に接着剤を備えさせる作業は、両面に夫々塗
布その他の手段によって備えさせてもよい。あるいは両
者を重合させた後、浸透性の良い接着を相互の間に浸透
させて両面に接着剤を備えさせてもよい。それらの面は
ローレットがけがしてなくてもよい。前記背板要素3、
天板要素4、底板要素5等は相互に別体に形成して、そ
れらを上記と同様の手段で相互に接合して操作箱を形成
してもよい。或いは上記実施例と異なる要素相互を予め
一体化しておいてもよい。ねじ棒18と透孔19との関係は
相対的なもので、ねじ棒を接合片に備えさせ、透孔を縁
部に穿設してもよい。
【0015】
【発明の効果】以上のように本願発明にあっては、操作
箱を組み立てる場合、複数の要素1,2において相互に
接合すべき接合片及び縁部に接着剤22を付け、それらを
ねじ棒18の利用により機械的に位置決めされる状態で重
ね合わせ、上記ねじ棒18に対しナット21を締めることに
より重合部分を加圧するものであるから、組立作業者に
取っては何れの作業も軽作業で行うことのできる特長が
ある。このことは上記組立作業を婦女子や高齢者でも簡
易に行なうことができることであって、前記人手不足の
解消に大いに役立つ効果がある。
【0016】しかもそのようにして組み立てるものであ
っても、出来上がった製品は、上記機械的な位置決めに
よって高精度となっており、しかも重合状に接合された
部分は、接着剤22が加圧状態で固化しているからその接
着強度は非常に高く、猶且ねじ棒18、ナット21による機
械的な締付の強度も加わっている為非常に高強度となっ
ており、従って極めて高品質で丈夫な操作箱として提供
できる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】操作箱の組立前の状態を示す斜視図。
【図2】折曲前の状態の本体要素及び側板要素を示す正
面図。
【図3】(A)は接合部の加圧前の状態を示す断面図、
(B)は加圧後の状態を示す断面図。
【符号の説明】
1 本体要素 2 側板要素 9〜11 接合片 13〜15 接合予定の縁部 18 ねじ棒 19 透孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に接合することによって操作箱を形
    成する為の夫々板状の複数の要素であって、しかもそれ
    らの要素において相互に接合予定の対応縁の一方には他
    方の要素の縁部に重合させる為の接合片が具備され、更
    にそれら接合片と縁部の一方には重合予定の側の面にね
    じ棒が樹立状に具備されていると共に、他方における対
    応位置にはねじ棒挿通用の透孔が穿設されている要素を
    準備するステップと、上記接合片及び対応縁部における
    重合予定の側の面の一方又は両方に接着剤を備えさせる
    ステップと、上記接合片と縁部とを、上記ねじ棒が上記
    透孔に貫通して接合片と縁部とが相互に位置決めされた
    状態に重合させるステップと、上記ねじ棒にナットを締
    着して上記接合片と縁部とを相互に加圧するステップ
    と、上記加圧状態において上記接着剤を固化させるステ
    ップとを含むことを特徴とする操作箱の製造方法。
JP4280752A 1992-09-25 1992-09-25 操作箱の製造方法 Pending JPH06113411A (ja)

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JP (1) JPH06113411A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009232663A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd 筐体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009232663A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd 筐体

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