JPH0611325Y2 - ロックノブ用エスカッション - Google Patents

ロックノブ用エスカッション

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JPH0611325Y2
JPH0611325Y2 JP1987170256U JP17025687U JPH0611325Y2 JP H0611325 Y2 JPH0611325 Y2 JP H0611325Y2 JP 1987170256 U JP1987170256 U JP 1987170256U JP 17025687 U JP17025687 U JP 17025687U JP H0611325 Y2 JPH0611325 Y2 JP H0611325Y2
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JP
Japan
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metal plate
hole
piece
escutcheon
fixed wall
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JP1987170256U
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JPH0175562U (ja
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辰男 増田
洋 有坂
忠宏 西川
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Meiwa Industry Co Ltd
Original Assignee
Meiwa Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、自動車ドアパネルの取付孔に取り付けられ
て、車体内側からドアの施錠・解錠を行なうロックノブ
の昇降動をガイドするエスカッションの改良に関するも
のである。
「従来の技術」 従来のこの種エスカッションは、第4図に示す如く、全
体が合成樹脂で一体成形されて、内部にロックノブのガ
イド孔2を画成した筒状胴部1と、該胴部1の上端縁に
形成されたフランジ部3とから成り、胴部1の各対向す
る壁面夫々に、下部外面に係合爪部4aを一体に突設し
た弾性脚部4をスリット5を介して形成する構成となっ
ている。
そして、実際の使用に際しては、第5図に示す如く、上
記各弾性脚部4とフランジ部3を介して、エスカッショ
ンをドアパネルPの上部に穿設された取付孔Hに取り付
けて、胴部1のガイド孔2内にロック装置(図示せず)
に連結されたロックノブKを挿通して、該ロックノブK
の施錠・解錠のための昇降動をガイドするものである。
尚、図中Gはドアガラスである。しかし、従来にあっ
て、胴部1に形成された4個の弾性脚部4を利用して、
エスカッションをドアパネルPの取付孔Hに取り付ける
構成は、図示する如く、ドアパネルPが、表面レザー材
P1・発泡体P2・トリム芯材P3等の複合材料で構成
されて、特に、取付孔Hの孔縁部の肉厚が厚くなってい
るような場合には、この弾性脚部4の係合爪部4aの孔
縁に対する係合だけでは、取付孔Hに対する強い取付力
が得られないので、自ずと、エスカッションの取付状態
が不安定となって、ロックノブKの昇降時に、エスカッ
ショッ自体が不用意にガタついたり、取付孔Hから外れ
てしまう等の問題点を有していた。
そこで、斯る実情に鑑み、特開昭60−80669号公
報に示す改良型のエスカッションが提供されている。
この改良型エスカッションは、具体的には図示しない
が、自身のフランジ部側に折曲可能な金属板を対向する
状態をもって組み付けて、該各金属板を取付孔の孔縁に
おいて外方に折曲することにより、エスカッションを取
付孔に取り付ける構成となっている。
「考案が解決しようとする問題点」 然し乍ら、斯る改良型のエスカッションにあって、上記
の金属板を組み付ける場合には、当該金属板をフランジ
部の裏面にインサート成形によって固定するか、或い
は、超音波による熱カシメで固定する構成を採用してい
るために、折角、取付力を向上できる金属板を使用した
にも拘らず、いずれの固定方法の下でも、金属板のフラ
ンジ部側に対する組み付けには、煩雑な作業工程が個々
に要求されることとなって、製品コストが自ずと高騰し
てしまう大きな問題点を有していた。
その上、前者のインサート成形を行なう場合には、金属
板の折曲時に、該金属板のインサート部分に応力が集中
して弛み易い欠点を有し、後者の熱カシメを行なう場合
には、金属板の弛みは一応解消できても、やはり、煩雑
な超音波による加熱工程が要求されることとなるので、
金属板の組み付け作業の改善までをも期待することは不
可能であった。
「問題点を解決するための手段」 而して、本考案は、上記改良型エスカッションの問題点
を有効に解決するために開発されたもので、内部にロッ
クノブのガイド孔を画成した胴部と、該胴部の上端縁に
形成されたフランジ部とから成り、一対の本止め用金属
板の折曲状態を利用して、ドアパネルに穿設された取付
孔に取り付けられるエスカッションを前提として、本止
め用の金属板は、嵌合孔を有する基片と、該基片に設け
られたスリットを介して外方に折曲される延長片を備
え、胴部は、自身の一の対向する壁面に金属板を固定す
る固定壁部を形成し、該各固定壁部の中央部に金属板の
基片を嵌め込む凹部を設けて、当該凹部に上記基片の嵌
合孔と嵌合するテーパー状のロック突起を形成する一
方、各固定壁部の両側下部に仮止め用係合爪を形成する
と共に、該各係合爪の内側端を夫々上記凹部側に突出さ
せて、当該係合爪の突出部と凹部間に金属板の基片を保
持する保持溝を画成し、固定壁部に固定された本止め用
金属板の延長片を、上記スリットを介して取付孔の孔縁
の肉厚に応じて外方に折曲する構成を採用した。
「作用」 依って、本考案にあって、一対の本止め用金属板を胴部
側に組み付ける場合には、各金属板の基片両側縁を、仮
止め用係合爪の突出部と凹部間に画成された保持溝内に
嵌入しながら、該凹部のロック突起をそのテーパー形状
の作用で基片の嵌合孔に嵌合した状態を得て、該金属板
の基片を固定壁部の凹部内に嵌め込むだけで、その他の
煩雑な作業工程を一切行なわなくとも、金属板を胴部の
対応する固定壁部に簡単に固定することが可能となる。
「実施例」 以下、本考案を図示する一実施例に基づいて詳述すれ
ば、該実施例に係るエスカッションも、第1図に示す如
く、内部にロックノブのガイド孔12を画成した筒状胴
部11と、該胴部11の上端縁に形成されたフランジ部
13とから成り、一対の本止め用金属板の外方への折曲
状態を積極的に利用して、ドアパネルの上部に穿設され
た取付孔に取り付けられるものであるが、特徴とすると
ころは、以下の構成を採用した点にある。
即ち、本実施例にあっては、図示する如く、胴部11と
フランジ部13とを合成樹脂で一体に成形して、胴部1
1の対向する巾広壁面側に、後述する金属板を固定する
固定壁部16をスリット15を介して形成すると共に、
胴部11の対向する巾狭壁面側に、仮止め用係合爪14
aを有する弾性脚部14をスリット15を介して形成す
る。
そして、上記の固定壁部16に対しては、その中央部に
金属板の基片を嵌め込む凹部16aを設けて、該凹部1
6aに先端面が下りテーパー形状を呈するロック突起1
7を一体に形成する一方、その両側下部に仮止め用係合
爪19を一体に形成して、該各係合爪19の内側端を上
記凹部16a側に突出させ、当該各係合爪19の突出部
と凹部16a間に金属板の基片両側縁を保持するコ字状
の保持溝18を夫々画成する構成となしている。
又、この固定壁部16側に固定される本止め用の金属板
20は、同図に示す如く、上記凹部16a内に嵌め込ま
れる巾広な基片20aと、外方に折曲される巾狭な延長
片23を備えて、基片20aの上部側に上記ロック突起
17と嵌合する嵌合孔21を形成すると共に、下部側の
中央部にスリット22を介して巾狭な延長片23を一体
に垂設する構成となっている。
従って、斯る2枚の本止め用金属板20を胴部11の固
定壁部16側に固定する場合には、まず、各金属板20
の巾広な基片20aの両側縁を上記凹部16a側に画成
された保持溝18内に嵌入しながら、ロック突起17を
その先端テーパー形状の作用で嵌合孔21に嵌合した状
態を得て、該各金属板20の巾広な基片20aを固定壁
部16の凹部16a内に嵌め込めば、従来の如き煩雑な
作業工程を行なわなくとも、金属板20を胴部11の対
応する固定壁部16側に極めて簡単に組み付け固定する
ことが可能となる。
依って、後は、斯る組み付け状態のまま、第2図に示す
如く、胴部11をドアパネルPの取付孔H内に上方より
差し込むと、固定壁部16側の仮止め用係合爪19と、
弾性脚部14側の仮止め用係合爪14aの作用で、エス
カッションが一旦取付孔Hに対して仮止めされる。尚、
この仮止め状態にあっては、各金属板20の延長片23
は、図示する如く、未だ、直線状に垂下しているだけで
ある。
そこで、今度は、第3図に示す如く、各本止め用金属板
20の延長片23を、スリット22を介して取付孔Hの
孔縁において外方に夫々折曲すると、この折曲された延
長片23とフランジ部13の挾持作用により、エスカッ
ションは取付孔Hに対して確実に取り付けられることと
なる。
しかも、この延長片23の折曲に際しては、既述した如
く、胴部11が仮止め用係合爪19・14aを介して取
付孔Hに仮止めされているので、これにより、上記スリ
ット22の作用と相俟って、延長片23の折曲作業が容
易となることは言うまでもないが、本実施例にあって
は、各金属板20の基片20aが、嵌合孔21に対する
ロック突起17の嵌合と、保持溝18内での保持によ
り、固定壁部16の凹部16a内に確実に固定されてい
ると同時に、当該凹部16aと取付孔Hの孔周壁間でも
挾持されることとなるので、これにより、各金属板20
のグラツキを効果的に防止して、延長片23を取付孔H
の孔縁の肉厚に応じた理想的な部位で折曲することを保
障できることとなって、常に、取付孔Hの孔縁をその肉
厚に応じて強固に挾持することが可能となる。
従って、例え、ドアパネルPが、表面レザー材P1・発
泡体P2・トリム芯材P3等の複合材料で構成されて、
特に、取付孔Hの孔縁部の肉厚が厚くなっていても、上
記した各延長片23の外方への折曲により、エスカッシ
ョンを取付孔Hに対して確実・強固に取り付けることが
可能となるので、ロックノブ(図示せず)を胴部11の
ガイド孔12内で昇降動させても、エスカッション自体
が不用意にガタついたり、取付孔Hから外れたりする心
配が全くなくなる訳である。
「考案の効果」 以上の如く、本考案は、上記構成の採用により、煩雑な
作業工程が要求されるインサート成形や熱カシメを一切
行なわなくとも、単に、テーパー形状を利用したロック
突起の嵌合孔に対する嵌合状態と、金属板の基片両側縁
を保持溝内に嵌入保持する状態を得て、金属板の基片を
固定壁部の凹部内に嵌め込むだけで、一対の本止め用金
属板を対応する固定壁部に極めて簡単に固定することが
可能となるので、改良型のエスカッションと比較する
と、金属板の組み付け作業工程が頗る簡素化されて、製
品コストの低廉化に大いに貢献できることとなった。
その上、延長片の外方への折曲に際しては、基片側に設
けられたスリットの存在は勿論のこと、胴部が仮止め用
係合爪で取付孔に仮止めされる関係で、その折曲作業が
極めて容易となると共に、上記固定壁部の凹部内に対す
る確実な固定状態に加えて、金属板の基片が凹部と取付
孔の孔周壁間でも挾持されることとなるので、金属板の
グラツキを効果的に防止して、延長片を取付孔の孔縁の
肉厚に応じた理想的な部位で折曲することをも保障でき
ることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るエスカッションを分解し
て示す斜視図、第2図はエスカッションをドアパネルの
取付孔に仮止めした状態を示す断面図、第3図はエスカ
ッションをドアパネルの取付孔に最終的に取り付けた状
態を示す断面図、第4図は従来のエスカッションを示す
斜視図、第5図は同エスカッションをドアパネルの取付
孔に取り付けた状態を示す断面図である。 11……胴部、12……ガイド孔、13……フランジ
部、16……固定壁部、20……金属板、23……延長
片、P……ドアパネル、H……取付孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部にロックノブのガイド孔を画成した胴
    部と、該胴部の上端縁に形成されたフランジ部とから成
    り、一対の本止め用金属板の折曲状態を利用して、ドア
    パネルに穿設された取付孔に取り付けられるエスカッシ
    ョンにおいて、 本止め用の金属板は、嵌合孔を有する基片と、該基片に
    設けられたスリットを介して外方に折曲される延長片を
    備え、胴部は、自身の一の対向する壁面に金属板を固定
    する固定壁部を形成し、該各固定壁部の中央部に金属板
    の基片を嵌め込む凹部を設けて、当該凹部に上記基片の
    嵌合孔と嵌合するテーパー状のロック突起を形成する一
    方、各固定壁部の両側下部に仮止め用係合爪を形成する
    と共に、該各係合爪の内側端を夫々上記凹部側に突出さ
    せて、当該係合爪の突出部と凹部間に金属板の基片を保
    持する保持溝を画成し、固定壁部に固定された本止め用
    金属板の延長片を、上記スリットを介して取付孔の孔縁
    の肉厚に応じて外方に折曲するように構成したことを特
    徴とするロックノブ用エスカッション。
JP1987170256U 1987-11-07 1987-11-07 ロックノブ用エスカッション Expired - Lifetime JPH0611325Y2 (ja)

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JPH0175562U JPH0175562U (ja) 1989-05-22
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5847663B2 (ja) * 1975-05-07 1983-10-24 フイガロギケン カブシキガイシヤ 検知ガスの選択性を有するガス検知素子
JPS6080669A (ja) * 1983-10-11 1985-05-08 日産自動車株式会社 自動車のドアロツクノブ用グロメツト

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5847663B2 (ja) * 1975-05-07 1983-10-24 フイガロギケン カブシキガイシヤ 検知ガスの選択性を有するガス検知素子
JPS6080669A (ja) * 1983-10-11 1985-05-08 日産自動車株式会社 自動車のドアロツクノブ用グロメツト

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JPH0175562U (ja) 1989-05-22

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