JPH06113225A - 映像信号処理装置およびアドレス発生回路 - Google Patents

映像信号処理装置およびアドレス発生回路

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Publication number
JPH06113225A
JPH06113225A JP25962292A JP25962292A JPH06113225A JP H06113225 A JPH06113225 A JP H06113225A JP 25962292 A JP25962292 A JP 25962292A JP 25962292 A JP25962292 A JP 25962292A JP H06113225 A JPH06113225 A JP H06113225A
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JP
Japan
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memory
address
video signal
supplied
counter
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JP25962292A
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English (en)
Inventor
Hisao Shimazaki
久夫 嶋崎
Masahiro Yamada
雅弘 山田
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】映像信号の任意な圧縮を行うとき、メモリへの
書き込みアドレスの発生を小容量のメモリを用いて発生
させる。 【構成】入力された第2の映像信号は、第1のカウン
タ,メモリ,第2のカウンタとを有するアドレス発生回
路およびメモリにより圧縮される。この圧縮された第2
の映像信号は合成手段により第1の映像信号に重畳され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、映像信号を一旦メモ
リして映像を拡大、縮小表示するテレビジョン受像機等
に関し、特に映像信号の圧縮、伸長を行う映像信号処理
装置およびアドレス発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、モニタ画面全体に表示している映
像の一部に、縮小した他の映像を重畳して表示する機能
であるピクチャー・イン・ピクチャー機能(以下、PI
Pと記す)を有するテレビジョン受像機がある。また、
ハイビジョン等のワイド画面放送に伴い、アスペクト比
の異なる(4:3,16:9)映像を表示した場合にで
きてしまう映像信号の無い領域に、縮小した他の映像を
重畳して表示する機能であるピクチャー・アウト・ピク
チャー機能(以下、POPと記す)を有するテレビジョ
ン受像機もある。
【0003】以下、縮小され重畳表示される映像を子画
面、モニタの画面全体に元の状態で表示される映像を親
画面として説明する。これらPIP,POPは、一般的
に子画面となる映像信号をライン間引き,画素間引き等
により縮小し、この縮小した子画面映像信号をメモリに
書き込む。そしてメモリから読み出した子画面映像信号
を任意のタイミングで親画面映像信号中に挿入すること
により実現している。このように子画面となる映像信号
を縮小するためには、ライン間引き,画素間引き等を行
うための書き込みアドレスをメモリへ供給する。
【0004】親画面と子画面が同一方式(例えば日本国
内ならNTSC)の映像信号の場合、このメモリへの書
き込みアドレスの発生としては、元の子画面の大きさに
対して縦,横同一の圧縮率とすることにより、同一アス
ペクト比の子画面映像信号を得ることが出来る。また、
親画面に対する子画面の大きさを簡単な整数比とするこ
とにより、書き込みアドレスをビットシフト等の比較的
簡単な回路で発生させることが出来る。
【0005】しかし、親画面と子画面が同一方式でな
く、一般のアスペクト比4:3の放送とアスペクト比1
6:9のワイド画面放送とが混在していると、親画面映
像信号と子画面映像信号のアスペクト比が異なるものと
なる。この場合、単純に水平方向は2画素に1画素、垂
直方向は2ラインに1ラインをメモリに書き込んでも、
子画面の大きさを親画面の縦1/2,横1/2とするこ
とは出来ない。
【0006】例として、アスペクト比4:3のNTSC
のインターレースのテレビジョン受像機に、親画面映像
信号がアスペクト比4:3のNTSC,子画面映像信号
が縦の長さが親画面の1/2の大きさでアスペクト比1
6:9のハイビジョンを表示する場合について説明す
る。
【0007】NTSC(インターレース)の1フィール
ドの有効画素数は横720×縦240である。従って子
画面の1フィールドの画素数は横480×縦120とな
る。一方ハイビジョンの1フィールドの有効画素数は横
1122×縦516である。これを横480×縦120
の子画面とするには、横の圧縮率は480/1122
(約43%)、縦の圧縮率は120/516(約23
%)としなければならない。このように親画面と子画面
の大きさの関係を簡単な整数比としても、縦,横の圧縮
率は簡単な整数比とはならず、それぞれ異なった圧縮率
となる。
【0008】この為、ビットシフト等を用いた方法では
子画面映像メモリの書き込みアドレスを発生させること
はできず、任意のアドレスを発生する手段が必要とな
る。この任意のアドレスを発生させる方法として、メモ
リを用いた変換テーブルによる方法がある。
【0009】以下、この変換テーブルを用いてPIPを
行う映像信号処理装置の例を、図10から図14を参照
して説明する。但し、説明を簡単にするために親画面映
像信号および子画面映像信号は共にNTSC,親画面に
対する子画面の大きさを縦,横共に1/2,メモリには
ブランキング期間の信号も書き込むこととして説明す
る。図10は従来の映像信号処理装置の構成を示す図で
ある。まず、子画面映像信号を圧縮して子画面映像メモ
リ109へメモリする迄について説明する。
【0010】図10において、カウンタ101,10
4、メモリ201,202、乗算器107、アドレス合
成回路108により、子画面映像メモリ109の書き込
みアドレスを発生している。
【0011】カウンタ101は、供給された子画面映像
信号の水平同期信号(以下、子fHと記す)をカウント
アップし、供給された子画面映像信号の垂直同期信号
(以下、子fV と記す)により0リセットされる。従っ
て、このカウンタ101は、0〜261と0〜262と
を交互にメモリ201へ読み出しアドレスとして繰り返
し出力する。このカウンタ101から出力される読み出
しアドレスは子画面映像信号の垂直の座標を示してい
る。
【0012】メモリ201には、予め子画面映像メモリ
109への書き込みアドレスを発生させるための、図1
1に示す垂直側のデータが格納されており、カウンタ1
01から供給された読み出しアドレスに対応した垂直側
のデータが乗算器107へ供給される。乗算器107で
は、別に供給される所定の定数(子画面の水平の画素
数)とメモリ201からの垂直側のデータとが乗算さ
れ、この乗算された値がアドレス合成回路108へ供給
される。この所定の定数は、1ラインを4fscでサン
プリングし910画素なので、この1/2の455が供
給されることになる。
【0013】カウンタ104は、供給された子画面映像
信号のサンプルクロック(以下、子CLKと記す)をカ
ウントアップし、供給された子画面映像信号の水平同期
信号(以下、子fH と記す)により0リセットされる。
従って、このカウンタ104は0〜909をメモリ20
2へ読み出しアドレスとして繰り返し出力する。このカ
ウンタ104から出力される読み出しアドレスは子画面
映像信号の水平の座標を示している。
【0014】メモリ202には、予め子画面映像メモリ
109への書き込みアドレスを発生させるための、図1
2に示す水平側のデータが格納されており、カウンタ1
04から供給された読み出しアドレスに対応した水平側
のデータがアドレス合成回路108へ供給される。図1
2においては、1ラインを4fscでサンプリングし9
10画素となることから、水平側のデータは455とな
る。アドレス合成回路108は加算器であり、供給され
た水平および垂直側のデータが加算され、この加算され
た値が書き込みアドレスとして子画面映像メモリ109
へ供給される。子画面映像メモリ109は、アドレス合
成回路108から供給された書き込みアドレスに従って
供給された子画面映像信号をメモリすると共に、供給さ
れた読み出しアドレスに従ってメモリしている間引かれ
た子画面映像信号をセレクタ110へ出力する。次に、
アドレス合成回路108が加算する書き込みアドレスに
ついて、図13を用いて説明する。
【0015】アドレス合成回路108は、供給された乗
算器107の出力およびメモリ202の出力に応じ、2
62[ライン/フィールド]のときは0〜59604
を,また263[ライン/フィールド]のときは0〜6
0059を書き込みアドレスとして子画面映像メモリ1
09へ出力する。図13に示すようにアドレス合成回路
108では同じ値が水平,垂直共に2回づつ出力され、
4画素分に同じ値が対応するように規則的に出力されて
いる。このため、アドレス合成回路108の出力を子画
面映像メモリ109の書き込みアドレスとして用いる
と、同一アドレスを持った先の画像データは後から供給
された画像データにより上書きされ消えてしまう。その
結果、子画面映像メモリ109には4画素に1画素しか
書き込まれないことになる。
【0016】このようにして供給された子画面用映像信
号を水平は2画素に1画素,垂直は2ラインに1ライン
をそれぞれ規則的に間引いた状態、言い換えると縦,横
それぞれ1/2に圧縮した状態で子画面映像メモリ10
9に書き込まれる。次に、親画面に子画面を重畳する迄
について説明する。
【0017】カウンタ111は、供給された親画面映像
信号の水平同期信号(以下、親fHと記す)をカウント
アップし、供給された親画面映像信号の垂直同期信号
(以下、親fV と記す)により0リセットされる。従っ
て、このカウンタ111は、0〜261と0〜262と
を交互に加算器112,117,118へ繰り返し出力
する。このカウンタ111の出力信号は親画面映像信号
の垂直の座標を示している。
【0018】カウンタ114は、供給された親画面映像
信号のサンプルクロック(以下、親CLKと記す)をカ
ウントアップし、供給された親画面映像信号の水平同期
信号(以下、親fH と記す)により0リセットされる。
従って、このカウンタ114は0〜909を加算器11
5,120,121へ繰り返し出力する。このカウンタ
114の出力信号は親画面映像信号の水平の座標を示し
ている。
【0019】セレクタ110は、入力された子画面映像
信号と親画面映像信号とを、AND回路123から出力
された制御信号により切り換えて出力する。この制御信
号を変えることにより子画面の表示位置を変えることが
でき、以下のようにして作成される。
【0020】加算器117,118にはそれぞれ定数が
供給されており、この定数とカウンタ111から供給さ
れたカウント数を加算した信号がEOR回路119へ供
給される。加算器120,121にはそれぞれ定数が供
給されており、この定数とカウンタ114から供給され
たカウント数を加算した信号がEOR回路122へ供給
される。EOR回路119およびEOR回路122では
それぞれ排他的論理和の演算が行われ、この演算結果が
AND回路123へ供給される。AND回路123で
は、供給された信号の論理積が演算され制御信号として
セレクタ110へ出力される。但し、ここで加算器11
7,118,120,121の出力は符号ビットのみで
ある。
【0021】このように、カウンタ111、加算器11
7,118、排他的論理輪回路(以下、EOR回路と記
す)119で子画面の垂直位置が決まり、カウンタ11
4、加算器120,121、EOR回路122で子画面
の水平位置が決まる。これら制御信号を得る迄の動作を
図14を用いて説明する。
【0022】図14の外枠は親画面を示し、内枠は子画
面を示し、括弧の中の数字はそれぞれ水平,垂直の画素
数,ライン数を示す。図14に示すように子画面映像信
号を重畳するには、加算器117に入力する定数を−3
99、加算器118に入力する定数を−855、加算器
120に入力する定数を−99、加算器121に入力す
る定数を−230とすれば、図14に示す子画面の範囲
のみ加算器123の出力する制御信号が“H”となり、
図14に示す位置で親画面と子画面とを切り換えて表示
させることが可能となる。
【0023】子画面映像信号についても、親画面映像信
号に重畳する位置に合わせて子画面映像メモリ109か
ら読み出すタイミングを変える必要がある。子画面映像
メモリ109の読み出すタイミングの制御は、垂直が加
算器112、水平が加算器115で制御している。
【0024】この子画面映像メモリ109の読み出しア
ドレスは、カウンタ111,114、加算器112,1
15、乗算器113、アドレス合成回路116により作
成している。加算器112,115にはそれぞれ子画面
映像信号を重畳する位置に合わせた定数が供給されてい
る。加算器112では、供給された定数とカウンタ11
1からのカウント数とが加算され、この加算された信号
が乗算器113へ供給される。乗算器113では、供給
された定数と加算器112から供給された信号とが乗算
されて垂直側のアドレスとしてアドレス合成回路116
へ供給される。加算器115では、供給された定数とカ
ウンタ114からのカウント数とが加算されて水平側の
アドレスとしてアドレス合成回路116へ供給される。
アドレス合成回路116では、乗算器113から供給さ
れた垂直側のアドレスと加算器115から供給された水
平側のアドレスとが合成され、この合成された信号が読
み出しアドレスとして子画面映像メモリ109へ供給さ
れる。
【0025】次に、親画面映像信号に重畳する子画面映
像信号を子画面映像メモリ109から得る迄の動作を図
14を用いて説明する。図14に示す位置に子画面映像
信号を重畳するには、加算器112に入力する定数を−
100、加算器115に入力する定数を−400とすれ
ばよい。このように各定数を設定することにより、図1
4に示すテレビジョン受信機の走査位置が(400,1
00)に来たときに読み出しアドレスを0とすることが
できる。アドレス合成回路116は水平,垂直アドレス
情報を合成して読み出しアドレスを発生する処理をして
おり、前述した書き込みアドレスを発生する回路のアド
レス合成回路108と同様の動作をしている。このよう
にして子画面映像メモリ109へは、図14に示す子画
面の表示位置に重畳可能な読み出しアドレスが供給さ
れ、子画面映像信号がメモリ109から読み出される。
以上説明したように、図10に示す変換テーブルを用い
た映像信号処理装置を用いることによりPIPを実現す
ることができる。
【0026】ここで、この図10に示す映像信号処理装
置の子画面映像メモリ109の書き込みアドレスを作成
している部分をみると、垂直用の変換テーブルメモリと
してメモリ201が273×7[ビット]=1911
[ビット]、水平用の変換テーブルメモリとしてメモリ
202が910×8[ビット]=7280[ビット]の
容量が必要となる。このように、映像信号の任意な圧縮
を行うときの、メモリへの書き込みアドレスの発生には
大容量のメモリを必要とし回路規模が大きくなるという
問題があった。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の映像
信号処理装置においては、PIP等で映像信号の任意な
圧縮を行うときの、メモリへの書き込みアドレスの発生
には大容量のメモリを必要とし回路規模が大きくなると
いう問題があった。この発明は上記のような従来技術の
欠点を除去し、メモリへの書き込みアドレスの発生を小
容量のメモリを用いて発生させることを目的とするもの
である。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明においては、第1の映像信号が入力され
る入力端と、第2の映像信号が入力される入力端と、ア
ドレスを発生するアドレス発生回路と、前記第2の映像
信号を前記アドレスを用いて記憶するメモリと、前記第
1の映像信号に前記メモリからの第2の映像信号を嵌め
込む合成手段とを備え、前記アドレス発生回路は、供給
されたリセット信号によりリセットされ、供給されたパ
ルスをカウントする第1のカウンタと、アドレスを前記
第1のカウンタから供給されるカウント数とし、このカ
ウント数に対応したデータを出力するメモリと、前記リ
セット信号によりリセットされ、前記データに応じてカ
ウントを停止または動作する第2のカウンタとを有する
ことを特徴とする映像信号処理装置を提供する。
【0029】また、第1の映像信号が入力される入力端
と、第2の映像信号が入力される入力端と、アドレスを
発生するアドレス発生回路と、前記第2の映像信号を前
記アドレスを用いて記憶するメモリと、前記第1の映像
信号に前記メモリからの第2の映像信号を嵌め込む合成
手段とを備え、前記アドレス発生回路は、供給されたリ
セット信号によりリセットされ、供給されたパルスをカ
ウントする第1のカウンタと、前記第1のカウンタの出
力をビットシフトするシフタとを有することを特徴とす
る映像信号処理装置を提供する。
【0030】また、供給されたリセット信号によりリセ
ットされ、供給されたパルスをカウントする第1のカウ
ンタと、アドレスを前記第1のカウンタから供給される
カウント数とし、このカウント数に対応したデータを出
力するメモリと、前記リセット信号によりリセットさ
れ、前記データに応じてカウントを停止または動作する
第2のカウンタとを有することを特徴とするアドレス発
生回路を提供する。
【0031】
【作用】このように構成されたものにおいては、入力さ
れた第2の映像信号はアドレス発生回路およびメモリに
より圧縮される。この圧縮された第2の映像信号は合成
手段により第1の映像信号に重畳される。アドレス発生
回路は、第1のカウンタ,メモリ,第2のカウンタとを
有し、第1のカウンタは供給されたリセット信号により
リセットされ、供給されたパルスをカウントし、メモリ
はアドレスを前記第1のカウンタから供給されるカウン
ト数とし、このカウント数に対応したデータを出力し、
第2のカウンタは前記リセット信号によりリセットさ
れ、前記データに応じてカウントを停止または動作して
このカウント数をアドレスとして出力するので、小さい
回路規模で子画面を親画面に重畳することができる。
【0032】また、第1のカウンタは供給されたリセッ
ト信号によりリセットされ、供給されたパルスをカウン
トし、メモリはアドレスを前記第1のカウンタから供給
されるカウント数とし、このカウント数に対応したデー
タを出力し、第2のカウンタは前記リセット信号により
リセットされ、前記データに応じてカウントを停止また
は動作する。これにより1/nの値のアドレスを小さい
回路により発生させることが出来る。
【0033】
【実施例】第1の実施例
【0034】以下、この発明の第1の実施例について、
図1から図5を参照して詳細に説明する。尚、従来の技
術での説明同様、説明を簡単にするために親画面映像信
号および子画面映像信号は共にNTSC、親画面に対す
る子画面の大きさを縦,横共に1/2,メモリにはブラ
ンキング期間の信号も書き込むこととして説明する。図
1はこの発明の映像信号処理装置の第1の実施例の構成
を示す図である。図10と異なるところは、子画面映像
メモリ109への書き込みアドレスを発生する部分であ
る。従来の技術で、図10を用いて説明したものには同
一番号を付して説明は省略する。
【0035】図1において、カウンタ101,104、
メモリ102,105、カウンタ103,106、乗算
器107、アドレス合成回路108により、子画面映像
メモリ109の書き込みアドレスを作成している。
【0036】カウンタ101は、供給された子画面映像
信号の水平同期信号(以下、子fHと記す)をカウント
アップし、供給された子画面映像信号の垂直同期信号
(以下、子fV と記す)により0リセットされる。従っ
て、このカウンタ101は、0〜261と0〜262と
を交互にメモリ102へ読み出しアドレスとして繰り返
し出力する。このカウンタ101から出力される読み出
しアドレスは子画面映像信号の垂直の座標を示してい
る。
【0037】メモリ102には、予めカウンタ103を
制御するための図2に示すカウントイネーブル信号が格
納されている。カウンタ103は、このカウントイネー
ブル信号が“1”のときにカウント動作を行い、供給さ
れた子fH をカウントアップすると共に出力する。この
カウンタ103の出力は図3に示す値となり、乗算器1
07へ供給される。また、カウンタ103は、メモリ1
02から供給されるカウントイネーブル信号が“0”の
ときにカウント動作は行わず、供給された子fH をカウ
ントアップせずに現在のカウント値を乗算器107へ出
力する。乗算器107では、供給される所定の定数(子
画面の水平の画素数)とカウンタ103からの垂直側の
データとが乗算され、この乗算された値がアドレス合成
回路108へ供給される。この実施例では子画面の水平
の画素数は455なので乗算器107に入力される定数
は455となる。
【0038】カウンタ104は、供給された子画面映像
信号の子CLKをカウントアップし、供給された子fH
により0リセットされる。従って、このカウンタ104
は0〜909をメモリ105へ読み出しアドレスとして
繰り返し出力する。このカウンタ104から出力される
読み出しアドレスは子画面映像信号の水平の座標を示し
ている。
【0039】メモリ105には、予めカウンタ106を
制御するための図4に示すカウントイネーブル信号が格
納されている。カウンタ106は、このカウントイネー
ブル信号が“1”のときにカウント動作を行い、供給さ
れた子CLKをカウントアップすると共に出力する。こ
のカウンタ106の出力は図5に示す値となり、アドレ
ス合成回路108へ供給される。また、カウンタ106
は、メモリ105から供給されるカウントイネーブル信
号が“0”のときにカウント動作は行わず、供給された
子CLKをカウントアップせずに現在のカウント値をア
ドレス合成回路108へ出力する。アドレス合成回路1
08は加算器であり、供給された水平および垂直側のデ
ータが加算され、この加算された値が書き込みアドレス
として子画面映像メモリ109へ供給される。次に、子
画面映像メモリ109への書き込みアドレスの作成動作
について図を用いて説明する。
【0040】カウンタ101が0〜261と0〜262
とを交互にメモリ102へ読み出しアドレスとして繰り
返し出力すると、メモリ102からは図2に示した対応
するカウントイネーブル信号がカウンタ103へ出力さ
れる。カウンタ103は“1”のカウントイネーブル信
号が供給されると、別に供給されている子fH をカウン
トアップし、このカウント値を垂直側のデータとして乗
算器107へ出力する。乗算器107では、カウンタ1
03からの垂直側のデータに子画面の水平の画素数であ
る455が乗算されアドレス合成回路108へ出力され
る。
【0041】カウンタ104は0〜909をメモリ10
5へ読み出しアドレスとして繰り返し出力すると、メモ
リ105からは図4に示した対応するカウントイネーブ
ル信号がカウンタ106へ出力される。カウンタ106
は“1”のカウントイネーブル信号が供給されると、別
に供給されている子CLKをカウントアップし、このカ
ウント値を水平側のデータとしてアドレス合成回路10
8へ出力する。
【0042】ここで図11と図3とを比較すると、メモ
リ201の入出力と、メモリ102およびカウンタ10
3を組み合わせた入出力の値は全く同じである。また、
図12と図5とを比較すると、メモリ202の入出力
と、メモリ105およびカウンタ106を組み合わせた
入出力の値は全く同じである。このように、カウンタ1
01、カウンタ104、乗算器107、アドレス合成回
路108は前述した従来の技術と本実施例とで全く同じ
動作をしているので、子画面映像メモリ109への書き
込みアドレスは全く同じものが与えられ、従来の技術と
同様に図14に示すように子画面を表示させることがで
きる。
【0043】このように、子画面映像メモリ109への
書き込みアドレスは従来の技術と第1の実施例とで全く
同じものを与えることが出来るので、第1の実施例は図
14に示すようにPIPを用いた表示を行うことができ
る。
【0044】次に、子画面映像メモリ109への書き込
みアドレス発生部の回路規模について従来の技術と比較
する。第1の実施例ではカウンタが2つ多くなってい
る。メモリ容量を比較すると、前述したように従来の技
術では垂直側1911ビット、水平側7280ビット必
要なのに対し、第1の実施例では垂直側のメモリ102
が1[ビット]×263=263[ビット]、水平側の
メモリ105が1[ビット]×910=910[ビッ
ト]必要となる。
【0045】このように、この発明を用いることにより
カウンタは2つ多くなってしまうが、メモリ容量につい
ては垂直側が1/7、水平側が1/8となり回路全体で
は回路規模をより小さくすることができる。また、この
実施例では、垂直アドレス発生回路および水平アドレス
発生回路の両方に用いたが、どちらか一方に用いても同
様の効果を得ることができる。 第2の実施例
【0046】上記第1の実施例の子画面映像メモリ10
9への垂直,水平書き込みアドレス発生部の構成を、垂
直,水平読みだしアドレス発生部に用いることにより任
意の拡大表示を行うことができる。これは親画面をハイ
ビジョン、子画面をNTSCとしてPIPを用いた表示
を行うとき等に利用することができる。この第2の実施
例を図6を用いて説明する。
【0047】図6に示すように、第1の実施例の子画面
映像メモリ109への垂直,水平書き込みアドレス発生
部の構成を、垂直,水平読み出しアドレス発生部に用
い、所定の定数を加算器116,117,118,12
0,121へ設定することにより、子画面を任意の大き
さに拡大等の表示を行うことができる。
【0048】この実施例では、垂直,水平の両方を読み
出しアドレス発生部に用いたが、垂直,水平のどちらか
一方のみに用いてもよい。また、読みだしアドレス発生
部のみに用いても同様の効果を得ることができる。 第3の実施例
【0049】以下、この発明の第3の実施例について、
図7から図9を参照して詳細に説明する。尚、従来の技
術での説明同様、説明を簡単にするために親画面映像信
号および子画面映像信号は共にNTSC、親画面に対す
る子画面の大きさを縦,横共に1/2,メモリにはブラ
ンキング期間の信号も書き込むこととして説明する。図
7はこの発明の映像信号処理装置の第3の実施例の構成
を示す図である。図10と異なるところは、子画面映像
メモリ109への書き込みアドレス発生部と読み出しア
ドレス発生部である。従来の技術で、図10を用いて説
明したものには同一番号を付して説明は省略する。
【0050】カウンタ104は、0〜909をシフタ7
01へ読み出しアドレスとして繰り返し出力する。シフ
タ701では、カウンタ104から供給された2進数の
読み出しアドレスが1ビット下位にシフトされると共に
最上位ビットに“0”が挿入されアドレス合成回路10
8へ供給される。
【0051】このため、このシフタ701の入出力特性
は図8に示すようになり、従来の技術で説明した図12
と全く同じ入出力特性となる。このように図10のメモ
リ202をシフタ701に置き換えても全く同じ動作を
させることが出来、PIPを実現することができる。以
上のように構成することで、メモリ202からシフタ7
01へと水平側のデータ発生部の回路規模を小さくする
ことができる。
【0052】また、この実施例では図10のメモリ20
2をシフタ701に置き換えたが、更にメモリ201を
シフタに置き換えることにより垂直側のデータ発生部の
回路規模を小さくすることができ、同様の効果を得るこ
とができる。
【0053】また、図9に示したように第1の実施例と
第3の実施例とを組み合わせ、図1のメモリ105およ
びカウンタ106をシフタ901に置き換えても同様の
効果を得ることができる。更にこの発明は水平、垂直ア
ドレス発生部のどちらに用いても同様の効果を得ること
ができる。
【0054】以上のように、親画面と子画面のアスペク
ト比が異なる場合に、子画面の水平または垂直のどちら
か一方の圧縮率を予め簡単な整数比に決め、他方の圧縮
率を例えば真円率が1となるように正しい表示ができる
圧縮率にする。こうすることにより表示する子画面の大
きさにある程度の制約がでてくるが、水平、または垂直
のアドレス発生回路を簡単にすることができるので回路
規模を小さくすることができる。
【0055】
【発明の効果】この発明によれば、親画面に対して子画
面の縦横いずれか一方の圧縮率を予め簡単な整数比と
し、他方の圧縮率を例えば真円率が1となるように正し
い表示ができるような圧縮率にするので、映像データ圧
縮に必要な映像メモリの書き込みアドレス発生部をより
小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る映像信号処理装置の第1の実施
例を示すブロック図である。
【図2】メモリ102の格納データを示す図である。
【図3】カウンタ103の入出力特性を示す図である。
【図4】メモリ105の格納データを示す図である。
【図5】カウンタ106の入出力特性を示す図である。
【図6】この発明に係る映像信号処理装置の第2の実施
例を示すブロック図である。
【図7】この発明に係る映像信号処理装置の第3の実施
例を示すブロック図である。
【図8】シフタ701の入出力特性示す図である。
【図9】第1の実施例と第2の実施例を組み合わせたと
きの他の実施例を示すブロック図である。
【図10】従来の映像信号処理装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図11】メモリ201の格納データを示す図である。
【図12】メモリ202の格納データを示す図である。
【図13】アドレス合成回路108の入出力特性を示す
図である。
【図14】親画面上に子画面を表示したときの画面を示
す図である。
【符号の説明】
101,103,104,106,111,114…カ
ウンタ、102,105…メモリ、107,113…乗
算器、108,116…アドレス合成回路、109…子
画面映像メモリ、110…セレクタ、112,115,
117,118,120,121…加算器、119,1
22…EOR回路、123…AND回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の映像信号が入力される入力端と、 第2の映像信号が入力される入力端と、 アドレスを発生するアドレス発生回路と、 前記第2の映像信号を前記アドレスを用いて記憶するメ
    モリと、 前記第1の映像信号に前記メモリからの第2の映像信号
    を嵌め込む合成手段とを備え、 前記アドレス発生回路は、供給されたリセット信号によ
    りリセットされ、供給されたパルスをカウントする第1
    のカウンタと、 アドレスを前記第1のカウンタから供給されるカウント
    数とし、このカウント数に対応したデータを出力するメ
    モリと、 前記リセット信号によりリセットされ、前記データに応
    じてカウントを停止または動作する第2のカウンタとを
    有することを特徴とする映像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 第1の映像信号が入力される入力端と、 第2の映像信号が入力される入力端と、 アドレスを発生するアドレス発生回路と、 前記第2の映像信号を前記アドレスを用いて記憶するメ
    モリと、 前記第1の映像信号に前記メモリからの第2の映像信号
    を嵌め込む合成手段とを備え、 前記アドレス発生回路は、供給されたリセット信号によ
    りリセットされ、供給されたパルスをカウントする第1
    のカウンタと、 前記第1のカウンタの出力をビットシフトするシフタと
    を有することを特徴とする映像信号処理装置。
  3. 【請求項3】 供給されたリセット信号によりリセット
    され、供給されたパルスをカウントする第1のカウンタ
    と、 アドレスを前記第1のカウンタから供給されるカウント
    数とし、このカウント数に対応したデータを出力するメ
    モリと、 前記リセット信号によりリセットされ、前記データに応
    じてカウントを停止または動作する第2のカウンタとを
    有することを特徴とするアドレス発生回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100316499B1 (ko) * 1997-03-31 2002-01-15 다카노 야스아키 영상신호처리회로
KR100386045B1 (ko) * 1997-03-31 2003-09-19 산요 덴키 가부시키가이샤 영상신호처리회로

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100316499B1 (ko) * 1997-03-31 2002-01-15 다카노 야스아키 영상신호처리회로
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