JPH0611312Y2 - フロアハッチ - Google Patents

フロアハッチ

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JPH0611312Y2
JPH0611312Y2 JP244188U JP244188U JPH0611312Y2 JP H0611312 Y2 JPH0611312 Y2 JP H0611312Y2 JP 244188 U JP244188 U JP 244188U JP 244188 U JP244188 U JP 244188U JP H0611312 Y2 JPH0611312 Y2 JP H0611312Y2
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JP
Japan
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water
hopper
floor
lid body
receiving frame
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JP244188U
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JPH01107756U (ja
Inventor
堀  靖博
朝彦 松尾
Original Assignee
第一機材株式会社
堀 靖博
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【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は主に屋内の床部に設置される防臭型フロアハッ
チ(点検口蓋)に関する。
(従来の技術) 最近の建造物の多くは、屋内でも地下に汚水桝や雑排水
桝等の排水設備が設けられるために、その上の居室や廊
下等の床部に人間が出入りできる点検用のフロアハッチ
が設置される。この種のフロアハッチは、図示しない
が、床部に埋設固定された受枠と、この受枠に脱着操作
可能に嵌込められた蓋体とからなる構成で、特に床下か
らの悪臭が逆流しないように、受枠と蓋体との間にゴム
パッキンを介在して機密性を保った完全防臭型が主流を
占めている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、前述した従来の完全防臭型フロアハッチで
は、ゴムパッキンを介在することで、悪臭の逆流防止と
共に防水機能も図れて、機械室などの防水が要求される
点検口蓋としては最適である。しかしながら、排水機能
を持たない為に次のような問題があった。つまり、建築
物の設備のうちでスプリンクラーの誤動作や給排水管の
漏水事故、或いはボヤ発生時にバケツなどにより慌てて
掛けた消火水等が床面上に流れ落ちた場合、その水を床
面上から該フロアハッチを介して床下の排水設備に素早
く排水することができないので、その水が床面上に溜っ
てあちこちに流れ出し、建物壁や各種建具・機器などに
損害を与え、予想以上に大きな被害を被ってしまう問題
があった。
そこで、そうした問題を解消するために、前記フロアハ
ッチの蓋体に単に集水口を設けて排水機能を持たせる
と、防臭機能が無くなって悪臭が逆流してしまう問題が
起る。従って従来の排水トラップ方式の如く封水部を有
した集水口を設けることで、防臭機能と排水機能との両
方が得られるが、しかしながらその排水トラツプ方式と
した場合、前記不測の水の流出事故は頻繁に起こる訳で
無く万一のことであって、それまで長期間放置されたま
まとなるので、その間に封水部の水が自然蒸発して、防
臭機能が無くなってしまう問題が起きる。
本考案は上記事情に鑑みなされ、平時は常に気密性を保
って防臭機能を維持すると共に、不測の水の流出事故発
生時には自動的に排水機能を発揮して、建物の被害を最
少限度に抑えることができ、また排水後は自動的に密閉
して防臭状態となる非常に簡便で実用性大なるフロアハ
ッチを提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(問題を解決するための手段) 本考案のフロアハッチは、前記目的を達成すべく、受枠
に嵌込められる蓋体に上下に貫通した集水口を設けると
共に、前記受枠の受段部面上に周縁部をパッキンを介在
して載せることで前記蓋体下面部に配し該蓋体の集水口
からの落水をごみ捕集用かごを介して受容するホッパー
を設け、且つそのホッパー内に所定以上の水が溜ると自
動的に開動作して該ホッパー内の水を排水する常閉型排
水弁を前記ホッパー底部排水口に設けて構成したことを
特徴とする。
(作用) 上記構成により、平時は常に排水弁が閉成状態にあって
気密性を保ち、床下からの悪臭の逆流を確実に防止す
る。そして万一不測の水の流出事故が発生して床面上に
流れ落ちた場合には、その水が蓋体の集水口を介して進
入して、その下部のホッパー内に落流し、これでそのホ
ッパー内に所定以上の水が溜ると自動的に該ホッパー底
部の排水口の排水弁が開き、そこからホッパー内の水を
下方に排水するようになる。またホッパー内の水量が所
定値以下となると前記排水弁が自動的に閉成して防臭機
能を維持するようになる。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面に従い説明する。先ず第1
図は断面図、第2図は一部省略した平面図で、図中1は
受枠、2は蓋体である。受枠1は全体的に方形枠状に成
形されたアルミニウム合金製のもので、建物の床スラブ
Aに形成した点検口Bの周縁部に埋め戻しモルタルCに
より埋設固定されている。蓋体2は前記受枠1内に脱着
操作可能に嵌込められる充填式化粧角蓋で、アルミニウ
ム合金製の蓋枠部材2aと、この内底面に固着された補
強型材2bと、周囲の床仕上げ材と同様に蓋枠部材2a
内に充填されたモルタル2c並びにPタイル2d等の充
填材とで構成されている。それら受枠1と蓋体2とのそ
れぞれの周側立上がり板部上端にはステンレス製の目地
3a,3bが設けられている。また施錠型の場合、蓋体
2の四隅部に図示しない吊上げフックを差込み掛止でき
るリフトホールを兼用した鍵穴4が構成され、この鍵穴
4に上方からロックボルト5を差込んで前記受枠1から
突設された受部材6に螺合締付けらることで、該蓋体2
の閉成状態を保持できるようになっている。なおその鍵
穴4の上部は防臭キャップ7がねじ込まれて塞がれてい
る。
こうした角型化粧用充填式のフロアハッチの蓋体2の中
央部に上下に貫通して適当大きさの円筒体8を設けるこ
とで集水口9が構成されている。この集水口9の上端部
には円筒体8上端に螺嵌した保持枠10を介してストレ
ーナ11が蓋体2上面と面一に取付られて、大きな異物
の集水口9内への落ち込み防止が図られている。
一方、前記蓋体2と別体的にその下側に配すべくステン
レス製のホッパー12が設けられている。このホッパー
12は周側壁上端外周に前記蓋体2の底面外形と略等し
い大きさとなる状態に張出したフランジ状の周縁部12
aを一体に有し、且つ底部中央に排出口12bを突出開
口した構造である。そしてこのホッパー12は前記受枠
1内に前記蓋体2より先に嵌込むことで、上端周縁部1
2aがパッキン13を介在して前記受枠1の受段部1a
面上に載って点検口B内に納まるように取付られて、そ
の上側に載せられる蓋体2の集水口9からの落水を受容
するようになっている。なお前記パツキン13は周縁部
12aの全周に亙りその上下面に跨がる断面コ字形状の
ゴム製のものである。また周縁部12aの四隅部には前
記ロックボルト5が挿通する穴12cが形成され、その
穴12cの上面周囲にもパッキン14が設けられてい
る。なおまた前記ホッパー12は安定化のために周縁部
12aの周方向複数箇所が押えビス15により受枠1の
受段部1aに止め付けられている。
また、前記ホッパー12内の略上半部中央には棒状の支
持フレーム16を介してごみ捕集用有底かご17が取付
られている。このかご17は深底皿状のごみ溜め部17
aとこの上側周囲に配する金網状部17bで構成され
て、前記蓋体2のストレーナ11を通過して集水口9か
ら落下する土砂やごみ等の汚物をろ過捕集するようにな
っている。
更に、前記ホッパー12の底部排出口12b下端外周に
は取付ブラケット18が溶接固定され、この取付ブラケ
ット18とこの下方に複数本のボルト19により締上げ
られたフランジ20とに上下から挟持される状態で常閉
型排水弁21が設けられている。この常閉型排水弁21
はばね押上げ式のもので、前記排出口12b下端と接続
した弁座部22aを有する弁箱22と、この弁箱22内
下端寄り部に掛止された皿状のばね受金23と、このば
ね受金23上に載せられたコイルばね24と、このコイ
ルばね24により常時押上げられて前記弁座部22aに
圧接された弁体25とで構成され、前記ホッパー12内
に所定水位H以上の水が溜ると、該水の重量により弁体
25がコイルばね24に抗して弁座部22aから離間す
べく下降(開動作)して該ホッパー内の水を下部排水槽
或いは図示想像線に示す如き排水管Dに排出できるよう
になっている。
而して、前述した構成のフロアハッチでは、平時は常に
排水弁21の弁体25がコイルばね24により押上げら
れて弁座部22aに圧接されて閉成状態にある。この状
態では該弁21とパッキン13,14や防臭キャップ7
により床上部と下部との間の気密性が完全に保たれて、
床下からの悪臭の逆流を確実に防止する。なおホッパー
12内に水が全くない状態でも前記防臭機能は変わらな
い。
ここで万一建築物のスプリンクラーの誤動作や給排水管
の漏水事故、或いはボヤ発生時にバケツなどにより慌て
て掛けた消火水等が床面上に流れ落ちるなど、不測の水
の流出事故が発生した場合には、その床面上に流れ落ち
た水が蓋体2のストレーナ11より集水口9に進入し
て、その下部のホッパー12内にごみ捕集用かご17を
介して落流し、これでそのホッパー12内に所定水位H
以上の水が溜ると、該水の重量により弁体25がコイル
ばね24に抗して弁座部22aから離間すべく下降して
開弁状態となる。これにて該ホッパー12内の水は排水
口12bから下部排水槽或いは排水管Dにどんどん排出
されて、床面上に溜ってあちこちに流れ出して建物壁や
各種建具・機器などに損害を与えるようなことを妨げる
ようになる。
また前記水の流出事故が治まってホッパー12内の水量
が所定水位H以下となると、排水弁25がコイルばね2
4により押上げられて弁座部22aに圧接して自動的に
閉成し、これで前記平常時同様に気密性を保って防臭機
能を維持するようになる。
なお、蓋体2の集水口9から落下した土砂やごみは、ご
み捕集用かご17によりろ過捕集されてその底部ごみ溜
め部17aに溜められ、ホッパー12の排水口12b方
に行かないので、排出弁21の弁体25の開閉動作、特
に閉弁動作に悪影響を与えることがなくなり、常に確実
に閉弁できて気密性を確実に保てる。
本考案は前記実施例のみに限定されることなく、例えば
常閉型排水弁21としてはコイルばね24を用いたばね
押上げ式ものを用いたが、これ以外にフロート式のもの
でも可である。また前記集水口9は蓋体2の中央一個所
に大径に設けたが、該蓋体2の中央附近に小径な複数の
集水口(図示せず)を相互に間隔を存して配設するよう
にしても良く、これにてストレーナー11を省略でき
る。
〔考案の効果〕
本考案は前述した如くなしたから、平時は常に気密性を
保って防臭機能を維持すると共に、不測の水の流出事故
発生時には自動的に排水機能を発揮して、建物の被害を
最少限度に抑えることができ、また排水後は自動的に密
閉して防臭状態となる非常に簡便で実用性大なるフロア
ハッチが得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は建物の
床部に施工した状態の断面図、第2図は一部省略した平
面図である。 1……受枠、2……蓋体、9……集水口、12……ホッ
パー、12a……周縁部、12b……排出口、13……
パッキン、17……ごみ捕集用かご、21……排出弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の床部に埋設固定される受枠と、この
    受枠に脱着操作可能に嵌込められる蓋体とからなるフロ
    アハッチにおいて、前記蓋体に上下に貫通した集水口を
    設けると共に、前記受枠の受段部面上に周縁部をパッキ
    ンを介在して載せることで前記蓋体下面部に配し該蓋体
    の集水口からの落水をごみ捕集用かごを介して受容する
    ホッパーを設け、且つそのホッパー内に所定以上の水が
    溜ると自動的に開動作して該ホッパー内の水を排水する
    常閉型排水弁を前記ホッパー底部排出口に設けて構成し
    たことを特徴とするフロアハッチ。
JP244188U 1988-01-12 1988-01-12 フロアハッチ Expired - Lifetime JPH0611312Y2 (ja)

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JP244188U JPH0611312Y2 (ja) 1988-01-12 1988-01-12 フロアハッチ

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JPH01107756U JPH01107756U (ja) 1989-07-20
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JP6230905B2 (ja) * 2013-12-27 2017-11-15 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 放射性物質取扱建屋内排水設備

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JPH01107756U (ja) 1989-07-20

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