JPH06112673A

JPH06112673A - 電子機器構造

Info

Publication number: JPH06112673A
Application number: JP4258738A
Authority: JP
Inventors: Toshiharu Kamiya; 俊治神谷; Tetsuyo Ouchi; 哲世大内; Toshihide Inaba; 敏秀稲葉
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1992-09-29
Filing date: 1992-09-29
Publication date: 1994-04-22
Anticipated expiration: 2013-07-16
Also published as: JP2776169B2

Abstract

(57)【要約】【目的】アプリケーションプログラムを有する電子機
器の構造に関し、アプリケーションプログラムの入替え
作業が容易で、且つそのメモリ部品が損傷する恐れのな
いことを目的とする。【構成】筐体１内に搭載したシェルフ10と、筐体１の
後面側からシェルフ10に挿入し、プリント板コネクタ21
を対向するバックボードコネクタ15にプラグインするプ
リント板20とを、有する卓上電子機器において、プリン
ト板コネクタ21に並列して、プリント板20の前側縁部に
搭載されたカード用コネクタ31と、プリント板20の前側
縁部側から挿抜自在に、カード用コネクタ31にプラグイ
ンされるアプリケーションプログラムをメモリしたＩＣ
メモリカード30と、カード用コネクタ31にプラグインし
たＩＣメモリカード30の前部が貫通するよう、バックボ
ード12に設けた孔40とを、備えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、筐体内に搭載したシェ
ルフと、筐体の後面側からシェルフに挿抜するプリント
板と、機器のアプリケーションプログラムとを、備えた
電子機器の構造に関する。

【０００２】例えばテレビ会議システムに使用する画像
データ送信器, 或いは画像データ受信器等は、その電子
機器のアプリケーションプログラムをプリント板に搭載
するのが一般的である。

【０００３】

【従来の技術】図４に従来の電子機器の斜視図を示す。
図４において、20は、前側縁部にプリント板コネクタ21
が搭載され、後側縁部に外線用コネクタ22が搭載された
プリント板20である。

【０００４】10は、バックボード12にプリント板コネク
タ21がプラグインするバックボードコネクタ15が並列
し、対向する一対の側板11にプリント板20の側縁が差し
込まれるガイドを有するシェルフであって、後面側から
プリント板20を挿抜するようになっている。

【０００５】１は、シェルフ10を収容する箱形の筐体で
ある。筐体１の後面板２には、シェルフ10の開口部に対
向してプリント板20の挿抜口７を設け、筐体１の前面板
の前方に、開閉自在に前カバー５を装着している。

【０００６】また、筐体１に、シェルフ10の横に図示省
略した電源装置等を収容している。従来上述のような電
子機器のアプリケーションプログラムを、プログラムＲ
ＯＭ25にメモリし、そのプログラムＲＯＭ25をプリント
板20に実装している。

【０００７】そして、このようなアプリケーションプロ
グラムの入替え作業を容易とするために、プリント板20
にＩＣソケット24を搭載し、このＩＣソケット24にプロ
グラムＲＯＭ25をプラグインしている。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ようにプリント板にＩＣソケットを搭載し、このＩＣソ
ケットにプログラムＲＯＭをプラグインしたものは、専
用工具を用いてプログラムＲＯＭをＩＣソケットから抜
去しなければならず、プログラムＲＯＭの挿抜作業が煩
わしいばかりでなく、プログラムＲＯＭを抜去する際
に、プログラムＲＯＭのリードが折損する恐れがあっ
た。

【０００９】本発明はこのような点に鑑みて創作された
もので、アプリケーションプログラムの入替え作業が容
易で、且つそのメモリ部品が損傷する恐れのない、電子
機器構造を提供することを目的としている。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、図１に例示したように、筐体１内に搭載
したシェルフ10と、筐体１の後面側からシェルフ10に挿
入し、プリント板コネクタ21を対向するバックボードコ
ネクタ15にプラグインするプリント板20とを、有する卓
上電子機器において、プリント板コネクタ21に並列し
て、プリント板20の前側縁部に搭載されたカード用コネ
クタ31と、プリント板20の前側縁部側から挿抜自在に、
カード用コネクタ31にプラグインするアプリケーション
プログラムをメモリしたＩＣメモリカード30と、カード
用コネクタ31にプラグインしたＩＣメモリカード30の前
部が貫通するよう、バックボード12に設けた孔40とを、
備えた構成とする。

【００１１】また、図２に例示したように、プリント板
コネクタ21を搭載したプリント板20の実装面とは、異な
るプリント板20の面にカード用コネクタ31を搭載する構
成とする。

【００１２】さらにまた、図３に例示したように、筐体
１の前面板３に設けたＩＣメモリカード30の前部が貫通
する孔50と、孔50に対応して前面板３の手前側に装着さ
れ、ＩＣメモリカード30の前部の下面を支承する受金具
52と、受金具52にねじ止めすることで、ＩＣメモリカー
ド30の前部の上面を押圧する押え金具53とを、備えた構
成とする。

【００１３】

【作用】本発明は、アプリケーションプログラムをＩＣ
メモリカードにメモリし、そのＩＣメモリカードを、プ
リント板に搭載したカード用コネクタにプラグインする
構成である。

【００１４】即ち、ＩＣメモリカードを挿抜すること
で、アプリケーションプログラムの入替えが行われ、そ
の入替え作業が容易であり、且つＩＣメモリカードが損
傷することもない。

【００１５】一方、プリント板コネクタを搭載したプリ
ント板の実装面とは反対側の面に、カード用コネクタを
搭載することで、プリント板の小形化が推進される。ま
た、筐体の前面板に、ＩＣメモリカードの前部が貫通す
る孔を設け、さらに前面板の手前側に、ＩＣメモリカー
ドの前部を保持・解除自在の金具を設けたことにより、
プリント板をシェルフ即ち筐体から抜去することなく、
筐体の手前側でＩＣメモリカードの挿抜作業を実施でき
る。

【００１６】さらにまた、受金具と押え金具とでＩＣメ
モリカードの前部を保持することで、電子機器が振動す
ることがあっても、ＩＣメモリカードがカード用コネク
タから抜け出ることがない。

【００１７】したがって、ＩＣメモリカードとカード用
コネクタの接触の信頼度が高い。

【００１８】

【実施例】以下図を参照しながら、本発明を具体的に説
明する。なお、全図を通じて同一符号は同一対象物を示
す。

【００１９】図１は、本発明の実施例の斜視図、図２は
本発明の他の実施例の図で、(A) は斜視図、(B) は側面
図であり、図３は本発明のさらに他の実施例の正面視の
斜視図である。

【００２０】図１において、30は、機器のアプリケーシ
ョンプログラムをメモリしたＩＣメモリカードである。
プリント板20には、前側縁部にプリント板コネクタ21を
搭載し、後側縁部に外線用コネクタ22を搭載している。

【００２１】このプリント板20の前側縁部に、プリント
板コネクタ21に並列してカード用コネクタ31を搭載し、
ＩＣメモリカード30をプリント板20の前側縁部側から挿
抜自在に、カード用コネクタ31にプラグインするように
なっている。

【００２２】バックボード12にプリント板コネクタ21が
プラグインするバックボードコネクタ15が並列したシェ
ルフ10の、対向する一対の側板11にはプリント板20の側
縁を差し込むガイドをも設けてある。

【００２３】このシェルフ10は、バックボード12を筐体
１の前面板側に近接し、プリント板20を挿抜する開口部
を、筐体１の後面板２側にして、筐体１に収容固着する
ようになっている。

【００２４】またシェルフ10のバックボード12のＩＣメ
モリカード30に対向する個所に、ＩＣメモリカード30の
前部が、充分に余裕をもって貫通する角型の孔40を設け
てある。

【００２５】シェルフ10を収容する箱形の筐体１の後面
板２には、シェルフ10の開口部に対向してプリント板20
の挿抜口７を設け、筐体１の前面板の前方に、開閉自在
に前カバー５を装着している。

【００２６】本発明は上述のように、アプリケーション
プログラムをＩＣメモリカード30にメモリし、そのＩＣ
メモリカード30を、プリント板20に搭載したカード用コ
ネクタ31にプラグインする構成である。

【００２７】したがって、プリント板20をシェルフ10に
実装する前に、ＩＣメモリカードを手で挿抜すること
で、アプリケーションプログラムの入替えが行われる。
即ち、アプリケーションプログラムの入替え作業が容易
である。

【００２８】また、バックボード12にＩＣメモリカード
30の前部が貫通する孔40を設けてあるので、ＩＣメモリ
カード30をプリント板20に実装したままで、プリント板
コネクタ21をバックボードコネクタ15にプラグインし
て、ＩＣメモリカード30が何ら損傷することがない。

【００２９】図２に示すプリント板20には、プリント板
20の前側縁部の上面にプリント板コネクタ21を搭載し、
プリント板20の前側縁部の下面のプリント板コネクタ21
に対向する位置に、カード用コネクタ31を搭載してい
る。

【００３０】なお、図示省略したが、バックボードには
このＩＣメモリカードに対向する位置に、ＩＣメモリカ
ードの前部が貫通するスリット状の孔を設けることは勿
論のことである。

【００３１】上述のように、プリント板20の一方の面に
プリント板コネクタ21を搭載し他方の面に、プリント板
コネクタ21に対向してカード用コネクタ31を搭載するこ
とで、図１に図示したもに較べて、プリント板の幅を小
さくすることができる。

【００３２】図３に示す電子機器が図１に示したものと
異なる点は、筐体１の手前側の構成だけである。したが
って、図１のものと異なる点についてのみ説明する。図
３に図示したように、筐体１の前面板３には、バックボ
ードに設けた孔（図１に示す孔40）に対向して、ＩＣメ
モリカード30の前部が貫通するスリット形の孔50を設け
てある。

【００３３】52は、水平板52A と、水平板52A の両側に
直角に折り曲げて設けた固着座とからなる受金具であ
る。受金具52は、水平板52A の上面が孔50の下縁にほぼ
一致するように、固着座を前面板３の手前側の面に密接
させ、固着座をねじを用いて前面板３に密着することで
筐体１に装着されている。

【００３４】孔50を貫通したＩＣメモリカード30の前部
の下面が、殆ど接触するようにこの受金具52の水平板52
A の上面に差し込まれる。即ち受金具52はＩＣメモリカ
ード30の下面を支承するものである。

【００３５】また、水平板52A の左右の両端近傍には、
小ねじ54が螺合するねじ孔を設けている。なお、この水
平板52A の中央部に、幅がＩＣメモリカード30の幅より
も僅かに大きく、深さがＩＣメモリカード30の板厚より
も浅い溝を設け、この溝をＩＣメモリカード30のガイド
とすることが望ましい。

【００３６】53は、水平板53A と、水平板52A の両側を
それぞれ直角に下方にＬ字形に折り曲げて構成され、受
金具52の水平板52A の左右の上面に着座する固着座とか
らなる押え金具である。

【００３７】押え金具53の固着座には、受金具52のねじ
孔に対応して、小ねじ54のねじ部が嵌挿する孔を設けて
ある。なお、図示省略したが、受金具52の水平板52A と
押え金具の固着座の間に、板ばね或いは弾性ゴムを介在
させることが望ましい。

【００３８】押え金具53を浮かした状態で受金具52に装
着し、ＩＣメモリカードをカード用コネクタにプラグイ
ンした状態で、筐体１の後方からプリント板をシェルフ
10にプラグインすると、ＩＣメモリカード30の前部が、
バックボード12の孔及び前面板３の孔50を貫通して、受
金具52の水平板52A 上に突出する。

【００３９】よって、ＩＣメモリカード30を交換する場
合には、筐体１の前面板部分を覆い保護している前カバ
ー５を開き、ＩＣメモリカード30の前部を指で引っ張る
ことで、ＩＣメモリカード30をプリント板から抜去でき
る。

【００４０】また、受金具52の水平板52A に沿わせてＩ
Ｃメモリカード30を差し込むことで、ＩＣメモリカード
30がカード用コネクタにプラグインされる。上述のよう
に構成されているので、プリント板を筐体１から抜去す
ることなく、ＩＣメモリカード30を交換できるという利
点がある。

【００４１】一方、ＩＣメモリカード30をカード用コネ
クタにプラグイン後に、小ねじ54を用いて押え金具53を
受金具52に押圧することで、ＩＣメモリカードの前部が
固定される。

【００４２】したがって、電子機器が振動することがあ
っても、ＩＣメモリカードがカード用コネクタから抜け
出ることがなくて、ＩＣメモリカードとカード用コネク
タの接触の信頼度が向上する。

【００４３】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、ＩＣメモ
リカードをカード用コネクタに挿抜することで、アプリ
ケーションプログラムの入替えが行われ、その入替え作
業が容易で、且つＩＣメモリカードが損傷することがな
いという、実用上で優れた効果を有する。

【００４４】また、プリント板コネクタを搭載したプリ
ント板の実装面とは反対側の面に、カード用コネクタを
搭載することで、プリント板の小形化が推進されるとい
う効果を有する。

【００４５】さらにまた、筐体の前面板に受金具と押え
金具とを設け、ＩＣメモリカードの前部の保持・解除自
在としたことで、筐体の手前側でＩＣメモリカードの挿
抜作業を実施できるという効果と、ＩＣメモリカードと
カード用コネクタの接触の信頼度が向上するという効果
を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例の斜視図

【図２】本発明の他の実施例の図で (A) は斜視図 (B) は側面図

【図３】本発明のさらに他の実施例の正面視の斜視図

【図４】従来例の斜視図

【符号の説明】

１筐体２後面板３前面板５前カバー７挿抜口 10 シェルフ 12 バックボード 15 バックボー
ドコネクタ 20 プリント板 21 プリント板
コネクタ 22 外線用コネクタ 24 ＩＣソケッ
ト 25 プログラムＲＯＭ 30 ＩＣメモリ
カード 31 カード用コネクタ 40,50 孔 52 受金具 53 押え金具

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】筐体内に搭載したシェルフと、該筐体の
後面側から該シェルフに挿入し、プリント板コネクタを
対向するバックボードコネクタにプラグインするプリン
ト板とを、有する卓上電子機器において、該プリント板コネクタ(21)に並列して、該プリント板(2
0)の前側縁部に搭載されたカード用コネクタ(31)と、該プリント板(20)の前側縁部側から挿抜自在に、該カー
ド用コネクタ(31)にプラグインされる、アプリケーショ
ンプログラムをメモリしたＩＣメモリカード(30)と、該カード用コネクタ(31)にプラグインした該ＩＣメモリ
カード(30)の前部が貫通するよう、該バックボード(12)
に設けた孔(40)とを、備えたことを特徴とする電子機器
構造。
【請求項２】カード用コネクタ(31)を搭載するプリン
ト板(20)の実装面と、プリント板コネクタ(21)を搭載す
る該プリント板(20)の実装面とが、異なる面であること
を特徴とする請求項１記載の電子機器構造。
【請求項３】筐体(1) の前面板(3) に設けたＩＣメモ
リカード(30)の前部が貫通する孔(50)と、該孔(50)に対応して該前面板(3) の手前側に装着され、
該ＩＣメモリカード(30)の前部の下面を支承する受金具
(52)と、該受金具(52)にねじ止めすることで、該ＩＣメモリカー
ド(30)の前部の上面を押圧する押え金具(53)とを、備え
たことを特徴とする請求項１または請求項２記載の電子
機器構造。