JPH0611248Y2 - 自動車ボデーの遮音部材 - Google Patents

自動車ボデーの遮音部材

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Publication number
JPH0611248Y2
JPH0611248Y2 JP6064688U JP6064688U JPH0611248Y2 JP H0611248 Y2 JPH0611248 Y2 JP H0611248Y2 JP 6064688 U JP6064688 U JP 6064688U JP 6064688 U JP6064688 U JP 6064688U JP H0611248 Y2 JPH0611248 Y2 JP H0611248Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
sound insulation
insulation member
plate
quarter pillar
work hole
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP6064688U
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English (en)
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JPH01167945U (ja
Inventor
茂 安良岡
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Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Auto Works Ltd
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Publication date
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、自動車ボデー、特にクォータピラーインナに
明けられた穴を塞ぐための遮音部材に関するものであ
る。
〈従来の技術〉 第5図で示すように、クォータピラーアウタ1とルーフ
パネル2とをアークブレージングによりロー付け3する
ために、クォータピラーインナ4に第4図でも示すよう
に、アークブレージングの作業穴5が開設されている。
この作業穴5は、外側からアークブレージングするとき
に、その部位に熱歪みが生じないよう冷却機能を持った
当て部材を挿入するために明けられている。従って、ロ
ー付け3の作業完了後には、この作業穴5を遮音部材6
にて塞いでいる。この遮音部材6は、アスファルトと液
状ゴムとによるシートであり、これを接着剤によってク
ォータピラーインナ4に接着していた。第5図において
9はガーニッシュを示す。
〈考案が解決しようとする課題〉 車両の天井が布地等の吊り天井の場合、その端末をフッ
クにてボデーに掛け止めして張っている。この場合、ク
ォータピラー部では第5図で示すように、前記作業穴5
に吊り天井7のフック8を掛け止めし、前記遮音部材6
を接着して作業穴5を塞いでいる。そのため、フック8
の上から遮音部材6を当てることになり、フック8によ
って作業穴5と遮音部材6との間に隙間が発生して完全
に密閉することが出来ず、遮音機能を低減している。ま
た、フック8の掛け止め位置は、作業穴5に直接掛け止
めするため、作業穴5によって決められてしまい、吊り
天井7の理想位置にフック8をセットすることができな
い。
さらには、吊り天井7の布地が遮音部材6に接触するた
め、遮音部材6のゴム系シートの成分が布地にシミを作
る。また、接着剤の経時変化によって遮音部材6の接着
が剥離することもある。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、上記の問題点を解消した遮音部材を提供する
もので、その構成は、クォータピラーアウタとルーフパ
ネルとをロー付けするために、クォータピラーインナに
開設されたアークブレージングの作業穴を閉塞する遮音
部材であって、前記作業穴を塞ぐ形状のプレートの片面
にスポンジ等のシール材を取り付け、他の片面に吊り天
井の端末の掛け止め部を形成し、前記シール材を作業穴
に向けてプレートをクォータピラーインナにビス止めし
て成るものである。
〈作用〉 上記の構成により、プレートを作業穴部にビスにて締付
け固定することによって、シール材は作業穴に喰い込む
ようにして密閉すると共に、吊り天井のフックは作業穴
位置には関係なく、プレートに形成された掛け止め部に
引っ掛け、吊り天井フックの引っ掛け範囲を拡大する。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第1図
及び第2図において、10は本考案による遮音部材であ
る。この遮音部材10は、第3図及び第5図で示すクオー
タピラーインナ4に明けられているアークブレージング
の作業穴5を閉塞する形状のプレート11(金属板、硬質
プラスチック板等)の片面にスポンジ等のシール材12を
取り付け、プレート11の他の片面には、切り起し、又は
成形により吊り天井7のフック8の掛け止め部13を形成
した構造である。そして、第3図で示すように、シール
材12を作業穴5に向けてプレート11をタッピングビス14
によりクオータピラーインナ4に締め付け固定するもの
である。
本考案は上記の通りの構造であるから、作業穴5の部位
にビス締めされた遮音部材10のシール材12は、作業穴5
の周囲に喰い込むようにして全周を密着し、作業穴5を
完全に密閉する。また、吊り天井7のフック8は、前記
シール材12とは反対側のプレート11の面に形成された掛
け止め部13に引っ掛ける。従って、プレート11をビス締
めする場合に、吊り天井7の理想位置にフック8が引っ
掛けられるようプレート11のビス止め位置を自由に調整
して固定することが可能となる。
〈考案の効果〉 以上のように本考案によると次のような効果を有してい
る。
吊り天井のフックは遮音部材のプレートに形成された掛
け止め部に引っ掛けるため、作業穴と対接するシール材
は、作業穴周囲に隙間なく密接し、プレートのビス締め
によりシール材は作業に喰い込み、作業穴は完全密閉さ
れ遮音効果を向上する。
また、遮音部材のビス止め位置を調整することにより、
吊り天井の理想位置にフックをセットすることができ、
フックセット範囲が拡大される。さらに、プレートをシ
ール材と共にクォータピラーインナにビス止めするた
め、従来のように剥離するおそれがなく、吊り天井のフ
ック掛け止め状態を確保する。さらには、吊り天井の布
地は遮音部材に触れることがなく、シール材をゴム系と
しても、その成分が吊り天井の布地にシミを作るような
不具合は全くない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の斜視図、第2図は第1図II−II線断面
図、第3図は本考案を取り付けた状態のクォータピラー
部断面図、第4図は従来の遮音部材とクォータピラーイ
ンナ部を示す斜視図、第5図は第4図V−V線断面図で
ある。 1……クォータピラーアウタ、2……ルーフパネル、3
……ロー付け、4……クォータピラーインナ、5……作
業穴、7……吊り天井、8……フック、10遮音部材、12
……シール材、13……掛け止め部、14……スクリュービ
ス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クォータピラーアウタとルーフパネルとを
    ロー付けするために、クォータピラーインナに開設され
    たアークブレージングの作業穴を閉塞する遮音部材であ
    って、前記作業穴を塞ぐ形状のプレートの片面にスポン
    ジ等のシール材を取り付け、他の片面に吊り天井の端末
    の掛け止め部を形成し、前記シール材を作業穴に向けて
    プレートをクォータピラーインナにビス止めして成る自
    動車ボデーの遮音部材。
JP6064688U 1988-05-10 1988-05-10 自動車ボデーの遮音部材 Expired - Lifetime JPH0611248Y2 (ja)

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JPH01167945U JPH01167945U (ja) 1989-11-27
JPH0611248Y2 true JPH0611248Y2 (ja) 1994-03-23

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