JPH06112013A - 閃亜鉛鉱型窒化ほう素焼結体バリスターの製造法 - Google Patents
閃亜鉛鉱型窒化ほう素焼結体バリスターの製造法Info
- Publication number
- JPH06112013A JPH06112013A JP3349539A JP34953991A JPH06112013A JP H06112013 A JPH06112013 A JP H06112013A JP 3349539 A JP3349539 A JP 3349539A JP 34953991 A JP34953991 A JP 34953991A JP H06112013 A JPH06112013 A JP H06112013A
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- boron nitride
- sintered body
- varistor
- zinc blende
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来のZnOやSiCバリスターなどと比較
し、耐環境特性に優れたz-BN焼結体バリスターの製
造法を提供する。 【構成】 不純物をドープして合成された半導性の閃亜
鉛鉱型窒化ほう素(z-BN)結晶粒子を高温高圧下で焼
結することにより、バリスター特性を有する閃亜鉛鉱型
窒化ほう素多結晶焼結体が得られる。原料となる半導性
のz-BN結晶粒子は、六方晶窒化ほう素等の低圧相窒
化ほう素を触媒を用いて高温高圧下で転換したものであ
る。焼結条件は6〜8GPa、1800〜2100℃、
30分間程度である。得られる半導性z-BN焼結体は
高強度、高熱伝導度を有し、更には耐食性、耐熱性、耐
放射線損傷等の耐環境性に優れているため、宇宙空間、
原子炉内等における用途が期待される。
し、耐環境特性に優れたz-BN焼結体バリスターの製
造法を提供する。 【構成】 不純物をドープして合成された半導性の閃亜
鉛鉱型窒化ほう素(z-BN)結晶粒子を高温高圧下で焼
結することにより、バリスター特性を有する閃亜鉛鉱型
窒化ほう素多結晶焼結体が得られる。原料となる半導性
のz-BN結晶粒子は、六方晶窒化ほう素等の低圧相窒
化ほう素を触媒を用いて高温高圧下で転換したものであ
る。焼結条件は6〜8GPa、1800〜2100℃、
30分間程度である。得られる半導性z-BN焼結体は
高強度、高熱伝導度を有し、更には耐食性、耐熱性、耐
放射線損傷等の耐環境性に優れているため、宇宙空間、
原子炉内等における用途が期待される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバリスター特性を有する
閃亜鉛鉱型窒化ほう素多結晶焼結体の製造法に関する。
閃亜鉛鉱型窒化ほう素多結晶焼結体の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
バリスター特性を有する半導体材料として、ZnO、Si
C、BaTiO3等の焼結体が実用に供せられている。こ
れらの材料の示すバリスター特性は、いずれも粒界相に
形成されている非オーム性領域による特性を反映してい
るが、大電流が印加された際の導電特性は構成粒子の特
性を反映する。このため、バリスター素子の耐熱性、耐
食性等の耐環境特性は、マトリックス及び粒界を形成す
る材料本来の性質に強く依存している。
バリスター特性を有する半導体材料として、ZnO、Si
C、BaTiO3等の焼結体が実用に供せられている。こ
れらの材料の示すバリスター特性は、いずれも粒界相に
形成されている非オーム性領域による特性を反映してい
るが、大電流が印加された際の導電特性は構成粒子の特
性を反映する。このため、バリスター素子の耐熱性、耐
食性等の耐環境特性は、マトリックス及び粒界を形成す
る材料本来の性質に強く依存している。
【0003】一方、立方晶窒化ほう素(h-BN)は、ダ
イヤモンドと同様、大きなバンドギャップを持つ絶縁体
であり、高温高圧下で触媒法により不純物をドープする
と、半導性の閃亜鉛鉱型窒化ほう素(z-BN)に転換さ
れる。この半導性z-BN材料は、高温で使用できる半
導体として、また機械的強度、熱伝導性、化学的安定
性、耐熱性、耐放射線損傷等に優れた材料として期待さ
れている。
イヤモンドと同様、大きなバンドギャップを持つ絶縁体
であり、高温高圧下で触媒法により不純物をドープする
と、半導性の閃亜鉛鉱型窒化ほう素(z-BN)に転換さ
れる。この半導性z-BN材料は、高温で使用できる半
導体として、また機械的強度、熱伝導性、化学的安定
性、耐熱性、耐放射線損傷等に優れた材料として期待さ
れている。
【0004】本発明は、従来のZnOやSiCバリスター
などと比較し、耐環境特性に優れたz-BN焼結体バリ
スターの製造法を提供することを目的とするものであ
る。
などと比較し、耐環境特性に優れたz-BN焼結体バリ
スターの製造法を提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明者等は、z-BN半導体結晶粒子の焼結につ
いて研究を重ねた結果、高温高圧下で触媒法により不純
物をドープして合成した半導性z-BN結晶粒子を、更
に高温高圧下で密閉された容器内で焼結することによ
り、半導性のz-BN粒子は多結晶体化すること、また
これは導電性を示し、結晶粒界の形成に起因したバリス
ター特性を有することを見い出し、ここに本発明を完成
したものである。
め、本発明者等は、z-BN半導体結晶粒子の焼結につ
いて研究を重ねた結果、高温高圧下で触媒法により不純
物をドープして合成した半導性z-BN結晶粒子を、更
に高温高圧下で密閉された容器内で焼結することによ
り、半導性のz-BN粒子は多結晶体化すること、また
これは導電性を示し、結晶粒界の形成に起因したバリス
ター特性を有することを見い出し、ここに本発明を完成
したものである。
【0006】すなわち、本発明は、不純物をドープして
合成された半導性の閃亜鉛鉱型窒化ほう素結晶粒子を高
温高圧下で焼結することにより、バリスター特性を有す
る閃亜鉛鉱型窒化ほう素多結晶焼結体を得ることを特徴
とする閃亜鉛鉱型窒化ほう素焼結体バリスターの製造法
を要旨とするものである。
合成された半導性の閃亜鉛鉱型窒化ほう素結晶粒子を高
温高圧下で焼結することにより、バリスター特性を有す
る閃亜鉛鉱型窒化ほう素多結晶焼結体を得ることを特徴
とする閃亜鉛鉱型窒化ほう素焼結体バリスターの製造法
を要旨とするものである。
【0007】以下に本発明を更に詳細に説明する。
【0008】
【0009】本発明に用いる試料容器は、高温高圧下で
密閉できる構造のものであればよく、その内部に半導性
のz-BN結晶粒子粉末を充填する。この容器の材質
は、高い融点を有し、BNと反応しない金属、例えば、
モリブデン、タンタルなどが用いられる。
密閉できる構造のものであればよく、その内部に半導性
のz-BN結晶粒子粉末を充填する。この容器の材質
は、高い融点を有し、BNと反応しない金属、例えば、
モリブデン、タンタルなどが用いられる。
【0010】原料となる半導性のz-BN結晶粒子は、
六方晶窒化ほう素等の低圧相窒化ほう素を触媒を用いて
高温高圧下で転換したものであり、半導体化するための
ドープ剤の添加は、この際同時に行われる。
六方晶窒化ほう素等の低圧相窒化ほう素を触媒を用いて
高温高圧下で転換したものであり、半導体化するための
ドープ剤の添加は、この際同時に行われる。
【0011】触媒としては、窒化ほう素と共融関係にあ
るアルカリ金属、アルカリ土類金属又はこれらの窒化
物、ほう化物が使用される。また、ドープ剤としては、
ベリリウムなどを用いることにより、z-BN結晶粒子
はp型半導体となる。ベリリウムのドープ量は2000
ppm程度を標準とすればよい。
るアルカリ金属、アルカリ土類金属又はこれらの窒化
物、ほう化物が使用される。また、ドープ剤としては、
ベリリウムなどを用いることにより、z-BN結晶粒子
はp型半導体となる。ベリリウムのドープ量は2000
ppm程度を標準とすればよい。
【0012】合成された半導性z-BN結晶粒は、化学
処理により精製され、高圧焼結処理が施される。この際
の焼結条件は6〜8GPa、1800〜2100℃、3
0分間程度である。この条件は、六方晶窒化ほう素(h-
BN)が無触媒でz-BNに直接転換する条件であるが、
より低圧、低温の条件で触媒(例えば、ほう窒化マグネ
シウム)を用いて半導性z-BN結晶粒子を焼結した場合
においても、粒界に非オーミック層が形成されれば、得
られるz−BN多結晶体はバリスター特性を示す。
処理により精製され、高圧焼結処理が施される。この際
の焼結条件は6〜8GPa、1800〜2100℃、3
0分間程度である。この条件は、六方晶窒化ほう素(h-
BN)が無触媒でz-BNに直接転換する条件であるが、
より低圧、低温の条件で触媒(例えば、ほう窒化マグネ
シウム)を用いて半導性z-BN結晶粒子を焼結した場合
においても、粒界に非オーミック層が形成されれば、得
られるz−BN多結晶体はバリスター特性を示す。
【0013】本発明で作成されるz-BN焼結体のバリ
スター特性は、ドープ剤の添加量、z-BN結晶粒子の
焼結条件、並びに焼結後の熱処理等に依存するため、こ
れらの条件を最適化することにより所望の特性に制御す
ることが可能である。
スター特性は、ドープ剤の添加量、z-BN結晶粒子の
焼結条件、並びに焼結後の熱処理等に依存するため、こ
れらの条件を最適化することにより所望の特性に制御す
ることが可能である。
【0014】次に本発明の実施例を示す。
【0015】
【実施例】ほう窒化リチウムを触媒として、六方晶窒化
ほう素を閃亜鉛鉱型窒化ほう素に高温高圧下(5GPa、
1700℃)で転換する際に、ベリリウムを不純物とし
て1〜5wt%添加し、半導性z-BN結晶粒子(5〜40
μm)を合成した。このz-BN結晶粒子を化学処理によ
り精製した後、Taフォイルに封入し、7.7GPa、2
100℃、30minの条件下で焼結した。得られたz−
BN多結晶体の電流電圧特性(I−V特性)は、図1及び
図2に示すように、対称で、室温における比抵抗〜10
4Ωcm、非オーム性指数α=4〜8程度のバリスター特
性を示した。
ほう素を閃亜鉛鉱型窒化ほう素に高温高圧下(5GPa、
1700℃)で転換する際に、ベリリウムを不純物とし
て1〜5wt%添加し、半導性z-BN結晶粒子(5〜40
μm)を合成した。このz-BN結晶粒子を化学処理によ
り精製した後、Taフォイルに封入し、7.7GPa、2
100℃、30minの条件下で焼結した。得られたz−
BN多結晶体の電流電圧特性(I−V特性)は、図1及び
図2に示すように、対称で、室温における比抵抗〜10
4Ωcm、非オーム性指数α=4〜8程度のバリスター特
性を示した。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バリスター特性を有する半導性z-BN焼結体が得ら
れ、この半導性z-BN焼結体は高強度、高熱伝導度を
有し、更には耐食性、耐熱性、耐放射線損傷等の耐環境
性に優れているため、宇宙空間、原子炉内等における用
途が期待される。
バリスター特性を有する半導性z-BN焼結体が得ら
れ、この半導性z-BN焼結体は高強度、高熱伝導度を
有し、更には耐食性、耐熱性、耐放射線損傷等の耐環境
性に優れているため、宇宙空間、原子炉内等における用
途が期待される。
【図1】実施例で得られたz-BN多結晶体のオーミッ
ク領域における電流電圧特性(I−V特性)を示す図であ
る。
ク領域における電流電圧特性(I−V特性)を示す図であ
る。
【図2】実施例で得られたz-BN多結晶体のバリスタ
ー特性を示す領域における電流電圧特性(I−V特性)を
示す図である。
ー特性を示す領域における電流電圧特性(I−V特性)を
示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 不純物をドープして合成された半導性の
閃亜鉛鉱型窒化ほう素結晶粒子を高温高圧下で焼結する
ことにより、バリスター特性を有する閃亜鉛鉱型窒化ほ
う素多結晶焼結体を得ることを特徴とする閃亜鉛鉱型窒
化ほう素焼結体バリスターの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3349539A JP2725733B2 (ja) | 1991-12-07 | 1991-12-07 | 閃亜鉛鉱型窒化ほう素焼結体バリスターの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3349539A JP2725733B2 (ja) | 1991-12-07 | 1991-12-07 | 閃亜鉛鉱型窒化ほう素焼結体バリスターの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06112013A true JPH06112013A (ja) | 1994-04-22 |
| JP2725733B2 JP2725733B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=18404409
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3349539A Expired - Lifetime JP2725733B2 (ja) | 1991-12-07 | 1991-12-07 | 閃亜鉛鉱型窒化ほう素焼結体バリスターの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2725733B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106548840A (zh) * | 2015-09-18 | 2017-03-29 | 华中科技大学 | 一种叠层片式ZnO压敏电阻器及其制备方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53102900A (en) * | 1977-02-21 | 1978-09-07 | Hitachi Ltd | Preparation of cubic bn |
| JPH0372940A (ja) * | 1989-08-14 | 1991-03-28 | Natl Inst For Res In Inorg Mater | 立方晶窒化ほう素の製造法 |
-
1991
- 1991-12-07 JP JP3349539A patent/JP2725733B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53102900A (en) * | 1977-02-21 | 1978-09-07 | Hitachi Ltd | Preparation of cubic bn |
| JPH0372940A (ja) * | 1989-08-14 | 1991-03-28 | Natl Inst For Res In Inorg Mater | 立方晶窒化ほう素の製造法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106548840A (zh) * | 2015-09-18 | 2017-03-29 | 华中科技大学 | 一种叠层片式ZnO压敏电阻器及其制备方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2725733B2 (ja) | 1998-03-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |