JPH0611174A - 空気調和装置の運転制御装置 - Google Patents

空気調和装置の運転制御装置

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JPH0611174A
JPH0611174A JP4169015A JP16901592A JPH0611174A JP H0611174 A JPH0611174 A JP H0611174A JP 4169015 A JP4169015 A JP 4169015A JP 16901592 A JP16901592 A JP 16901592A JP H0611174 A JPH0611174 A JP H0611174A
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Tetsuya Sumida
哲也 隅田
Masaaki Takegami
雅章 竹上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高負荷時に凝縮温度を上限セット値に近付ける
ようにして空調能力を向上させる。 【構成】圧縮機(1) の容量を空調負荷に対応して制御す
る容量制御手段(11)と、上記冷媒回路(9) の凝縮温度T
を検出する外熱交センサ(Thc) とが設けられている。そ
して、該凝縮温度Tが予め設定された上限セット値Tsu
より上昇すると、該凝縮温度Tが上限セット値Tsuより
低下するまで上記圧縮機(1) の周波数ステップNを低下
させる容量低減手段(12)が設けられている。加えて、上
記凝縮温度Tが上限セット値Tsuより低下し、該凝縮温
度Tが、上限セット値Tsuと下限セット値Tsdとの間の
温度範囲内にあると、上記周波数ステップNを所定時間
毎に上昇可能にする上昇許可手段(13)が設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和装置の運転制
御装置に関し、特に、圧縮機の容量制御対策に係るもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気調和装置には、特開昭6
0−152853号公報に開示されているように、イン
バータにより容量制御される圧縮機と、四路切換弁と、
室外熱交換器と、電動膨脹弁と、室内熱交換器とが順に
接続され、室内温度と設定温度との差温に基いて上記イ
ンバータの周波数を制御して圧縮機の容量を増減制御す
るようにしているものがある。
【0003】そして、上記圧縮機の高負荷時において、
凝縮温度が所定値になると、上記圧縮機の容量を段階的
に低下させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した空気調和装置
において、圧縮機の容量、つまり、圧縮機の周波数ステ
ップNは、図6に示すように、例えば、冷房運転時にお
ける室外熱交換器の凝縮温度Tが63℃の上限セット値
Tsuになると、該上限セット値Tsuより低下するまで段
階的に低下させる(低下ゾーンX1)。そして、上記凝縮
温度Tが60℃の下限セット値Tsdより低下するまで周
波数ステップNをそのままに保持し(無変化ゾーンX
2)、該周波数ステップNのハンチングを防止するよう
にしている。
【0005】しかしながら、上記容量制御においては、
凝縮温度Tが上限セット値Tsuと下限セット値Tsdとの
間にある場合、負荷が高いにも拘らず、周波数ステップ
Nが一定の無変化ゾーンX2が存するので、冷房等の空調
能力が低く、空調能力を有効に発揮させることができな
いという問題があった。
【0006】本発明は、斯かる点に鑑みてなされたもの
で、高負荷時に凝縮圧力相当飽和温度を所定値に近付け
るようにして空調能力を向上させることを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明が講じた手段は、高負荷時に凝縮圧力相当
飽和温度が上限セット値に近接するように圧縮機の容量
を上昇可能にしたものである。
【0008】具体的に、図1に示すように、請求項1に
係る発明が講じた手段は、先ず、容量可変の圧縮機(1)
と、熱源側熱交換器(3) と、膨脹機構(5) と、利用側熱
交換器(6) とが順に接続されてなる冷媒回路(9) を備え
た空気調和装置を前提としている。
【0009】そして、上記圧縮機(1) の容量を空調負荷
に対応して制御する容量制御手段(11)が設けられると共
に、上記冷媒回路(9) における凝縮圧力相当飽和温度を
検出する飽和温度検出手段(Thc, The)が設けられてい
る。更に、該飽和温度検出手段(Thc, The)が検出した凝
縮圧力相当飽和温度が予め設定された上限セット値より
上昇すると、該凝縮圧力相当飽和温度が上限セット値よ
り低下するまで上記圧縮機(1) の容量を低下させる低下
信号を上記容量制御手段(11)に出力する容量低減手段(1
2)が設けられている。加えて、上記飽和温度検出手段(T
hc, The)が検出した凝縮圧力相当飽和温度が上限セット
値より低下すると、該凝縮圧力相当飽和温度が、上記上
限セット値になるまで圧縮機(1) の容量を所定時間毎に
上昇可能にする許可信号を上記容量制御手段(11)に出力
する上昇許可手段(13)が設けられた構成としている。
【0010】また、請求項2に係る発明が講じた手段
は、上記請求項1の発明における上昇許可手段(13)は、
凝縮圧力相当飽和温度が、上限セット値と該上限セット
値に対して所定の温度を存して予め設定された下限セッ
ト値との温度範囲内にあると、許可信号を出力するよう
に構成されていたものである。
【0011】
【作用】上記の構成により、請求項1に係る発明では、
先ず、冷媒回路(9) においては、例えば、熱源側熱交換
器(3) で凝縮して液化した液冷媒が膨脹機構(5) で減圧
された後、利用側熱交換器(6) で蒸発して圧縮機(1) に
戻ることとなる。この空調運転時において、容量制御手
段(11)は、空調負荷に対応して圧縮機(1) の容量を制御
しており、例えば、圧縮機(1) の吐出冷媒温度が最適値
になるように、圧縮機(1) の容量を制御している。ま
た、飽和温度検出手段(Thc, The)が、冷媒回路(9) の凝
縮圧力相当飽和温度を検出しており、この凝縮圧力相当
飽和温度が上限セット値になると、容量低減手段(12)が
低下信号を容量制御手段(11)に出力することになり、該
容量制御手段(11)が圧縮機(1) の容量を低下させること
になる。
【0012】その後、上記凝縮圧力相当飽和温度が上限
セット値より低下すると、上昇許可手段(13)が圧縮機
(1) の容量を上昇させる許可信号を上記容量制御手段(1
1)に出力することになる。具体的には、請求項2に係る
発明では、凝縮圧力相当飽和温度が上限セット値と下限
セット値との間にある場合に許可信号を出力することに
なる。この許可信号によって、容量制御手段(11)は、凝
縮圧力相当飽和温度が上限セット値になるように所定時
間毎に空調負荷に応じて圧縮機(1) の容量を上昇させる
ことになる。
【0013】
【発明の効果】従って、請求項1に係る発明によれば、
凝縮圧力相当飽和温度が上限セット値より上昇した後、
該上限セット値より低下すると、該凝縮圧力相当飽和温
度が上限セット値になるまで圧縮機(1) の容量を上昇可
能にしたために、冷房等の空調負荷に対応して圧縮機
(1) の容量を増大することができるので、空調負荷に応
じた空調能力を有効に発揮させることができる。この結
果、従来のように圧縮機(1) の容量を一定にした場合に
比して空調能力の向上を図ることができる。
【0014】また、請求項2に係る発明によれば、上記
凝縮圧力相当飽和温度が上限セット値と下限セット値と
の間でのみ圧縮機(1) の容量を上昇可能にしたために、
高負荷時に確実に空調能力を発揮させることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図2は、本発明を適用した空気調和装置の
冷媒配管系統を示し、一台の室外ユニット(A) に対して
一台の室内ユニット(B) が接続されたいわゆるセパレー
トタイプのものである。
【0016】上記室外ユニット(A) には、インバータに
より運転周波数を可変に調節されるスクロールタイプの
圧縮機(1) と、冷房運転時には図中実線のごとく、暖房
運転時には図中破線のごとく切換わる四路切換弁(2)
と、冷房運転時には凝縮器として、暖房運転時には蒸発
器として機能する熱源側熱交換器である室外熱交換器
(3) と、冷媒を減圧するための減圧部(20)とが主要機器
として配置されている。また、室内ユニット(B) には、
冷房運転時には蒸発器として、暖房運転時には凝縮器と
して機能する利用側熱交換器である室内熱交換器(6) が
配置されている。そして、上記圧縮機(1) と四路切換弁
(2) と室外側熱交換器(3) と減圧部(20)と室内側熱交換
器(6) とは、配管(8) により順次接続され、冷媒の循環
により熱移動を生ぜしめるようにした冷媒回路(9) が構
成されている。
【0017】ここで、上記減圧部(20)は、ブリッジ状の
整流回路(8a)と、該整流回路(8a)における一対の接続点
(P, Q)に接続された共通路(8a)とを備え、該共通路(8a)
には、液冷媒を貯溜するためのレシーバ(4) と、室外熱
交換器(3) の補助熱交換器(3a)と、液冷媒の減圧機能及
び流量調節機能を有する膨脹機構である電動膨張弁(5)
とが直列に配置されている。そして、上記整流回路(8a)
における他の一対の接続点(R, S)には、室外熱交換器
(3) 側の配管(8) と室内熱交換器(6) 側の配管(8) とが
接続されている。更に、上記整流回路(8a)は、上記共通
路(8a)の上流側接続点(P) と室外熱交換器(3) 側の接続
点(S) とを繋ぎ外熱交換器(3) からレシーバ(4) への冷
媒流通のみを許容する第1逆止弁(D1)を備えた第1流入
路(8b1) と、上記共通路(8a)の上流側接続点(P) と室内
熱交換器(6) 側の接続点(R) とを繋ぎ室内熱交換器(6)
からレシーバ(4) への冷媒流通のみを許容する第2逆止
弁(D2)を備えた第2流入路(8b2) と、上記共通路(8a)の
下流側接続点(Q) と室内熱交換器(6) 側の接続点(R) と
を繋ぎ電動膨張弁(5) から室内熱交換器(6) への冷媒流
通のみを許容する第3逆止弁(D3)を備えた第1流出路(8
c1) と、上記共通路(8a)の下流側接続点(Q) と、室外熱
交換器(3) 側の接続点(S) とを繋ぎ電動膨張弁(5) から
室外熱交換器(3) への冷媒流通のみを許容する第4逆止
弁(D4)を備えた第2流出路(8c2) とが設けられている。
【0018】また、上記整流回路(8a)における共通路(8
a)の両接続点(P, Q)の間には、キャピラリチューブ(C)
を介設してなる液封防止バイパス路(8f)が設けられて、
該液封防止バイパス路(8f)により、圧縮機(1) の停止時
における液封を防止する一方、上記レシーバ(4) の上部
と共通路(8a)の下流側との間には、開閉弁(SV)を備えた
ガス抜き路(4a)が接続されている。尚、上記キャピラリ
チューブ(C) の減圧度は電動膨張弁(5) よりも十分大き
くなるように設定されていて、通常運転時における電動
膨張弁(5) による冷媒流量調節機能を良好に維持しうる
ようになされている。また、(F1 〜 F5)は、冷媒中の塵
埃を除去するためのフィルタ、(ER)は、圧縮機(1) の運
転音を低減させるための消音器である。
【0019】更に、上記空気調和装置にはセンサ類が設
けられていて、 (Thd)は、圧縮機(1) の吐出管に配置さ
れて吐出管温度Tdを検出する吐出管センサ、 (Tha)は、
室外ユニット(A) の空気吸込口に配置されて外気温度で
ある吸込空気温度Taを検出する室外吸込センサ、 (Thc)
は、室外熱交換器(3) に配置されて、冷房運転時には凝
縮圧力相当飽和温度である凝縮温度となり、暖房運転時
には蒸発温度となる外熱交温度Tcを検出する外熱交セン
サ(飽和温度検出手段)、 (Thr)は、室内ユニット(B)
の空気吸込口に配置されて室内温度である吸込空気温度
Trを検出する室内吸込センサ、 (The)は、室内熱交換器
(6) に配置されて、冷房運転時には蒸発温度となり、暖
房運転時には凝縮圧力相当飽和温度である凝縮温度とな
る内熱交温度Teを検出する内熱交センサ(飽和温度検出
手段)、 (HPS)は、高圧冷媒圧力を検出して、該高圧冷
媒圧力の過上昇によりオンとなって高圧信号を出力する
高圧圧力スイッチ、 (LPS)は、低圧冷媒圧力を検出し
て、該低圧冷媒圧力の過低下によりオンとなって低圧信
号を出力する低圧圧力スイッチである。そして、上記各
センサ(Thd, 〜 ,The)及び各スイッチ(HPS, LPS)の出力
信号は、コントローラ(10)に入力されており、該コント
ローラ(10)は、入力信号に基づいて空調運転を制御する
ように構成されている。
【0020】上述した冷媒回路(9) において、冷房運転
時には、室外熱交換器(3) で凝縮して液化した液冷媒が
第1流入路(8b1) から流入し、第1逆止弁(D1)を経てレ
シーバ(4) に貯溜され、電動膨張弁(5) で減圧された
後、第1流出路(8c1) を経て室内熱交換器(6) で蒸発し
て圧縮機(1) に戻る循環となる一方、暖房運転時には、
室内熱交換器(6) で凝縮して液化した液冷媒が第2流入
路(8b2) から流入し、第2逆止弁(D2)を経てレシーバ
(4) に貯溜され、電動膨張弁(5) で減圧された後、第2
流出路(8c2) を経て室外熱交換器(3) で蒸発して圧縮機
(1) に戻る循環となる。
【0021】一方、上記コントローラ(10)には、圧縮機
(1) の容量制御手段(11)が設けられると共に、本発明の
特徴として、高負荷時に圧縮機(1) の容量を制御するた
めの容量低減手段(12)と上昇許可手段(13)とが設けられ
ている。上記容量制御手段(11)は、インバータの運転周
波数を零から最大周波数まで20ステップNに区分し
て、各ステップNを吐出管温度Tdに基いて設定して圧縮
機(1) の容量を制御するように構成されている。
【0022】一方、上記容量低減手段(12)は、外熱交セ
ンサ(Thc) 又は内熱交センサ(The)が検出する凝縮温度
Tが予め設定された上限セット値Tsu(例えば、63
℃)より上昇すると、該凝縮温度Tが上限セット値Tsu
より低下するまで周波数ステップNを低下させる低下信
号を上記容量制御手段(11)に出力するように構成されて
いる。また、上記上昇許可手段(13)は、凝縮温度Tが、
上限セット値Tsuより低下して上限セット値Tsuと該上
限セット値Tsuに対して所定温度を存して予め設定され
た下限セット値Tsd(例えば、60℃)との間にある
と、凝縮温度Tが上限セット値Tsuになるまで圧縮機
(1) の周波数ステップNを所定時間毎に上昇可能にする
許可信号を上記容量制御手段(11)に出力するように構成
されている。
【0023】次に、上記圧縮機(1) における周波数ステ
ップNの制御動作について、図3及び図4の制御フロー
に基づき説明する。先ず、図3に示す容量制御手段(11)
の制御動作を冷房運転時について説明すると、ステップ
ST1において、圧縮機(1) の周波数が一致しているか否
かを判定し、一致していない場合には、そのままリター
ンする一方、一致している場合には、ステップST2に移
り、周波数ステップNを最大にする最大フラグFD1がセ
ットされているか否かを判定し、最大フラグFD1がセッ
トされている場合には、そのままリターンする一方、最
大フラグFD1がセットされていない場合には、ステップ
ST3に移り、周波数ステップNの上下限制御用変数dN2
が零か否かを判定し、該上下限制御用変数dN2が零でな
い場合には、該ステップST3からステップST4に移るこ
とになる。
【0024】該ステップST4において、上記上下限制御
用変数dN2が零より小さいか否かを判定し、該上下限制
御用変数dN2が零より小さい場合、ステップST5に移
り、Hz制御用変数dNxを上下限制御用変数dN2に設定
し、ステップST6に移り、該Hz制御用変数dNxにより圧
縮機(1) の周波数ステップNを制御した後、ステップST
7に移り、垂下用タイマT19が5分以上になったか否か
を判定し、該垂下用タイマT19が5分になるまでそのま
まリターンする一方、垂下用タイマT19が5分になって
いると、上記ステップST7からステップST8に移り、該
垂下用タイマT19をリセットしてリターンすることにな
る。
【0025】また、上記ステップST4において、上記上
下限制御用変数dN2が零より大きい場合、ステップST9
に移り、下限制御時のスピード用カウンタC8を加算した
後、ステップST10に移り、該スピード用カウンタC8が動
作制御用フラグX7に2を乗算した値になったか否かを判
定し、該スピード用カウンタC8が所定値になると、上記
ステップST10からステップST11に移り、スピード用カウ
ンタC8をリセットして上記ステップST5に移り、上述し
たようにHz制御用変数dNxにより圧縮機(1) の周波数ス
テップNを制御することになる。
【0026】また、上記ステップST3で上下限制御用変
数dN2が零である場合、また、上記ステップST10でスピ
ード用カウンタC8が所定値になるまで、ステップST12に
移り、凝縮温度Tの上昇時などの第1計算用変数dNyを
最小値にセットしてステップST13に移り、該第1計算用
変数dNyが零であるか否かを判定し、第1計算用変数d
Nyが零でない場合には、ステップST14に移り、該第1計
算用変数dNyに基づいてHz制御用変数dNxを決定して上
記ステップST6に移り、上述したようにHz制御用変数d
Nxにより圧縮機(1) の周波数ステップNを制御すること
になる。
【0027】一方、上記ステップST13で第1計算用変数
dNyが零である場合には、ステップST16に移り、P.I.D.
演算等の第2計算用変数dNzが零か否かを判定し、第2
計算用変数dNzが零でない場合には、ステップST17に移
り、該第2計算用変数dNzに基づいてHz制御用変数dNx
を決定して上記ステップST6に移り、上述したようにこ
のHz制御用変数dNxにより圧縮機(1) の周波数ステップ
Nを制御することになる。
【0028】更に、上記ステップST16で第2計算用変数
dNzが零である場合には、ステップST18に移り、Hz制御
用カウンタC9を加算してステップST19に移り、該Hz制御
用カウンタC9が動作制御用フラグX7に3を加算した値に
なったか否かを判定し、該Hz制御用カウンタC9スが所定
値になまでそのままの状態で上記ステップST7に移るこ
とになる。
【0029】一方、上記ステップST19でHz制御用カウン
タC9が動作制御用フラグX7に3を加算した値になると、
ステップST20に移り、該Hz制御用カウンタC9をリセット
した後、ステップST21に移り、上昇制御用変数dN9が零
か否かを判定し、該上昇制御用変数dN9が零でない場合
には、該ステップST21からステップST22に移り、上昇制
御用変数dN9をHz制御用変数dNxに設定して上記ステッ
プST6に移り、圧縮機(1) を制御し、また、上記上昇制
御用変数dN9が零である場合には、上記ステップST21か
ら上記ステップST7に移り、周波数ステップNをそのま
まで圧縮機(1)を制御することになる。そして、上記上
昇制御用変数dN9は、空調負荷である室内の吸込空気温
度Trなどに基づき負荷が大きいと“1”にセットされる
ようになっている。このように上記容量制御手段(11)
は、各種の条件に基づいて圧縮機(1) の周波数ステップ
Nを制御している。
【0030】一方、上記空調運転時において、例えば、
冷房運転時において、外熱交センサ(Thc) が凝縮温度T
を検出しており、本発明の特徴とする図4の凝縮温度制
御ルーチンを10秒毎に実行することになる。そこで、
この制御ルーチンについて説明すると、先ず、ステップ
ST31において、容量低減手段(12)は、凝縮温度Tが上限
セット値Tsu(例えば、63℃)以上になったか否かを
判定しており、該凝縮温度Tが上限セット値Tsuになる
まで空調負荷が小さいので、判定がNOとなり、ステッ
プST32に移り、Tc制御用タイマT8をリセットしてステッ
プST33に移り、凝縮温度Tが下限セット値Tsd(例え
ば、60℃)より小さく且つ動作制御用フラグX7が“1
2”にセットされているか否かを判定する。
【0031】このステップST33において、凝縮温度Tが
下限セット値Tsdより小さく且つ動作制御用フラグX7が
“12”にセットされている場合は、凝縮温度Tが一旦上
限セット値Tsuより上昇していたときであるので、判定
がYESとなってステップST34に移り、上記動作制御用
フラグX7をリセットしてリターンする一方、凝縮温度T
が下限セット値Tsdより小さく且つ動作制御用フラグX7
が“12”にセットされていない場合は、通常制御である
ので、ステップST33からそのままリターンすることにな
る。
【0032】一方、上記ステップST31において、凝縮温
度Tが上限セット値Tsuより上昇すると、該凝縮温度T
の上昇を容量低減手段(12)が判定し、該ステップST31の
判定がYESとなってステップST35に移り、Tc制御用タ
イマT8が零か否かを判定し、凝縮温度Tの上昇初期にお
いてはTc制御用タイマT8が零に設定されているので(ス
テップST34参照)、判定がYESとなってステップST36
に移り、該Tc制御用タイマT8をスタートさせる。
【0033】その後、ステップST37に移り、上記Tc制御
用タイマT8が30秒を計数したか否かを判定し、該Tc制
御用タイマT8が30秒を計数するまで、そのままの状態
でリターンすることになる。続いて、上記ステップST37
において、Tc制御用タイマT8が30秒を計数すると、判
定がYESとなってステップST39に移り、圧縮機(1)の
周波数ステップNが最低周波数ステップNminであるか否
かを判定し、該周波数ステップNが最低周波数ステップ
Nminでない場合には、判定がYESとなってステップST
39に移り、Tc上昇変数dN4を“-1”に設定してステップ
ST40に移り、Tc制御用タイマT8をリセットしてステップ
ST41に移り、動作制御用フラグX7を“12”に設定してリ
ターンし、上記凝縮温度Tが上限セット値Tsuより低下
するまで上述の動作を繰返すことになる。
【0034】つまり、図5に示すように、上記凝縮温度
Tが上限セット値Tsuより上昇すると、容量低減手段(1
2)が容量制御手段(11)に低下信号を出力し、ステップST
39においてTc上昇変数dN4が“-1”に設定され、上記図
3に示す制御フローのステップST12において、第1計算
用変数dNyが“-1”に設定され、該第1計算用変数dNy
に基づいてステップST17及びステップST6でHz制御用変
数dNxが設定されて周波数ステップNを段階的に低下さ
せる(低下ゾーンX1参照)。
【0035】その後、上記凝縮温度Tが上限セット値T
suより低下すると、上記ステップST31の判定がNOとな
り、上記ステップST32に移り、上述の動作を繰返すこと
になるが、上記凝縮温度Tが下限セット値Tsdより低下
するまで動作制御用フラグX7が“12”に設定されたまま
でリターンすることになる。つまり、図5に示すよう
に、上記凝縮温度Tが下限セット値Tsdをより低下する
と、上昇許可手段(13)が容量制御手段(11)に許可信号を
出力して動作制御用フラグX7を“12”に設定することに
なり、この動作制御用フラグX7の設定により、図3のス
テップST19において、Hz制御用カウンタC9が“15”にな
ったか否かを判定することになり、図3の制御フローを
10秒毎に繰返すことから、150秒毎にステップST21
の判定を行うことになる。そして、上記凝縮温度Tが高
いということは、冷房負荷が高いときであり、上昇制御
用変数dN9がセットされ、上記ステップST22及びステッ
プST6において、Hz制御用変数dNxが上昇制御用変数d
N9に基づいて設定され、圧縮機(1) の周波数ステップN
が150秒毎に段階的に上昇することになりる(上昇ゾ
ーンX3参照)。
【0036】尚、この上昇ゾーンX3において、冷房負荷
が低下した場合には、圧縮機(1) の周波数ステップNを
低下させる一方、上記ステップST31からステップST34の
動作を行い、容量制御手段(11)が通常制御に戻り、圧縮
機(1) の周波数ステップNを低下させることになる。ま
た、上記ステップST38において、上記周波数ステップN
が最低周波数ステップNminである場合には、判定がNO
となってステップST42に移り、Tc制御用タイマT8が90
秒を計数するまでそのままリターンする一方、90秒を
計数すると、上記ステップST42からステップST43に移
り、周波数OFF回路の処理を行った後、ステップST44
に移り、サーモオフの処理を行い、メインルーチンにリ
ターンすることになる。また、暖房運転時においても上
述した冷房運転時と同様に制御され、その際、凝縮温度
Tは内熱交センサ(The) が検出する室内熱交換器(6) の
温度である。
【0037】従って、上記本実施例によれば、凝縮温度
Tが上限セット値Tsuより上昇した後、該上限セット値
Tsuより低下すると、該凝縮温度Tが上限セット値Tsu
になるように周波数ステップNを段階的に上昇可能にし
たために、冷房等の空調負荷に対応して周波数ステップ
Nを上昇することができるので、空調負荷に応じて空調
能力を発揮させることができる。この結果、従来のよう
に周波数ステップNが一定にした場合に比して空調能力
の向上を図ることができる。
【0038】また、上記上限セット値Tsuと下限セット
値Tsdとの間でのみ周波数ステップNを上昇可能にした
ために、高負荷時に確実に空調能力を発揮させることが
できる。
【0039】尚、上記実施例においては、セパレートタ
イプの空気調和装置について説明したが、本発明は、各
種の空気調和装置に適用できることは勿論である。ま
た、飽和温度検出手段は、外熱交センサ(Thc) 又は内熱
交センサ(The) に限られず、圧力センサなどであっても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】空気調和装置の冷媒配管系統を示す冷媒回路図
である。
【図3】周波数ステップの制御フロー図である。
【図4】凝縮温度の制御フロー図である。
【図5】凝縮温度と周波数ステップとの特性図である。
【図6】従来の凝縮温度と周波数ステップとの特性図で
ある。
【符号の説明】
1 圧縮機 3 室外熱交換器(熱源側熱交換器) 5 電動膨脹弁(膨脹機構) 6 室内熱交換器(利用側熱交換器) 9 冷媒回路 10 コントローラ 11 容量制御手段 12 容量低減手段 13 上昇許可手段 Thc 外熱交センサ(飽和温度検出手段) The 内熱交センサ(飽和温度検出手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容量可変の圧縮機(1) と、熱源側熱交換
    器(3) と、膨脹機構(5) と、利用側熱交換器(6) とが順
    に接続されてなる冷媒回路(9) を備えた空気調和装置に
    おいて、 上記圧縮機(1) の容量を空調負荷に対応して制御する容
    量制御手段(11)と、 上記冷媒回路(9) における凝縮圧力相当飽和温度を検出
    する飽和温度検出手段(Thc, The)と、 該飽和温度検出手段(Thc, The)が検出した凝縮圧力相当
    飽和温度が予め設定された上限セット値より上昇する
    と、該凝縮圧力相当飽和温度が上限セット値より低下す
    るまで上記圧縮機(1) の容量を低下させる低下信号を上
    記容量制御手段(11)に出力する容量低減手段(12)と、 上記飽和温度検出手段(Thc, The)が検出した凝縮圧力相
    当飽和温度が上限セット値より低下すると、該凝縮圧力
    相当飽和温度が、上記上限セット値になるまで圧縮機
    (1) の容量を所定時間毎に上昇可能にする許可信号を上
    記容量制御手段(11)に出力する上昇許可手段(13)とを備
    えていることを特徴とする空気調和装置の運転制御装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の空気調和装置の運転制御
    装置において、上昇許可手段(13)は、凝縮圧力相当飽和
    温度が、上限セット値と該上限セット値に対して所定の
    温度を存して予め設定された下限セット値との温度範囲
    内にあると、許可信号を出力するように構成されている
    ことを特徴とする空気調和装置の運転制御装置。
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