JP2917683B2 - 空気調和装置の運転制御装置 - Google Patents

空気調和装置の運転制御装置

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JP2917683B2
JP2917683B2 JP4174300A JP17430092A JP2917683B2 JP 2917683 B2 JP2917683 B2 JP 2917683B2 JP 4174300 A JP4174300 A JP 4174300A JP 17430092 A JP17430092 A JP 17430092A JP 2917683 B2 JP2917683 B2 JP 2917683B2
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Japan
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compressor
capacity
temperature
signal
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正美 堀内
武夫 植野
世紀 井上
賢治 宮田
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Kogyo Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2500/00Problems to be solved
    • F25B2500/26Problems to be solved characterised by the startup of the refrigeration cycle
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/02Compressor control
    • F25B2600/021Inverters therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

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  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和装置の運転制
御装置に関し、特に、起動時における圧縮機の制御対策
に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気調和装置には、特開昭6
0−152853号公報に開示されているように、イン
バータにより容量制御される圧縮機と、四路切換弁と、
室外熱交換器と、電動膨脹弁と、室内熱交換器とが順に
接続され、室内温度と設定温度との差温に基いて上記イ
ンバータの周波数を制御して圧縮機の容量を増減制御す
るようにしているものがある。
【0003】そして、例えば、暖房運転の起動時におい
ては、室内温度が設定温度より所定温度以上に低い場合
には、圧縮機の容量を大きくして急速暖房運転を行う一
方、上記室内温度が設定温度に近接している場合には、
圧縮機の容量を中間値に設定して起動するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した空気調和装置
において、起動後は、高圧圧力開閉器の開閉状態や凝縮
温度などによって過負荷状態か否かを判定し、上記圧縮
機の運転周波数を決定するようにしている。
【0005】しかしながら、この圧縮機の制御では、起
動後の冷媒状態によって過負荷を判定しているのみであ
って、起動時は一定の制御を行うのみであった。従っ
て、起動時に冷媒が圧縮機に溜っている状態で圧縮機の
容量を大きくすると、液冷媒がフォーミングを起こして
油上りが生ずるという問題がある。また、過負荷条件で
圧縮機の容量を大きくすると、高圧圧力が上昇して保護
装置が作動し、連続運転を行うことができないという問
題がある。
【0006】一方、上記各条件を充足するように1の制
御で起動させるようにすると、正常時における起動制御
に長時間を要し、通常制御への移行が遅延するという問
題がある。
【0007】本発明は、斯かる点に鑑みてなされたもの
で、圧縮機の起動時の状態によって起動パターンを変え
ることにより、円滑な起動を確保することを目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明が講じた手段は、通常起動を初め、複数の
起動パターンを設定し、該起動パターンを選択するよう
にしたものである。
【0009】具体的に、請求項1に係る発明が講じた手
段は、図1に示すように、先ず、容量可変の圧縮機(1)
と、熱源側熱交換器(3) と、膨脹機構(5) と、利用側熱
交換器(6) とが順に接続されてなる冷媒回路(9) を備え
た空気調和装置を前提としている。
【0010】そして、上記圧縮機(1) の吐出側の冷媒温
度を検出する吐出温度検出手段(Thd) が設けられてい
る。更に、上記圧縮機(1) の容量を空調負荷に応じて制
御する容量制御手段(11)と、上記吐出温度検出手段(Th
d) の温度信号を受けて圧縮機(1) に冷媒が貯溜した寝
込み状態か否かを判定し、上記冷媒温度が所定温度以下
であると寝込み信号を、所定温度より高いと正常信号を
出力する寝込み判別手段(12)が設けられている。
【0011】加えて、該寝込み判別手段(12)が正常信号
を出力すると、起動時から所定時が経過するまで上記圧
縮機(1) の起動最低容量と起動最大容量とを予め設定さ
れた下限値と上限値とに制限すると共に、起動時から所
定時が経過するまで上記圧縮機(1) の容量を起動最低容
量から所定の変動速度で増大させる制限信号を上記容量
制御手段(11)に出力する通常起動手段(17)が設けられて
いる。
【0012】その上、上記寝込み判別手段(12)が寝込み
信号を出力すると、起動時から所定時が経過するまで上
記圧縮機(1) の起動最低容量を上記通常起動手段(17)と
同じ下限値に制限すると共に、起動最大容量を上記通常
起動手段(17)よりも低い低上限値に制限すると共に、起
動時から所定時が経過するまで上記圧縮機(1) の容量を
通常起動手段(17)より遅い変動速度で増大させる制限信
号を上記容量制御手段(11)に出力する寝込み起動手段(1
8)が設けられている。
【0013】また、請求項2に係る発明が講じた手段
は、図2に示すように、請求項1の発明に係る発明の吐
出温度検出手段(Thd) に代えて、外気温度を検出する外
気温検出手段(Tha) と、室内温度を検出する室温検出手
段(Thr) とが設けられている。そして、上記請求項1に
係る発明の寝込み判別手段(12)に代えて、上記外気温検
出手段(Tha) と室温検出手段(Thr) の温度信号を受けて
圧縮機(1) の負荷が大きい状態か否かを判定し、上記外
気温度及び室内温度が共に所定温度以上であると圧縮機
(1) の負荷が大きい状態を示す負荷信号を、外気温度又
は室内温度の何れかが所定温度より低いと圧縮機(1) の
負荷の正常信号を出力する負荷判別手段(13)が設けられ
ている。加えて、上記請求項1に係る発明の寝込み起動
手段(18)に代えて、上記負荷判別手段(13)が負荷信号
出力すると、起動時から所定時が経過するまで上記圧縮
機(1) の起動最低容量を上記通常起動手段(17)と同じ下
限値に制限すると共に、起動最大容量を上記通常起動手
段(17)よりも低い低上限値に制限すると共に、起動時か
ら所定時が経過するまで上記圧縮機(1) の容量を通常起
動手段(17)より遅い変動速度で増大させる制限信号を上
記容量制御手段(11)に出力する負荷制限起動手段(19)が
設けられている。
【0014】
【作用】上記の構成により、請求項1に係る発明では、
先ず、冷媒回路(9) においては、例えば、熱源側熱交換
器(3) で凝縮して液化した液冷媒が膨脹機構(5) で減圧
された後、利用側熱交換器(6) で蒸発して圧縮機(1) に
戻ることとなる。
【0015】この空調運転時において、上記圧縮機(1)
の起動時には、吐出温度検出手段(Thd) の温度信号を受
けて圧縮機(1) に冷媒が貯溜した寝込み状態か否かを寝
込み判別手段(12)が判別する。この寝込み判別手段(12)
は、冷媒温度が所定温度(例えば、20℃)以下であると
寝込み信号を、所定温度より高いと正常信号を出力す
る。
【0016】そして、該寝込み判別手段(12)が、正常信
号を出力すると、通常起動手段(17)が圧縮機(1) の容量
を上限値と下限値とに制限して容量制御手段(11)が圧縮
機(1) の容量を通常の変動速度で制御する。一方、上記
寝込み判別手段(12)が、寝込み信号を出力すると、上記
上限値を通常起動手段(17)よりも低い低上限値に制限
し、容量制御手段(11)が圧縮機(1) の容量を通常より遅
い変動速度で制御する。つまり、圧縮機(1) における冷
媒の寝込み時には、圧縮機(1) の最大容量を通常起動時
により低く抑制する。
【0017】また、請求項2に係る発明では、外気温検
出手段(Tha) と室温検出手段(Thr)との温度信号を受け
負荷判別手段(13)が圧縮機(1) の負荷が大きい状態
否かを判別する。この負荷判別手段(13)は、外気温度が
所定温度(例えば、冷房時で40℃)以上で且つ室内温度
が所定温度(例えば、冷房時で32℃)以上であると負荷
信号を、所定温度より低いと正常信号を出力する。そし
て、該負荷判別手段(13)が、負荷信号を出力すると、上
記上限値を通常起動手段(17)よりも低い低上限値に制限
する。つまり、圧縮機(1) の負荷が大きい時には、圧縮
機(1) の最大容量を通常起動時により低く抑制すると共
に、圧縮機(1) の容量を通常より遅い変動速度で制御す
る。
【0018】
【発明の効果】従って、請求項1に係る発明によれば、
圧縮機(1) における冷媒の寝込み時に圧縮機(1) の最大
容量を通常時より低く制限し、且つ容量を徐々に増大さ
せるようにしたために、該冷媒の寝込み時に液冷媒のフ
ォーミングを確実に防止することができる。この結果、
油上りを防止することができ、圧縮機(1) の異常を防止
することができ、信頼性の向上を図ることができる。
【0019】更に、圧縮機(1) の吐出側の冷媒温度によ
って寝込み状態を判別しているので、タイマ等に比して
電源のオフ状態からオン状態になった際においても確実
に寝込み状態を判別することができる。
【0020】また、請求項2に係る発明によれば、圧縮
機(1) の負荷が大きい時に圧縮機(1) の最大容量を通常
時より低く制限し、且つ容量を徐々に増大させるように
したために、高圧圧力の異常上昇を防止することができ
ると共に、圧縮機(1) の吐出管温度の異常上昇を防止す
ることができる。この結果、保護装置の作動を防止する
ことができるので、過渡状態においても、空調運転を安
定して継続させることができ、信頼性の向上を図ること
ができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0022】図3は、本発明を適用した空気調和装置の
冷媒配管系統を示し、一台の室外ユニット(A) に対して
一台の室内ユニット(B) が接続されたいわゆるセパレー
トタイプのものである。
【0023】上記室外ユニット(A) には、インバータに
より運転周波数を可変に調節されるスクロールタイプの
圧縮機(1) と、冷房運転時には図中実線のごとく、暖房
運転時には図中破線のごとく切換わる四路切換弁(2)
と、冷房運転時には凝縮器として、暖房運転時には蒸発
器として機能する熱源側熱交換器である室外熱交換器
(3) と、冷媒を減圧するための減圧部(20)とが主要機器
として配置されている。また、室内ユニット(B) には、
冷房運転時には蒸発器として、暖房運転時には凝縮器と
して機能する利用側熱交換器である室内熱交換器(6) が
配置されている。そして、上記圧縮機(1) と四路切換弁
(2) と室外側熱交換器(3) と減圧部(20)と室内側熱交換
器(6) とは、配管(8) により順次接続され、冷媒の循環
により熱移動を生ぜしめるようにした冷媒回路(9) が構
成されている。
【0024】ここで、上記減圧部(20)は、ブリッジ状の
整流回路(8a)と、該整流回路(8a)における一対の接続点
(P,Q)に接続された共通路(8a)とを備え、該共通路(8a)
には、液冷媒を貯溜するためのレシーバ(4) と、室外熱
交換器(3) の補助熱交換器(3a)と、液冷媒の減圧機能及
び流量調節機能を有する膨脹機構である電動膨張弁(5)
とが直列に配置されている。そして、上記整流回路(8a)
における他の一対の接続点(R,S)には、室外熱交換器
(3) 側の配管(8) と室内熱交換器(6) 側の配管(8) とが
接続されている。更に、上記整流回路(8a)は、上記共通
路(8a)の上流側接続点(P) と室外熱交換器(3) 側の接続
点(S) とを繋ぎ外熱交換器(3) からレシーバ(4) への冷
媒流通のみを許容する第1逆止弁(D1)を備えた第1流入
路(8b1) と、上記共通路(8a)の上流側接続点(P) と室内
熱交換器(6) 側の接続点(R) とを繋ぎ室内熱交換器(6)
からレシーバ(4) への冷媒流通のみを許容する第2逆止
弁(D2)を備えた第2流入路(8b2) と、上記共通路(8a)の
下流側接続点(Q) と室内熱交換器(6) 側の接続点(R) と
を繋ぎ電動膨張弁(5) から室内熱交換器(6) への冷媒流
通のみを許容する第3逆止弁(D3)を備えた第1流出路(8
c1) と、上記共通路(8a)の下流側接続点(Q) と、室外熱
交換器(3) 側の接続点(S) とを繋ぎ電動膨張弁(5) から
室外熱交換器(3) への冷媒流通のみを許容する第4逆止
弁(D4)を備えた第2流出路(8c2) とが設けられている。
【0025】また、上記整流回路(8a)における共通路(8
a)の両接続点(P,Q)の間には、キャピラリチューブ(C)
を介設してなる液封防止バイパス路(8f)が設けられて、
該液封防止バイパス路(8f)により、圧縮機(1) の停止時
における液封を防止する一方、上記レシーバ(4) の上部
と共通路(8a)の下流側との間には、開閉弁(SV)を備えた
ガス抜き路(4a)が接続されている。尚、上記キャピラリ
チューブ(C) の減圧度は電動膨張弁(5) よりも十分大き
くなるように設定されていて、通常運転時における電動
膨張弁(5) による冷媒流量調節機能を良好に維持しうる
ようになされている。
【0026】また、(F1 〜 F5)は、冷媒中の塵埃を除去
するためのフィルタ、(ER)は、圧縮機(1) の運転音を低
減させるための消音器である。
【0027】更に、上記空気調和装置にはセンサ類が設
けられていて、 (Thd)は、圧縮機(1) の吐出管に配置さ
れて吐出管温度Tdを検出する吐出管センサ(吐出温度検
出手段)、 (Tha)は、室外ユニット(A) の空気吸込口に
配置されて外気温度Taを検出する室外吸込センサ(外気
温検出手段)、 (Thc)は、室外熱交換器(3) に配置され
て、冷房運転時には凝縮温度となり、暖房運転時には蒸
発温度となる外熱交温度Tcを検出する外熱交センサ、
(Thr)は、室内ユニット(B) の空気吸込口に配置されて
室内温度Trを検出する室内吸込センサ(室温検出手
段)、 (The)は、室内熱交換器(6) に配置されて、冷房
運転時には蒸発温度となり、暖房運転時には凝縮温度と
なる内熱交温度Teを検出する内熱交センサ、 (HPS)は、
高圧冷媒圧力を検出して、該高圧冷媒圧力の過上昇によ
りオンとなって高圧信号を出力する高圧圧力スイッチ、
(LPS)は、低圧冷媒圧力を検出して、該低圧冷媒圧力の
過低下によりオンとなって低圧信号を出力する低圧圧力
スイッチである。
【0028】そして、上記各センサ(Thd,〜 ,The)及び
各スイッチ(HPS,LPS)の出力信号は、コントローラ(10)
に入力されており、該コントローラ(10)は、入力信号に
基づいて空調運転を制御するように構成されている。
【0029】上述した冷媒回路(9) において、冷房運転
時には、室外熱交換器(3) で凝縮して液化した液冷媒が
第1流入路(8b1) から流入し、第1逆止弁(D1)を経てレ
シーバ(4) に貯溜され、電動膨張弁(5) で減圧された
後、第1流出路(8c1) を経て室内熱交換器(6) で蒸発し
て圧縮機(1) に戻る循環となる一方、暖房運転時には、
室内熱交換器(6) で凝縮して液化した液冷媒が第2流入
路(8b2) から流入し、第2逆止弁(D2)を経てレシーバ
(4) に貯溜され、電動膨張弁(5) で減圧された後、第2
流出路(8c2) を経て室外熱交換器(3) で蒸発して圧縮機
(1) に戻る循環となる。
【0030】一方、上記コントローラ(10)には、圧縮機
(1) の容量制御手段(11)が設けられると共に、本発明の
特徴として、先ず、寝込み判別手段(12)と、過負荷判別
手段(13)と、油回収判別手段(14)と、圧縮機(1) の容量
記憶手段(15)及び運転時間記憶手段(16)とが設けられて
いる。そして、該容量制御手段(11)は、インバータの運
転周波数を零から最大周波数まで18ステップNに区分し
て、各ステップNを吐出管温度Tdに基いて設定し、空調
負荷に対応して圧縮機(1) の容量を制御するように構成
されている。
【0031】一方、上記容量記憶手段(15)は、圧縮機
(1) の停止時における運転容量、つまり、運転周波数ス
テップNを記憶するように構成され、また、上記運転時
間記憶手段(16)は、上記圧縮機(1) の停止前における連
続運転時間を記憶するように構成されている。
【0032】また、上記寝込み判別手段(12)は、吐出管
センサ(Thd) の温度信号を受けて圧縮機(1) に冷媒が貯
溜した寝込み状態か否かを判定し、上記吐出管温度Tdが
所定温度以下、例えば、20℃以下であると寝込み信号
を、所定温度より高いと正常信号を出力するように構成
されている。
【0033】また、上記過負荷判別手段(13)は、上記室
外吸込センサ(Tha) と室内吸込センサ(Thr) との温度信
号を受けて圧縮機(1) の負荷が大きい過負荷状態か否か
を判定し、上記外気温度Ta及び室内温度Trが共に所定温
度以上、例えば、冷房時において外気温度Taが40℃以上
で且つ室内温度Trが32℃以上であると負荷信号である
負荷信号を、外気温度又は室内温度の何れかが所定温度
より低いと正常信号を出力する負荷判別手段を構成して
いる。
【0034】また、上記油回収判別手段(14)は、容量記
憶手段(15)の容量信号と運転時間記憶手段(16)の時間信
号とを受けて油回収を要するか否かを判定し、上記運転
容量が所定容量以上で且つ連続運転時間が所定時間以内
であると、例えば、運転周波数ステップNが定格周波数
ステップNtの9割の周波数のステップ以上で、連続運転
時間が20分以下であると油回収信号を、運転周波数ステ
ップNが所定値より小さいか又は連続運転時間が所定時
間より長いと正常信号を出力するように構成されてい
る。
【0035】更に、上記コントローラ(10)には、本発明
の特徴として、8つの起動パターンが設定され、通常起
動手段(17)と、寝込み起動手段(18)と、過負荷起動手段
(19)と、油回収起動手段(20)と、寝込み過負荷起動手段
(21)と、寝込み油回収起動手段(22)と、過負荷油回収起
動手段(23)と、寝込み過負荷油回収起動手段(24)とが設
けられている。
【0036】該通常起動手段(17)は、上記寝込み判別手
段(12)、過負荷判別手段(13)及び油回収手段が共に正常
信号を出力すると、起動時から所定時が経過するまで上
記圧縮機(1) の起動最低容量(最小運転周波数ステップ
Nmin3)と起動最大容量(最大運転周波数ステップNma
x3)とを予め設定された下限値と上限値、例えば、運転
周波数ステップNが2の下限値と、運転周波数ステップ
Nが定格周波数ステップNtの9割の周波数に相当するス
テップの上限値とに制限すると共に、起動時から所定時
が経過するまで上記圧縮機(1) の容量を起動最低容量か
ら所定の変動速度で増大させる制限信号を上記容量制御
手段(11)に出力するように構成されている。
【0037】上記寝込み起動手段(18)は、上記寝込み判
別手段(12)が寝込み信号を出力すると、起動時から所定
時が経過するまで上記圧縮機(1) の起動最低容量を上記
通常起動手段(17)と同じ下限値に制限すると共に、起動
最大容量を上記通常起動手段(17)よりも低い低上限値、
例えば、運転周波数ステップNが定格周波数ステップNt
の6割の周波数に相当するステップの上限値に制限する
一方、起動時から所定時が経過するまで圧縮機(1) の容
量を通常起動手段(17)より遅い変動速度で増大させる制
限信号を上記容量制御手段(11)に出力するように構成さ
れている。
【0038】また、上記過負荷起動手段(19)は、上記過
負荷判別手段(13)が過負荷信号を出力すると、起動時か
ら所定時間が経過するまで上記圧縮機(1) の起動最低容
量を上記通常起動手段(17)と同じ下限値に制限すると共
に、起動最大容量を上記寝込み起動手段(18)と同様に通
常起動手段(17)よりも低い低上限値に制限する一方、起
動時から所定時が経過するまで圧縮機(1) の容量を通常
起動手段(17)より遅い変動速度で増大させる制限信号を
上記容量制御手段(11)に出力する負荷制限起動手段を構
成している。
【0039】また、上記油回収起動手段(20)は、上記油
回収判別手段(14)が油回収信号を出力すると、起動時か
ら所定時が経過するまで上記圧縮機(1) の起動最低容量
を上記通常起動手段(17)よりも高い高下限値、例えば、
運転周波数ステップNが定格周波数ステップNtの4割の
周波数に相当するステップに制限すると共に、起動最大
容量を上記通常起動手段(17)と同じ上限値に制限する制
限信号を上記容量制御手段(11)に出力するように構成さ
れている。
【0040】また、上記寝込み過負荷起動手段(21)は、
上記寝込み判別手段(12)及び過負荷判別手段(13)が共に
寝込み信号及び過負荷信号を出力すると、起動時から所
定時が経過するまで上記圧縮機(1) の起動最低容量を上
記通常起動手段(17)と同じ下限値に制限すると共に、起
動最大容量を上記寝込み起動手段(18)と同様に通常起動
手段(17)よりも低い低上限値に制限する制限信号を上記
容量制御手段(11)に出力するように構成されている。
【0041】また、上記寝込み油回収起動手段(22)は、
上記寝込み判別手段(12)及び油回収判別手段(14)が共に
寝込み信号及び油回収信号を出力すると、起動時から所
定時が経過するまで上記圧縮機(1) の起動最低容量を上
記油回収起動手段(20)と同様に通常起動手段(17)よりも
高い高下限値に制限すると共に、起動最大容量を上記寝
込み起動手段(18)と同様に通常起動手段(17)よりも低い
低上限値に制限する制限信号を上記容量制御手段(11)に
出力するように構成されている。
【0042】また、上記過負荷油回収起動手段(23)は、
上記過負荷判別手段(13)及び油回収判別手段(14)が共に
過負荷信号及び油回収信号を出力すると、起動時から所
定時が経過するまで上記油回収起動手段(20)と同様に圧
縮機(1) の起動最低容量を上記通常起動手段(17)よりも
高い高下限値に制限すると共に、起動最大容量を上記過
負荷起動手段(19)と同様に通常起動手段(17)よりも低い
低上限値に制限する制限信号を上記容量制御手段(11)に
出力するように構成されている。
【0043】また、上記寝込み過負荷油回収起動手段(2
4)は、上記寝込み判別手段(12)、過負荷判別手段(13)及
び油回収手段が共に寝込み信号、過負荷信号及び油回収
信号を出力すると、起動時から所定時が経過するまで上
記油回収起動手段(20)と同様に圧縮機(1) の起動最低容
量を上記通常起動手段(17)よりも高い高下限値に制限す
ると共に、起動最大容量を上記寝込み起動手段(18)と同
様に通常起動手段(17)よりも低い低上限値に制限する制
限信号を上記容量制御手段(11)に出力するように構成さ
れている。
【0044】次に、上記圧縮機(1) の起動制御動作につ
いて、図4〜図12の制御フローに基づき説明する。
【0045】図4は起動パターンの決定ルーチンを示し
ており、空調運転時において、吐出管センサ(Thd) 、室
外吸込センサ(Tha) 及び室内吸込センサ(Thr) は、それ
ぞれ所定のサンプリングタイム毎に吐出管温度Td、外気
温度Ta及び室内温度Trを検出しおり、各温度信号がコン
トローラ(10)に入力されている。そして、先ず、スター
トした後、ステップST1において、寝込み判別手段(12)
が、サーモオフ時の吐出管温度Tdmが20℃以下であるか
否かを判定し、該吐出温度Tdmが20℃以下であると、圧
縮機(1) に冷媒が溜っていると判断して寝込み信号を出
力し、上記ステップST1からステップST2に移って寝込
み起動フラグF15をセットしてステップST3に移る一
方、上記吐出温度Tdmが20℃より高いと、圧縮機(1) に
冷媒が溜っていないと判断して正常信号を出力し、上記
ステップST1から寝込み起動フラグF15をセットするこ
となくステップST3に移ることになる。
【0046】続いて、上記ステップST3において、油回
収判別手段(14)が、圧縮機(1) の停止時の運転周波数ス
テップX11が定格周波数ステップNtの9割の周波数に対
応したステップであったか否かを判定すると共に、ステ
ップST4において、サーモオフ前の連続運転時間X14が
20分以上であったか否かを判定して、油回収状態か否か
を判定する。つまり、容量記憶手段(15)が、圧縮機(1)
の各停止時の運転周波数ステップX11を記憶する一方、
運転時間記憶手段(16)が、サーモオフ前の連続運転時間
X14を記憶している。そして、通常、圧縮機(1) の運転
周波数ステップが高い場合(容量が大きい場合)、油上
りが高いものの油戻りも良く、また、運転時間が長い場
合には、油がよく戻ることになるが、運転周波数ステッ
プが高い状態で短時間のみ運転した場合、例えば、強制
停止された場合、油が吐出されたまま戻らない状態で圧
縮機(1) が停止することになる。
【0047】そこで、上記圧縮機(1) の停止時の運転周
波数ステップX11が所定値(0.9Nt)より高く、且つ停止
前の運転時間X14が短い場合には、油回収判別手段(14)
が油回収を要すると判断して油回収信号を出力し、上記
ステップST3及びステップST4からステップST5に移っ
て油回収起動フラグF16をセットしてステップST6に移
る一方、上記圧縮機(1) の停止時の運転周波数ステップ
X11が所定値(0.9Nt)より低いか、又は、停止前の運転
時間X14が短い場合には、油回収判別手段(14)が油回収
を要しないと判断して正常信号を出力し、上記ステップ
ST3又はステップST4から油回収起動フラグF16をセッ
トすることなくステップST6に移ることになる。
【0048】次いで、上記ステップST6において、過負
荷判別手段(13)が、冷房サーモオン時の外気温度Tamが
40℃(暖房運転時は10℃)以上か否かを、また、ステッ
プST7において、冷房サーモオン時の室内温度Trmが32
℃(暖房運転時は20℃)以上か否かを判定する。つま
り、室外温度Tam及び室内温度Trmが共に高い場合、圧
縮機(1) の負荷が大きくなる。そこで、上記室外温度T
amが高く、且つ室内温度Trmも高い場合には、過負荷判
別手段(13)が過負荷と判断して過負荷信号を出力して上
記ステップST6及びステップST7からステップST8に移
って過負荷起動フラグF17をセットしてステップST9に
移る一方、上記室外温度Tamが低いか、又は、室内温度
Trmが低い場合には、過負荷判別手段(13)が過負荷でな
いと判断して正常信号を出力し、上記ステップST6又は
ステップST7から過負荷起動フラグF17をセットするこ
となくステップST9に移ることになる。
【0049】その後、上記ステップST9からステップST
15において、上記寝込み起動フラグF15、油回収起動フ
ラグF16及び過負荷起動フラグF17のセット及びリセッ
ト状態から起動パターンを決定する。
【0050】具体的に、上記寝込み起動フラグF15、油
回収起動フラグF16及び過負荷起動フラグF17の何れも
リセット状態である場合には、上記寝込み判別手段(1
2)、油回収判別手段(14)及び過負荷判別手段(13)の何れ
もが正常信号を出力しているので、上記ステップST9、
ステップST10及びステップST11の判定が何れもNOとな
り、ステップST16に移り、通常起動手段(17)が圧縮機
(1) の起動を制御してリターンすることになる。
【0051】また、上記寝込み起動フラグF15のみがセ
ットされている場合には、上記ステップST9の判定がY
ES、ステップST13及びステップST14の判定がNOとな
ってステップST17に移り、寝込み起動手段(18)が圧縮機
(1) を制御してリターンすることになる。
【0052】また、上記過負荷起動フラグF17のみがセ
ットされている場合には、上記ステップST9の判定がN
O、ステップST10の判定がYES、及びステップST12の
判定がNOとなってステップST18に移り、過負荷起動手
段(19)が圧縮機(1) を制御してリターンすることにな
る。
【0053】また、上記油回収起動フラグF16のみがセ
ットされている場合には、上記ステップST9の判定がN
O、ステップST10の判定がNO、及びステップST11の判
定がYESとなってステップST19に移り、油回収起動手
段(20)が圧縮機(1) を制御してリターンすることにな
る。
【0054】また、上記寝込み起動フラグF15及び過負
荷起動フラグF17がセットされている場合には、上記ス
テップST9の判定がYES、ステップST13の判定がN
O、及びステップST14の判定がYESとなってステップ
ST20に移り、寝込み過負荷起動手段(21)が圧縮機(1) を
制御してリターンすることになる。
【0055】また、上記寝込み起動フラグF15及び油回
収起動フラグF16がセットされている場合には、上記ス
テップST9の判定がYES、ステップST13の判定がYE
S、及びステップST15の判定がNOとなってステップST
21に移り、寝込み油回収起動手段(22)が圧縮機(1) を制
御してリターンすることになる。
【0056】また、上記過負荷起動フラグF17及び油回
収起動フラグF16がセットされている場合には、上記ス
テップST9の判定がNO、ステップST10及びステップST
12の判定がYESとなってステップST22に移り、過負荷
油回収起動手段(23)が圧縮機(1) を制御してリターンす
ることになる。
【0057】また、上記寝込み起動フラグF15、過負荷
起動フラグF17及び油回収起動フラグF16の何れもがセ
ットされている場合には、上記ステップST9、ステップ
ST13及びステップST15の判定が何れもYESとなってス
テップST23に移り、寝込み過負荷油回収起動手段(24)が
圧縮機(1) を制御してリターンすることになる。
【0058】次に、上記各起動パターンの制御動作につ
いて説明する。
【0059】上記ステップST16における通常起動手段(1
7)の制御動作は、図5に示すように、先ず、スタートし
た後、ステップST31において、起動タイマT4が2分を計
数したか否かを、ステップST32からステップST34におい
て、起動タイマT4が1分を計数したか否かを順に判定す
る。
【0060】そして、起動初期においては、何れの判定
もNOとなり、ステップST35に移り、起動時の下限値で
ある最小運転周波数ステップNmin3を2に設定した後、
ステップST36に移り、起動時の上限値である最大運転周
波数ステップNmax3を定格周波数ステップNtの9割の周
波数に対応したステップに設定する。その後、ステップ
ST37に移り、Hz制御フラグX7を零に設定してリターンす
ることになる。つまり、例えば、運転周波数ステップN
が零の場合を圧縮機(1) の停止状態とし、運転周波数ス
テップNが18を最大の97Hzとし、定格周波数が62Hzで、
その定格周波数ステップNtを9とすると、運転周波数ス
テップNが2から8まで負荷に応じて段階的に2分間上
昇することになる。そして、この運転周波数ステップN
の変動は、Hz制御フラグX7が零であるので、例えば、20
秒毎に行われることになる。
【0061】その後、起動時から2分が経過すると、上
記ステップST31の判定がYESとなり、ステップST41に
移ってステップST46までの制御を行って起動処理を完了
し、リターンして通常制御に移行することになる。つま
り、起動制御完了フラグF2をセットした後、最小運転周
波数ステップNmin3を2に設定し、最大運転周波数ステ
ップNmax3を最大値MAX-Nに設定し、また、Hz制御フラ
グX7を零に設定し、その後、電動膨脹弁起動制御完了フ
ラグF13及び室外ファン起動制御完了フラグF12をセッ
トしてリターンすることになる。この起動処理におい
て、上記電動膨脹弁(5) は、例えば、所定の固定開度に
設定され、運転周波数ステップNに連動して制御される
一方、室外ファンは、室外温度Ta等によって制御され、
その後、通常制御では、電動膨脹弁(5) は、例えば、運
転周波数ステップNに連動して制御される一方、室外フ
ァンは、外熱交温度Tcで制御される。
【0062】また、上記起動制御において、上記起動タ
イマT4が、1分を計数すると、ステップST32、ステップ
ST33及びステップST34の判定がYESとなってそれぞれ
ステップST47、ステップST48及びステップST49に移り、
吐出管温度Tdが60℃を越えたか否かを判定する。そし
て、上記ステップST47において、吐出管温度Tdが60℃を
越えると、上記ステップST41に移り、起動タイマT4が2
分を計数しなくとも起動処理を完了する一方、該吐出管
温度Tdが60℃を越えるまで、上記ステップST33に戻るこ
とになる。また、上記ステップST48において、吐出管温
度Tdが60℃を越えると、上記ステップST45に移ってリタ
ーンする一方、該吐出管温度Tdが60℃を越えるまで、上
記ステップST46に移り、室外ファンを通常制御に移行さ
せてリターンすることになる。また、上記ステップST49
において、吐出管温度Tdが60℃を越えると、上記ステッ
プST45に移ってリターンする一方、該吐出管温度Tdが60
℃を越えるまで、上記ステップST35に戻ることになる。
【0063】これによって、通常の起動制御が完了する
ことになる。
【0064】また、上記ステップST17における寝込み起
動手段(18)の制御動作は、図6に示すように、先ず、ス
タートした後、ステップST51において、起動タイマT4が
10分を計数したか否かを、ステップST52及びステップST
53において、起動タイマT4が3分を計数したか否かを、
ステップST54において、起動タイマT4が2分を計数した
か否かを順に判定する。
【0065】そして、起動初期においては、何れの判定
もNOとなり、ステップST55に移り、起動時の下限値で
ある最小運転周波数ステップNmin3を通常起動手段(17)
と同じ2に設定した後、ステップST56に移り、起動時の
上限値である最大運転周波数ステップNmax3を定格周波
数ステップNtの6割の周波数に対応したステップに設定
する。その後、ステップST57に移り、Hz制御フラグX7を
3に設定してリターンすることになる。つまり、上記最
大運転周波数ステップNmax3を通常起動手段(17)の場合
より低い低上限値に制限して圧縮機(1) の容量の上昇を
抑制し、該圧縮機(1) 内における液冷媒のフォーミング
を防止する。尚、この場合、運転周波数ステップNの変
動は、Hz制御フラグX7が3であるので、例えば、35秒毎
に徐々に行われることになる。
【0066】その後、起動時から10分が経過すると、上
記ステップST51からステップST41に移り、図5の通常起
動手段(17)と同様の処理が行われて起動制御を完了し、
また、上記起動タイマT4が3分を計数すると、ステップ
ST52からステップST47に、或いはステップST53からステ
ップST48に移り、また、上記起動タイマT4が2分を計数
すると、ステップST54からステップST49に移り、図5の
通常起動手段(17)と同様の処理が行われることになる。
【0067】また、上記ステップST18における過負荷起
動手段(19)の制御動作は、図7に示すように、先ず、ス
タートした後、ステップST61において、起動タイマT4が
5分を計数したか否かを、ステップST63において、起動
タイマT4が3分を計数したか否かを、ステップST62及び
ステップST64において、起動タイマT4が2分を計数した
か否かを順に判定する。
【0068】そして、起動初期においては、何れの判定
もNOとなり、ステップST65に移り、起動時の下限値で
ある最小運転周波数ステップNmin3を通常起動手段(17)
と同じ2に設定した後、ステップST66に移り、起動時の
上限値である最大運転周波数ステップNmax3を定格周波
数ステップNtの6割の周波数に対応したステップに設定
する。その後、ステップST67に移り、Hz制御フラグX7を
3に設定してリターンすることになる。つまり、上記最
大運転周波数ステップNmax3を通常起動手段(17)の場合
より低い低上限値に制限して圧縮機(1) の容量の上昇を
抑制し、該高圧圧力や吐出管温度Tdの上昇を防止する。
尚、この場合、運転周波数ステップNの変動は、Hz制御
フラグX7が3であるので、例えば、35秒毎に徐々に行わ
れることになる。
【0069】その後、起動時から5分が経過すると、上
記ステップST61からステップST41に移り、図5の通常起
動手段(17)と同様の処理が行われて起動制御を完了し、
また、上記起動タイマT4が3分を計数すると、ステップ
ST63からステップST48に移り、また、上記起動タイマT4
が2分を計数すると、ステップST62からステップST47
に、或いはステップST64からステップST49に移り、図5
の通常起動手段(17)と同様の処理が行われることにな
る。
【0070】また、上記ステップST19における油回収起
動手段(20)の制御動作は、図8に示すように、先ず、ス
タートした後、ステップST71において、起動タイマT4が
10分を計数したか否かを、ステップST72において、起動
タイマT4が4分を計数したか否かを、ステップST73にお
いて、起動タイマT4が3分を計数したか否かを、ステッ
プST74において、起動タイマT4が2分を計数したか否か
を順に判定する。
【0071】そして、起動初期においては、何れの判定
もNOとなり、ステップST75に移り、起動時の下限値で
ある最小運転周波数ステップNmin3を定格周波数ステッ
プNtの4割の周波数に対応したステップに設定した後、
ステップST76に移り、起動時の上限値である最大運転周
波数ステップNmax3を通常起動手段(17)と同じ定格周波
数ステップNtの9割の周波数に対応したステップに設定
する。その後、ステップST77に移り、Hz制御フラグX7を
零に設定してリターンすることになる。つまり、上記最
小運転周波数ステップNmin3を通常起動手段(17)の場合
より高い高下限値に制限し、圧縮機(1) の容量の低下を
抑制して高容量とし、且つこの運転周波数ステップNの
変動は、Hz制御フラグX7が零であるので、速く行われる
ことになる。この結果、油戻りが迅速に行われるように
している。
【0072】その後、起動時から10分が経過すると、上
記ステップST71からステップST41に移り、図5の通常起
動手段(17)と同様の処理が行われて起動制御を完了し、
また、上記起動タイマT4が4分を計数すると、ステップ
ST72からステップST47に移り、また、上記起動タイマT4
が3分を計数すると、ステップST73からステップST48に
移り、また、上記起動タイマT4が2分を計数すると、ス
テップST74からステップST49に移り、図5の通常起動手
段(17)と同様の処理が行われることになる。
【0073】また、上記ステップST20における寝込み過
負荷起動手段(21)の制御動作は、図9に示すように、先
ず、スタートした後、ステップST81において、起動タイ
マT4が10分を計数したか否かを、ステップST82におい
て、上記起動タイマT4が4分を計数したか否かを、ステ
ップST83において、上記起動タイマT4が3分を計数した
か否かを、ステップST84において、上記起動タイマT4が
2分を計数したか否かを順に判定する。
【0074】そして、起動初期においては、何れの判定
もNOとなり、ステップST85に移り、起動時の下限値で
ある最小運転周波数ステップNmin3を通常起動手段(17)
と同じ2に設定した後、ステップST86に移り、起動時の
上限値である最大運転周波数ステップNmax3を定格周波
数ステップNtの6割の周波数に対応したステップに設定
する。その後、ステップST87に移り、Hz制御フラグX7を
3に設定してリターンすることになる。つまり、上記図
6及び図7に示す寝込み起動手段(18)及び過負荷起動手
段(19)と同様に最大運転周波数ステップNmax3を通常起
動手段(17)の場合より低い低上限値に制限し、且つ運転
周波数ステップNの変動が徐々に行われるようにしてい
る。この結果、上記圧縮機(1) の容量の上昇を抑制し、
該圧縮機(1) 内における液冷媒のフォーミングを防止す
ると共に、高圧圧力や吐出管温度Tdの上昇を防止する。
【0075】その後、起動時から10分が経過すると、上
記ステップST81からステップST41に移り、図5の通常起
動手段(17)と同様の処理が行われて起動制御を完了し、
また、上記起動タイマT4が4分を計数すると、ステップ
ST82からステップST47に移り、また、上記起動タイマT4
が3分を計数すると、ステップST83からステップST48に
移り、また、上記起動タイマT4が2分を計数すると、ス
テップST84からステップST49に移り、図5の通常起動手
段(17)と同様の処理が行われることになる。
【0076】また、上記ステップST21における寝込み油
回収起動手段(22)の制御動作は、図10に示すように、先
ず、スタートした後、ステップST91において、起動タイ
マT4が10分を計数したか否かを、ステップST92におい
て、上記起動タイマT4が4分を計数したか否かを、ステ
ップST93において、上記起動タイマT4が3分を計数した
か否かを、ステップST94において、上記起動タイマT4が
2分を計数したか否かを順に判定する。
【0077】そして、起動初期においては、何れの判定
もNOとなり、ステップST95に移り、起動時の下限値で
ある最小運転周波数ステップNmin3を定格周波数ステッ
プNtの4割の周波数に対応したステップに設定した後、
ステップST96に移り、起動時の上限値である最大運転周
波数ステップNmax3を定格周波数ステップNtの6割の周
波数に対応したステップに設定する。その後、ステップ
ST97に移り、Hz制御フラグX7を3に設定してリターンす
ることになる。つまり、上記図6及び図8に示す寝込み
起動手段(18)及び油回収起動手段(20)と同様に最小運転
周波数ステップNmin3を通常起動手段(17)の場合より高
い高下限値に制限すると共に、最大運転周波数ステップ
Nmax3を通常起動手段(17)の場合より低い低上限値に制
限し、且つ運転周波数ステップNの変動が徐々に行われ
るようにしている。この結果、上記圧縮機(1) の容量の
低下と上昇とを抑制し、該圧縮機(1) 内における液冷媒
のフォーミングを防止すると同時に、油戻りが迅速に行
われるようにしている。
【0078】その後、起動時から10分が経過すると、上
記ステップST91からステップST41に移り、図5の通常起
動手段(17)と同様の処理が行われて起動制御を完了し、
また、上記起動タイマT4が4分を計数すると、ステップ
ST92からステップST47に移り、また、上記起動タイマT4
が3分を計数すると、ステップST93からステップST48に
移り、また、上記起動タイマT4が2分を計数すると、ス
テップST94からステップST49に移り、図5の通常起動手
段(17)と同様の処理が行われることになる。
【0079】また、上記ステップST22における過負荷油
回収起動手段(23)の制御動作は、図11に示すように、ス
テップST101からステップST107において、図10に示す
寝込み油回収起動手段(22)と同様に制御されており、先
ず、起動時から10分、4分、3分及び2分を経過したか
否かを順に判定する。
【0080】続いて、上記図7及び図8に示す過負荷起
動手段(19)及び油回収起動手段(20)と同様に最小運転周
波数ステップNmin3を通常起動手段(17)の場合より高い
高下限値に制限すると共に、最大運転周波数ステップN
max3を通常起動手段(17)の場合より低い低上限値に制限
し、且つ運転周波数ステップNの変動が徐々に行われる
ようにしている。この結果、上記圧縮機(1) の容量の低
下と上昇とを抑制し、高圧圧力や吐出管温度Tdの上昇を
防止すると同時に、油戻りが迅速に行われるようにして
いる。
【0081】その後、上記ステップST101からステップ
ST104で経過時間を判定して、図5の通常起動手段(17)
と同様の処理が行われることになる。
【0082】また、上記ステップST23における寝込み過
負荷油回収起動手段(24)の制御動作は、図12に示すよう
に、ステップST111からステップST117において、図10
に示す寝込み油回収起動手段(22)と同様に制御されてお
り、先ず、起動時から10分、4分、3分及び2分を経過
したか否かを順に判定する。
【0083】続いて、上記図6、図7及び図8に示す寝
込み起動手段(18)、過負荷起動手段(19)及び油回収起動
手段(20)と同様に最小運転周波数ステップNmin3を通常
起動手段(17)の場合より高い高下限値に制限すると共
に、最大運転周波数ステップNmax3を通常起動手段(17)
の場合より低い低上限値に制限し、且つ運転周波数ステ
ップNの変動が徐々に行われるようにしている。この結
果、上記圧縮機(1) の容量の低下と上昇とを抑制し、該
圧縮機(1) 内における液冷媒のフォーミングを防止し、
高圧圧力や吐出管温度Tdの上昇を防止すると同時に、油
戻りが迅速に行われるようにしている。
【0084】その後、上記ステップST111からステップ
ST114で経過時間を判定して、図5の通常起動手段(17)
と同様の処理が行われることになる。
【0085】従って、本実施例によれば、圧縮機(1) に
おける冷媒の寝込み時に圧縮機(1)の最大容量を通常時
より低く制限するようにしたために、該冷媒の寝込み時
に液冷媒のフォーミングを確実に防止することができ
る。この結果、油上りを防止することができ、圧縮機
(1) の異常を防止することができ、信頼性の向上を図る
ことができる。
【0086】更に、圧縮機(1) の吐出側の冷媒温度によ
って寝込み状態を判別しているので、タイマ等に比して
電源のオフ状態からオン状態になった際においても確実
に寝込み状態を判別することができる。
【0087】また、上記圧縮機(1) の過負荷時に圧縮機
(1) の最大容量を通常時より低く制限するようにしたた
めに、高圧圧力の異常上昇を防止することができると共
に、圧縮機(1) の吐出管温度の異常上昇を防止すること
ができる。この結果、保護装置の作動を防止することが
できるので、過渡状態においても、空調運転を安定して
継続させることができ、信頼性の向上を図ることができ
る。
【0088】また、油回収を要する状態であると圧縮機
(1) の最低容量を通常時より高く制限するようにしたた
めに、圧縮機(1) への油戻りを確実に行わせることがで
きる。この結果、圧縮機(1) の潤滑油不足を防止するこ
とができるので、圧縮機(1)の異常を確実に防止するこ
とができ、信頼性の向上を図ることができる。
【0089】また、上記圧縮機(1) における冷媒の寝込
み時で且つ過負荷時に圧縮機(1) の最大容量を通常時よ
り低く制限するようにしたために、液冷媒のフォーミン
グを確実に防止することができる一方、高圧圧力の異常
上昇を防止することができると共に、圧縮機(1) の吐出
管温度の異常上昇を防止することができる。
【0090】また、上記圧縮機(1) における冷媒の寝込
み時で且つ油回収を要する時に圧縮機(1) の最大容量を
通常時より低く且つ最低容量を通常時より高く制限する
ようにしたために、液冷媒のフォーミングを確実に防止
することができる一方、圧縮機(1) への油戻りを確実に
行わせることができる。
【0091】また、上記圧縮機(1) の過負荷時で且つ油
回収を要する時に圧縮機(1) の最大容量を通常時より低
く且つ最低容量を通常時より高く制限するようにしたた
めに、高圧圧力の異常上昇を防止することができると共
に、圧縮機(1) の吐出管温度の異常上昇を防止すること
ができる一方、圧縮機(1) への油戻りを確実に行わせる
ことができる。
【0092】また、上記圧縮機(1) における冷媒の寝込
み時で且つ過負荷時で、その上、油回収を要する時に圧
縮機(1) の最大容量を通常時より低く且つ最低容量を通
常時より高く制限するようにしたために、液冷媒のフォ
ーミングを確実に防止することができる一方、高圧圧力
の異常上昇を防止することができると共に、圧縮機(1)
の吐出管温度の異常上昇を防止することができ、更に、
圧縮機(1) への油戻りを確実に行わせることができる。
【0093】尚、本各実施例においては、セパレートタ
イプの空気調和装置について説明したが、本発明は、各
種の空気調和装置に適用できることは勿論である。
【0094】また、本実施例は、各請求項における各起
動手段を備えるたものについて説明したが、本格発明
は、通常起動手段(17)に対して寝込み起動手段(18)、過
負荷起動手段(19)又は油回収起動手段(20)の何れかを備
えたものであってもよく、また、通常起動手段(17)に対
して寝込み過負荷起動手段(21)、寝込み油回収起動手段
(22)、過負荷油回収起動手段(23)又は寝込み過負荷油回
収起動手段(24)の何れかを備えたものであってもよく、
また、これらの見合わせてあってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る発明の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】請求項2に係る発明の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】空気調和装置の冷媒配管系統を示す冷媒回路図
である。
【図4】起動制御パターンを決定する制御フロー図であ
る。
【図5】通常起動手段の制御フロー図である。
【図6】寝込み起動手段の制御フロー図である。
【図7】過負荷起動手段の制御フロー図である。
【図8】油回収起動手段の制御フロー図である。
【図9】寝込み過負荷起動手段の制御フロー図である。
【図10】寝込み油回収起動手段の制御フロー図であ
る。
【図11】過負荷油回収起動手段の制御フロー図であ
る。
【図12】寝込み過負荷油回収起動手段の制御フロー図
である。
【符号の説明】
1 圧縮機 3 室外熱交換器(熱源側熱交換器) 5 電動膨脹弁(膨脹機構) 6 室内熱交換器(利用側熱交換器) 9 冷媒回路 10 コントローラ 11 容量制御手段 12 寝込み判別手段 13 過負荷判別手段(負荷判別手段) 14 油回収判別手段 15 容量記憶手段 16 運転時間記憶手段 17 通常起動手段 18 寝込み起動手段 19 過負荷起動手段(負荷制限起動手段) 20 油回収起動手段 21 寝込み過負荷起動手段 22 寝込み油回収起動手段 23 過負荷油回収起動手段 24 寝込み過負荷油回収起動手段 Thd 吐出管センサ(吐出温度検出手段) Tha 室外吸込センサ(外気温検出手段) Thr 室内吸込センサ(室温検出手段)
フロントページの続き (72)発明者 宮田 賢治 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工 業株式会社 堺製作所 金岡工場内 (56)参考文献 特開 昭62−106255(JP,A) 特開 昭62−153645(JP,A) 特開 昭63−233245(JP,A) 特開 昭61−159051(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 11/02 F25B 1/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容量可変の圧縮機(1) と、熱源側熱交換
    器(3) と、膨脹機構(5)と、利用側熱交換器(6) とが順
    に接続されてなる冷媒回路(9) を備えた空気調和装置に
    おいて、 上記圧縮機(1) の吐出側の冷媒温度を検出する吐出温度
    検出手段(Thd) と、 上記圧縮機(1) の容量を空調負荷に応じて制御する容量
    制御手段(11)と、 上記吐出温度検出手段(Thd) の温度信号を受けて圧縮機
    (1) に冷媒が貯溜した寝込み状態か否かを判定し、上記
    冷媒温度が所定温度以下であると寝込み信号を、所定温
    度より高いと正常信号を出力する寝込み判別手段(12)
    と、 該寝込み判別手段(12)が正常信号を出力すると、起動時
    から所定時が経過するまで上記圧縮機(1) の起動最低容
    量と起動最大容量とを予め設定された下限値と上限値と
    に制限すると共に、起動時から所定時が経過するまで上
    記圧縮機(1) の容量を起動最低容量から所定の変動速度
    で増大させる制限信号を上記容量制御手段(11)に出力す
    る通常起動手段(17)と、 上記寝込み判別手段(12)が寝込み信号を出力すると、起
    動時から所定時が経過するまで上記圧縮機(1) の起動最
    低容量を上記通常起動手段(17)と同じ下限値に制限する
    と共に、起動最大容量を上記通常起動手段(17)よりも低
    い低上限値に制限すると共に、起動時から所定時が経過
    するまで上記圧縮機(1) の容量を通常起動手段(17)より
    遅い変動速度で増大させる制限信号を上記容量制御手段
    (11)に出力する寝込み起動手段(18)とを備えていること
    を特徴とする空気調和装置の運転制御装置。
  2. 【請求項2】 容量可変の圧縮機(1) と、熱源側熱交換
    器(3) と、膨脹機構(5)と、利用側熱交換器(6) とが順
    に接続されてなる冷媒回路(9) を備えた空気調和装置に
    おいて、 外気温度を検出する外気温検出手段(Tha) と、 室内温度を検出する室温検出手段(Thr) と、 上記圧縮機(1) の容量を空調負荷に応じて制御する容量
    制御手段(11)と、 上記外気温検出手段(Tha) と室温検出手段(Thr) の温度
    信号を受けて圧縮機(1) の負荷が大きい状態か否かを判
    定し、上記外気温度及び室内温度が共に所定温度以上で
    あると圧縮機(1) の負荷が大きい状態を示す負荷信号
    を、外気温度又は室内温度の何れかが所定温度より低い
    圧縮機(1) の負荷の正常信号を出力する負荷判別手段
    (13)と、 該負荷判別手段(13)が正常信号を出力すると、起動時か
    ら所定時が経過するまで上記圧縮機(1) の起動最低容量
    と起動最大容量とを予め設定された下限値と上限値とに
    制限すると共に、起動時から所定時が経過するまで上記
    圧縮機(1) の容量を起動最低容量から所定の変動速度で
    増大させる制限信号を上記容量制御手段(11)に出力する
    通常起動手段(17)と、 上記負荷判別手段(13)が負荷信号を出力すると、起動時
    から所定時が経過するまで上記圧縮機(1) の起動最低容
    量を上記通常起動手段(17)と同じ下限値に制限すると共
    に、起動最大容量を上記通常起動手段(17)よりも低い低
    上限値に制限すると共に、起動時から所定時が経過する
    まで上記圧縮機(1) の容量を通常起動手段(17)より遅い
    変動速度で増大させる制限信号を上記容量制御手段(11)
    に出力する負荷制限起動手段(19)とを備えていることを
    特徴とする空気調和装置の運転制御装置。
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